JP2006042685A - 魚等の皮むき機 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なる種別や大きさの魚毎に皮むきの微妙な調整を安全かつ確実に行なうことができ、大量の魚を効率的に処理することのできる魚皮むき機を提供する。
【解決手段】魚皮むき機本体11に設けられ、螺旋状刃12aがその円周面上に形成された回転ローラ12と、モータにより駆動される回転ローラ12面上に離設され、それぞれの対向する先端間の開口部Kに魚が載置されるガイドプレート13及びカバー支持プレート14と、カバー支持プレート14上にスライド自在に載置され開口部Kを開閉するスライドカバー15と、を備えるように魚皮むき機10を構成して、作業の安全性と作業性を高めた。
【選択図】 図1
【解決手段】魚皮むき機本体11に設けられ、螺旋状刃12aがその円周面上に形成された回転ローラ12と、モータにより駆動される回転ローラ12面上に離設され、それぞれの対向する先端間の開口部Kに魚が載置されるガイドプレート13及びカバー支持プレート14と、カバー支持プレート14上にスライド自在に載置され開口部Kを開閉するスライドカバー15と、を備えるように魚皮むき機10を構成して、作業の安全性と作業性を高めた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、マグロ、カツオ、鰺、イカ等の生鮮魚や冷凍魚などの皮むきを安全かつ確実に行なうための魚等の皮むき機に関する。
魚皮むき機による魚体の皮むきは、一般にその魚体を切り身などにした分割状態で、また、小型魚の場合は魚体をそのまま回転するカッター部などに押し付けて、カッター部により魚皮を削ぎ落とすことでなされる。このような魚皮むき機の技術に関連して、例えば以下のようなものが知られている。
特許文献1には、分割魚体の送り装置の下方に複数の皮むきカッターを配設し、各皮むきカッターはそれぞれ常時上昇する傾向を与えられた状態で上下動自在として、送り装置と皮むきカッターとの間に分割魚体を皮部を下にした状態で送入するようになし、各皮むきカッターは、送入された分割魚体を下方より支持して送り装置に押圧しつつ、分割魚体の皮部を該分割魚体の形状に倣って切削するようにした、魚皮むき機が記載されている。
特許文献2には、剥皮ステーションに被加工物本体を供給する供給手段を有し、前記剥皮ステーションは、被加工物本体から皮層を切り離すように配設されたカッティングエッジを有するカッティング手段と、被加工物本体から切り離された皮層を分離させる別方向分離手段とを備えるようにした剥皮装置が記載されている。
特開平11−225666号公報
特開平8−89162号公報
特許文献1には、分割魚体の送り装置の下方に複数の皮むきカッターを配設し、各皮むきカッターはそれぞれ常時上昇する傾向を与えられた状態で上下動自在として、送り装置と皮むきカッターとの間に分割魚体を皮部を下にした状態で送入するようになし、各皮むきカッターは、送入された分割魚体を下方より支持して送り装置に押圧しつつ、分割魚体の皮部を該分割魚体の形状に倣って切削するようにした、魚皮むき機が記載されている。
特許文献2には、剥皮ステーションに被加工物本体を供給する供給手段を有し、前記剥皮ステーションは、被加工物本体から皮層を切り離すように配設されたカッティングエッジを有するカッティング手段と、被加工物本体から切り離された皮層を分離させる別方向分離手段とを備えるようにした剥皮装置が記載されている。
しかしながら、前記従来の特許文献1に記載の魚皮むき機では、上下動する皮むきカッターを複数配列して魚を処理するので、その形や大きさの異なる魚毎に微妙な調整を行なうことが困難な上に剥ぎ残しなどを生じやすく、これを補うために手を添えながら魚の皮むきを行なう際には、刃先が手指にふれる虞があり作業を効率的かつ安全性を損なうという問題があった。また、特許文献2に記載の剥皮装置では、カッティングエッジが静置されているだけなので大量の魚を効率的に処理することが困難であるという問題があった。
本発明は前記従来の課題を解決するためになされたもので、異なる種別や大きさの魚毎に皮むきの微妙な調整を安全かつ確実に行なうことができ、大量の魚を効率的に処理することのできる魚皮むき機を提供することを目的とする。
また、魚以外の食品であって、皮で覆われた食品の皮むき機をを提供することを目的とする。
また、魚以外の食品であって、皮で覆われた食品の皮むき機をを提供することを目的とする。
(1)本発明の魚等の皮むき機は、魚皮むき機本体に設けられ螺旋状刃がその円周面上に形成された回転ローラと、モータにより駆動される前記回転ローラ面上に離設されそれぞれの対向する先端間の開口部に魚が載置されるガイドプレート及びカバー支持プレートと、前記カバー支持プレート上にスライド自在に載置され前記開口部を開閉するスライドカバーと、を備えるように構成される。
(2)本発明の魚等の皮むき機は、前記(1)において、前記魚皮むき機本体に設けられた軸受部に回動するアーム部が取り付けられ、前記アーム部に取り付けられたウェイトの重量によって前記スライドカバーをその閉鎖方向に付勢するスライドカバー付勢手段を備えることにも特徴を有している。
(3)本発明の魚等の皮むき機は、前記(1)又は(2)において、前記回転ローラに負荷されるトルクを検知するセンサからのトルクの過負荷信号に基づいて前記回転ローラのモータを停止させる過負荷時回転力遮断手段を備えることにも特徴を有している。
(4)本発明の魚等の皮むき機は、前記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記スライドカバーの開閉位置を検知する近接スイッチやリミットスイッチなどの位置センサからの信号に基づいて警報音を鳴動させる、カバー警報手段を備えることにも特徴を有する。
本発明によれば、回転ローラ面上に離設されるカバー支持プレート上にスライド自在に載置されて魚が載置される開口部を開閉するスライドカバーを備えるので、待機時には回転ローラの螺旋状刃が遮蔽されて保持され安全性が確保されるとともに、その作業時には異なる種別や大きさの魚毎にスライドカバーの開閉度合を調整しながら、皮むきを確実に行なうことができ、大量の魚を効率的に処理することができる。
本実施形態の魚皮むき機は、魚皮むき機本体に設けられ螺旋状刃がその円周面上に形成された回転ローラと、モータにより駆動される前記回転ローラ面上に離設されそれぞれの対向する先端間の開口部に魚が載置されるガイドプレート及びカバー支持プレートと、前記カバー支持プレート上にスライド自在に載置され前記開口部を開閉するスライドカバーと、を備えるので、待機時には螺旋状刃が遮蔽されて保持され安全性が確保されるとともに、その作業時には、異なる種別や大きさの魚毎にスライドカバーの開閉度合を調整しながら、その皮むきを安全かつ確実に行なうことができ、大量の魚を効率的に処理することができる。
回転ローラは、略円筒状の円周面に多数の螺旋状刃が形成され、電動モータなどのモータを介して所定の回転速度で回転される。モータは魚皮むき機本体に設けられたスイッチにより起動されるが、スライドカバーのスライド位置を検知するセンサを用いて、スライドカバーの閉鎖時には常時回転ローラを停止状態にしておくこともでき、これによって安全性と省エネルギ性を負荷するようにしてもよい。
ガイドプレート及びカバー支持プレートは、魚皮むき機本体にそれぞれの魚載置面が所定の角度を備えて固定され、その対向する先端間に所定間隔、例えば10〜50mmの間隔で開口部が形成されて、この開口部を介して魚の皮部分を、開口部から覗く回転ローラの螺旋状刃に押し当てられるようにしている。
スライドカバーは、水平面に対して所定角度で傾斜配置されたカバー支持プレート上に所定距離スライド可能に載置されている。こうして、スライドカバーの下端部側が移動して、前記ガイドプレートとカバー支持プレート間に形成された開口部を開閉できるようにしている。スライドカバー、カバー支持プレート、ガイドプレートは、ステンレスなどの金属や、プラスチックなどで素材で形成され、そのガイドレール部分などの可動部に摩擦抵抗を軽減させるための車輪などが必要に応じて配置される。
また、本実施形態の魚皮むき機には、魚皮むき機本体に設けられた軸受部に回動するアーム部が取り付けられ、前記アーム部に取り付けられたウェイトの重量によって前記スライドカバーをその閉鎖方向に付勢するスライドカバー付勢手段を備えることもできるので、作業者がスライドカバーに魚を押し付けることにより開口部の開閉操作を容易に行なうことができ、魚をスライドカバー上から取り上げることで自動的に開口部の閉じることができ、操作性に優れた魚皮むき機とすることができる。
スライドカバー付勢手段は、カバー支持プレート上にスライド自在に載置されたスライドカバーをその閉鎖方向に付勢して、無負荷状態のときにスライドカバーにより開口部を遮蔽する。そして、ウェイトの重量に抗して所定の力を付加することで開口部からスライドカバーを移動して、螺旋状刃による魚皮むきを可能にしている。こうしてスプリングなどを用いる場合に較べて、弾性力などの劣化がなくメンテナンス性に優れた魚皮むき機とすることができる。
さらに、本実施形態の魚皮むき機は、回転ローラに負荷されるトルクを検知するセンサからのトルクの過負荷信号に基づいて前記回転ローラのモータを停止させる、過負荷時回転力遮断手段を備えるようにすることができ、これによって、作業時に軍手などの異物が回転ローラに巻き込まれた場合の負荷を検知してモータを即座に停止させることができ、その安全性をさらに高めることができるとともに、装置のトラブルに対する耐久性を確保することができる。
過負荷時回転力遮断手段は、回転ローラやこの回転ローラを駆動するモータに取り付けられたセンサと、センサからの信号を取得してモータを制御する制御部とを備え、センサ信号が規定値に達したときにモータへの電力を停止させる機能を有している。
過負荷時回転力遮断手段は、回転ローラやこの回転ローラを駆動するモータに取り付けられたセンサと、センサからの信号を取得してモータを制御する制御部とを備え、センサ信号が規定値に達したときにモータへの電力を停止させる機能を有している。
本実施形態の魚皮むき機は、スライドカバーの開閉位置を検知する近接スイッチやリミットスイッチなどの位置センサからの信号に基づいて警報音を鳴動させるカバー警報手段を備えるので、これによって魚皮むき作業における安全性をさらに向上させることができる。
カバー警報手段は、スライドカバーの開閉位置を検知するための位置センサと、センサ信号に基づいて警報音を鳴動させるブザーやスピーカなどを備えて魚皮むき機本体に取り付けられる。以下、図面を参照しながら実施例1の魚皮むき機について具体的に説明する。
カバー警報手段は、スライドカバーの開閉位置を検知するための位置センサと、センサ信号に基づいて警報音を鳴動させるブザーやスピーカなどを備えて魚皮むき機本体に取り付けられる。以下、図面を参照しながら実施例1の魚皮むき機について具体的に説明する。
(実施例1)
図1(a)は本発明の実施例1に係る魚皮むき機の模式構成図であり、図1(b)は同魚皮むき機のスライドカバーを開いた状態の説明図であり、図2はスライドカバーの平面図、図3はその正面図、図4はその側面図である。
図1に示すように、マグロなどの切り身や鰺などの小型魚の皮むきを行なう魚皮むき機10において、モータや制御装置などを含む装置全体を支持する魚皮むき機本体11は、魚皮むき機本体11に設けられ螺旋状刃12aがその円周面上に形成された回転ローラ12と、回転ローラ12の面上に離設されたガイドプレート13と、ガイドプレート13端部にその端部が所定距離をおいて対向して開口部Kを形成するカバー支持プレート14と、カバー支持プレート14上にスライド自在に載置され開口部Kを開閉するスライドカバー15と、ウェイト16aの重量によってスライドカバー14をその閉鎖方向に付勢するためのスライドカバー付勢手段16とを備えている。
図1(a)は本発明の実施例1に係る魚皮むき機の模式構成図であり、図1(b)は同魚皮むき機のスライドカバーを開いた状態の説明図であり、図2はスライドカバーの平面図、図3はその正面図、図4はその側面図である。
図1に示すように、マグロなどの切り身や鰺などの小型魚の皮むきを行なう魚皮むき機10において、モータや制御装置などを含む装置全体を支持する魚皮むき機本体11は、魚皮むき機本体11に設けられ螺旋状刃12aがその円周面上に形成された回転ローラ12と、回転ローラ12の面上に離設されたガイドプレート13と、ガイドプレート13端部にその端部が所定距離をおいて対向して開口部Kを形成するカバー支持プレート14と、カバー支持プレート14上にスライド自在に載置され開口部Kを開閉するスライドカバー15と、ウェイト16aの重量によってスライドカバー14をその閉鎖方向に付勢するためのスライドカバー付勢手段16とを備えている。
スライドカバー15は、ステンレスなどの金属やプラスチック、セラミックスなどの素材もしくはこれらの複合素材等からなり、図示するように、その側面が細長の略三角形状に形成されている。このスライドカバー15を、車輪15dを介してカバー支持プレート14上でスライドさせて、その一端側のカッター遮蔽面15aによりカバー支持プレート14及びガイドプレート13間の開口部Kを遮蔽したり、露出させたりするようになっている。
なお、スライドカバー15の上面側には、スライドを容易にする把手15bが設けられ、その側面にはスライドカバー付勢手段16によって押圧される係止部15cが設けられている。図4において、15eはカバー支持プレート14の面上に設けられたレール溝に嵌合して走行するピン部であり、15fはスライドカバー15をカバー支持プレート14の定位置にとどめて引き抜けないようにするためのストッパーである。
このストッパー15fはスプリングにより下方につきだしているピンのノブを引き上げることでその係止状態を解除して、清掃時などにスライドカバー15をカバー支持プレート14から図の右手方向に引き抜くことができるようにしている。
なお、スライドカバー15の上面側には、スライドを容易にする把手15bが設けられ、その側面にはスライドカバー付勢手段16によって押圧される係止部15cが設けられている。図4において、15eはカバー支持プレート14の面上に設けられたレール溝に嵌合して走行するピン部であり、15fはスライドカバー15をカバー支持プレート14の定位置にとどめて引き抜けないようにするためのストッパーである。
このストッパー15fはスプリングにより下方につきだしているピンのノブを引き上げることでその係止状態を解除して、清掃時などにスライドカバー15をカバー支持プレート14から図の右手方向に引き抜くことができるようにしている。
スライドカバー付勢手段16は、カバー支持プレート14に固定された軸受部16bと、この軸受部16bにその中央部が軸支されて回動し、その一端側にウェイト16aが取り付けられ、他端側に係止部15cを押圧する押圧部16cが設けられ、全体が略「くの字」形に形成されるアーム部16d、16eとを備えている。
ウェイト16aの重量によって、常時、スライドカバー15のカッター遮蔽面15aにより回転ローラ12の開口部Kを遮蔽するように付勢することができる。
ウェイト16aの重量によって、常時、スライドカバー15のカッター遮蔽面15aにより回転ローラ12の開口部Kを遮蔽するように付勢することができる。
次に、以上のように構成された実施例1の魚皮むき機10に適用される魚皮むき方法について図1を参照しながら説明する。
まず、魚皮むき機10の図示しない起動スイッチをオンにして、モータを駆動させる。このときスライドカバー15は、スライドカバー付勢手段16を介して付勢され、カバー支持プレート14上の開口部遮蔽位置に配置されている(図1(b)参照)。
次に、スライドカバー15の傾斜した魚載置面上に被処理物となるマグロやアジ、タイ、イカなどの魚等を載せて、自重で下方に滑らせるように移動させて、カッター遮蔽面15aに位置付ける。
そして、スライドカバー15の魚載置面を水平方向に直接押圧するか、把手15bを持って移動させることによって、開口部Kを露出させる(図1(a)参照)。
これによって、魚の裏面側が回転ローラ12の螺旋状刃12aに触れて魚皮が剥ぎ取られる。
なお、螺旋状刃12aが魚体に密着するように、上方から手を添えて魚体を押すようにして、これを断続的又は連続的に行なって、所定の魚皮むきを行なうことができる。魚の皮むき作業が終了すると、開口部Kから魚体を引き上げるか、把手15bを手前に引き戻すことによって、スライドカバー付勢手段16が作用して、スライドカバー15のカッター遮蔽面15aをその遮蔽位置に容易に復帰させることができる。
まず、魚皮むき機10の図示しない起動スイッチをオンにして、モータを駆動させる。このときスライドカバー15は、スライドカバー付勢手段16を介して付勢され、カバー支持プレート14上の開口部遮蔽位置に配置されている(図1(b)参照)。
次に、スライドカバー15の傾斜した魚載置面上に被処理物となるマグロやアジ、タイ、イカなどの魚等を載せて、自重で下方に滑らせるように移動させて、カッター遮蔽面15aに位置付ける。
そして、スライドカバー15の魚載置面を水平方向に直接押圧するか、把手15bを持って移動させることによって、開口部Kを露出させる(図1(a)参照)。
これによって、魚の裏面側が回転ローラ12の螺旋状刃12aに触れて魚皮が剥ぎ取られる。
なお、螺旋状刃12aが魚体に密着するように、上方から手を添えて魚体を押すようにして、これを断続的又は連続的に行なって、所定の魚皮むきを行なうことができる。魚の皮むき作業が終了すると、開口部Kから魚体を引き上げるか、把手15bを手前に引き戻すことによって、スライドカバー付勢手段16が作用して、スライドカバー15のカッター遮蔽面15aをその遮蔽位置に容易に復帰させることができる。
こうして、作業を行なわないときには回転ローラ12を遮蔽して、作業者の衣服や作業手袋が回転ローラ12に巻き込まれることのない安全な状態を保持できる。
また、スライドカバー15は作業時に開放され、手を離せば自動的に閉鎖するようになっているため、作業の準備段階における不慮の接触事故を予防できる。
さらに、アジなどの小型魚の皮むきの際に、従来その尾部がローラに巻き込まれるのを防ぐために、むき終わる寸前に手でその魚体を保持する必要があったが、本発明のようにスライドカバー15を設けることにより、魚皮のむき終わり寸前に把手15bなどを操作してこのスライドカバー15を容易に閉じることができるので、作業終了時における安全性を高めて皮むき作業を効率的に行なうことができる。
また、スライドカバー15は作業時に開放され、手を離せば自動的に閉鎖するようになっているため、作業の準備段階における不慮の接触事故を予防できる。
さらに、アジなどの小型魚の皮むきの際に、従来その尾部がローラに巻き込まれるのを防ぐために、むき終わる寸前に手でその魚体を保持する必要があったが、本発明のようにスライドカバー15を設けることにより、魚皮のむき終わり寸前に把手15bなどを操作してこのスライドカバー15を容易に閉じることができるので、作業終了時における安全性を高めて皮むき作業を効率的に行なうことができる。
(実施例2)
図5は本発明の実施例2に係る魚皮むき機の模式構成図である。図5に示すように、実施例2の魚皮むき機20において、魚皮むき機本体11の基部11aなどに設けられた回転ローラ12を駆動させるためのモータ21と、ウェイト16aの位置を検知するための魚皮むき機本体11に設けられた位置センサ22と、回転ローラ12に負荷されるトルクの大きさを検出するためのトルクセンサ23と、ブザーやスピーカなどの警報音発生部24と、位置センサ22やトルクセンサ23からの信号に基づいてモータ21や警報音発生部24を制御するための制御部25を備えている。
なお、実施例2の魚皮むき機20は、実施例1のものに過負荷時回転力遮断手段及びカバー警報手段の構成を付加したものであり、他の構成は略同様であるので実施例1と同様の構成のものについては同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は本発明の実施例2に係る魚皮むき機の模式構成図である。図5に示すように、実施例2の魚皮むき機20において、魚皮むき機本体11の基部11aなどに設けられた回転ローラ12を駆動させるためのモータ21と、ウェイト16aの位置を検知するための魚皮むき機本体11に設けられた位置センサ22と、回転ローラ12に負荷されるトルクの大きさを検出するためのトルクセンサ23と、ブザーやスピーカなどの警報音発生部24と、位置センサ22やトルクセンサ23からの信号に基づいてモータ21や警報音発生部24を制御するための制御部25を備えている。
なお、実施例2の魚皮むき機20は、実施例1のものに過負荷時回転力遮断手段及びカバー警報手段の構成を付加したものであり、他の構成は略同様であるので実施例1と同様の構成のものについては同一の符号を付してその説明を省略する。
制御部25でその駆動状態や停止状態が制御される電動モータ21は、チェーンベルトや歯車機構などを介して回転ローラ12を所定の回転速度で駆動させる。
位置センサとしては、ウェイト16aやアーム部16d、16e、スライドカバー15などの所要位置に取り付けた磁性体の磁力を検知する近接スイッチや、これらに取り付けたピンなどと接触して、その動きによって機械的にオンオフさせるリミットスイッチなどを適用できる。
トルクセンサ23としては、例えば、トルクにより変形する弾性体(円筒体に斜めスリットを成形した弾性リングなど)の変位を、磁気抵抗の変化として検出コイルで読みとるものや、変位をひずみゲージにより検出するものなどが適用でき、これを回転ローラ12に直接配置したり、モータ21やその出力機械系に取り付けたりすることができる。
魚皮むき機20における過負荷時回転力遮断手段は、回転ローラ12に負荷されるトルクを検知するトルクセンサ23及びモータ21を制御する制御部25とを備え、制御部25によってトルクセンサ23から過負荷信号を取得して、この過負荷信号の値が基準値を超える場合に回転ローラ12のモータ21を停止させるようになっている。
カバー警報手段は、位置センサ22及び警報音発生部24と制御部25とを備え、制御部25を介して位置センサ22からその信号を取得して、警報音発生部24を用いて所定の警報音を鳴動させるように構成されている。なお、警報音発生部に換えて警報用の光を発光、点滅させるような警報ランプを設けるようにしてもよい。
位置センサとしては、ウェイト16aやアーム部16d、16e、スライドカバー15などの所要位置に取り付けた磁性体の磁力を検知する近接スイッチや、これらに取り付けたピンなどと接触して、その動きによって機械的にオンオフさせるリミットスイッチなどを適用できる。
トルクセンサ23としては、例えば、トルクにより変形する弾性体(円筒体に斜めスリットを成形した弾性リングなど)の変位を、磁気抵抗の変化として検出コイルで読みとるものや、変位をひずみゲージにより検出するものなどが適用でき、これを回転ローラ12に直接配置したり、モータ21やその出力機械系に取り付けたりすることができる。
魚皮むき機20における過負荷時回転力遮断手段は、回転ローラ12に負荷されるトルクを検知するトルクセンサ23及びモータ21を制御する制御部25とを備え、制御部25によってトルクセンサ23から過負荷信号を取得して、この過負荷信号の値が基準値を超える場合に回転ローラ12のモータ21を停止させるようになっている。
カバー警報手段は、位置センサ22及び警報音発生部24と制御部25とを備え、制御部25を介して位置センサ22からその信号を取得して、警報音発生部24を用いて所定の警報音を鳴動させるように構成されている。なお、警報音発生部に換えて警報用の光を発光、点滅させるような警報ランプを設けるようにしてもよい。
実施例2の魚皮むき機20は、以上説明したように過負荷時回転力遮断手段を備えているので、回転ローラ12に負荷されるトルクを検知するトルクセンサ23からの過負荷信号に基づいて、回転ローラ12のモータ21を停止させることができる。これによって、作業時に軍手などの異物が回転ローラ12に巻き込まれた場合の負荷を検知することができ、その安全性をさらに高めることができる。
さらに、スライドカバー15が開放状態にあることを警報音や光などで報知するカバー警報手段を有するので、魚皮むき作業をさらに安全かつ確実に行なうことができる。
さらに、スライドカバー15が開放状態にあることを警報音や光などで報知するカバー警報手段を有するので、魚皮むき作業をさらに安全かつ確実に行なうことができる。
本発明の魚等の皮むき機は、回転ローラ面上に離設されるカバー支持プレート上にスライド自在に載置されて魚が載置される開口部を開閉するスライドカバーを備えるので、待機時には回転ローラの螺旋状刃が遮蔽されて保持され安全性が確保されるとともに、その作業時には異なる種別や大きさの魚毎にスライドカバーの開閉度合を調整しながら、皮むきを確実に行なうことができ、大量の魚を効率的に処理することができる。
また、魚以外の食品の皮むき機としても適用可能である。
また、魚以外の食品の皮むき機としても適用可能である。
10 実施例1の魚皮むき機
11 魚皮むき機本体
11a 基部
12 回転ローラ
12a 螺旋状刃
13 ガイドプレート
14 カバー支持プレート
15 スライドカバー
15a カッター遮蔽面
15b 把手
15c 係止部
15d 車輪
15e ピン部
15f ストッパー
16 カバー付勢手段
16a ウェイト
16b 軸受部
16c 押圧部
16d アーム部
16e アーム部
20 実施例2の魚皮むき機
21 モータ
22 位置センサ
23 トルクセンサ
24 警報音発生部
25 制御部
K 開口部
11 魚皮むき機本体
11a 基部
12 回転ローラ
12a 螺旋状刃
13 ガイドプレート
14 カバー支持プレート
15 スライドカバー
15a カッター遮蔽面
15b 把手
15c 係止部
15d 車輪
15e ピン部
15f ストッパー
16 カバー付勢手段
16a ウェイト
16b 軸受部
16c 押圧部
16d アーム部
16e アーム部
20 実施例2の魚皮むき機
21 モータ
22 位置センサ
23 トルクセンサ
24 警報音発生部
25 制御部
K 開口部
Claims (4)
- 魚皮むき機本体に設けられ螺旋状刃がその円周面上に形成された回転ローラと、
モータにより駆動される前記回転ローラ面上に離設されそれぞれの対向する先端間の開口部に魚が載置されるガイドプレート及びカバー支持プレートと、
前記カバー支持プレート上にスライド自在に載置され前記開口部を開閉するスライドカバーと、を備えることを特徴とする魚等の皮むき機。 - 前記魚皮むき機本体に設けられた軸受部に回動するアーム部が取り付けられ、
前記アーム部に取り付けられたウェイトの重量によって前記スライドカバーをその閉鎖方向に付勢するスライドカバー付勢手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の魚等の皮むき機。 - 前記回転ローラに負荷されるトルクを検知するセンサからのトルクの過負荷信号に基づいて、前記回転ローラのモータを停止させる過負荷時回転力遮断手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚等の皮むき機。
- 前記スライドカバーの開閉位置を検知する近接スイッチやリミットスイッチなどの位置センサからの信号に基づいて警報音を鳴動させるカバー警報手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の魚等の皮むき機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004228697A JP2006042685A (ja) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | 魚等の皮むき機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004228697A JP2006042685A (ja) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | 魚等の皮むき機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006042685A true JP2006042685A (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=36021933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2006042685A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008029435A1 (fr) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Yukihiro Tsunezawa | Machine à éplucher et à peler |
JP2012008149A (ja) * | 2011-10-07 | 2012-01-12 | Shimadzu Corp | 材料試験装置 |
CN113491282A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-10-12 | 白鼎兰 | 鱿鱼去皮及清洗多层加工装置 |
-
2004
- 2004-08-04 JP JP2004228697A patent/JP2006042685A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008029435A1 (fr) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Yukihiro Tsunezawa | Machine à éplucher et à peler |
JP2012008149A (ja) * | 2011-10-07 | 2012-01-12 | Shimadzu Corp | 材料試験装置 |
CN113491282A (zh) * | 2020-03-19 | 2021-10-12 | 白鼎兰 | 鱿鱼去皮及清洗多层加工装置 |
CN113491282B (zh) * | 2020-03-19 | 2023-03-31 | 青岛科颜食品有限公司 | 一种鱿鱼去皮及清洗多层加工装置 |
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