JP2006042248A - 移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置 - Google Patents

移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006042248A
JP2006042248A JP2004223183A JP2004223183A JP2006042248A JP 2006042248 A JP2006042248 A JP 2006042248A JP 2004223183 A JP2004223183 A JP 2004223183A JP 2004223183 A JP2004223183 A JP 2004223183A JP 2006042248 A JP2006042248 A JP 2006042248A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile communication
access router
home agent
communication device
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004223183A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Funabiki
誠 船引
Shinkichi Ikeda
新吉 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004223183A priority Critical patent/JP2006042248A/ja
Publication of JP2006042248A publication Critical patent/JP2006042248A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】移動通信装置のハンドオーバによるパケットロスを防止することを可能とした移動通信方法を提供すること。
【解決手段】近隣アクセスルータ情報記憶テーブル106にエントリしているアクセスルータ装置が存在するか否かを判別する近隣アクセスルータ情報探索部105と、下位レイヤ情報取得部104が移動通信装置と切断状態であると判定し、近隣アクセスルータ情報記憶テーブル106にエントリしているアクセスルータ装置が存在する場合に、そのアクセスルータ装置にトンネルの確立を要求し、存在しないと判断した場合に、ホームエージェント装置にトンネルの確立を要求するトンネル制御部111とを具備することにより、移動先アクセスルータが高速モバイルIP対応でない場合でも、ホームエージェント装置を介することにより、パケットを転送できるので、パケットロスを削減することが可能になる。
【選択図】図4

Description

本発明はモバイルIPを用いた移動通信方法および装置に関する。
モバイルIPを用いた移動通信システムは、サブネットワークを移動しながら通信を行う移動通信装置、移動通信装置の位置管理を行うホームエージェント装置、移動通信装置と通信を行うインターネットに接続されている通信相手端末、移動通信装置がインターネットに接続されている通信相手端末と通信を行うために接続する第一ホップ目のルータであるアクセスルータ装置とから構成され、各アクセスルータがサブネットワークを構成している。この構成において、従来のモバイルIPを用いた移動通信方法として、非特許文献1に記載されたようなものがあった。
この移動通信方法における移動通信装置は、サブネットワークを移動しても変わらないホームアドレスを保持している。まず、移動通信装置は現在属するサブネットワークから異なるサブネットワークに移動したとき(以下、「ハンドオーバ」という。)、移動先のサブネットワークに属するアクセスルータ装置(以下、「移動先アクセスルータ装置」という。)からルータ広告メッセージを受信し、メッセージ内に含まれるプレフィクス情報からそのサブネットワークで一時的に使用する気付アドレスを生成する。その後、移動通信装置はホームエージェント装置に、ホームアドレスと新しく生成した気付アドレスを含んだバインディング・アップデート・メッセージを送信する。ホームエージェント装置はバインディング・アップデート・メッセージを受信し、ホームアドレスとそれに対応する気付アドレスとの組を記憶したバインディングキャッシュに受信したバインディング・アップデート・メッセージ内に含まれるホームアドレスと気付アドレスの組を追加する。その後、移動通信装置のホームアドレス宛に送信されたパケットはホームエージェント装置によりインターセプトされ、移動通信装置の現在の気付アドレス宛に転送される。
以上の従来のモバイルIPを用いた移動通信方法では、移動通信装置が異なるサブネットワークへの移動を開始してから、移動先のサブネットワークで取得した気付アドレスをホームエージェント装置に登録するまでの時間に移動通信装置のホームアドレス宛に届いたパケットは、ホームエージェント装置から、移動通信装置の以前の気付アドレス宛へ転送されるため、パケットロスが生じる。
このパケットロスを削減するための手段として、特許文献1および非特許文献2に記載されたような、移動通信装置が移動する前に接続していたアクセスルータ装置(以下、「移動元アクセスルータ装置」という。)と移動先アクセスルータ装置の間でパケットを転送し、移動先アクセスルータ装置で移動元アクセスルータ装置から転送された移動通信端末宛のパケットをバッファに一時格納する方法(以下、「高速モバイルIP」という。)がある。図23はこの高速モバイルIPの動作を示すシーケンス図である。
この高速モバイルIP手順では、いくつかの動作が規定されているが、本発明に関連するネットワークイニシエート動作について以下に説明する。なお、このネットワークイニシエート動作とは、移動元アクセスルータ装置が移動通信装置との接続が切断されたこと、もしくは切断されそうなことを検出し、高速モバイルIP処理を開始する動作である。この場合、移動元アクセスルータ装置は近隣のアクセスルータ装置の情報を保持しており、その情報から移動先アクセスルータ装置を決定する。
図23において、まず、移動元アクセスルータ装置2002は移動先アクセスルータ装
置2003とトンネルを確立するため、トンネル確立要求メッセージを送信する(S2001)。移動先アクセスルータ装置2003は、その応答として、トンネル確立応答メッセージを移動元アクセスルータ装置2002に送信する(S2002)。これにより、移動先アクセスルータ装置2003と移動元アクセスルータ装置2002との間にトンネルが構築され、移動元アクセスルータ装置2002に届いた移動通信装置2001宛のパケットは移動先アクセスルータ装置2003に転送され、移動先アクセスルータ装置2003のバッファに格納される。移動通信装置2001が下位レイヤでのハンドオーバを完了した後、移動先アクセスルータ装置2003は移動通信装置2001から送信されるルータ要請メッセージを受信する(S2003)。移動先アクセスルータ2003はルータ要請メッセージを受信した後、バッファしていた移動通信装置2001宛のパケットを移動通信装置2001に転送する。また、移動通信装置2001は、移動先アクセスルータ装置から送信されたルータ広告メッセージ(ステップS2004)から新しいサブネットプレフィクスを取得し、新たに気付アドレスを生成する。そして、移動通信装置2001はホームエージェント装置2004や通信相手端末2005へバインディング・アップデート・メッセージを送信し(S2005、S2006)、ホームエージェント装置や通信相手端末のバインディングキャッシュを更新するなど、標準的なモバイルIP処理を行う。
また、移動元と移動先のアクセスルータ装置が、上記の高速モバイルIPに対応していない場合にパケットロスが生じない方法として、特許文献2に記載されたようなものがあった。この移動通信方法では、移動通信装置が通信不能期間となることが明らかとなった時点で、ホームエージェント装置に対して通信不能期間開始電文を送信し、通信不能期間開始電文を受信したホームエージェント装置はそれ以降代理受信する移動通信装置宛のデータパケットを蓄積する。そして、移動通信装置は通信不能期間が終了した時点で、通信不能期間終了電文をホームエージェント装置へ送信し、これを受信したホームエージェント装置は先に蓄積した移動通信装置宛のデータパケットを転送する。そして、移動通信装置はホームエージェント装置から転送されたデータパケットを受信処理する。
特開2003−209872号公報(第8−10頁、図3) 特開2003−209890号公報(第6−9頁、図7) 「Mobility Support in IPv6」IETF Mobile IP WGインターネットドラフト<URL: HYPERLINK http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mobileip-ipv6-24.txt http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mobileip-ipv6-24.txt> 「Fast Handovers for Mobile IPv6」IETF Mobile IP WGインターネットドラフト<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mipshop-fast-mipv6-00.txt>
しかしながら、特許文献1や、非特許文献2に記載されている従来のモバイルIPを用いた移動通信方法では、移動元アクセスルータ装置と移動先アクセスルータ装置との間でメッセージの交換を行い、トンネル確立を行わなければならないため、両方のアクセスルータ装置が高速モバイルIPに対応している必要があった。すなわち、高速モバイルIPに対応していないアクセスルータ装置へトンネル確立の指示をした場合には、それは無視されパケットが失われてしまう。その後は、通常のモバイルIP処理に移行するため、パケットロスが生じることとなる。
また、移動元アクセスルータが高速モバイルIPに対応していても、ネットワークイニシエート動作において、移動元アクセスルータが近隣のアクセスルータ装置の情報を保持していない場合は、同様に通常のモバイルIP動作に移行するため、パケットロスが生じることとなる。
一方、特許文献2に記載されている従来の移動通信方法では、移動元と移動先のアクセスルータ間にトンネルが確立されないため、効率の良くない転送が行われてしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、移動先アクセスルータ装置が高速モバイルIPに対応していない場合や、移動元アクセスルータ装置が移動先アクセスルータ装置に接続できない場合においても、移動通信装置のハンドオーバによるパケットロスを防止することを可能とした移動通信方法を提供することを目的とする。
特にアクセスルータ装置がハンドオーバの開始を決定する形態の高速モバイルIP手順に対して有効な移動通信方法および移動通信システムを提供するものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の移動通信方法は、アクセスルータ装置が、接続している移動通信装置から移動通信装置が所属するホームエージェント装置のアドレスを取得し、記憶するステップと、アクセスルータ装置が移動通信装置との切断を検出あるいは、予測できたとき、エントリされている近隣のアクセスルータ装置が存在するか否かを判別するステップと、存在しないと判別した場合に、アクセスルータ装置がホームエージェント装置とのトンネルを確立し、移動通信装置宛のデータを前記トンネルにより転送するステップと、存在すると判別した場合に、アクセスルータ装置がエントリされている近隣のアクセスルータ装置へトンネルの確立を要求するステップとを有する。これにより、移動元アクセスルータが近隣のアクセスルータ装置の情報を保持していない場合においても、移動通信装置のハンドオーバ中に生じるパケットロスを削減することができる。
また、本発明の移動通信方法におけるアクセスルータ装置によるアドレスの取得は、移動通信装置からホームエージェント装置への位置登録要求メッセージを中継するときに行う。これにより、移動通信装置は特別なメッセージを送信する必要がなく、従来の機能を有していればよいことになる。
また、本発明の移動通信方法におけるアクセスルータ装置によるアドレスの取得は、移動通信装置からアクセスルータ装置へのホームエージェント装置のアドレスの通知メッセージによる。これにより、移動通信装置はアドレス通知のための専用のメッセージを送信できるので、任意のタイミングで通知することが可能になる。
また、本発明の移動通信方法におけるアドレスの取得は、移動通信装置が異なるアクセスルータ装置にハンドオーバしたときに行う。これにより、移動通信装置がハンドオーバした後に属するアクセスルータ装置が、移動通信装置が属するホームエージェント装置のアドレスを知ることができる。
また、本発明の移動通信方法におけるアドレスの取得は、移動通信装置が起動されたときに行う。これにより、移動通信装置が起動されたときに属するアクセスルータ装置が移動通信装置の属するホームエージェント装置のアドレスを知ることができる。
また、本発明の移動通信方法におけるアドレスの取得は、移動通信装置がホームエージェント装置のアドレスを取得したときに行う。これにより、移動通信装置が属するホームエージェント装置が変更された場合においても、移動通信装置が属するアクセスルータ装置が移動通信装置の属するホームエージェント装置のアドレスを即座に知ることができる。
また、本発明の移動通信方法における移動通信装置との切断の検出あるいは予測は、ア
クセスルータ装置の下位レイヤが移動通信装置からの信号の受信電力が所定の値以下であることを検出することにより行う。これにより、アクセスルータ装置が移動通信装置との切断が切れる前からトンネルを行うので、切断中のパケットロスをより減少させることができる。
また、本発明の移動通信方法における移動通信装置との切断の検出あるいは予測は、アクセスルータ装置が下位レイヤで移動通信装置からの情報を取得できない場合に、ICMP近隣到達不能メッセージを送信するときに確定する。これにより、アクセスルータ装置のIP処理部に変更を加えることなく、トンネル確立手順の開始を示すトリガを得ることができる。
また、本発明の移動通信方法において、アクセスルータ装置がトンネル確立要求に対し、近隣のアクセスルータ装置からトンネル確立を拒否する通知を受信した場合に、ホームエージェント装置にトンネルを確立することを要求するステップをさらに有している。これにより、移動先アクセスルータ装置にトンネル確立を拒否された場合においても、パケットロスを減少させることができる。
また、本発明の移動通信方法において、アクセスルータ装置がトンネル確立要求に対し、近隣のアクセスルータ装置から所定時間内に応答がない場合に、ホームエージェント装置にトンネルを確立することを要求するステップをさらに有する。これにより、移動先アクセスルータ装置がトンネル確立に対応していない場合や移動元アクセスルータ装置が移動先アクセスルータ装置と通信できない場合においても、パケットロスを減少させることができる。
また、本発明の移動通信方法において、アクセスルータ装置が移動通信装置宛のパケットをホームエージェント装置に転送すると同時に、バッファに蓄積し、移動通信装置が再接続された場合、バッファに蓄積している移動通信装置宛のパケットを移動通信装置に送信する。これにより、移動通信装置が移動先アクセスルータ装置にハンドオーバできずに再度移動元アクセスルータ装置に接続した場合においても、パケットロスを減少させることができる。
本発明の移動通信装置は、下位レイヤ処理を行う下位レイヤ処理部と、IPレイヤ処理を行うIP処理部と、モバイルIP処理を行うモバイルIP処理部と、接続したアクセスルータ装置に自己が所属するホームエージェント装置のアドレスを通知するホームエージェントアドレス通知メッセージを生成するホームエージェントアドレス通知部とを有し、ホームエージェントアドレス通知部がモバイルIP処理部からの指示で生成したホームエージェントアドレス通知メッセージをIP処理部がIPパケット化し、下位レイヤ処理部がアドレスルータ装置へ送信している。これにより、ホームエージェント装置のアドレスを通知する専用のメッセージを送信できるので、任意のタイミングで通知することが可能になる。
また、本発明の移動通信装置のモバイルIP処理部は異なるアクセスルータ装置にハンドオーバしたときに、ホームエージェントアドレス通知部へホームエージェントアドレス通知メッセージの生成を指示する。これにより、移動通信装置がハンドオーバした後に属するアクセスルータ装置が、移動通信装置が属するホームエージェント装置のアドレスを知ることができる。
また、本発明の移動通信装置のホームエージェントアドレス通知部による通知は、起動したときに行う。これにより、移動通信装置が起動されたときに属するアクセスルータ装置が、移動通信装置が属するホームエージェント装置のアドレスを知ることができる。
また、本発明の移動通信装置のホームエージェントアドレス通知部による通知は、ホームエージェント装置のアドレスを取得したときに行う。これにより、移動通信装置が属するホームエージェント装置が変更された場合においても、移動通信装置が属するアクセスルータ装置が移動通信装置の属するホームエージェント装置のアドレスを即座に知ることができる。
本発明のアクセスルータ装置は、移動通信装置から取得した、この移動通信装置の位置を管理するホームエージェント装置のアドレスを記憶するホームエージェントアドレス記憶部と、この移動通信装置との切断を判別する下位レイヤ情報取得部と、近隣のアクセスルータ装置のアドレスを記憶している近隣アクセスルータ情報記憶テーブルと、この近隣アクセスルータ情報テーブル内にエントリが存在するか否かを判別する近隣アクセスルータ探索部と、下位レイヤ情報取得部が移動通信装置との切断であると判定し、近隣アクセスルータ探索部がエントリしているアクセスルータ装置が存在すると判断した場合に、エントリしているアクセスルータ装置にトンネルの確立を要求し、存在しないと判断した場合に、ホームエージェントアドレス記憶部に記憶されている、移動通信装置のホームエージェント装置にトンネルの確立を要求するトンネル制御部とを有する。これにより、移動通信装置のハンドオーバ時に、移動先アクセスルータ装置がエントリされている、いないにかかわらず、パケットロスを減少させることができる。
また、本発明のアクセスルータ装置の下位レイヤ情報取得部は、移動通信装置からの信号の受信電力が所定の値を下回ったときに切断であると判定する。これにより、アクセスルータ装置が移動通信装置との切断が切れる前からトンネルを行うので、切断中のパケットロスをより減少させることができる。
また、本発明のアクセスルータ装置の下位レイヤ情報取得部が行う切断の判定は、下位レイヤにおいて下位レイヤ情報を取得できない場合に、ICMP近隣到達不能メッセージを送信するときに確定する。これにより、アクセスルータ装置のIP処理部に変更を加えることなく、トンネル確立手順の開始を示すトリガを得ることができる。
また、本発明のアクセスルータ装置のトンネル制御部は、トンネルを確立することを要求したアクセスルータ装置からの応答として、トンネル確立を拒否されたとき、ホームエージェントアドレス記憶部に格納されている移動通信装置のホームエージェント装置にトンネルの確立を要求する。これにより、移動先アクセスルータ装置にトンネル確立を拒否された場合においても、パケットロスを減少させることができる。
また、本発明のアクセスルータ装置のトンネル制御部は、トンネルを確立することを要求したアクセスルータ装置から所定時間内にトンネル確立を許可する応答を受信しないとき、ホームエージェントアドレス記憶部に格納されている移動通信装置のホームエージェント装置にトンネルの確立を要求する。これにより、移動先アクセスルータ装置がトンネル確立に対応していない場合や移動元アクセスルータ装置が移動先アクセスルータ装置と通信できない場合においても、パケットロスを減少させることができる。
また、本発明のアクセスルータ装置は移動通信装置宛のパケットをホームエージェント装置に転送するとともに、バッファに蓄積し、前記移動通信装置が再接続されたとき、前記バッファに蓄積している前記移動通信装置宛のパケットを前記移動通信装置に送信するバッファ管理部をさらに有している。これにより、移動通信装置が移動先アクセスルータ装置にハンドオーバできずに再度移動元アクセスルータ装置に接続した場合においても、パケットロスを減少させることができる。
本発明の移動通信方法によれば、移動通信装置が現在所属するサブネットワークから異なるサブネットワークに移動する際に、移動元アクセスルータ装置、および移動先アクセスルータ装置の高速モバイルIPへの対応状況に応じて、適する転送方法を講じることが可能であり、いずれかが高速モバイルIPに対応していない場合においてもパケットロスを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明による移動通信システムの構成図である。図1において、インターネット1はインターネットプロトコルが実装された複数のルータおよびホストから構成されるネットワークであり、ローカルネットワーク10、11はインターネットに接続され、インターネットプロトコルが実装された複数のルータおよびホストから構成されるネットワークであり、移動通信装置(MN)20はインターネットプロトコルを用いて通信を行うものであり、通信相手端末(CN)80は移動通信装置20と通信を行うものであり、ホームエージェント装置(HA)40は移動通信装置20の位置管理を行うものであり、アクセスルータ情報サーバ装置(ARIS)60は、アクセスルータ装置のIPアドレスなどの情報を管理するサーバであり、アクセスルータ装置(AR)100a〜100cはローカルネットワーク10に接続されたルータであり、アクセスルータ装置100d〜100fはローカルネットワーク11に接続されたルータである。ここで、移動通信装置20は上記移動通信システム内を移動して、アクセスルータ装置100a〜100fの少なくともいずれかと接続することが可能である。なお、アクセスルータ装置100a〜100fのすべてを指す場合は、アクセスルータ100と記述する。
図2は、移動通信装置20の構成図である。図2において、下位レイヤ処理部21、22は変復調やアクセス制御などの処理を行い、IP処理部23はインターネットプロトコル(IP)を用いてパケットの転送などを行い、上位レイヤ処理部24はIP層より上位でアプリケーションの制御、セッション管理などを行う。また、モバイルIP処理部25は標準的なモバイルIP手順を実施する。なお、下位レイヤ処理部21、22は少なくとも1つ備えられていればよく、必ずしも2つ以上有する必要はない。また、下位レイヤ処理部21、22、IP処理部23および上位レイヤ処理部24の処理については、一般的なものを用いるため、詳細な説明は省略する。なお、この移動通信装置20の動作は、従来例で説明した移動通信装置と同一である。
図3は、ホームエージェント装置40の構成図である。図3において、下位レイヤ処理部41、42は変復調やアクセス制御などの処理を行い、IP処理部43はインターネットプロトコル(IP)を用いてパケットの転送などを行う。また、モバイルIP処理部44は標準的なモバイルIP手順を実施し、トンネル制御部45はトンネルの設定を行い、バッファメモリ47は収容する移動通信装置20宛のパケットを一時的に蓄積し、バッファ管理部46はバッファメモリ47の入出力を管理する。なお、下位レイヤ処理部41、42は少なくとも1つ備えられていればよく、必ずしも2つ以上有する必要はない。また、下位レイヤ処理部41、42およびIP処理部43の処理については、一般的なものを用いるため、詳細な説明は省略する。このホームエージェント装置40の動作は、アクセスルータ装置から転送されてきた移動通信装置20宛のパケットをバッファメモリ47に蓄積し、移動通信装置20の移動完了後に転送要求を受信すると、蓄積していたパケットをその移動通信装置20へ転送する点が従来のホームエージェント装置と異なる。すなわち、ホームエージェント装置40は、アクセスルータ装置から転送されてきた自己が位置管理している移動通信装置20宛のパケットを、バッファ管理部46が移動通信装置毎に
バッファメモリ47に蓄積する。
図18にバッファ管理部46がバッファメモリ47を管理するためのバッファ管理テーブルの構成を示す。このバッファ管理テーブルは、バッファメモリ47する対象のパケットの宛先アドレスを示すIPアドレス1801と、バッファメモリ47の蓄積場所を示すバッファ識別子1802と、バッファメモリ47の有効期限を示すライフタイム1803との組で構成されている。ライフタイム1803の値はタイマ48により1秒に1ずつ減少し、値が0になった時、対応するバッファ識別子1802が示すバッファメモリ47に格納しているパケットを破棄する。
また、ホームエージェント装置40のバッファ管理部46はIP処理部43から通知された移動通信装置からの転送要求を受けると、要求元の移動通信装置のホームアドレスと、バッファ管理テーブルのIPアドレス1801とが一致したところのバッファ識別子1802を求め、それで特定される蓄積場所からパケットを抽出し、要求のあった移動通信装置の新たな気付アドレスへ転送する。
さらに、ホームエージェント装置40のIP処理部43は、トンネル確立要求メッセージを受信したとき、トンネル制御部45に通知し、トンネル制御部45がメッセージ内に含まれるライフタイム値を初期値として、タイマ48を起動する。タイマ48は1秒に1ずつ減少し、タイマ48の値が0になった時、トンネルを解除するようにトンネル制御部45に指示する。このタイマ処理は上記の方法に限らず、同様の効果があれば、別の方法を用いてもよい。
図4は、本発明に係るアクセスルータ装置100の構成図である。図4において、下位レイヤ処理部101、102は変復調やアクセス制御などの処理を行い、IP処理部103はインターネットプロトコル(IP)を用いてパケットの転送などを行う。また、下位レイヤ情報取得部104は下位レイヤ処理部101、102からの情報を取得するものである。また、近隣アクセスルータ情報テーブル106は近隣のアクセスルータ装置のIPアドレスを記憶し、近隣アクセスルータ探索部105は近隣アクセスルータ情報テーブル106から情報を取得するものである。また、バッファメモリ108は収容する移動通信装置20宛のパケットを一時的に蓄積するものであり、バッファ管理部107はバッファメモリ108の入出力を管理する。ホームエージェントアドレス取得部109は移動通信装置20から送信されたバインディング・アップデート・メッセージからホームエージェント装置40のアドレスを取得し、ホームエージェントアドレス記憶部110に記憶する。トンネル制御部111はトンネルの設定を行い、トンネル制御タイマ112はトンネルの継続時間を計測する。なお、下位レイヤ処理部101、102は少なくとも1つ備えられていればよく、必ずしも2つ以上有する必要はない。また、下位レイヤ処理部101、102およびIP処理部103の処理については、一般的なものを用いるため、詳細な説明は省略する。
次に、アクセスルータ装置100の動作について、図面を用いて説明する。
図9はホームエージェント装置40のアドレスを取得する動作を示すフロー図である。
図9において、IP処理部103は図8に示すバインディング・アップデート・メッセージを受信すると、通常のIP処理を指定のホームエージェント装置40へ向けて転送する。また、IP処理部103は、ホームエージェントアドレス取得部109に通知する(S901)。ホームエージェントアドレス取得部109はこれを受けて、バインディング・アップデート・メッセージの宛先アドレスフィールド802からホームエージェント装置40のアドレスを取得し、送信元アドレスフィールド801から移動通信装置20のア
ドレスを取得する。そして、それらの組をホームエージェントアドレス記憶部110に格納する(S902)。図16にホームエージェントアドレス記憶部110の構成を示す。ホームエージェントアドレス記憶部110では、移動通信装置20のアドレス1601とそれが所属するホームエージェント装置40のアドレス1602を組にして記憶する。
次に、アクセスルータ装置100における、下位レイヤにおける移動通信装置20との接続が切断された場合の処理について図10を用いて以下に説明する。
まず、下位レイヤ処理部101または102は接続が切断されたことを検出すると、切断を示す信号を下位レイヤ情報取得部104に出力する(ステップS1000)。下位レイヤ情報取得部104は、下位レイヤ処理部101または102から接続が切断されたことを示す信号を検出した場合、近隣アクセスルータ装置100の探索を開始することを示す近隣アクセスルータ探索開始指示を近隣アクセスルータ探索部105に出力する。なお、アクセスルータ装置100において、下位レイヤ処理部101または102から受信電力を示す信号を下位レイヤ情報取得部104に出力し、下位レイヤ情報取得部104において、あらかじめ決められた値を下回った場合に、アクセスルータ装置の探索を開始することもできる。もしくは、下位レイヤ処理部101または102が、受信電力があらかじめ定められた値を下回ったときに、それを示す信号を下位レイヤ情報取得部104に出力することもできる。さらに、下位レイヤ処理部101、102が移動通信装置20から受け取るパケットのロスが所定の値を上回ったときや、アクセスルータ装置100の通信負荷の増大により通信速度が所定の値より遅いときに、下位レイヤ情報取得部104へ通知することもできる。また、IP処理部103において、ICMP近隣到達不能メッセージを送信するときに、近隣アクセスルータ探索開始指示を近隣アクセスルータ探索部105に出力することもできる。
次に、近隣アクセスルータ探索部105は、近隣アクセスルータ探索開始指示を受信した時(S1001)、自身が保持している近隣アクセスルータ情報テーブル106を参照する(S1002)。
図17に近隣アクセスルータ情報テーブル106の構成を示す。近隣アクセスルータ情報テーブル106では、近隣アクセスルータ装置の下位レイヤのアドレス1701とIPアドレス1702を組にして記憶する。
次に、近隣アクセスルータ探索部105は近隣アクセスルータ情報テーブル106にエントリが存在しない場合、ホームエージェントアドレス記憶部110を参照し、ホームエージェントアドレス記憶部110に格納されている移動通信装置20のアドレスに対応するホームエージェント装置のアドレスを抽出する。そして、近隣アクセスルータ探索部105は、その抽出したホームエージェント装置宛にトンネル確立要求メッセージを送信するようにトンネル制御部106に対して指示する(S1005)。また、ホームエージェントアドレス記憶部110に移動通信装置20のアドレスに対応するエントリがない場合には、通常のモバイルIP動作を行う。
図14にトンネル確立要求メッセージのフォーマットを示す。このフォーマットはIETFインターネットドラフト HYPERLINK "http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mipshop-fast-mipv6-02.txt" 「Fast Handovers for Mobile IPv6」(http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mipshop-fast-mipv6-02.txt)で提案されているハンドオーバ・イニシエート・メッセージと同一である。図14において、Uフラグ1401は、メッセージの宛先にトンネル転送されたパケットをバッファに格納することを要求する場合にセットされるものである。なお、必ずしもこのフォーマットを用いる必要はなく、同様の効果があれば、異なるものを用いてもよい。
一方、近隣アクセスルータ情報テーブル106にエントリが存在した場合、近隣アクセスルータ探索部105はそのエントリのアドレスに対して、トンネル確立要求メッセージ1400を送信するようにトンネル制御部106に対して指示する(S1004)。すなわち、近隣アクセスルータ探索部105は高速モバイルIP処理を行うようにトンネル制御部106に対して指示する。なお、近隣アクセスルータ探索部105は近隣アクセスルータ情報テーブル106に複数のエントリが存在する場合は、すべてのエントリのアドレスに対して、トンネル確立要求メッセージを送信するように、トンネル制御部106に対して指示するか、あるいはエントリの中から1つを選択し、トンネル確立要求メッセージを送信するように指示する。
次に、アクセスルータ装置100におけるトンネル処理について、図11を用いて説明する。
まず、トンネル制御部106は近隣アクセスルータ探索部105からトンネル確立指示を受信した時(S1101)、他のアクセスルータ装置とのトンネル確立指示であるかを確認する(S1102)。
トンネル確立指示が他のアクセスルータ装置とのトンネル確立指示であった場合、アクセスルータ装置100にトンネル確立要求メッセージを送信する(S1103)。
次に、トンネル制御部106はトンネル確立要求メッセージ1400に対するトンネル確立応答メッセージを受信するまで待機し(S1104)、あらかじめ定められた期間の間にトンネル確立応答メッセージを受信しなかった場合、ホームエージェント装置にトンネル確立要求メッセージを送信する(S1107)。
図15にトンネル確立応答メッセージのフォーマットを示す。図15において、コードフィールド1501にセットされる値が、“0”であれば要求が受領されたことを示し、それ以外であれば要求が拒否されたことを示す。なお、このフォーマットはIETFインターネットドラフト HYPERLINK "http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mipshop-fast-mipv6-02.txt" 「Fast Handovers for Mobile IPv6」で提案されているハンドオーバ・アクノリッジメント・メッセージと同一である。また、必ずしもこのフォーマットを用いる必要はなく、同様の効果があれば、異なるものを用いてもよい。
一方、トンネル確立応答メッセージ1500を受信した場合、メッセージ内のコードフィールド1501を確認し、要求が受領されたかを確認する(S1105)。要求が受領されなかった場合、ホームエージェント装置40にトンネル確立要求メッセージを送信する(S1107)。このトンネル確立要求メッセージ1400において、トンネル制御部111は、ホームエージェント装置に対して、移動通信装置20宛のパケットをバッファに格納するように指示するバッファフラグ1401をセットしてもよい。その場合、バッファフラグ1401がセットされたトンネル確立要求メッセージ1400を受信したホームエージェント装置40は、バッファ管理部46において、移動通信装置20宛のパケットをバッファメモリ47に格納するように制御を行う。
一方、ステップS1102において、トンネル確立指示がアクセスルータ装置100とのトンネル確立指示でなかった場合、トンネル制御部111はホームエージェント装置40とのトンネル確立指示であるかを確認する(S1106)。このとき、ホームエージェント装置40とのトンネル確立指示であった場合には、ホームエージェント装置40にトンネル確立要求メッセージ1400を送信する(S1007)。この場合も、トンネル確立要求メッセージ1400にバッファフラグ1401をセットして、ホームエージェント
装置40に移動通信装置20宛のパケットをバッファメモリ47に格納させることもできる。また、ホームエージェント装置40とのトンネル確立指示でもなかった場合には、そのまま処理を終了する。
以上のトンネル処理において、アクセスルータ装置100はトンネル制御テーブルにより、トンネルの宛先のアクセスルータ装置やホームエージェント装置毎にトンネルのライフタイムを管理する。
図19にトンネル制御テーブルの構成を示す。トンネル制御テーブルはトンネルの宛先のIPアドレスフィールド1901とトンネルを一意に識別するトンネル識別子フィールド1902とトンネルの有効期限を示すライフタイムフィールド1903を持つ。アクセスルータ装置100がホームエージェント装置40との間でトンネルを確立する場合は、IPアドレスフィールド1901にホームエージェント装置40のアドレスを記載し、トンネル識別子フィールド1902には一意的な値を記載し、ライフタイムフィールド1903にはトンネルの有効期限を記載する。ライフタイムフィールド1903の値はトンネル制御タイマ112により1秒に1ずつ減少し、値が0になった時、対応するトンネル識別子1902が示すトンネルを解除する。なお、トンネル制御テーブルの構成は同様の効果があれば、異なる構成を用いてもよい。
以上の各装置により構成された本発明に係る移動通信システムにおいて、移動通信装置20が新たにアクセスルータ装置100cの属するローカルネットワーク10に接続し、登録した後、アクセスルータ装置100dの属するローカルネットワーク11に移動するまでの動作について図面を用いて以下に説明する。
図5はアクセスルータ装置100cの近隣アクセスルータ情報テーブル106に他のアクセスルータ装置のエントリが存在しなかった場合のハンドオーバの処理を示すシーケンス図である。
図5において、まず、移動通信装置(MN)20はアクセスルータ装置(OAR)100cの通信可能エリアに入ったとき、アクセスルータ装置100cから定期的に送信されるルータ広告メッセージ(RA)を受信し(ステップS501)、そのメッセージ内に含まれるプレフィクス情報からのサブネットワークでの気付アドレスを生成する。
次に、移動通信装置20はアクセスルータ装置100cを経由して自己のホームエージェント装置40へ位置登録を要求するバインディング・アップデート・メッセージ(BU)を送信する(ステップS502)。このとき、アクセスルータ装置100cはバインディング・アップデート・メッセージから移動通信装置20の気付アドレスと、ホームエージェント装置40のアドレスを取得し、図16に示す構造で記憶する。
次に、ホームエージェント装置40はこの受信したバインディング・アップデート・メッセージから移動通信装置20を識別し、管理対象の移動通信装置である場合は、受信した気付アドレスを登録し、バインディングキャッシュを更新する。そして、送信元の移動通信装置20へバインディング・アクノリッジメント・メッセージ(BA)を送信し、位置登録が受け付けられたことを通知する(ステップS503)。
次に、移動通信装置20はインターネット1に接続している通信相手端末80にバインディング・アップデート・メッセージを送信し、気付アドレスを通知する(ステップS504)。これを受けて通信相手端末(CN)80は、アクセスルータ装置100cを介して移動通信装置20にデータパケットを送信することが可能になる(ステップS505)。
次に、移動通信装置20が移動してアクセスルータ装置100cの通信可能エリアから退出したとき、アクセスルータ装置100cは移動通信装置20との接続が切断されたことを検出する。そして、アクセスルータ装置100は近隣のアクセスルータ装置を探索するため、アクセスルータ情報サーバ装置(ARIS)60に近隣のアクセスルータ装置の情報を問い合わせる(ステップS506)。
次に、アクセスルータ装置100cはアクセスルータ情報サーバ装置60から近隣のアクセスルータ装置の情報を取得できたか否かを判定する。この場合は取得できなかったので、移動通信装置20のホームエージェント装置(HA)40に対して、トンネル確立要求メッセージを送信する(ステップS507)。このとき、アクセスルータ装置100cはメッセージのUフラグをセットして、ホームエージェント装置40において、受信したデータパケットをバッファメモリ47に蓄積することを要求する。
次に、ホームエージェント装置40はこの要求を受付可能であれば、トンネル確立応答メッセージを送信する(ステップS508)。これにより、アクセスルータ装置100cとホームエージェント装置40との間でトンネルが確立する。
次に、通信相手端末80が移動通信装置20へデータパケットを送信すると(ステップS509)、アクセスルータ装置100cは宛先の移動通信装置20へ転送できないため、この移動通信装置20のホームエージェント装置40へトンネル経由で受信したデータパケットを転送する(ステップS510)。ホームエージェント装置40はこの転送されたデータパケットをバッファメモリ47に蓄積する。
次に、移動通信装置20は、モバイルIP処理部25が、下位レイヤ処理部21もしくは22から下位レイヤにおけるハンドオーバ処理が完了したことを示すトリガを受信した後、ルータ要請メッセージ(RtSol)を新たなアクセスルータ装置100dに送信する(S511)。
次に、アクセスルータ装置100は、ルータ要請メッセージを受信した後、ルータ広告メッセージを移動通信装置20に返信する(S512)。なお、ルータ要請メッセージおよびルータ広告メッセージ(RtAdv)のフォーマットは、モバイルIPの仕様に定められているものと同様である。
次に、移動通信装置20はアクセスルータ装置100からルータ広告メッセージを受信した後、メッセージに含まれるプレフィクス情報から気付アドレスを生成し、ホームエージェント装置40に対して、ホームアドレスと生成した気付アドレスを含むバインディング・アップデート・メッセージ(Binding Update:BU)を送信する(S513)。なお、移動通信装置20は、下位レイヤにおけるハンドオーバ処理の終了後においても、必ずしもルータ要請メッセージを送信しなくてもよい。その場合は、アクセスルータ装置100から定期的に送信されるルータ広告メッセージを受信することで気付アドレスの生成と位置登録処理を行う。
次に、ホームエージェント装置40は、移動通信装置20からバインディング・アップデート・メッセージを受信した時、バインディングキャッシュに移動通信装置のホームアドレスに対するエントリを生成もしくは更新するとともに、バインディング・アクノリッジメント・メッセージ(Binding Acknowledgement:BA)を移動通信装置20に返信する(S514)。その際、ホームエージェント装置40はバッファに移動通信装置20宛のパケットを格納していれば、そのデータパケットの移動通信装置20への転送を開始する(ステップS515)。なお、位置登録要求メッセージおよび
位置登録応答メッセージのフォーマットは、RFC3775(http://www.ietf.org/rfc/rfc3775.txt)のモバイルIPの仕様に定められているものと同様である。
次に、移動通信装置20はインターネット1に接続している通信相手端末80にバインディング・アップデート・メッセージを送信し、気付アドレスを通知する(ステップS516)。通信相手端末80はこれを受けて、アクセスルータ装置100dを介して以降の移動通信装置20へのデータパケットを送信することが可能になる(ステップS517)。
以上の動作により、移動通信装置20は移動前のアクセスルータ装置にエントリされている他のアクセスルータ装置がない場合でも、ハンドオーバ時のパケットロスなしに、通信相手端末80からのデータを受信することができる。
次に、図6と図7はアクセスルータ装置100cの近隣アクセスルータ情報テーブル106に他のアクセスルータ装置のエントリが存在している場合のハンドオーバ処理を示すシーケンス図である。
図6と図7において、ステップS501乃至S506の動作については図5と同一である。
次に、アクセスルータ装置100cはアクセスルータ情報サーバ装置(ARIS)60から近隣のアクセスルータ装置の情報を受けるとエントリに登録し、そのエントリのアクセスルータ装置100dへトンネル確立要求メッセージを送信する(ステップS601)。
図6において、アクセスルータ装置100dはこれを受けて、何らかの理由によりこのトンネルが確立できない場合はトンネル確立応答(拒否)メッセージをアクセスルータ装置100cへ送信する(ステップS602)。あるいは、図7において、アクセスルータ装置100dが高速モバイルIPに非対応の場合は、トンネル確立要求メッセージを理解できないので、この応答を送信しない。そのため、アクセスルータ装置100cは所定時間経過しても応答を受信しない場合、トンネル確立が不能であると判断する(ステップS702)。
次に、アクセスルータ装置100cは近隣のアクセスルータ装置100dとのトンネルが確立できないため、移動通信装置20のホームエージェント装置(HA)40との間でトンネルを確立し、移動通信装置20宛のデータを転送する。これ以降の処理は、図5に示したステップS507乃至S517と同一である。
以上の動作により、移動通信装置20は移動前のアクセスルータ装置にエントリされている他のアクセスルータ装置との間でトンネルを確立できない場合でも、ハンドオーバ時のパケットロスなしに、通信相手端末80からのデータパケットを受信することができる。
なお、アクセスルータ装置100cが近隣のアクセスルータ装置100dとの間でトンネルを確立できた場合は、図23に示した従来のシーケンスにより、移動通信装置へのパケットを転送する。
このように、アクセスルータ装置は移動通信装置の移動先アクセスルータ装置が高速モバイルIPに対応していない場合や、移動先アクセスルータ装置に接続できない場合においても、移動通信装置宛のパケットをホームエージェント装置へ転送するので、移動通信
装置のハンドオーバによるパケットロスを防止することができる。
なお、上記の処理において、移動元アクセスルータ装置が移動通信装置20宛のパケットをホームエージェント装置40に転送する際に、パケットを複製し、バッファに格納することも可能である。この場合、移動通信装置20が移動先アクセスルータ装置100dへのハンドオーバに失敗し、移動元アクセスルータ装置100cに再接続する場合に、移動元アクセスルータ装置100cがバッファに格納していた移動通信装置20宛のパケットを転送する。
また、アクセスルータ情報サーバ装置60は必須ではなく、アクセスルータ装置100が、ハンドオーバを行う以前に近隣のアクセスルータ装置のIPアドレス等をユーザが近隣アクセスルータ情報テーブルへ登録しておくことも可能である。
(実施の形態2)
図20は、本実施の形態に係る移動通信装置20の構成図である。図20において、ホームエージェントアドレス通知部26を有する点が、実施の形態1で示した移動通信装置と異なる。このホームエージェントアドレス通知部26は、自己が属するホームエージェント装置40のアドレスをアクセスルータ装置100に通知するものである。
この移動通信装置20の動作について、以下に説明する。
図21は移動通信装置20がホームエージェント装置40のアドレスを通知する動作を示すフロー図である。
まず、ホームエージェントアドレス通知部26が、モバイルIP処理部25からハンドオーバ完了を通知される(ステップS2101)と、ホームエージェントアドレス通知メッセージを生成する(ステップS2102)。
図12はホームエージェントアドレス通知メッセージのフォーマットを示す図である。このメッセージのフォーマットはRFC2463に規定されているICMPv6のフォーマットと同一である。図12において、ホームエージェントアドレスフィールド1201は自己が属するホームエージェント装置のアドレスを示すものであり、タイプフィールド1202には、このメッセージがホームエージェントアドレス通知メッセージであることを示す値がセットされる。本実施の形態においては、送信元アドレスフィールド1203には、移動通信装置自身のIPアドレスを記載し、宛先アドレスフィールド1204には自己が属するアクセスルータ装置のアドレスを記載する。
次に、ホームエージェントアドレス通知部26がIP処理部23にこのホームエージェントアドレス通知メッセージを接続するアクセスルータ装置へ送信することを要求し、IP処理部23がこれを受けて、下位レイヤ処理部を介して送信する(ステップS2103)。
次に、本実施の形態に係るアクセスルータ装置の動作について説明する。実施の形態1における動作と異なる点は、移動通信装置20のホームエージェント装置40のアドレスをホームエージェントアドレス通知メッセージにより取得することであり、他の動作は同一である。
図22はアクセスルータ装置がホームエージェント装置40のアドレスを取得する動作を示すフロー図である。
まず、IP処理部103が移動通信装置20からホームエージェントアドレス通知メッセージを受信すると、ホームエージェントアドレス取得部109へ通知する(S2201)。
次に、ホームエージェントアドレス取得部109は、ホームエージェントアドレス通知メッセージのホームエージェントアドレスフィールド1201に記載されているホームエージェント装置のアドレスと、ソースアドレスフィールド1202に記載されている移動通信装置20のアドレスの組をホームエージェントアドレス記憶部110に格納する(S2202)。
次に、ホームエージェントアドレス取得部109は、ホームエージェントアドレス応答メッセージを移動通信装置20宛に送信する(ステップS2203)。
図13はホームエージェントアドレス応答メッセージのフォーマットを示す図である。図13において、Statusフィールド1301はホームエージェントアドレス通知メッセージを正しく受信したことを示すものである。ホームエージェントアドレス取得部109は、ホームエージェント装置のアドレスを記録できた場合、このStatusフィールド1301にその旨を示す値をセットし、保持できる最大のメモリ容量を越えるためにホームエージェント装置40のアドレスを記憶できない場合などはその旨を示す値をセットしたホームエージェントアドレス応答メッセージを移動通信装置20宛に送信する。
なお、移動通信装置20がアクセスルータ装置100にホームエージェント装置40のアドレスを通知する処理は、移動通信装置20がハンドオーバを完了した場合だけでなく、移動通信装置20が起動したときや移動通信装置20がホームエージェント装置40のアドレスを新しく取得した時に行うことも可能である。
その他の処理については、実施の形態1と同一である。
このように、移動通信装置はアクセスルータ装置へ、専用のメッセージでホームエージェント装置のアドレスを通知できるので、実施の形態1で示したバインディング・アップデート・メッセージの送信タイミングに限らず、任意のタイミングで通知することができる。このため、移動通信装置は様々な状態にあるときに、自己へのデータをホームエージェント装置で蓄積させておくことが可能になる。
本発明は、モバイルIPを用いた移動通信システムおよびアクセスルータ装置に有用であり、移動通信装置がハンドオーバしたときのパケットロスを防止するのに適している。
本発明の実施の形態1における移動通信システムの構成を示す図 本発明の実施の形態1における移動通信装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるホームエージェント装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるアクセスルータ装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1における移動通信システムの動作を示す第一のシーケンス図 本発明の実施の形態1における移動通信システムの動作を示す第二のシーケンス図 本発明の実施の形態1における移動通信システムの動作を示す第三のシーケンス図 本発明の実施の形態1におけるバインディング・アップデート・メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるアクセスルータ装置が移動通信装置のホームエージェント装置のアドレスを取得する動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1におけるアクセスルータ装置が近隣のアクセスルータ装置を探索する動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1におけるアクセスルータ装置がトンネルを確立する動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2におけるホームエージェントアドレス通知メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態2におけるホームエージェントアドレス応答メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるトンネル確立要求メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるトンネル確立応答メッセージのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態1におけるホームエージェントアドレス記憶部のデータ構造を示す図 本発明の実施の形態1における近隣アクセスルータ情報テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるバッファ管理テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態1におけるトンネル制御テーブルの構成を示す図 本発明の実施の形態2における移動通信装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2における移動通信装置がホームエージェント装置のアドレスを通知する動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2におけるアクセスルータ装置が移動通信装置のホームエージェント装置のアドレスを取得する動作を示すフロー図 従来の移動通信システムの動作を示すシーケンス図
符号の説明
1 インターネット
10、11 ローカルネットワーク
20 移動通信装置
40 ホームエージェント装置
60 アクセスルータ情報サーバ装置
80 通信相手端末
100a〜100f アクセスルータ装置
21、22 下位レイヤ処理部
23 IP処理部
24 上位レイヤ処理部
25 モバイルIP処理部
26 ホームエージェントアドレス通知部
41、42 下位レイヤ処理部
43 IP処理部
44 モバイルIP処理部
45 トンネル制御部
46 バッファ管理部
47 バッファメモリ
48 タイマ
61、62 下位レイヤ処理部
63 IP処理部
64 上位レイヤ処理部
65 アクセスルータ情報リスト
66 アクセスルータ情報探索部
67 アクセスルータ情報通知部
101、102 下位レイヤ処理部
103 IP処理部
104 下位レイヤ情報取得部
105 近隣アクセスルータ探索部
106 近隣アクセスルータ情報テーブル
107 バッファ管理部
108 バッファメモリ
109 ホームエージェントアドレス取得部
110 ホームエージェントアドレス記憶部
111 トンネル制御部
112 タイマ

Claims (21)

  1. アクセスルータ装置が、接続している移動通信装置から移動通信装置が所属するホームエージェント装置のアドレスを取得し、記憶するステップと、
    前記アクセスルータ装置が前記移動通信装置との切断を検出あるいは、予測できたとき、エントリされている近隣のアクセスルータ装置が存在するか否かを判別するステップと、存在しないと判別した場合に、前記アクセスルータ装置がホームエージェント装置とのトンネルを確立し、前記移動通信装置宛のデータを前記トンネルにより転送するステップと、
    存在すると判別した場合に、前記アクセスルータ装置がエントリされている前記近隣のアクセスルータ装置へトンネルの確立を要求するステップと
    を有する移動通信方法。
  2. 前記アクセスルータ装置による前記アドレスの取得は、前記移動通信装置から前記ホームエージェント装置への位置登録要求メッセージを中継するときに行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  3. 前記アクセスルータ装置による前記アドレスの取得は、前記移動通信装置から前記アクセスルータ装置への前記ホームエージェント装置のアドレスの通知メッセージによることを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  4. 前記アドレスの取得は、前記移動通信装置が異なるアクセスルータ装置にハンドオーバしたときに行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  5. 前記アドレスの取得は、前記移動通信装置が起動されたときに行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  6. 前記アドレスの取得は、前記移動通信装置がホームエージェント装置のアドレスを取得したときに行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  7. 前記切断の検出あるいは予測は、前記アクセスルータ装置の下位レイヤが前記移動通信装置からの信号の受信電力が所定の値以下であることを検出することにより行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  8. 前記切断の検出あるいは予測は、前記アクセスルータ装置が下位レイヤで前記移動通信装置からの情報を取得できない場合に、ICMP近隣到達不能メッセージを送信するときに確定する請求項1に記載の移動通信方法。
  9. 前記アクセスルータ装置は、前記トンネル確立要求に対し、前記近隣のアクセスルータ装置からトンネル確立を拒否する通知を受信した場合に、前記ホームエージェント装置にトンネルを確立することを要求するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  10. 前記アクセスルータ装置は、前記トンネル確立要求に対し、前記近隣のアクセスルータ装置から所定時間内に応答がない場合に、前記ホームエージェント装置にトンネルを確立することを要求するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  11. 前記アクセスルータ装置は、前記移動通信装置宛のパケットを前記ホームエージェント装置に転送すると同時に、バッファに蓄積し、前記移動通信装置が再接続された場合、前記
    バッファに蓄積している前記移動通信装置宛のパケットを前記移動通信装置に送信することを特徴とする請求項1、9および10に記載の移動通信方法。
  12. 下位レイヤ処理を行う下位レイヤ処理部と、IPレイヤ処理を行うIP処理部と、モバイルIP処理を行うモバイルIP処理部と、接続したアクセスルータ装置に自己が所属するホームエージェント装置のアドレスを通知するホームエージェントアドレス通知メッセージを生成するホームエージェントアドレス通知部とを有し、
    前記ホームエージェントアドレス通知部が前記モバイルIP処理部からの指示で生成したホームエージェントアドレス通知メッセージを前記IP処理部がIPパケット化し、前記下位レイヤ処理部がアドレスルータ装置へ送信することを特徴とする移動通信装置。
  13. 前記モバイルIP処理部は異なるアクセスルータ装置にハンドオーバしたときに、前記ホームエージェントアドレス通知部へホームエージェントアドレス通知メッセージの生成を指示することを特徴とする請求項12に記載の移動通信装置。
  14. 前記ホームエージェントアドレス通知部による通知は、起動したときに行うことを特徴とする請求項12に記載の移動通信装置。
  15. 前記ホームエージェントアドレス通知部による通知は、前記ホームエージェント装置のアドレスを取得したときに行うことを特徴とする請求項12に記載の移動通信装置。
  16. 移動通信装置から取得した、前記移動通信装置の位置を管理するホームエージェント装置のアドレスを記憶するホームエージェントアドレス記憶部と、
    前記移動通信装置との切断を判別する下位レイヤ情報取得部と、
    近隣のアクセスルータ装置のアドレスを記憶している近隣アクセスルータ情報記憶テーブルと、
    前記近隣アクセスルータ情報テーブル内にエントリが存在するか否かを判別する近隣アクセスルータ情報探索部と、
    下位レイヤ情報取得部が移動通信装置との切断であると判定し、前記近隣アクセスルータ情報探索部がエントリしているアクセスルータ装置が存在すると判断した場合に、前記エントリしているアクセスルータ装置にトンネルの確立を要求し、存在しないと判断した場合に、前記ホームエージェントアドレス記憶部に記憶されている、前記移動通信装置のホームエージェント装置にトンネルの確立を要求するトンネル制御部と
    を有するアクセスルータ装置。
  17. 前記下位レイヤ情報取得部は、移動通信装置からの信号の受信電力が所定の値を下回ったときに切断であると判定する請求項16に記載のアクセスルータ装置。
  18. 前記下位レイヤ情報取得部が行う前記切断の判定は、下位レイヤにおいて下位レイヤ情報を取得できない場合に、ICMP近隣到達不能メッセージを送信するときに確定することを特徴とする請求項16に記載のアクセスルータ装置。
  19. 前記トンネル制御部は、トンネルを確立することを要求したアクセスルータ装置からの応答として、トンネル確立を拒否されたとき、前記ホームエージェントアドレス記憶部に格納されている前記移動通信装置のホームエージェント装置にトンネルの確立を要求することを特徴とする請求項16に記載のアクセスルータ装置。
  20. 前記トンネル制御部は、トンネルを確立することを要求したアクセスルータ装置から所定時間内にトンネル確立を許可する応答を受信しないとき、前記ホームエージェントアドレス記憶部に格納されている前記移動通信装置のホームエージェント装置にトンネルの確立
    を要求することを特徴とする請求項16に記載のアクセスルータ装置。
  21. 移動通信装置宛のパケットをホームエージェント装置に転送するとともに、バッファに蓄積し、前記移動通信装置が再接続されたとき、前記バッファに蓄積している前記移動通信装置宛のパケットを前記移動通信装置に送信するバッファ管理部をさらに有することを特徴とする請求項16、19および20に記載のアクセスルータ装置。

JP2004223183A 2004-07-30 2004-07-30 移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置 Pending JP2006042248A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223183A JP2006042248A (ja) 2004-07-30 2004-07-30 移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004223183A JP2006042248A (ja) 2004-07-30 2004-07-30 移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006042248A true JP2006042248A (ja) 2006-02-09

Family

ID=35906706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004223183A Pending JP2006042248A (ja) 2004-07-30 2004-07-30 移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006042248A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100108A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Ntt Docomo, Inc. 基地局およびハンドオーバ制御方法
WO2007141879A1 (ja) * 2006-06-09 2007-12-13 Panasonic Corporation ノード装置
WO2007148388A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Fujitsu Limited パケット転送方法および基地局
JP2008078935A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corp ゲートウェイ装置および通信方法
WO2009078659A1 (en) * 2007-12-17 2009-06-25 Electronics And Telecommunications Research Institute Tunnel management method and apparatus for reducing packet losses of mobile node in mobile ip environment
JP2010193356A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Nec Corp 通信システム、ホームエージェント装置、および通信方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100108A1 (ja) * 2006-03-03 2007-09-07 Ntt Docomo, Inc. 基地局およびハンドオーバ制御方法
JPWO2007100108A1 (ja) * 2006-03-03 2009-07-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 基地局およびハンドオーバ制御方法
WO2007141879A1 (ja) * 2006-06-09 2007-12-13 Panasonic Corporation ノード装置
WO2007148388A1 (ja) * 2006-06-20 2007-12-27 Fujitsu Limited パケット転送方法および基地局
JP2008078935A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corp ゲートウェイ装置および通信方法
WO2009078659A1 (en) * 2007-12-17 2009-06-25 Electronics And Telecommunications Research Institute Tunnel management method and apparatus for reducing packet losses of mobile node in mobile ip environment
US8391243B2 (en) 2007-12-17 2013-03-05 Electronics And Telecommunications Research Institute Tunnel management method and apparatus for reducing packet losses of mobile node in mobile IP environment
JP2010193356A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Nec Corp 通信システム、ホームエージェント装置、および通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100567823B1 (ko) Ip 기반의 모바일 애드 혹 네트워크 시스템에서안정적인 핸드오프를 위한 네트워크 장치 및 이를 이용한핸드오프 방법
CA2450204C (en) Protocol to determine optimal target access routers for seamless ip-level handover
KR101119372B1 (ko) Ip 연결 설정 방법
JP3923886B2 (ja) 遅延の少ない移動機起動トンネリングハンドオフ
KR100810207B1 (ko) 패킷 교환 기반의 네트워크에서 코어 네트워크 개체들 간의핸드오버 방법 및 장치
EP2156573B1 (en) Multimode terminal for supporting fast handover between heterogeneous networks
JP2005143086A (ja) 移動検知方法および移動端末
JP4494853B2 (ja) 移動ノード、移動制御ノード、パケット通信システム、及び移動検出方法
JP2005160053A (ja) 移動通信方法、移動通信装置、ホームエージェント装置、アクセスルータ情報サーバ装置、および移動通信システム
JP2009529267A (ja) 移動通信システムでの移動ノード用のデフォルト・ルータの高速構成
JP2006080930A (ja) 通信システム、サーバ、ルータ、及び移動体端末
WO2010000174A1 (zh) 移动节点的注册、通信、切换方法及装置
JP4317215B2 (ja) 移動端末管理装置及び移動端末並びに通信システム
EP3142414B1 (en) Service path changing method and device
JP2007536872A (ja) Ip接続設定手順の簡略化
JP2012507952A (ja) 高速ブレークビフォアメーク媒体独立ハンドオーバのための方法および装置
JP2005160054A (ja) 移動通信方法および移動通信装置
JP2006042248A (ja) 移動通信方法、移動通信装置およびアクセスルータ装置
JPWO2005046144A1 (ja) アクセスルータ装置及びそれを用いた通信ハンドオーバシステム並びに通信ハンドオーバ方法
JP2007259425A (ja) ルータ切替方法、ルータ装置および移動端末
JP2005252667A (ja) 移動通信ネットワークシステム及びモビリティ管理装置
JP4008794B2 (ja) 移動端末、転送装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP2007281721A (ja) 移動通信制御方法、移動通信システム及びルータ
KR20090054145A (ko) 네트워크 기반의 고속 핸드오버 수행 방법
KR100973994B1 (ko) 이동 무선 망에서 핸드오버 방법