JP2006041673A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体を照明光から保護するカメラで、経過時間が短くても照明光を発光する。
【解決手段】不揮発性メモリ105には、閃光照明装置3による照明光が顔(とくに、目)に当たるとが好ましくない主要被写体(たとえば、乳幼児など)の画像が記憶される。電子カメラ1は、撮影動作を開始して測光、測距後に得られるスルー画像のデータと不揮発性メモリ105に記憶されている画像データとを比較し、両画像の主要被写体が合致すると判定した場合は閃光照明装置3の発光を禁止する。主要被写体の照合判定は、画像データから人の顔(肌色部分)を抽出し、抽出した顔の輪郭、目、鼻および口の位置ならびに大きさに関して両画像間に相似関係が存在するか否かによって判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影補助光で照明された被写体を撮影可能なカメラに関する。
幼い子供を撮影する場合に閃光照明装置を発光させないようにするカメラが知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、日付データを記憶させておき、記憶されている日付からの経過時間に応じて閃光照明の発光を禁止したり、閃光照明の発光を許可したりするカメラが開示されている。
特開2002−268115号公報
上述したカメラでは、記憶されている日付からの経過時間が短いと閃光装置の発光が禁止されてしまい、撮影者が意図しない被写体まで照明光から保護してしまう。
請求項1に記載のカメラは、被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子によってあらかじめ撮像された画像を記憶する不揮発性記憶手段と、撮影時に被写体を照明する照明装置へ発光指示信号を出力する発光指示手段と、撮影指示に応じて、撮像素子で撮像されている画像と不揮発性記憶手段に記憶されている画像とを比較し、両画像にそれぞれ含まれる主要被写体間に所定の相関があるか否かを判定する相関判定手段と、相関判定手段によって相関判定されたとき、発光指示手段による発光指示を出力しないようにする発光禁止手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載のカメラは、被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子によってあらかじめ撮像された画像を記憶する不揮発性記憶手段と、撮影時に被写体を照明する照明装置へ発光指示信号を出力する発光指示手段と、撮影指示に応じて、撮像素子で撮像されている画像と不揮発性記憶手段に記憶されている画像とを比較し、両画像にそれぞれ含まれる主要被写体間に所定の相関があるか否かを判定する相関判定手段と、相関判定手段によって相関判定されたとき、照明装置に発光光量を減光させる減光指示手段とを備えることを特徴とする。
請求項1または2に記載のカメラにおいて、相関判定手段は両画像から顔を示すデータをそれぞれ抽出し、抽出データによる2つの顔の像の大きさを合わせるように少なくとも一方の顔の像を伸長処理した上で相関の有無を判定することにより、両画像にそれぞれ含まれている主要被写体間の相似関係を検出することもできる。
請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、不揮発性記憶手段に画像が記憶されてから経過した時間が所定時間を超えると報知する報知手段をさらに備えるようにしてもよい。
請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、相関判定手段は異なる2つの判定閾値による2回の判定処理を行い、2回の判定処理のうち一方で相関判定され他方で相関判定されなかった場合に報知する報知手段をさらに備えてもよい。
本発明によれば、撮影時にカメラの設定を操作することなく、所望の被写体のみを照明光から保護できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラを説明する図である。図1において、電子カメラ1には撮影レンズ2および閃光照明装置3が備えられ、レリーズボタン4が押下操作されると撮影動作を開始する。
図2は、図1の電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。図2において、CPU101はマイクロコンピュータなどによって構成される。CPU101は、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。
撮像素子121は、CCDイメージセンサなどによって構成される。撮像素子121は、撮影レンズ2を通過した被写体光束による像を撮像し、撮像信号をA/D変換回路122へ出力する。A/D変換回路122は、アナログ撮像信号をディジタル信号に変換する。
バッファメモリ123は、ディジタル変換後の画像データを一旦格納する。CPU101は、ディジタル変換後の画像データにホワイトバランス処理などの画像処理を行う他、画像処理後の画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理、圧縮されている画像データを伸長する伸長処理なども行う。バッファメモリ123は、画像処理前、画像処理中、および画像処理後のデータを一時的に格納する場合に使用される。
記録媒体126は、電子カメラ1に対して着脱可能なメモリカードなどによって構成される。記録媒体126には、保存用の画像データが記録される。
メモリ104は、CPU101のワークエリアとして使用される。画像再生回路124はフレームメモリを含み、表示装置125に表示する表示用データを生成する。表示装置125は、たとえば、液晶表示モニタなどによって構成される。表示装置125は、画像再生回路124によってフレームメモリに格納されている表示用データによる画像や、メニューなどのテキスト情報を再生表示する。
不揮発性メモリ105は、電子カメラ1のメインスイッチがオフされた状態でも記憶内容が保持されるされるメモリである。
測距装置102は撮影レンズ2による焦点位置の調節状態を検出し、検出信号をCPU101へ出力する。レンズ駆動装置111は、CPU101の指令により撮影レンズ2内のフォーカスレンズ(不図示)を光軸方向に進退駆動し、撮影レンズ2の焦点位置を調節する。焦点調節状態の検出信号は、主要被写体までの距離情報となる。
測光装置103は被写体輝度を検出し、検出信号をCPU101へ出力する。CPU101は、電子カメラ1がプログラム自動露出モードに設定されているとき、被写体輝度に基づく所定の演算を行うことにより、制御露出を算出する。
操作部材107は、不図示の閃光モード切り換えスイッチを含み、設定操作に応じた操作信号をCPU101へ出力する。CPU101は、操作部材107から入力される操作信号に基づいて設定変更処理を行う。閃光モード切り換えスイッチは、たとえば、被写体判定発光モード、オートモード、強制発光モードおよび発光禁止モードのいずれかに切り換えるための操作信号を出力する。被写体判定発光モードは、被写体に応じて発光許可/禁止を切り換えるモードである。
閃光照明装置3は、発光が許可されている状態でCPU101から発光指示を受けると、撮影補助光を発して主要被写体を照明する。具体的には、CPU101からの発光指示に応じてメインコンデンサ(不図示)に充電されている電荷をキセノン管などで構成される放電管31に放出し、閃光発光させる。
本発明は、閃光モードが被写体判定発光モードに切り換えられている場合の動作に特徴を有するので、被写体判定発光モード時の動作を中心に説明する。
図3は、CPU101によって行われるカメラ動作の流れを説明するフローチャートである。図3による処理を行うプログラムは、レリーズボタン4が押下されたことを示す操作信号がCPU101に入力されると起動される。図3のステップS11において、CPU101は、測光および測距処理を行ってステップS12へ進む。測光処理では、不図示の受光素子で受光される被写体光の強さに基づいて被写体輝度を算出する。CPU101は、この被写体輝度を用いて所定の露出演算を行う。測距処理では、上述したように撮影レンズ2による焦点位置の調節状態を検出する。CPUは、この検出結果に基づいて撮影レンズ2のピント調節を行う。
ステップS12において、CPU101は、露出演算結果に基づいて閃光照明装置3を発光させる必要があるか否かを判定する。CPU101は、閃光照明装置3の発光が必要と判定した場合にステップS12を肯定判定し、ステップS13へ進む。CPU101は、閃光照明装置3の発光が不要と判定した場合にはステップS12を否定判定してステップS18へ進む。ステップS13へ進む場合は被写体輝度が低い場合であり、ステップS18へ進む場合は被写体輝度が高く、閃光照明なしでも適正露出が得られる場合である。
ステップS13において、CPU101は、閃光照明装置3が発光禁止にされているか否かを判定する。CPU101は、上述した閃光モード切り換えスイッチにより発光禁止モードに設定されている場合にステップS13を肯定判定してステップS17へ進み、発光禁止モードに設定されていない場合にはステップS13を否定判定してステップS14へ進む。ステップS17へ進む場合は、閃光照明装置3を発光させない場合である。
ステップS14において、CPU101は、閃光発光を禁止する被写体の画像データが記憶されているか否かを判定する。CPU101は、不揮発性メモリ105に画像データが記憶されている場合にステップS14を肯定判定してステップS15へ進み、不揮発性メモリ105に画像データが記憶されていない場合にはステップS14を否定判定し、ステップS16へ進む。
ステップS15において、CPU101は、不揮発性メモリ105に記憶されているデータによる画像と、撮像素子121によって撮像されている画像とを比較し、主要被写体が合致するか否かを判定する。ここで、撮像素子121によって撮像されている画像はレリーズ前に所定周期で繰り返し撮像される画像(いわゆるスルー画像)である。
CPU101は、周知のパターン認識技術を用いて両画像の照合を行う。たとえば、両画像データからそれぞれ人の顔を抽出し、抽出した顔の輪郭、目、鼻および口の位置ならびに大きさに関して両画像間に相似関係が存在するか否かを判定する。顔部分の抽出は、A/D変換後の画像信号のR(赤)色成分、G(緑)色成分およびB(青)色成分の比が所定の比率を満たすものを肌色とみなし、これらの画像データが画素位置に対応して所定数以上隣接するものを人の顔による像とみなす。目、鼻および口は、それぞれ顔に含まれる肌色以外の色データおよびこれらの色データの相対位置関係によって抽出する。
両画像から抽出した顔の情報は、撮影倍率の違いにより大きさが異なっている場合があるので、たとえば、小さい方の顔情報を大きい方の顔情報の大きさと等しくなるように伸長処理した上で、2つの顔情報を比較する。両顔情報に所定の相関がある場合に両画像間に相似関係が存在するとみなす。
CPU101は、両画像間に相似関係が存在すると判定した場合に主要被写体が合致するとみなし、ステップS15を肯定判定してステップS17へ進む。一方、両画像間に相似関係が存在しないと判定した場合には主要被写体が合致しないとみなし、ステップS15を否定判定してステップS16へ進む。ステップS17へ進む場合は、主要被写体を閃光照明光から保護するために閃光照明装置3の発光を禁止する場合である。ステップS16へ進む場合は、閃光照明装置3の発光を許可する場合である。
ステップS16において、CPU101は、上記露出演算結果に基づいて得られる閃光照明装置3の発光量、絞り値、シャッタースピードをそれぞれ撮影条件としてセットしてステップS18へ進む。
ステップS18において、CPU101は、上記セットされた絞り値およびシャッタースピードにより撮像素子121に電荷蓄積を行わせるとともに、閃光照明装置3の発光量がセットされている場合には電荷蓄積中に当該発光量で閃光照明装置3を発光させる撮影処理を行う。閃光照明装置3の発光量がセットされていない場合には、閃光照明装置3を発光させない。CPU101はさらに、電荷蓄積によって得られた画像信号に所定の信号処理を施した上で画像データとして記録媒体126に記録する画像記録処理を行う。CPU101は、画像記録処理を行うと一連の撮影処理を終了する。
ステップS17において、CPU101は、閃光照明装置3を発光させない条件下で最適なシャッタースピードおよび絞り値を選択し、これらをそれぞれ撮影条件としてセットしてステップS18へ進む。
上述した不揮発性メモリ105に対する画像データの記憶は、あらかじめ図3による撮影処理を行う前に行われる。CPU101は、操作部材107を構成する不図示の被写体登録スイッチがオンされた状態でレリーズボタン4が押下されると、撮像素子121で撮像され、A/D変換された画像信号によるデータを不揮発性メモリ105へ記憶する(登録する)。記憶された画像データは電子カメラ1のメインスイッチのオン/オフ状態、電池(不図示)の消耗状態にかかわらず保持される。また、不揮発性メモリ105に記憶される画像データは、新たに被写体登録スイッチがオンされた状態でレリーズボタン4が押下操作されるごとに上書き更新される。
不揮発性メモリ105に記憶する画像は、閃光照明装置3による閃光発光を禁止する被写体(たとえば、乳幼児などのように照明光を顔(とくに、目)に当てると好ましくない被写体)を、閃光照明装置3を用いずに正面から撮影した画像とする。ここで正面とは、顔の輪郭や両目、鼻、口が全て認識できる方向のことを意味する。CPU101は、不揮発性メモリ105に画像データを記憶したとき、当該画像データから人の顔を抽出し、抽出した顔の輪郭、目、鼻および口の位置ならびに大きさに関する情報をさらに取得する。これらの取得情報は、上述したステップS15で相似関係有無の判定に用いるものと同様である。CPU101はさらに、これらの情報が正しく取得できれば不図示の表示装置に登録終了を示す表示を行い、正しく取得できない場合には不図示の表示装置に警告表示を行い、撮影者に再登録(登録のやり直し)を促す。
以上説明した実施形態についてまとめる。
(1)不揮発性メモリ105には、閃光照明装置3による照明光が顔(とくに、目)に当たるとが好ましくない主要被写体(たとえば、乳幼児など)の画像が記憶される。電子カメラ1は、撮影動作を開始して測光、測距(ステップS11)後に得られるスルー画像のデータと不揮発性メモリ105に記憶されている画像データとを比較し、両画像の主要被写体が合致すると判定した場合(ステップS15を肯定判定)は閃光照明装置3の発光を禁止するようにした。これにより、従来の技術のように記憶されている日付からの経過時間に応じて閃光照明の発光を禁止する場合と異なり、閃光照明を使用したいにもかかわらず、経過時間が浅いために閃光照明の発光が禁止されてしまうことが防止される。
(2)主要被写体の照合判定は、画像データから人の顔(肌色部分)を抽出し、抽出した顔の輪郭、目、鼻および口の位置ならびに大きさに関して両画像間に相似関係が存在するか否かによって判定するようにしたので、主要被写体の着衣の色や背景色の違い、および撮影倍率の違いによる誤判定を抑えることができる。
(3)不揮発性メモリ105には、顔の輪郭や両目、鼻、口が全て認識できる方向(正面)からの撮影画像を登録するようにしたので、主要被写体の特徴が抽出しやすくなって誤判定を抑えることができる。この場合、実際の撮影時に主要被写体(乳幼児)が横を向いていれば、ステップS14で不揮発性メモリ105に登録されている画像とスルー画像との間で主要被写体に相似関係が存在しないと否定判定され、閃光照明装置3の発光が禁止されない。しかしながら、乳幼児は電子カメラ1を見ていないので、閃光発光した場合でも乳幼児が閃光照明光を直視することはなく、閃光照明光から保護される。
不揮発性メモリ105に画像を登録した日時を示すデータを登録画像とともに不揮発性メモリ105に記憶しておき、前回の登録日時から所定時間が経過した場合に登録画像の更新を撮影者に促すようにしてもよい。図4は、この場合にCPU101によって行われる処理の流れを説明するフローチャートである。図4による処理は、たとえば、電子カメラ1のメインスイッチがオンされた場合(すなわち、起動時)に行われる。
図4のステップS51において、CPU101は、閃光照明装置3による閃光発光を禁止する被写体の画像を不揮発性メモリ105に登録してから所定時間(たとえば、180日)以上経過したか否かを判定する。CPU101は、180日以上経過した場合にステップS51を肯定判定してステップS52へ進み、180日に満たない場合にはステップS51を否定判定し、図4による処理を終了する。ステップS51を否定判定する場合は登録画像の更新を行わない。
ステップS52において、CPU101は、不図示の表示装置に所定時間の経過を示す警告表示を行い、ステップS53へ進む。ステップS53において、CPU101は、不揮発性メモリ105に登録されている画像を更新する操作が行われたか否かを判定する。CPU101は、操作部材107を構成する不図示の被写体登録スイッチがオンされた状態でレリーズボタン4が押下された場合にステップS53を肯定判定し、ステップS54へ進む。CPU101は、被写体登録スイッチがオンされた状態でレリーズボタン4が押下されない場合にはステップS53を否定判定し、図4による処理を終了する。ステップS53を否定判定する場合は登録画像の更新を行わない。
ステップS54において、CPU101は、撮影および登録画像の更新を行い、図4による処理を終了する。具体的には、撮像素子121で撮像され、A/D変換された画像信号によるデータと、この時点の日時を示すデータとを不揮発性メモリ105へ上書き更新する。
図4による処理を行うことによって定期的に登録画像の更新を撮影者に促すことで、乳幼児の顔の特徴が成長にともなって変化しても、大きく変化する前に登録画像の更新を促すことができる。この結果、撮影者が登録画像の更新を怠ることが防止され、乳幼児の成長に伴う特徴の違いによる誤判定を抑えることができる。
図4による処理は、電子カメラ1の起動時に限らず、たとえば、電子カメラ1が被写体判定発光モードに切り換えられたタイミングで行ってもよい。
乳幼児の顔の特徴の変化に応じて自動的に警告を発するようにしてもよい。図5は、この場合にCPU101によって行われる処理の流れを説明するフローチャートである。図5による処理を行うプログラムは、レリーズボタン4が押下されたことを示す操作信号がCPU101に入力されると起動される。
図5のステップS91において、CPU101は、第1の判定閾値(たとえば、±5%)を用いて、不揮発性メモリ105に記憶されている登録画像(閃光照明装置3による閃光発光を禁止する被写体の画像)と、撮像素子121によって撮像されている画像とを比較し、主要被写体が合致するか否かを判定する。CPU101は、両画像間に相似関係が存在すると判定した場合に主要被写体が合致するとみなし、ステップS91を肯定判定してステップS94へ進む。一方、両画像間に相似関係が存在しないと判定した場合には主要被写体が合致しないとみなし、ステップS91を否定判定してステップS92へ進む。ステップS94へ進む場合は、主要被写体を閃光照明光から保護するために閃光照明装置3の発光を禁止する場合である。ステップS91へ進む場合は、判定閾値をゆるめて再度判定を行う場合である。
ステップS92において、CPU101は、第1の判定閾値よりゆるい第2の判定閾値(たとえば、±10%)を用いて、不揮発性メモリ105に記憶されている登録画像(閃光照明装置3による閃光発光を禁止する被写体の画像)と、撮像素子121によって撮像されている画像とを比較し、主要被写体が合致するか否かを判定する。CPU101は、両画像間に相似関係が存在すると判定した場合に主要被写体が合致するとみなし、ステップS92を肯定判定してステップS93へ進む。一方、両画像間に相似関係が存在しないと判定した場合には主要被写体が合致しないとみなし、ステップS92を否定判定して撮影処理へ進む。ステップS93へ進む場合は、顔の特徴が変化している場合である。撮影処理へ進む場合は、閃光照明装置3の発光を許可する場合である。
ステップS93において、CPU101は、不図示の表示装置に警告表示を行ってステップS94へ進む。この場合の警告内容は登録画像の更新を促す内容である。ステップS94において、CPU101は、閃光照明装置3を発光させない条件下で最適なシャッタースピードおよび絞り値を選択し、これらをそれぞれ撮影条件としてセットして撮影処理へ進む。これにより、撮影時に閃光照明装置3の発光が禁止される。
図5による処理では、異なる判定閾値を用いて画像の相似関係を2段階で判断することで、ゆるい閾値(第2の判定閾値)でないと合致判定できない場合に登録画像の更新を促す警告表示を行うことができる。これにより、乳幼児の顔の特徴が成長にともなって変化した場合には登録画像の更新を促すようになり、成長に伴う特徴の違いによる誤判定を抑えることが可能になる。
さらに図5による処理では、露出演算の結果として閃光照明装置3の発光が必要と判定されるか否かにかかわらず、撮影動作が開始されて撮像素子121に画像情報が入力されると必ず上記2段階の判定を行うようにしたので、撮影者の意図に反して乳幼児に対して閃光照明装置3が発光されることを防止できる。
以上の説明では、不揮発性メモリ105に登録する画像の数を1つの被写体に対応して1つの画像とした。この代わりに、複数の被写体に対応してそれぞれ1つの画像を登録するようにしてもよい。
また、1つの被写体に対応して複数の画像を登録するようにしてもよい。この場合には、複数の登録画像のうち少なくとも1つと合致すれば閃光照明装置3の発光を禁止させる。なお、1つの被写体に対応して複数の画像を登録する際は各画像間に相似関係が存在するか否かを判定し、相似関係が存在すれば登録し、相似関係が存在しない場合には警告表示を行って登録のやり直しを促すようにするとよい。
上述した説明では、不揮発性メモリ105に登録されている画像と合致する被写体(ここでは乳幼児)に対して閃光照明装置3の発光を禁止するようにした。発光禁止の代わりに、乳幼児に悪影響を与えない程度に閃光照明装置3による発光光量を減光させるようにしてもよい。
照明光を減光させる場合は、被写体に応じて減光率を変化させてもよく、たとえば、25%減光、50%減光とする。
閃光照明装置3の構成例として、キセノン管を使用する照明装置を例にあげて説明したが、LED光源や電球などで閃光照明装置3が構成されている場合にも本発明を適用できる。
閃光照明装置3が電子カメラ1に内蔵される例を説明したが、電子カメラ1のアクセサリシュー(不図示)に装着する外付けタイプの閃光照明装置を用いる場合にも本発明を適用できる。
電子カメラを例にあげて説明したが、銀塩カメラの場合にも本発明を適用できる。この場合には、銀塩カメラに測光などの用途で備えられている二次元イメージセンサを電子カメラの場合の撮像素子121の代わりに用いればよい。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。不揮発性記憶手段は、たとえば、不揮発性メモリ105によって構成される。照明装置は、たとえば、閃光照明装置3によって構成される。発光指示手段、相関判定手段、発光禁止手段、および減光指示手段は、たとえば、CPU101によって構成される。報知手段は、たとえば、CPU101および表示装置によって構成される。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による電子カメラを説明する図である。 図1の電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。 CPUによって行われるカメラ動作の流れを説明するフローチャートである。 CPUによって行われる処理の流れを説明するフローチャートである。 CPUによって行われる処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1…電子カメラ
2…撮影レンズ
3…閃光照明装置
4…レリーズボタン
101…CPU
105…不揮発性メモリ
107…操作部材
121…撮像素子

Claims (5)

  1. 被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子によってあらかじめ撮像された画像を記憶する不揮発性記憶手段と、
    撮影時に被写体を照明する照明装置へ発光指示信号を出力する発光指示手段と、
    撮影指示に応じて、前記撮像素子で撮像されている画像と前記不揮発性記憶手段に記憶されている画像とを比較し、両画像にそれぞれ含まれる主要被写体間に所定の相関があるか否かを判定する相関判定手段と、
    前記相関判定手段によって相関判定されたとき、前記発光指示手段による発光指示を出力しないようにする発光禁止手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子によってあらかじめ撮像された画像を記憶する不揮発性記憶手段と、
    撮影時に被写体を照明する照明装置へ発光指示信号を出力する発光指示手段と、
    撮影指示に応じて、前記撮像素子で撮像されている画像と前記不揮発性記憶手段に記憶されている画像とを比較し、両画像にそれぞれ含まれる主要被写体間に所定の相関があるか否かを判定する相関判定手段と、
    前記相関判定手段によって相関判定されたとき、前記照明装置に発光光量を減光させる減光指示手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
    前記相関判定手段は前記両画像から顔を示すデータをそれぞれ抽出し、抽出データによる2つの顔の像の大きさを合わせるように少なくとも一方の顔の像を伸長処理した上で相関の有無を判定することにより、前記両画像にそれぞれ含まれている主要被写体間の相似関係を検出することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記不揮発性記憶手段に画像が記憶されてから経過した時間が所定時間を超えると報知する報知手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記相関判定手段は異なる2つの判定閾値による2回の判定処理を行い、
    前記2回の判定処理のうち一方で相関判定され他方で相関判定されなかった場合に報知する報知手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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