JP2006039708A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006039708A
JP2006039708A JP2004215261A JP2004215261A JP2006039708A JP 2006039708 A JP2006039708 A JP 2006039708A JP 2004215261 A JP2004215261 A JP 2004215261A JP 2004215261 A JP2004215261 A JP 2004215261A JP 2006039708 A JP2006039708 A JP 2006039708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
display
display device
processing
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004215261A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ogawa
敏幸 尾川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004215261A priority Critical patent/JP2006039708A/ja
Priority to US11/186,019 priority patent/US20060017659A1/en
Publication of JP2006039708A publication Critical patent/JP2006039708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

【課題】電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することのできる情報処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理システムは、電子表示デバイスを有する表示装置2a、2bと、表示装置2a、2bに向けて表示情報を出力するPC3と、無線通信回線を介して表示装置2a、2bと接続されるとともに通信回線を介してPC3と接続される転送装置1とを備えている。表示装置2aは、予め自己に付与された固有の識別情報を、転送装置1を介してPC3へ送信する。PC3は、表示装置2aからの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、転送装置1を介して表示装置2aへ送信する。表示装置2aは、PC3からの表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、可読性および可搬性が高く情報管理し易い電子表示デバイスを利用した情報処理システムに関するものである。
従来、電子情報を可読性と可搬性の高い用紙に出力して見たい場合は、パーソナルコンピュータから、このパーソナルコンピュータと接続されたプリンタ、またはネットワークを介してこのパーソナルコンピュータと接続されたプリンタへ、その電子情報を送出するとともに印刷指示を行うことで、このプリンタによってその電子情報に対応した画像を用紙または電子ペーパー上に形成する、という利用形態のものがある。この利用形態は、個人利用される場合が多い。
また、用紙上に画像の形態で存在している情報(原稿画像)を個人用に利用する場合は、その原稿画像を複写機によって用紙にコピーするか、あるいは原稿画像を画像スキャナで読み取ることで電子情報化するとともに、この電子情報化された情報をプリンタから用紙へ出力する、という利用形態のものがある。
さらに、表示機能の付いた一体型の無線タグを物品に付与しておき、この無線タグに記憶されているタグ情報を取得することで、物品の在庫状況や配送状況を管理する利用形態のものがある(例えば、特許文献1)。
さらに、コンテンツ提供会社から提供されるコンテンツに対応するコンテンツコードを読み取り、これをペーパー状表示媒体に表示させる利用形態のものがある(例えば、特許文献2)。
さらには、画像データ中に、視覚的には感知できないような電子透かしを挿入するようにした利用形態のものがある(例えば、特許文献3)。例えば、著作権所有者を識別するために、電子透かしが挿入されることがある。
特開2002−236891号公報 特開2003−333001号公報 特開平9−191394号公報
しかしながら、上記従来の技術では、プリンタにより情報を用紙に出力し配布する場合にあっては、用紙に出力された情報が不要になったときは、その用紙が廃棄されることが多く、そのため紙(用紙)資源のムダになっているという問題点があった。
また、上記(特許文献1)に記載されたものでは、表示機能付無線タグにおける表示部の表示サイズを大きくすることができないという問題点があった。
さらに、上記(特許文献2)に記載されたものでは、電子データを所定の装置へ配布する場合は、無制限にデータを複製することができてしまう恐れがある。
さらに、上記(特許文献3)に記載されたものでは、画像データに「電子透かし」を付加して複写の制御を行うことが可能であるものの、個々の表示装置は、演算性能として、ノート型パーソナルコンピュータと同等の高性能な処理能力を有する必要があり、そのた
め装置自体が高価になるという問題点があった。また、安価な処理性能の部品で構成した場合は、その演算処理時間が長くなるという、性能およびコストと処理時間という両立しないトレードオフの問題点を有していた。
そこで、本発明は、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することのできる情報処理システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することのできる情報処理システムを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する表示装置と、前記表示装置へ表示情報を出力する処理装置とを有し、前記表示装置と前記処理装置とは無線通信により情報の送受信を行うとともに、前記表示装置は、予め自己に付与された固有の識別情報を前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、前記表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を前記表示装置へ送信し、さらに、前記表示装置は、前記処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて前記電子表示デバイスへの表示制御を行う構成としたものである。
また、この課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する表示装置と、前記表示装置に向けて表示情報を出力する処理装置と、無線通信回線を介して前記表示装置と接続されるとともに通信回線を介して前記処理装置と接続される転送装置とを有し、前記表示装置は、予め自己に付与された固有の識別情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、前記表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、前記転送装置を介して前記表示装置へ送信し、さらに、前記表示装置は、前記処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて前記電子表示デバイスへの表示制御を行う構成としたものである。
さらに、この課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、予め固有の識別情報が付与され、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する複数の表示装置と、指定された表示装置に向けて表示情報を出力する処理装置と、無線通信回線を介して前記複数の表示装置と接続されるとともに通信回線を介して前記処理装置と接続され、前記無線通信回線を介して定期的に前記複数の表示装置に向けて固有の識別情報の問合わせを行う転送装置とを有し、前記転送装置からの問合わせに応答した任意の表示装置は、予め自己に付与された固有の識別情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、前記任意の表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、前記転送装置を介して前記任意の表示装置へ送信し、さらに、前記任意の表示装置は、前記処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて前記電子表示デバイスへの表示制御を行う構成としたものである。
本発明の好ましい形態において、前記任意の表示装置は、前記転送装置を介して、処理装置からの表示情報、および複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる画像品質情報に基づいて前記表示情報を加工し、該加工後の表示情報を前記電子表示デバイスに表示する。
本発明のさらに好ましい形態において、複写元の表示装置に表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置に表示させる場合、前記複写元の表示装置は、前記複写元の表示情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、前記複写元の表示装置からの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、前記転送装置を介して前記複写先の表示装置へ送信し、前記複写先の表示装置は、前記処理装置からの情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる画像品質情報に基づいて前記複写元の表示情報を加工し、該加工後の表示情報を前記電子表示デバイスに表示する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記任意の表示装置は、前記転送装置を介して、処理装置からの表示情報、および複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる複写回数を示す値が予め設定される閾値に達しているときは、受信した表示情報に関しては前記電子表示デバイスに表示しない。
本発明のさらに好ましい形態において、複写元の表示装置に表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置に表示させる場合、前記複写元の表示装置は、前記複写元の表示情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、前記複写元の表示装置からの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、前記転送装置を介して前記複写先の表示装置へ送信し、前記複写先の表示装置は、前記処理装置からの情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる複写回数を示す値に対して予め設定される値の加算または減算を実行し、この演算した後の複写回数の値が予め設定される閾値に達したときは、受信した表示情報に関しては前記電子表示デバイスに表示しない。
本発明のさらに好ましい形態において、前記転送装置は、電磁波を送信する送信手段を備え、前記複数の表示装置は、前記送信手段からの電磁波を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された電磁波を電力に変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された電力を蓄積する蓄積手段とを備え、前記複数の表示装置は、前記蓄積手段に蓄積された電力を基に動作する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記表示装置は、着脱可能であって、かつ無線タグが配設され、無電源状態で表示内容を保持しかつ当該表示内容の更新が可能な電子表示デバイスと、装着された前記電子表示デバイスに対する出力制御を行う制御手段を有する装置本体とを備えている。
本発明のさらに好ましい形態において、所定の画像を読み取る画像読取り装置を備え、前記画像読取り装置は、無線タグとの通信を行う無線タグ通信手段を備え、前記電子表示デバイスに表示されている表示画像を読み取るときに、前記無線タグ通信手段によって当該電子表示デバイスに配設されている無線タグとの間で通信することにより当該タグ情報を取得し、読取った画像データを取得したタグ情報に基づいて画像処理する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理装置は、予め設定される処理手順を実行することにより、前記電子表示デバイスが着脱される前記装置本体の着脱の機構を制御する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記電子表示デバイスに対応する固有の識別情報をタグ情報として所有する無線タグが、当該電子表示デバイスに配設されている、または、前記電子表示デバイスおよび前記装置本体それぞれに対応する固有の識別情報をタグ情報として所有する無線タグが、当該電子表示デバイスおよび当該記装置本体に配設されている。
本発明のさらに好ましい形態において、前記転送装置は、固有の識別情報が付与された複数の転送装置で構成され、前記処理装置は、前記複数の転送装置に対応する複数の固有の識別情報を基に当該複数の転送装置を一元管理する。
本発明のさらに好ましい形態において、前記転送装置または前記表示装置は、ユーザに対して警告を提示する警告手段を備えている。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理装置は、予め設定された処理手順に対応するプログラムを実行することにより、前記表示装置に対する表示に関する情報処理および管理を行う複数の処理装置で構成され、前記複数の処理装置それぞれが前記プログラムを実行することにより、前記複数の処理装置が連携して前記表示装置に対する表示に関する情報処理および管理を行う。
本発明のさらに好ましい形態において、前記画像読取り装置は、通信回線を介して前記処理装置と接続されている。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理装置と前記転送装置とが一体化されている。
本発明のさらに好ましい形態において、前記処理装置と前記画像読取り装置とが一体化されている。
本発明によれば、表示装置は、処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行うようにしているので、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することができるという有効な効果が得られる。
また、本発明によれば、表示装置は、無線通信回線を介して転送装置と通信することで、処理装置からの表示情報および指令情報を取得し、この取得した表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行うようにしているので、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、複数の表示装置は無線通信回線を介して転送装置と通信することが可能であり、この通信により転送装置からの問合わせに応答した任意の表示装置は、転送装置を介して処理装置からの表示情報および指令情報を取得し、この取得した表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行うようにしているので、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、表示情報の複写を繰り返すに従って表示画像の画像品質が劣化し、最終的には複写しても意味の無い表示画像となるので、表示情報の複写を制限することで、表示情報の著作権を保護することができ、しかも電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することができるという有効な効果が得られる。
さらに、本発明によれば、複写条件情報に含まれる複写回数を示す値が予め設定される閾値に達しているときは、受信した複写元の表示情報に関しては電子表示デバイスに表示されないので、表示情報の複写を制限することで、表示情報の著作権を保護することができ、しかも電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することができるという有効な効果が得られる。
本発明の請求項1に記載の発明は、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する表示装置と、表示装置へ表示情報を出力する処理装置とを有し、表示装置と処理装置とは無線通信により情報の送受信を行うとともに、表示装置は、予め自己に付与された固有の識別情報を処理装置へ送信し、処理装置は、表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を表示装置へ送信し、さらに、表示装置は、処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行う情報処理システムであり、表示装置は、処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行うようにしているので、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する表示装置と、表示装置に向けて表示情報を出力する処理装置と、無線通信回線を介して表示装置と接続されるとともに通信回線を介して処理装置と接続される転送装置とを有し、表示装置は、予め自己に付与された固有の識別情報を、転送装置を介して処理装置へ送信し、処理装置は、表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、転送装置を介して表示装置へ送信し、さらに、表示装置は、処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行う情報処理システムであり、表示装置は、無線通信回線を介して転送装置と通信することで、処理装置からの表示情報および指令情報を取得し、この取得した表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行うようにしているので、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、予め固有の識別情報が付与され、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する複数の表示装置と、指定された表示装置に向けて表示情報を出力する処理装置と、無線通信回線を介して複数の表示装置と接続されるとともに通信回線を介して処理装置と接続され、無線通信回線を介して定期的に複数の表示装置に向けて固有の識別情報の問合わせを行う転送装置とを有し、転送装置からの問合わせに応答した任意の表示装置は、予め自己に付与された固有の識別情報を、転送装置を介して処理装置へ送信し、処理装置は、任意の表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、転送装置を介して任意の表示装置へ送信し、さらに、任意の表示装置は、処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行う情報処理システムであり、複数の表示装置は無線通信回線を介して転送装置と通信することが可能であり、この通信により転送装置からの問合わせに応答した任意の表示装置は、転送装置を介して処理装置からの表示情報および指令情報を取得し、この取得した表示情報および指令情報に基づいて電子表示デバイスへの表示制御を行うようにしているので、電子表示デバイスへの表示情報の配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、任意の表示装置は、転送装置を介して、処理装置からの表示情報、および複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報を受信した場合に、複写条件情報に含まれる画像品質情報に基づいて表示情報を加工し、該加工後の表示情報を電子表示デバイスに表示する情報処理システムであり、複写条件情報に含まれる画像品質情報例えば画像劣化率情報に基づいて表示情報を加工し、該加工後の表示情報を電子表示デバイスに表示するようにしているので、表示情報の複写を繰り返すに従って表示画像の画像品質が劣化し、最終的には複写しても意味の
無い表示画像となるので、表示情報の複写を制限することで、表示情報の著作権を保護することができ、しかも電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項3記載の発明において、複写元の表示装置に表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置に表示させる場合、複写元の表示装置は、複写元の表示情報を、転送装置を介して処理装置へ送信し、処理装置は、複写元の表示装置からの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、転送装置を介して複写先の表示装置へ送信し、複写先の表示装置は、処理装置からの情報を受信した場合に、複写条件情報に含まれる画像品質情報に基づいて複写元の表示情報を加工し、該加工後の表示情報を電子表示デバイスに表示する情報処理システムであり、複写先の表示装置においては、複写条件情報に含まれる画像品質情報例えば画像劣化率情報に基づいて複写元の表示情報を加工し、該加工後の表示情報を電子表示デバイスに表示するようにしているので、表示情報の複写を繰り返すに従って表示画像の画像品質が劣化し、最終的には複写しても意味の無い表示画像となるので、表示情報の複写を制限することで、表示情報の著作権を保護することができ、しかも電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項3記載の発明において、任意の表示装置は、転送装置を介して、処理装置からの表示情報、および複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報を受信した場合に、複写条件情報に含まれる複写回数を示す値が予め設定される閾値に達しているときは、受信した表示情報に関しては電子表示デバイスに表示しない情報処理システムであり、複写条件情報に含まれる複写回数を示す値が予め設定される閾値に達しているときは、受信した複写元の表示情報に関しては電子表示デバイスに表示されないので、表示情報の複写を制限することで、表示情報の著作権を保護することができ、しかも電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項3記載の発明において、複写元の表示装置に表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置に表示させる場合、複写元の表示装置は、複写元の表示情報を、転送装置を介して処理装置へ送信し、処理装置は、複写元の表示装置からの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、転送装置を介して複写先の表示装置へ送信し、複写先の表示装置は、処理装置からの情報を受信した場合に、複写条件情報に含まれる複写回数を示す値に対して予め設定される値の加算または減算を実行し、この演算した後の複写回数の値が予め設定される閾値に達したときは、受信した表示情報に関しては電子表示デバイスに表示しない情報処理システムであり、複写先の表示装置においては、複写条件情報に含まれる複写回数を示す値に対して予め設定される値の加算または減算を演算した後の複写回数の値が予め設定される閾値に達したときは、受信した複写元の表示情報に関しては電子表示デバイスに表示されないので、表示情報の複写を制限することで、表示情報の著作権を保護することができ、しかも電子表示デバイスへの表示情報の複製および配布を簡便に管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項3〜7の何れか一項に記載の発明において、転送装置は、電磁波を送信する送信手段を備え、複数の表示装置は、送信手段からの電磁波を受信する受信手段と、受信手段によって受信された電磁波を電力に変換する変換手段と、変換手段によって変換された電力を蓄積する蓄積手段とを備え、複数の表示装置は、蓄積手段に蓄積された電力を基に動作する情報処理システムであり、表示装置は、転送装置から送信される電磁波を基に電力を生成しこの電力を基に動作するので、電源回路が不要となり携帯性に優れた表示装置を提供することができるという作用を有する。
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の発明において、表示装置は、着脱可能であって、かつ無線タグが配設され、無電源状態で表示内容を保持しかつ当該表示内容の更新が可能な電子表示デバイスと、装着された電子表示デバイスに対する出力制御を行う制御手段を有する装置本体とを備えた情報処理システムであり、電子表示デバイスに表示画像が表示された後に、装置本体から電子表示デバイスを取り外して、当該電子表示デバイスに表示されている表示画像を見ることができるという作用を有する。
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項9記載の発明において、所定の画像を読み取る画像読取り装置を備え、画像読取り装置は、無線タグとの通信を行う無線タグ通信手段を備え、電子表示デバイスに表示されている表示画像を読み取るときに、無線タグ通信手段によって当該電子表示デバイスに配設されている無線タグとの間で通信することにより当該タグ情報を取得し、読取った画像データを取得したタグ情報に基づいて画像処理する情報処理システムであり、画像読取り装置が、表示装置の装置本体から取はずされた電子表示デバイスの表示画面および無線タグのタグ情報を読み取って、読取った画像データを取得したタグ情報に基づいて画像処理することができるという作用を有する。
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項9記載の発明において、処理装置は、予め設定される処理手順を実行することにより、電子表示デバイスが着脱される装置本体の着脱の機構を制御する情報処理システムであり、処理装置が表示装置の装置本体の着脱の機構を制御することができるという作用を有する。
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項9記載の発明において、電子表示デバイスに対応する固有の識別情報をタグ情報として所有する無線タグが、当該電子表示デバイスに配設されている、または、電子表示デバイスおよび装置本体それぞれに対応する固有の識別情報をタグ情報として所有する無線タグが、当該電子表示デバイスおよび当該記装置本体に配設されている情報処理システムであり、処理装置は、固有の識別情報を基に、電子表示デバイスまたは表示装置の装置本体、あるいは両者を管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項3〜12の何れか一項に記載の発明において、転送装置は、固有の識別情報が付与された複数の転送装置で構成され、処理装置は、複数の転送装置に対応する複数の固有の識別情報を基に当該複数の転送装置を一元管理する情報処理システムであり、処理装置は複数の転送装置を一元管理することで、これら複数の転送装置と無線通信する複数の表示装置を一元管理することができるという作用を有する。
本発明の請求項14に記載の発明は、請求項3〜13の何れか一項に記載の発明において、転送装置または表示装置は、ユーザに対して警告を提示する警告手段を備えた情報処理システムであり、ユーザに対して警告を提示することができるという作用を有する。
本発明の請求項15に記載の発明は、請求項3〜14の何れか一項に記載の発明において、処理装置は、予め設定された処理手順に対応するプログラムを実行することにより、表示装置に対する表示に関する情報処理および管理を行う複数の処理装置で構成され、複数の処理装置それぞれがプログラムを実行することにより、複数の処理装置が連携して表示装置に対する表示に関する情報処理および管理を行う情報処理システムであり、表示に関する情報処理および管理を複数の処理装置で分担して処理することができるので、各処理装置の負荷を軽減させることができるという作用を有する。
本発明の請求項16に記載の発明は、請求項10記載の発明において、画像読取り装置は、通信回線を介して処理装置と接続されている情報処理システムであり、リモートに存在する画像読取り装置は、読み取った電子表示デバイスの画像データおよびタグ情報に基づいて、該画像データを加工し、この加工後の画像データを処理装置へ送信することが可能となるという作用を有する。
本発明の請求項17に記載の発明は、請求項2〜16の何れか一項に記載の発明において、処理装置と転送装置とが一体化されている情報処理システムであり、最小構成要素で情報システムを構築することができるという作用を有する。
本発明の請求項18に記載の発明は、請求項10または16記載の発明において、処理装置と画像読取り装置とが一体化されている情報処理システムであり、最小構成要素で情報システムを構築することができるという作用を有する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における電子ペーパーシステムの基本的な構成を示す構成図、図2は図1に示した転送装置の構成を示す構成図、図3は図1に示した表示装置の構成を示す構成図、図4は図1に示した電子ペーパーを説明する図、図5は図1に示した電子ペーパーを説明する図、図6は図1に示した電子ペーパーを説明する図、図7は情報プログラムの実行による状態の遷移を示す図、図8は図1に示した電子ペーパーシステムの処理動作を示すフローチャート、図9は図1に示したパーソナルコンピュータから送信される情報のフォーマットの一例を示す図、図10は画像データを説明する図、図11は画像劣化処理動作を示すフローチャートである。
図1において、電子ペーパーシステムは、転送装置1、複数(2つの)の表示装置2a、2b、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)3およびスキャナ(画像読取り装置)4を備えている。
転送装置1および2つの表示装置2a、2b(これらを総称して表示装置2という)の詳細については後述する。
PC(処理装置)3は、接続ケーブル5を介して転送装置1およびスキャナ4と接続されている。また、転送装置1と表示装置2aおよび表示装置2bとは無線で通信接続される。
PC3は、インストールされた情報プログラム30を記憶する第1の記憶領域と、後述する表示情報(例えば、ドキュメント情報)、利用者により設定された、後述する情報登録および出力設定の内容などを記憶する第2の記憶領域とを有する記憶部31を備えている。また、PC3は、記憶部31の第2の記憶領域に記憶される情報の全部または一部を必要に応じて格納する外部記憶装置32がローカル接続されている。
情報プログラム30は、転送装置1から送られてくる表示装置の情報と、事前に設定および登録された情報や処理手順とに基づいて、多様なデータ処理やイベント操作を行うとともに、任意の転送装置へ画像情報と動作命令を送出して、表示装置への表示を制御および管理させる内容になっている。
スキャナ4は、公知技術で実現される画像読取り手段と、無線タグとの通信を行う無線タグ通信手段とを備えており、無線タグ付きの電子ペーパーの表示画像を読み込むときに、画像読取り手段によって画像データを読み取るとともに、無線タグ通信手段によって無線タグのタグ情報を読み取る。
このような電子ペーパーシステムは、PC3で用意された情報を、転送装置1を経由して、1以上の表示装置へ出力させることを基本的に可能にしたものである。
なお、本実施の形態1では、PC3とスキャナ4および転送装置1とを接続ケーブル5で接続するようにしているが、無線LANのような手段を用いて、無線で接続するようにすることもできる。また、PC3に外部記憶装置32がローカル接続されている構成としたが、外部記憶装置32は接続されていなくても良い。
次に、上述した転送装置1の構成について図2を参照して説明する。
図2において、転送装置1は、CPU(中央演算処理装置)11、記憶手段であるROMあるいはRAM(以下、ROM/RAMという)12、PC3とのインタフェースを司るパーソナルコンピュータインタフェース回路(以下、PCインタフェース回路という)13、アンテナ駆動回路14、アンテナ15、蓄電池16、ブザー駆動回路17、およびブザー駆動回路17の駆動に従って警告音や操作音を出力するブザー(警告手段)18を備えている。このような転送装置1には、固有の識別情報が付与されている。
転送装置1は、PC3とは、例えばUSB2.0仕様に基づいて接続ケーブル5およびPCインタフェース回路13を介して接続される。
したがって、転送装置1は、PC3との間で接続された接続ケーブル5から電力が供給されるので、この供給された電力を蓄電池16に蓄積し、この電力を基に各構成要素(各回路ブロック)を駆動することができる。蓄電池16から出力される直流電源パワー1Pは、各構成要素へ供給される。このため、転送装置1には電源回路が不要となる。
CPU11は、ROM/RAM12に記憶されているプログラムを実行することにより、転送装置1の動作を制御する。
例えば、PC3から送られた個別データを受信して取得し、この取得した情報と電力を電磁波に変換し、この電磁波を表示装置へ送信するようアンテナ駆動回路14を制御するとともに、アンテナ15を介して受信される電磁波を基に表示装置を検知する。
アンテナ(送信手段)15は、表示装置2aあるいは表示装置2bとの間で無線にて信号を送受信する。
なお、本実施の形態1では、転送装置1において、電源回路は不要とする構成としたが、電源手段としてAC電源回路や電池を有する構成であってもよい。また、ブザー駆動回路17およびブザー18は搭載しなくてもよい。さらに、RAM12は、表示画面1枚分もしくは複数分の表示データを格納できる容量を有するものが好ましく、さらには、電力消費がほとんど無く、しかもデータ内容を長時間保持できるものが好ましい。
さらに、転送装置1は、通信回線、すなわち無線通信回線または有線通信回線(ネットワーク)を介してPC3と接続するようにしても良い。この場合、無線通信可能なインタフェース手段(通信手段)、または有線通信可能なインタフェース手段(通信手段)を備
える必要がる。
次に、表示装置2の構成について図3を参照して説明する。
図3において、表示装置2は、電子ペーパー200aへの書込みを面で書き込めるようにしたものであり、表示装置2の動作を制御するためのCPU21、制御プログラムやデータを保持・記録するための記憶素子であるROMやRAM(以下、ROM/RAMという)22、アンテナ25で受信した無線周波数の電磁波から信号を抽出するためのRF変換回路23、アンテナ25で受信した電磁波から電気エネルギーを抽出して直流電源パワーへ変換するためのAC/DC変換回路(変換手段)24、転送装置1との間で電磁波により通信するための送受信アンテナ(受信手段)25、AC/DC変換回路24で生成した直流電源パワーを蓄えるための蓄電池(蓄積手段)26、電子ペーパー部200a、表示部27B、および記録制御回路28を備えている。
蓄電池26から供給される電力2Pは、電子ペーパー200aへの記録動作に使用される。なお、蓄電池26には、安定した電圧を取り出すための制御回路を内蔵させても良い。
この表示装置2は、利用者に対して警告を提示する例えばブザーなどの警告手段を備えるようにしても良い。この警告手段は、電子ペーパー200aに警告メッセージを表示することで警告を提示するものでも良い。
ところで、図3の符号2Cで示される破線で囲まれた部分は、無線タグを実現する場合の構成要素と同様の回路構成であり、極めて小型のICで実現することができる。ROM/RAM22は、識別情報として個別の識別情報(ID)を有することができる。
なお、本実施の形態1では、符号2Cで示される部分(破線で囲まれた部分)の回路は、一般の無線タグのチップに比べた場合、はるかに大きな電力を消費する電子ペーパーへの書込みのための構造(回路)になっているので、アンテナ25、AC/DC変換回路24および蓄電池26のそれぞれの基本仕様は、一般の無線タグの場合と比較して大きく相違している。例えば、アンテナ25が、1MHzの周波数の電磁波を効率的に受信する。AC/DC変換回路24が、アンテナ25で受信した電磁波から電気エネルギーに変換した低いAC電圧を25VのDC電圧へ昇圧変換する。その電力を電気2重層コンデンサからなるキャパシタを蓄電池26として利用するようにする。
次に、電子ペーパー200aの構成について、図4〜図6を参照して説明する。
本実施の形態1では、電子表示デバイスとして、所定のギャップを経て対向する、少なくとも一方が光透過する2枚のシートと、これらのシートの間に光学的反射濃度や色の異なる1種類もしくは複数種類の帯電性微粒子を内包させた現像剤を充填し、この現像剤に電界もしくは磁界を印加することで、帯電性微粒子をシート内で移動させ、光学的反射濃度や色を変化させる電気泳動や磁気泳動方式の電子ペーパーを利用する。
図4は、さらに詳しく説明すると図3に示した電子ペーパー200aとして、公知の技術である電気泳動方式の電子ペーパーの構造を示したものであり、図5に示すA−A’断面を示す断面図を示している。
図4において、マイクロカプセル200Mは、電子インク機能を有しており、複数の粒子および染色された懸濁流体が充填されている。粒子は、異なる光学的反射特性を有するとともに、対照的な電気泳動移極性を有している。
例えば、マイクロカプセル200Mには、透明な懸濁流体である懸濁流体200Lが充填されており、この懸濁流体200Lの中に、黒色で+(プラス)に帯電している粒子200Kと、白色で−(マイナス)に帯電している粒子200Wとが存在している。
シート200Sは、マイクロカプセル200Mを挟むための光透過性を有している。バインダー200Tは、マイクロカプセル200Mをシート200Sに接合するための非導電性のバインダーである。表示面側のシート200Sの内側全面には透明電極201Sが形成されており、これに対向する背面側のシート200Sの内側には、複数の画素電極27BSが形成されている。
なお、本実施の形態1では、電子ペーパー200aの両面を透明なシート200Sとしたが、背面側を不透過のシートや金属シートと絶縁膜による構成であってもよい。
図5は表示部27Bの構成を示す図である。図5において、表示部27Bは、画素電極27BS、スイッチング素子27BT、横方向の駆動回路28R、および縦方向の駆動回路28Cを備えている。表示部27Bには、複数の画素に対応して複数の画素電極27BSが配置されており、これら各画素電極27BSには画素毎にスイッチング素子27BTが設けられている。
ここで、画像を駆動する回路を図6示す。図6に示すように、スイッチング素子27BTにおいては、そのゲート電極は、駆動回路28Rと接続された横方向の配線であるゲートライン27Rに接続されており、また、そのソース電極は、駆動回路28Cに接続された縦方向の配線であるソースライン27Cに接続されている。また、スイッチング素子27BTは、そのドレイン電極に接続された画素電極27BSを個別にマトリックス駆動できるようになっている。
駆動された画素電極27BSとこれに対向する透明電極201Sとの間には電界が発生するので、これらの電極の間に位置しているマイクロカプセル200M内で帯電粒子(粒子200K、粒子200W)の移動が行われる。
なお、本実施の形態1では、駆動回路28Rおよび駆動回路28Cを記録制御回路28と分離させた構成にしているが、駆動回路28Rおよび駆動回路28Cを符号2Cで示される部分(破線で囲まれた部分)の回路に内蔵させて一体型にすることもできる。
さらに、本実施の形態1では、1つの画素電極27BSに1つのスイッチング素子27BTを設けるようにしたが、電源ラインと複数のスイッチング素子を設けてアクティブマトリックス駆動の構成にしても良い。
さらに、本実施の形態1では、電子表示デバイスとして、電気泳動方式の電子ペーパーを使用するようにしているが、これ以外にも電子ペーパーとして公知の技術手段、例えば、ツイスティングボール、相安定液晶、CN液晶、トナーディスプレイ、電子粉流体などの方式による表示デバイスを利用することができる。
図7は、さらに詳しく説明するとPC3にインストールされている情報プログラム30の基本動作の遷移状態を示している。情報プログラム30は、「情報登録」、「出力設定」、および「処理」の動作ブロックで構成される。通常、情報プログラム30は、各イベントの発生を監視しており、イベントが発生した場合にその動作ブロックが実行される。
なお、「情報登録」は後述する処理手順のステップS31の処理内容に相当し、「出力
設定」は後述する処理手順のステップS32の処理内容に相当し、「処理」は後述する処理手順のステップS30の処理内容に相当する。
次に、電子ペーパーシステムの処理動作について図8を参照して説明する。
PC3は、利用者からの起動指示に基づいて情報プログラム30を起動して、これを実行する。この結果、PC3に設けられた表示装置(図示せず)にメニュー画面が表示されるので、利用者は、そのメニュー画面より情報登録モードを選択指定する。すると、所定の情報を登録するための画面が表示されるので、利用者は、その画面に対してPC3の入力装置(図示せず)を操作して所定の情報を入力し登録する。
すなわち、PC3に対して、表示装置2に表示させたい画像や文字などの表示情報や利用者についての個別の属性情報、例えば氏名および年齢、会社内における地位および権限などの属性情報、さらには、表示装置を管理するための個別情報、例えばセキュリティ管理のためのパスワードなどを登録する(ステップS31)。
ここで、表示情報とは、アプリケーションソフトウェアで作成されたテキスト、図、グラフおよび写真などの情報、あるいはこれらの要素で構成されたドキュメント情報、あるいはスキャナ4による画像読取りの結果であるデータ化された画像情報のことである。また、利用者には、情報を見る側の人や情報を管理・提供する側の人が含まれる。
1つのPC3を複数の利用者で利用する利用形態もある。そこで、複数の利用者を識別管理するために、氏名および年齢、会社内における地位および権限、セキュリティ管理のためのパスワードなど、種々の個人情報を管理することで、多様化した利便性の提供が可能となる。
次に、利用者が、所定の情報の登録を終了してメニュー画面より出力設定モードを選択すると、所定の情報を登録するための画面がPC3の表示装置(図示せず)に表示されるので、利用者は、その画面に対してPC3の入力装置(図示せず)を操作して、表示させるべく情報について各種の出力設定を行う(ステップS32)。
例えば、表示させたい情報、利用者の指定、表示装置の選択、転送装置の指定、複写時の画質劣化パラメータ、複写の世代回数(複写回数)の指定、表示させる期間などを任意に設定する。これらの出力設定情報は、PC3内の記憶部31またはPC3に接続された外部記憶装置32に記録保存される。
ここで、表示させたい情報は、表示装置2を所有する利用者やPC3で認証した利用者の個人情報を基に、予め用意している処理手順に従って、登録されている情報を加工して用意することが可能である。例えば、登録情報の一部のみを表示させる、複数の情報を合わせる、表示できる期間を限定させる、など様々な情報加工処理や応用が可能である。
上記ステップS31およびステップS32が終了した場合、PC3は、上述した情報プログラム30の基本動作である「処理」の動作ブロックを実行することになる(ステップS30)。
このステップS30においては、情報登録されている資料1(図示せず)の情報を、転送装置1を経由して、表示装置2aおよび表示装置2bへ出力する場合の動作について説明する。
ここで、この実施の形態1では、転送装置1の固有の識別情報をID=mとし、表示装
置2aの固有の識別情報をID=n1とし、表示装置2bの固有の識別情報をID=n2とする。
また、ステップS32において、利用者により設定された出力設定の内容は、「情報登録されている資料1の情報を、転送装置1を経由して、識別情報ID=n1の表示装置2aおよび識別情報ID=n2の表示装置2bへ、画質劣化率5%の複写属性を付与して出力する」という旨であるものとする。
さて、転送装置1が接続ケーブル5を介してPC3と接続され、PC3から電源供給が開始されると、転送装置1は、定期的に、自己の識別情報ID(ID=m)を含めた情報D1を所定信号の電磁波としてアンテナ15から出力するとともに(ステップS11)、この情報D1を受信した表示装置からの応答を受信することで表示装置を検出する(ステップS12)。
なお、識別情報IDの送出と電磁波の供給を兼ねた処理であるステップS11と、表示装置の検出の処理であるステップS12とは、連続的に繰返し実行される。
ここで、利用者が表示装置2a,2bを持参して転送装置1に近づき、表示装置2a,2bが、転送装置1から送信された電磁波を受信できる距離内に位置した場合には、表示装置2a,2bは、その電磁波を受信することができる。
そして、表示装置2a,2bは、アンテナ25を介して電磁波を受信すると(ステップS21)、表示装置2aは自己の識別情報ID(ID=n1)を含んだ情報D2を、一方、表示装置2bは自己の識別情報ID(ID=n2)を含んだ情報D2を、それぞれ転送装置1へ送信する(ステップS22)。
このようにして表示装置2a,2bそれぞれから送信された情報D2は、転送装置1に入力され、転送装置1による表示装置の検出(ステップS12)に用いられる。
なお、表示装置2a,2bからの識別情報IDの送出に際しては、同時タイミングによる送出での識別情報IDの衝突を回避するために、表示装置2a,2bにおいて、ステップS21での電磁波の受信をトリガとして乱数による識別情報IDの送出タイミングの設定を行い、同時出力の確率が低下するような手段を講ずるようにしてもよい。
さて、ステップS22を終了した表示装置2a,2bでは、AC/DC変換回路24は、アンテナ25を介して受信中の電磁波を直流電源パワーに変換し、これを蓄電池26へ蓄積する(ステップS23)。次に、表示装置2a,2bでは、転送装置1からの指令を受信するまで、ステップS22およびステップS23を繰り返し実行しながら待機する。
すなわち、表示装置2a,2bは、転送装置1からの指令を受信するまで、自己の識別情報IDの送出、および受信中の電磁波を基に変換している電力の充電(エネルギー充電)の動作を繰り返しながら、待機する。
ところで、転送装置1では、ステップS12において識別情報IDを基に検出した表示装置2aおよび表示装置2bの何れか一方の識別情報IDに、自己の識別情報ID(ID=m)を含めた情報D3を、PC3へ送信する。
PC3では、転送装置1からの情報D3を受信し、この受信した情報D3に含まれている表示装置2aまたは表示装置2bの識別情報IDと、上記ステップS32において出力設定されている個別情報とに基づいて、利用者により出力指定された装置(表示装置)で
あることを検出する(ステップS33)。ここでは、出力指定された装置として、先に表示装置2aが検出され、次に表示装置2bが検出されるものとする。
次に、PC3は、指定された出力条件を満足していることを確認すると、ステップS32で設定された出力設定の情報を基に、情報処理を行う(ステップS34)。
ここでは、出力設定として登録されPC3の記憶部31に記憶されている内容は、資料1を識別情報ID=n1の表示装置2a、および識別情報ID=n2の表示装置2bへ複写属性(画質劣化率5%)を付けて出力する、という旨である。
そのため、先に検出した表示装置2aの識別情報IDを受けたPC3は、ステップS34においては、PC3内の記憶部31もしくはPC3に接続された外部記憶装置32に保存されている資料1の情報を基に、表示装置2aの電子ペーパー200aに表示できるサイズの画像情報に処理することになる。
このような処理を終了したPC3は、画像出力の指令を、識別情報ID=n1の表示装置2aを検出した識別情報ID=mの転送装置1(上記情報D3に含まれている識別情報ID=mの転送装置1)へ情報D4として送信し(ステップS35)、その後、転送装置1からの画像出力の指令に対する指令完了を示す旨を受信するまで待機する(ステップS36)。
この情報D4は、指令情報として出力されるものであり、図9に示すようなフォーマットで構成されている。すなわち、情報D4(指令情報D4)は、装置動作を指示する情報である動作指令(この例では画像表示)と、指令先を示す転送装置ID(転送装置を示す識別情報)と、出力先を示す表示装置ID(表示装置を示す識別情報)と、動作指令に関する詳細を設定する指令付属情報等と、転送する画像データ(この例では資料1の画像)とで構成される。
なお、本実施の形態では、指令付属情報には、画像表示動作における付属動作設定として、複写条件情報としての画質劣化率5%や複写世代数制限値、実行済み表示画質劣化率などの指令付属情報が含まれている。
なお、ステップS32において記憶されている出力設定の内容に、何も指令すべき設定がない場合は、図7に示すイベント待ち状態へ遷移する。
転送装置1が、PC3からの指令情報D4を受信すると(ステップS13)、その指令を処理する。すなわち、転送装置1は、識別情報ID=n1の表示装置2aが転送装置1の受信可能範囲内に位置しているかどうかを、監視(検出)して把握しているので、範囲内にある場合は、指令処理を実行する。
ここでの指令は、ID=n1の表示装置2aへの資料1の画像出力であるので、転送装置1は、ステップS13において受信した指令情報Dに含まれる、ID=n1の表示装置2aへの出力であることを示す指令情報とともに、資料1の画像情報および指令付属情報を、情報D5としてアンテナ15から送信する(ステップS14)。
そして、ステップS14を終了した転送装置1は、情報D5を受信した表示装置2aからの指令完了の通知を受信するまで待機する(ステップS15)。
なお、転送装置1は、ステップS13を終了した後(PC3からの指令情報D4を受信した後)、この指令情報D4に含まれている表示装置IDに対応する表示装置2aが検出
できない場合は、この表示装置2aを検出できるまで、ステップS11からステップS12を繰り返しながら待機する。
アンテナ25を介して転送装置1からの情報D5を受信した表示装置2aでは、CPU21が、この情報D5に含まれる、ID=n1の表示装置2aへの出力であることを示す指令情報を参照して、自分への画像出力指令であることを認識すると、この情報D5に含まれている資料1の画像情報をRAM22に格納する(ステップS24)。
表示装置2aでは、CPU21は、受信した元の画像データ(図10(a)参照)および画質劣化率5%の指令付属情報に基づいて画像の表示描画処理を実行するとともに(ステップS25)、この処理を終了した後(画像劣化処理後)の画像((図10(b)参照)を、記録制御回路28を通して電子ペーパー200aに書込む。
次に、表示装置2aは、ステップS25において、受信した全ての情報(この例では資料1の画像情報)についての電子ペーパー200aへの書き込みが完了した場合は、指令情報(指令情報D4)および自己の表示装置の識別情報ID(ID=n1)とともに、指令処理完了を示す信号(指令処理完了信号)D6を転送装置1へ送信する(ステップS26)。
そして、指令処理完了信号D6を転送装置1へ送信した表示装置2aでは、この信号D6を受信した転送装置1からの指令処理完了に対する応答を示す信号を受信するまで待機し(ステップS27)、その応答を示す信号を受信した場合は、上記ステップS21に戻り、このステップ以降を実行する。
ここで、表示装置2aによるステップS25の表示描画処理に含まれる画質劣化処理について、図11を参照して説明する。
表示装置2aでは、CPU21が、表示描画処理対象の元の画像データ(図10(a)参照)から1画素を取得する毎に1〜100までの乱数を発生させ(ステップS41)、その後、乱数の値が劣化率の値以下の値であるか否かを判断する(ステップS42)。この例では、画質劣化率が5%なので、劣化率の値は5となる。
CPU21は、ステップS42において、発生させた乱数の値と劣化率の値=5とを比較した結果、乱数の値が劣化率の値以下であると判断した場合は、当該画素について画素処理を実行する(ステップS43)。
この画素処理では、対象の画素を、黒を示す画素または白を示す画素として元の画像データに置き換えることで、ノイズを重畳させて、画質劣化処理を行う。なお、重畳ノイズは、乱数を基に決定するのではなく、劣化率に応じた固定の非周期パターンを基に決定するようにしても良い。
また、ノイズ重畳方法としては、画素の黒化または白化の代替として、特定の確率で選択された画素の情報反転化(白を示す画素から黒を示す画素、または、黒を示す画素から白を示す画素)という処理、あるいは対象の画素とその周辺の画素との演算処理でもよい。なお、画素の情報反転化処理や演算処理は簡単なハードウェアでも実現できる処理方法が望ましい。
ところで、ステップS43を終了した場合、ステップS42において乱数の値が劣化率の値よりも大きいと判断した場合、CPU21は、ステップS42の処理の対象となった画素が、上記元の画像データにおける最終画素か否かを判断し(ステップS44)、最終
の画素でないと判断した場合は、次の画素について画質劣化処理を施すべく(ステップS45)、上記ステップS41に戻り、このステップ以降を実効する。
なお、ステップS44において、最終画素であると判断された場合は、この処理を終了する。
そして、表示装置2aでは、記録制御回路28が、CPU21によって画質劣化処理が施された後の画像データ(図10(b)参照)を電子ペーパー200aに画像描画する。この画像描画(表示描画処理)を完了したCPU21は、表示装置2a内のRAM22に記憶されている指令付属情報の実行済み表示画質劣化率を0から5%に書き換える。
以上で画質劣化処理が終了したことになる。再度、図9を参照して説明する。このようにして表示描画処理を終了した表示装置2aでは、上記ステップS26にて指令処理完了を示す信号D6を転送装置1へ送信することになるので、転送装置1では、アンテナ15を介して表示装置2aからの指令処理完了信号D6を受信すると(ステップS15)、CPU11は、この指令処理完了に対する応答を示す応答信号D7を、アンテナ駆動回路14を経由してアンテナ15から表示装置2aに向けて送信する(ステップS15)。
次に、転送装置1では、CPU11が、ステップS13において受信した指令情報D4に基づく指令に対する指令完了を示す指令完了情報D8を、PCインタフェース回路13を介してPC3へ送出するとともに(ステップS16)、この指令完了(指令完了情報D8)に対するPC3からの応答を受信するまで待機する(ステップS17)。
そして、転送装置1は、指令完了(指令完了情報D8)に対するPC3からの応答を受信した場合は、ステップS11へ戻り、表示装置2bに対して、表示装置2aに対する処理動作と同様の動作を行うことになる。
ところで、ステップS35にて画像出力(指令出力)を終了したPC3は、転送装置1からの指令完了情報D8を受信するまで待機しているので、この指令完了情報D8を受信した場合は、この指令完了に対する応答を示す応答信号D9を転送装置1へ送信し(ステップS36)、その後、指定の処理の一部が完了したことを履歴としてPC3内の記憶部31または外部記憶装置32に記録する(ステップS37)。例えば、コピー回数のカウント数値、複写先の表示装置を示す識別情報、複写時間等のログ情報が記録される。
このようにして履歴の処理記録を終了したPC3は、表示装置2bへの資料1の画像出力という未実施で残っている処理を、上述した表示装置2aへの出力動作と同様に、転送装置1を通して行う。
次に、資料1の画像情報を電子ペーパー200aに表示(書き込み)した表示装置2aを、現在の位置(場所)から移動させて、表示装置2aの表示画像を表示装置2cへ複写させる場合は、次のような動作が行われる。
すなわち、5%劣化させた画像データ、実行済み表示画質劣化率(5%)、および、最初に情報源(情報提供者)から出力された時に設定された画質劣化率(5%)の付属情報が、表示装置2aから当該表示装置2aとの間で無線通信が可能な他の転送装置1を経由してPC3へ転送される。さらに、前記各情報が、PC3から他の転送装置1(表示装置2aとの間で無線通信した転送装置であるか否かは問わない)を経由して表示装置2c(図示せず)へ送信される。
表示装置2c(図示せず)では、受信した5%の画質劣化済み画像データに対して5%
の画質劣化処理(図11参照)を施し、この画質劣化処理を施した画像データを電子ペーパー200aに表示させる。ここで、表示装置2c内の指令付属情報の実行済み表示画質劣化率を5%から10%に書き換える。なお、画質劣化率は5%の値のままで変更されない。
このように所定の表示装置の表示画像を他の表示装置に複写する場合、例えば20世代も複写すれば、画質劣化処理を施した後の画像は、全黒または全白、あるいは白黒率50%となり、完全に判読不可能な状態になる。これにより、アナログによるコピーと同様の効果を持たせることができる。
なお、本実施の形態1において、転送装置1を、そのCPUやメモリ容量を大きくして処理プログラムを搭載して高機能にすることで、PC3の介在なしで、直接、表示装置2aから転送装置1を経由して表示装置2bへ情報の伝達を行うこともできる。
また、本実施の形態1において、ステップS26においては、ステップS25の処理が完了した後に指令完了情報D6を転送装置1へ送信し、また、ステップS16においては、表示装置2aからの指令完了情報D6を受信した後に指令完了情報D8をPC3へ送信する、というように指令に対する処理が終了した後に、指令完了を通知するようにしているが、指令に対する処理の途中経過において、その処理過程での処理情報を、表示装置2aから転送装置1へ、さらに転送装置1からPC3へ、当該指令に対する処理が完了するまで数回、送信させるようにすることもできる。
さらに、本実施の形態1において、情報処理として資料1の情報から電子ペーパー200aに表示できるサイズの画像情報へ処理する場合の例を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、表示装置に対して、利用者の属性から資料1の一部のみを表示する画像情報として処理させることや、別の情報を資料1に付加させて画像情報として処理させるなど、多様な情報処理をさせることで、利用者への注意喚起・再確認・情報の要約による効率化・宣伝効果などの様々な利便性を実現することができる。
例えば、表示装置2では、図10(c)に示すように、複写の利用者の氏名情報D11を元の画像データ(図10(a)参照)に付加し、この画像データを表示することができ、また、図10(d)に示すように、期間や場所についての画像表示制約の情報D12を元の画像データ(図10(a)参照)に付加し、この画像を表示することもできる。
さらに、本実施の形態1において、複写に関する付属属性として画質劣化率を例にして説明したが、本発明はこれに限定されることなく、劣化の無いオリジナル情報に同時複写回数や総複写回数という属性を持たせることで、完全な画質の情報について、その総複写数を制限でき、かつ特定のグループメンバーのみへ複写許可させるなどの制限設定が可能となる。
さらに、本実施の形態1において、表示情報の複写制限対策として、複写条件情報に含まれる画像品質情報(画像劣化率情報)を基に複写元の表示情報を加工することにより、複写の回数が増加する毎に、表示情報(表示画像)が画像劣化するようにして、最終的には複写しても意味の無い表示画像とすることで、複写を制限するようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
すなわち、複写元の表示装置2aに表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置2cに表示させる場合、表示装置2aは、複写元の表示情報を、転送装置1を介してPC3へ送信する。次に、PC3は、表示装置2aからの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、転送装置1を介して表示装置2cへ送信
する。
表示装置2cは、PC3からの情報を受信した場合に、複写条件情報に含まれる複写回数を示す値に対して予め設定される値の加算または減算を実行する。
そして、表示装置2cは、この演算した後の複写回数の値が予め設定される閾値より小さい値のときは、受信した表示情報を電子表示デバイス200aに表示し、一方、この演算した後の複写回数の値が予め設定される閾値に達したときは、受信した表示情報に関しては電子表示デバイス200aに表示しない。
このように、表示情報の複写制限を複写回数によって制約する場合は、表示画像の画像品質は劣化しないものの、既定の複写回数に達した場合に、表示情報は表示されない。
さらに、本実施の形態1において、PC3と転送装置1とが一体化された構成とすることもできる。例えば、PC3が転送装置1の構成および機能を有するようにすれば良い。
この場合、電子ペーパーシステムは、上述した処理の場合と同様に処理することができる。ここで、基本的な処理を再度説明すると、表示装置2とPC3とは無線通信により情報の送受信を行う。PC3は定期的に電磁波を表示装置2に向けて出力する。この表示装置2は、予め自己に付与された固有の識別情報をPC3へ送信する。
PC3は、表示装置2からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を表示装置2へ送信する。
そして、表示装置2は、処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて、電子ペーパー200aに情報を書き込む。
さらに、本実施の形態1において、PC3とスキャナ4とが一体化された構成とすることもできる。例えば、PC3がスキャナ4の構成および機能を有するようにすれば良い。
さらに、本実施の形態1において、スキャナ4は、接続ケーブル5によってPC3と接続される構成としているが、ネットワーク(通信回線)を介してPC3と接続されるように構成することもできる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、転送装置1が、表示装置2aや表示装置2bとの間で非接触による通信により表示装置2a,2bの固体識別情報を取得し、この固体識別情報(固有の識別情報)を情報処理装置(コンピュータ)へ通知し、一方、情報処理装置が、情報プログラム30を実行することで、前記固体識別情報、および予め設定・登録された情報や処理手順を示す情報に基づいて多様なデータ処理を行うことができるとともに、画像情報および動作命令を任意の転送装置へ送信して所望の表示装置への表示に関する制御・管理を行うことができる。
したがって、出力設定をした後は、表示装置を転送装置に近づけるだけで、任意の表示装置に所望の情報を表示することができるので、従来の技術では不可能であったプリンティングソリューション環境を提供することができる。
また、実施の形態1によれば、電子ペーパーは繰返し書込みと消去が可能であるため、従来では作成資料の試し出力などで無駄にしていた紙資源を、大幅に削減することができる。
さらに、実施の形態1によれば、情報処理装置(コンピュータ)から表示装置への指令情報に複写に関しての付属情報を持たせることで、表示装置側において、簡単な方法(画質劣化処理)にて複写する度に徐々に画像情報のコントラストを低下させて画質を劣化させることができ、かつ複写回数を制限させることができるので、複写などの行為に対して情報セキュリティや著作権の保護を確保する目的で多様な制約を課すことが可能になる。
さらに、実施の形態1によれば、複写が完了する途中で、表示装置が移動され通信が不可能な状態になり、処理が中断した場合であっても、処理の途中の経過情報を管理することで、再度、表示装置を転送装置に近づけ通信が可能な状態になったときに、前記処理が中断したことにより未送信となっていた残りの複写情報のみを転送することができ、表示装置の動作(表示動作)の安定性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図12は本発明の実施の形態2の電子ペーパーシステムの構成を示す概念図、図13は図12に示した転送装置の構成を示す構成図である。
図12において、電子ペーパーシステムは、3台の転送装置1と、6台の転送装置100と、3台のPC3とを備えている。
図12に示すように、1つの部屋が壁8で仕切られて、通路と部屋1と部屋2とが形成されている。部屋1には2つのテーブル7が配置され、部屋2には1つのテーブル7が配置されている。これらのテーブル7のそれぞれの上には、1台のPC3と1台の転送装置1とが接続ケーブル5で接続された状態で載置されている。また、壁8には4台の転送装置100が配設され、部屋の出入り口には2台の転送装置100が配設されている。
転送装置100は、転送装置1とは異なる形態で、無線によりネットワークと接続できる機能を有する転送装置である。
転送装置1およびPC3は、実施の形態1の転送装置1およびPC3と同様の構成および機能を有している。当然、複数(3台)のPC3には、情報プログラム30がインストールされている。ただし、1つの情報プログラム30が全体を管理制御するマスターになり、他の情報プログラム30は、マスターとして指定(設定)された情報プログラム30と連携を取って、その支配下で動作する。これらの連携動作は、図7に示した「処理」のための動作ブロックS30にて、行われる。
図13は転送装置100の構成を示しており、この転送装置100は、図2に示した実施の形態1の転送装置1の構成において、PCインタフェース回路13および蓄電池16を削除し、無線通信インタフェース回路110、通信用アンテナ120および電源回路130を追加した構成になっている。なお、図13において、図2に示す構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
無線通信インタフェース回路110は、既知技術であるBluetoothや無線LAN等の無線通信に対応したインタフェースである。
複数(6台)の転送装置100は常時ネットワークに接続されている状態である。これらの転送装置100の管理は、情報処理システムの全体を管理できるマスターとして指定(設定)されている情報プログラム30が行う。実際にはこの情報プログラム30を実行する処理装置3のCPUなどの制御手段が行う。
そのために、複数の転送装置100のそれぞれに内蔵する記憶素子であるROM/RAM12には、個別の識別情報IDが設定される。この識別情報IDを基に、情報プログラム30は、複数の転送装置を識別することができる。
なお、電源回路130は、乾電池や太陽電池などAC電源を利用しない手段で構成することもできる。
また、利用者や装置(転送装置、表示装置)と表示情報の制御や管理のための情報は、複数のPC3間で連携して処理され一元管理されている。
上述した電子ペーパーシステムでは、転送装置1により表示装置2と非接触で通信し、表示装置2を検知し、表示側の固体識別情報(固有の識別情報)を基に情報プログラム30で認識させることにより、転送装置1が、表示装置2との間で非接触による通信により表示装置2の固体識別情報を取得し、この固体識別情報をPC3へ通知し、一方、PC3が、情報プログラム30を実行することで、前記固体識別情報、および予め設定・登録された情報や処理手順を示す情報に基づいて、表示装置2の所在管理や利用者への持ち出しに対する警告やその表示情報の制御や管理を行うことができる。
例えば、別の場所に配置されている転送装置を経由して、その近くに配置された表示装置へ複写情報を表示させることができる。また、会議室に配置された転送装置へ事前に複写指令を行っておき、参加者の持ち込んだ表示装置を転送装置へかざした時点で、その表示装置へ情報を描画させることができる。
さらに、指定エリア内で使用すべき表示装置がそのエリア外に持ち出された場合に、情報を消去させる指令をこの表示装置へ送り、画像を消去させることができる。また、指定エリアからの持ち出しや検出可能範囲内から表示装置が移動された場合などに対する事前に設定した警告処置に対して、転送装置1やPC3から警告音をその場で発したり、表示装置2にて指定の時間が経過した後に表示情報を自動消去させたり、情報を更新させたりすることが可能となる。
したがって、電子ペーパーとその表示情報の管理を電子ペーパーシステムにより組織的に使用できる広い利用環境を構築することができる。
(実施の形態3)
図14は本発明の実施の形態3における電子ペーパーシステムにおける表示装置の構成を示す構成図、図15は図14に示した表示装置の記録面を説明する図、図16は図14に示した表示装置に用いられる電子ペーパーへの書き込み動作を説明する図、図17は電子ペーパーを説明する図、図18は電子ペーパーを説明する図である。
図14に示す表示装置2は、図3に示した実施の形態1の表示装置2の構成において、表示部27Bおよび電子ペーパー200aを削除し、記録面27A、電子ペーパー200bおよび電極シート201を追加した構成になっている。図14において、図3に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
なお、図14の符号2Bで示される破線で囲まれた部分は、表示部以外の回路であり、1チップによるIC化とすることができる。
この実施の形態2では、表示装置2は、電子ペーパー200bへの書き込みを2つの面で挟んで、記録を面で書き込めるようにしたものである。換言すれば、電子ペーパー200bは、表示装置2に固定されたものではなく、表示装置2に着脱可能な独立したもので
ある。
なお、表示装置2は、着脱可能な電子ペーパー200bと、これ以外の構成要素つまりアンテナ25、蓄電池26、および符号2Bで示される破線で囲まれた部分で構成される装置本体とで構成されている。
図14において、記録面27Aは、その上面(電子ペーパー200bと接触する面)には、図15に示すように複数の画素電極27ASが配置されており、これら複数の電極27ASは記録制御回路(制御手段)28と配線(図示せず)により接続されている。
電極シート201の電子ペーパー200bに触れる側の面には、電極201Sが配設されている。この電極シート201は、全面に透明電極を配した光透過性のあるシートであり、一方の辺側を支点(中心)として回動可能になっている。
このような表示装置2では、記録面27A上に電子ペーパー200bを置き、電極シート201で挟んだ状態で利用することになる。すなわち、図16に示すように、記録面27A上に電子ペーパー200bを置き、電極シート201で挟んだ状態で、この電極201Sと複数の画素電極27ASとの間に任意の電圧を加えることで、電界を発生させて、電子ペーパー200bへ書込みを行う。なお、図16は、図15のB−B’断面の断面図を示している。
次に、電子ペーパー200bの応用例としての電子ペーパー200cについて図17および図18を参照して説明する。
電子ペーパー200cは、図17に示すように、マイクロカプセル200Mを含む表示領域200pの外側に(図18参照)、無線タグ210がマイクロカプセル200Mと同様にシート200Sの間にバインダー200Tで接着され挟み込まれている。なお、図17は、さらに詳しく説明すると図18のC−C’断面の断面図を示している。
RFIDとして既知の無線タグ210は、図14の表示装置2に示すCPU21、ROM/RAM22、RF変換回路23、AC/DC変換回路24、アンテナ25、蓄電池26と同様の機能を有する回路ブロックで構成され、ゴマ粒程の小型のものが実用化されている。
この無線タグ210は、直接的に、転送装置1との間で無線通信を行う、または表示装置2との間で無線通信を行う、またはスキャナ4に内蔵したタグリーダー(図示せず)との間で無線通信を行う、ようにすることができる。
電子ペーパー200cへの書き込みは、図16に示した電子ペーパー200bへ書き込みの場合と同様にして実施される。
なお、本実施の形態3において、電子ペーパー200cに1つの無線タグを搭載するようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、複数個の無線タグや異なる無線周波数に対応した複数種類の無線タグを搭載するようにしても良い。この場合、複数の電子ペーパーの同時検出性能を向上させることができる。
また、本実施の形態3において、電子ペーパー200cに、半導体チップにより構成された無線タグ210を内蔵させるようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、有機半導体による回路パターン(無線タグ210の機能を有する回路パターン)をシート200S上にパターン化するようにしても良い。この場合、厚みの均一な電子ペーパー
が可能となる。
さらには、複数個の無線タグや異なる無線周波数に対応した複数種類の無線タグを、有機半導体による回路パターンをシート200S上にパターン化するようにしても良い。この場合、複数の電子ペーパーの同時検出性能を向上させることができ、厚みの均一な電子ペーパーが可能となる。
上述した電子ペーパーシステムによれば、表示装置2は、記録面27Aと透明な電極シート201とで電子ペーパー200cを挟んだ状態のままで情報を見ることと持ち運ぶことができるので、電子ペーパー200cがめくれることなく使用できるという利便性の向上を図ることができる。
これに類似して、文房具のクリアファイルに資料を挟んで持ち運ぶという形態が一般的によく利用されているが、この従来の利便性に加えて、電子ペーパー200cへの表示が書換え可能であることから、持ち運ぶ紙の量を減らせることができる。さらに、記録後の電子ペーパー200cを取り出して見ることができることから、使用者は持ち上げるときに、より軽量なので、表示装置2を持ち上げて見る場合と比較して、その疲労感を軽減することができる。
さらに、電子ペーパー200cが表示装置2から着脱できる仕様の場合においても、取り外した電子ペーパー200cとその情報管理が、表示装置2に監視目的で搭載した着脱機構なしで可能となる。
さらに、スキャナ4で電子ペーパー200cを読み取る場合では、電子ペーパー200cに付随したタグ情報も画像データと同時に読取ることができるので、このタグ情報を基に情報の一元管理や複写制限を実効することができ、情報の一元管理や複写制限をなどの継続性が保たれる。
例えば、無線タグ210にタグ情報として画質劣化率を設定しておくことで、スキャナ4が、電子ペーパー200cをスキャンして、読み取った画像データをPC3へ出力する前に、無線タグ210から読み取ったタグ情報(画質劣化率)を基に、当該画像データを当該画質劣化率に基づいて画質劣化処理を施すことで複写回数が多くなるに従って画質が劣化するので、複写制限に制約を持たせることができる。
また、例えば、無線タグ210にタグ情報として複写禁止の旨を設定しておくことで、スキャナ4が、電子ペーパー200cをスキャンして、無線タグ210のタグ情報を読み取り、このタグ情報を基に画像読み取りを禁止するとともに、著作権違反であるといった警告を出力することも可能となる。
(実施の形態4)
図19は本発明の実施の形態4における電子ペーパーシステムの表示装置の構成を示す構成図、図20は電子ペーパーを説明する図、図21は電子ペーパーを説明する図、図22は電子ペーパーへの書き込みを説明する図である。
図19に示す表示装置2は、図3に示した実施の形態1の表示装置2の構成において、表示部27Bおよび電子ペーパー200aを削除し、記録ヘッド27、駆動用モータ29、モータ駆動回路29C、電子ペーパー200bおよび共通電極202を追加した構成になっている。図19において、図3に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
上述した実施の形態1〜3の表示装置2では電子ペーパー200bへの書き込みを面単位で書き込めるのに対し、この実施の形態3の表示装置2は電子ペーパー200bへの書き込みを線単位(ライン単位)で書き込めるようにしたものである。
なお、表示装置2は、着脱可能な電子ペーパー200bと、これ以外の構成要素つまりアンテナ25、蓄電池26、記録制御回路(制御手段)28、駆動用モータ29、モータ駆動回路29Cおよび符号20で示される破線で囲まれた部分で構成される装置本体とで構成されている。
図19において、記録ヘッド27は、電子ペーパー200bに接触し共通電極202と挟んだ状態で電子ペーパー200bへ電界を印加するための複数の画素電極を有したライン型の記録ヘッドである。
記録制御回路28は、記録ヘッド27の画素電極へ電圧を印加するためのものである。駆動用モータ29は、搬送機構(図示せず)によって記録ヘッド27を移動させるためのものである。モータ駆動回路29Cは、駆動用モータ29の動作を制御するためのものである。
電子ペーパー200bは、図20に示すように、電子インク機能を有するマイクロカプセル200Mと、これを挟むための光透過性のあるシート200Sと、マイクロカプセル200Mおよびシート200Sを接合するための非導電性のバインダー200Tとで構成されている。なお、図20は、さらに詳しく説明すると図21に示すD−D’断面の断面図を示している。
電子ペーパー200bへの画像書き込み動作について図22を参照して説明する。
図22に示すように、記録制御回路28が、画素電極27Sと共通電極202間に印加する電圧として、正の電圧(+V)と負の電圧(−V)とを切り替えることで、電子ペーパー200bへの情報の書き込みおよび消去を行うことができる。ここでは、情報の書き込み時は正の電圧(+V)が印加されるもとする。
さて、画素電極をライン状に配列した記録ヘッド27の1つの画素電極27Sに、記録制御回路28によって切り替えられた正の電圧(+V)を印加すると、マイクロカプセル200M内の帯電粒子200Kおよび帯電粒子200Wが電気泳動する。
これにより、電子ペーパー200bにおける記録ヘッド27の書き込み面(下側)に対向する部位に表示画像がライン状に書き込まれる。
このようにして書き込みが終了したら、記録ヘッド27を図22中符号220で示される矢印の方向へ移動させて次のラインに対して表示画像を記録することで、電子ペーパー200bの全体面に表示画像を書き込むことができる。
すなわち、記録ヘッド27を、図19および図22において、符号Xの位置から符号Yの位置の方向に移動させることで、電子ペーパー200bの全体面に表示画像を書き込むことができる。
なお、本実施の形態4において、電子ペーパー200bの両面を透明なシート200Sとしたが、本発明はこれに限定されることなく、片方を不透過のシートや金属を蒸着させたシートであってもよい。また、電子ペーパーは、無線タグを内蔵した電子ペーパー200bを利用することもできる(図17、図18参照)。
また、本実施の形態4において、搬送機構(図示せず)で記録ヘッド27を移動させるようにしているが、本発明はこれに限定されることなく、記録ヘッド27の位置を固定して、電子ペーパー200bを搬送機構(図示せず)で移動させるようにすることも可能である。
上述した電子ペーパーシステムによれば、表示装置2では、電子ペーパーの書込み部を安価に作製することができる。
(実施の形態5)
上述した実施の形態3の表示装置2(図14参照)および実施の形態4の表示装置2(図19参照)では、電子表示デバイスである電子ペーパー200bを、表示装置2から着脱可能な構造で1枚(1シート)のみをセットするようになっているが、次のようにすることもできる。
すなわち、複数の電子ペーパーを個別に着脱することができる構造にすることができる。また、大きさの異なる複数の電子ペーパーを個別に着脱することができるようにすることができる。さらに、電子ペーパーが表示装置2に固定されて着脱することができない構造や、表示装置2に所定の情報を記憶する記憶手段を内蔵させることができる。
このような電子ペーパーシステムによれば、表示装置2は、より多くの情報(表示情報)を一度に表示させることができ、手軽に必要な情報のみを携帯させることができる。また、表示装置2に内蔵された記憶手段に、受信した表示情報および管理情報を保存するようにして、情報の書込みおよび消去と表示管理とを表示装置2だけで行えるので、より多くの情報を単独で表示させることが可能となる。
(実施の形態6)
上述した実施の形態4の表示装置2(図19参照)では、記録ヘッド27を電子ペーパー200bに対して移動させて書き込みを行うようにしているが、サーマルプリンタのように記録ヘッド27を固定にして電子ペーパー200bを搬送(移動)させるようにすることもできる。
このような電子ペーパーシステムによれば、表示装置2をより小型化にすることができる。
(実施の形態7)
上述した実施の形態1の転送装置1(図2参照)および実施の形態2の転送装置1(図13参照)に、液晶ディスプレイなどの表示機能手段を設けるようにしても良い。
このような電子ペーパーシステムによれば、転送装置によって、利用者への警告や注意などに対して、より多くの情報提供や指示が可能となり、利便性を大幅に向上させることができる。
(実施の形態8)
上述した実施の形態1の転送装置1(図2参照)および実施の形態2の転送装置1(図13参照)に、ブザー18に加えて、利用者へ認知させる振動や光による点滅など報知手段を設けるようにすることもできる。また、パーソナルコンピュータ(PC3)において、PC3が有するブザーでの警告音やディスプレイ画面への警告表示によって警告を提供することも可能である。さらに、表示装置による電子ペーパー部への書き込みで警告を提供することもできる。
このような電子ペーパーシステムによれば、警告などの情報に関しての利用者の認知をさらに向上させることができる。
(実施の形態9)
上述した実施の形態1の表示装置(図4参照)、実施の形態3の表示装置(図14参照)および実施の形態4の表示装置(図19参照)において、電子ペーパーへの情報の書き込みを行う記録部は、有機半導体により回路を構成することができる。
特に、図5に示したスイッチング素子27BTは有機系電界効果トランジスタを用いることが望ましい。
例えば、導電性高分子であるPEDOT(poly−ethylenedioxythiophene)をインクジェット法で描画して、ソース、ドレインおよびゲートを形成し、次に、ソースとドレイン上には膜圧を30nm以下にした共役系高分子の半導体層をスピンコート法で形成するとともに、その上には膜圧500nmの高分子絶縁体層をスピンコート法で形成し、さらに、その上にゲートを形成することで、トップゲート構造のTFT(薄膜トランジスタ)を実現することができる。
このような電子ペーパーシステムによれば、表示装置2もしくは、電子ペーパーをより薄型に軽量化することが可能となる。
(実施の形態10)
上述した転送装置1、表示装置2およびスキャナ4に搭載したアンテナは、有機材料により構成することができる。
例えば、アンテナは、金属版、磁性体および導体パターンで構成される。転送装置1におけるテーブルと対向する面(テーブルに置く側の面)からは不要な電磁界の放射を防止するため、アンテナ部の片面にアルミなどの金属シートを用いる。その上に、磁性材もしくは、磁性材、誘電体の無機材料と高分子有機材料とを混合したハイブリッド材料をプレス等により積層する。さらにその上に、インクジェット法により抵抗値の極めて低い導電性の高い有機材料でアンテナパターンを形成し、シート状のアンテナを作製する。
このシート状のアンテナにおいて、アンテナパターンの端部に接触させるように、周辺回路を内蔵させたICチップを搭載することで、装置を構成する。
なお、表示装置2のアンテナでは、上記シールド用の金属シート(金属板)は無くても良い。
転送装置と表示装置との間で非接触にて電力伝送を行う場合は、100kHz以上の高い周波数で送受電を行うことで、有機材料の使用が可能になり、電力伝送効率を向上させることができる。
なお、非接触にて電力伝送を転送装置と表示装置間で行う場合は、電磁誘導を利用することができるが、一般的に、PHS端末や電気カミソリに使用されているコイルによるアンテナでは、その電力伝送効率は20〜30%程度と低く、かつ、取り出し電圧を高めるために巻き数を多くしたコイルがフェライトコアに巻かれているため、アンテナ自身が大きくなっていた。
このような電子ペーパーシステムによれば、転送装置1や表示装置2をより小型化・薄
型化にすることができ、より一層の軽量化を図ることが可能となる。
(実施の形態11)
図23は本発明の実施の形態11における電子ペーパーシステムの表示装置2の構成を示す構成図である。
上述した転送装置1や表示装置2に搭載したアンテナや無線タグは、1種類で構成されているが、異なる無線方式を利用するように、異なる複数のアンテナや無線タグで構成するようにしても良い。
図23は、表示装置2に2種類のアンテナを構成した概要図を示している。図23において、IC2Cは図3で示した回路ブロック(符号2Cで示される破線で囲まれた部分)に相当するICである。アンテナ25Sは転送装置1との間で通信を行うためのものである。アンテナ25Pは転送装置1からの電力供給を受けるためのものである。電力用のアンテナ25Pは、大面積化ができるように表示部の周囲に配置するようにしている。
ここで、これらアンテナ25S、25Pはシートの上に金属材料もしくは有機材料をパターン化し、表示部に使用するマイクロカプセル等の表示媒体と同じの層に蒸着や塗布にて構成することができる。また、蓄電池は、シート状のキャパシタをシートの下面に配設することができる。
なお、図23に示す例では、表示部の周辺部にアンテナを配置するようにしているが、特に、電子ペーパーがロイコ紙のように熱記録する方式などの場合では、シートの裏面全体にアンテナを設けるようにすることも可能である。
このような電子ペーパーシステムによれば、転送装置1や表示装置2の電力伝送効率の向上と装置の薄型化が可能となる。また、通信時間の短縮化を図ることが可能となる。
(実施の形態12)
上述した表示装置2は、蓄電池の残量検出手段を備えるようにしても良い。また、電子ペーパーの表示部の一部、あるいは別に設けた専用の表示部に、残量検出手段による残量検出の結果や転送装置との通信接続状態や受電感度などのステータス情報を表示させるようにしても良い。
このような電子ペーパーシステムによれば、表示装置2の利用において、表示書換えのページ数や速度予測、さらには転送装置との通信状況を把握することでき、表示装置の利用位置の確認や携帯時の利用性向上が可能となる。
(実施の形態13)
上述したスキャナ4は、転送装置と同等か、または、無線タグのリーダー機能を搭載し、さらに、読取り画像を加工処理できる機能とネットワークに接続できる機能とを備えるようにしても良い。
このような電子ペーパーシステムによれば、複写制限などの制約情報をタグ情報として記憶している無線タグを付属させたペーパーや、前記無線タグを有する取外し可能な電子ペーパーに記録された画像をスキャナで光学的に読取り複写しようとしても、複写制限などの制約をタグから引継ぐことで、直接、画像情報を加工処理することができる。
また、スキャナが、読取ったタグ情報をパーソナルコンピュータ(の情報プログラム)へ送ることで、タグ情報とパーソナルコンピュータに組み込まれたデータベース情報との
連携が可能となり、著作権維持やセキュリティ管理の範囲を大幅に拡大させることが可能となる。これにより、様々なソリューションに対応することができる仕組みを構築することができる。
なお、上述した電子ペーパーでは、電界で表示する電気泳動方式についての動作を説明したが、電子ペーパーの表示媒体は液晶などの、電界で表示が制御でき、表示を無電力で保持できるような他の方式を用いることも可能であるということは、当然である。
本発明は、可搬性の高い表示装置に情報を表示することができ、しかも画像入力の管理、表示する画像や情報の管理、および表示装置もしくは電子ペーパーの管理を行うことができるので、情報の複写や配布を簡単に行うことができ、かつ無駄な紙出力の削減と紙では不可能であった出力情報のセキュリティ管理を実現する装置あるいは情報処理システムに適用することができる。
本発明の実施の形態1における電子ペーパーシステムの基本的な構成を示す構成図 図1に示した転送装置の構成を示す構成図 図1に示した表示装置の構成を示す構成図 図1に示した電子ペーパーを説明する図 図1に示した電子ペーパーを説明する図 図1に示した電子ペーパーを説明する図 情報プログラムの実行による状態の遷移を示す図 図1に示した電子ペーパーシステムの処理動作を示すフローチャート 図1に示したパーソナルコンピュータから送信される情報のフォーマットの一例を示す図 画像データを説明する図 画像劣化処理動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2の電子ペーパーシステムの構成を示す概念図 図12に示した転送装置の構成を示す構成図 本発明の実施の形態3における電子ペーパーシステムにおける表示装置の構成を示す構成図 図14に示した表示装置の記録面を説明する図 図14に示した表示装置に用いられる電子ペーパーへの書き込み動作を説明する図 電子ペーパーを説明する図 電子ペーパーを説明する図 本発明の実施の形態4における電子ペーパーシステムの表示装置の構成を示す構成図 電子ペーパーを説明する図 電子ペーパーを説明する図 電子ペーパーへの書き込みを説明する図 本発明の実施の形態11における電子ペーパーシステムの表示装置2の構成を示す構成図
符号の説明
1,100 転送装置
2 表示装置
3 パーソナルコンピュータ(処理装置)
4 スキャナ(画像読取り装置)
5 接続ケーブル
7 テーブル
8 壁
11,21 CPU
12,22 ROM/RAM
13 パーソナルコンピュータインタフェース回路
14 アンテナ駆動回路
15 アンテナ(送信手段)
16 蓄電池
18 ブザー(警告手段)
19 電源回路
23 R/F回路
24 AC/DC変換回路(変換手段)
25,25P アンテナ(受信手段)
25S アンテナ
26 蓄電池(蓄積手段)
27 記録ヘッド
27B 表示部
27S,27BS 画素電極
27BT スイッチング素子
27R ソースライン
27C ゲートライン
28 記録制御回路(制御手段)
29 駆動用モータ
29C モータ制御回路
30 情報プログラム
110 無線通信インタフェース
120 通信用アンテナ
130 電源部
200a,200b,200c 電子ペーパー(電子表示デバイス)
200S シート
200M マイクロカプセル
200T バインダー
201 電極シート
202 共通電極
210 無線タグ

Claims (18)

  1. 無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する表示装置と、
    前記表示装置へ表示情報を出力する処理装置と、
    を有し、
    前記表示装置と前記処理装置とは無線通信により情報の送受信を行うとともに、
    前記表示装置は、
    予め自己に付与された固有の識別情報を前記処理装置へ送信し、
    前記処理装置は、
    前記表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を前記表示装置へ送信し、
    さらに、前記表示装置は、
    前記処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて前記電子表示デバイスへの表示制御を行う
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する表示装置と、
    前記表示装置に向けて表示情報を出力する処理装置と、
    無線通信回線を介して前記表示装置と接続されるとともに通信回線を介して前記処理装置と接続される転送装置と、
    を有し、
    前記表示装置は、
    予め自己に付与された固有の識別情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、
    前記表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、前記転送装置を介して前記表示装置へ送信し、
    さらに、前記表示装置は、
    前記処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて前記電子表示デバイスへの表示制御を行う
    ことを特徴とする情報処理システム。
  3. 予め固有の識別情報が付与され、無電源状態で表示内容を保持しかつ該表示内容を書換え可能な電子表示デバイスを有する複数の表示装置と、
    指定された表示装置に向けて表示情報を出力する処理装置と、
    無線通信回線を介して前記複数の表示装置と接続されるとともに通信回線を介して前記処理装置と接続され、前記無線通信回線を介して定期的に前記複数の表示装置に向けて固有の識別情報の問合わせを行う転送装置と、
    を有し、
    前記転送装置からの問合わせに応答した任意の表示装置は、
    予め自己に付与された固有の識別情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、前記処理装置は、
    前記任意の表示装置からの固有の識別情報と予め設定された処理手順とに基づいて表示情報および指令情報を決定するとともに、この決定した表示情報および指令情報を、前記転送装置を介して前記任意の表示装置へ送信し、
    さらに、前記任意の表示装置は、
    前記処理装置からの表示情報および指令情報に基づいて前記電子表示デバイスへの表示制
    御を行う
    ことを特徴とする情報処理システム。
  4. 前記任意の表示装置は、
    前記転送装置を介して、処理装置からの表示情報、および複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる画像品質情報に基づいて前記表示情報を加工し、該加工後の表示情報を前記電子表示デバイスに表示することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 複写元の表示装置に表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置に表示させる場合、
    前記複写元の表示装置は、
    前記複写元の表示情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、
    前記処理装置は、
    前記複写元の表示装置からの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、前記転送装置を介して前記複写先の表示装置へ送信し、
    前記複写先の表示装置は、
    前記処理装置からの情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる画像品質情報に基づいて前記複写元の表示情報を加工し、該加工後の表示情報を前記電子表示デバイスに表示することを特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
  6. 前記任意の表示装置は、
    前記転送装置を介して、処理装置からの表示情報、および複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる複写回数を示す値が予め設定される閾値に達しているときは、受信した表示情報に関しては前記電子表示デバイスに表示しない
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
  7. 複写元の表示装置に表示されている複写元の表示情報を複写先の表示装置に表示させる場合、
    前記複写元の表示装置は、
    前記複写元の表示情報を、前記転送装置を介して前記処理装置へ送信し、
    前記処理装置は、
    前記複写元の表示装置からの複写元の表示情報と、複写に関する条件を示す複写条件情報を含む指令情報とを、前記転送装置を介して前記複写先の表示装置へ送信し、
    前記複写先の表示装置は、
    前記処理装置からの情報を受信した場合に、前記複写条件情報に含まれる複写回数を示す値に対して予め設定される値の加算または減算を実行し、この演算した後の複写回数の値が予め設定される閾値に達したときは、受信した表示情報に関しては前記電子表示デバイスに表示しない
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理システム。
  8. 前記転送装置は、
    電磁波を送信する送信手段、
    を備え、
    前記複数の表示装置は、
    前記送信手段からの電磁波を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された電磁波を電力に変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された電力を蓄積する蓄積手段と、
    を備え、
    前記複数の表示装置は、前記蓄積手段に蓄積された電力を基に動作する
    ことを特徴とする請求項3〜7の何れか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記表示装置は、
    着脱可能であって、かつ無線タグが配設され、無電源状態で表示内容を保持しかつ当該表示内容の更新が可能な電子表示デバイスと、
    装着された前記電子表示デバイスに対する出力制御を行う制御手段を有する装置本体と、を備えたことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の情報処理システム。
  10. 所定の画像を読み取る画像読取り装置を備え、
    前記画像読取り装置は、
    無線タグとの通信を行う無線タグ通信手段を備え、
    前記電子表示デバイスに表示されている表示画像を読み取るときに、前記無線タグ通信手段によって当該電子表示デバイスに配設されている無線タグとの間で通信することにより当該タグ情報を取得し、読取った画像データを取得したタグ情報に基づいて画像処理することを特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
  11. 前記処理装置は、
    予め設定される処理手順を実行することにより、前記電子表示デバイスが着脱される前記装置本体の着脱の機構を制御する
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
  12. 前記電子表示デバイスに対応する固有の識別情報をタグ情報として所有する無線タグが、当該電子表示デバイスに配設されている、
    または、
    前記電子表示デバイスおよび前記装置本体それぞれに対応する固有の識別情報をタグ情報として所有する無線タグが、当該電子表示デバイスおよび当該記装置本体に配設されている
    ことを特徴とする請求項9記載の情報処理システム。
  13. 前記転送装置は、
    固有の識別情報が付与された複数の転送装置で構成され、
    前記処理装置は、
    前記複数の転送装置に対応する複数の固有の識別情報を基に当該複数の転送装置を一元管理する
    ことを特徴とする請求項3〜12の何れか一項に記載の情報処理システム。
  14. 前記転送装置または前記表示装置は、
    ユーザに対して警告を提示する警告手段を備えたことを特徴とする請求項3〜13の何れか一項に記載の情報処理システム。
  15. 前記処理装置は、
    予め設定された処理手順に対応するプログラムを実行することにより、前記表示装置に対する表示に関する情報処理および管理を行う複数の処理装置で構成され、
    前記複数の処理装置それぞれが前記プログラムを実行することにより、前記複数の処理装置が連携して前記表示装置に対する表示に関する情報処理および管理を行う
    ことを特徴とする請求項3〜14の何れか一項に記載の情報処理システム。
  16. 前記画像読取り装置は、
    通信回線を介して前記処理装置と接続されていることを特徴とする請求項10記載の情報
    処理システム。
  17. 前記処理装置と前記転送装置とが一体化されていることを特徴とする請求項2〜16の何れか一項に記載の情報処理システム。
  18. 前記処理装置と前記画像読取り装置とが一体化されていることを特徴とする請求項10または16記載の情報処理システム。
JP2004215261A 2004-04-28 2004-07-23 情報処理システム Pending JP2006039708A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215261A JP2006039708A (ja) 2004-07-23 2004-07-23 情報処理システム
US11/186,019 US20060017659A1 (en) 2004-04-28 2005-07-21 Electronic paper display system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215261A JP2006039708A (ja) 2004-07-23 2004-07-23 情報処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006039708A true JP2006039708A (ja) 2006-02-09

Family

ID=35904674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004215261A Pending JP2006039708A (ja) 2004-04-28 2004-07-23 情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006039708A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274570A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc 画像処理装置、情報処理装置、サーバ装置、データ処理方法、記憶媒体、プログラム
JP2008109387A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Seiko Epson Corp 移動端末装置、管理システムおよびプログラム
JP2008185653A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2008191602A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2008233583A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toppan Printing Co Ltd 表示システム
JP2008242155A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Seiko Epson Corp 記憶性表示システムおよび記憶性表示装置
JP2009086404A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Fuji Xerox Co Ltd 書込制御システム
JP2009122590A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2009175246A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Fuji Xerox Co Ltd 表示履歴管理システム
JP2011207034A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Fujitsu Frontech Ltd 画像表示装置、及び、画像表示方法
JP2012018467A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Fujitsu Ltd 情報処理装置および端末
US8508523B2 (en) 2007-04-23 2013-08-13 Ricoh Company, Ltd. Information display device, information displaying method, and computer program product
KR101470630B1 (ko) * 2008-03-06 2014-12-09 엘지디스플레이 주식회사 텔레비젼 시스템
JP2016031456A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 富士通株式会社 表示装置及び表示制御回路
JP2017208123A (ja) * 2017-07-24 2017-11-24 カシオ計算機株式会社 電子制御装置、情報制御方法、及びプログラム
WO2021039524A1 (ja) * 2019-08-29 2021-03-04 凸版印刷株式会社 情報表示装置、情報表示装置の制御方法、表示制御装置および電子ペーパーディスプレイ装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4732216B2 (ja) * 2006-03-31 2011-07-27 キヤノン株式会社 画像処理装置、データ処理方法、及びプログラム
JP2007274570A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc 画像処理装置、情報処理装置、サーバ装置、データ処理方法、記憶媒体、プログラム
JP2008109387A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Seiko Epson Corp 移動端末装置、管理システムおよびプログラム
JP2008185653A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2008191602A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
JP2008233583A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toppan Printing Co Ltd 表示システム
JP2008242155A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Seiko Epson Corp 記憶性表示システムおよび記憶性表示装置
US8508523B2 (en) 2007-04-23 2013-08-13 Ricoh Company, Ltd. Information display device, information displaying method, and computer program product
JP2009086404A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Fuji Xerox Co Ltd 書込制御システム
JP2009122590A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Seiko Epson Corp 画像表示装置
JP2009175246A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Fuji Xerox Co Ltd 表示履歴管理システム
KR101470630B1 (ko) * 2008-03-06 2014-12-09 엘지디스플레이 주식회사 텔레비젼 시스템
JP2011207034A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Fujitsu Frontech Ltd 画像表示装置、及び、画像表示方法
JP2012018467A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Fujitsu Ltd 情報処理装置および端末
JP2016031456A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 富士通株式会社 表示装置及び表示制御回路
JP2017208123A (ja) * 2017-07-24 2017-11-24 カシオ計算機株式会社 電子制御装置、情報制御方法、及びプログラム
WO2021039524A1 (ja) * 2019-08-29 2021-03-04 凸版印刷株式会社 情報表示装置、情報表示装置の制御方法、表示制御装置および電子ペーパーディスプレイ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060017659A1 (en) Electronic paper display system
US20050246621A1 (en) Electronic paper display system
US11659102B2 (en) Apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium that cause a device to print an image based on a state of the apparatus and a user operation
JP2006039708A (ja) 情報処理システム
CN104935776B (zh) 通信系统、通信方法、图像形成装置、数字照相机、信息处理装置
CN104426587B (zh) 无线通信装置及无线通信方法
US8844008B2 (en) Printing apparatus management system, printing apparatus management method, and printing apparatus management program
JP2006059138A (ja) 電子ペーパーシステム
JP6463162B2 (ja) 記録制御装置、記録制御方法、及びプログラム
US20120162692A1 (en) Image forming apparatus
JP2007172207A (ja) 電子ペーパーシステム
JP4537045B2 (ja) 電子ペーパー、電子ペーパー接続装置、システム、電子ペーパーにおける制御方法及びコンピュータプログラム
JP5896653B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2005144845A (ja) 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
CN107463463A (zh) 信息处理装置、信息处理装置的控制方法和存储介质
CN107908374A (zh) 自助打印/复印方法、系统及计算机可读存储介质
CN103227881B (zh) 图像输出装置、图像输入装置、计算机、画面显示方法
JP4732216B2 (ja) 画像処理装置、データ処理方法、及びプログラム
CN106030530A (zh) 信息处理装置、信息处理方法和记录介质
US9348296B2 (en) Method of controlling image forming apparatus connected to external device via external device interface unit and image forming apparatus using the same
JP2005346599A (ja) データ管理システム
JP2005107680A (ja) 公演情報配信システム、情報表示装置、印刷装置、特別情報追加装置、特別情報印刷装置、情報表示装置制御プログラム、印刷装置制御プログラム、特別情報追加装置制御プログラム及び特別情報印刷装置制御プログラム
JP2006027083A (ja) プリント出力管理システム