JP2006038642A - タイマ機能付き電子装置及び電子装置のタイマ機能制御方法及びタイマ機能制御プログラム - Google Patents

タイマ機能付き電子装置及び電子装置のタイマ機能制御方法及びタイマ機能制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 オンタイマ機能及びオフタイマ機能を同時に設定できる電子装置であって、ユーザの操作に対応させて後のタイマ機能の動作を変化させることにより、操作性・利便性の向上が図られたタイマ機能付き電子装置の提供。
【解決手段】 オンタイマ機能とオフタイマ機能とが同時に設定されている場合に、より早期に設定されているタイマ機能の設定時間(t7)より前に電源スイッチの入力があった場合(t6)には、後のタイマ機能の設定時間(t9)を変更する(t8)ことで、ユーザの行動の変更に対応させてタイマ機能の動作を自動的に変化させ、ユーザの操作性及び利便性の向上を図る。
【選択図】 図7

Description

本発明は、いわゆるオフタイマ及びオンタイマ機能を備えたタイマ機能付き電子装置に関するものであり、特に、当該タイマ機能の利便性の向上が図られたタイマ機能付き電子装置に関する。
電子装置(例えばテレビやオーディオ装置など)には、電源オン(若しくはオフ)状態の装置を、一定時間の経過後に電源オフ(若しくはオン)状態に自動的に移行させる機能(いわゆるオフタイマ(若しくはオンタイマ)等と呼ばれる機能)を有するものが存在し、当該オンタイマ及びオフタイマの双方の機能を有し、且つ、オンタイマ及びオフタイマの双方の機能を同時に設定して利用できるものも存在する。当該電子装置(オンタイマ及びオフタイマの双方の機能を同時に設定して利用できるもの)によれば、例えば、午前7時に装置の電源が自動的にオンになり、その後午前9時に自動的にオフとするような用い方をすることができるが、一旦設定した設定内容を変更する作業は煩雑になりがちであり、且つ、人間の生活が必ずしも一定でない(予定通り進まない)ことをも考慮すると、必ずしも利便性・操作性に優れるといえるものではなかった。
上記したようなタイマ機能を備える装置などに関する技術が特許文献1や特許文献2などによって開示されている。
特開2003−109364号公報 特開2003−322694号公報
特許文献1によって開示される従来技術は、電源がオフ(スタンバイ)状態の装置に対し、オンタイマ、オフタイマの順でそれぞれの機能が動作する(オフ状態の装置が自動的にオンになり、その後自動的にオフになる)ように設定されている場合に、オン時刻到来前に装置の電源が人手によりオンされ、オーディオ・ヴィジュアルソースが変更されるなどした場合には、オフタイマ機能を動作させないようにするもので、ユーザの操作に対応して装置の動作を変化させることで操作の簡略化を図ったものであり、一方、特許文献2で開示される従来技術は、タイマ機能の設定操作自体の簡略化を図ったものである。
特許文献2で開示される従来技術によれば、設定操作の簡略化が図られているものの、特許文献1で開示される従来技術のように、ユーザの操作に対応してその後のタイマ機能の動作が変化するというものではなく、タイマ機能の動作を変更する場合には逐一設定変更の操作(操作が簡略化されているにせよ)を必要とするものであった。また、特許文献2で開示される従来技術は、ユーザの操作に対応してその後のタイマ機能の動作が変化するというものではあるが、単に、「オフタイマ機能が動作しなくなる」というものであり、ユーザの利便性に特に優れるというものではなかった。
本発明は、上記した点に鑑み、オンタイマ機能及びオフタイマ機能を同時に設定できる電子装置であって、ユーザの操作に対応させて後のタイマ機能の動作を変化させることにより、操作性・利便性の向上が図られたタイマ機能付き電子装置を提供することを目的とする。
請求項1のタイマ機能付き電子装置は、時計機能を有するタイマ手段と、電源オン若しくはオフ処理を行う電源処理手段と、オンタイマ機能又はオフタイマ機能の動作条件を記憶するタイマ設定記憶手段と、前記動作条件を設定させる入力手段と、数値や時間などのデータの比較を行う比較手段と、装置全体の制御を行う制御手段と、を有することにより、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオフ状態にするオフタイマ機能と、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオン状態にするオンタイマ機能と、を備えるタイマ機能付き電子装置であって、前記タイマ設定記憶手段に記憶される動作条件とは異なる動作条件を記憶するタイマ変更設定記憶手段を備えることにより、当該電子装置の電源がオフ状態であり且つ前記オンタイマ機能により設定された時間が前記オフタイマ機能により設定された時間より早期に到来するように設定されている状態において、前記オンタイマ機能により設定された時間の経過前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検知された場合には、前記オフタイマ機能を、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて前記タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とする。
上記構成によれば、電源オフ状態の装置が、オンタイマ機能により自動的に電源オンとなりその後オフタイマ機能により自動的に電源オフとなるように設定されている(動作条件がタイマ設定記憶手段に記憶されている)状態において、オンタイマ機能により電源がオンになる前に、電源スイッチの入力によって装置の電源がオンとなった場合には、オフタイマ機能は、タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作する。なお、「電源オフ」とは、装置全体の完全な電源オフを意味するものではなく、マイコンなどの装置の一部分は通電状態である状態をいう。
請求項2のタイマ機能付き電子装置は、時計機能を有するタイマ手段と、電源オン若しくはオフ処理を行う電源処理手段と、オンタイマ機能又はオフタイマ機能の動作条件を記憶するタイマ設定記憶手段と、前記動作条件を設定させる入力手段と、数値や時間などのデータの比較を行う比較手段と、装置全体の制御を行う制御手段と、を有することにより、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオフ状態にするオフタイマ機能と、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオン状態にするオンタイマ機能と、を備えるタイマ機能付き電子装置であって、前記タイマ設定記憶手段に記憶される動作条件とは異なる動作条件を記憶するタイマ変更設定記憶手段を備えることにより、当該電子装置の電源がオン状態であり且つ前記オフタイマ機能により設定された時間が前記オンタイマ機能により設定された時間より早期に到来するように設定されている状態において、前記オフタイマ機能により設定された時間の経過前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検知された場合には、前記オンタイマ機能を、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて前記タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とする。
上記構成によれば、電源オン状態の装置が、オフタイマ機能により自動的に電源オフとなりその後オンタイマ機能により自動的に電源オンとなるように設定されている(動作条件がタイマ設定記憶手段に記憶されている)状態において、オフタイマ機能により電源がオフになる前に、電源スイッチの入力によって装置の電源がオフとなった場合には、オンタイマ機能は、タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作する。
請求項3のタイマ機能付き電子装置は、請求項1又は請求項2に記載のタイマ機能付き電子装置であって、前記電源スイッチの入力を検知した時点で、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能の動作条件の入力若しくは選択をユーザに求め、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて当該入力によって得られた動作条件に従って、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能を動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とする。
上記構成によれば、電源オフ(オン)状態の装置が、オン(オフ)タイマ機能により自動的に電源オン(オフ)となりその後オフ(オン)タイマ機能により自動的に電源オフ(オン)となるように設定されている(動作条件がタイマ設定記憶手段に記憶されている)状態において、オン(オフ)タイマ機能により電源がオン(オフ)になる前に、電源スイッチの入力によって装置の電源がオン(オフ)となった場合には、当該時点におけるユーザの入力・選択によって得られた動作条件に従ってオフ(オン)タイマ機能が動作する。
請求項4のタイマ機能付き電子装置は、請求項1又は請求項2に記載のタイマ機能付き電子装置であって、前記タイマ手段及び前記比較手段及び前記制御手段により、前記電源スイッチの入力を検知した時間と、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能のうち設定時間がより早く設定されている方の設定時間と、の差を算出し、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能のうち設定時間がより遅く設定されている方のタイマ機能の設定時間を、前記差分だけ早くした時間で再設定し、当該動作条件に従って、前記設定時間が遅い方のタイマ機能を動作させることを特徴とする。
上記構成によれば、電源オフ(オン)状態の装置が、オン(オフ)タイマ機能により自動的に電源オン(オフ)となりその後オフ(オン)タイマ機能により自動的に電源オフ(オン)となるように設定されている状態において、オン(オフ)タイマ機能により電源がオン(オフ)になる前に、電源スイッチの入力によって装置の電源がオン(オフ)となった場合には、当該時点とオン(オフ)タイマ機能設定時間との差が算出され、オフ(オン)タイマ機能の設定時間が当該差分だけ早くして設定し直され、当該設定に従ってオフ(オン)タイマ機能が動作する。
請求項5の電子装置のタイマ機能制御方法は、設定された第1の時間に装置の電源をオン若しくはオフし、設定された第2の時間に装置の電源をオフ若しくはオンする電子装置のタイマ機能制御方法であって、オンタイマ機能及びオフタイマ機能が双方とも設定されている状態で、前記第1の時間の到来前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときは、前記第2の時間に替えて、別に設定された第3の時間によって当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせることを特徴とする。
請求項6の電子装置のタイマ機能制御方法は、請求項5に記載の電子装置のタイマ機能制御方法であって、前記第1の時間の到来前に電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときに、前記第3の時間の入力若しくは選択をユーザに求め、これにより得られた第3の時間により当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせることを特徴とする。
請求項7のタイマ機能制御プログラムは、電子装置に備えられるマイコンに、設定された第1の時間で当該電子装置の電源をオン若しくはオフさせる機能と、設定された第2の時間で当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせる機能と、前記第1の時間の到来前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときは、前記第2の時間に替えて、別に設定された第3の時間によって当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせる機能と、を実現させることを特徴とする。
請求項8のタイマ機能制御プログラムは、請求項7に記載のタイマ機能制御プログラムであって、電子装置に備えられるマイコンに、前記第1の時間の到来前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときにユーザに前記第3の時間の入力若しくは選択を求める機能と、これにより得られた第3の時間により当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせる機能と、を実現させることを特徴とする。
本発明の請求項1の、時計機能を有するタイマ手段と、電源オン若しくはオフ処理を行う電源処理手段と、オンタイマ機能又はオフタイマ機能の動作条件を記憶するタイマ設定記憶手段と、前記動作条件を設定させる入力手段と、数値や時間などのデータの比較を行う比較手段と、装置全体の制御を行う制御手段と、を有することにより、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオフ状態にするオフタイマ機能と、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオン状態にするオンタイマ機能と、を備えるタイマ機能付き電子装置であって、前記タイマ設定記憶手段に記憶される動作条件とは異なる動作条件を記憶するタイマ変更設定記憶手段を備えることにより、当該電子装置の電源がオフ状態であり且つ前記オンタイマ機能により設定された時間が前記オフタイマ機能により設定された時間より早期に到来するように設定されている状態において、前記オンタイマ機能により設定された時間の経過前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検知された場合には、前記オフタイマ機能を、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて前記タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とするタイマ機能付き電子装置によれば、例えば、電子装置(例えばテレビ)を目覚ましとして使用するために、AM7:00に電源がオンとなりAM8:00にオフとなるようにオンタイマ及びオフタイマを設定(タイマ設定記憶手段に記憶させる)している状態で、設定時間(AM7:00)より早く目が覚めた場合や何らかの予定変更等があったことにより、設定時間(AM7:00)より早くテレビの電源が手動でオンされた場合には、タイマ変更設定記憶手段に記憶させた別の動作条件(例えば、AM8:00より1時間早く/遅くオフタイマを動作させる、若しくはオフタイマを動作させない等)に従ってオフタイマが動作する。すなわち、ユーザの行動(生活パターンや予定)の変更に対応させて後のタイマ機能の動作が変化するため、ユーザの操作性及び利便性が向上する。
本発明の請求項3の、前記電源スイッチの入力を検知した時点で、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能の動作条件の入力若しくは選択をユーザに求め、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて当該入力によって得られた動作条件に従って、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能を動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイマ機能付き電子装置によれば、例えば、電子装置(例えばテレビ)に対して、PM11:00に電源がオフとなり(就寝の際のオフタイマ機能)、且つ翌朝AM7:00にオンとなる(翌朝の目覚ましとして使用するためのオンタイマ機能)ように設定している状態で、ユーザの予定に変更が生じ(例えば、翌朝の起床時間が早まったため、早く就寝しようとして)、設定時間(PM11:00)より早くテレビの電源が手動でオフされた場合には、その時点で翌朝のオンタイマの設定の変更の有無をユーザに確認し、当該ユーザの設定に従ってオンタイマを動作させるため、ユーザの利便性に優れる。
本発明の請求項4の、前記タイマ手段及び前記比較手段及び前記制御手段により、前記電源スイッチの入力を検知した時間と、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能のうち設定時間がより早く設定されている方の設定時間と、の差を算出し、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能のうち設定時間がより遅く設定されている方のタイマ機能の設定時間を、前記差分だけ早くした時間で再設定し、当該動作条件に従って、前記設定時間が遅い方のタイマ機能を動作させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイマ機能付き電子装置によれば、例えば、CDプレーヤを目覚ましとして使用するために、再生時間が50分のCDをセットして、AM7:00に電源がオンとなりAM7:50にオフとなるようにオンタイマ及びオフタイマを設定している状態で、設定時間(AM7:00)より早く目が覚めた場合や何らかの予定変更があったために、設定時間(AM7:00)より早いAM6:30に装置の電源が手動でオンされた場合には、当該差分である30分だけオフタイマの設定時間が早く(AM7:20)され、CDの再生時間(50分)分だけ装置の電源がオン状態となるように動作するため、ユーザの操作性及び利便性が向上すると共に、副次的効果として装置の省電力化も図られる。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例の液晶テレビジョン受像表示装置(以下単にLCD)を示す斜視図であり、図2は当該LCDの本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図である。図3及び図4はオンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能の設定時の動作の概略を示すフローチャート、図5はオンタイマ機能・オフタイマ機能の動作の概略を示すフローチャート、図6は連動処理の動作の概略を示すフローチャートである。図7はタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの動作の一例を示すタイミングチャートである。図8・図9は各機能の動作時の画面表示の1例を示す図である。
本実施例のLCD1は、図2に示されるように、装置全体の制御を行う制御手段であるマイコン10・タイマ変更設定記憶手段であるタイマ変更設定記憶部11・タイマ設定記憶手段であるタイマ設定記憶部12・入力手段である操作部13・別の入力手段であるリモコン装置2からの信号を受ける受光部14・電源部15・モニタ17などを備える。マイコン10は、タイマ手段であるタイマ部102・電源処理手段である電源処理部103・比較手段である比較部101及び、制御部105等を備える。なお、本実施例では理解の容易のため、タイマ変更設定記憶部11とタイマ設定記憶部12とを区別して記載しているが、これは必ずしもハードウェア的に別個独立であることを示しているものではなく、1つの記憶部の記憶領域内において「タイマ変更設定記憶部」と「タイマ設定記憶部」が存在してもよい。
オンタイマ機能、オフタイマ機能及び連動機能のための初期設定(タイマ機能設定モード)の操作・動作の概略を図2、図3・4などを参照しつつ説明する。なお、連動機能とは、オンタイマ機能及びオフタイマ機能が双方とも設定されている状態において、電源スイッチの入力があった場合には所定の条件に従って、後のタイマ機能の動作を変化させる機能である(以下の説明でより詳細に説明する)。リモコン装置2に備えられるタイマ設定キー21の入力により(図3ステップ31)、タイマ機能設定モードとなり、図8aに示されるような連動機能設定画面をモニタ17に表示し(ステップ32)、連動機能のオン・オフの設定をユーザに求め、これによって得られた値を変数Aに代入してタイマ設定記憶部12に保存する(ステップ33)。なお、以下にも各機能のオン・オフの設定を変数に代入して記憶させる場合があるが、本実施例では、各機能をオンにする場合には各変数に1が、オフに設定する場合には各変数に0が代入されるものとする。また、ユーザに設定条件などの入力を求める各動作は、制御部105及び画面表示部107によって表示される表示内容を確認しつつ、ユーザがリモコン装置2を操作することで、リモコン装置2からの信号を受光部14が受信し、キー判別部106によって当該信号内容が判別され、動作指示部110・制御部105・画面表示部107により、当該判別された信号内容に応じた画面表示(カーソール移動させる等)を行いつつ、信号内容に応じた設定情報を取得することにより行われる。
ステップ34では図8bに示されるような設定対象選択画面をモニタ17に表示し、ユーザの選択に応じてそれぞれオンタイマ設定処理360・オフタイマ設定処理370・終了処理380へと移行する(ステップ35)。ステップ35における選択が「オンタイマの設定」であった場合にはステップ361へと進み、図8c1に示されるようなオンタイマ設定画面が表示され、オンタイマ機能のオン・オフの設定がBに、オンタイマの設定日時がBtにそれぞれ代入されてタイマ設定記憶部12に保存される(ステップ362)。ステップ363ではBが1(オンタイマ機能がオン)であるか否かの判断を行い、1(オン)であった場合には後に説明するオンタイマ処理を開始(ステップ364)させ、0(オフ)であった場合には、オンタイマ設定処理360を終了してステップ34へと戻る。オンタイマ機能をオフ(B=0)としている場合にはこれ以上不要なオンタイマの動作設定を行わせる必要が無いためである。ステップ365ではAが1(連動機能がオン)であるか否かの判断を行い、A=0(連動機能をオフ)としている場合にはこれ以上不要な設定を行わせる必要が無いため、ステップ34へと戻る。A=1(連動機能オン)であった場合には図8d1に示されるような連動時オンタイマ設定画面が表示され(ステップ366)、連動時オンタイマ機能のオンorオフの設定がB2に、連動時オンタイマの設定日時がB2tにそれぞれ代入されてタイマ変更設定記憶部11に保存される(ステップ367)。なお、連動時オンタイマの設定日時の取得は、図8d1に示されるように、「オフセット時間」と「早くor遅く」の情報を取得し、タイマ設定記憶部12に記憶されているBt(オンタイマ設定日時)に対してオフセット時間分早くor遅くした日時を算出することによって行われる。オンタイマ設定処理360が終了しステップ34へと戻ることにより、オフタイマ機能の設定へと移行することができるが(当然オンタイマ機能の設定をしなおすこともできる)、当該オフタイマ設定処理370の動作の概略は、オンタイマ設定処理360の動作と同様であるためここでの説明を省略する。なお、オフタイマ設定処理370においては、オンタイマ設定処理360における図8c1や図8d1の表示画面に替えて図8c2や図8d2に示されるような表示画面が表示される。本実施例においては、上記のごとく、「連動時オン(オフ)タイマ設定日時」の設定は、「オン(オフ)タイマ設定日時」に対する変位(オフセット)量を入力することより行うこととしたが、直接設定日時データを入力するようにしてもよい。
ステップ35での選択が「終了」であった場合には終了処理380へと移行し、ステップ381においてA・B・Cの全ての値が1(連動機能オン且つオンタイマ機能オン且つオフタイマ機能オン)であるか否かを判断し、1である場合には後に説明する連動処理を開始させる(ステップ382)。一方A・B・Cの何れかが0であった場合にはそのまま処理を終了する。これは連動機能がオンタイマ及びオフタイマ機能の双方が設定されている状態において動作する機能であるため、B及びCが1である必要があること、及び、当該連動機能がオン(Aが1)でなければ当然に連動機能を動作させる必要がないことによる。なお、タイマ機能設定モードの操作において、リモコン装置2を用いることとしたが、LCD1本体に備えられる操作部13によって設定操作を行うようにしてもよいし、当該タイマ機能設定モードをLCD1の他の機能の設定と同時に行うようにして(いわゆるメニューモード等の設定項目の一部とする)、タイマ機能設定モードへ移行するための専用キーとなるタイマ設定キー21を不要とすることもできる。
次にオンタイマ処理の動作の概略を、図5aを参照して説明する(オフタイマ処理(図5b)の動作概念はオンタイマ処理と同様であるため説明を省略する)。ステップ42において、現在日時とBt(オンタイマ設定日時)との比較を行い、現在日時がオンタイマ設定日時に達していない場合はステップ41とのループ処理を行う。当該比較は、タイマ部102が保有している現在日時データと、タイマ設定記憶部12に記憶されているオンタイマ設定日時データとを比較部101が比較することにより行われる。ステップ41におけるBが1(オンタイマ機能オン)か否かの判断は、オンタイマ処理動作中であってもユーザによる設定変更や、他の機能による設定変更により、処理途中でオンタイマ機能がオフとされることがあるため、ループ処理中において常に監視し、オフ(B=0)となった場合にはオンタイマ処理を終了させるものである。現在日時がオンタイマ設定日時に達した場合(ステップ42)には、ステップ43において装置(LCD1)の電源がオフ状態であるか否かを判断し(既にオン状態である場合には電源オン処理を要しないため)、電源オフ状態であった場合には、電源処理部103に電源オン処理を行わせてオンタイマ処理を終了する。オンタイマ処理終了時にはBに0を代入(オンタイマ設定をオフに)して処理を終了する(ステップ45)。以上のごとく、図3・図4に示される処理と図5a及び図5bに示される処理とにより、マイコン10は、設定された第1又は第2の時間(Bt・Ct)でLCD1の電源をオン若しくはオフさせる機能を有する。なお、いうまでもないが、LCD1が物理的に完全に電源オフ状態である場合には、マイコン10も動作することができず、タイマ機能を実現することができないため、本実施例における電源オフとは装置全体の完全な電源オフを意味するものではなく、マイコン10などの装置の一部分は通電状態である状態をいう。
次に連動処理の動作の概略を、図6を参照しつつ説明する。ステップ51において電源がオン状態であるかオフ状態であるかの判断を行い、オン状態である場合にはオンタイマ設定変更処理520へ、オフ状態である場合にはオフタイマ設定変更処理530へ、と移行する。オンタイマ設定変更処理520とオフタイマ設定変更処理530とは、同様の動作概念であるため、ここではオンタイマ設定変更処理520のみの説明とする。ステップ522では電源スイッチ13a(LCD1本体)若しくは電源スイッチ23(リモコン装置2)の入力待ちを行い、当該入力待ちループ内においてA・B・Cの全ての値が1(前述したごとく連動機能オンの条件)であるか否かを判断し(ステップ521)、これを満たさない場合は連動処理を終了する。ステップ523ではCt(オフタイマ設定日時)がBt(オンタイマ設定日時)より早期に設定されているか否かを判断し、オンタイマの方が早期に設定されている場合にはステップ51へと戻る。一方、オフタイマの方が早期に設定されている場合にはステップ524において、タイマ変更設定記憶部11に記憶されているB2(連動時オンタイマ機能設定)をタイマ設定記憶部12に記憶されているBへ、タイマ変更設定記憶部11に記憶されているB2t(連動時オンタイマ設定日時)をタイマ設定記憶部12に記憶されているBtへ、とそれぞれ上書きし、図9aに示されるような画面を表示する(ステップ525)ことによって当該変更があった旨をユーザに告知し、連動処理を終了する。以上のごとく、図3・図4に示される処理と図5a及び図5bに示される処理と図6に示される処理とにより、マイコン10は、第2の時間(Bt若しくはCt)に替えて第3の時間(B2t若しくはC2t)によってLCD1の電源をオン若しくはオフさせる機能を有する。
以上説明した各処理の動作及び各処理相互間の影響をより明確にするため、図7を参照しつつさらに説明を加える。図7はタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャートであり、オンタイマ設定日時Bt(t7)の方がオフタイマ設定日時Ct(t9)より早く設定され、且つ、連動時オフタイマ設定日時C2t(t8)がオフタイマ設定日時Ct(t9)より早く設定されている場合を示す。タイマ設定キー21の入力によりタイマ機能設定モードが稼動し(t1)、タイマ機能設定モード中のt2においてオンタイマ機能がオンに設定されることにより、オンタイマ処理が起動(図4ステップ364)し、t3においてオフタイマ機能がオンに設定されることにより、オフタイマ処理が起動(図4ステップ374)し、タイマ機能設定モードを終了する際(t4)に、オンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能が全てオン設定になっている場合には、連動処理を起動する(図4ステップ381・382)。起動された連動処理(図6)はステップ51においてLCD1の電源の状態を確認し、電源がオン状態である(図7の場合におけるt4時点では)ため、ステップ521とステップ522のループ処理へと移行する。t5にて電源スイッチの入力があった時点で、ステップ522からステップ523へと移行し、Bt<Ctである(図7の場合では)ためステップ51へと戻る。この時点では電源がオフとなっている(電源オン状態でt5にて電源スイッチの入力があったため電源オフ状態となる)ためステップ51における電源状態の確認からステップ531とステップ532のループ処理へと移行する。
その後のt6における電源スイッチの入力があった時点で、ステップ532からステップ533へと移行し、Bt<Ctである(図7の場合では)ため、さらにステップ534へと移行する。ステップ534と535により、オフタイマの設定条件を、連動時オフタイマ設定条件で上書きし、設定条件が変更された旨を画面表示して連動処理を終了する。オンタイマの設定時間であるt7が到来した時点で、オンタイマ処理(図5a)のステップ42の判断が「Yes」となりステップ43に移行する。t7においては電源がオン状態であるため、ステップ43からステップ45へと移行し、ステップ45においてオンタイマ機能の設定をオフと(Bに0を代入)してオンタイマ処理を終了する。次に、連動時オフタイマ設定時間であるt8が到来すると、オフタイマ処理(図5b)のステップ42bの判断が「Yes」となりステップ43bに移行する。装置の電源はオン状態であるため、ステップ43bからステップ44bへと移行して電源オフ処理を行い、ステップ45bにおいてオフタイマ機能の設定をオフとしてオフタイマ処理を終了する。以上で一連のタイマ機能の動作が終了する。
t6における電源スイッチの入力がなかったとした場合を図7中の一点鎖線で示した。t6における電源スイッチの入力がない場合は、t7の到来時に、オンタイマ処理によって装置の電源がオンされ、オンタイマ機能の設定をオフとした上でオンタイマ処理が終了する。当該オンタイマ機能のオフ(B=0)により、連動処理のステップ531(図6)の判断が「No」となり、連動処理も終了される。その後のt9の到来時に、オフタイマ処理によって装置の電源がオフされ、オフタイマ機能の設定をオフとした上でオフタイマ処理が終了する。なお、図7中のニ点鎖線は、連動時オフタイマ機能をオフとした場合(図4におけるステップ377においてC2に0が代入された場合)の動作を示したものである。この場合、t6における電源スイッチの入力により、連動処理がCをC2=0で上書きする(図6ステップ534)ため、オフタイマ処理は終了(図5bステップ41b)し(連動処理も終了)、t9を経過してもLCD1の電源はオン状態のままとなる。
以上のように、本実施例のLCD1によれば、ユーザの行動(生活パターンや予定)の変更に対応させて後のタイマ機能の動作が自動的に変化するため、ユーザの操作性及び利便性に優れる。
なお、本実施例では、連動時オン/オフタイマ設定日時の設定時間を1つのみとしているが、例えば、オンタイマの設定が7:00でオフタイマの設定が9:00である場合に、オンタイマ設定から30分以内(例えば6:50)に電源スイッチの入力があった場合には、初期設定のまま、オンタイマ設定から30分以上1時間以内(例えば6:20)に電源スイッチの入力があった場合には、オフタイマ設定時間を8:30に変更、オンタイマ設定から1時間以上前(例えば5:30)に電源スイッチの入力があった場合には、オフタイマ設定時間を8:00に変更する。というように、複数の連動時タイマ時間を設定できるようにして、条件に応じて変更時間を変化させるようにしてもよい。
図10は本実施例の液晶テレビジョン受像表示装置のオンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能設定時の動作の概略を示すフローチャート、図11は連動処理の動作の概略を示すフローチャートである。図12はタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャートである。図13は各機能の動作時の画面表示の1例を示す図である。なお、本実施例における液晶テレビジョン受像表示装置の基本的構成は実施例1と同様であるためここでの説明の省略し、本実施例の説明において必要があるときは、図1及び図2を参照する。また、各処理において、実施例1と同様の概念には実施例1と同一の符号を使用し、ここでの説明を省略若しくは簡略化する。
図10は本実施例の液晶テレビジョン受像表示装置のオンタイマ機能・オフタイマ機能及び連動機能の設定時(タイマ機能設定モード)の動作の概略を示しているが、実施例1(図3・図4)と比して、連動時オン/オフタイマ設定(ステップ365〜367及びステップ375〜377)が無いだけのものであるのでここでの説明を省略する。又、オンタイマ処理及びオフタイマ処理についても実施例1と同様であるため説明を省略し、必要があるときは図5を参照する。
連動処理の動作の概略を、図11を参照しつつ説明する。ステップ51において電源がオン状態であるかオフ状態であるかの判断を行い、オン状態である場合にはオンタイマ設定変更処理1120へ、オフ状態である場合にはオフタイマ設定変更処理1130へ、と移行する。オンタイマ設定変更処理1120とオフタイマ設定変更処理1130とは、同様の動作概念であるため、ここではオンタイマ設定変更処理1120のみの説明とし、また、ステップ521〜ステップ523については実施例1と同様であるため説明を省略する。ステップ1124で、図13a1に示されるようなオンタイマ変更画面を表示し、ユーザが変更を選択した場合には、図13b1に示されるようなオンタイマ変更設定画面が表示され、オンタイマ機能のオン・オフの設定(変更後)がBに、オンタイマの設定日時(変更後)がBtにそれぞれ代入(上書き)されてタイマ設定記憶部12に保存される(ステップ1125)。なお、ユーザがオンタイマの設定を変更しないことを選択した場合には、図13b1の画面は表示されず、オンタイマの設定内容も変更されない(ステップ1125において、Bの値及びBtの値に変化はない)。以上のごとく、図10に示される処理と図5a及び図5bに示される処理と図11に示される処理とにより、マイコン10は、ユーザに第3の時間(変更後のBt若しくはCt)の入力若しくは選択を求める機能と、これにより得られた第3の時間により電子装置(LCD1)の電源をオフ若しくはオンさせる機能を有する。
以上説明した各処理の動作及び各処理相互間の影響をより明確にするため、図12を参照しつつさらに説明を加える。図12はタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャートであり、オンタイマ設定日時Bt(t7)の方がオフタイマ設定日時Ct(t8)より早く設定され、且つ、連動処理によりオフタイマの設定日時が遅く(t9)変更された場合を示す。t1からt6の前までの動作概念は実施例1(図7)と同様であるためここでの説明を省略する。t6における電源スイッチの入力があった時点で、ステップ532からステップ533へと移行し(図11)、Bt<Ctである(図12の場合)ため、さらにステップ1134へと移行する。ステップ1134とステップ1135とにより、オフタイマの設定条件を、ユーザの入力に従って変更(オフタイマ設定日時をt8からt9へと変更)し、連動処理を終了する。次にオンタイマの設定時間であるt7が到来した時点で、オンタイマ処理(図5a)のステップ42の判断が「Yes」となりステップ43に移行する。t7においては電源がオン状態であるため、ステップ43からステップ45へと移行し、ステップ45においてオンタイマ機能の設定をオフと(Bに0を代入)してオンタイマ処理を終了する。変更前オフタイマ設定時間であるt8が到来しても、Ctの値は既に変更されている(t9)ため、オフタイマ処理(図5b)のステップ42bの判断は「No」のままであり、電源オフ処理(ステップ44b)が行われることは無い。その後のt9の到来によりオフタイマ処理のステップ42bの判断が「Yes」となりステップ43bからステップ44bへと移行して電源オフ処理を行い、オフタイマ機能の設定をオフとしてオフタイマ処理を終了する。以上で一連のタイマ機能の動作が終了する。
t6における電源スイッチの入力がなかったとした場合を図12中の一点鎖線で示した。t6における電源スイッチの入力がない場合は、t7の到来時に、オンタイマ処理によって装置の電源がオンされ、オンタイマ機能の設定をオフとした上でオンタイマ処理が終了する。当該オンタイマ機能のオフ(B=0)により、連動処理のステップ531(図11)の判断が「No」となり、連動処理も終了される。その後のt8の到来時に、オフタイマ処理によって装置の電源がオフされ、オフタイマ機能の設定をオフとした上でオフタイマ処理が終了する。なお、図12中のニ点鎖線は、連動処理によるオフタイマの設定変更時にユーザがオフタイマ機能をオフとした場合(図11におけるステップ1135においてCに0が代入された場合)の動作を示したものである。この場合、t6における電源スイッチの入力により、連動処理がCを0で上書きするため、オフタイマ処理は終了(図5bステップ41b)し(連動処理も終了)、t8を経過してもLCD1の電源はオン状態のままとなる。
以上のように、本実施例によれば、ユーザの行動(生活パターンや予定)に変更があった場合に、後のタイマ機能の動作の変更をユーザに求め、これに応じた動作をするため、ユーザの利便性が向上する。
図14は本実施例の連動処理の動作の概略を示すフローチャートである。図15はタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャートである。図16は各機能の動作時の画面表示の1例を示す図である。なお、本実施例における液晶テレビジョン受像表示装置の基本的構成は実施例1と同様であるためここでの説明の省略し、本実施例の説明において必要があるときは、図1及び図2を参照する。また、タイマ機能設定モードは実施例2(図10)と同様、オンタイマ処理及びオフタイマ処理についても実施例1(図5)と同様であるため説明を省略し、必要があるときは図5や図10を参照する。
連動処理の動作の概略を、図14を参照しつつ説明する。ステップ51において電源がオン状態であるかオフ状態であるかの判断を行い、オン状態である場合にはオンタイマ設定変更処理1420へ、オフ状態である場合にはオフタイマ設定変更処理1430へ、と移行する。オンタイマ設定変更処理1420とオフタイマ設定変更処理1430とは、同様の動作であるため、ここではオンタイマ設定変更処理1420のみの説明とし、また、ステップ521〜ステップ523については実施例1と同様であるため説明を省略する。ステップ1424では、タイマ部102が保有する現在日時のデータにオンタイマ設定日時とオフタイマ設定日時の差を加算し、これをBtに代入(上書き)する。これにより、オフタイマ設定日時と現在日時との差分だけ、オンタイマ設定日時が早く設定し直されることとなる。ステップ1425では、図16aに示されるような画面を表示することにより、当該変更が行われた旨をユーザに告知する(図16aでは、37分オンタイマが早く設定し直されており、オフタイマ設定日時より37分早く電源スイッチの入力があった状態を示している)。
以上説明した各処理の動作及び各処理相互間の影響をより明確にするため、図15を参照しつつさらに説明を加える。図15はタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャートであり、オンタイマ設定日時Bt(t7)の方がオフタイマ設定日時Ct(t9)より早く設定された場合を示す。t1からt6の前までの動作概念は実施例1(図7)と同様であるためここでの説明を省略する。t6における電源スイッチの入力があった時点で、ステップ532からステップ533へと移行し(図14)、Bt<Ctである(図15の場合)ため、さらにステップ1434へと移行する。ステップ1434により、オフタイマの設定日時が、t6とt7との間の時間分だけt9より早い時間であるt8に変更される。ステップ1435では当該変更があった旨をユーザに告知し、連動処理を終了する。次にオンタイマの設定時間であるt7が到来した時点で、オンタイマ処理(図5a)のステップ42の判断が「Yes」となりステップ43に移行する。t7においては電源がオン状態であるため、ステップ43からステップ45へと移行し、ステップ45においてオンタイマ機能の設定をオフと(Bに0を代入)してオンタイマ処理を終了する。次にt8が到来した時点で、オフタイマ処理のステップ42bの判断が「Yes」となりステップ43bからステップ44bへと移行して電源オフ処理を行い、オフタイマ機能の設定をオフとしてオフタイマ処理を終了する。以上で一連のタイマ機能の動作が終了する。
t6における電源スイッチの入力がなかったとした場合を図15中の一点鎖線で示した。t6における電源スイッチの入力がない場合は、t7の到来時に、オンタイマ処理によって装置の電源がオンされ、オンタイマ機能の設定をオフとした上でオンタイマ処理が終了する。当該オンタイマ機能のオフ(B=0)により、連動処理のステップ531(図14)の判断が「No」となり、連動処理も終了される。その後のt9の到来時に、オフタイマ処理によって装置の電源がオフされ、オフタイマ機能の設定をオフとした上でオフタイマ処理が終了する。
以上のごとく、本実施例によれば、ユーザがオンタイマ(若しくはオフタイマ)設定時間より早く装置の電源をオフ(若しくはオン)した場合であっても、オンタイマ設定時間(Bt)とオフタイマ設定時間(Ct)との間の時間分だけ、装置がオン(若しくはオフ)状態となるため、例えば、CDプレーヤ等の、一定の再生時間を有する媒体を再生するような装置に対して本実施例を適用することにより、媒体の再生時間分だけ装置がオンとなるようにオンタイマ設定時間(Bt)とオフタイマ設定時間(Ct)とが設定されている場合に、オンタイマ設定時間(Bt)より早く装置がオンされ媒体の再生が開始されても、媒体の再生終了と共に(再生時間分経過後に)装置の電源がオフとなるようにオフタイマの設定時間が自動的に再設定されるため、ユーザの操作性及び利便性が向上し、副次的に装置の省電力化の効果も得られる。
なお、実施例においては、理解の容易のために電子装置の具体例としてAV機器である液晶テレビジョン受像表示装置を用いて説明したが、本発明はAV機器に限られるものではなく、家庭用熱器具、冷暖房器具などに対しても有効に適用できるものであり、AV機器とは例えば、テレビ、VTR、DVD再生/記録装置、HDD再生/記録装置、ラジオ、RECORD PLAYER、CASETTE DECK、HOME THEATER SYSTEM、AUDIO COMPONENT SYSTEM、AVアンプ、MD記録/再生装置、LASER DISC PLAYERなどである。家庭用熱器具とは例えば、電子レンジ、オーブンレンジ、トースター、IHクッキングヒーター、アイロンなどであり、冷暖房器具とは、例えば、エアコン、ファンヒーター、電気毛布、電気カーペット、扇風機などである。さらに本発明に係る電気機器は、冷蔵庫、洗濯機、布団乾燥機、衣類乾燥機、除湿機、加湿器、ウォシュレット付き便座、換気システム、パソコン、携帯電話、電話、時計、デジタルカメラ、ビデオカメラ、掃除機、ゲーム機、プロジェクターなどを含むものである。また、上記した各実施例では、オンタイマ機能若しくはオフタイマ機能の動作終了後は自動でタイマ機能の設定がオフとなるものとしているが、タイマ機能の動作終了後にタイマ機能の設定を自動的にオフとするのではなく、ユーザによりオフとさせるものであっても良い。
液晶テレビジョン受像表示装置を示す斜視図 液晶テレビジョン受像表示装置の本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図 オンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能の設定時の動作の概略を示すフローチャート オンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能の設定時の動作の概略を示すフローチャート オンタイマ機能・オフタイマ機能の動作の概略を示すフローチャート 連動処理の動作の概略を示すフローチャート タイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの動作の一例を示すタイミングチャート オンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能の設定時の画面表示の1例を示す図 タイマ機能の設定変更があった場合の画面表示の1例を示す図 実施例2のオンタイマ機能・オフタイマ機能・連動機能設定時の動作の概略を示すフローチャート 実施例2の連動処理の動作の概略を示すフローチャート 実施例2のタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャート タイマ機能設定変更時の画面表示の1例を示す図 実施例3の連動処理の動作の概略を示すフローチャート 実施例3のタイマ機能の設定からタイマ機能の動作終了までの一連の動作の一例を示すタイミングチャート タイマ機能の設定変更があった場合の画面表示の1例を示す図
符号の説明
1 液晶テレビジョン受像表示装置
2 リモコン装置(入力手段)
10 マイコン(制御手段)
11 タイマ変更設定記憶部(タイマ変更設定記憶手段)
12 タイマ設定記憶部(タイマ設定記憶手段)
13 操作部(入力手段)
13a・23 電源スイッチ
102 タイマ部(タイマ手段)
103 電源処理部(電源処理手段)
101 比較部(比較手段)

Claims (8)

  1. 時計機能を有するタイマ手段と、電源オン若しくはオフ処理を行う電源処理手段と、オンタイマ機能又はオフタイマ機能の動作条件を記憶するタイマ設定記憶手段と、前記動作条件を設定させる入力手段と、数値や時間などのデータの比較を行う比較手段と、装置全体の制御を行う制御手段と、を有することにより、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオフ状態にするオフタイマ機能と、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオン状態にするオンタイマ機能と、を備えるタイマ機能付き電子装置であって、前記タイマ設定記憶手段に記憶される動作条件とは異なる動作条件を記憶するタイマ変更設定記憶手段を備えることにより、当該電子装置の電源がオフ状態であり且つ前記オンタイマ機能により設定された時間が前記オフタイマ機能により設定された時間より早期に到来するように設定されている状態において、前記オンタイマ機能により設定された時間の経過前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検知された場合には、前記オフタイマ機能を、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて前記タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とするタイマ機能付き電子装置。
  2. 時計機能を有するタイマ手段と、電源オン若しくはオフ処理を行う電源処理手段と、オンタイマ機能又はオフタイマ機能の動作条件を記憶するタイマ設定記憶手段と、前記動作条件を設定させる入力手段と、数値や時間などのデータの比較を行う比較手段と、装置全体の制御を行う制御手段と、を有することにより、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオフ状態にするオフタイマ機能と、所定若しくは任意の設定時間の経過後に電源をオン状態にするオンタイマ機能と、を備えるタイマ機能付き電子装置であって、前記タイマ設定記憶手段に記憶される動作条件とは異なる動作条件を記憶するタイマ変更設定記憶手段を備えることにより、当該電子装置の電源がオン状態であり且つ前記オフタイマ機能により設定された時間が前記オンタイマ機能により設定された時間より早期に到来するように設定されている状態において、前記オフタイマ機能により設定された時間の経過前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検知された場合には、前記オンタイマ機能を、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて前記タイマ変更設定記憶手段に記憶されている動作条件に従って動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とするタイマ機能付き電子装置。
  3. 前記電源スイッチの入力を検知した時点で、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能の動作条件の入力若しくは選択をユーザに求め、前記タイマ設定記憶手段に記憶されている動作条件に替えて当該入力によって得られた動作条件に従って、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能を動作させる若しくは非動作とさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイマ機能付き電子装置。
  4. 前記タイマ手段及び前記比較手段及び前記制御手段により、前記電源スイッチの入力を検知した時間と、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能のうち設定時間がより早く設定されている方の設定時間と、の差を算出し、前記オンタイマ機能若しくは前記オフタイマ機能のうち設定時間がより遅く設定されている方のタイマ機能の設定時間を、前記差分だけ早くした時間で再設定し、当該動作条件に従って、前記設定時間が遅い方のタイマ機能を動作させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイマ機能付き電子装置。
  5. 設定された第1の時間に装置の電源をオン若しくはオフし、設定された第2の時間に装置の電源をオフ若しくはオンする電子装置のタイマ機能制御方法であって、オンタイマ機能及びオフタイマ機能が双方とも設定されている状態で、前記第1の時間の到来前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときは、前記第2の時間に替えて、別に設定された第3の時間によって当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせることを特徴とする電子装置のタイマ機能制御方法。
  6. 前記第1の時間の到来前に電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときに、前記第3の時間の入力若しくは選択をユーザに求め、これにより得られた第3の時間により当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせることを特徴とする請求項5に記載の電子装置のタイマ機能制御方法。
  7. 電子装置に備えられるマイコンに、設定された第1の時間で当該電子装置の電源をオン若しくはオフさせる機能と、設定された第2の時間で当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせる機能と、前記第1の時間の到来前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときは、前記第2の時間に替えて、別に設定された第3の時間によって当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせる機能と、を実現させるためのタイマ機能制御プログラム。
  8. 電子装置に備えられるマイコンに、前記第1の時間の到来前に当該電子装置の電源スイッチの入力が検出されたときにユーザに前記第3の時間の入力若しくは選択を求める機能と、これにより得られた第3の時間により当該電子装置の電源をオフ若しくはオンさせる機能と、を実現させるための請求項7に記載のタイマ機能制御プログラム。
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