JP2006037870A - Motor pump and fuel supply system equipped with motor pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、インタンク式の燃料ポンプとして用いられる電動ポンプ及びその電動ポンプを備えた燃料供給装置に関する。 The present invention relates to an electric pump used as, for example, an in-tank type fuel pump and a fuel supply device including the electric pump.
電動ポンプとしての燃料ポンプの従来例について図27の断面図を参照して述べる。
燃料ポンプ201は、モータ部202と、そのモータ部202の一端側(図27において下端側)に設けられたポンプ部203とを一体的に備えている。
また、燃料ポンプ201の外殻をなすポンプケーシング205は、ほぼ円筒状のハウジング筒206と、そのハウジング筒206の一端面(図27において上端面)を閉鎖するモータカバー207と、ハウジング筒206の他端面(図27において下端面)を閉鎖するポンプカバー208と、ポンプカバー208上に重合状に設けられてハウジング筒206内をモータ室210とポンプ室211とに区画するポンプハウジング209とを備えている。
A conventional example of a fuel pump as an electric pump will be described with reference to a sectional view of FIG.
The
A
前記モータ部202は、例えばブラシ付きの直流モータで構成されており、前記ハウジング筒206内に固定されたマグネット213、及び、ハウジング筒206内において回転駆動されるアーマチャ214を備えている。
アーマチャ214は、鉄心、コイル、コミュテータ216等を備えたアーマチャ本体215と、そのアーマチャ本体215の軸心部を貫通するシャフト218とを有している。
シャフト218の一端部(図27において上端部)は、モータカバー207に軸受221を介して回転可能に支持されている。また、シャフト218の他端部(図27において下端部)は、ポンプハウジング209を貫通する状態で該ポンプハウジング209に軸受222を介して回転可能に支持されている。ポンプ室211内に突出するシャフト218の下端部は、異形断面(例えばD字形の断面)の連結軸部219になっている。
The
The
One end of the shaft 218 (the upper end in FIG. 27) is rotatably supported by the
前記モータカバー207には、前記アーマチャ214のコミュテータ216に摺動接触するブラシ224、そのブラシ224をコミュテータ216に押圧するスプリング225等が組込まれている。また、モータカバー207には、前記ブラシ224に電気的に接続されたターミナル227を備えるコネクタ部228が設けられている。そして、ターミナル227、ブラシ224、コミュテータ216を通じてアーマチャ214のコイル(図示省略)が通電されることにより、アーマチャ214が回転駆動されるようになっている。
また、モータカバー207には、前記モータ室210に連通しかつポンプ外部すなわち上方に向けて開口する吐出口230が形成されている。
The
The
前記ポンプ部203において、ポンプ室211内には、ほぼ円板状のインペラ234が回転可能に収容されている。インペラ234の外周部には、周方向に所定間隔で並ぶ多数の羽根溝235が表裏対称状に形成されている。表裏両面の羽根溝235は、連通孔236により連通されている。
また、インペラ234の中心部には軸孔238が形成されている。軸孔238は、前記アーマチャ214のシャフト218の連結軸部219に対応する異形孔(例えば、D字形孔)により形成されている。その軸孔238内には、アーマチャ214の連結軸部219がトルク伝達可能に挿入されかつ係合されている。
In the
A
前記ポンプハウジング209及び前記ポンプカバー208のインペラ234の表裏両面に面する壁面(符号、209a,208aを付す)には、前記インペラ234の軸孔238の周辺部における表裏両面に対応するほぼ円形溝状の凹溝239が上下対称状に形成されている。ポンプカバー208の凹溝239及びポンプハウジング209の凹溝239により、それぞれ軸受室263が形成されている。
また、ポンプハウジング209及び前記ポンプカバー208のインペラ234の表裏両面に面する壁面209a,208aには、インペラ234の表裏両面の羽根溝235に対応するほぼ円弧形状の流路溝240が形成されている。
Wall surfaces facing the front and back surfaces of the
Further, on the
前記ポンプカバー208には、流路溝240の始端部に連通しかつポンプ外部すなわち下方に向けて開口する吸入口242が形成されている。さらに、ポンプカバー208には、流路溝240の始端部から終端部に至る途中に連通しかつポンプ外部すなわち下方に向けて開口するベーパ排出口276が形成されている。
また、ポンプハウジング209には、流路溝240の終端部に連通しかつ前記モータ室210に開口された吐出口245が形成されている。
なお、図27における第1の吐出口245とベーパ排出口276は、実際にはインペラ234の周方向に関して所定量ずれた位置関係をもって形成されている。
The
The
Note that the
次に、上記した燃料ポンプ201の作動について説明する。モータ部202のアーマチャ214のコイル(図示省略)に対する通電によりアーマチャ214が回転駆動される。すると、アーマチャ214のシャフト218に連動してインペラ234が所定方向に回転されることにより、ポンプ作用が生じる。これにともない、流体である燃料がポンプカバー208の吸入口242から流路溝240内に吸入される。その燃料は、インペラ234の連通孔236により連通する表裏両面の羽根溝235により運動エネルギーを受けて、ポンプカバー208及びポンプハウジング209の両流路溝240内を始端部から終端部に向けて加圧されながら送られてゆく。そして、両流路溝240の終端部に送られた燃料は、ポンプハウジング209の吐出口245からモータ部202のモータ室210内に吐出される。さらに、燃料は、モータ室210を経た後、モータカバー207の吐出口230から吐出される。なお、本明細書では、説明の都合上、ポンプ部203の燃料の吐出口245を「第1の吐出口」といい、モータ部202の燃料の吐出口230を「第2の吐出口」という。
また、インペラ234の1回転によるポンプ行程で加圧されながら送られる燃料中に含まれるベーパは、ポンプカバー208のベーパ排出口276からポンプ外部へ排出される。
Next, the operation of the
Further, the vapor contained in the fuel sent while being pressurized in the pump stroke by one rotation of the
次に、上記した燃料ポンプ(電動ポンプ)201をインタンク式の燃料ポンプとして備えた燃料供給装置の従来例について図28の流路系統図を参照して述べる。
燃料供給装置284は、燃料ポンプ201の他に、高圧フィルタ330とプレッシャレギュレータ286と低圧フィルタ332とを備えてモジュール化されかつ燃料タンク292内に設置されたリザーブカップ(単に、カップともいう。)290内に配置される。なお、高圧フィルタ330は「フューエルフィルタ」、「後置フィルタ」とも呼ばれる。また、プレッシャレギュレータ286は「調圧弁」とも呼ばれ、また、低圧フィルタ332は「サクションフィルタ」、「前置フィルタ」とも呼ばれる。
Next, a conventional example of a fuel supply apparatus provided with the above-described fuel pump (electric pump) 201 as an in-tank type fuel pump will be described with reference to the flow path system diagram of FIG.
In addition to the
前記燃料ポンプ201は、リザーブカップ290内の燃料を吸入しかつ加圧して高圧フィルタ330へ吐出する。
また、前記高圧フィルタ330は、燃料ポンプ201から吐出された加圧燃料中の異物を除去しかつその加圧燃料をプレッシャレギュレータ286へ吐出する。この高圧フィルタ330は、燃料中の異物がプレッシャレギュレータ286、インジェクタ312に到達して問題を生じることがないように、異物を除去する細目のフィルタエレメント(図示省略)を備えている。
また、前記プレッシャレギュレータ286は、高圧フィルタ330から吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整しかつ余剰の高圧燃料をリザーブカップ290内に排出する。このプレッシャレギュレータ286で燃料圧力が調整された加圧燃料は、燃料タンク292外の燃料供給ライン311に吐出される。燃料供給ライン311は、図示しないインジェクタ312(図28参照)に接続されている。
また、前記低圧フィルタ332は、リザーブカップ290内から燃料ポンプ201に吸入される燃料中の異物を除去する。この低圧フィルタ332は、燃料中の異物がフューエルポンプに到達して問題を生じることがないように、異物を除去する粗目のフィルタ(図示省略)を備えている。
The
The high-
The
The low-
上記燃料供給装置284において、燃料ポンプ201が駆動されると、リザーブカップ290内の燃料が、低圧フィルタ332を通じて吸入されかつ加圧されて高圧フィルタ330内へ供給される。そして、高圧フィルタ330を通った燃料は、プレッシャレギュレータ286を経て燃料タンク292外の燃料供給ライン311へ供給される。燃料供給ライン311へ供給された燃料は、インジェクタ312に供給される。また、プレッシャレギュレータ286により、加圧燃料の燃料圧力が調整されることにより余剰となった高圧燃料は、リザーブカップ290内に排出される。
When the
また、燃料中に含まれる異物のうち、低圧フィルタ332では比較的大きな異物(図28中、□印参照)が除去される。また、高圧フィルタ330では比較的小さな異物(図28中、△印参照)及びブラシ摩耗粉すなわちモータ異物(図28中、○印参照)が除去される。
In addition, among the foreign matters contained in the fuel, relatively large foreign matters (see □ in FIG. 28) are removed by the
なお、上記した燃料供給装置284(図28参照)としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
また、上記した燃料ポンプ201(図27参照)としては、例えば特許文献2に記載されたものがある。
また、第1の吐出口245が、ポンプ部203の燃料をポンプ外部へ直接的に吐出可能に設けられたポンプとしては、例えば特許文献3に記載されたものがある。
Further, as the above-described fuel pump 201 (see FIG. 27), for example, there is one described in
Moreover, as a pump in which the
上記した燃料ポンプ201(図27参照)では、加圧した燃料を、第1の吐出口245からモータ室210内を経由させた後に第2の吐出口230から吐出している。
また、燃料ポンプ201のモータ部202においては、摺動部分であるアーマチャ214のコミュテータ216とブラシ224との摺動接触によるブラシ224の摩耗粉(ブラシ摩耗粉)すなわちモータ異物(図28中、○印参照)が発生する。
したがって、燃料ポンプ201の第2の吐出口230から吐出される燃料には、モータ異物が含まれることになる。このことは、特許文献1,2の燃料ポンプについても同様である。
In the fuel pump 201 (see FIG. 27), the pressurized fuel is discharged from the
Further, in the
Accordingly, the fuel discharged from the
このため、前記燃料供給装置284では、燃料ポンプ201のモータ部202で発生したモータ異物(図28中、○印参照)、低圧フィルタ332を通過した比較的小さな異物(図28中、△印参照)が、プレッシャレギュレータ286、インジェクタ312に到達して問題をきたすことがないように、燃料ポンプ201に対して高圧フィルタ330を後置する必要があった。
また、燃料タンク292のリザーブカップ290内に燃料に含まれる比較的大きな異物(図28中、○印参照)が、燃料ポンプ201内に到達して問題をきたすことがないように、燃料ポンプ201に対して低圧フィルタ332を前置する必要があった。
For this reason, in the
Further, the
すなわち、従来の燃料供給装置284では、低圧フィルタ332と高圧フィルタ330との両方が必要になっていた。このため、燃料供給装置284の大型化を余儀なくされていた。特に、低圧フィルタ332が、特許文献1に記載されているように、燃料ポンプ201の下側に配置されるものでは、燃料供給装置284の全高を低減するのが困難であった。
また、低圧フィルタ332と高圧フィルタ330との両方が必要であるため、燃料供給装置284のコストアップを余儀なくされるという問題があった。このことは、特許文献2の燃料供給装置についても同様である。
That is, in the conventional
Further, since both the
また、特許文献3に記載されたポンプでは、ポンプ部の流体をポンプ外部へ直接的に吐出可能な吐出口が設けられているため、吐出口から吐出される流体にモータ異物が含まれるといった問題は解消される。しかしながら、流体がモータ室内を通過しないために、モータ部を冷却することができないばかりか、モータ部における摺動部分(例えば、アーマチャのシャフトと軸受との間、アーマチャのコミュテータとブラシとの間で摺動する部分)を潤滑することもできないという問題が残った。このようなポンプでは、例えば燃料タンク内に配置するインタンク式の燃料ポンプとして利用するには不向きである。
Further, in the pump described in
本発明が解決しようとする課題は、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することのできる電動ポンプ及びその電動ポンプを備えた燃料供給装置を提供することにある。 The problem to be solved by the present invention is to provide an electric pump capable of cooling a motor part with a fluid and lubricating a sliding part while discharging a fluid containing no motor foreign matter directly from the pump part to the outside of the pump. The object is to provide a fuel supply device including the electric pump.
前記した課題は、本発明の特許請求の範囲に記載された構成を要旨とする電動ポンプ及びその電動ポンプを備えた燃料供給装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載された電動ポンプによると、ポンプ部に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる吐出口(説明の都合上、「第1の吐出口」という。)が設けられている。このため、ポンプ室から吐出される流体が、モータ室を経由することなく直接的に第1の吐出口から吐出される。これにより、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出することができる。なお、本明細書でいう「流体をポンプ外部へ直接的に吐出する。」とは、ポンプ室の流体がモータ室、及び、その他の流路を経由することなく、ポンプ室からポンプ外部へ直に吐出されることをいう。
また、ポンプ部から流体の一部をモータ室内に流出させる連通口が設けられている。このため、ポンプ部から流体の一部が連通口を通じてモータ室に流出されることにより、モータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することができる。なお、摺動部分とは、固定側部材(軸受、ブラシ等)と可動側部材(アーマチャのシャフト及びコミュテータ)との間で摺動する部分のことをいう。
上記のように、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することができる。
The above-described problems can be solved by an electric pump having the configuration described in the claims of the present invention and a fuel supply device including the electric pump.
That is, according to the electric pump described in
In addition, a communication port through which a part of the fluid flows out from the pump unit into the motor chamber is provided. For this reason, when a part of fluid flows out from a pump part to a motor chamber through a communicating port, a motor part can be cooled and a sliding part can be lubricated. The sliding portion refers to a portion that slides between a fixed member (bearing, brush, etc.) and a movable member (armature shaft and commutator).
As described above, while fluid that does not contain motor foreign matter is directly discharged from the pump portion to the outside of the pump, the motor portion can be cooled by the fluid and the sliding portion can be lubricated.
また、特許請求の範囲の請求項2に記載された電動ポンプによると、アーマチャ本体とインペラとが係合手段を介してトルク伝達可能に係合される。これにより、電動ポンプの軸方向長さを短縮し、電動ポンプを小型化することができる。
According to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項3に記載された電動ポンプによると、連通口が、インペラの1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けられている。このため、高温時等のポンプ行程中の流体中に含まれる蒸気泡いわゆるベーパを連通口を通じてモータ室へ効果的に排出することができる。なお、インペラの1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以前では、前記流体の圧力が十分に高められていないので、ベーパを効果的に排出することができない。
Further, according to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項4に記載された電動ポンプによると、インペラの1回転によるポンプ行程の流体に含まれるベーパをポンプ外部へ排出させるベーパ排出口が設けられている。このため、高温時等のポンプ行程中の流体に含まれるベーパをベーパ排出口からポンプ外部へ排出することができる。なお、ベーパ排出口は、インペラの1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けることにより、ベーパを効果的に排出することができる。 Further, according to the electric pump described in claim 4 of the claims, the vapor discharge port for discharging the vapor contained in the fluid of the pump stroke by one rotation of the impeller to the outside of the pump is provided. For this reason, the vapor contained in the fluid during the pump stroke at a high temperature or the like can be discharged from the vapor discharge port to the outside of the pump. In addition, a vapor | steam discharge port can discharge | emit a vapor | steam effectively by providing after a 1/4 stroke from the start end of the pump strokes by 1 rotation of an impeller.
また、特許請求の範囲の請求項5に記載された電動ポンプによると、ポンプ部から連通口を通じてモータ室内に流出した流体をポンプ外部へ吐出可能な第2の吐出口が設けられている。このため、ポンプ部から連通口を通じてモータ室内に流出した流体を、第2の吐出口からポンプ外部へ吐出させることができる。これにより、モータ室内を流体が流通することにより、モータ部の冷却性及び摺動部分の潤滑性を向上することができる。
Further, according to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項6に記載された電動ポンプによると、第2の吐出口が、モータ部の端板部材に設けられている。このため、ポンプ部から連通口を通じてモータ室内に流出した流体を、モータ室のポンプ部側から反ポンプ部側へ流通させた後、第2の吐出口からポンプ外部へ吐出させることができる。したがって、モータ室のほぼ全長に亘って流体が流通することにより、モータ部の冷却性及び摺動部分の潤滑性を一層向上することができる。
According to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項7に記載された電動ポンプによると、第2の吐出口に逆止弁を備えている。このため、逆止弁により、ポンプ外部から第2の吐出口を通じてモータ室内への流体の逆流を阻止することができる。
Further, according to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項8に記載された電動ポンプによると、第2の吐出口から吐出される流体流を駆動源として駆動するジェットポンプが設けられている。このため、第2の吐出口から吐出される流体流を駆動源としてジェットポンプが駆動することにより、ポンプ外部における流体を吸入して所定位置へ移送することができる。したがって、第2の吐出口から吐出される流体流の圧力エネルギーを効率的に利用することができる。
Further, according to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項9に記載された電動ポンプによると、ポンプ部に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる吐出口(第1の吐出口)が、ポンプ部の端板部材に設けられている。このため、ポンプ部に吸入されかつ加圧された流体を、ポンプ部の端板部材の第1の吐出口からポンプ外部へ直接的に吐出させることができる。
According to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項10に記載された電動ポンプによると、ポンプ部の吸入口が外側面に開口されている。このため、外側面に開口した吸入口から流体をポンプ部へ吸入することができる。
According to the electric pump described in
また、特許請求の範囲の請求項11に記載された燃料供給装置によると、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ加圧して吐出するインタンク式の燃料ポンプと、燃料ポンプに吸入される燃料中の異物を除去する前置フィルタとを備えてモジュール化されている。そして、請求項1〜10のいずれか1つに記載の電動ポンプを燃料ポンプとして用いている。
したがって、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することのできる電動ポンプを燃料ポンプとして備えた燃料供給装置を提供することができる。
また、燃料ポンプとしての電動ポンプの吐出口(第1の吐出口)からモータ異物を含まない燃料が吐出されることから、従来では燃料ポンプに対して後置する必要があった高圧フィルタを省略することができる。これにより、燃料供給装置をコンパクト化するとともにコストを低減することができる。
また、前置フィルタにおいて、電動ポンプに吸入される燃料中の異物、とくに電動ポンプの摺動部分に悪影響を及ぼす小さな異物を除去することにより、電動ポンプの寿命を増大するとともに摺動部分のトラブルを防止あるいは低減することができる。
According to the fuel supply device described in
Therefore, a fuel supply device provided with an electric pump as a fuel pump that discharges fluid that does not contain motor foreign matter directly from the pump portion to the outside of the pump, while cooling the motor portion with the fluid and lubricating the sliding portion. Can be provided.
Further, since fuel that does not contain motor foreign matter is discharged from the discharge port (first discharge port) of the electric pump as a fuel pump, a high-pressure filter that conventionally has to be placed behind the fuel pump is omitted. can do. As a result, the fuel supply device can be made compact and the cost can be reduced.
Also, in the pre-filter, by removing foreign matters in the fuel sucked into the electric pump, especially small foreign matters that adversely affect the sliding portion of the electric pump, the life of the electric pump is increased and troubles in the sliding portion are caused. Can be prevented or reduced.
また、特許請求の範囲の請求項12に記載された燃料供給装置によると、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ加圧して吐出するインタンク式の燃料ポンプと、燃料ポンプに吸入される燃料中の異物を除去する前置フィルタと、燃料タンク内に設置されかつ燃料ポンプにより前置フィルタを介して吸入される燃料を貯留するリザーブカップとを備えてモジュール化されている。そして、請求項5〜7のいずれか1つに記載の電動ポンプを燃料ポンプとして用いている。
したがって、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することのできる電動ポンプを燃料ポンプとして備えた燃料供給装置を提供することができる。
また、燃料ポンプとしての電動ポンプの吐出口(第1の吐出口)からモータ異物を含まない燃料が吐出されることから、従来では燃料ポンプに対して後置する必要があった高圧フィルタを省略することができる。これにより、燃料供給装置をコンパクト化するとともにコストを低減することができる。
また、前置フィルタにおいて、電動ポンプに吸入される燃料中の異物、とくに電動ポンプの摺動部分に悪影響を及ぼす小さな異物を除去することにより、電動ポンプの寿命を増大するとともに摺動部分のトラブルを防止あるいは低減することができる。
さらに、電動ポンプの第2の吐出口から吐出される流体流を駆動源として、燃料タンク内でかつリザーブカップ外の燃料を該リザーブカップ内に移送するジェットポンプが設けられている。このため、電動ポンプの第2の吐出口から吐出される流体流(燃料流)を駆動源としてジェットポンプが駆動することにより、燃料タンク内でかつリザーブカップ外の燃料を吸入して該リザーブカップ内に移送することができる。したがって、電動ポンプの第2の吐出口から吐出される燃料流の圧力エネルギーを効率的に利用することができる。
Further, according to the fuel supply device described in claim 12, the in-tank type fuel pump that sucks in and pressurizes the fuel in the fuel tank, and in the fuel sucked into the fuel pump. A front filter that removes the foreign matter and a reserve cup that is installed in the fuel tank and stores fuel sucked through the front filter by the fuel pump are modularized. And the electric pump as described in any one of Claims 5-7 is used as a fuel pump.
Therefore, a fuel supply device provided with an electric pump as a fuel pump that discharges fluid that does not contain motor foreign matter directly from the pump portion to the outside of the pump, while cooling the motor portion with the fluid and lubricating the sliding portion. Can be provided.
Further, since fuel that does not contain motor foreign matter is discharged from the discharge port (first discharge port) of the electric pump as a fuel pump, a high-pressure filter that conventionally has to be placed behind the fuel pump is omitted. can do. As a result, the fuel supply device can be made compact and the cost can be reduced.
Also, in the pre-filter, by removing foreign matters in the fuel sucked into the electric pump, especially small foreign matters that adversely affect the sliding portion of the electric pump, the life of the electric pump is increased and troubles in the sliding portion are caused. Can be prevented or reduced.
Further, there is provided a jet pump that uses the fluid flow discharged from the second discharge port of the electric pump as a drive source to transfer the fuel inside the fuel tank and outside the reserve cup into the reserve cup. For this reason, when the jet pump is driven using the fluid flow (fuel flow) discharged from the second discharge port of the electric pump as a drive source, the fuel in the fuel tank and outside the reserve cup is sucked into the reserve cup. Can be transported in. Therefore, the pressure energy of the fuel flow discharged from the second discharge port of the electric pump can be efficiently used.
また、特許請求の範囲の請求項13に記載された燃料供給装置によると、燃料タンク内の燃料を吸入しかつ加圧して吐出するインタンク式の燃料ポンプと、燃料ポンプに吸入される燃料中の異物を除去する前置フィルタと、燃料タンク内に設置されかつ燃料ポンプにより前置フィルタを介して吸入される燃料を貯留するリザーブカップとを備えてモジュール化されている。そして、請求項8に記載の電動ポンプを燃料ポンプとして用いている。
したがって、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することのできる電動ポンプを燃料ポンプとして備えた燃料供給装置を提供することができる。
また、燃料ポンプとしての電動ポンプの吐出口(第1の吐出口)からモータ異物を含まない燃料が吐出されることから、従来では燃料ポンプに対して後置する必要があった高圧フィルタを省略することができる。これにより、燃料供給装置をコンパクト化するとともにコストを低減することができる。
また、前置フィルタにおいて、電動ポンプに吸入される燃料中の異物、とくに電動ポンプの摺動部分に悪影響を及ぼす小さな異物を除去することにより、電動ポンプの寿命を増大するとともに摺動部分のトラブルを防止あるいは低減することができる。
さらに、電動ポンプの第2の吐出口から吐出される流体流を駆動源として、該電動ポンプのジェットポンプを駆動させることにより、前記燃料タンク内でかつ前記リザーブカップ外の燃料を該リザーブカップ内に移送する構成としている。このため、電動ポンプの第2の吐出口から吐出される流体流(燃料流)を駆動源としてジェットポンプが駆動することにより、燃料タンク内でかつリザーブカップ外の燃料を吸入して該リザーブカップ内に移送することができる。したがって、電動ポンプの第2の吐出口から吐出される燃料流の圧力エネルギーを効率的に利用することができる。
According to the fuel supply device described in
Therefore, a fuel supply device provided with an electric pump as a fuel pump that discharges fluid that does not contain motor foreign matter directly from the pump portion to the outside of the pump, while cooling the motor portion with the fluid and lubricating the sliding portion. Can be provided.
Further, since fuel that does not contain motor foreign matter is discharged from the discharge port (first discharge port) of the electric pump as a fuel pump, a high-pressure filter that conventionally has to be placed behind the fuel pump is omitted. can do. As a result, the fuel supply device can be made compact and the cost can be reduced.
Also, in the pre-filter, by removing foreign matters in the fuel sucked into the electric pump, especially small foreign matters that adversely affect the sliding portion of the electric pump, the life of the electric pump is increased and troubles in the sliding portion are caused. Can be prevented or reduced.
Further, by using the fluid flow discharged from the second discharge port of the electric pump as a drive source, the jet pump of the electric pump is driven, so that the fuel in the fuel tank and outside the reserve cup is transferred into the reserve cup. It is set as the structure transferred to. For this reason, when the jet pump is driven using the fluid flow (fuel flow) discharged from the second discharge port of the electric pump as a drive source, the fuel in the fuel tank and outside the reserve cup is sucked into the reserve cup. Can be transported in. Therefore, the pressure energy of the fuel flow discharged from the second discharge port of the electric pump can be efficiently used.
また、特許請求の範囲の請求項14に記載された燃料供給装置によると、前置フィルタが、外層側を粗目、内層側を細目とする階層構造のフィルタエレメントを備えている。このため、前置フィルタの外層側を粗目、内層側を細目とする階層構造のフィルタエレメントにより、燃料ポンプに吸入される燃料中に含まれる異物を効果的に除去することができる。
According to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項15に記載された燃料供給装置によると、前置フィルタが、燃料ポンプを取り囲むほぼ筒形状に形成されたフィルタエレメントを備えている。このため、前置フィルタの燃料ポンプを取り囲むほぼ筒形状に形成されたフィルタエレメントにより、燃料ポンプに吸入される燃料中に含まれる異物を効果的に除去することができる。また、フィルタエレメントのろ過面積を増大することができ、燃料ポンプによる燃料の吸入抵抗を低減し、燃料ポンプの消費電流を低減することができる。 According to the fuel supply device of the fifteenth aspect of the present invention, the pre-filter includes a filter element formed in a substantially cylindrical shape surrounding the fuel pump. For this reason, the filter element formed in the substantially cylindrical shape surrounding the fuel pump of the front filter can effectively remove foreign matters contained in the fuel sucked into the fuel pump. Moreover, the filtration area of the filter element can be increased, the fuel suction resistance of the fuel pump can be reduced, and the current consumption of the fuel pump can be reduced.
また、特許請求の範囲の請求項16に記載された燃料供給装置によると、燃料ポンプから吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータを備えている。このため、プレッシャレギュレータにより燃料ポンプから吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整することができる。
In addition, according to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項17に記載された燃料供給装置によると、燃料ポンプから吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータを備えている。このため、プレッシャレギュレータにより燃料ポンプから吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整することができる。
さらに、プレッシャレギュレータが、燃料ポンプ及び前置フィルタに対して径方向に重複する関係をもって配置される。このため、燃料供給装置にプレッシャレギュレータをコンパクトに備えることができる。
Further, according to the fuel supply device described in claim 17, the pressure regulator for adjusting the fuel pressure of the pressurized fuel discharged from the fuel pump is provided. For this reason, the fuel pressure of the pressurized fuel discharged from the fuel pump can be adjusted by the pressure regulator.
Further, the pressure regulator is arranged in a radial overlapping relationship with the fuel pump and the pre-filter. For this reason, a pressure regulator can be provided compactly in a fuel supply device.
また、特許請求の範囲の請求項18に記載された燃料供給装置によると、フィルタケースにプレッシャレギュレータのレギュレータハウジングの少なくとも一部が一体的に形成される。このため、プレッシャレギュレータのレギュレータハウジングの少なくとも一部を省略することにより、プレッシャレギュレータの簡素化及び軽量化を図ることができる。
According to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項19に記載された燃料供給装置によると、プレッシャレギュレータが、フィルタケースに設けられた取付凹部内に嵌合している。このため、フィルタケースの取付凹部に、別部品として構成されたプレッシャレギュレータを容易に組付けることができる。
Moreover, according to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項20に記載された燃料供給装置によると、前置フィルタが、燃料ポンプのポンプ部に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる吐出口(第1の吐出口)に接続されかつその吐出口から吐出される燃料を所定部位へ流通させる吐出側通路を備えている。このため、吐出側通路を形成するための専用の部材を設けなくてもよいので、燃料供給装置のコンパクト化及び軽量化並びにコスト低減を図ることができる。 According to the fuel supply device of claim 20, the discharge port through which the pre-filter directly discharges the pressurized fluid sucked into the pump portion of the fuel pump to the outside of the pump. A discharge-side passage is connected to the (first discharge port) and distributes the fuel discharged from the discharge port to a predetermined portion. For this reason, it is not necessary to provide a dedicated member for forming the discharge side passage, so that the fuel supply device can be made compact and lightweight, and the cost can be reduced.
また、特許請求の範囲の請求項21に記載された燃料供給装置によると、燃料ポンプの吸入口と、その吸入口に接続される前置フィルタの吸入側通路の通路出口とを、受け口と差し口とによる嵌合構造により接続している。このため、燃料ポンプの吸入口と前置フィルタの吸入側通路の通路出口とを容易に接続することができる。
According to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項22に記載された燃料供給装置によると、燃料ポンプの吸入口と前置フィルタの吸入側通路の通路出口との間にシール材が介在されている。このため、燃料ポンプの吸入口と前置フィルタの吸入側通路の通路出口との接続部分からの燃料洩れを防止あるいは低減することができる。
According to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項23に記載された燃料供給装置によると、前置フィルタの吐出側通路の通路入口と、その通路入口に接続される燃料ポンプの吐出口とを、受け口と差し口とによる嵌合構造により接続している。このため、前置フィルタの吐出側通路の通路入口と燃料ポンプの吐出口(第1の吐出口)とを容易に接続することができる。 Further, according to the fuel supply device described in claim 23 of the claims, the passage inlet of the discharge side passage of the pre-filter and the discharge port of the fuel pump connected to the passage inlet are inserted into the receptacle. They are connected by a fitting structure with the mouth. For this reason, the passage inlet of the discharge side passage of the pre-filter and the discharge port (first discharge port) of the fuel pump can be easily connected.
また、特許請求の範囲の請求項24に記載された燃料供給装置によると、前置フィルタの吐出側通路の通路入口と燃料ポンプの吐出口との間にシール材が介在されている。このため、前置フィルタの吐出側通路の通路入口と燃料ポンプの吐出口(第1の吐出口)との接続部分からの燃料洩れを防止あるいは低減することができる。
Further, according to the fuel supply device described in
また、特許請求の範囲の請求項25に記載された電動ポンプによると、連通口に逆止弁を備えている。このため、ポンプ停止時に、モータ室から連通口を通じてポンプ部への流体の逆流を阻止することができる。したがって、ポンプ停止時にモータ室内のモータ異物を含む流体のポンプ部への流入を阻止し、そのモータ異物を含む流体が次回のポンプ運転時に第1の吐出口からポンプ外部へ吐出されることを防止あるいは低減することができる。
Moreover, according to the electric pump described in
本発明によれば、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部を冷却するとともに摺動部分を潤滑することのできる電動ポンプ及びその電動ポンプを備えた燃料供給装置を提供することができる。 According to the present invention, an electric pump that discharges a fluid that does not contain motor foreign matter directly from the pump unit to the outside of the pump, while cooling the motor unit with the fluid and lubricating the sliding portion, and the electric pump. The fuel supply apparatus provided can be provided.
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the following examples.
本発明の実施例1にかかる電動ポンプとして、ウエスコ式(インペラ式とも呼ばれる。)の燃料ポンプを説明する。図1は燃料ポンプを示す断面図、図2は燃料ポンプの上面図、図3は燃料ポンプの下面図、図4は燃料ポンプの吸入口と第1の吐出口の関係を示す斜視図、図5は燃料ポンプのポンプ部を示す断面図、図6はポンプケーシングにおける流路溝と連通口との関係を示す説明図、図7は燃料ポンプの流路系統図である。 A Wesco type (also referred to as impeller type) fuel pump will be described as the electric pump according to the first embodiment of the present invention. 1 is a cross-sectional view showing a fuel pump, FIG. 2 is a top view of the fuel pump, FIG. 3 is a bottom view of the fuel pump, and FIG. 4 is a perspective view showing a relationship between a suction port and a first discharge port of the fuel pump. 5 is a cross-sectional view showing a pump portion of the fuel pump, FIG. 6 is an explanatory view showing a relationship between a flow passage groove and a communication port in the pump casing, and FIG. 7 is a flow passage system diagram of the fuel pump.
図1に示すように、燃料ポンプ1は、モータ部2と、そのモータ部2の一端側(図1において下端側)に設けられたポンプ部3とを一体的に備えている。
燃料ポンプ1の外殻をなすポンプケーシング5は、ほぼ円筒状のハウジング筒6と、そのハウジング筒6の一端面(図1において上端面)を閉鎖するモータカバー7と、ハウジング筒6の他端面(図1において下端面)を閉鎖するポンプカバー8と、ポンプカバー8上に重合状に設けられてポンプケーシング5内をモータ室10とポンプ室11とに区画するポンプハウジング9とを備えている。なお、モータカバー7は、本明細書でいう「モータ部の端板部材」に相当する。また、ポンプカバー8は、本明細書でいう「ポンプ部の端板部材」に相当する。また、本実施例において、ポンプ室11は、ポンプカバー8と、そのポンプカバー8の上面に重合されかつそのポンプカバー8により下面開口が閉鎖される円形溝(符号省略)を有するポンプハウジング9とにより形成されている。
As shown in FIG. 1, the
A
まず、モータ部2を説明する。モータ部2は、例えばブラシ付きの直流モータで構成されており、前記ハウジング筒6内に固定されたマグネット13、及び、ハウジング筒6内において回転駆動されるアーマチャ14を備えている。
アーマチャ14は、鉄心、コイル、コミュテータ16等を備えたほぼ円柱状のアーマチャ本体15と、そのアーマチャ本体15の軸心部を上下方向に貫通するほぼ丸棒状のシャフト18とを有している。シャフト18の一端部(図1において上端部)は、前記モータカバー7に軸受21を介して回転可能に支持されている。また、シャフト18の他端部(図1において下端部)は、前記ポンプハウジング9を貫通する状態で該ポンプハウジング9に軸受22を介して回転可能に支持されている。ポンプ室11内に突出するシャフト18の端部には、異形断面(例えばD字形の断面)をなす連結軸部19が形成されている。
First, the
The
前記モータカバー7には、前記アーマチャ14のコミュテータ16に摺動接触するブラシ24、そのブラシ24をコミュテータ16に押圧するスプリング25等が組込まれている。また、モータカバー7には、前記ブラシ24に電気的に接続されたターミナル27を備えるコネクタ部28が設けられている(図2参照)。そして、ターミナル27、ブラシ24、コミュテータ16を通じてアーマチャ14のコイル(図示省略)が通電されることにより、アーマチャ14が回転駆動されるようになっている。
The
前記モータカバー7には、前記モータ室10に連通しかつポンプ外部すなわち上方に向けて開口する吐出口(説明の都合上、「第2の吐出口」という。)30が形成されている。モータカバー7には、そのカバー上に同軸状に突出されかつ第2の吐出口30の出口部分を形成するほぼ円筒状の第2の吐出筒部31が設けられている。
The
次に、ポンプ部3を説明する。図5に示すように、前記ポンプ室11内には、ほぼ円板状のインペラ34が回転可能に設けられている。インペラ34の外周部には、周方向に所定間隔で並ぶ多数の羽根溝35が表裏対称状に形成されている。表裏両面の羽根溝35は、連通孔36によって連通されている。
また、インペラ34の中心部には軸孔38が形成されている。軸孔38は、前記アーマチャ14のシャフト18の連結軸部19に対応する異形孔(例えば、D字形孔)で形成されている。その軸孔38内には、アーマチャ14の連結軸部19がトルク伝達可能に挿入されかつ係合されている。
Next, the
A
前記ポンプハウジング9及び前記ポンプカバー8のインペラ34の表裏両面に面する壁面(符号、9a,8aを付す)には、前記インペラ34の軸孔38の周辺部における表裏両面に対応するほぼ円形溝状の凹溝39が上下対称状に形成されている。ポンプカバー8の凹溝39及びポンプハウジング9の凹溝39により、それぞれ軸受室63が形成されている。
また、ポンプハウジング9及びポンプカバー8のインペラ34の表裏両面に面する壁面9a,8aには、インペラ34の表裏両面の羽根溝35に対応する円弧形状(例えば、C字形状)の流路溝40がほぼ上下対称状に形成されている(図6参照)。
Wall surfaces facing the front and back surfaces of the
Further, on the wall surfaces 9a, 8a facing the front and back surfaces of the
前記ポンプカバー8には、流路溝40の始端部に連通しかつポンプ外部すなわち下方に向けて開口する吸入口42が形成されている。また、ポンプカバー8の下面には、吸入口42の入口部分を形成するほぼ円筒状の吸入筒部43が吐出されている。
さらに、ポンプカバー8には、流路溝40の終端部に連通しかつポンプ外部すなわち下方に向けて開口する吐出口(説明の都合上、「第1の吐出口」という。)45が形成されている。ポンプカバー8の下面には、第1の吐出口45の出口部分を形成するほぼ円筒状の第1の吐出筒部46が吐出されている。
The
Furthermore, the
前記ポンプハウジング9には、流路溝40の始端部から終端部に至る途中に連通しかつ前記モータ室10に開口された連通口48が形成されている。なお、図1及び図5における第1の吐出口45と連通口48は、実際にはインペラ34の周方向に関して所定量ずれた位置関係をもって形成されている(図6参照)。
しかして、前記連通口48は、図6に示すように、前記インペラ34の1回転によるポンプ行程(図6中の範囲A参照。)のうちの開始端より1/4行程(図6中の範囲B参照。)の以降(図6中の範囲C参照。)に設けられている。なお、インペラ34の1回転によるポンプ行程(図6中の範囲A参照。)のうちの開始端より1/4行程以降(図6中の範囲C参照。)に連通口48に設けることにより、高温時等のポンプ行程中の流体すなわち燃料に含まれる蒸気泡いわゆるベーパを連通口48を通じてモータ室10へ効果的に排出することができる。ちなみに、インペラの1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程(図6中の範囲B参照。)に連通口48に設けたとしても、前記流体の圧力が十分に高められていないので、ベーパを効果的に排出することができない。
The
Thus, as shown in FIG. 6, the
次に、上記した燃料ポンプ1の作動について説明する。モータ部2(図1参照)のアーマチャ14のコイル(図示省略)に対する通電によりアーマチャ14が回転駆動される。すると、アーマチャ14のシャフト18に連動してインペラ34が所定方向に回転されることにより、ポンプ作用が生じる。これにともない、流体である燃料がポンプカバー8(図5参照)の吸入口42から流路溝40の始端部内に吸入される。その燃料は、インペラ34の連通孔36により連通する表裏両面の羽根溝35により運動エネルギーを受けて、ポンプカバー8及びポンプハウジング9の両流路溝40内を始端部から終端部に向けて加圧されながら送られてゆく。そして、両流路溝40の終端部に送られた燃料は、ポンプカバー8の第1の吐出口45からポンプ外部に吐出される。
また、インペラ34の1回転によるポンプ行程で加圧されながら送られる燃料中に含まれるベーパは、ポンプハウジング9の連通口48からモータ部2のモータ室10内に吐出され、そのモータ室10を経た後、モータカバー7の第2の吐出口30(図1参照)から吐出される。
Next, the operation of the
Further, the vapor contained in the fuel sent while being pressurized in the pump stroke by one rotation of the
上記した燃料ポンプ1によると、ポンプ部3に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる第1の吐出口45が設けられている(図5参照)。このため、ポンプ室11から吐出される流体が、モータ室10を経由することなく直接的に第1の吐出口45から吐出される(図7参照)。これにより、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出することができる。
また、ポンプ部3から流体の一部をモータ室10内に流出させる連通口48が設けられている(図5参照)。このため、ポンプ部3から流体の一部が連通口48を通じてモータ室10に流出されることにより、モータ部2を冷却するとともに摺動部分を潤滑することができる。
上記のように、モータ異物を含まない流体をポンプ部からポンプ外部へ直接的に吐出する一方、流体によりモータ部2を冷却するとともに摺動部分を潤滑することができる。
According to the
Further, a
As described above, while fluid that does not include motor foreign matter is directly discharged from the pump portion to the outside of the pump, the
また、ポンプハウジング9の連通口48が、インペラ34の1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けられている(図6参照)。このため、高温時等のポンプ行程中の流体に含まれるベーパを連通口48からモータ室10へ効果的に排出することができる。
Further, the
また、ポンプ部3から連通口48を通じてモータ室10内に流出した燃料をポンプ外部へ吐出可能な第2の吐出口30が設けられている(図1参照)。このため、ポンプ部3から連通口48を通じてモータ室10内に流出した燃料を、第2の吐出口30からポンプ外部へ吐出させることができる。これにより、モータ室10内を燃料が流通することにより、モータ部2の冷却性及び摺動部分の潤滑性を向上することができる。
Further, a
また、第2の吐出口30が、モータ部2の端板部材であるモータカバー7に設けられている(図1及び図2参照)。このため、ポンプ部3から連通口48を通じてモータ室10内に流出した燃料を、モータ室10のポンプ部3側から反ポンプ部3側へ流通させた後、第2の吐出口30からポンプ外部へ吐出させることができる。したがって、モータ室10のほぼ全長に亘って燃料が流通することにより、モータ部2の冷却性及び摺動部分の潤滑性を一層向上することができる。
Moreover, the
また、ポンプ部3のポンプハウジング9に連通口48を設け、モータ部2のモータカバー7に第2の吐出口30を設けている(図1参照)。したがって、ポンプ部3からのベーパが、連通口48、モータ室10、第2の吐出口30へ向けて上方へ順に抜けやすいため、燃料ポンプ1の高温時の性能を向上することができる。
Further, a
また、ポンプ部3に吸入されかつ加圧された燃料をポンプ外部へ直接的に吐出させる第1の吐出口45が、ポンプ部3の端板部材であるポンプカバー8に設けられている(図1及び図3並びに図4参照)。このため、ポンプ部3に吸入されかつ加圧された燃料を、ポンプカバー8の第1の吐出口45からポンプ外部へ直接的に吐出させることができる。
Further, a
本発明の実施例2を説明する。本実施例は前記実施例1の一部に変更を加えたものであるから重複する説明は省略する。以降の実施例についても同様に重複する説明は省略する。図8は燃料ポンプのポンプ部を示す断面図である。
実施例2は、図8に示すように、前記実施例1における燃料ポンプ1におけるアーマチャ14のポンプ部3側の軸受構造、及び、アーマチャ14とインペラ34との連結構造に変更を加えたものである。
すなわち、燃料ポンプ1のアーマチャ14におけるシャフト18のポンプ部3側の端部すなわち下端部は、連結軸部19(図5参照)をもたない単なる丸棒状の軸部18aとなっている。シャフト18の下端軸部18aは、ポンプカバー8の凹溝39の底面に形成した支持孔49内に支持された軸受50により回転可能に支持されている。
A second embodiment of the present invention will be described. Since the present embodiment is a modification of part of the first embodiment, a duplicate description is omitted. In the following embodiments, the same description will be omitted. FIG. 8 is a cross-sectional view showing a pump portion of the fuel pump.
As shown in FIG. 8, the second embodiment is a modification of the bearing structure on the
That is, the end of the
前記アーマチャ14のアーマチャ本体15における下端面には、ほぼ円柱状の突出部52が同一軸線上に突出されている。突出部52の下端面の外周部には、適数個(図8は2個を示す。)の係合凸部53が突出されている。
また、係合凸部53を有する突出部52は、前記ポンプハウジング9に形成された貫通孔55内に遊挿されている。なお、貫通孔55は、前記実施例1(図5参照)におけるポンプハウジング9の凹溝39を含めて、ポンプハウジング9を貫通している。
On the lower end surface of the
Further, the projecting
一方、前記インペラ34には、軸孔38に代えて、前記軸受50の外径よりも大きい孔径の貫通孔57が形成されている。貫通孔57は、前記軸受50の上部に遊挿状態に嵌合されている。また、貫通孔57の上面側の口縁部には、前記アーマチャ14の両係合凸部53に対応する両係合凹部58が形成されている。両係合凹部58には、両係合凸部53がアーマチャ14のシャフト18(詳しくは、下端軸部18a)の径方向外方においてトルク伝達可能に係合されている。なお、係合凸部53と係合凹部58とは、本明細書でいう「係合手段」を構成している。
On the other hand, a through
前記実施例1(図5参照)における前記ポンプハウジング9の連通口48は省略されている。その代わりに、ポンプハウジング9のインペラ34に面する壁面9aには、径方向に延びかつ流路溝40と貫通孔55とを連通する連通溝60が形成されている。この連通溝60は、貫通孔55を通じて前記モータ室10と連通している。
また、前記ポンプカバー8のインペラ34に面する壁面8aには、径方向に延びかつ流路溝40と凹溝39とを連通する連通溝61が形成されている。この連通溝61は、凹溝39、インペラ34の貫通孔57、ポンプハウジング9の貫通孔55を通じて、前記モータ室10と連通している。
なお、ポンプハウジング9の連通溝60及びポンプカバー8の連通溝61は、前記実施例1における連通口48と同様、インペラ34の1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けられている。
The
A
The
本実施例の燃料ポンプ1によると、アーマチャ本体15とインペラ34とが、係合凸部53と係合凹部58とによる係合手段を介してトルク伝達可能に係合されている(図8参照)。これにより、燃料ポンプ1の軸方向長さ(図8において上下方向の長さ)を短縮し、燃料ポンプ1を小型化することができる。なお、係合凸部53と係合凹部58とは、相互に係合可能であればよく、その形状は適宜変更することが可能である。また、係合凸部53と係合凹部58とを逆配置に形成、すなわちアーマチャ本体15に係合凹部58を形成し、インペラ34に係合凸部53を形成することができる。
According to the
また、インペラ34の1回転によるポンプ行程で加圧されながら送られる燃料中に含まれるベーパは、ポンプハウジング9側では連通溝60から貫通孔55を通じてモータ部2のモータ室10内に吐出されるとともに、ポンプカバー8側では連通溝61から凹溝39、インペラ34の貫通孔57、ポンプハウジング9の貫通孔55を通じてモータ部2のモータ室10内に吐出される。そして、ベーパは、前記実施例1(図1参照)と同様、モータ室10を経た後、モータカバー7の第2の吐出口30から吐出される。したがって、高温時等のポンプ行程中の流体に含まれるベーパを効果的に排出することができる。
なお、本実施例においては、ポンプハウジング9の貫通孔55及び連通溝60と、ポンプカバー8の凹溝39及び連通溝61と、インペラ34の貫通孔57とにより、本明細書でいう「連通口」が構成されている。また、ポンプハウジング9の貫通孔55及びポンプハウジング9の凹溝39により、本明細書でいう「軸受室」が形成されている。
Further, the vapor contained in the fuel sent while being pressurized in the pump stroke by one rotation of the
In this embodiment, the through hole 55 and the
また、上記したように、ポンプ部3から流体の一部をモータ室10内に流出させる連通口(貫通孔55,57及び連通溝60,61並びに凹溝39)が設けられているため、モータ室10内の燃料圧力と、ポンプハウジング9の貫通孔55及びポンプハウジング9の凹溝39により形成される軸受室(符号、64を付す)内の燃料圧力とが等しくなる。したがって、次に説明するように、燃料ポンプ1のコンパクト化及び軽量化並びにコスト低減を図ることができる。
Further, as described above, the communication port (through
すなわち、
(1)前記従来例の燃料ポンプ201(図27参照)によると、ポンプ部203からの高圧燃料がモータ室210内に流入するため、モータ室210内の燃料圧力と、ポンプハウジング209及びポンプカバー208の凹溝239により形成される軸受室263内の燃料圧力との圧力差が大きくなる。なお、インペラ234の軸孔238にアーマチャ214のシャフト218の連結軸部219が遊挿されていることにより、ポンプカバー8の軸受室263とポンプハウジング209の軸受室263との燃料圧力がほぼ等しいといえる。したがって、ポンプカバー208及びポンプハウジング209に大きな強度が必要であり、ポンプカバー208及びポンプハウジング209の肉厚の増大を余儀なくされることにより、燃料ポンプ201の重量の増加、及び、燃料ポンプ201の軸方向長さの増大を招くことになる。
(2)前記従来例の燃料ポンプ201(図27参照)によると、ポンプ室211から軸受室263への圧力洩れによるポンプ効率の低下を防止するため、ポンプハウジング209に設けた軸受222とアーマチャ214のシャフト218との間の隙間を狭小とすることにより、モータ室210内と軸受室263内との間をシールしている。そのため、アーマチャ214のシャフト218の軸長が長くなるため、燃料ポンプ201の重量の増加、及び、燃料ポンプ201の軸方向長さの増大を招くことになる。
(3)前記従来例の燃料ポンプ201(図27参照)によると、アーマチャ214のシャフト218をインペラ234に連結するために、シャフト218の連結軸部219を異形断面に加工しなければならず、コストアップを余儀なくされることになる。なお、連結軸部219の加工とは、例えば連結軸部19がD字形の断面の場合のいわゆる「Dカット」と呼ばれる加工のことである。
That is,
(1) According to the conventional fuel pump 201 (see FIG. 27), high-pressure fuel from the
(2) According to the conventional fuel pump 201 (see FIG. 27), the
(3) According to the conventional fuel pump 201 (see FIG. 27), in order to connect the
上記した前記従来例の燃料ポンプ201(図27参照)に対して、前記実施例2の燃料ポンプ1によると、前にも述べたように、モータ室10内の燃料圧力とポンプ部3の軸受室63内の燃料圧力とが等しくなる。したがって、ポンプカバー8及びポンプハウジング9に大きな強度が必要でなくなるため、ポンプカバー8及びポンプハウジング9の肉厚を軽減することにより、燃料ポンプ1のコンパクト化及び軽量化並びにコスト低減を図ることができる。
さらに、モータ室10内と軸受室63内との間をシールする必要がなくなるため、アーマチャ14のシャフト18の軸長を短くすることにより、燃料ポンプ1のコンパクト化及び軽量化並びにコスト低減を図ることができる。
さらに、アーマチャ14のシャフト18をインペラ34に連結するためのシャフト18に対するDカット加工等の加工が必要なくなるため、加工コストを低減することができる。
In contrast to the above-described conventional fuel pump 201 (see FIG. 27), according to the
Further, since there is no need to seal between the
Furthermore, since it is not necessary to perform processing such as D-cut processing on the
本発明の実施例3を説明する。本実施例は前記実施例1の一部に変更を加えたものである。図9は燃料ポンプを示す断面図、図10は燃料ポンプの吸入口と第1の吐出口の関係を示す斜視図である。
本実施例では、図9に示すように、前記実施例1(図1参照)の燃料ポンプ1のモータカバー7における第2の吐出筒部31内の第2の吐出口30に、ボール弁からなる逆止弁67が設けられている。第2の吐出筒部31内における第2の吐出口30の下部には、逆止弁67により開閉される弁座68が形成されている。また、第2の吐出筒部31内における第2の吐出口30の上部には、例えばCリング状をなしかつ逆止弁67の抜け止めをなす抜け止め部材69が装着されている。
そして、逆止弁67は、モータ室10内から第2の吐出口30を通じてポンプ外部へ吐出される燃料により弁座68を開くことでその燃料の吐出を許容し、また、ポンプ外部から第2の吐出口30を通じてモータ室10内へ逆流しようとする燃料により弁座68を閉じることでその燃料の逆流を阻止する。
A third embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, a part of the first embodiment is modified. FIG. 9 is a cross-sectional view showing the fuel pump, and FIG. 10 is a perspective view showing the relationship between the suction port and the first discharge port of the fuel pump.
In the present embodiment, as shown in FIG. 9, a ball valve is connected to the
The check valve 67 allows the fuel to be discharged by opening the
また、図10に示すように、燃料ポンプ1の外側面に上下一対の吸入口(符号、65を付す)を開口している。このため、実施例1(図1参照)における吸入口42及び吸入筒部43が省略されている。
両吸入口65は、図9に示すように、ポンプケーシング5のハウジング筒6及びポンプカバー8並びにポンプハウジング9に対して径方向に貫通されており、ハウジング筒6に開口されかつポンプカバー8の流路溝40及びポンプハウジング9の流路溝40のそれぞれの始端部に連通されている。
Further, as shown in FIG. 10, a pair of upper and lower suction ports (denoted by reference numeral 65) are opened on the outer surface of the
As shown in FIG. 9, both the
本実施例の燃料ポンプ1によると、モータカバー7の第2の吐出口30に逆止弁67を備えている(図9参照)。このため、逆止弁67により、ポンプ外部から第2の吐出口30を通じてモータ室10内への燃料の逆流を阻止することができる。
According to the
また、ポンプ部3の吸入口65が燃料ポンプ1の外側面に開口されている(図9参照)。このため、燃料ポンプ1の外側面の吸入口65から燃料をポンプ部3へ吸入することができる。
Further, the
また、前記実施例3(図9及び図10参照)の他、前記実施例1(図1参照)における燃料ポンプ1の吸入口42と第1の吐出口45は、次のように変更することもできる。すなわち、図11に斜視図で示すように、燃料ポンプ1の外側面に吸入口(符号、70を付す)及び第1の吐出口(符号、73を付す)を開口することができる。なお、図11では、ハウジング筒6の外側面には、吸入口70の入口部分を形成するほぼ円筒状の吸入筒部71が突出されているとともに、第1の吐出口73の出口部分を形成するほぼ円筒状の吐出筒部74が突出されている。
In addition to the third embodiment (see FIGS. 9 and 10), the
本発明の実施例4を説明する。本実施例は前記実施例1の一部に変更を加えたものである。図12は燃料ポンプのポンプ部を示す断面図である。
実施例4は、図12に示すように、燃料ポンプ1のポンプカバー8に、流路溝40の始端部から終端部に至る途中に連通しかつポンプ外部すなわち下方に開口されたベーパ排出口76を追加したものである。ベーパ排出口76は、インペラ34の1回転によるポンプ行程の燃料に含まれるベーパをポンプ外部へ排出させるもので、前記実施例1における連通口48と同様、インペラ34の1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けられている。
Embodiment 4 of the present invention will be described. In this embodiment, a part of the first embodiment is modified. FIG. 12 is a cross-sectional view showing a pump portion of the fuel pump.
In the fourth embodiment, as shown in FIG. 12, a vapor discharge port 76 communicated with the
本実施例の燃料ポンプ1によると、ポンプ室11の燃料に含まれるベーパをポンプ外部へ排出させるベーパ排出口76が設けられている。このため、高温時等のポンプ行程中の燃料に含まれるベーパをベーパ排出口76からポンプ外部へ排出することができる。なお、ベーパ排出口76は、インペラ34の1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けることにより、ベーパを効果的に排出することができる。
According to the
本発明の実施例5を説明する。本実施例は前記実施例1の一部に変更を加えたものである。図13は燃料ポンプ1を示す断面図である。
実施例5は、図13に示すように、前記実施例1の燃料ポンプ1におけるモータカバー7の第2の吐出口30を閉鎖したものである。
その代わりに、ハウジング筒6に、前記モータ室10の上端部に連通しかつ径方向外方に向けて開口された適数個(図13では2個を示す。)の第2の吐出口78が形成されている。
A fifth embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, a part of the first embodiment is modified. FIG. 13 is a cross-sectional view showing the
In the fifth embodiment, as shown in FIG. 13, the
Instead, an appropriate number (two are shown in FIG. 13) of
本発明の実施例6を説明する。本実施例は前記実施例1の一部に変更を加えたものである。図14は燃料ポンプ1を示す断面図である。
実施例6は、図14に示すように、前記実施例1(図1参照)における燃料ポンプ1に変更を加えたものである。すなわち、モータカバー7上に、第2の吐出口30から吐出される燃料流である燃料流を駆動源として駆動するジェットポンプ80が設けられている。なお、図14において、実施例1(図1参照)におけるターミナル27及びコネクタ部28については、便宜上、図示を省略してある。
In the sixth embodiment, as shown in FIG. 14, the
前記ジェットポンプ80は、前記第2の吐出口30から吐出される燃料を噴出口81から上方へ噴出する際に発生する負圧により、側方に開口する吸込口82から燃料を吸入して噴出口81から噴出するものである。すなわち、ジェットポンプ80は、第2の吐出口30から吐出される燃料流を駆動源として燃料を所定部位へ移送するポンプ作用を果たす。なお、ジェットポンプ80の基本的構成については、周知のものであるから、その説明は省略する。
The
本実施例の燃料ポンプ1によると、第2の吐出口30から吐出される燃料流を駆動源として駆動するジェットポンプ80が設けられている。このため、第2の吐出口30から吐出される燃料流を駆動源としてジェットポンプ80が駆動することにより、ポンプ外部における燃料を吸入して所定位置へ移送することができる。したがって、第2の吐出口30から吐出される燃料流の圧力エネルギーを効率的に利用することができる。
According to the
本発明の実施例7を説明する。本実施例は、前記実施例1(図1参照)の燃料ポンプ(電動ポンプ)1をインタンク式の燃料ポンプとして備えかつエンジン側から余剰の燃料を燃料タンクへ戻さないリターンレスシステムの燃料供給装置を例示するものである。図15は燃料供給装置を示す側断面図、図16は燃料供給装置を示す平断面図、図17はフィルタケースに対する燃料ポンプの吸入口及び第1の吐出口の接続部分を示す断面図、図18は燃料供給装置の流路系統図である。
図15に示すように、燃料供給装置84は、前記燃料ポンプ1の他に、前置フィルタ85とプレッシャレギュレータ(調圧弁ともいう。)86とジェットポンプ87とセットプレート88とを備えてモジュール化されかつ燃料タンク92内に設置されたリザーブカップ(単に、カップともいう。)90内に配置されている。なお、燃料タンク92は、その上面部に燃料供給装置84の装入用の開口孔93を備えている。燃料タンク92は、セットプレート88により開口孔93が閉鎖されることによって、ほぼ密閉状の燃料収容空間を形成する。また、リザーブカップ90は、サブタンク、リザーバカップ等とも呼ばれているもので、燃料タンク92の底板部92a上に近い位置に配置され、燃料タンク92内からカップ内に流入されかつ燃料ポンプ1によって吸入される燃料を貯留する。
A seventh embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, the fuel pump (electric pump) 1 of the first embodiment (see FIG. 1) is provided as an in-tank type fuel pump, and the fuel supply of the returnless system does not return excess fuel from the engine side to the fuel tank. An apparatus is illustrated. 15 is a side sectional view showing the fuel supply device, FIG. 16 is a plan sectional view showing the fuel supply device, and FIG. 17 is a sectional view showing a connecting portion of the fuel pump suction port and first discharge port to the
As shown in FIG. 15, in addition to the
まず、前置フィルタ85を説明する。前置フィルタ85は、従来例(図27参照)における低圧フィルタ332及び高圧フィルタ330の両機能を兼ね備える「統合フィルタ」である。
前置フィルタ85は、フィルタケース95とフィルタエレメント96とを備えている。
フィルタケース95は、例えば樹脂製で、図16に示すように、ほぼC型円筒状をなしかつその中空部内に燃料ポンプ1を収容する本体部97と、その本体部97の外周側にフィルタ室98を形成する上壁部99及び下壁部100(図15参照)並びに両端壁部101(図16参照)とを備えている。さらに、フィルタケース95には、図15に示すように、吸入側通路102及び吐出側通路103並びに導入通路104が形成されている。
First, the pre-filter 85 will be described. The pre-filter 85 is an “integrated filter” having both functions of the low-
The pre-filter 85 includes a
The
図15に示すように、前記吸入側通路102は、前記フィルタケース95の本体部97の下部から径方向内方(図15において右方)に向けて延びており、前記フィルタ室98の下端部と前記燃料ポンプ1の吸入口42とを連通可能な中空筒状に形成されている。吸入側通路102は、その下流端において上向きに開口されかつ燃料ポンプ1の吸入口42の吸入筒部43を差し口として嵌合可能な受け口としての通路出口106を有している(図17参照)。
As shown in FIG. 15, the
また、前記吐出側通路103は、前記フィルタケース95の本体部97の下部から径方向内方(図15において左方)に向けて延びる横管部107と、その横管部107の外端部にL字状に連続しかつフィルタケース95の一方の端壁部101に沿って上方へ延びる縦管部108とを有している。横管部107は、内端部において上向きに開口されかつ燃料ポンプ1の第1の吐出口45の吐出筒部46を差し口として嵌合可能な受け口としての通路入口109を有している(図17参照)。
Further, the
また、図15に示すように、前記吐出側通路103の縦管部108の上端部には、可撓管からなる接続管110の一端部が接続されている。接続管110の他端部は、前記セットプレート88に設けられた内外連通管89に接続されている。その内外連通管は、タンク外でインジェクタ112(図18参照)に通じる燃料供給ライン111に接続されている。
Further, as shown in FIG. 15, one end of a connecting
また、図15及び図16に示すように、前記導入通路104は、前記吐出側通路103の途中から分岐されかつその吐出側通路103の縦管部108に対して並行状をなすように形成されている。導入通路104の上端部には、プレッシャレギュレータ86が配置されている。プレッシャレギュレータ86は、図15及び図16に示すように、前置フィルタ85に対して前記燃料ポンプ1とともに径方向に重複する関係をもって配置されている。また、プレッシャレギュレータ86(後述する)のレギュレータハウジング114の下半部材115は、導入通路104の上端部に一体形成されている。この下半部材115に、レギュレータハウジング114の上半部材114a、及び、レギュレータハウジング114内の構成部品が組み付けられている。
Further, as shown in FIGS. 15 and 16, the
図15及び図16に示すように、前記フィルタエレメント96は、前記フィルタケース95のフィルタ室98の外周部を取り囲むほぼC型筒状に形成されており、リザーブカップ90内から燃料ポンプ1に吸入される燃料中の異物を除去するものである。このフィルタエレメント96は、フィルタケース95のフィルタ室98の外周側開口部を閉塞するように配置されている。
さらに、フィルタエレメント96は、所定の隙間を隔てて平行状をなす内外2層の階層構造をなしている。外層側の濾材は、例えば織布フィルタシートからなる粗目フィルタ材116で形成されている。また、内層側の濾材は、例えば紙フィルタからなる細目フィルタ材117で形成されている。したがって、粗目フィルタ材116により燃料中に含まれる比較的大きい異物が除去され、続いて細目フィルタ材117により燃料中に含まれる比較的小さい異物及びブラシ摩耗粉であるモータ異物)が除去される。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
Further, the
次に、プレッシャレギュレータ86を説明する。図15に示すように、プレッシャレギュレータ86には、燃料ポンプ1の第1の吐出口45から吐出された加圧燃料が前記フィルタケース95の導入通路104を通じて流入されるようなっている。そして、プレッシャレギュレータ86は、燃料ポンプ1から吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整しかつ余剰の高圧燃料を燃料タンク92内(詳しくは、リザーブカップ90)内に排出する。
Next, the
次に、ジェットポンプ87を説明する。図15及び図16に示すように、ジェットポンプ87は、リザーブカップ90の側壁(符号、91を付す)の下部に設けられている。そして、前記燃料ポンプ1の第2の吐出筒部31に連通管119の一端部が接続され、その連通管119の他端部がジェットポンプ87のリザーブカップ90内に位置する燃料導入口120に接続されている。このため、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出される燃料は、連通管119を通じてジェットポンプ87の燃料導入口120に導入される。
そして、ジェットポンプ87は、燃料導入口120から導入された燃料を噴射口121からリザーブカップ90内に噴出する際に発生する負圧により、燃料タンク92内でかつリザーブカップ90外の燃料を燃料吸込口122から吸入して、噴射口121からリザーブカップ90内に噴出するものである。すなわち、ジェットポンプ87は、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出された燃料流を駆動源としてリザーブカップ90外の燃料を該リザーブカップ90内に移送するポンプ作用を果たす。なお、ジェットポンプ87の基本的構成については、周知のものであるから、その説明は省略する。
Next, the
The
上記した燃料供給装置84(図15〜図17参照)の作動について説明する(図18参照)。
図15において、燃料ポンプ1が駆動されると、リザーブカップ90内の燃料が、前置フィルタ85のフィルタエレメント96を通じて濾過された後、フィルタケース95のフィルタ室98から吸入側通路102を経て、燃料ポンプ1の吸入口42からポンプ部3内に吸入されかつ加圧された後、第1の吐出口45からフィルタケース95の吐出側通路103へ吐出される。吐出側通路103へ供給された加圧燃料は、接続管110からセットプレート88外の燃料供給ライン111を経てインジェクタ112(図18参照)に供給される。
The operation of the above-described fuel supply device 84 (see FIGS. 15 to 17) will be described (see FIG. 18).
In FIG. 15, when the
また、フィルタケース95の吐出側通路103へ供給された加圧燃料の燃料圧力は、吐出側通路103に対して導入通路104を通じて連通されているプレッシャレギュレータ86により所定圧力に調整される。この圧力調整により、余剰となった高圧燃料は、プレッシャレギュレータ86からリザーブカップ90内へ排出される。
また、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出される燃料流を駆動源とするジェットポンプ87により、燃料タンク92内でかつリザーブカップ90外の燃料がリザーブカップ90内に移送される。
The fuel pressure of the pressurized fuel supplied to the
In addition, fuel inside the
また、燃料ポンプ1に吸入される燃料が、前置フィルタ85のフィルタエレメント96を通過する際、粗目フィルタ材116において燃料中の比較的大きい異物(図18中、□印参照)が除去され、続いて細目フィルタ材117において燃料中の比較的小さい異物(図18中、△印参照)が除去される。
また、燃料ポンプ1において発生するブラシ摩耗粉であるモータ異物(図18中、○印参照)が、第2の吐出口30から吐出された後、連通管119からジェットポンプ87を通じてリザーブカップ90内に流入した後、前置フィルタ85のフィルタエレメント96の粗目フィルタ材116を通過したとしても、最終的には細目フィルタ材117により除去される。このため、ブラシ摩耗粉であるモータ異物(図18中、○印参照)が燃料ポンプ1に吸入されることを防止あるいは低減することができる。
Further, when the fuel sucked into the
In addition, after the motor foreign matter (see circles in FIG. 18), which is brush wear powder generated in the
上記した燃料供給装置84によると、モータ異物を含まない燃料を第1の吐出口45から吐出する一方、流体によりモータ部2を冷却するとともに摺動部分を潤滑することのできる燃料ポンプ1を備えた燃料供給装置84を提供することができる。
According to the
また、燃料ポンプ1の第1の吐出口45からモータ異物を含まない燃料が吐出されることから、従来では燃料ポンプに対して後置する必要があった高圧フィルタ330(図28参照)を省略することができる。これにより、燃料供給装置84をコンパクト化するとともにコストを低減することができる。
ちなみに、従来(図28参照)では、低圧フィルタ332と高圧フィルタ330との両方が必要であるため、燃料供給装置の大型化を余儀なくされた。特に、低圧フィルタ332が燃料ポンプの下側に設けられていため、燃料供給装置の全高を低減するのが困難であった。これに対し、本実施例のよると、高圧フィルタ330を省略するとともに、燃料ポンプ1に下側に配置する低圧フィルタ332を省略することにより、燃料供給装置84をコンパクト化するとともにコストを低減することができる。
Further, since fuel that does not contain motor foreign matter is discharged from the
Incidentally, in the prior art (see FIG. 28), since both the
また、前置フィルタ85において、燃料ポンプ1に吸入される燃料中の異物、とくに燃料ポンプ1の摺動部分に悪影響を及ぼすおそれのある小さい異物(図18中、△印参照)及びモータ異物(図18中、○印参照)が除去されることにより、燃料ポンプ1の寿命を増大するとともに摺動部分のトラブルを防止あるいは低減することができる。
ちなみに、従来では、低圧フィルタを通過した小さい異物が、燃料ポンプ1のポンプ部3及びモータ部2を通過していたため、燃料ポンプ1の摺動部分の寿命を少なからず縮めるおそれがあった。これに対し、本実施例の燃料供給装置84によると、前置フィルタ85において、燃料ポンプ1に吸入される燃料中の異物、とくに燃料ポンプ1の摺動部分に悪影響を及ぼすおそれのある小さい異物(図18中、△印参照)及びモータ異物(図18中、○印参照)を除去することにより、燃料ポンプ1の寿命を増大するとともに摺動部分のトラブルを防止あるいは低減することができる。
Further, in the
Incidentally, conventionally, since the small foreign matter that has passed through the low-pressure filter has passed through the
また、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出される燃料流を駆動源として、燃料タンク92内でかつリザーブカップ90外の燃料を該リザーブカップ90内に移送するジェットポンプ87が設けられている(図15及び図16参照)。このため、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出される燃料流(燃料流)を駆動源としてジェットポンプ87が駆動することにより、燃料タンク92内でかつリザーブカップ90外の燃料を吸入して該リザーブカップ90内に移送することができる。したがって、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出される燃料流の圧力エネルギーを効率的に利用することができる。
In addition, a
また、前置フィルタ85が、外層側を粗目、内層側を細目とする階層構造のフィルタエレメント96を備えている(図15及び図16参照)。このため、前置フィルタ85の外層側を粗目、内層側を細目とする階層構造のフィルタエレメント96により、燃料ポンプ1に吸入される燃料中に含まれる異物を効果的に除去することができる。
The pre-filter 85 includes a
また、前置フィルタ85が、燃料ポンプ1を取り囲むほぼ筒形状に形成されたフィルタエレメント96を備えている(図16参照)。このため、前置フィルタ85の燃料ポンプ1を取り囲むほぼ筒形状に形成されたフィルタエレメント96により、燃料ポンプ1に吸入される燃料中に含まれる異物を効果的に除去することができる。また、フィルタエレメント96のろ過面積を増大することができ、燃料ポンプ1による燃料の吸入抵抗を低減し、燃料ポンプ1の消費電流を低減することができる。
The pre-filter 85 includes a
また、燃料ポンプ1から吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータ86を備えている(図15及び図16参照)。このため、プレッシャレギュレータ86により燃料ポンプ1から吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整することができる。
さらに、プレッシャレギュレータ86が、燃料ポンプ1及び前置フィルタ85に対して径方向に重複する関係をもって配置されている(図15及び図16参照)。このため、燃料供給装置84にプレッシャレギュレータ86をコンパクトに備えることができる。
Moreover, the
Further, the
また、フィルタケース95にプレッシャレギュレータ86のレギュレータハウジング114の下半部材115が一体的に形成されている(図15参照)。このため、プレッシャレギュレータ86のレギュレータハウジング114の少なくとも一部(下半部材115)を省略することにより、プレッシャレギュレータ86の簡素化及び軽量化を図ることができる。
Further, the
また、前置フィルタ85が、燃料ポンプ1のポンプ部3に吸入されかつ加圧された燃料をポンプ外部へ直接的に吐出させる第1の吐出口45に接続されかつその吐出口45から吐出される燃料を所定部位へ流通させる吐出側通路103を備えている(図15及び図16参照)。このため、吐出側通路103を形成するための専用の部材を設けなくてもよいので、燃料供給装置84のコンパクト化及び軽量化並びにコスト低減を図ることができる。
The pre-filter 85 is connected to and discharged from the
また、燃料ポンプ1の吸入口42の吸入筒部43と、その吸入口42に接続される前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106とを、受け口と差し口とによる嵌合構造により接続している(図17参照)。このため、燃料ポンプ1の吸入口42と前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106とを容易に接続することができる。
In addition, the
また、前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109と、その通路入口109に接続される燃料ポンプ1の第1の吐出口45の吐出筒部46とを、受け口と差し口とによる嵌合構造により接続している(図17参照)。このため、前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109と燃料ポンプ1の第1の吐出口45とを容易に接続することができる。
Further, the
また、本実施例(図17参照)では、前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106を受け口とし、燃料ポンプ1の吸入口42の吸入筒部43を差し口として両者を嵌合したが、これに代え、図19に断面図で示すように、受け口と差し口を逆配置にすることができる。すなわち、前置フィルタ85の吸入側通路102に吸入側通路102の通路出口106の出口を形成するほぼ円筒状の出口筒部123を設け、その出口筒部123を差し口とし、燃料ポンプ1の吸入口42の吸入筒部43を受け口として両者を嵌合する。
Further, in this embodiment (see FIG. 17), both are fitted with the
また、本実施例(図17参照)では、前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109を受け口とし、燃料ポンプ1の第1の吐出口45の吐出筒部46を差し口として両者を嵌合したが、これに代え、図19に断面図で示すように、受け口と差し口を逆配置にすることができる。すなわち、前置フィルタ85の吐出側通路103に通路入口109の入口を形成するほぼ円筒状の入口筒部125を設け、その入口筒部125を差し口とし、燃料ポンプ1の第1の吐出口45の吐出筒部46を受け口として両者を嵌合する。
Further, in the present embodiment (see FIG. 17), both of them are provided with the
また、本実施例(図17参照)では、前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106を受け口とし、燃料ポンプ1の吸入口42の吸入筒部43を差し口として両者を直接的に嵌合したが、図20に断面図で示すように、両者間にゴム材よりなるシール材126を介在するとよい。なお、シール材126は、例えばリング状に形成されており、吸入筒部43に嵌合された状態で、ポンプカバー8と吸入側通路102との間に押圧挟持されている。
このように、燃料ポンプ1の吸入口42と前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106との間に両者間を軸方向に関してシールするシール材126が介在されることにより、燃料ポンプ1の吸入口42と前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106との接続部分からの燃料洩れを防止あるいは低減することができる。
また、シール材126の弾性により、燃料ポンプ1の振動がフィルタケース95へ伝達することを防止あるいは低減することができる。
In the present embodiment (see FIG. 17), the
As described above, the
Further, the vibration of the
また、本実施例(図17参照)では、前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109を受け口とし、燃料ポンプ1の第1の吐出口45の吐出筒部46を差し口として両者を直接的に嵌合したが、図20に断面図で示すように、両者間に前記と同様に、シール材126を介在するとよい。なお、シール材126は、吐出筒部46に嵌合された状態で、ポンプカバー8と吸入側通路102との間に押圧挟持されている。
このように、前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109と燃料ポンプ1の第1の吐出口45との間に両者間を軸方向に関してシールするシール材126が介在されることにより、前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109と燃料ポンプ1の第1の吐出口45との接続部分からの燃料洩れを防止あるいは低減することができる。
Further, in the present embodiment (see FIG. 17), both of them are provided with the
As described above, the
また、本実施例(図17参照)におけるジェットポンプ87は、図21及び図22に示すように省略することができる。なお、図21は燃料供給装置の別例を示す側断面図、図22は燃料供給装置の別例の流路系統図である。また、この場合、ジェットポンプ87とともに、連通管119を省略することができる。
Further, the
本発明の実施例8を説明する。本実施例は前記実施例7(図15参照)の一部に変更を加えたものである。図23は燃料供給装置を示す側断面図、図24はフィルタケースの取付凹部を示す斜視図である。
実施例8は、図23に示すように、前記実施例7における前置フィルタ85のフィルタケース95の導入通路104の下半部材115(図15参照)に代えて、フィルタケース95の導入通路104の上端部に、プレッシャレギュレータ(符号、86Aを付す)を上方から嵌合可能な取付凹部128(図24参照)を形成したものである。
そして、フィルタケース95の取付凹部128内に、フィルタケース95に対して別部品として形成されたプレッシャレギュレータ86Aが嵌合されている。このため、フィルタケース95の取付凹部128に、別部品としてのプレッシャレギュレータ86Aを容易に組付けることができる。
In the eighth embodiment, as shown in FIG. 23, instead of the lower half member 115 (see FIG. 15) of the
A
本発明の実施例9を説明する。本実施例は前記実施例7の一部に変更を加えたものである。図25は燃料供給装置を示す側断面図である。
実施例9は、前記燃料供給装置84における燃料ポンプ1に代えて、前記実施例6(図14参照)のジェットポンプ80を備えた燃料ポンプ1を用いたものである。これにともない、前記実施例7(図17参照)におけるジェットポンプ87及び連通管119が省略されている。
本実施例の燃料ポンプ1におけるジェットポンプ80の噴出口81に戻し管130の一端部が接続され、その戻し管130の他端部がリザーブカップ90内の底部に開放されている。また、ジェットポンプ80の吸込口82に導入管132の一端部が接続され、その導入管132の他端部が燃料タンク92内でかつリザーブカップ90外の底部に開放されている。
In the ninth embodiment, instead of the
One end of the
本実施例の燃料供給装置84(図25参照)によると、燃料ポンプ1の第2の吐出口30(図14参照)から吐出された燃料流を駆動源とするジェットポンプ80により、燃料タンク92内でかつリザーブカップ90外の燃料が導入管132から吸入されかつ戻し管130を通じてリザーブカップ90内に移送される。
したがって、したがって、燃料ポンプ1の第2の吐出口30から吐出される燃料流の圧力エネルギーを効率的に利用することができる。
According to the fuel supply device 84 (see FIG. 25) of this embodiment, the
Therefore, the pressure energy of the fuel flow discharged from the
本発明の実施例10を説明する。本実施例は前記実施例7の一部に変更を加えたものである。図26は燃料供給装置84を示す平断面図である。
実施例10は、フィルタケース95に円環形状のフィルタ室(符号、98Aを付す)を形成し、そのフィルタ室98の外周部に円環形状をなしかつ前記と同様に粗目フィルタ材(符号、116Aを付す)と細目フィルタ材(符号、117Aを付す)で内外2層の階層構造をなすフィルタエレメント(符号、96Aを付す)を配置したものである。
このため、前置フィルタ85の燃料ポンプ1を取り囲むほぼ円環形状に形成されたフィルタエレメント96Aにより、燃料ポンプ1に吸入される燃料中に含まれる異物を効果的に除去することができる。また、フィルタエレメント96Aのろ過面積を前記実施例7のものよりも増大することができ、燃料ポンプ1による燃料の吸入抵抗を低減し、燃料ポンプ1の消費電流を一層低減することができる。なお、図26においては、実施例7(図15参照)におけるプレッシャレギュレータ86、ジェットポンプ87、吐出側通路103、導入通路104の図示が省略されている。
A tenth embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, a part of the
In Example 10, an annular filter chamber (reference numeral 98A) is formed in the
For this reason, foreign matters contained in the fuel sucked into the
本発明の実施例11を説明する。本実施例は前記実施例7の一部に変更を加えたものである。図29は燃料ポンプのポンプ部を示す断面図である。
本実施例では、図29に示すように、前記実施例7(図20参照)の燃料ポンプ1のポンプハウジング9における連通口48に、ボール弁からなる逆止弁157が設けられている。連通口48の中央下部には、逆止弁157により開閉される弁座158が形成されている。また、連通口48の上部には、例えばCリング状をなしかつ逆止弁157の抜け止めをなす抜け止め部材159が装着されている。
そして、逆止弁157は、ポンプ部3のポンプ室11内から連通口48を通じてモータ室10へ吐出される燃料により弁座158を開くことでその燃料のモータ室10への吐出を許容し、また、モータ室10から連通口48を通じてポンプ室11内へ逆流しようとする燃料により弁座158を閉じることでその燃料の逆流を阻止する。
In this embodiment, as shown in FIG. 29, a
The
本実施例の燃料ポンプ1によると、連通口48に逆止弁157を備えている。このため、ポンプ停止時に、モータ室10から連通口48を通じてポンプ部3のポンプ室11への燃料の逆流を阻止することができる。したがって、ポンプ停止時にモータ室10内のモータ異物を含む燃料のポンプ室11への流入を阻止し、そのモータ異物を含む燃料が次回のポンプ運転時に第1の吐出口45からポンプ外部すなわち吐出側通路103へ吐出されることを効果的に防止あるいは低減することができる。
According to the
本発明の実施例12を説明する。本実施例は前記実施例7の一部に変更を加えたものである。図30は燃料ポンプのポンプ部を示す断面図である。
本実施例では、図30に示すように、前置フィルタ85のフィルタケース95の吸入側通路102の通路出口106の上端部に、環状のリング溝106aを形成している。リング溝106aに対して、燃料ポンプ1の吸入筒部43とフィルタケース95の通路出口106との間を径方向に関して弾性的にシールするOリングよりなるシール材(符号、126を付す。)が嵌装されている。
このように、燃料ポンプ1の吸入口42と前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106との間にシール材126が介在されることにより、燃料ポンプ1の吸入口42と前置フィルタ85の吸入側通路102の通路出口106との接続部分からの燃料洩れを防止あるいは低減することができる。
A twelfth embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, a part of the
In the present embodiment, as shown in FIG. 30, an
As described above, the sealing
また、前置フィルタ85のフィルタケース95の吐出側通路103の通路入口109の上端部に、環状のリング溝109aを形成している。リング溝109aに対して、燃料ポンプ1の吐出筒部46とフィルタケース95の通路入口109との間を径方向に関して弾性的にシールするOリングよりなるシール材(符号、126を付す。)が嵌装されている。
このように、燃料ポンプ1の第1の吐出口45と前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109との間にシール材126が介在されることにより、燃料ポンプ1の第1の吐出口45と前置フィルタ85の吐出側通路103の通路入口109との接続部分からの燃料洩れを防止あるいは低減することができる。
また、シール材126の弾性により、燃料ポンプ1の振動がフィルタケース95へ伝達することを防止あるいは低減することができる。
An
As described above, the
Further, the vibration of the
本発明の実施例13を説明する。本実施例は前記実施例7の一部に変更を加えたものである。図31は燃料供給装置を示す断面図である。
本実施例では、図31に示すように、前記前置フィルタ85に代えて、前記従来例(図28参照)におけるサクションフィルタとも呼ばれ低圧フィルタ332とほぼ同様の構成を有する前置フィルタ135を用いたものである。また、本実施例の燃料供給装置84は燃料タンク92内に配置されており、前記実施例7(図15参照)におけるリザーブカップ90及びジェットポンプ87が省略されている。
A thirteenth embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, a part of the
In the present embodiment, as shown in FIG. 31, instead of the pre-filter 85, a pre-filter 135 having a configuration similar to that of the low-
前記前置フィルタ135の濾材136には、前記実施例7におけるフィルタエレメント96とほぼ同様に階層構造を有するものを用い、燃料中に含まれる比較的大きい異物、比較的小さい異物及びブラシ摩耗粉を除去するものとなっている。この前置フィルタ135の取付口137は、上向きに開口されかつ燃料ポンプ1の吸入筒部43を差し口として嵌合可能な受け口としての通路入口146を有している。
As the
また、セットプレート88の下面側には、内外連通管89に連通しかつ吐出側通路143を形成する接続管140が接続されている。接続管140は、セットプレート88から下方へ延びる縦管部148と、その縦管部148の下端部にL字状に連続しかつ横方向へ延びる横管部147とを有している。横管部147は、その先端部において上向きに開口されかつ燃料ポンプ1の吐出筒部46を差し口として嵌合可能な受け口としての通路入口149を有している。なお、接続管140には、前記前置フィルタ135の取付口137が一体的に設けられている。
また、接続管140の縦管部148の下端部側壁に対して、プレッシャレギュレータ86が配置されている。プレッシャレギュレータ86は、燃料ポンプ1から吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整しかつ余剰の高圧燃料を燃料タンク92内に排出する。
また、燃料ポンプ1には、その周囲を取り囲むカバー部材150が装着されている。
Further, a
A
The
上記した燃料供給装置84において、燃料ポンプ1が駆動されると、燃料タンク92内の燃料が、前置フィルタ135の濾材136を通じて濾過された後、燃料ポンプ1のポンプ部3内に吸入されかつ加圧された後、接続管140の吐出側通路143へ吐出される。吐出側通路143へ供給された加圧燃料は、セットプレート88の内外連通管89から燃料供給ライン111を経てインジェクタに供給される。
また、接続管140の吐出側通路143へ供給された加圧燃料の燃料圧力は、吐出側通路143に連通されているプレッシャレギュレータ86により所定圧力に調整される。この圧力調整により、余剰となった高圧燃料は、プレッシャレギュレータ86から燃料タンク92内へ排出される。
In the
In addition, the fuel pressure of the pressurized fuel supplied to the discharge side passage 143 of the
本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の電動ポンプは、燃料以外の流体のポンプとして広く適用することができる。また、本発明は、複数のインペラ34を設けた多段式の電動ポンプに適用することができる。また、本発明は、リターンレスシステムの燃料供給装置84に限らず、エンジン側から余剰の燃料を燃料タンク92へ戻すシステムの燃料供給装置にも適用することができる。また、燃料ポンプ1の吸入口42、第1の吐出口45、第2の吐出口30、連通口48、ベーパ排出口76の少なくとも1つの口は、複数個に設置することができる。
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, the electric pump of the present invention can be widely applied as a pump for fluids other than fuel. In addition, the present invention can be applied to a multistage electric pump provided with a plurality of
1 燃料ポンプ
2 モータ部
3 ポンプ部
5 ポンプケーシング
7 モータカバー(モータ部の端板部材)
8 ポンプカバー(ポンプ部の端板部材である)
10 モータ室
11 ポンプ室
14 アーマチャ
15 アーマチャ本体
18 シャフト
30 第2の吐出口
34 インペラ
42 吸入口
45 第1の吐出口
48 連通口
53 係合凸部(係合手段の一部)
58 係合凹部(係合手段の一部)
65 吸入口
67 逆止弁
71 吸入口
73 第1の吐出口
76 ベーパ排出口
78 第2の吐出口
80 ジェットポンプ
84 燃料供給装置
85 前置フィルタ
86 プレッシャレギュレータ
86A プレッシャレギュレータ
87 ジェットポンプ
90 リザーブカップ
96 フィルタエレメント
96A フィルタエレメント
102 吸入側通路
103 吐出側通路
106 通路出口
109 通路入口
114 レギュレータハウジング
115 下半部材(レギュレータハウジングの一部)
116 粗目フィルタ材
116A 粗目フィルタ材
117 細目フィルタ材
117A 細目フィルタ材
126 シール材
128 取付凹部
DESCRIPTION OF
8 Pump cover (It is an end plate member of the pump part)
DESCRIPTION OF
58 engaging recess (part of engaging means)
65 Inlet port 67
116
Claims (25)
前記ポンプ部に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる吐出口、及び、前記ポンプ部から流体の一部を前記モータ室内に流出させる連通口を設けたことを特徴とする電動ポンプ。 An electric pump integrally including a pump unit that sucks and pressurizes fluid by rotation of the impeller, and a motor unit that is rotatably provided in the motor chamber with an armature that drives the impeller of the pump unit,
A discharge port for directly discharging the fluid sucked and pressurized into the pump unit to the outside of the pump and a communication port for allowing a part of the fluid to flow out from the pump unit into the motor chamber are provided. Electric pump to do.
前記アーマチャが、その主体をなすアーマチャ本体と、該アーマチャ本体の両端面より突出するシャフトとを備えており、
前記アーマチャ本体と前記インペラとを、前記シャフトの径方向外方においてトルク伝達可能に係合する係合する係合手段を設けたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to claim 1,
The armature includes an armature main body that forms the main body, and shafts that protrude from both end faces of the armature main body,
An electric pump comprising an engagement means for engaging the armature body and the impeller so as to be able to transmit torque on the outer side in the radial direction of the shaft.
前記連通口を、前記インペラの1回転によるポンプ行程のうちの開始端より1/4行程以降に設けたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to claim 1 or 2,
The electric pump according to claim 1, wherein the communication port is provided after a ¼ stroke from a start end of a pump stroke by one rotation of the impeller.
前記インペラの1回転によるポンプ行程の流体に含まれるベーパをポンプ外部へ排出させるベーパ排出口を設けたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to any one of claims 1 to 3,
An electric pump comprising a vapor discharge port for discharging vapor contained in a fluid in a pump stroke by one rotation of the impeller to the outside of the pump.
前記ポンプ部から前記連通口を通じて前記モータ室内に流出した流体をポンプ外部へ吐出可能な第2の吐出口を設けたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to any one of claims 1 to 4,
2. An electric pump comprising: a second discharge port capable of discharging fluid that has flowed from the pump unit into the motor chamber through the communication port to the outside of the pump.
前記第2の吐出口を、前記モータ部の端板部材に設けたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to claim 5,
The electric pump, wherein the second discharge port is provided in an end plate member of the motor unit.
前記第2の吐出口に逆止弁を備えたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to claim 5 or 6,
An electric pump comprising a check valve at the second discharge port.
前記第2の吐出口から吐出される流体流を駆動源として駆動するジェットポンプを備えたことを特徴とするポンプ。 The electric pump according to claim 5 or 6,
A pump comprising: a jet pump that drives a fluid flow discharged from the second discharge port as a drive source.
前記ポンプ部に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる前記吐出口を、前記ポンプ部の端板部材に設けたことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to any one of claims 1 to 8,
An electric pump characterized in that the discharge port for directly discharging the fluid sucked and pressurized into the pump unit to the outside of the pump is provided in an end plate member of the pump unit.
前記ポンプ部の吸入口を外側面に開口したことを特徴とする電動ポンプ。 The electric pump according to any one of claims 1 to 8,
An electric pump characterized in that a suction port of the pump part is opened on an outer surface.
請求項1〜10のいずれか1つに記載の電動ポンプを前記燃料ポンプとして用いたことを特徴とする燃料供給装置。 A fuel supply device modularized, comprising an in-tank type fuel pump that sucks and pressurizes and discharges fuel in a fuel tank, and a pre-filter that removes foreign matters in the fuel sucked into the fuel pump Because
A fuel supply device using the electric pump according to any one of claims 1 to 10 as the fuel pump.
請求項5〜7のいずれか1つに記載の電動ポンプを前記燃料ポンプとして用い、
前記電動ポンプの第2の吐出口から吐出された流体流を駆動源として、前記燃料タンク内でかつ前記リザーブカップ外の燃料を該リザーブカップ内に移送するジェットポンプを設けたことを特徴とする燃料供給装置。 An in-tank type fuel pump that sucks and pressurizes and discharges fuel in a fuel tank, a pre-filter that removes foreign matters in the fuel sucked into the fuel pump, and is installed in the fuel tank and A fuel supply device modularized with a reserve cup for storing fuel sucked through the front filter by a fuel pump,
Using the electric pump according to any one of claims 5 to 7 as the fuel pump,
A jet pump is provided that uses the fluid flow discharged from the second discharge port of the electric pump as a drive source to transfer fuel inside the fuel tank and outside the reserve cup into the reserve cup. Fuel supply device.
請求項8に記載の電動ポンプを前記燃料ポンプとして用い、
前記電動ポンプの第2の吐出口から吐出された流体流を駆動源として、該電動ポンプの前記ジェットポンプを駆動させることにより、前記燃料タンク内でかつ前記リザーブカップ外の燃料を該リザーブカップ内に移送する構成としたことを特徴とする燃料供給装置。 An in-tank type fuel pump that sucks and pressurizes and discharges fuel in a fuel tank, a pre-filter that removes foreign matters in the fuel sucked into the fuel pump, and is installed in the fuel tank and A fuel supply device modularized with a reserve cup for storing fuel sucked through the front filter by a fuel pump,
Using the electric pump according to claim 8 as the fuel pump,
By using the fluid flow discharged from the second discharge port of the electric pump as a drive source, the jet pump of the electric pump is driven, so that the fuel in the fuel tank and outside the reserve cup is taken into the reserve cup. The fuel supply device is configured to be transferred to
前記前置フィルタが、外層側を粗目、内層側を細目とする階層構造のフィルタエレメントを備えることを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to any one of claims 11 to 13,
The fuel supply apparatus according to claim 1, wherein the front filter includes a filter element having a hierarchical structure in which the outer layer side is coarse and the inner layer side is fine.
前記前置フィルタが、前記燃料ポンプを取り囲むほぼ筒形状に形成されたフィルタエレメントを備えることを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply apparatus according to any one of claims 11 to 14,
The fuel supply device according to claim 1, wherein the front filter includes a filter element formed in a substantially cylindrical shape surrounding the fuel pump.
前記燃料ポンプから吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータを備えることを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to any one of claims 11 to 15,
A fuel supply device comprising a pressure regulator for adjusting the fuel pressure of the pressurized fuel discharged from the fuel pump.
前記燃料ポンプから吐出された加圧燃料の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータを備え、
前記プレッシャレギュレータを、前記燃料ポンプ及び前記前置フィルタに対して径方向に重複する関係をもって配置したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to claim 15,
A pressure regulator for adjusting the fuel pressure of the pressurized fuel discharged from the fuel pump;
The fuel supply device according to claim 1, wherein the pressure regulator is arranged in a radial overlapping relationship with respect to the fuel pump and the pre-filter.
前記フィルタケースに前記プレッシャレギュレータのレギュレータハウジングの少なくとも一部を一体的に形成したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to claim 16 or 17,
A fuel supply apparatus, wherein at least a part of a regulator housing of the pressure regulator is formed integrally with the filter case.
前記プレッシャレギュレータを、前記フィルタケースに設けた取付凹部内に嵌合したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to claim 16 or 17,
A fuel supply device, wherein the pressure regulator is fitted in a mounting recess provided in the filter case.
前記前置フィルタが、前記燃料ポンプのポンプ部に吸入されかつ加圧された流体をポンプ外部へ直接的に吐出させる吐出口に接続されかつその吐出口から吐出される燃料を所定部位へ流通させる吐出側通路を備えることを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to any one of claims 11 to 19,
The pre-filter is connected to a discharge port that directly discharges the fluid sucked and pressurized by the pump portion of the fuel pump to the outside of the pump, and distributes the fuel discharged from the discharge port to a predetermined part. A fuel supply apparatus comprising a discharge side passage.
前記燃料ポンプの吸入口と、その吸入口に接続される前記前置フィルタの吸入側通路の通路出口とを、受け口と差し口とによる嵌合構造により接続したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to any one of claims 11 to 20,
A fuel supply device, wherein a suction port of the fuel pump and a passage outlet of a suction side passage of the pre-filter connected to the suction port are connected by a fitting structure including a receiving port and an insertion port.
前記燃料ポンプの吸入口と前記前置フィルタの吸入側通路の通路出口との間にシール材を介在したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to claim 21, wherein
A fuel supply device, wherein a sealing material is interposed between an inlet of the fuel pump and an outlet of a suction side passage of the front filter.
前記前置フィルタの吐出側通路の通路入口と、その通路入口に接続される前記燃料ポンプの吐出口とを、受け口と差し口とによる嵌合構造により接続したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to claim 20, wherein
A fuel supply apparatus, wherein a passage inlet of a discharge side passage of the pre-filter and a discharge port of the fuel pump connected to the passage inlet are connected by a fitting structure including a receiving port and an insertion port.
前記前置フィルタの吐出側通路の通路入口と前記燃料ポンプの吐出口との間にシール材を介在したことを特徴とする燃料供給装置。 The fuel supply device according to claim 23, wherein
A fuel supply device, wherein a sealing material is interposed between a passage inlet of a discharge side passage of the pre-filter and a discharge port of the fuel pump.
前記連通口に逆止弁を備えたことを特徴とする電動ポンプ。
It is an electric pump as described in any one of Claims 1-10,
An electric pump comprising a check valve at the communication port.
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