JP2006035309A - パイプの成形方法、それにより製造されるパイプ、及び、パイプの成形装置 - Google Patents

パイプの成形方法、それにより製造されるパイプ、及び、パイプの成形装置 Download PDF

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幸信 安藤
Masahito Yoshinaga
雅人 吉長
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Abstract

【課題】外周に水平面を有するU字状、L字状、C字状等のパイプの新規な成形方法、及び、成形装置を提案する。
【解決手段】直線状の主管部1a・1bと、前記主管部に連続する屈曲部1cと、を有するパイプ1を載置する溝を有する第一の金型(下金型15)と、前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝を有し、該溝における前記パイプ1の主管部に対応する部分には貫通溝13c・13cが設けられる第二の金型(上金型12)と、前記第二の金型の貫通溝に挿入するプレス板23a・23bを具備する主管部プレス金型22と、前記パイプ1の主管部に挿入する断面形状略「D」形の芯金32a・32bと、を用い、前記第一・第二の金型にて前記パイプ1をクランプする工程と、前記芯金を前記パイプ1の主管部に挿入する工程と、前記プレス板にて前記主管部の外周に水平面1fを形成する工程と、を実施する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パイプの成形方法に関するものであり、より詳しくは、円形のパイプの外周に水平面を設けるための成形方法、及び、成形装置に関するものである。
従来、パイプをU字状、L字状、C字状等に曲げ加工するためのパイプベンダーに関する技術は周知となっており、関連技術について開示する文献も存在する(例えば、特許文献1〜3参照。)。
また、この曲げ加工されたパイプは、パネルヒータ、エアコン、給湯機、風呂給湯器等といった熱交換器一般に用いられ、パイプ内部にて、オイル、水、冷媒、空気等が循環されることとしている。
また、例えば、前記パネルヒータにおいては、図19に示すごとく、円形のパイプ断面であると、パネル81とパイプ82の接触面積が狭く熱交換効率が悪いため、図20に示すごとく、パイプ断面の外周に水平部82fを設けることで一連の水平面を形成するにより、接触面積を広く確保して高い熱交換効率を確保する構成が採用されている。
このような水平面の加工については、プレス加工によるものや、拡管加工といった周知の加工方法によるものが考えられる。
特開平8−150419号公報 特開平9−85367号公報 特開平11−138215号公報
上述のようなパイプの水平面の加工をプレス加工にて行う場合、直線状のパイプについては、芯金をパイプに挿入した状態でプレスする等、一般的なプレス加工技術を用いて成形することが可能であるが、この水平部の加工の後に、U字状、L字状、C字状等に曲げ加工すると、屈曲部において歪みが生じるなどして、直線部から屈曲部にかけて一連の水平面を形成することが難しい。また、歪みの除去等の矯正作業が発生するといった問題も生じる。
また、拡管加工については、拡管棒をパイプに挿入するといった単純な加工によって実現することができるが、曲げ加工後の屈曲部については、拡管棒の挿入は不可能であるため、直線状のパイプに水平面を形成した後に曲げ加工をする必要があり、プレス加工と同様、歪みの発生といった問題がある。
このように、外周に水平面を有するU字状、L字状、C字状等のパイプの成形加工は、従来の一般的な技術では対応できず、短時間での大量加工が難しいものであった。
そこで、本発明では、外周に水平面を有するU字状、L字状、C字状等のパイプを短時間で大量に加工可能とするための新規な成形方法、及び、成形装置を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
直線状の主管部と、前記主管部に連続する屈曲部と、を有するパイプを載置する溝を有する第一の金型と、
前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝を有し、該溝における前記パイプの主管部に対応する部分には、貫通溝が設けられる第二の金型と、
前記第二の金型の貫通溝に挿入するプレス板を具備する主管部プレス金型と、
前記パイプの主管部に挿入する断面形状略「D」形の芯金と、を用い、
前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程と、
前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプした状態において、前記芯金を前記パイプの主管部に挿入する工程と、
前記主管部プレス金型のプレス板にて前記主管部の外周をプレスして、前記主管部の外周に水平面を形成する工程と、を実施することとするパイプの成形方法とする。
また、請求項2に記載のごとく、
前記第二の金型に設けた溝における、前記パイプの屈曲部に対応する部位には、水平の溝底が形成されており、
前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程においては、
前記溝底によって、前記パイプの屈曲部の外周がプレスされることにより、
前記屈曲部に水平面が形成されることとする。
また、請求項3に記載のごとく、
前記成形方法により製造されたパイプとするものである。
また、請求項4に記載のごとく、
直線状の主管部と、前記主管部に連続する屈曲部と、を有するパイプを載置する溝を有する第一の金型と、
前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝を有し、該溝における前記パイプの主管部に対応する部分には、貫通溝が設けられる第二の金型と、
前記第二の金型の貫通溝に挿入するプレス板を具備する主管部プレス金型と、
断面形状略「D」形の芯金を前記パイプに挿入するための芯金挿入装置と、
前記第一・第二の金型がセットされる第一のプレス装置と、
前記主管部プレス金型の金型がセットされる第二のプレス装置と、を具備し、
前記第一のプレス装置にて前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程と、
前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプした状態において、前記芯金挿入装置にて前記芯金を前記パイプの主管部に挿入する工程と、
前記第二のプレス装置にて前記主管部プレス金型のプレス板にて前記主管部の外周をプレスして、前記主管部の外周に水平面を形成する工程と、を実施することとするパイプの成形装置とする。
また、請求項5に記載のごとく、
前記第二の金型に設けた溝における、前記パイプの屈曲部に対応する部位には、水平の溝底が形成されており、
前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程においては、
前記溝底によって、前記パイプの屈曲部の外周がプレスされることにより、
前記屈曲部に水平面が形成されることとする。
また、請求項6に記載のごとく、
前記パイプの成形装置は、
制御装置を具備し、
前記制御装置は、前記第一のプレス装置、前記第二のプレス装置、前記芯金挿入装置の各駆動部と接続され、
前記制御装置にて、各装置の動作を制御する構成とする。
以上の請求項1に記載の発明では、一連の工程により、パイプの外周に水平面を形成することができる。また、この成形方法によれば、パイプの膨らみやへこみ、肉厚の不均衡の問題や、その矯正作業の問題が発生することもない。
また、請求項2に記載の発明では、前記屈曲部に水平面を形成することができる。
また、請求項3に記載の発明では、膨らみやへこみ、肉厚の不均衡の問題や、その矯正作業の問題のないパイプとすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、一つの装置により、全工程を実施することができ、別個の装置を用いて、各別に工程を実施する場合と比較して、作業時間の短縮が図られる。
また、この成形装置により生産することによれば、パイプの膨らみやへこみ、肉厚の不均衡の問題や、その矯正作業の問題が発生することもない。
また、請求項5に記載の発明では、前記屈曲部に水平面を形成することができる。
また、請求項6に記載の発明では、一連の工程を制御装置により自動的に実施させることにより、加工作業の更なる効率化を図ることができ、大量加工に対応できることとなる。
図1は、本発明に係る成形方法により成型加工されたパイプ1を、床暖房用等に用いられるパネルヒータ10に適用した例について示すものである。
このパイプ1は、図2に示すごとく、二本の直線状の主管部1a・1bと、これら主管部1a・1bを繋ぐ屈曲部1cとからU字形に形成される。そして、図1に示すごとく、隣り合うパイプ1・1の主管部1a・1bの開放端に、両パイプ1・1を連通させるための連通用パイプとして機能する連通用パイプ3を接続することにより、一連の管路が形成されるものとしている。図1の構成では、パイプ1・1、及び連通用パイプ3に、温水/冷水等を流通させることにより、これらパイプ1・1、連通用パイプ3と、パネル2との間で熱交換が行われることとしている。
次に、パイプ1の成形方法について、詳細に説明する。
図2の例に示すパイプ1は、二本の直線状の主管部1a・1bと、これら主管部1a・1bを繋ぐ屈曲部1cとからU字形に形成されるものである。そして、前記主管部1a・1b及び屈曲部1cの管断面の外周形状は、直線部1sと、円弧部1rとから、略「D」形としている。このD形の直線部1sにより、パイプ1の外周に一連の水平面1fが形成されるものとしている。
そして、この水平面1fを有するパイプ1は、図3に示される装置構成、及び、図4に示される成形金型により製作されるものとしている。
図3において、11は、油圧プレス装置、21は、メカプレス装置、31は、芯金挿入装置であり、これらにより、成形装置40が構成されるものとしている。また、図4において、1は水平面が成型加工された後のU字形のパイプ、12は上金型、15は下金型、22は主管部プレス金型、32a・32bは芯金である。
前記油圧プレス装置11では、図4に示す上金型12、下金型15により、パイプ1がクランプされる。
図5に示すごとく、上金型12には、二本の平行の直線溝12a・12bと、直線溝12a・12bを結ぶ略C字形の屈曲溝12cが形成されている。また、図7に示すごとく、直線溝12a・12bの溝の断面形状は、パイプ1の主管部1a・1bの上半分を成形すべく構成される。即ち、図7において、直線溝12a・12bは、それぞれ、左右の円弧面13a・13bと、この円弧面13a・13bの上端を結ぶ範囲を上方に向かって貫通させた貫通溝13cとから構成され、前記貫通溝13cに後述するプレス板23a・23bが挿入されることにより、水平面1f・1fが形成されることとしている。
また、貫通溝13cが形成される範囲は、図5において、屈曲溝12cの外周よりも外側の位置から、直線溝12a・12bにおける屈曲溝12cと反対側の端の部分までとしており、貫通溝13c・13cの両側に肉厚部分13m・13nを残すことにより、上金型12の剛性を確保するようにしている。
また、屈曲溝12cの内周側は、直線溝12a・12bと同様、円弧面13aで構成され、連続したU字形の円弧面13aが形成される。また、屈曲溝12cの外周側は、円弧面13dで構成され、この円弧面13dは、直線溝12a・12bの外側の円弧面13bと同一形状としている。また、屈曲溝12cにおいて、円弧面13aと円弧面13dを結ぶ範囲は、水平面13eにて構成されている。この水平面13eは、図8に示すごとく、パイプ1の屈曲部1cの上面をプレスするものである。
尚、この水平面13eの存在により、図5に示すごとく、前記貫通溝13c・13cに挟まれる部分13sが、片側支持ではなく、両側支持となるため(肉厚部分13m・13nと接続されているということ)、この部分13sの剛性を確保することができる。仮に、貫通溝13c、及び後述のプレス板23a・23bをU字状とし、一度にU字状の水平面を形成する構成を採用する場合には、前記水平面13eの箇所についても貫通溝としなければならないが、この場合は、前記部分13sの剛性が保てないことも生じ得ることから、本実施例では、あえて主管部1a・1bのみがプレスされる構成としている。この点に関しては、剛性が確保できるのであれば、前記水平面13eの箇所について貫通溝としてもよいことはいうまでもない。
また、図6に示すごとく、下金型15には、直線溝15a・15bと、直線溝15a・15bを結ぶ略C字形の屈曲溝15cが形成され、これらの溝15a・15b・15cより、一連のU字溝15dが形成されている。このU字溝15dには、U字形に曲げ加工された円形断面のU字パイプがセットされる。また、屈曲溝15cには、貫通孔15eが設けられ、下金型15の下方より、該貫通孔15eを通して開放装置17の押出し棒18(図3参照)を突出させることにより、加工後のパイプ1を押出すことができるようにしている。尚、開放装置17は、後述の成形装置40にて押出し棒18を自動的に上下移動させる構成とする他、作業者のスイッチ操作等により、押出し棒18を上下移動させる構成としてもよく、特に限定されるものではない。
そして、以上の下金型15のU字溝15aに加工前のU字パイプをセットし、油圧プレス装置11によって、上金型12を下金型15に圧着させると、前記上金型12の屈曲溝12cの水平面13eにより、U字パイプの屈曲部の上面がプレスされ、水平面1fが形成される。即ち、屈曲部1cの断面が略「D」形に成形される。このようにして、まず、屈曲部1cが成形される。
また、図7に示すごとく、下金型15のU字溝15dの断面形状は、セットされる円形断面のU字パイプの下半分に対応する形状、即ち、半円形状とするものであるが、その半円の中心15mの位置は、下金型15の上面15tよりも低い位置に配されることしている。これにより、U字パイプの上下中心位置が、U字溝15d内に入り、管断面視において最も幅広の部分が、U字溝15d内に落とし込まれることになる。
このようにして、上金型12に下金型15が圧着される直前において、U字パイプが押圧され、径が広がってしまうような場合においても、両金型12・15の間の隙間にU字パイプの外周部分が入り込み、挟まれて傷が発生するということを防止できる。
そして、これによれば、両金型12・15にU字パイプの外周面に傷が発生することもなく、また、傷が発生しないことにより、後工程にて行われるろう付けの際のろうの周りを良好なものとすることができる。
そして、パイプ1がクランプされた状態においては、上金型12の直線溝12a・12bと、及び、下金型15の直線溝15a・15bによって、略D形の芯金挿入穴16a・16bが形成され、該芯金挿入穴16a・16bに、それぞれ、芯金32a・32bが挿入される。
この芯金32a・32bは、芯金挿入装置31を作動させることによって、前記芯金挿入穴16a・16bに挿入され、さらに、パイプ1の主管部1a・1bに挿入される。
また、芯金32a・32bの先端は、パイプ1の屈曲部1cに差し掛かる直前の位置まで挿入されることとしている。
また、この芯金32a・32bは、図7及び図9に示すごとく、断面視略D字形に構成されるものであり、その水平面33a・33bが上側、つまりは、上金型12の底面に対向する側に配されている。
また、図10の(a)に示すごとく、芯金32aの水平面33aと、他の円周面との境界となる角部33c・33cは、水平面33aの加工時において研磨されることなく、そのまま残される、つまりは、はっきりとした角部33c・33cを形成することとしている。これにより、図7に示すごとく、プレス板23a・23bにて主管部1aに水平面1f・1fを形成する際に、下側から水平面1f・1fを形成する範囲を確実に押さえることができ、幅広い水平面1f・1fを形成することができるようになる。
尚、図10の(a)に示すごとく、芯金32aの水平面33aの形状については、略水平の水平面33aとするほか、図10の(b)に示すごとく、軸断面視において、角部33c・33cから中心部に向かって深くなる緩やかな円弧面33mとしてもよい。このように、円弧面33mとすることによれば、パイプの肉厚が厚い場合においても、プレス時において、変形する肉厚部を円弧面33mに沿わせるようにして逃がすことが可能となり、パイプの外側表面の水平面1fを確実に水平なものとすることができる。
また、この芯金32a・32bは、回転して水平面33a・33bの角度が変更されないようにするため、図9に示すごとく、芯金32a(32b)を固定する支持部材34には、水平な天井面35を有する芯金挿入口36を形成し、該芯金挿入口36の奥側に芯金固定孔37設けることとしている。これにより、芯金32a・32bの水平面33a・33bが、前記天井面35に対して面接触することとなるため、芯金32a・32bの自由な回転を規制することができる。尚、この支持部材34が、芯金挿入装置31のアクチュエータ38によって移動され、芯金32a・32bが進退運動されることとしている。
また、上金型12と下金型15が圧着した状態においては、両金型間でパイプ1が保持されるため、この芯金32a・32bが挿入されても、パイプ1の位置がずれることもない。
また、この芯金32a・32bの表面の面粗度を高く設定することにより、芯金32a・32bの表面と、主管部1a・1bの内面との間の摩擦抵抗を低減することができ、これにより、芯金32a・32bに潤滑油を塗布することなく、芯金32a・32bをスムーズに挿入することができる。
また、上記支持部材34の構成により、両芯金32a・32bが精度よく水平に配置されることによれば、該芯金32a・32bが挿入されるパイプ1の主管部1a・1bも精度よく水平に矯正されることになり、また、プレス板23a・23bにてプレスされる際にも、その水平状態が維持されることになる。これにより、パイプ1の主管部1a・1bが、互いにねじれた関係になることを防止できる、つまりは、パイプ1が全体的にねじれることを防止できる。
そして、前記油圧プレス装置11(図3参照)によって、上金型12と下金型15を圧着させ、さらに、芯金32a・32bをパイプ1の主管部1a・1bに挿入した状態とし、メカプレス装置21にて主管部プレス金型22を下方へ移動させ、該主管部プレス金型22により、パイプ1の主管部1a・1bの上面を押圧する。
この主管部プレス金型22は、前記メカプレス装置21の可動部に固定される固定部22a(図4参照)より、二枚の板状のプレス板23a・23bを下方に突設した構成としている。このプレス板23a・23bは、固定部22aに対してボルト固定される構成としており、プレス板23a・23bを他のものに交換すること等により、プレス量の調整・変更が可能となっている。尚、メカプレス装置21の可動部21a(図3参照)のストロークの設定を変更することにより、プレス量の調整・変更を行うものとしてもよい。
そして、このプレス板23a・23bは、図7に示すごとく、上金型12の貫通溝13c・13cより挿入され、パイプ1の主管部1a・1bの上面に当着する。そして、これにより、主管部1a・1bの上面は、プレス板23a・23bの下面と、主管部1a・1bの水平面33a・33bに挟まれ、水平面1f・1fに加工される。
そして、このメカプレス装置21により水平面1f・1fが形成された後は、芯金32a・32bが引き抜かれ、上金型12が上方に移動され、下金型15の下方より開放装置17の押出し棒18が突出されることで、成形加工されたパイプ1が下金型15より開放される。
以上のようにして、管断面を略「D」形とするパイプ1が製作されるものである。
尚、以上では、U字パイプの管断面を略「D」形とすることについて説明したが、上記上金型12・下金型15に形成する溝の形状を変更することによれば、図11に示すごとく、略L字形のパイプ71、略J字形のパイプ72につき、その一部、又は、全部に水平面1fを形成し、管断面を略「D」形とすることもできる。
さらに、前記上金型12・下金型15に形成する溝の形状を変更するとともに、前記芯金32a・32bの配置をずらすことによれば、例えば、図12に示すごとく、パイプの開放端を上下方向にずらして構成することも可能となる。
また、上記の一連の各工程は、一つの成形装置40(図3参照)により行われるものとすべく、次の構成としている。
即ち、直線状の主管部1a・1bと、前記主管部1a・1bに連続する屈曲部1cと、を有するパイプ1の成形装置であって、管断面を円形とする成形前のパイプ1を載置する円弧状(本実施例では半円状)の溝を有する第一の金型(下金型15)と、前記成形前のパイプ1の屈曲部1cに対応する部分には、溝底が水平に構成される円弧状(本実施例では半円状)の溝(屈曲溝12c)が設けられ、前記成形前のパイプの主管部に対応する部分には、貫通溝(貫通溝13c)が設けられる第二の金型(上金型12)と、前記第一・第二の金型がセットされる第一のプレス装置(油圧プレス装置11)と、前記第二の金型の貫通溝より挿入するプレス板23a・23bを具備する主管部プレス金型22と、前記主管部プレス金型の金型がセットされる第二のプレス装置(メカプレス装置21)と、芯金軸方向の断面視、即ち、軸に直交する面で切断した断面の断面形状を略「D」形とする芯金32a・32bと、該芯金を前記成形前のパイプの開放端から挿入するための芯金挿入装置31と、を具備し、前記第一・第二の金型にて成形前のパイプをクランプして、前記屈曲部1cの外周に水平面を形成する工程と、前記第一・第二の金型にて成形前のパイプをクランプした状態において、前記芯金を前記パイプの主管部1a・1bに挿入する工程と、前記主管部プレス金型22のプレス板23a・23bにて前記主管部1a・1bの外周をプレスすることにより、前記主管部1a・1bの外周に水平面1f・1fを形成する工程と、を実施する構成とするものである。
尚、第二のプレス装置については、メカプレス、油圧プレスのいずれの形態のプレス装置を採用してもよく、特に限定されるものではないが、メカプレスの形態を採用することによれば、プレスに要する時間が短く済むため、加工時間の短縮といったメリットを得ることができる。
また、図13は成形装置40の動作制御に関する装置構成を示すものであり、制御装置71に、前記油圧プレス装置11、メカプレス装置21、芯金挿入装置31の駆動部が接続されており、該制御装置71により、各装置の動作が制御されることとしている。そして、前記制御装置71と、操作スイッチ19が接続されており、そして、作業者が該操作スイッチ19を一度操作することにより、制御装置71は上記の一連の製作工程を実行すべく、各装置の駆動部の駆動制御を行う。
この制御装置71のコントロールによるパイプ1の製作工程について説明すると、図3及び図13に示すごとく、作業者によりパイプ1が下金型15にセットされ、この状態で操作スイッチ19が操作されると、制御装置71は、油圧プレス装置11を動作させ、上金型12を下金型15に圧着させU字パイプをクランプし、これにより、屈曲部1cに水平面1fが形成される。次に、制御装置71は、芯金挿入装置31を動作させ、芯金32a・32bをU字パイプの主管部1a・1bに挿入する。次に、制御装置71は、メカプレス装置21を動作させ、主管部プレス金型22を下降させ、U字パイプの主管部1a・1bの上面をプレスし、これにより、主管部1a・1bに水平面1f・1fが形成される。このようにして、操作スイッチ19が一回操作させるだけで、製作工程が完了されるものであり、製造作業の半自動化により、製造効率の向上が図られたものとなっている。尚、パイプ1のセットから、成形されたパイプ1の取り出し作業まで、自動に行うことによれば、成形工程を完全自動化することができる。
以上のように、直線状の主管部1a・1bと、前記主管部1a・1bに連続する屈曲部1cと、を有するパイプの成形方法であって、管断面を円形とする成形前のパイプを載置する円弧状(本実施例では半円状)の溝を有する第一の金型(下金型15)と、前記成形前のパイプの屈曲部1cに対応する部分には、溝底が水平に構成される円弧状(本実施例では半円状)の溝(屈曲溝12c)が設けられ、前記成形前のパイプの主管部に対応する部分には、貫通溝(貫通溝13c)が設けられる第二の金型(上金型12)と、前記第二の金型の貫通溝より挿入するプレス板23a・23bを具備する主管部プレス金型22と、芯金軸方向の断面視の断面形状を略「D」形とする芯金32a・32bを用い、前記第一・第二の金型にて成形前のパイプをクランプして、前記屈曲部1cの外周に水平面を形成する工程と、前記第一・第二の金型にて成形前のパイプをクランプした状態において、前記芯金を前記パイプの主管部1a・1bに挿入する工程と、前記主管部プレス金型22のプレス板23a・23bにて前記主管部1a・1bの外周をプレスすることにより、前記主管部1a・1bの外周に水平面1f・1fを形成する工程からなるものとしている。
以上の一連の工程により、パイプを加工することによれば、その加工後においては、前記主管部1a・1b及び屈曲部1cの外周に一連の均一な水平面1f・1fを形成することができる。
また、水平面1f・1fの加工に際しては、該水平面1f・1fが形成される箇所以外の箇所については、上金型12及び下金型15の溝の内面に接触し、自由な変形が規制されるため、パイプ1の膨らみやへこみ、肉厚の不均衡の問題や、その矯正作業の問題が発生することもない。
そして、上記構成の成形装置40によれば、一つの装置により、全工程を実施することができ、別個の装置を用いて、各別に工程を実施する場合と比較して、作業時間の短縮が図られる。また、この一連の工程を制御装置71により自動的に実施させることによれば、加工作業の更なる効率化を図ることができ、大量加工に対応できることとなる。
次に、連通用パイプ3の成形方法について説明する。
該連通用パイプ3は、図1に示すごとく、水平方向に隣り合うパイプ1・1の開放端に接続されるものであり、該連通用パイプ3の接続部3a・3aは、パイプ1・1の略「D」形の断面に合わせて、管断面が略「D」形に構成されている。
この連通用パイプ3は、図14に示すごとく、プレス金型61と、クランプ金型62(62A・62B)の組み合わせて使用することにより形成されるものとしている。
クランプ金型62は、反割に構成されるものであり、一方のクランプ金型62AのU字溝62aに成形前の略U字の連通用パイプ3をセットし、この状態で、同じくU字溝62bを形成した他方のクランプ金型62Bを重ね合わせることで、両クランプ金型62A・62Bによって、成形前の連通用パイプ3をクランプ(保持)する。
また、プレス金型61には、基台61Aより突設されるパイプ端挿入筒61a・61aと、該パイプ端挿入筒61a・61aより突出される芯金61b・61bとが備えられており、該パイプ端挿入筒61aと、芯金61bの間の空間61cに、連通用パイプ3の開放端が挿入されるようになっている。ここで、図15の(a)に示すごとく、芯金61bの下部を水平面61fで構成するとともに、パイプ端挿入筒61aの内側の底部も水平面61gで構成することにより、前記空間61cは、プレス金型61の押圧方向断面視において、略「D」形に構成されるようになっている。
そして、図16に示すごとく、クランプされた状態の加工前の連通用パイプ3の開放端に対し、芯金61b・61bを挿入させつつ、プレス金型61がクランプ金型62に向けて押圧されると、連通用パイプ3の円形断面の開放端は、前記空間61c内に挿入され、これにより、開放端の円形断面は、略「D」形に変形されることになる。このようにして、開放端に水平面3f・3f(図2参照)を有し、管断面を略「D」形とする接続部3a・3aが形成されるようになっている。
尚、以上の金型については、例えば、クランプ金型62Aを基台に固定し、クランプ金型62Bを油圧プレス装置により上下方向に移動させるとともに、前記プレス金型61についても、油圧シリンダ装置にて水平方向に移動させる装置構成とすることにより、達成されるものであり、その装置構成については、周知のものが採用され、特別な装置形態に限定されるものではない。
また、前記クランプ金型62A・62Bにおいては、互いのU字溝62a・62bが合わさって通路62mが形成されるものとしており、該通路62mの開口部、つまりは、前記プレス金型61に対向する側に形成される開口部には、通路62mの内径よりも内径を一回り大きくする段付き部62nが形成されるものとしている。この段付き部62nにより、図16に示すごとく、前記空間61cに挿入された連通用パイプ3の開放端が、該空間61cの底部61dに当着されて下方へ押圧され、これによりU字溝62a・62b、及び空間61cに拘束されていない連通用パイプ3の開放部が外側に撓む。そして、この撓んだ部位が、前記段付き部62nとパイプ端挿入筒61aの端面に挟み込まれることにより、バルジ3b・3bが形成されるようになっている。
尚、クランプ金型62Aの開口部の底部は、水平面62fに構成するとともに、当該開口部には、段付き部62nを形成しないこととすることにより、前記連通用パイプ3の水平面3f側には、バルジ3bが形成されないようにしている。これにより、パイプ1に対して、連通用パイプ3をスムーズに挿入できるようになる。また、この場合、パイプ端挿入筒61aの下部が水平面62fに対して干渉することになるため、パイプ端挿入筒61aの下部については、段付き部62nへの挿入代の分だけ、筒部分が存在しない構成となっている。さらに、図15の(a)に示すごとく、通路62mの中心位置62pを、両クランプ金型62・62Bの合わせ面62sから、水平面62fとは反対側に配置させることによれば、より確実に、連通用パイプ3の水平面3f側にバルジ3bが形成されないようにすることができる。
以上の構成により連通用パイプ3を製造することによれば、開後端の円形断面を略「D」形とすることができる。また、同時にバルジ3bを形成することができる。尚、このバルジ3bは、ろう材(不図示)の位置決めとして機能するものである。
また、上記の例では、両側のパイプ端挿入筒61a及び芯金61bに、それぞれ、水平面61g、61fを設けることにより、連通用パイプ3の両方の接続部3a・3aに水平面3f・3fを構成して管断面を略「D」形とする構成としたが、例えば、片側のパイプ端挿入筒61a及び芯金61bにのみ水平面61g・61fを構成することによれば、一方の接続部3aの管断面を略「D」形、他方の接続部3aの管断面を円形とすることもできる。このように、パイプ端挿入筒61a及び芯金61bを変更することによれば、接続部3aの管断面の形状を自由に設定することができる。
また、図15の(b)に示すごとく、左右のパイプ端挿入筒61a及び芯金61bの上下位置をずらすとともに、これに対応してクランプ金型62の溝の形状を変更することによれば、接続部3a・3aの上下位置がずれた連通用パイプ3を構成することもできる。
また、前記連通用パイプ3の成型加工につき、図17に示すごとく、クランプ金型62AのU字溝62aの底面を水平面62gで構成することによれば、図2に示すごとく、外周に一連の水平面3fを有する連通用パイプ3Aを構成することも可能である。
また、前記連通用パイプ3につき、バルジ3bを必要としない構成を製造する場合においては、図3及び図4に示す装置にて図11に示すU字のパイプ73を成形した後、主管部1a・1bを切断することによれば、図11のパイプ74に示すごとくのC字状の連通用パイプを得ることができるので、このような加工手順によって、連通用パイプを製造することとしてもよい。
また、以上のように成形したパイプ1、連通用パイプ3は、図1に示すようなパネルヒータ1への適用により、パネル2との間で高い熱交換効率を得ることができるものであるが、このパネルヒータ1への適用に限らず、エアコン、給湯機、風呂給湯器等の熱交換器一般に適用可能である。また、この熱交換器への適用において、例えば、パイプ1及び連通用パイプ3からなる連続管を、各連続管の水平面1f・1fを付け合わせた状態で二列に配置し、連続管同士にて熱交換を行わせる構成としてもよい。
さらに、図18に示すごとく、立体的に配置されるパネル75への適用については、各パネル面75A・75B・75Cに対して水平面1f・1fを対向させることにより、書くパネル面75A・75B・75Cにおいて、効率の良い熱交換を行うことができる。
以上が本発明にかかるパイプの成形方法、及び、成形装置である。
即ち、図1乃至図17に示すごとく、直線状の主管部1a・1bと、前記主管部1a・1bに連続する屈曲部1cと、を有するパイプ1を載置する溝(直線溝15a・15b、屈曲溝15c)を有する第一の金型(下金型15)と、前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝(直線溝12a・12b、屈曲溝12c)を有し、該溝における前記パイプ1の主管部1a・1bに対応する部分には貫通溝13c・13cが設けられる第二の金型(上金型12)と、前記第二の金型の貫通溝13c・13cに挿入するプレス板23a・23bを具備する主管部プレス金型22と、前記パイプ1の主管部1a・1bに挿入する断面形状略「D」形の芯金32a・32bと、を用い、前記第一・第二の金型にて前記パイプ1をクランプする工程と、前記第一・第二の金型にて前記パイプ1をクランプした状態において、前記芯金32a・32bを前記パイプ1の主管部1a・1bに挿入する工程と、前記主管部プレス金型22のプレス板23a・23bにて前記主管部1a・1bの外周をプレスして、前記主管部1a・1bの外周に水平面1f・1fを形成する工程と、を実施することとするパイプの成形方法とするものである。
また、前記第二の金型(上金型12)に設けた溝における、前記パイプの屈曲部1cに対応する部位(屈曲溝15c)には、水平の溝底(水平面13e)が形成されており、前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程においては、前記溝底によって、前記パイプの屈曲部1cの外周がプレスされることにより、前記屈曲部1cに水平面1fが形成されることとするものである。
また、直線状の主管部1a・1bと、前記主管部1a・1bに連続する屈曲部1cと、を有するパイプ1を載置する溝(直線溝15a・15b、屈曲溝15c)を有する第一の金型(下金型15)と、前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝(直線溝12a・12b、屈曲溝12c)を有し、該溝における前記パイプ1の主管部1a・1bに対応する部分には貫通溝13c・13cが設けられる第二の金型(上金型12)と、前記第二の金型の貫通溝13c・13cに挿入するプレス板23a・23bを具備する主管部プレス金型22と、断面形状略「D」形の芯金を前記パイプに挿入するための芯金挿入装置31と、前記第一・第二の金型がセットされる第一のプレス装置(油圧プレス装置11)と、前記主管部プレス金型22の金型がセットされる第二のプレス装置(メカプレス装置21)と、を具備し、前記第一のプレス装置にて前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程と、前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプした状態において、前記芯金挿入装置31にて前記芯金を前記パイプの主管部1a・1bに挿入する工程と、前記第二のプレス装置にて前記主管部プレス金型のプレス板23a・23bにて前記主管部の外周をプレスして、前記主管部の外周に水平面1f・1fを形成する工程と、を実施することとするパイプの成形装置とするものである。
また、前記パイプの成形装置は、制御装置71を具備し、前記制御装置71は、前記第一のプレス装置(油圧プレス装置11)、前記第二のプレス装置(メカプレス装置21)、前記芯金挿入装置31の各駆動部と接続され、前記制御装置71にて、前記各装置の動作を制御することとするものである。
本発明に係る成形方法によるパイプのパネルヒータへの適用例について示す図。 パイプ及び連通用パイプの構成について示す図。 パイプの成形装置の構成について示す図。 パイプの成形金型等について示す図。 上金型の構成について示す底面図。 下金型の構成について示す平面図。 主管部プレス金型により水平面を形成させることについて示す図。 上金型の溝の屈曲部に設けた水平の溝底により水平面が形成されることについて示す図。 芯金の形状、及び芯金を固定する支持部材の構成について示す図。 (a)は、略水平の水平面を有する構成の芯金の軸断面図。(b)は、緩やかな円弧面を有する構成の芯金の軸断面図。 パイプの形状、及び、水平面を構成する部位の例について示す図。 開放端の位置をずらしたパイプの構成について示す図。 成形装置の制御に関する装置構成を示すブロック図。 連通用パイプの成形金型について示す図。 (a)は、連通用パイプの接続部を略「D」形とすることに関する成形金型の構成について示す図。(b)は、接続部の上下位置がずれた連通用パイプの構成について示す図。 連通用パイプの成形について説明する図。 連通用パイプに一連の水平面を形成するための連通用パイプの成形金型について示す図。 立体的なパネルに対しパイプを配置した例について示す図。 円形断面のパイプとパネル間の接触面積が狭く構成される例について示す図。 パイプに水平面を形成しパネルとの間の接触面積を広く構成する例について示す図。
符号の説明
1 パイプ
1a 主管部
1b 主管部
1c 屈曲部
11 油圧プレス装置
12 上金型
15 下金型
21 メカプレス装置
22 主管部プレス金型
23a プレス板
23b プレス板
31 芯金挿入装置

Claims (6)

  1. 直線状の主管部と、前記主管部に連続する屈曲部と、を有するパイプを載置する溝を有する第一の金型と、
    前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝を有し、該溝における前記パイプの主管部に対応する部分には、貫通溝が設けられる第二の金型と、
    前記第二の金型の貫通溝に挿入するプレス板を具備する主管部プレス金型と、
    前記パイプの主管部に挿入する断面形状略「D」形の芯金と、を用い、
    前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程と、
    前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプした状態において、前記芯金を前記パイプの主管部に挿入する工程と、
    前記主管部プレス金型のプレス板にて前記主管部の外周をプレスして、前記主管部の外周に水平面を形成する工程と、を実施することとするパイプの成形方法。
  2. 前記第二の金型に設けた溝における、前記パイプの屈曲部に対応する部位には、水平の溝底が形成されており、
    前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程においては、
    前記溝底によって、前記パイプの屈曲部の外周がプレスされることにより、
    前記屈曲部に水平面が形成される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のパイプの成形方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパイプの成形方法により製造されるパイプ。
  4. 直線状の主管部と、前記主管部に連続する屈曲部と、を有するパイプを載置する溝を有する第一の金型と、
    前記第一の金型に対向し、前記第一の金型の溝に対向する溝を有し、該溝における前記パイプの主管部に対応する部分には、貫通溝が設けられる第二の金型と、
    前記第二の金型の貫通溝に挿入するプレス板を具備する主管部プレス金型と、
    断面形状略「D」形の芯金を前記パイプに挿入するための芯金挿入装置と、
    前記第一・第二の金型がセットされる第一のプレス装置と、
    前記主管部プレス金型の金型がセットされる第二のプレス装置と、を具備し、
    前記第一のプレス装置にて前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程と、
    前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプした状態において、前記芯金挿入装置にて前記芯金を前記パイプの主管部に挿入する工程と、
    前記第二のプレス装置にて前記主管部プレス金型のプレス板にて前記主管部の外周をプレスして、前記主管部の外周に水平面を形成する工程と、を実施することとするパイプの成形装置。
  5. 前記第二の金型に設けた溝における、前記パイプの屈曲部に対応する部位には、水平の溝底が形成されており、
    前記第一・第二の金型にて前記パイプをクランプする工程においては、
    前記溝底によって、前記パイプの屈曲部の外周がプレスされることにより、
    前記屈曲部に水平面が形成される、
    ことを特徴とする、請求項4に記載のパイプの成形装置。
  6. 前記パイプの成形装置は、
    制御装置を具備し、
    前記制御装置は、前記第一のプレス装置、前記第二のプレス装置、前記芯金挿入装置の各駆動部と接続され、
    前記制御装置にて、前記各装置の動作を制御する構成とする、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のパイプの成形装置。
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