JP2006035106A - 粉砕装置および粉砕方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも複数の粉砕ノズルから噴射される圧縮空気によって供給された粉体材料を粉砕する粉砕室と、該粉砕室上部に、回転するロータを有し、該粉砕室から該ロータ内部に流入する粉体材料を微粉と粗粉とに遠心分級する粉砕装置において、該複数の粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしが粉体材料を伴って一次衝突するように各粉砕ノズルを設け、該複数の粉砕ノズルから噴射される速度幅を狭くするための速度幅調整手段を設けたことを特徴とする粉砕装置。
【選択図】 図2
Description
図7は従来の流動層式粉砕装置の断面図であり、図7において、(1)は粉体材料が供給される供給管を、(2)はエアーと共に粉砕された粉体材料が排出される排気管を、(3)は粉砕された粉体材料を分級するロータを、(4)は粉砕室を、(5)は粉砕室(4)に送り込まれる圧縮空気を搬送する粉砕ノズルをそれぞれ示す。なお、粉砕装置本体全体は略円筒状の筐体からなる。
しかしながら、従来の流動層式粉砕装置においては、所望の粒径を得るためには粉砕室内部でのくり返し粉砕が必要であり、粉砕効率を低下させる原因の一つになっている。
また、上記課題は、本発明の(15)「複数の粉砕ノズルから圧縮空気を噴射し、該圧縮空気どうしを粉体材料を伴わせて粉砕室の中で一次衝突させて、該粉体材料を微粉と粗粉とに粉砕する粉砕方法において、複数の該粉砕ノズル間から噴射される速度分布幅を狭くするための速度幅調整手段を有することを特徴とする粉砕方法」、(16)「該速度幅調整手段は、該粉砕室において、複数の該粉砕ノズル間の両サイドに該速度幅調整手段は、該粉砕室において、複数の該粉砕ノズルの両サイドに配置された速度幅調整部材であることを特徴とする前記第(15)項に記載の粉砕方法」、(17)「該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料を二次衝突させる手段を設けることを特徴とする前記第(15)項又は第(16)項に記載の粉砕方法」、(18)「該二次衝突手段が、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしを粉体材料を伴わせて一次衝突させる位置の上方及び/又は下方に設けられた衝突部材に、該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料を二次衝突させる手段であることを特徴とする前記第(15)項乃至第(17)項のいずれかに記載の粉砕方法」、(19)「該衝突手段が円筒と円錐からなり、該円錐がその底面を円筒の一方の底面に接するように設けられた形状であることを特徴とする前記第(15)項乃至第(18)項のいずれかに記載の粉砕方法」、(20)「該衝突部材を構成する円錐の頂点が、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしを一次衝突させる位置の10〜500mm真上及び/又は真下に位置するように、衝突部材を設けることを特徴とする前記第(19)項に記載の粉砕方法」、(21)「該衝突手段を構成する円錐の頂点の位置を粉砕条件に対応させて上下させることを特徴とする前記第(15)項乃至第(20)項のいずれかに記載の粉砕方法」、(22)「複数の該粉砕ノズルの各々の出口方向が、水平方向を基準にして上下20°以内を向くように設定して、該複数の粉砕ノズルから圧縮空気を噴射することを特徴とする前記第(1)項乃至第(21)項のいずれかに記載の粉砕方法」、(23)「該粉砕ノズルに供給する圧縮空気の元圧力を0.2〜1.0MPaに設定することを特徴とする前記第(15)項乃至第(22)項のいずれかに記載の粉砕方法」、(24)「該二次衝突させた粉体材料を、回転するロータに流入させて、微粉と粗粉とに遠心分級することを特徴とする前記第(15)項乃至第(23)項のいずれかに記載の粉砕方法」、(25)「該ロータの回転周速度が、20〜70m/sであることを特徴とする前記第(15)項乃至第(24)項のいずれかに記載の粉砕方法」によって解決される。
上記速度幅調整部材を着脱可能にすることにより、粉体材料の処理量、平均粒径等の条件変更に対して容易に対応でき、切り替え時間の短縮化も図れる。また、例えば粉砕ノズルの外周をコレットとし、これに進退自在及び着脱自在に螺合するメスねじにより、装着された外筒状部材からなるコレットチャックタイプのものであってもよい。
また、上記速度幅調整部材に耐摩耗処理を施すことにより、連続粉砕時における二次衝突手段の摩耗を防止でき、所望の粉体材料の粉砕効率を向上できる。
上記発明に加えて該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料が二次衝突する二次衝突手段を設けたので、粉砕装置の粉砕室内での衝突粉砕効率向上を達成し、必要とする大きさの範囲の粒子を高効率で粉砕することができる。
上記二次衝突手段が、円筒と円錐を組み合わせた形状からなり、該円錐がその底面を円筒の一方の底面に接するように設けられた形状の衝突部材を、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしが粉体材料を伴って一次衝突する位置の上方及び/又は下方に設ける手段である場合、衝突板に確実に粉体材料が衝突し、衝突板の後流も好ましいものとなるので、衝突粉砕効率がより向上する。
上記衝突部材を着脱可能にすることにより、粉体材料の処理量、平均粒径等の条件変更に対して容易に対応でき、切り替え時間の短縮化も図れる。
また、衝突部材の高さを粉砕条件に応じて調節することにより、粉砕条件に柔軟に対応でき、所望の粉体材料の粉砕効率を得ることができる。
更に、衝突部材に耐摩耗処理を施すことにより、連続粉砕時における二次衝突手段の摩耗を防止でき、所望の粉体材料の粉砕効率を向上できる。
本発明の粉砕装置は、複数の粉砕ノズルと、該粉砕ノズルから噴射される圧縮空気によって供給された粉体材料を粉砕する粉砕室と、回転するロータとを少なくとも有する。本発明の粉砕装置は、このように構成されているので、粉砕室内で粉砕材料を微粉と粗粉に粉砕し、さらに粉砕された微粉と粗粉を回転するロータで遠心分級することができる。
図3に示す態様の粉砕装置においては、複数の粉砕ノズル(5)と、粉砕ノズル(5)から噴射される圧縮空気によって供給された粉体材料を粉砕する粉砕室(4)と、回転するロータ(3)とを有する。本発明においては、図3に示すように、ロータ(3)は粉砕室(4)の上部に設けられていることが好ましい。ロータ(3)が粉砕室(4)の上部に設けられていると、粉砕された微粉と粗粉を粉砕室(4)から直接ロータ(3)内部に流入させて、微粉と粗粉とに遠心分級することができる。
以下、下方に設けた二次衝突部材を第一衝突部材(8)、上方に設けた二次衝突部材を第二衝突部材(9)という。
本発明方法においては、まず複数の粉砕ノズル(5)から圧縮空気を噴射し、該圧縮空気どうしを粉体材料を伴わせて粉砕室(4)の中で一次衝突させて、該粉体材料を粉砕する。本発明においては、複数の粉砕ノズル間の例えば両サイドに速度幅調整部材が設けられている。また、この一次衝突により粉砕された粉体材料を圧縮空気と共に二次衝突させる手段が設けられている。該速度幅を狭くする手段を設けると粉体材料を効率良く流動させることができ、また該二次衝突させる手段を設けると、粉砕確率が増加するため、粉体材料の粉砕効率を向上させることができる。
本実施例においては、スチレンーアクリル共重合体樹脂85重量部とカーボンブラック15重量部の混合物を溶融混練、冷却し、これをハンマーミルで粗粉砕した粉体材料を、図3に示す態様の粉砕装置を用いて粉砕を行なった。
図2および図3に示す態様の、粉砕室内径250mm、粉砕装置高さ約700mm、粉砕ノズル出口径6.5mmの3個の粉砕ノズル(5)が粉砕室(4)の壁に沿って、等間隔(当角度)で、粉砕ノズルの出口方向が、水平方向を基準にして0°を向くように設けられた粉砕装置を用いた。また、一次衝突する位置(15)は、粉砕室のほぼ中心軸上となるように粉砕ノズル(5)を取り付けた。
速度幅調整部材を脱着可能とした以外は、実施例1と同様に粉体材料を粉砕してから、清掃切替を実施した。その結果、清掃切替時間について、実施例1に比べ約10%の短縮が可能となった。
チタンによりライニング処理を施した速度幅調整部材を設置した以外は、実施例1と同様に粉体材料を粉砕した結果、摩耗耐久性が従来よりも概ね2倍向上した。
実施例1と同様の粉砕装置を用い、図4に示すように、第一次衝突板(6)の位置を粉砕ノズル(5)の中心線どうしが交わる位置(即ち、圧縮空気どうしが粉体材料を伴って一次衝突する位置(15))よりも60mm真下に設置し、上記組成の粉体材料を供給し、粉砕ノズルに供給する圧縮空気の元圧力0.5MPa、ロータ(3)の回転周速度を45m/sに設定して、粉体材料を粉砕した。得られた微粉体は、体積平均粒径6.5μm(コールターカウンタによる測定)、4μm以下の微粉含有率(個数%)56%、16μm以上の粗粉含有率(重量%)1.0%以下であり、粉砕処理量は5.2Kg/hrであった。
実施例1と同様の粉砕装置を用い、図5に示すように、粉砕ノズル(5)の中心線どうしが交わる位置よりも60mm真上に第二衝突板(9)を設置した。上記組成の粉体材料を供給し、圧縮空気の元圧力0.5MPa、ロータ(3)の回転周速度を45m/sに設定し、他は実施例1と同条件で粉体材料を粉砕した。得られた微粉体は、体積平均粒径6.5μm(コールターカウンタによる測定)、4μm以下の微粉含有率(個数%)56%、16μm以上の粗粉含有率(重量%)1.0%以下であり、粉砕処理量は5.3Kg/hrであった。
実施例1と同様の粉砕装置を用い、図6に示すように、粉砕ノズル(5)の中心線どうしが交わる位置より60mm真下に第一次衝突板(8)を設置し、60mm真上上に第二次衝突板(9)を設置した。上記組成の粉体材料を供給し、圧縮空気の元圧力0.5MPa、ロータ(3)の回転周速度を45m/sに設定し、他は実施例1と同条件で粉体材料を粉砕した。得られた微粉体は、体積平均粒径6.5μm(コールターカウンタによる測定)、4μm以下の微粉含有率(個数%)56%、16μm以上の粗粉含有率(重量%)1.0%以下であり、粉砕処理量は5.6Kg/hrであった。
第一衝突板(8)を脱着可能とした以外は、実施例1と同様に粉体材料を粉砕してから、清掃切替を実施した。その結果、清掃切替時間について、実施例1に比べ約10%の短縮が可能となった。
第二衝突板(9)を脱着可能とした以外は、実施例2と同様に粉体材料を粉砕してから、清掃切替を実施した。その結果、清掃切替時間について、実施例2に比べ約10%の短縮が可能となった。
チタンによりライニング処理を施した第一衝突板(8)を設置した以外は、実施例1と同様に粉体材料を粉砕した結果、摩耗耐久性が従来よりも概ね2倍向上した。
チタンによりライニング処理を施した第二衝突板(9)を設置した以外は、実施例2と同様に粉体材料を粉砕した結果、摩耗耐久性が従来よりも概ね2倍向上した
速度幅調整部材を設置しない以外は、実施例1と同様の装置を用い、圧縮空気の元圧力0.5MPa、ロータ(3)の回転周速度45m/sに設定し、実施例1と同様に粉体材料を粉砕した。得られた微粉体は、体積平均粒径6.5μm(コールターカウンタによる測定)、4μm以下の微粉含有率(個数%)56%、16μm以上の粗粉含有率(重量%)1.0%以下であり、粉砕処理量は4Kg/hrであった。
2:排気管
3:ロータ
4:粉砕室
5:粉砕ノズル
6:速度幅調整部材
7:速度幅調整部材脱着機構(ネジ止め)
8:第一衝突板
9:第二衝突板
10:第一衝突板脱着機構(ネジ止め)
11:第二衝突板脱着機構(ネジ止め)
12:第一衝突板位置調節機構
13:第二衝突板位置調節機構
14:ノズル中心線
15:粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしが一次衝突する位置
Claims (25)
- 少なくとも複数の粉砕ノズルから噴射される圧縮空気によって供給された粉体材料を粉砕する粉砕室と、該粉砕室上部に、回転するロータを有し、該粉砕室から該ロータ内部に流入する粉体材料を微粉と粗粉とに遠心分級する粉砕装置において、該複数の粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしが粉体材料を伴って一次衝突するように各粉砕ノズルを設け、該複数の粉砕ノズルから噴射される速度幅を狭くするための速度幅調整手段を設けたことを特徴とする粉砕装置。
- 該速度幅調整手段は、該粉砕室において、複数の該粉砕ノズルの両サイドに配置された速度幅調整部材であることを特徴とする請求項1に記載の粉砕装置。
- 該速度幅調整手段が着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉砕装置。
- 該速度幅調整部材が耐摩耗処理を施されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料が二次衝突する二次衝突手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該二次衝突手段が、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしが粉体材料を伴って一次衝突する位置の上方及び/又は下方に設けられ、該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料が二次衝突する衝突手段であることを特徴とする請求項5に記載の粉砕装置。
- 該衝突部材が円筒と円錐を組み合わせた形状からなり、該円錐がその底面を円筒の一方の底面に接するように設けられた形状のものであることを特徴とする請求項5又は6に記載の粉砕装置。
- 該二次衝突部材を構成する円錐の頂点が、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしが粉体材料を伴って一次衝突する位置の10〜500mm真上及び/又は真下に位置するように、前記二次衝突部材を設けることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該二次衝突部材の高さが調節可能であることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該二次衝突部材が着脱可能であることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該二次衝突部材が耐摩耗処理を施されていることを特徴とする請求項5乃至10のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該粉砕ノズルが2〜8個設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該粉砕ノズルが、粉砕室の縦方向の中心軸を中心とする同心円上に等間隔に設けられていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の粉砕装置。
- 該粉砕ノズルの出口方向が、水平方向を基準にして上下20°以内を向いていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の粉砕装置。
- 複数の粉砕ノズルから圧縮空気を噴射し、該圧縮空気どうしを粉体材料を伴わせて粉砕室の中で一次衝突させて、該粉体材料を微粉と粗粉とに粉砕する粉砕方法において、複数の該粉砕ノズル間から噴射される速度分布幅を狭くするための速度幅調整手段を有することを特徴とする粉砕方法。
- 該速度幅調整手段は、該粉砕室において、複数の該粉砕ノズル間の両サイドに該速度幅調整手段は、該粉砕室において、複数の該粉砕ノズルの両サイドに配置された速度幅調整部材であることを特徴とする請求項15に記載の粉砕方法。
- 該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料を二次衝突させる手段を設けることを特徴とする請求項15又は16に記載の粉砕方法。
- 該二次衝突手段が、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしを粉体材料を伴わせて一次衝突させる位置の上方及び/又は下方に設けられた衝突部材に、該一次衝突した圧縮空気及び粉体材料を二次衝突させる手段であることを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の粉砕方法。
- 該衝突手段が円筒と円錐からなり、該円錐がその底面を円筒の一方の底面に接するように設けられた形状であることを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載の粉砕方法。
- 該衝突部材を構成する円錐の頂点が、粉砕ノズルから噴射される圧縮空気どうしを一次衝突させる位置の10〜500mm真上及び/又は真下に位置するように、衝突部材を設けることを特徴とする請求項19に記載の粉砕方法。
- 該衝突手段を構成する円錐の頂点の位置を粉砕条件に対応させて上下させることを特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載の粉砕方法。
- 複数の該粉砕ノズルの各々の出口方向が、水平方向を基準にして上下20°以内を向くように設定して、該複数の粉砕ノズルから圧縮空気を噴射することを特徴とする請求項1乃至21のいずれかに記載の粉砕方法。
- 該粉砕ノズルに供給する圧縮空気の元圧力を0.2〜1.0MPaに設定することを特徴とする請求項15乃至22のいずれかに記載の粉砕方法。
- 該二次衝突させた粉体材料を、回転するロータに流入させて、微粉と粗粉とに遠心分級することを特徴とする請求項15乃至23のいずれかに記載の粉砕方法。
- 該ロータの回転周速度が、20〜70m/sであることを特徴とする請求項15乃至24のいずれかに記載の粉砕方法。
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