JP2006034301A - アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用具を簡便且つ確実に固定でき、医療用具の破壊や血管の損傷を引き起こさず、術者の技能や操作ミス等によらない安定した操作が可能となるアダプタを提供する。
【解決手段】 遠位端及び近位端を有し、近位側部分に移動又は脱着可能な稼動部分を有する医療用具を操作するためのアダプタであって、前記医療用具の近位側部分及び前記稼働部分を挿入する溝102、前記溝に挿入した前記医療用具の近位側部分を挟み込む固定部分103、前記溝に挿入した前記医療用具の前記稼働部分を挟み込んで固定し、前記稼働部分を移動させる駆動部分104、前記駆動部分を操作する操作部分を有しており、前記操作部分を操作したとき、前記稼動部分の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を備えるアダプタ101。
【選択図】図1

Description

本発明は、近位側に稼動部分を有する医療用具を操作するためのアダプタに関する。
近年、外科的手術を行わずに経皮的、経管的に体内管腔にカテーテルを挿入して、病変の治療を行う手術が多く用いられるようになってきた。ここでは冠動脈の血管末梢側の血流を改善するために行う血管成形術(PTCA: Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)を1つの例にあげる。PTCAに用いられるバルーンカテーテルは、主に血管の狭窄部位あるいは閉塞部位を拡張するために、ガイドカテーテルとガイドワイヤーとのセットで使用される。このバルーンカテーテルを用いた血管成形術は、まずガイドカテーテルを大腿動脈から挿入して大動脈を経て冠状動脈の入口に先端を位置させた後、バルーンカテーテルを貫通させたガイドワイヤーを血管の狭窄部位あるいは閉塞部位を越えて前進させ、その後バルーンカテーテルをガイドワイヤーに沿って前進させ、バルーンを狭窄部位あるいは閉塞部位に位置させた状態で膨張させて、狭窄部位あるいは閉塞部位を拡張する手順で行い、そしてバルーンを収縮させて体外に除去するのである。このバルーンカテーテルは、血管の狭窄部位あるいは閉塞部位の治療だけに限定されず、血管内への挿入、並びに種々の体腔、管状組織への挿入を含む多くの医療的用途に有用である。
しかしながら、血管内の閉塞が血栓による場合、閉塞部位をバルーンカテーテルで拡張すると、血栓が血管内壁より遊離して下流側の末梢血管を閉塞させてしまう場合がある。また、血管内の狭窄部位を拡張する場合も病変部が粥状のプラークを多く含む場合などでは、バルーンカテーテルによる拡張で病変部より粥状のプラーク(アテローマ)が飛散してしまい、末梢血管を閉塞させてしまう場合がある。特に頸動脈や脳動脈における血管閉塞や血管狭窄の場合は、バルーンカテーテルやステントで血管形成術を行うことで末梢閉塞が生じてしまうと、脳への血流が停止してしまい閉塞部位の末梢の脳細胞が虚血状態になってしまう。脳の虚血状態が長く続くと脳細胞の死滅が起こり、傷害が残ってしまうという非常に危険な場合もあり、この様な脳動脈や頸動脈の血管形成術の場合は他の血管に比較して、末梢血管で閉塞が生じないように十分な注意が必要である。
このような末梢血管における閉塞を防止するために種々のデバイスが提案されている。その例としてはフィルタデバイスや一時閉塞用バルーンカテーテルがあげられる。しかし、これらのデバイスを使用するときにはいくつかの問題が生じている。例えば、フィルタデバイスを使用する場合、フィルタ部分を病変部末梢まで挿入しフィルタを拡張する際に、フィルタが過度に拡張されて血管に損傷を与えることがある。また、一時閉塞用バルーンカテーテルの場合、病変部末梢にてバルーンを拡張し、その拡張を維持したまま、一時閉塞用バルーンカテーテルのシャフトに沿って他のカテーテルの挿入及び抜去を行う必要がある。そのため、一時閉塞用バルーンカテーテルにおいては、手元側にカテーテルの内腔をシールするためのバルブ機構を有するものがある。このバルブ機構は本発明での稼動部分を有しており、アダプタを取り付けて操作することが多いが、一般的に一時閉塞用バルーンカテーテルのシャフトは非常に細いため、アダプタから無理な力がかかった場合容易に破壊してしまうという問題がある。
特許文献1では、単一の膨張バルーンを利用して血流を閉塞するカテーテル及び膨張バルーンを膨張または収縮するためのアダプタが開示されている。本先行技術におけるアダプタはカテーテル近位端部分に着脱自在であることしか記載されておらず、本先行技術における伸長部材(本発明での稼動部分)を操作する機能もアダプタには備えつけられていない。このような場合、術者に手によって直接伸長部材が操作されるものと思われるが、細いシャフトを直接手で操作するのはかなりの困難を伴う。伸長部材とカテーテル本体との適合及び流体シールはねじ切り加工又は摩擦により行われているが、ねじ切り加工の場合、実際の臨床現場において、細いシャフトに細い伸長部材をねじにより挿入することは非常に操作しにくく、スムーズな手技が行えないという問題点がある。また摩擦による適合の場合、流体シールの能力を発揮するためには非常に精密な公差を持って製造しなければならないという問題があるのと同時に、流体シールの能力を発揮するために摩擦抵抗が非常に大きく、伸長部材を操作する際に細い伸長部材やカテーテルシャフトを破壊するといった問題があった。
特許文献2では、ロープロファイルのバルブを有したカテーテル及びそのバルブを操作するためのインフレーションアダプタが開示されている。本先行技術におけるアダプタは、第1の部分及び第2の部分を有するハウジングからなり、そのハウジング内にカテーテルを固定し、第1の部分及び第2の部分を合わせてロック・クリップでハウジングを固定するという形状であり、1つの操作で簡便にカテーテルを固定することができず、実際の臨床現場においてスムーズな手技が行えないという問題がある。また、接続したカテーテルに流体を注入するためには外部加圧流体原(本発明におけるインフレーション機構)を取り付ける必要があり、臨床現場において手技台に広く場所を取る必要が生じていた。本先行技術のアダプタは、アクチュエータ(本発明における操作部分)の操作量の増加に伴ってバルブの移動距離が増加するように構成されており、さらにカテーテルを固定するパネルとカテーテルの間の摩擦力を最大にするように構成されているため、バルブのセッティングがずれていた場合などに、バルブがそれ以上移動しない位置にきても過剰な力でバルブを操作し、カテーテルを破壊してしまうといった問題があった。同様の問題からバルブが突き当て構造により構成されるような場合には、バルブの移動距離が小さいと流体をシールすることができず、バルブの移動距離が大きいとカテーテルを破壊してしまうこととなる。
特許文献3では、塞栓抑制に用いられる拡張可能部材を組み込んだ閉塞デバイス及び拡張可能部材を操作するアダプタが開示されている。本先行技術におけるアダプタは、閉塞デバイスの近位側に取り付けられ、引張ワイヤ(本発明における稼動部分)と外側シャフト部材の相対位置を調節することができる。しかし、2つの半体をクラムシェル様に接合し、ラッチで固定する形状であり、特許文献2のアダプタと同様に1つの操作で簡便にカテーテルを固定できないという問題がある。また、引張ワイヤの長手方向位置を目視で確認しつつ、慎重に拡張可能部材の展開の程度を調節しなければならず、実際の臨床現場におけるスムーズな手技が行えないという問題がある。さらに、拡張可能部材が術者の操作ミス等により過度に拡張されたときの制御機構を備えておらず、血管を損傷するといった問題もある。
特開2002−126093号公報 特表2001−523535号公報 特表2004−510524号公報
これらの状況を鑑み、本発明が解決しようとするところは、医療用具を簡便且つ確実に固定でき、医療用具の破壊や血管の損傷を引き起こさず、術者の技能や操作ミス等によらない安定した操作が可能となるアダプタを提供する点にある。
本発明は、遠位端及び近位端を有し、近位側部分に移動又は脱着可能な稼動部分を有する医療用具を操作するためのアダプタであって、前記医療用具の近位側部分及び前記稼働部分を挿入する溝、前記溝に挿入した前記医療用具の近位側部分を挟み込む固定部分、前記溝に挿入した前記医療用具の前記稼働部分を挟み込んで固定し、前記稼働部分を移動させる駆動部分、前記駆動部分を操作する操作部分を有しており、前記操作部分を操作したとき、前記稼動部分の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を備えることが好ましい。このような構成によれば、医療用具を簡便且つ確実に固定でき、医療用具の破壊や血管の損傷を引き起こさず、術者の技能や操作ミス等によらない安定した操作が可能となる。また、前記制御機構に弾性体を有することで、容易に制御機構を発現することが可能となる。
また、前記稼動部分近傍から前記医療用具内に流体を注入するためのインフレーション機構を含むことが好ましく、前記操作部分は回転により操作することが好ましい。これらの構成によれば、手技台に広く場所を取る必要もなく、デバイス自体をコンパクトにすることが可能となる。
また、前記駆動部分における前記稼動部分の固定と、前記固定部分における前記医療用具の近位端部分の固定がほとんど同時に行われることにより、術者は一操作でカテーテルと稼動部分を固定でき、臨床現場においてスムーズ且つ確実な操作が可能となる。
また、前記医療用具が遠位端近傍にバルーン、遠位端と近位端の間に前記バルーンを拡張又は収縮させるための流体が移動可能なインフレーションルーメン、近位側部分の側面または近位端に前記流体が通るポート部、前記稼動部分の移動又は脱着により前記流体を制御するバルブ部、を有するバルーンカテーテルであることが好ましい。さらに、前記固定部分における前記医療用具の近位側部分の固定により、前記医療用具のポート部をシールし、密封することがより好ましい。これらの構成によれば、バルーンカテーテルの臨床現場におけるスムーズ且つ確実な操作が可能となる。
また、前記医療用具が遠位端及び近位端を有する管状体からなるカテーテルであり、前記遠位端近傍に前記管状体と相対的に駆動して機能を発現する機能部分を有しており、前記稼動部分の遠位側が前記機能部分に接続されており、前記稼動部分の近位側における操作によって前記機能部分が駆動することが好ましく、前記機能部分における機能が、拡張可能部材における生体管腔を拡張又は閉塞することであることがより好ましい。
以上の如く、本発明のアダプタは医療用具を挿入する溝及び固定部分、稼動部分の軸方向に一定以上の荷重が生じない制御機構を備えることにより、医療用具を簡便且つ確実に固定でき、医療用具の破壊や血管の損傷を引き起こさず、術者の技能や操作ミス等によらない安定した操作が可能となるアダプタを提供することが可能となる。
以下に本発明に係るアダプタ及び医療用具について説明する。本発明は、遠位端及び近位端を有し、近位側部分に移動又は脱着可能な稼動部分を有する医療用具を操作するためのアダプタであって、前記医療用具の近位側部分及び前記稼働部分を挿入する溝、前記溝に挿入した前記医療用具の近位側部分を挟み込む固定部分、前記溝に挿入した前記医療用具の前記稼働部分を挟み込んで固定し、前記稼働部分を移動させる駆動部分、前記駆動部分を操作する操作部分を有しており、前記操作部分を操作したとき、前記稼動部分の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を備えるアダプタを提供する。これらの構成によれば、医療用具を簡便に固定でき、医療用具の破壊や血管の損傷を引き起こさず、術者の技能や操作ミス等によらない安定した操作が可能となる。本発明は遠位端及び近位端を有し、近位側部分に移動又は脱着可能な稼動部分の有する医療用具を操作するためのアダプタに関わり、医療用具としては例えば診断カテーテル、PTCAカテーテル、フィルタ付ガイドワイヤー、一時閉塞用バルーンカテーテル、薬剤注入用カテーテル等があるが、それらの構造については一切限定されない。
本発明に係るアダプタの一実施様態の平面図を図1に、側面図を図2に示す。図1及び図2に示される本発明に係るアダプタ101、201は、医療用具を挿入する溝102、202及び固定部分103、駆動部分104、固定用ノブ105、突き当て部分106を有している。ここで医療用具の一実施様態として用いる一時閉塞用バルーンカテーテルを図3に示す。図3(a)は一時閉塞用バルーンカテーテルの外観図であり、図3(b)は一時閉塞用バルーンカテーテルの内面図である。一時閉塞用バルーンカテーテル301は遠位端と近位端を有する管状体302、遠位端近傍にバルーン303、遠位端と近位端の間にバルーン303を拡張又は収縮するための流体が移動可能なインフレーションルーメン304、近位側部分の側面に流体が通るポート部305、管状体302と相対的に移動可能な稼動部分306、稼動部分306の移動により流体を制御するバルブ部307を有している。カテーテル301を患者体内に導入し、病変末梢へバルーン303がくるようにカテーテルを配置した後、アダプタ101の溝102にカテーテル301の近位側部分を挿入し、固定用ノブ105を回転させることによってカテーテル301をアダプタ101に固定することができる。このとき、溝102に落とし込んでカテーテル301の周方向位置を決定してカテーテル301を固定する方法が好ましく、突き当て部分106にカテーテル301の近位端を突き当ててカテーテル301の軸方向位置を決定するのが好ましい。溝102の底までカテーテル301を落とし込むことで、簡便且つ確実にカテーテル301の周方向位置を決定することが可能であり、カテーテル301の近位端を突き当てることで、マーカー等を必要とせずに、簡便且つ確実にカテーテル301の軸方向位置を決定することが可能となる。例えば、アダプタに位置決め用の横穴を設けて、その横穴にカテーテルを通して周方向の位置決めをする場合、細いカテーテルの近位端から横穴に通す必要がある。実際の臨床現場は暗く、さらに横穴にカテーテルを通すためには横から横穴の位置を確認して通す必要があり、非常に手間がかかる。また、横穴にカテーテルを通す際にカテーテルをキンクさせてしまう可能性もある。本発明に係るアダプタ101ように、溝102にカテーテル301を落とし込む構造によりカテーテル301の周方向における位置決めをする場合、術者はカテーテル301を上からアダプタ101に落とし込めばよく、暗い臨床現場でも確実に位置決めすることが可能であり、キンク等によるカテーテル301の破壊の可能性も少ない。また、カテーテル上のマーカーをアダプタの指定の位置に配置することによるカテーテルの軸方向への位置決めをする場合、実際の暗い臨床現場では非常に困難を伴うが、本発明に係るアダプタ101のように、カテーテル301の近位端を突き当てる構造によるカテーテル301の軸方向への位置決めをすることにより、暗い臨床現場でも確実に且つ容易に位置決めすることが可能となる。さらに、固定用ノブ105を回転させてカテーテル301を固定する際に、駆動部分104におけるカテーテル301の稼動部分306の固定と、固定部分103におけるカテーテル301の近位側部分の固定がほとんど同時に行われることが好ましく、そのためには固定用ノブ105の回転による操作が、駆動部分104と固定部分103の両方に連通していることが好ましい。このことにより、術者は一操作でカテーテル301と稼動部分306を固定でき、臨床現場においてスムーズ且つ確実な操作が可能となる。
図1に示した実施様態のアダプタの内面図を図4に示す。図4(a)はカテーテルを固定する前のアダプタ401の図であり、図4(b)はカテーテルを固定し、バルーンを拡張して、カテーテルのバルブ部を閉状態にしたアダプタ401の図である。図3に示すカテーテル301の近位側を溝402に挿入し、突き当て部分406にカテーテル301近位端を突き当てると、カテーテル301のポート部305がアダプタ401の密封部分407に配置される。その後、固定用ノブ105を回転させてカテーテル301の近位側及び稼動部分306をアダプタ401に固定すると同時に、アダプタ401の密封部分407がカテーテル301のポート部305を挟み込み、ポート部305周辺を確実に密封する。このことにより、その後図4(b)のようにインフレーション用ノブ408を回転させ流体をバルーン303へ注入し、バルーン303を拡張することができる。インフレーション用ノブ408はバルーン303への注入量を微細にコントロールすることが可能であることが好ましい。一時閉塞用バルーンカテーテル301のような場合、注入量による最適なバルーン径のコントロールが必要になるため、5μL以下の精度でコントロールできることが好ましい。また、アダプタ401が注入量目盛を有することで、術者は用意に注入量をコントロールすることが可能となる。このようにアダプタ401がインフレーション機構を有することによって、手技台に広く場所を取る必要もなく、デバイス自体をコンパクトにすることが可能となる。カテーテル301のポート部305周辺を確実に密封するために、アダプタ401の密封部分407はシリコンゴムまたはブタジエンゴムからなることが好ましい。また、カテーテル301の近位側及び稼動部分306をアダプタ401に固定すると同時に、密封部分407がカテーテル301のポート部305を挟み込み、ポート部305周辺を確実に密封することにより、臨床現場においてスムーズ且つ確実な操作が可能となる。
図1に示した実施様態のアダプタの固定部分及び駆動部分の拡大図を図5に示す。図5(a)はカテーテルを固定する前の状態であり、図5(b)は後述するカテーテルのバルブ部を閉状態にする操作を実施した後の固定部分と駆動部分の状態である。上記のカテーテル固定操作及びバルーン拡張操作後、アダプタの操作部分409を回転させることにより、軸501を介して駆動部分504がカテーテル301の遠位側へ移動する。カテーテル301の稼動部分306は駆動部分504により固定されているため、駆動部分504の移動に伴って稼動部分306も遠位側へ移動し、この稼動部分306の遠位側への移動によりカテーテル301の近位側に存在するバルブ部を閉状態とすることが可能となる。なお、駆動部分504の密着部分(駆動部分504の稼動部分306と接する部分)508は高分子材料でできていることが好ましく、高分子材料はポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリオレフィン、テフロン(登録商標)、シリコンゴム、ブタジエンゴム、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマーまたはポリウレタン系エラストマーまたはその複合体からなってもよい。駆動部分504による稼動部分306の適切な固定を行うためにはポリアミド系エラストマーからなることが好ましい。操作部分409で行われた操作を伝えるための軸と駆動部分504は、弾性体によって連結されていることが好ましく、その弾性体がバネであることがより好ましい。軸501と駆動部分504が軸501の移動方向にバネ505及びバネ506で連結されていることにより、操作部分409の操作による軸501の移動方向の荷重をバネ505及びバネ506が吸収し、駆動部分504を通じて稼動部分306に軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を有することが可能となる。稼動部分306の軸方向に対して生じる荷重はバネ定数により容易に決定することができ、使用する医療用具に合わせて最適なバネを選択することが可能である。バネ505及びバネ506は軸501及び駆動部分504と接合されていてもされていなくてもよい。接合される場合は、当業者に周知の方法で接合される。また、バネ505及びバネ506を2つ有することにより、稼動部分306を遠位側へ移動させる際はバネ505によって、近位側へ移動させる場合はバネ506によって軸501の移動方向の荷重を吸収することができる。遠位側へ移動させる場合と近位側へ移動させる場合のそれぞれにおいてバネ定数の異なるバネを使用することにより、稼動部分306に生じる軸方向の荷重を遠位側移動時と近位側移動時で調節することが可能となる。図3に示すカテーテル301のバルブ部307は稼動部分306の遠位側を管状体302内部のシール部308に押し当てることで閉状態となるが、稼動部分306の移動距離が大きすぎる場合、シール部308又は稼動部分306を破壊する可能性がある。しかし、上記のような制御機構を有することにより、稼動部分306の移動距離が大きすぎる場合でも、一定以上の荷重は生じないため、シール部308や稼動部分306の破壊が生じることはない。さらに、操作部分を操作する力によらず、稼動部分306の遠位側をシール部308に押し当てる軸方向の荷重を一定とすることが可能となるため、術者の扱いによらずバルブ部307が閉状態における確実なシールが可能となる。この実施様態におけるアダプタ101の固定用ノブ105、インフレーション用ノブ408、操作部分409のように、カテーテル301の固定、インフレーション、操作部分409の操作は回転により操作されることが好ましい。このことにより、それぞれの操作する部分がアダプタ内の小さい部分に収納することができ、手技台に広く場所を取る必要もなく、デバイス自体をコンパクトにすることが可能となる。
本発明に係るアダプタの固定部分及び駆動部分の別の一実施様態を図6に示す。図6(a)はカテーテルを固定する前の状態であり、図6(b)は後述するカテーテルのバルブ部を閉状態にする操作を実施した後の固定部分と駆動部分の状態である。また、医療用具の別の一実施様態としての一時閉塞用バルーンカテーテルを図7に示す。この実施様態における一時閉塞用バルーンカテーテル701は、遠位端と近位端を有する管状体702、遠位端近傍にバルーン703、遠位端と近位端の間にバルーン703を拡張又は収縮するための流体が移動可能なインフレーションルーメン704、近位端に流体が通るポート部705、管状体702より脱着可能な稼動部分706、稼動部分706の移動により流体を制御するバルブ部707を有している。図7(a)はこの実施様態のバルブ部707が閉状態である外観図であり、図7(b)はバルブ部707が開状態である内面図である。このカテーテル701を患者体内に導入し、病変末梢へバルーン703がくるようにカテーテル701を配置した後、カテーテル701の近位側を溝602に挿入し、カテーテル701の周方向へ軸601を移動させてカテーテル701を固定する。このとき、駆動部分604におけるカテーテル701の稼動部分706の固定は、軸601と駆動部分604の間に存在するバネ605を介して行われることが好ましい。このことにより、駆動部分604におけるカテーテル701の周方向への荷重をバネ605が吸収し、カテーテル701を固定する荷重を一定とすることができる。その後、駆動部分604を移動させてカテーテル701の稼動部分706を遠位側に移動させて、カテーテル701のバルブ部707を閉状態とする。稼動部分706を固定する荷重を一定とすることで、駆動部分604を通じて稼動部分706の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を有することが可能となる。駆動部分604の軸方向に対する荷重を駆動部分604の密着部分(駆動部分の稼動部分と接する部分)607と稼動部分706との間で滑りにより吸収し、稼動部分706の軸方向に対して一定以上の荷重が生じないことが可能となる。稼動部分706を固定する荷重は密着部分607と稼動部分706との間の摩擦力により決定されるため、バネ605のバネ定数と密着部分607の材質を使用する医療用具に合わせて選択することで、稼動部分706を固定する最適な荷重を実現することが可能となる。
本発明に係るアダプタを使用する医療用具の別の一実施様態としての閉塞用フィルタ付ガイドワイヤーを図8に示す。この実施様態におけるフィルタ付ガイドワイヤー801は、遠位端と近位端を有する管状体802、遠位端近傍に拡張可能部材であるフィルタ部分803、管状体802と相対的に移動可能な稼動部分804を有しており、稼動部分804の遠位側がフィルタ部分803に接続されている。そのため、稼動部分804を操作することにより、フィルタ部分803の展開、収縮が行われる構造となっており、病変部位末梢において生体管腔を閉塞することができる。図8(a)はこの実施様態のフィルタ部分803が収縮状態である外観図であり、図8(b)はフィルタ部分803が展開状態である内面図である。アダプタは図1及び図4aから図6に示した実施様態のものと同様とする。フィルタ付ガイドワイヤー801を患者体内に導入し、病変末梢へフィルタ部分803を配置した後、アダプタ101の溝にフィルタ付ガイドワイヤー801の近位側部分を挿入し、固定用ノブ105を回転させることによってフィルタ付ガイドワイヤー801の近位側及び稼動部分804を固定する。操作部分409を操作し、駆動部分404がフィルタ付ガイドワイヤー801の遠位側へと移動することに伴い、フィルタ付ガイドワイヤー801の稼動部分804が遠位側へと移動するため、目的の位置でフィルタ部分803を展開することが可能となる。このとき、上述したように本発明に係るアダプタは、稼動部分804の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を設けているため、フィルタ部分803の過剰な展開を防止し、生体管腔、例えば血管などの損傷を防止することが可能となる。例えば血管内での治療の際、血管内の治療部位末梢においてフィルタ部分803を展開すると、血管内壁による反発を受ける。フィルタ部分803を展開していくに従って血管内壁からの反発力は大きくなり、この反発力がフィルタ付ガイドワイヤー801の稼動部分804に軸方向の荷重として伝わり、一定の荷重が生じた時点で自動的にフィルタの展開が停止される。アダプタの制御機構の荷重を適切に設定することにより、術者は微妙な調整を必要とすることなく、フィルタ部分803を適切な大きさまで展開することができ、臨床現場におけるスムーズ且つ確実な治療を実施することが可能となる。
本発明に係るアダプタを使用する医療用具の別の一実施様態として、体内の所望の治療部位付近における管腔に薬剤等を注入するための薬剤注入カテーテルが挙げられる。この実施様態におけるカテーテルは、遠位端と近位端を有する管状体、遠位端近傍に薬剤を放出する複数の穴、近位端近傍に薬剤注入ポート部、管状体と相対的に移動可能な稼動部分を有している。カテーテルを体内管腔の治療部位まで挿入した後、カテーテル近位側をアダプタに接続し、薬剤注入ポートから薬液を注入することが可能である。その後、操作部分を操作し、稼動部分を遠位側に移動させることにより、薬剤注入を迅速に停止することができる。上述したように本発明に係るアダプタは、カテーテルを簡便且つ確実に固定することができ、インフレーション機構を利用して薬剤注入量を微細にコントロールすることができるため、治療部位に対する迅速で適切な量の薬剤注入を実施することが可能となる。
本発明に係るアダプタを使用する医療用具のさらに別の一実施様態として、カテーテル先端から針や細径管等を突出させる機能を有し、体内の所望の治療部位における体内組織に薬剤を注入するような局所薬剤注入カテーテルが挙げられる。この実施様態におけるカテーテルは、遠位端と近位端を有する管状体、遠位端近傍に薬剤を注入するための針または細径管、近位端近傍に薬剤注入ポート部、管状体と相対的に移動可能な稼動部分を有しており、稼動部分の遠位側が針または細径管に接続されている。そのため、稼動部分を操作することにより、カテーテル先端の針または細径管を突出する構造となっており、病変部位において生体管腔に針または細径管を挿入することができる。カテーテル近位端をアダプタに固定し、操作部分を操作することで稼動部分をカテーテル遠位側に移動させ、カテーテル先端から針や細径管等を突出させる。その後、インフレーション機構を利用して針や細径管等の先端から体内の局所部位へ薬剤を注入する。このように、本発明に係るアダプタを利用することにより、カテーテル先端から針や細径管等を突出させる機能の発現と、体内の局所部位へ対する薬剤注入という一連の動作を、迅速且つ確実に実施することが可能となる。また、上述したように本発明に係るアダプタは、稼動部分の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を設けているため、針や細径管等の生体管腔内壁への過度の進入を防止し、生体管腔の損傷を防止することが可能となる。本発明に係るアダプタは上述した例の他にも種々の医療用具に使用可能である。なお、本発明に係るアダプタを使用する医療用具の実施様態の例として示した一時閉塞用バルーンカテーテル及びフィルタ付ガイドワイヤーについて、これらの有する管状体はポリイミド、ステンレス鋼、Ni−Ti、Co−Crまたはこれらの複合体から形成されることができる。
以下に本発明における、図5の実施様態を含むアダプタ及び図7の実施様態に示す一時閉塞用バルーンカテーテルについて、実施例と比較例について詳説するが、以下の実施例は本発明を何ら限定するものではない。
実際の臨床現場で使用される一時閉塞用バルーンカテーテルは1800mm以上の長さを有するが、バルブ部及びバルーン部の評価であるため全長は100mm程度の評価用バルーンカテーテルとした。
(実施例1)
(評価用バルーンカテーテルの作製)
管状体として、外径が0.33mm、内径が0.25mmであるステンレススチール(SUS316L)からなる金属チューブを使用した。全長が100mmである金属チューブを使用し、片端を近位端、もう一方の片端を遠位端とした。外径が0.80mm、内径が0.38mm、長さが30mmのチューブ(アトケミ社製ポリアミドエラストマーPebax7233)を、遠位端にヒートシールを施して封をして、その遠位端付近に剃刀を用いて長径が1.5mm、短径が0.5mm程度の横穴を開けてスリーブとして使用した。スリーブの近位端側を管状体の遠位端側に5mm被せ、2液ウレタン接着剤を用いて接着した。外径が1.20mm、内径が1.00mm、長さが15mmのチューブ(Thermedics社製熱可塑性ポリウレタンTecothaneTT―1085A)をバルーンとして使用し、スリーブの横穴にバルーンの中心がくるように被せ、両側5mmずつそれぞれ2液ウレタン接着剤を用いて接着した。稼動部分は図7の706に示す形状とし、稼動部分の遠位側部分における外径が0.10mm、長さが20mm、稼動部分の近位側部分における外径が0.30mm、長さが30mm、中間のテーパー部分の長さが20mmであるステンレススチール(SUS304)からなるテーパーワイヤーを使用し、本実施例の評価用バルーンカテーテルを20個作製した。2液ウレタン接着剤は日本ポリウレタン工業のニッポラン4235、コロネート4403を用い、2:1の比で混合して接着剤とした。
(評価用アダプタの作製)
アダプタの土台としてポリカーボネート製の板を使用し、その上に図5に示す軸501、溝502、固定部分503、駆動部分504、バネ505及び506、密封部分507、密着部分508を含むアダプタの中心部を接合し、評価用アダプタを作製した。駆動部分の軸方向移動距離は6mmとした。密着部分はアトケミ社のポリアミドエラストマーPebax4033のシートを使用した。密封部分に通じる流体注入孔に、外径5mm、内径3mmのシリコンチューブを差込み、その反対の末端にバルーン拡張用の1mLシリンジを接続した。バネはバネ定数1N/mmのものを使用した。
(比較例1)
実施例1と同様に評価用バルーンカテーテルを20個作製した。評価用アダプタはバネ505及び506を取り除き、軸と駆動部分を直接ボルトで接合した以外は実施例1と同様とした。
(評価)
評価用アダプタの溝に評価用バルーンカテーテルの近位側を挿入し、ポート部が密封部分内にくるように配置した。稼動部分はポート部に突き当たるまで差し込んだ位置から、3mm抜いた状態とした。この状態でカテーテルを固定し、バルーン拡張用シリンジから水を0.15mL注入してバルーンを拡張した。軸を手で操作して軸方向へ駆動部分が動かなくなるまで移動させた。カテーテルをアダプタから取りはずし、3分後のバルーンの状態を評価した。その後カテーテルを再びアダプタに固定し、軸を手で操作して駆動部分を反対側へ動かなくなるまで移動させて稼動部分をポート部から抜去した。さらに、同様の操作をもう一度繰り返し、2回目の評価とした。この結果を表1に示す。
Figure 2006034301
表1から明らかなように、実施例1では1回目、2回目ともに全数においてカテーテルをアダプタから取りはずしてから3分後もバルーンの拡張は維持されており、その後稼動部分をポート部から抜去できないカテーテルは1本も発生しなかった。これに対して比較例1では1回目の評価で、カテーテルをアダプタから取りはずしてから3分後にバルーンの拡張が維持されていたカテーテルは11本しかなかった。残りの9本についてはバルブ部が破壊されて、バルーンの拡張を維持することができなかった。さらに、バルブ部が破壊された9本と、拡張が維持された11本のうちの3本、合計12本は稼動部分をポート部から抜去することができなかった。バルブ部が破壊されたサンプルについては、管状体と稼動部分ともにキンクしてしまい、抜去することができなかった。残りの3本については、稼動部分がポート部に押し付けられる軸方向の荷重が強すぎて、稼動部分がポート部に嵌まり込んでしまい、抜去することができなかった。また、残りの8本については、バルブ部を破壊しないように駆動部分の軸方向移動距離は3mmとして、2回目の評価を行った。その結果は表1から明らかなように、バルーンの拡張が維持されたカテーテルは3本のみであり、残りの5本は稼動部分の差込不足によりバルーンが徐々に収縮した。
本発明に係るアダプタの一実施様態の概略図である。 本発明に係るアダプタの一実施様態の側面の概略図である。 本発明に係るアダプタを使用する医療用具の一実施様態の概略図(a)、(b)である。 本発明に係るアダプタの別の一実施様態の概略図(a)、(b)である。 本発明に係るアダプタの一実施様態の中心部概略図(a)、(b)である。 本発明に係るアダプタの別の一実施様態の中心部概略図(a)、(b)である。 本発明に係るアダプタを使用する医療用具の別の一実施様態の概略図(a)、(b)である。 本発明に係るアダプタを使用する医療用具の別の一実施様態の概略図(a)、(b)である。
符号の説明
101 アダプタ
102 溝
103 固定部分
104 駆動部分
105 固定用ノブ
106 突き当て部
201 アダプタ
202 溝
301 一時閉塞用バルーンカテーテル
302 管状体
303 バルーン
304 インフレーションルーメン
305 ポート部
306 稼動部分
307 バルブ部
308 シール部
401 アダプタ
402 溝
403 固定部分
404 駆動部分
406 突き当て部
407 密封部分
408 インフレーション用ノブ
409 操作部分
501 アダプタ
502 溝
503 固定部分
504 駆動部分
505 バネ
506 バネ
507 密封部分
508 密着部分
510 流体注入孔
601 アダプタ
602 溝
603 固定部分
604 駆動部分
605 バネ
608 密着部分
701 一時閉塞用バルーンカテーテル
702 管状体
703 バルーン
704 インフレーションルーメン
705 ポート部
706 稼動部分
707 バルブ部
801 フィルタ付ガイドワイヤー
802 管状体
803 フィルタ部分
804 稼動部分

Claims (9)

  1. 遠位端及び近位端を有し、近位側部分に移動又は脱着可能な稼動部分を有する医療用具を操作するためのアダプタであって、前記医療用具の近位側部分及び前記稼働部分を挿入する溝、前記溝に挿入した前記医療用具の近位側部分を挟み込む固定部分、前記溝に挿入した前記医療用具の前記稼働部分を挟み込んで固定し、前記稼働部分を移動させる駆動部分、前記駆動部分を操作する操作部分を有しており、前記操作部分を操作したとき、前記稼動部分の軸方向に対して一定以上の荷重が生じない制御機構を備えることを特徴とするアダプタ。
  2. 前記制御機構に弾性体を有することを特徴とする請求項1記載のアダプタ。
  3. 前記稼動部分近傍から前記医療用具内に流体を注入するためのインフレーション機構を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のアダプタ。
  4. 前記操作部分が回転により操作することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のアダプタ。
  5. 前記駆動部分における前記稼動部分の固定と、前記固定部分における前記医療用具の近位端部分の固定がほとんど同時に行われることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のアダプタ。
  6. 前記医療用具が遠位端近傍にバルーン、遠位端と近位端の間に前記バルーンを拡張又は収縮させるための流体が移動可能なインフレーションルーメン、近位側部分の側面または近位端に前記流体が通るポート部、前記稼動部分の移動又は脱着により前記流体を制御するバルブ部、を有するバルーンカテーテルであることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のアダプタ。
  7. 前記固定部分における前記医療用具の近位側部分の固定により、前記医療用具のポート部をシールし、密封することを特徴とする請求項6記載のアダプタ。
  8. 前記医療用具が遠位端及び近位端を有する管状体からなるカテーテルであり、前記遠位端近傍に前記管状体と相対的に駆動して機能を発現する機能部分を有しており、前記稼動部分の遠位側が前記機能部分に接続されており、前記稼動部分の近位側における操作によって前記機能部分が駆動することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のアダプタ。
  9. 前記機能部分における機能が、拡張可能部材における生体管腔を拡張又は閉塞することであることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載のアダプタ。
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