JP2006033991A - パルス幅変調方式によるモータ駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、三角波から外れる電圧指令の電圧レベルをシフトすることにより、高効率のモータ駆動を行うことを目的とする。
【解決手段】本発明によるパルス幅変調方式によるモータ駆動方法は、三相の電圧指令(30,31,32)の中の何れかの電圧レベルが三角波(20)から外れた場合、前記電圧レベルを前記三角波から外れないようにシフトさせる方法である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるパルス幅変調方式によるモータ駆動方法は、三相の電圧指令(30,31,32)の中の何れかの電圧レベルが三角波(20)から外れた場合、前記電圧レベルを前記三角波から外れないようにシフトさせる方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、パルス幅変調方式によるモータ駆動方法に関し、特に、三角波から各相電圧指令の電圧レベルが外れた場合、外れないように電圧レベルをシフトさせ、常に三角波との比較を可能とし、三相とも常に比較できる範囲に移動させ、効率的な運転を行うための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種の三相三角波比較パルス幅変調(PWM)方式によるモータ駆動方法としては、特許文献1にも開示されているように、図2及び図3で示される構成が採用されていた。
図2において、U,V,Wの三相の駆動コイル1、2、3に流れる電流を正弦波状に制御する必要があり、そのために各駆動コイル1、2、3に一対設けられた合計6個のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのオン・オフを制御してU,V,W相の各駆動コイルに適切な電圧を印加しなければならない。そのため、従来は、図3で示すパルス幅変調方式(以下、PWM方式と云う)によるパルス信号を用いた駆動方式を採用していた。
図2において、U,V,Wの三相の駆動コイル1、2、3に流れる電流を正弦波状に制御する必要があり、そのために各駆動コイル1、2、3に一対設けられた合計6個のトランジスタUH,UL,VH,VL,WH,WLのオン・オフを制御してU,V,W相の各駆動コイルに適切な電圧を印加しなければならない。そのため、従来は、図3で示すパルス幅変調方式(以下、PWM方式と云う)によるパルス信号を用いた駆動方式を採用していた。
すなわち、前述の方式では各相すなわち各駆動コイル1、2、3のハイアーム側のトランジスタUH,VH,WHとローアーム側のトランジスタUL,VL,WLとは互いにオン・オフが逆となっており、PWM方式の1サイクルのうち、区間Mでは各相ともハイアーム側のトランジスタUH,VH,WHがオンしているので、各U,V,W相の電圧差は零となり、電流が流れることはない。
次に、図3の区間Nでは、U,V相はハイアーム側のトランジスタUH,VHがオンであり、W相はローアーム側のトランジスタWLがオンしているので、U,V相とW相とにVccの電圧差が生じ、U,V相からW相へ電流が流れる。次に、区間Oでは、U相はハイアーム側のトランジスタUHがオン、V,W相はローアーム側のトランジスタVL,WLがオンであるため、U相とV,W相とにVccの電圧差が生じU相からV,W相へ電流が流れる。
次に、区間Pでは、U,V,W相ともローアーム相のトランジスタUL,VL,WLがオンであるため、U,V,W相には電圧差はなく、電流は流れない。
また、PWM方式では、1サイクルの周期Tが短いため、区間MhPの動きにより、U,V,W相には平均してVu,Vv,Vw(0<Vw<Vv<Vu)の電圧が印加された状態と等価になり、U相、V相、W相の各電流iu,iv,iwはその電圧差に対応して流れることになる。この場合には、iu>0,iv=0,iw<0となり、この電圧iu,iv,iwは前述の区間M,Pのように各相U,V,Wの電圧差が零(0)の区間においても、各駆動コイル1、2、3のインダクタンスの働きにより電流は流れ続けようとする。すなわち、区間MではトランジスタUH,WHに並列に設けられたフライホイルダイオードDWHによりUH−U−W−DWHの循環ループにより流れる。また、区間PではトランジスタULのフライホイルダイオードDULによりDUL−U−W−WLの循環ループにより流れ続ける。
前記パルス信号を構成するU相、V相、W相パルス信号10、11、12は、図4に示されるように、周知の三角波発生回路から予め得られた三角波20に対してU相、V相、W相電圧指令30、31、32を比較させて得られ、この各相電圧指令30、31、32が、図2のHiアーム側とLoアーム側の各トランジスタUH,VH,WH,UL,VL,WLのオン/オフを切換えることにより、モータ駆動が行なわれる。
例えば、図5は図4のA点での電流の流れを示しており、U相、V相駆動コイル1、2に電流が流れ、図6は図4のB点での電流の流れを示しており、U相、V相、W相駆動コイル1、2、3に電流が流れている状態を示している。
前述の図4に開示された三角波20に対する各電圧指令30〜31は、その電圧レベルが一定の場合であるが、図7のように、正弦波状に変化する場合も、各電圧指令30〜32の電圧レベルと三角波20との比較が行われる。
従来、用いられていたPWMによるモータ駆動方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、図8で示されるように、三角波20の波高値に対して各相電圧指令30,31,32の中、例えば、U相電圧指令30が三角波20の範囲Aでは、U相電圧指令30の電圧が大きすぎて、三角波20との比較が不能となり、その分、電圧の利用効率も低下し、モータ駆動の効率も低下することになっていた。
すなわち、図8で示されるように、三角波20の波高値に対して各相電圧指令30,31,32の中、例えば、U相電圧指令30が三角波20の範囲Aでは、U相電圧指令30の電圧が大きすぎて、三角波20との比較が不能となり、その分、電圧の利用効率も低下し、モータ駆動の効率も低下することになっていた。
本発明によるパルス幅変調方式によるモータ駆動方法は、三相のU相、V相、及びW相電圧指令を三角波と比較して得られたU相、V相、及びW相パルス信号を用い、三相の各駆動コイルを切換励磁し、モータを前記各パルス信号により駆動するようにしたパルス幅変調方式によるモータ駆動方法において、前記三相のU相、V相、及びW相電圧指令の中の何れかの電圧レベルが前記三角波から外れた場合、前記電圧レベルを前記三角波から外れないようにシフトさせる方法であり、また、前記電圧レベルが前記三角波から外れる場合は、前記電圧レベルが前記三角波以上の場合と、前記電圧レベルが前記三角波以下の場合とした方法である。
本発明によるパルス幅変調方式によるモータ駆動方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、三角波と比較できないような大きい電圧レベルの電圧指令の場合でも、三角波を越える分、下側に又は上側にシフトさせることで正確に比較することができ、電圧の利用効率も向上し、高効率のモータ駆動を行うことができる。
すなわち、三角波と比較できないような大きい電圧レベルの電圧指令の場合でも、三角波を越える分、下側に又は上側にシフトさせることで正確に比較することができ、電圧の利用効率も向上し、高効率のモータ駆動を行うことができる。
本発明は、三角波から各相電圧指令の電圧レベルが外れた場合、外れないように電圧レベルを上下にシフトさせ、常に三角波との比較を可能とし、三相とも常に比較できる範囲に移動させ、効率的な運転を行うことを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるパルス幅変調方式によるモータ駆動方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例で説明した各電圧指令と三角波との比較によるパルス幅変調方式による図2から図7に示す構成及び方法については、本発明に対してもそのまま適用し援用するものとし、図1においても従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
尚、従来例で説明した各電圧指令と三角波との比較によるパルス幅変調方式による図2から図7に示す構成及び方法については、本発明に対してもそのまま適用し援用するものとし、図1においても従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
前述の図2から図7で示されるパルス幅変調方式によるモータ駆動方法において、前述したように、図8に示されるU相電圧指令30が三角波20の上側を越えた電圧レベルであった場合、図1で示されるように、この上側を越えた分A、すなわち、この越えた分Aに相当する三角波20の1山分だけ電圧レベルを下げると、他のV相電圧指令31及びW相電圧指令32も同時に下がり、U,V,W相の三角波20との比較が行われる。
従って、U相電圧指令30の電圧レベルが三角波20の上側を越えたような場合でも、三相の電圧指令30,31,32と三角波20との比較を確実に行い、PWM方式による駆動をスムーズに行うことができる。
また、図1では、U相電圧指令30の電圧レベルが三角波20を越えた場合について述べたが、前述の状態とは逆に、W相電圧指令32が三角波20の下側を越えた場合には、図1とは逆に、三相の電圧指令30、31,32を上側へ上げることによって三角波20との比較を行うことができる。尚、前述の電圧レベルの上下シフトは、図示しない制御部によって行われるように構成されている。
また、図1では、U相電圧指令30の電圧レベルが三角波20を越えた場合について述べたが、前述の状態とは逆に、W相電圧指令32が三角波20の下側を越えた場合には、図1とは逆に、三相の電圧指令30、31,32を上側へ上げることによって三角波20との比較を行うことができる。尚、前述の電圧レベルの上下シフトは、図示しない制御部によって行われるように構成されている。
本発明は、モータのPWM駆動方式に限ることなく、例えば、各種信号波形の処理にも適用可能である。
1、2、3 駆動コイル
10、11、12 U相、V相、W相パルス信号
20 三角波
30、31、32 U相、V相、W相電圧指令
10、11、12 U相、V相、W相パルス信号
20 三角波
30、31、32 U相、V相、W相電圧指令
Claims (2)
- 三相のU相、V相、及びW相電圧指令(30,31,32)を三角波(20)と比較して得られたU相、V相、及びW相パルス信号(10,11,12)を用い、三相の各駆動コイル(1,2,3)を切換励磁し、モータを前記各パルス信号(10,11,12)により駆動するようにしたパルス幅変調方式によるモータ駆動方法において、
前記三相のU相、V相、及びW相電圧指令(30,31,32)の中の何れかの電圧レベルが前記三角波(20)から外れた場合、前記電圧レベルを前記三角波から外れないようにシフトさせることを特徴とするパルス幅変調方式によるモータ駆動方法。 - 前記電圧レベルが前記三角波(20)から外れる場合は、前記電圧レベルが前記三角波(20)以上の場合と、前記電圧レベルが前記三角波(20)以下の場合であることを特徴とする請求項1記載のパルス幅変調方式によるモータ駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004208652A JP2006033991A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | パルス幅変調方式によるモータ駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004208652A JP2006033991A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | パルス幅変調方式によるモータ駆動方法 |
Publications (1)
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JP2006033991A true JP2006033991A (ja) | 2006-02-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004208652A Pending JP2006033991A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | パルス幅変調方式によるモータ駆動方法 |
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2004
- 2004-07-15 JP JP2004208652A patent/JP2006033991A/ja active Pending
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