JP2006033814A - アンテナ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は移動体無線装置などに用いるアンテナに関し、アンテナ素子を低背化して小型のアンテナ及びその製造方法を得ることを目的とする。
【解決手段】導体地板1の上面の第1保持体15aに第1アンテナ素子13、第2保持体15bに第2アンテナ素子23、及び支持体16に無給電アンテナ素子33を、それぞれ対向配置すると共に、第1、第2アンテナ素子13,23と無給電アンテナ素子33の各中間部13b,23b,33bを、略コの字状に複数回折返しして形成してアンテナ3を構成する。
【選択図】図1
【解決手段】導体地板1の上面の第1保持体15aに第1アンテナ素子13、第2保持体15bに第2アンテナ素子23、及び支持体16に無給電アンテナ素子33を、それぞれ対向配置すると共に、第1、第2アンテナ素子13,23と無給電アンテナ素子33の各中間部13b,23b,33bを、略コの字状に複数回折返しして形成してアンテナ3を構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載用などの移動体無線装置に用いられるアンテナ及びその製造方法に関するものである。
近年、車載用などの移動体無線装置のアンテナとして、線状のモノポールアンテナや折返しモノポールアンテナが一般的に用いられている。
このような従来のアンテナについて、図6を用いて説明する。
図6(a)は従来の線状のモノポールアンテナの側面図であり、同図において、91は銅などからなる平板状の導体地板、92は導体地板91の中央に位置し給電点を有する信号源、93は線状又は棒状の銅製のアンテナ素子である。
そして、アンテナ素子93は、導体地板91に対して略垂直方向にhの高さを有しており、一端が信号源92の給電点に接続され、他端が開放されてアンテナ90が構成されている。
また、図6(b)は従来の折返しモノポールアンテナの側面図であり、同図において、103は線状又は棒状のアンテナ素子で、アンテナ素子103は、導体地板91に対して略垂直方向にhの高さを有し、かつ高さhの箇所でコの字状に折返された形状であり、一端は信号源92の給電点に接続され、他端は導体地板91に接続されてアンテナ100が構成されている。
以上の構成において、アンテナ90又は100のアンテナ素子93又は103に信号源92の給電点を介して動作周波数の高周波電流が給電されると、アンテナ素子93又は103が励振されて送信動作すると共に、受信の場合には動作周波数の高周波電磁界によりアンテナ素子93又は103が励振されて受信動作が行われる。
ここで、線状のモノポールアンテナ90において、アンテナ素子93は、一端が信号源92の給電点に接続され、かつ導体地板91に垂直方向の高さhの位置で他端を開放しているため、a−b間の電流i1と、a−b間に相当する同相のイメージ電流i1が導体地板91に流れ、これらの電流により励振されて電波が空中に放射される。
一方、折返しモノポールアンテナ100は、アンテナ素子103がコの字状に折返されて形成されているため、a−b間の電流i1とc−d間の電流i3に加え、a−b間とc−d間に相当する同相のイメージ電流i1,i3が導体地板91に流れ、アンテナのインピーダンスが高くなり帯域を広くすることができる。
しかしながら、線状のモノポールアンテナ90及び折返しモノポールアンテナ100は、いずれのアンテナも1/4波長モードで動作させることから、その機械的高さhは動作周波数の略1/4波長の高さが必要であり、例えば、自動車電話等の0.9GHz帯の場合、約83mmの高さが必要となるものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開昭62−122401号公報
しかしながら、上記従来のアンテナにおいては、アンテナを小型化するためにアンテナ素子の機械的高さhを動作周波数の1/4波長より単に短くして低背化すると、アンテナのインピーダンスが小さくなってインピーダンス整合が得難くなる。
また、上記従来のアンテナを車両内外のリアトレイやダッシュボードに設置する場合、アンテナの電波放射の効率を良好にするには、アンテナ素子93又は103を上方に向けて設置するのが望ましいが、アンテナを上方に向けて設置するとアンテナ素子93又は103が高さ方向に空間を大きく占有するため、車両内外での装着箇所や車体のデザインに制約が生ずるという課題もあった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、アンテナ素子を低背化して小型のアンテナ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のアンテナ及びその製造方法は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、導体地板の上面に略直立し所定の間隙を設けて対向配置された複数の保持体の表裏面のいずれかに第1、第2アンテナ素子をそれぞれ設けると共に、第1アンテナ素子は、一端が給電点に接続され、前記導体地板の上方に延伸した中間部が複数回折返しされ、第2アンテナ素子は、第1アンテナ素子の他端に一端が接続され、他端が前記導体地板に接続されると共に、前記導体地板の上方に延伸した中間部を複数回折返しされてアンテナを構成したものであり、第1、第2アンテナ素子の中間部を複数回折返しして、各アンテナ素子の全長(以後、線路長と記載する)を略5/4波長に形成することによって、各アンテナ素子を、1/4波長モードで動作させることができるため、各アンテナ素子の機械的高さを低背化できて、小型のアンテナを得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、中間部が第1、第2アンテナ素子と同形状の無給電アンテナ素子を有するものであり、この無給電アンテナ素子が第1、第2アンテナ素子と同相に励振されることによって励振が強化されるため、アンテナの帯域を広くできるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、保持体及び支持体を、銅張配線板としたものであり、この銅張配線板の基体によって保持体及び支持体を形成できると共に、各アンテナ素子を銅張配線板の銅箔でパターン形成できるため、安価に、しかも高精度にでき、かつ、必要なアンテナ特性に合わせた形状のアンテナを容易に形成できるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の発明において、保持体及び支持体をシート状の誘電体基板、各アンテナ素子を導体により別途形成し前記誘電体基板と一体化するとしたものであり、保持体及び支持体を銅張配線板とした場合に必要な第1アンテナ素子と第2アンテナ素子を接続する部材が不要にできるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項3記載のアンテナの製造方法であって、各アンテナ素子を銅張配線板の銅箔を同じパターンに形成して製作するとしたものであり、第1、第2及び無給電アンテナ素子を1種類で製造できるという作用を有する。
請求項6に記載の発明は、請求項4記載のアンテナの製造方法であって、各アンテナ素子を導体により別途形成すると共に、各アンテナ素子をシート状の誘電体基板に一体化して製作するとしたものであり、各アンテナ素子を一組のフープ状に連続に製造できるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、アンテナ素子を低背化して小型のアンテナ及びその製造方法を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3及び5記載の発明について説明する。
実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3及び5記載の発明について説明する。
図1は本発明の一実施の形態によるアンテナの斜視図、図2は同側面図、図3は同特性図であり、同図において、1は縦横がそれぞれ動作周波数の1波長以上の寸法の銅材などからなる平板状の導体地板、2は導体地板1の略中央に位置し高周波信号を給電する給電点である。
また、導体地板1の上面には、略直立し所定の間隙d1,d2を設けてエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの銅張配線板からなる第1、第2保持体15a,15bと、支持体16がそれぞれ対向配置されている。
そして、第1保持体15aの表側の銅箔がエッチング方法でパターンニングされ、その右端部の一端13aが給電点2に接続されると共に、上方に延伸した中間部13bが、略コの字状に複数回折返しして形成されて第1アンテナ素子13が設けられている。
また、第1保持体15aの手前側に配置された第2保持体15bの表側の銅箔が同様にパターンニングされ、その上方の一端23cが中継導体4を介して第1アンテナ素子13の他端13cに接続されると共に、中間部23bが第1アンテナ素子13の中間部13bと同様に略コの字状に複数回折返しして形成され、右端部の他端23aが導体地板1に電気的に接続されて第2アンテナ素子23が設けられている。
さらに、第1保持体15aの後側に配置された支持体16の銅箔が同様にパターンニングされ、その右端部の一端33aが導体地板1に接続されると共に、上方に延伸した中間部33bが、略コの字状に複数回折返しして形成され、他端33cが開放された無給電アンテナ素子33を設けている。
つまり、導体地板1上に、第1保持体15a、第2保持体15b、及び支持体16が略垂直に、かつ互いに略平行に形成され、その結果、第1アンテナ素子13、第2アンテナ素子23、及び無給電アンテナ素子33が、それぞれ対向配置されてアンテナ3が構成されている。
なお、図1では、無給電アンテナ素子33が第1アンテナ素子13に対向する形態としたが、無給電アンテナ素子33が第2アンテナ素子23と対向しても良いし、無給電アンテナ素子を2つ設けて、それぞれ第1アンテナ素子13及び第2アンテナ素子23と対向させても良い。
以上の構成において、アンテナ3の送信動作は、導体地板1の中央の給電点2から高周波信号が第1アンテナ素子13と第2アンテナ素子23に給電されると、第1アンテナ素子13と第2アンテナ素子23に流れる高周波電流は同相に励振されると共に、無給電アンテナ素子33も第1、第2アンテナ素子13,23と同相に励振されて、電波が空中に放射され、受信の場合は、上記とは逆の順序で受信動作が行われる。
以上のアンテナ3を、例えば、自動車電話などの0.9GHz帯に用いる場合の具体的な製作方法及び評価方法について説明する。
まず、厚さ35μmの銅箔を有する銅張配線板を、通常のエッチング方法でパターンニングして、その中間部をコの字状に複数回折返しした同一形状で同じ3枚のアンテナ素子を製作する。
ここで、銅張配線板からなる3枚のアンテナ素子を図2に示すが、図2では第1アンテナ素子13のみが図示されており、他の2枚のアンテナ素子も同様な構成である。
上記アンテナ素子13は、右端の第一端部13aが導体地板1を貫通した給電点2にはんだ付けで電気的に接続されると共に、上方に形成された中間部13bは、コの字状に複数回折返して形成され、第二端部13cまでの線路長が1/4波長モードで動作する略5/4波長の長さになるように、高さh、横幅w及び折返し数が設定されている。
本実施の形態では、一例として、中間部の折返し回数11回〜14回、銅箔の幅0.4mm、銅箔間の間隔0.4mmとし、その線路長を0.9GHz帯の略5/4波長とし、その結果高さh=23mmとなるアンテナ素子を3枚作製した。
上記構成の3枚のアンテナ素子を、図1に示すように、手前から第2アンテナ素子23、第1アンテナ素子13、及び無給電アンテナ素子33となるように、導体地板1の上面にそれぞれ対向配置する。
このように形成された各アンテナ素子13,23及び33の励振に寄与する高周波電流を給電するが、図2に示す例は、第2アンテナ素子23と無給電アンテナ素子33の間に配置した第1アンテナ素子13に給電した場合である。
図2に示すように、中間部13bのコの字状に複数回折返しされた部分では、左右間の水平方向に流れる電流は互いに逆方向であるため打消し合い、上方向に形成された直線部の電流i13,i13のみが励振に寄与すると共に、導体地板1にこの電流i13,i13に相当するイメージ電流が同相に流れる。
図3は、上記のように製作したアンテナの評価結果を示すアンテナの帯域特性図であり、同図に示すように、0.9GHz帯の周波数帯域において、各保持体や支持体の間に空隙を設けることで、各アンテナ素子間の平均誘電率及び平均誘電損失を小さくすることができて、各アンテナ素子間が空気層だけの場合と略同等の利得であり、動作に必要なアンテナ利得として−3dBi以上が確保できる。
なお、図3において、合成帯域A0は第1、第2アンテナ素子13,23による帯域A1と無給電アンテナ素子33による帯域A2が合成されたものであり、ここで、図1の寸法d1、つまり第1アンテナ素子13と第2アンテナ素子23の間隔を変えることで帯域A1の周波数帯を変えることができる。
また、寸法d2、つまり第1アンテナ素子13と無給電アンテナ素子33の間隔を変えることで帯域A2の周波数帯を変えることができるため、結果、合成帯域A0の特性を調整することが可能である。
さらに、従来の線状のモノポールアンテナ及び折返しモノポールアンテナは、その高さが83mm必要であるのに対して23mmと、略1/4の高さに低背化できるため、その結果、アンテナ3を車両内外のリアトレイやダッシュボードなどの何れの場所にも設置することができる。
このように本実施の形態によれば、アンテナ素子の中間部をコの字状に複数回折返しして形成することによって、アンテナ素子の機械的高さを低背化できて小型のアンテナを得ることができるものである。
また、無給電アンテナ素子を設けることによって、無給電アンテナ素子も第1、第2アンテナ素子と同相に励振されることにより、励振を強化できるためアンテナの帯域を広くできる。
更に、保持体及び支持体を銅張配線板とすることによって、各アンテナ素子を1種類にできるため、安価に、しかも高精度にできる。
なお、本実施の形態において、各保持体や支持体は、エポキシ樹脂やフェノール樹脂などの銅張配線板として説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば銅箔とAESやASA,PP,PS、及びABS樹脂などとを一体成型して、この銅箔をパターンニングするなどして各アンテナ素子を形成しても良い。
また、エポキシ樹脂などに各アンテナ素子の形状に接着剤を描画し、その上に粉状の銅や銀、またはアルミなどの粉体を散布し、所定の温度で接着固化した後に溶剤で不要な部分の粉体を除去してアンテナ素子を形成する方法でも良い。
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4,6記載の発明について説明する。
実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4,6記載の発明について説明する。
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
図4は本発明の実施の形態2によるアンテナの斜視図、図5は製造工程図であり、同図において、5は積層体で、積層体5はシート状の誘電体基板55に第1アンテナ素子13と中継導体4及び第2アンテナ素子23の連続体がラミネート形成され、中継導体4の箇所でコの字状に折曲げされ第1アンテナ素子13と第2アンテナ素子23の間に空隙を設けている。
また、図示しないが、同様に形成された別の積層体5を、中継導体4の中央部で分断し第1アンテナ素子13又は第2アンテナ素子23のいずれかを無給電アンテナ素子として配置してアンテナ3が構成されている。
以上の構成において、第1アンテナ素子13と第2アンテナ素子23は、誘電体基板55の同一面に配置された状態でコの字状に折曲げされているため、第1アンテナ素子13は図4の手前側に位置し、第2アンテナ素子23は後方側に位置するが、このアンテナ3の動作は上記実施の形態1と同じである。
なお、実際には、後方のアンテナ素子23は前方からは見えないが、図4では、アンテナ素子23の形状を説明するため実線を用いて記載している。
図5に示す積層体5の製造方法は、まず、板状の銅などの金属平板をプレス法やエッチング法などにより加工して、第1アンテナ素子13、第2アンテナ素子23及び中継導体4を、それぞれ連結部51aによりフープ枠51に連結して連続に形成する。
次に、このフープ枠51全体の片面あるいは両面を樹脂製でシート状の誘電体基板55でラミネートした後、誘電体基板55でラミネートされた連結部51aをプレスなどで切断して、誘電体基板55と第1、第2アンテナ素子13,23及び中継導体4とを一体にして積層体5を形成する。
そして、この積層体5を中継導体4の箇所でコの字状に折曲げ加工して、図4に示す導体地板1上に配置することにより、アンテナ3が容易に製作できる。
なお、誘電体基板55の樹脂の種類によっては、積層体5の曲げ加工に際して、樹脂の軟化点付近の温度に加熱してプレスすることが好ましい。
また、誘電体基板55は自己保持性を有することが好ましい。すなわち、適当な厚さ又は幅を有し、図4に示すように、積層体5を加工して垂直に保持したときに、その形状を保持できる性質(自己保持性)を持つことが必要だからである。
上記誘電体基板55に用いることが出来る樹脂としては、PETやポリイミド、PEN,PEI,PVDCなどが挙げられ、さらに、PMMAやPCなどを用いても良い。
また、自己保持性を維持するための誘電体基板55の厚さや幅は樹脂によって異なるが、例えば、PMMA樹脂であれば、厚さ1mmのシートで十分な自己保持性を有する。
このように本実施の形態2によれば、保持体及び支持体をシート状の誘電体基板、各アンテナ素子を導体により別途形成し前記誘電体基板と一体化することによって、誘電体基板55と第1、第2アンテナ素子13,23及び中継導体4を一体にした積層体5を連続して形成することができるものである。
また、実施の形態1の保持体及び支持体を銅張配線板とした場合に必要な第1アンテナ素子と第2アンテナ素子を接続する中継導体4の別部材が不要にできる。
以上の説明では、誘電体基板55上に第1、第2アンテナ素子を設けるものとして説明したがこれに限定されることはなく、例えば、この第1、第2アンテナ素子を一組とし、この一組と無給電アンテナ素子を交互に連続して形成しても良い。
なお、実施の形態において、第1、第2アンテナ素子13,23と無給電アンテナ素子33の各中間部をコの字状に折返しするものとして説明したが、「折返し」の形態はコの字状に限ることはなく、V字状、U字状等に形成しても良い。
これらの形状により、第1、第2アンテナ素子及び無給電アンテナ素子に流れる高周波電流が同相に励振される構成のものであれば、実施の形態1で説明したコの字状の折返しと同様の効果が得られるものである。
さらに、第1、第2アンテナ素子13,23と無給電アンテナ素子33の中間部の折返し形状は、同一形状に限るものではなく、例えば、一方のアンテナ素子の中間部をコの字状とし、他方のアンテナ素子の中間部を略V字状に形成しても、同様の効果が得られる。
本発明によるアンテナは、アンテナ素子の低背化が図れるため、小型のアンテナを得ることができて、車載用などの移動体無線装置等に用いられるアンテナとして特に有用である。
1 導体地板
2 給電点
3 アンテナ
4 中継導体
13 第1アンテナ素子
15a,15b 保持体
16 支持体
23 第2アンテナ素子
33 無給電アンテナ素子
2 給電点
3 アンテナ
4 中継導体
13 第1アンテナ素子
15a,15b 保持体
16 支持体
23 第2アンテナ素子
33 無給電アンテナ素子
Claims (6)
- 導体地板と、この導体地板の上面に略直立し所定の間隙を設けて対向配置された複数の保持体と、この複数の保持体の表裏面のいずれかにそれぞれ配置されたアンテナ素子からなり、
このアンテナ素子が、一端が給電点に接続され、前記導体地板の上方に延伸した中間部が複数回折返しされた第1アンテナ素子と、この第1アンテナ素子の他端に一端が接続され、前記導体地板の上方に延伸した中間部が複数回折返しされ他端が前記導体地板に接続された第2アンテナ素子とから構成されたアンテナ。 - 保持体に所定の間隙を設けて対向配置された支持体の表裏面のいずれかに、一端が導体地板に接続され、中間部が第1、第2アンテナ素子と同形状で、他端が開放された無給電アンテナ素子を設けた請求項1記載のアンテナ。
- 保持体及び支持体が銅張配線板であり、各アンテナ素子が前記銅張配線板の銅箔でパターン形成された請求項2記載のアンテナ。
- 保持体及び支持体がシート状の誘電体基板であり、各アンテナ素子が導体により別途形成され前記誘電体基板と一体化された請求項2記載のアンテナ。
- 保持体及び支持体が銅張配線板であり、この銅張配線板の銅箔をパターンニングして各アンテナ素子が形成され、前記保持体及び支持体が導体地板の上面に略直立し所定の間隙を設けて製作される請求項3記載のアンテナの製造方法。
- 保持体及び支持体がシート状の誘電体基板であり、各アンテナ素子が導体により別途形成されると共に、前記各アンテナ素子をシート状の誘電体基板に一体化して、前記保持体及び支持体が導体地板の上面に略直立し所定の間隙を設けて製作される請求項4記載のアンテナの製造方法。
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JP2010021837A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Yazaki Corp | メアンダラインアンテナ |
-
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