JP2006033150A - ヘッドセット装置 - Google Patents

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Masaki Kuwajima
正樹 桑嶋
Yoichi Furuhashi
陽一 古橋
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Abstract

【課題】 操作時に耳への負担を軽減することができ、例えば複雑な操作も指の動き等により簡単に選択することが可能なヘッドセット装置を提供する。
【解決手段】 少なくともスピーカ、マイクロホン及び耳掛け部を備えるヘッドセット本体と、ヘッドセット本体2に設けられる操作部3とを有するヘッドセット装置である。操作部3は、タッチパネル式の操作部とされている。タッチパネル式の操作部においては、指が触れている時間、回数、動き、またはこれらの組み合わせにより操作機能が選択される。操作部は、ジョグダイアル5、あるいはジョイスティック6であってもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耳に装着して無線通話等を行うヘッドセット装置に関するものであり、特に、操作部の改良に関する。
例えば、携帯電話機の使い勝手をさらに改善するという目的で、いわゆるハンズフリータイプの携帯電話機の実現が望まれている。そして、このハンズフリーでの通話を可能とする装置として、スピーカやマイクを内蔵し、耳に装着して使用する、いわゆるヘッドセット装置が知られている。
従来、ヘッドセット装置の形態としては、いわゆるヘッドホンスタイルのものが多用されており、いずれか一方の耳当てからマイクが口元まで延長された形態のものが一般的であるが、さらには、無線通信のためのマイクロホンやスピーカ、回路基板、充電池等を全てカバーにて密閉されたケース部材内に収容し、より一層の小型化を図ったもの等も開発されている。このようなヘッドセット装置では、指向性の高いマイクロホンを使用することで、マイクを口元まで延長する必要をなくし、使用感の一層の向上が図られている。
ところで、このようなヘッドセット装置においては、種々の操作を行うための操作ボタンが必要である。電子機器の操作ボタンは、押しボタン式のものが広く用いられており(例えば、特許文献1等を参照)、ヘッドセット装置においても、これを流用するのが簡単である。図7は、従来のヘッドセット装置の一例を示すものであり、ヘッドセット本体101の表面にセンターボタン102や矢印状の上下ボタン103,104等、押しボタン式の操作ボタンが設けられている。
特開2000−251575号公報
しかしながら、押しボタン式の操作ボタンをヘッドセット装置に組み込む場合、耳に向かって押し込む形になり、操作感が悪いという問題がある。通常、押しボタン式の操作ボタンは、スイッチ素子が設けられたプリント基板の主面に対して垂直方向に押し込むように設けられる。ヘッドセット装置においても同様に配置すると、押圧力が耳に直接伝わり、不快である。
また、ヘッドセット装置装着時には、手探りで操作ボタンを探す必要があるが、複数の操作ボタンを選択して機能を選択する場合、操作ボタンの位置がわかり難く、操作性が悪いという問題もある。さらに、操作ミスも起こし易い。
そこで本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、操作性や操作感に優れたヘッドセット装置を提供することを目的とする。すなわち、本発明は、操作時に耳への負担を軽減することができ、例えば複雑な操作も指の動き等により簡単に選択することが可能なヘッドセット装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るヘッドセット装置は、少なくともスピーカ、マイクロホン及び耳掛け部を備えるヘッドセット本体と、当該ヘッドセット本体に設けられる操作部とを有し、前記操作部は、タッチパネル式、ジョグダイアル式、あるいはジョイスティック式の操作部であることを特徴とする。
本発明のヘッドセット装置では、各種入力操作を行う操作部がタッチパネル式、ジョグダイアル式、あるいはジョイスティック式のいずれかとされ、1つのタッチパネル、ジョグダイアル、ジョイスティックの操作によって多様な入力が実現される。例えば、タッチパネル式の操作部の場合、指が触れている時間、回数、動き、またはこれらの組み合わせにより操作機能を選択することができ、複数の操作ボタンの中から所定の操作機能を有する操作ボタンを探し出す必要がない。したがって、手探りで操作ボタンを探す必要がなく、操作性が改善される。また、操作ミスも起こし難い。
また、タッチパネル式、ジョグダイアル式、あるいはジョイスティック式の操作部の場合、操作の際に耳に押し付けるような押し込み力はほとんど不要であり、押圧力はほとんど耳には伝わらない。したがって、操作に際して不快感を感じることもない。
本発明によれば、操作時に耳への負担を軽減することができ、例えば複雑な操作も指の動き等により簡単に選択することが可能である等、操作性や操作感に優れたヘッドセット装置を提供することが可能である。
以下、本発明を適用したヘッドセット装置について、図面を参照して詳細に説明する。(第1の実施形態)
本実施形態のヘッドセット装置は、タッチパネル式の操作部を備えるものである。ヘッドセット装置1は、図1に示すように、耳に装着される略々たまご形のヘッドセット本体2と操作部3とからなり、このヘッドセット本体2を使用者の耳の近傍に装着することで、無線での会話等が行われる。そして、ヘッドセット本体2には、装着時に装着者の口の近くまで張り出す先端部分に集音用のマイクロホンが収容されており、装着者の耳孔内に挿入されるイヤホン部にスピーカがそれぞれ収容されている。マイクロホンが収容された側が前方となるように装着すれば、使用者は、受信した音声をイヤホン部で聞き、マイクロホンを通じて音声を送信することができる。
前記ヘッドセット本体2には、耳の形状に合わせた耳掛け部4が設けられており、これを耳に掛けることにより、ヘッドセット本体2が前記装着状態が実現される。耳掛け部4は、例えばゴム系の材料やプラスチック等により形成され、使用しない時には、ヘッドセット本体2内に収容したり、ヘッドセット本体2の周面に沿って溝を形成しておき、ここに巻き付ける形で収容する等、取り外して携帯する際等に邪魔にならないようにすることが好ましい。
操作部3は、いわゆるタッチパネル式の操作部であり、本例ではある程度面積の大きなタッチパネルがヘッドセット本体1のほぼ中央位置に設けられている。タッチパネルは、指で軽く触れるだけで操作することができるので、操作ボタンのように押圧力を加える必要がなく、耳への負担が軽減される。
また、タッチパネル式の操作部3の場合、様々な操作をただ1つのタッチパネルで行うことも可能である。例えば、指が触れている時間、回数、動き、またはこれらの組み合わせにより操作機能を選択することができ、操作ボタンを探すことなく種々の操作を行うことができる。
具体的には、例えば図2(a)に示すようにタッチパネル(操作部3)を下から上になぞることでリダイヤルが、図2(b)に示すようにタッチパネルを上から下になぞることで着信が、図2(c)に示すようにタッチパネルを時計回り方向になぞることで音量アップが、図2(d)に示すようにタッチパネルを反時計回り方向になぞることで音量ダウンがそれぞれ行われる。また、タッチパネルの中央部を所定時間、例えば3秒以上指で触ることで、オン・オフ動作が行われる。
勿論、これに限らず、さらに他の指の動きを加えることで、操作し得る機能を追加することもできる。あるいは、指の動きに対応する操作の割り振りを変更することも可能である。いずれにしても、1つのタッチパネルで多様な入力が可能であり、操作感、操作性に優れた機能入力を実現することが可能である。
(第2の実施形態)
本実施形態のヘッドセット装置は、図3に示すように、先の実施形態におけるタッチパネルの代わりに、ジョグダイアル5を操作部として設けたものである。
ジョグダイアル5の場合、例えば図4に示すように、下方に押圧操作することでオン・オフ操作が行われ、時計回り方向、あるいは半時計回り方向に回すことで音量のアップ・ダウンが行われる。また、前記下方への押圧操作の回数等により、各種操作を行うことも可能である。
本実施形態のように、操作部をジョグダイアル5とした場合、タッチパネルの場合と同様、耳に向かって押圧する操作がないので、耳への負担が軽減される。また、ジョグダイアル5を使用することにより、タッチパネルに比べて低コスト化を図ることができるというメリットも有する。
(第3の実施形態)
本実施形態のヘッドセット装置は、図5に示すように、先の実施形態におけるタッチパネルの代わりに、ジョイスティック7を操作部として設けたものである。
ジョイスティック6の場合、例えば図6に示すように、レバー7を倒す操作によって各種操作が実現される。例えば、レバー7を上に倒した場合の発信(リダイアル)、下に倒した場合に着信、左に倒した場合に音量アップ、右に倒した場合に音量ダウンというように、各種機能が選択される。また、レバー7を倒す回数、長さによって動作を変えることも可能である。さらに、レバー7をプッシュすることでオン・オフの切り替えも可能である。
本実施形態のように、操作部をジョイスティック7とした場合にも、耳に向かって押圧する操作が必要最小限で済むので、耳への負担が大幅に軽減される。また、ジョグダイアル5を使用する場合と同様、タッチパネルに比べて低コスト化を図ることができるというメリットも有する。
以上、本発明を適用した携帯電話機の実施形態について説明してきたが、本発明がこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
第1の実施形態のヘッドセット装置を示す概略斜視図である。 タッチパネルによる種々の入力操作を示す図である。 第2の実施形態のヘッドセット装置を示す概略斜視図である。 ジョグダイアルによる種々の入力操作を示す図である。 第3の実施形態のヘッドセット装置を示す概略斜視図である。 ジョイスティックによる種々の入力操作を示す図である。 従来のヘッドセット装置の一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 ヘッドセット装置
2 ヘッドセット本体
3 操作部(タッチパネル)
4 耳掛け部
5 ジョグダイアル
7 ジョイスティック

Claims (4)

  1. 少なくともスピーカ、マイクロホン及び耳掛け部を備えるヘッドセット本体と、当該ヘッドセット本体に設けられる操作部とを有し、
    前記操作部は、タッチパネル式の操作部であることを特徴とするヘッドセット装置。
  2. 前記タッチパネル式の操作部においては、指が触れている時間、回数、動き、またはこれらの組み合わせにより操作機能が選択されることを特徴とする請求項1記載のヘッドセット装置。
  3. 少なくともスピーカ、マイクロホン及び耳掛け部を備えるヘッドセット本体と、当該ヘッドセット本体に設けられる操作部とを有し、
    前記操作部は、ジョグダイアル式の操作部であることを特徴とするヘッドセット装置。
  4. 少なくともスピーカ、マイクロホン及び耳掛け部を備えるヘッドセット本体と、当該ヘッドセット本体に設けられる操作部とを有し、
    前記操作部は、ジョイスティック式の操作部であることを特徴とするヘッドセット装置。
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