JP2006031116A - 画像処理装置、画像保存制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像保存制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 追記型記録媒体に対する画像ファイル保存時の操作性を向上させ、画像ファイルの書き込み失敗による無駄を排除すること等を可能とした画像処理装置を提供する。
【解決手段】 印刷装置101は、保存制御部201、容量判定部202、メモリカード全容量検出部203、CD−R残容量検出部204、保存画像削減部205、類似画像検出部206、保存画像判定部207、CD−Rドライバ208、CD−R通信部209を備える。容量判定部202はメモリカード全容量検出部203で検出した全ファイル容量とCD−R残容量検出部204で検出したCD−Rディスクの残容量とを比較し、CD−Rディスクが残容量不足か否かを判定する。CD−Rディスクが残容量不足の場合は、保存画像削減部205により画像ファイルを削減し、CD−R通信部209により保存対象の画像ファイルをCD−Rドライブ114に転送する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、データ消去ができない追記型のリムーバブル記録媒体に対する画像ファイルの書き込み/読み出しが可能な印刷装置に適用される画像処理装置に関する。
従来、CD−Rディスク等のデータ消去ができない追記型のリムーバブル記録媒体がある。この種の記録媒体では、データの追記は可能であるが、一度書き込まれたデータはいわゆる「消去」により消すことができず、記録媒体を元の状態に戻すことはできない。そのため、記録媒体からのデータの読み出し再生時にデータ内容を見せなくすることにより、あたかもデータを消去できたかのような機能で対応している。記録媒体にデータが一度書き込まれると残容量は一方的に減り続けるため、データの書き込み処理では特に残容量が少ない状態で書き込み不良を起こし、読み出し再生不能などの問題が発生する。
そこで、記録媒体の残容量不足を予め検出する検出方法、記録媒体が残容量不足の時にユーザに知らせるための警告方法、或いは、記録媒体が残容量不足であってもユーザにとって最善のデータ保存方法へ導くための対処方法に関する技術が各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、「記録対象データと記録媒体の残容量とを比較して書き込み可能かの判定を行い、書き込み不能の場合はその旨を表示する」は公知であり、CD−Rディスク等にデータを書き込む際に利用されるソフトである一般的なライティングソフトで広く使われている。
また、パーソナルコンピュータ(PC)とインタフェース(I/F)接続(近年ではIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394や、USB(Universal Serial Bus)1.1或いは2.0等が一般的に使用されている)して使用される記録媒体の外付けドライブの場合は、PC側に、I/F通信のためのI/F用ドライバと、外付けドライブを使いこなすためのドライバと、アプリケーションソフトをインストールすれば、PCの十分なリソースを使いながら外付けドライブの性能を発揮できる。内蔵型ドライブにおいても同様である。
データ消去ができない追記型のリムーバブル記録媒体であるCD−Rディスクに対するデータの書き込みファイルシステム(論理フォーマット)としては、大きく分けると、ISO(International Organization for Standardization)9660と、UDF(Universal Disk Format)の2通りがある。
ISO9660ファイルシステムでの書き込み方式では、書き込みを実行する前に保存対象全ファイル(File)を調査して、その後、各ファイル容量等を把握する。読み出し再生時に必要な情報、即ち、基本ボリューム記述子PVDと、Joliet(マイクロソフト社提唱のファイルシステム)の場合は更に副ボリューム記述子SVD、パステーブル、各ディレクトリレコード及び書き込みファイルのデータのそれぞれが、CD−Rディスクのどこに配置されるのかが決定されていなければならない。
CD−Rディスクへのデータ書き込み前に上記処理を行い、処理が終了後、初めて実際のデータ書き込みが開始される。そのため、実際の書き込み前にはCD−Rディスクの残容量が不足しているか否かを確認することが可能である。
一方、UDFファイルシステムでの書き込み方式では、パケット単位でのインクリメンタルライトでパケットライトと呼ばれる方式が採用されており、DVDでも採用されている。尚、パケットライト方式をDVDで使用できるようになったのはUDFVer1.0以降であり、CD−R/RWで使用できるようになったのはUDFVer1.05以降である。
このUDFの書き込み方式は、追記することを合理的に行うことを目的としており、書き込み手順としては、保存対象ファイルのデータの書き込み前に全ての処理を実行しておくのではなく、書き込みを実行しながらその都度ファイル管理用情報を更新しておき、全てのファイルを書き終えた時点でファイル管理用情報を用いて終了処理を行う方式である。また、その間にガードエリアが入る。
そのため、CD−Rディスクの残容量が不足するかどうかの残容量不足判断については、書き込み前に保存対象ファイル総容量から概算の値でCD−Rディスクの残容量不足がはっきりしている場合は問題ない。しかし、保存対象ファイル総容量に対しCD−Rディスクの残容量に余裕がない場合、この時点で概略的にCD−Rディスクの残容量不足はないと判断されたときでも、実際にファイル書き込みを行っていく過程で、ファイルのデータ量により書き込まれるセクタの状況、ファイル管理用情報が逐次変化し、また、UDF書き込み方式における終了処理分の書き込み容量等によりCD−Rディスクが残容量不足になることがあり、注意を払う必要がある。
特開平7−141797号公報
ところで、上記従来例に示したPCと同様にメモリカードの装着が可能で且つメモリカードの記憶内容の印刷が可能な印刷装置に、記録媒体外付けドライブを接続して書き込みを実現しようとする場合を考える。印刷装置はPCとは異なり充分なリソースを備えていないため、CPUの能力やメモリ容量等で劣る他に、特に表示機能や操作性の点でも劣っている。そのため、ISO9660書き込み方式でのデータ書き込み前にCD−Rディスクの残容量不足が発覚した時の、印刷装置の特徴を生かした簡便な操作性が要望されていた。
また、上記同様に、印刷装置においてパケットライトのUDF書き込み方式での書き込みを行う場合には、CD−Rディスクの残容量不足による書き込み不良を回避するため、1ファイルの書き込み毎にCD−Rディスクの残容量を検出することで対処するなどの方法がある。この方法を実現するために、印刷装置の特徴を生かした簡便な制御が要望されていた。
本発明の目的は、追記型記録媒体に対する画像ファイル保存時の操作性を向上させ、画像ファイルの書き込み失敗による無駄を排除すること等を可能とした画像処理装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、格納媒体に格納された画像ファイルの全容量を検出する全容量検出手段と、画像ファイルを保存可能な追記型記録媒体の残容量を検出する残容量検出手段と、前記追記型記録媒体への保存処理前に、前記全容量検出手段の検出結果と前記残容量検出手段の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを判定する容量判定手段と、前記容量判定手段により前記追記型記録媒体が残容量不足と判定された場合、保存対象の画像ファイルを削減する削減手段と、前記追記型記録媒体に対する、前記削減手段により削減した画像ファイルを除外した画像ファイルの保存を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、格納媒体に格納された画像ファイルの全容量を検出する全容量検出手段と、画像ファイルを保存可能な追記型記録媒体の残容量を検出する残容量検出手段と、保存対象の画像ファイルの保存優先順位を設定する保存優先順位設定手段と、前記追記型記録媒体への保存処理前に、前記全容量検出手段の検出結果と前記残容量検出手段の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを概略的に判定する概略容量判定手段と、前記追記型記録媒体への保存処理開始後、次の保存予定の画像ファイルの容量を検出する次期容量検出手段と、前記追記型記録媒体への保存処理毎に、前記残容量検出手段の検出結果と前記次期容量検出手段の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを逐次判定する逐次容量判定手段と、前記保存優先順位と前記逐次容量判定手段による判定に基づき、前記追記型記録媒体に対する画像ファイルの保存を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、追記型記録媒体への画像ファイル保存前に追記型記録媒体が残容量不足か否かの判定を容量判定手段で行い、追記型記録媒体が残容量不足の場合は画像ファイルを削減して保存するので、画像ファイルの安全な書き込み保存が保証される結果、追記型記録媒体に対する画像ファイル保存時の操作性を向上させ、画像ファイルの書き込み失敗による無駄を排除することが可能となる。
また、画像ファイル印刷時に使用した印刷材料の使用傾向に基づき、保存対象画像ファイルの中から類似画像ファイルを検出し、更に類似画像ファイルの中から削減画像ファイルを決定するので、不要な画像ファイルの選択が容易になると共に、追記型記録媒体に対する無駄な書き込みを防止でき、書き込み時間の低減などの経済性を向上することが可能となる。
また、印刷指定情報が設定されている画像ファイルを削減優先順位の最下位に設定し、印刷履歴のある画像をその上位に設定するので、印刷意思のある画像ファイルの保存を優先させることにより、ユーザの意図に合致した効率的な画像ファイルの保存を実現することが可能となる。
また、画像ファイルの保存優先順位と、追記型記録媒体への保存処理毎に追記型記録媒体が残容量不足か否かの逐次判定に基づき、画像ファイルの保存を制御するので、ユーザにとっては必要と思われる画像ファイルから優先的に追記型記録媒体に保存することが可能となる。
また、印刷指定情報が設定されている画像ファイルを保存優先順位の最上位に設定し、印刷履歴のある画像をその下位に設定するので、印刷意思のある画像ファイルの保存を優先させることにより、ユーザの意図に合致した効率的な保存を実現することが可能となる。
また、追記型記録媒体の残容量不足時は未保存画像ファイルを印刷するので、追記型記録媒体の残容量不足で保存できなかった未保存画像ファイルの確認を容易に行うことが可能となる。
また、追記型記録媒体への画像ファイル保存/再生用の駆動手段を外部接続と内蔵の何れも可能としているので、例えば外部接続の場合は他での利用が可能となるなど、利便性の向上等が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置としての印刷装置101の構成例を示すブロック図である。
図1において、印刷装置101は、CPU102、ROM103、RAM104、プリンタ制御部105、プリンタ部106、液晶表示制御部107、液晶表示部108、スイッチパネル制御部109、スイッチパネル110、カードインタフェース(I/F)111、USBインタフェース(I/F)113、記憶部(不図示)を備えている。
CPU102は、印刷装置全体の制御を司るものであり、プログラムに従い後述の図7、図9、図11の各フローチャートに示す処理を実行する。ROM103は、プログラム等を格納している。RAM104は、データの一時記憶領域やCPU102の作業領域に使用される。記憶部(不図示)は、後述の、印刷履歴記録、画像ファイルの印刷時に使用した各色(C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック))のインク使用量、削減候補優先順位テーブル、保存画像優先順位テーブル、ファイル管理用情報、等を記憶する。
プリンタ制御部105は、プリンタ部106の印刷制御を行うものであり、後述のCD−Rディスク(追記型記録媒体に対応)の残容量が不足している場合、CD−Rディスクに未保存の画像ファイルをプリンタ部106にインデックス印刷させるなどの制御を行う。プリンタ部106は、例えばインクジェット方式で印刷媒体上に印刷を行う。この場合、プリンタ部106によるメモリカード112に格納された画像ファイルの印刷時に、印刷に使用された各色のインク(印刷材料)使用量が計測部により計測される。
液晶表示制御部107は、液晶表示部108に対する表示を制御する。液晶表示部108は、後述の図4〜図6に示す各種画面を表示する。スイッチパネル制御部109は、スイッチパネル110を制御するものであり、スイッチパネル110からの入力信号をCPU102や液晶表示制御部107等へ伝える。スイッチパネル110は、後述の図3に示す構成を有するものであり、ユーザが各種選択や設定を行う際に使用される。カードI/F111は、外部メモリカード(以下メモリカードと略称)112との間のインタフェースを司る。
メモリカード112は、デジタルカメラなどの撮像装置(不図示)で撮影された画像のデータファイル等を保存するものであり、印刷装置101に着脱可能に装着される。USBI/F113は、外部デバイスであるCD−Rドライブ114とUSB接続するためのインタフェースである。CD−Rドライブ114は、CD−Rドライブ114に装着された不図示のCD−Rディスクに対するデータの書き込み/読み出しを行う。
次に、図1の構成における動作を説明する。CPU102はROM103に格納されたプログラムに従って処理を進行させる。印刷装置101にメモリカード112が装着されると、カードI/F111を介してCPU102へメモリカード装着が通知される。CPU102は液晶表示部108に既に表示されている内容を把握しており、液晶表示部108の表示内容をメモリカード装着に対応させるため、メモリカード112のデータファイルの読み出しを開始して、必要に応じてデータファイルの一部をRAM104に保存し、必要に応じてデータファイルを液晶表示制御部107を介して液晶表示部108に表示させる。
液晶表示部108の表示内容の選択方式は、下記の図3〜図6で説明するように、ユーザによるスイッチパネル110の操作ボタン類の操作内容を液晶表示部108の表示内容に対応付ける方式である。ユーザによるスイッチパネル110の操作ボタン類の操作により、メモリカード112内の画像ファイルから所望の画像ファイルを選択することができ、その選択された画像ファイルを液晶表示制御部107により液晶表示部108に表示させる。
ユーザが液晶表示部108に表示された画像ファイルの画像を印刷させるための「印刷開始用操作ボタン」表示に従って、スイッチパネル110内の操作ボタン類を押下すると、CPU102は選択された画像ファイルをメモリカード112からカードI/F111を介して読み出しながら、プリンタ制御部105で画像ファイルに対し各種処理を行った後、プリンタ部106へ印刷データとして送出することで印刷を開始する。印刷が終了すると、液晶表示制御部107により液晶表示部108に印刷終了を知らせる内容を表示させる。
他方、印刷装置101にCD−Rドライブ114が接続されると、USBI/F113を介してCPU102へCD−Rドライブ装着が通知される。CPU102はその旨を液晶表示制御部107により液晶表示部108に表示させる。
メモリカード112内の画像ファイルをCD−Rドライブ114を使用してCD−Rディスクに保存させるには、液晶表示部108に表示されている「CD−Rディスクへの保存」メニューに従ってスイッチパネル110内の操作ボタン類を操作する。これに伴い、CPU102はメモリカード112から画像ファイルを読み出しながら、ROM103に格納されたプログラムのCD−Rドライバ処理に従って画像ファイルを加工し、USBI/F113を介してCD−Rドライブ114へ送信する。これにより、CD−Rディスクに画像ファイルのデータが書き込まれる。全てのデータが書き終わると、液晶表示制御部107から液晶表示部108へ「終了メッセージ」の表示指示が送られる。
図2は、印刷装置101のプログラムの画像ファイル保存制御機能を示す機能ブロック図である。
図2において、印刷装置101のプログラムは、保存制御部201、容量判定部202、メモリカード全容量検出部203、CD−R残容量検出部204、保存画像削減部205、類似画像検出部206、保存画像判定部207、CD−Rドライバ208、CD−R通信部209からなる機能を備えている。
保存制御部201は、CD−Rディスクに対する画像ファイルの保存に関する全ての処理を管理及び制御する。容量判定部202は、保存制御部201の制御のもと、CD−Rディスクへの画像ファイルの書き込み保存処理の前に、メモリカード全容量検出部203により検出した画像ファイル容量とCD−R残容量検出部204により検出した残容量との比較に基づき、CD−Rディスクが残容量不足か否かを判定する。メモリカード全容量検出部203は、メモリカード112内の全画像ファイルの容量を検出する。CD−R残容量検出部204は、CD−Rドライブ114内のCD−Rディスクの残容量を検出する。
保存画像削減部205は、保存する画像ファイルを削減する。類似画像検出部206は、保存対象の画像ファイルの中から類似する画像ファイルを検出する。類似画像の定義については後述する。保存画像判定部207は、保存する画像ファイルを判定する。CD−Rドライバ208は、印刷装置101からCD−Rドライブ114へ保存する画像ファイルのデータを送信するためのデータの編集処理等を行う。CD−R通信部209は、印刷装置101がUSBI/F113を介してCD−Rドライブ114と通信する際の制御を司る。
次に、図2の構成における画像ファイル保存の手順を簡単に説明する。本実施の形態では、画像ファイルの書き込みにISO9660ファイルシステムのTAO(Track At Once)方式(トラックアットワンス:CD−Rディスクにデータを書き込むときにトラック毎に書き込む記録方式)を採用している。
ISO9660ファイルシステムでの書き込み方式では、上記従来技術で説明したごとく、書き込みを実行する前に、保存する全画像ファイルを調査した後、各画像ファイル容量等を把握し、読み出し再生時に必要な情報(基本ボリューム記述子PVD、Jolietの場合は更に副ボリューム記述子SVD、パステーブル、各ディレクトリレコード及び書き込み画像ファイルのデータ)のそれぞれが、CD−Rディスクのどこに配置されるのかを決定する処理を行い、処理終了後初めて実際の書き込みを開始する。そのため、実際の書き込み前にはCD−Rディスクの残容量が不足しているかどうかを確認することが可能である。
以上を踏まえて書き込み手順としては、最初に、メモリカード全容量検出部203により、メモリカード112内の画像ファイル毎の容量を読み出して全画像ファイルの容量を検出する。また、CD−R残容量検出部204により、CD−Rドライブ114内のCD−Rディスクの残容量を検出するためのコマンドをCD−Rドライブ114に送信して応答を待つ。応答に含まれる残容量情報を基に、容量判定部202により、メモリカード全容量検出部203で検出した全画像ファイル容量と、CD−R残容量検出部204で検出した残容量とを比較し、CD−Rディスクが残容量不足か否かを概略判定する。
CD−Rディスクが残容量不足でないと概略判定した場合、ISO9660ファイルシステムでの書き込みを行うため、容量判定部202により、保存する全画像ファイルを調査した後、各ファイル容量等を把握し、読み出し再生時に必要な情報の配置を決定し、これらの情報を書き込むのに必要な容量を算出することで、CD−Rディスクの精密な残容量判定を行う。
CD−Rディスクの残容量判定で、CD−Rディスクが残容量不足でないと判定した場合は、後述する正規の保存処理に移るが、CD−Rディスクが残容量不足であると判定した場合は、保存画像削減部205により、CD−Rディスクの残容量不足分に応じた画像ファイルの削減を行う。削減する画像ファイルの選択方法としては、類似画像検出部206により類似する画像ファイルを検出し、その画像ファイルの中から保存画像判定部207により保存する画像ファイルと削除する画像ファイルをユーザに選択させることにより決定する。この画像ファイルの削減処理はCD−Rディスクの残容量不足が解消されるまで行われる。
類似する画像ファイルがなくなりCD−Rディスクの残容量不足が解消されない場合は、印刷履歴のない画像ファイルから順に液晶表示部108に表示することで、画像ファイルを保存するか否かをユーザの判断に委ねる。CD−Rディスクの残容量不足が解消し次第、この処理は終了する。また、印刷履歴のある画像ファイルについてはユーザがその印刷物を見て保存するかどうかを判断できるため、画像ファイルを「保存しない」場合は、液晶表示部108に画像が表示されるまで画像選択を進めてから「保存しない」の手順を行う。
以上の処理により、CD−Rディスクの残容量不足が解消されたならば、保存制御部201は、CD−Rドライバ208により保存対象の画像ファイル(保存画像削減部205により削減された画像ファイルを除外した画像ファイル)を参照しながらCD−Rドライブ114に対する転送用データを作成し、CD−R通信部209によりCD−Rドライブ114にデータ転送を行うことで、画像ファイルの書き込み処理を開始する。
次に、保存制御部201におけるユーザインタフェースについて、スイッチパネル110における操作と液晶表示部108における表示との対応関係を交えて図3〜図6に基づき説明する。
図3は、スイッチパネル110の操作ボタン類を示す図である。
図3において、スイッチパネル110のスイッチパネル板301には、各種の操作ボタン類が配置されている。メニューボタン302は、処理内容を選択可能なメニュー画面を液晶表示部108に表示するためのボタンである。キャンセルボタン303は、各処理を中止し元の画面に戻すためのボタンである。決定ボタン304は、各々の操作を決定するためのボタンである。選択ボタン305〜308は、液晶表示部108に表示される各種画面内の選択肢を選択するためのボタンである。
図4は、液晶表示部108に表示される処理内容を選択可能なメニュー画面を示す図である。
図4において、メニュー画面は、スイッチパネル110のメニューボタン302の押下により液晶表示部108に表示される画面である。メニュー画面には、メニュー画面であることを示す「メニュー」401、メモリカード112から読み出した画像ファイルをプリンタ部106で印刷する処理項目「カードから印刷」402、CD−Rディスクから読み出した画像ファイルをプリンタ部106で印刷する処理項目「CD−Rから印刷」403、画像ファイルをCD−Rディスクに保存する処理項目「CD−Rに保存」404が表示されている。
図5は、液晶表示部108に表示される類似画像から保存画像を選択するための保存画像選択画面を示す図である。
図5において、保存画像選択画面は、保存画像判定部207に対し類似する画像ファイルの中から保存する画像ファイルを判定させるための画面である。保存画像選択画面には、保存画像選択画面であることを示す「保存画像選択」501、「類似画像A」502、「類似画像B」503、「類似画像C」504、「類似画像D」505が表示されている。
図6は、液晶表示部108に表示されるCD−Rディスクの残容量が不足した場合の残容量不足エラー画面を示す図である。
図6において、残容量不足エラー画面は、保存する画像ファイルに対してCD−Rディスクの残容量が不足した場合に液晶表示部108に表示される画面である。残容量不足エラー画面には、ユーザに対するメッセージ「CD−Rディスクの残容量が不足しています」601、保存する画像ファイルを選択するための「保存画像選択」602、選択を中止するための「中止」603が表示されている。
次に、本実施の形態の動作について図1乃至図8を参照しながら詳細に説明する。
CD−Rドライブ114内のCD−Rディスクに画像ファイルの保存を開始するための最初の操作として、ユーザは図3のメニューボタン302を押下することにより図4のメニュー画面を液晶表示部108に表示させる。この場合、保存対象の画像ファイルが格納されているメモリカード112が印刷装置101に接続されていることと、画像ファイルの書き込みが可能なCD−Rディスクが装着されたCD−Rドライブ114も印刷装置101に接続されていることが前提であり、どちらかが満たされていないと図4のメニュー画面に図示のような処理項目が表示されず、処理の選択ができない。
次に、ユーザが図3の選択ボタン305、307を押下し、図4のメニュー画面に表示されている処理項目「カードから印刷」402〜処理項目「CD−Rに保存」404の選択ボックス内の「V」マークを上下させることで、処理項目「CD−Rに保存」404を選択する。ここで、ユーザが図3の決定ボタン304の押下を行えば、CD−Rディスクへの画像ファイル保存処理が開始される。
容量判定部202の残容量判定で、CD−Rディスクが残容量不足でないと判定された場合は、正規の保存処理に移りCD−Rドライブ114へ保存対象の画像ファイルのデータが転送される。他方、CD−Rディスクが残容量不足と判定された場合は、図6の残容量不足エラー画面が液晶表示部108に表示される。
図6の残容量不足エラー画面では、CD−Rディスクへの画像ファイルの保存を中止するか保存画像選択へ進むかの選択にあたり、画像ファイルの保存を中止しないで保存画像選択へ進む場合は、ユーザが「保存画像選択」602を選択し、図3の決定ボタン304を押下すると、図5の保存画像選択画面が液晶表示部108に表示される。
図5の保存画像選択画面における類似画像表示に際しては、類似画像検出部206により類似画像ファイルの検出が実行されるため、類似画像ファイル検出に多少時間をかけた後、図5に示すような類似画像が表示される。本実施の形態では類似画像は4ファイル以下に設定されているため、表示される類似画像も4ファイル以下の表示になる。
ここで、ユーザが図3の選択ボタン305〜308を押下し、図5の保存画像選択画面に表示されている「類似画像A」502〜「類似画像D」505の選択ボックス内の「V」マークを移動させることで、保存したい画像を選択することができる。この場合、保存したい画像を複数選択することも可能である。図5では、類似画像Bと類似画像Cの保存を選択し、類似画像Aと類似画像Dは保存しないことを示している。
ここで、ユーザがもう一度、図3の決定ボタン304を押下すると、容量判定部202により保存対象画像の容量とCD−Rディスクの残容量との比較を行う。CD−Rディスクの残容量がまだ不足であると判定された場合は、図5の保存画像選択画面に次の類似画像を表示することで、ユーザに対し保存画像の選択操作を繰り返すよう促す。
類似画像がなくなってもCD−Rディスクの残容量不足が解消されない場合は、印刷履歴のない画像を4ファイル毎、上記同様に図5の保存画像選択画面に表示することで、ユーザに対し保存画像の選択操作をCD−Rディスクの残容量不足が解消されるまで繰り返すよう促す。
ユーザが上記操作を繰り返すことにより、CD−Rディスクの残容量不足が解消されれば、正規の保存処理と同様に印刷装置101からCD−Rドライブ114へ保存対象の画像ファイルのデータが転送される。
次に、類似画像検出部206による類似画像検出について説明する。
本実施の形態で定義する類似画像とは、撮影条件として同日時且つ同一場所で連続的に撮影された画像を指す。類似画像検出では、ユーザからすれば類似画像の中には必ずしも保存しなくてもよく削除して構わない画像を検出することが目的である。従って、画像ファイルの印刷履歴の時間的な経過の順に類似画像の比較を行う。
図7は、類似画像検出処理を示すフローチャートである。
図7において、類似画像検出部206は、類似画像検出処理を開始し(ステップS701)、メモリカード112から読み出されCD−Rディスクに対する保存対象の画像ファイルの残数が4ファイル以下か否かを判定する(ステップS702)。保存対象の画像ファイルの残数が4ファイル以下であると判定した場合、類似画像検出部206は、それらの画像ファイルを類似画像としてRAM104に登録し(ステップS710)、本処理を終了する。
保存対象の画像ファイルの残数が4ファイル以下でないと判定した場合、類似画像検出部206は、印刷履歴が最も古い画像ファイルの印刷履歴記録を記憶部(不図示)から読み出し(ステップS703)、印刷履歴が次に古い画像ファイルの印刷履歴記録を記憶部(不図示)か読み出す(ステップS704)。類似画像検出部206は、ステップS703及びステップS704でそれぞれ読み出した上記2種類の印刷履歴記録から、画像ファイルの印刷時に使用した各色のインク使用量を各々比較する(ステップS705)。
次に、類似画像検出部206は、上記比較結果から、各色のインク使用量が予め設定されている規定範囲内か否かを判定する(ステップS706)。規定範囲内であると判定した場合、類似画像検出部206は、比較対象の画像ファイル(ステップS703における印刷履歴が最も古い画像ファイルと、ステップS704における印刷履歴が次に古い画像ファイル)を類似画像としてRAM104に登録し(ステップS707)、ステップS708へ進む。
規定範囲内であると判定しステップS707が終了した場合、或いは、規定範囲外であると判定した場合、類似画像検出部206は、上記処理が4ファイル分終了したか否かを判定する(ステップS708)。終了していない場合、類似画像検出部206は、ステップS704へ戻り、印刷履歴が次に古い画像ファイルの印刷履歴記録を読み出す処理を繰り返す。終了した場合、類似画像検出部206は、まだ残りの画像ファイルがあるかを判定し(ステップS710)、残りの画像ファイルがない場合は、本処理を終了し、残りの画像ファイルがある場合は、ステップS702からの処理を繰り返す。
以上の処理を全て終了することにより、全ての類似画像登録は終了する。
尚、上記ステップS705におけるインク使用量の比較に関しては、厳密な絶対量での比較である必要はなく、所定の限られた条件下での相対的な比較で充分目的は達成できる。本発明はここに着目している。
印刷装置101のプリンタ部106は、各色(C、M、Y、K)のインク毎に画像処理変換を行う処理回路を有すると共に、処理回路内にドットカウンタを有しており、画像ファイルから印刷データへの画像処理変換の過程で、ドットカウンタにより画像全体のインク毎の総ドット数を計測する機能を備えている。
図8は、プリンタ部106が備えるワークバッファ部、ラスタ形式データバッファ部、ドットカウンタ、カラム形式データバッファ部を示す図である。
図8において、ワークバッファ部801は、各色(C、M、Y、K)のインク毎にCMYK変換された画像データを保存する。ラスタ形式データバッファ部802は、プリンタ部106に転送されたラスタ形式の画像データを保存する。本実施の形態ではラスタ形式の画像データは各色(C、M、Y、K)のインク毎に構成される。ドットカウンタ803は、ラスタ形式データバッファ部802の画像データがH−V変換される途中で、各色のインク毎に有効ドット数を計数する、カラム形式データバッファ部804は、H−V変換されたカラム形式の画像データを保存する。
ワークバッファ部801に保存された画像データは、最終段階のプリンタ部106へ転送される。この場合、ラスタ形式の画像データがカラム形式の画像データに変換される過程での画像データ転送中に、ドットカウンタ803により各色のインク毎に有効ドット数が計測される。
類似画像検出においては、1枚の画像につき、画像を構成する各色のインク使用量(総計測値)を相対比較することにより、類似画像の検出を行う。類似画像検出時には、基準とする画像の各色のインクの有効ドット数の割合で検出精度が決定される。画像のドット数の割合を上げすぎると、類似画像の数が減り実用性がなくなるため、ある程度ラフな設定が必要である。本実施の形態では、基準とする画像の有効ドット数を100%とすると、比較対象画像の有効ドット数が90〜110%の間であれば類似画像と判定し、それ以外であれば類似画像ではないと判定する。
類似画像検出は、インク使用量がほぼ同じであれば必ず類似画像であるということは言えず、あくまで類似画像の候補の検出である。類似画像は最終的にはユーザの判断で決定されるものであり、本実施の形態は、ユーザの類似画像判断の手助けになるサービスの提供が目的の1つである。
もし、類似画像検出を厳密に実施しようとすれば、処理的負荷が膨大なものになるため、処理時間がかかり操作も複雑になることが予想されるため、実用的ではなくなってしまう。その点で、本実施の形態は、簡単な操作で類似画像検出を実現することができ、印刷装置101が元々有するインクドット計測機能を利用しているため実用的であると言える。また、インク使用量を各色毎に相対的に比較することにより、印刷された画像の大きさが違っても類似画像検出が可能な点も特徴である。
類似画像検出に関しては他にも様々な形で提案されているが、処理能力を必要とする特殊な画像処理になる。その点で、本実施の形態は、印刷装置101が元々有するインクドット計測機能を利用することにより、類似画像検出を容易に実現することを前提にしている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、CD−Rディスクに対するISO9660ファイルシステムでの画像ファイルの書き込みにおいて、書き込み実行前にCD−Rディスクの残容量不足が発覚した場合は、印刷装置が有するインクドット計測機能を利用して保存候補画像ファイルの中から大まかな類似画像ファイルの検出を行い、画像ファイルを削減してCD−Rディスクに保存する。これにより、CD−Rディスクに対する画像ファイルの保存処理時にユーザに対して不要な画像ファイルの選択を行い易い環境を提供することができるという効果がある。
また、画像ファイルの安全な書き込み保存が保証される結果、画像ファイル保存時の操作性、利便性を向上させ、書き込み失敗による無駄を排除することが可能となるという効果がある。
また、画像ファイル印刷時に使用した各色のインク使用量に基づき、保存対象画像ファイルの中から類似画像ファイルを検出し、更に類似画像ファイルの中から削減画像ファイルを決定するので、不要な画像ファイルの選択が容易になると共に、CD−Rディスクに対する無駄な書き込みを防止でき、書き込み時間の低減などの経済性を向上することが可能となるという効果がある。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、保存画像削減部205で用いた類似画像検出部206に代えて不図示の削減候補画像優先判定部(削減優先順位設定手段に対応)を用いることで、ユーザに削減画像候補を提供することにより、CD−Rディスクの残容量が不足している場合に対処する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1、図2)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る削減候補画像優先判定処理を示すフローチャートである。
図9において、削減候補画像優先判定部は、保存対象の全画像ファイルの削減候補優先順位テーブルを古い順にソートする処理を行う(ステップS901)。次に、削減候補画像優先判定部は、保存対象の全画像ファイルの中からDPOF(Digital Print Order Format)設定されている画像ファイルを調査し、DPOF設定されているファイルを削減候補優先順位テーブルの最下位に設定する(ステップS902)。次に、削減候補画像優先判定部は、DPOF設定されている画像ファイル以外の画像ファイルで過去に印刷履歴がある画像ファイルを、削減候補優先順位テーブルのDPOF設定されている画像ファイルの上位に設定する(ステップS903)。
尚、上記DPOFとは、デジタルカメラ用の記録フォーマットの1つであり、デジタルカメラで撮影した画像の印刷指定情報等を記録することができるフォーマットである。また、上記印刷履歴を示すフラグとして、DPOFのベンダ独自の部分に設定しても構わない。また、上記削減候補優先順位テーブルは印刷装置101の記憶部(不図示)に記憶されている。
以上の処理を行うことにより、削減候補優先順位テーブルには、上位から下位にわたって、印刷履歴のないDPOF設定されていない画像ファイルの古いものから、DPOF設定されていない印刷履歴がある画像ファイル、DPOF設定されている画像ファイルの順に並べられる。この画像ファイル順が削減候補優先順位として設定される。
削減候補の順番が決まっていれば、容量判定部202でCD−Rディスクの残容量不足が判定された時に、保存画像削減部205による削減候補の順番に該当画像ファイルを液晶表示部108に表示することで、ユーザに画像ファイルを削減するかどうか(即ち保存しないかどうか)の判断を委ねる。削減の場合は削減マーキング(図5のVマークと同等)を画像ファイルに付加することにより処理される。削減という表現をしているが、メモリカード112から画像ファイルを削除するわけではなく、保存対象の画像ファイルの候補から削減することを意味する。
ユーザにより1つの画像ファイルの削減が選択されるごとに、CD−R残容量検出部204でCD−Rディスクの残容量の再計算が行われ、CD−Rディスクの残容量不足が解消されるまで繰り返される。CD−Rディスクの残容量不足が解消されると、CD−Rディスクに対する画像ファイル保存処理が実行される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、CD−Rディスクの残容量が不足して保存対象の全画像ファイルの書き込みができない時に、DPOF設定されている画像ファイルを削減候補優先順位の最下位に設定し、印刷履歴のある画像をその上位に設定するので、印刷意思のある画像ファイルの保存を優先させることにより、ユーザの意図に合致した効率的な画像ファイルの保存を実現することが可能となる。例えば、デジタルカメラで撮影時に印刷して残しておきたい画像ファイルと、次に実際に印刷を行った履歴のある画像ファイルから優先的に保存することにより、ユーザにとって貴重な画像であるという判断を印刷履歴の有無に置き換えることで、保存しない画像の選択を判断し易くなるため、操作性、利便性が向上するという効果がある。
また、CD−Rディスクの残容量不足で保存できなかった画像ファイルを液晶表示部108に分かりやすく明示する、或いは保存できなかった画像ファイルを必要に応じてインデックス印刷を行う、或いは、印刷装置に新たなCD−Rディスクが装着された場合に今度は保存できなかった画像ファイルを優先的に保存するようにすることで、ユーザは未保存画像ファイルの確認を容易に行うことが可能となり、操作性、利便性が向上するという効果がある。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対して、UDFファイルシステムでの書き込み方式でCD−Rディスクの残容量不足が発生した場合に対処する点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上述した第1の実施の形態(図1)の対応するものと同一なので、説明を省略する。
UDFファイルシステムでの書き込み方式は、上記従来技術で説明したごとく、パケット単位(本実施の形態では画像ファイル単位)でのインクリメンタルライトでパケットライトと呼ばれる方式であり、追記することを合理的に行うことを目的としている。書き込み手順は、画像ファイルの書き込み前に全ての書き込み準備処理を実行するのではなく、画像ファイル単位毎に書き込みを実行しながら、即ち画像ファイルをメモリカード112から読み出しUSBI/F113を介してCD−Rドライブ114に送信し、その都度ファイル管理用情報を更新し、全ての画像ファイルを書き終えた時点でファイル管理用情報を用いて終了処理を行う。
終了処理とは、CD−Rドライブ114等で画像ファイルの読み出しを可能にするためのセッション情報の書き込み処理、或いはISO9660フォーマットに対応するための処理である。
ISO9660書き込み方式では、画像ファイルの総容量が保存に使用するCD−Rディスクの容量と略等価であるが、UDF書き込み方式(パケットライト方式)では、1画像ファイル毎にリンクブロック(ガードエリアの一部である読み出しできない部分)が発生する。そのため、1画像ファイルの容量がCD−Rディスクのセクタ単位(2048byte)で切られることになり、割り切れない場合は新しいセクタに保存されデータのない部分が発生する。
従って、画像ファイル毎の容量がセクタ単位で切り上げになるため、画像ファイルの総容量より実際にCD−Rディスクに保存される画像ファイルの領域は大きくなる。画像ファイルの領域がどの位大きくなるかは、それぞれの画像ファイルのサイズにより決まるため、一概には言えない。
もっとも、システム全体のリソースに余裕があれば、保存対象の全ての画像ファイルを予め展開して情報管理する方法も考えられるが、本実施の形態では、図1に示す印刷装置101のリソースが限られているため、全ての画像ファイルを予め展開する方法をとることができない。
そのため、明らかに画像ファイル書き込み前の総ファイル容量から概算値でCD−Rディスクの残容量不足がはっきりしている場合は、CD−Rディスクの残容量が不足するかどうかの判断は問題ない。しかし、総ファイル容量に対しCD−Rディスクの残容量に余裕がない場合は、この時点で概略的にCD−Rディスクの残容量が不足するかどうかの判断は難しい。仮にCD−Rディスクの残容量有りと判断しても、実際に画像ファイル書き込みを行っていく過程で、画像ファイルのデータが書き込まれるセクタの状況、ファイル管理用情報の逐次変化、更にUDF書き込み方式における終了処理分の書き込み容量等により、CD−Rディスクは残容量不足になることがある。
本実施の形態では、上記問題を解決するため、画像ファイル保存制御機能の構成として図10に示す構成をとっている。
図10は、本実施の形態に係る画像処理装置としての印刷装置101のプログラムの画像ファイル保存制御機能を示す機能ブロック図である。
図10において、印刷装置101のプログラムは、保存制御部1001、保存優先画像判定部1002、保存前概略容量判定部1003、逐次容量判定部1004、メモリカード全容量検出部1005、CD−R残容量検出部1006、次期保存ファイル容量検出部1007、CD−Rドライバ1008、CD−R通信部1009からなる機能を備えている。
保存制御部1001は、CD−Rディスクに対する画像ファイルの保存に関する全ての処理を管理及び制御する。保存優先画像判定部1002は、保存処理の前に保存対象の画像ファイルの保存画像優先順位を設定すると共に、保存処理の際に保存画像優先順位を判定する。保存前概略容量判定部1003は、保存制御部1001の制御のもと、CD−Rディスクへの画像ファイルの書き込み保存処理の前に、メモリカード全容量検出部1005により検出した画像ファイル容量とCD−R残容量検出部1006により検出した残容量との比較に基づき、CD−Rディスクが残容量不足か否かを概略的に判定する。逐次容量判定部1004は、CD−Rディスクに対する画像ファイルの保存処理前に、CD−Rディスクが残容量不足か否かを1画像ファイル毎に逐次判定する。
メモリカード全容量検出部1005は、メモリカード112内の全画像ファイルの容量を検出する。CD−R残容量検出部1006は、CD−Rドライブ114内のCD−Rディスクの残容量を検出する。次期保存ファイル容量検出部1007は、CD−Rディスクへの画像ファイルの保存処理開始後、次に保存予定の画像ファイルの容量を検出する。CD−Rドライバ1008は、CD−Rドライブ114へ保存対象の画像ファイルのデータを送信するためのデータの編集処理等を行う。CD−R通信部1009は、印刷装置101がUSBI/F113を介してCD−Rドライブ114と通信する際の制御を司る。
次に、図10の構成における画像ファイル保存の手順を説明する。最初に、保存優先画像判定部1002により、CD−Rディスクに対する保存対象の画像ファイルの保存画像優先順位を全ての画像ファイルについて決定する。次に、メモリカード全容量検出部1005により、メモリカード112内の画像ファイル毎の容量を読み出して全画像ファイルの容量を算出し、CD−R残容量検出部1006により、CD−Rドライブ114内のCD−Rディスクの残容量を検出するためのコマンドをCD−Rドライブ114に送信して応答を待つ。
応答に含まれる残容量情報を基に、保存前概略容量判定部1003により、画像ファイルの書き込み保存処理の前に概略のCD−Rディスクの残容量不足の有無を判定する。この時点でCD−Rディスクの残容量不足が明らかであれば、ユーザに対して、CD−Rディスクが残容量不足である旨のメッセージを液晶表示部108に表示することで警告する。
尚、ユーザがそのまま画像ファイルの保存処理を続ける選択を行えば、保存ができないと予想される画像ファイルのインデックス印刷の準備がなされ、後に説明するが、CD−Rディスクの残容量不足が発覚するまで上記保存画像優先順位に基づき画像ファイルの書き込み保存処理が続けられ、保存ができなかった画像ファイルと合わせて書き込み保存処理終了後に未保存画像のインデックス印刷が実行される。ユーザはインデックス印刷の内容を確認し、新たなCD−Rディスクに画像ファイルを保存するか否かを判断する。他方、ユーザが中止の選択を行えば、保存処理は中止される。
上記のごとくCD−Rディスクが残容量不足の場合であってもユーザの選択により画像ファイルの保存処理を続行する場合、或いはCD−Rディスクの残容量有りと判定された場合は、次期保存ファイル容量検出部1007により、CD−Rディスクに対する画像ファイルの保存処理開始後、次の保存予定の画像ファイルの容量をその都度画像ファイル毎に検出する。更に、逐次容量判定部1004により、CD−R残容量検出部1006で検出したCD−Rディスクの残容量と、次期保存ファイル容量検出部1007で検出した画像ファイル容量とを比較し、CD−Rディスクに終了処理用の情報の書き込み用領域があるか否かを判定する。
逐次容量判定部1004における判定は終了処理用の領域の判定であり、確実に領域を確保するため、画像ファイル書き込み保存中の書き損じ分をも考慮して余裕を持たせてある。そのため、結果的には無駄な領域ともなりうるためユーザの判断次第ではリスクは増すが、この領域を減らす選択ができ、CD−Rディスクの残容量を有効利用することも可能である。
しかし、最悪のときは終了処理を実行できない場合があり、その結果、画像ファイル書き込み済みのCD−RディスクはCD−Rドライブ114では読み出し可能であるが、その他のCD−ROM等では読み出し不能になる。
逐次容量判定部1004により、CD−Rディスクの残容量不足がないと判定された場合は次の処理へ進み、CD−Rディスクの残容量不足と判定された場合は画像ファイルの保存処理はここで中止され、終了処理が開始され、CD−Rディスクに未保存の画像ファイルのインデックス印刷が実行される。
次に、CD−Rディスクに対する画像ファイルの書き込み処理へ進み、CD−Rドライバ1008により保存対象の画像ファイルを参照しながらCD−Rドライブ114に対する転送用データを作成し、CD−R通信部1009によりCD−Rドライブ114に画像ファイルのデータ転送を行う。これにより、CD−Rドライブ114によりCD−Rディスクに対し画像ファイルの書き込み処理が開始される。
当該画像ファイルの転送が終了すると、逐次容量判定部1004により次の画像ファイルに対してCD−Rディスクの残容量不足の有無の判定を再び実行し、CD−Rディスクが残容量不足でないと判定されれば、またCD−R通信部1009によりCD−Rドライブ114に次の画像ファイルのデータ転送を行う。これにより、CD−Rドライブ114によりCD−Rディスクに対し次の画像ファイルの書き込み処理が開始される。これらの処理が最終の画像ファイルまで繰り返される。
UDF書き込み方式による画像ファイルの書き込み処理が終了し、途中、CD−Rディスクの残容量不足が発生すれば、未保存画像ファイルのインデックス印刷が実行される。この時の未保存画像ファイルは保存画像優先順位の低い順になる。
次に、保存優先画像判定部1002について説明する。保存優先画像判定部1002による保存優先画像判定は、上述した第2の実施の形態における削減候補画像優先判定とはちょうど逆の判定になる。
図11は、保存優先画像判定処理を示すフローチャートである。
図11において、保存優先画像判定部1002は、保存対象の全画像ファイルの保存画像優先順位テーブルを新しい順にソートする処理を行う(ステップS1101)。次に、保存優先画像判定部1002は、保存対象の画像ファイルの中でDPOF設定されている画像ファイルを調査し、DPOF設定されている画像ファイルを保存画像優先順位テーブルの最上位に設定する(ステップS1102)。次に、保存優先画像判定部1002は、DPOF設定されている画像ファイル以外の画像ファイルで過去に印刷履歴がある画像ファイルを保存画像優先順位テーブルのDPOF設定されている画像ファイルの下位に設定する(ステップS1103)。
尚、上記印刷履歴を示すフラグとして、DPOFのベンダ独自の部分に設定し利用しても構わない。また、上記保存画像優先順位テーブルは印刷装置101の記憶部(不図示)に記憶されている。
以上の処理を行うことにより、保存画像優先順位テーブルには、DPOF設定されている画像ファイル、DPOF設定されていない印刷履歴がある画像ファイル、その他の画像ファイルの新しい順に並べられ、このファイル順を保存画像優先順位として設定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、CD−Rディスクの残容量が不足して保存対象の全画像ファイルの書き込みができない時に、DPOF設定されている画像ファイルを保存画像優先順位の最上位に設定し、印刷履歴のある画像をその下位に設定するので、印刷意思のある画像ファイルの保存を優先させることにより、ユーザの意図に合致した効率的な画像ファイルの保存を実現することが可能となるという効果がある。
また、UDFファイルシステムでの画像ファイルの書き込みにおいて、1画像ファイル毎の書き込み処理中にCD−Rディスクの残量不足判定が発覚した場合でも、確実に終了処理を行うことができるという効果がある。
また、事前に画像ファイルの保存画像優先順位を決定しておくことにより、ユーザにとって必要と思われる画像ファイルから優先的に保存することができるという効果がある。
また、CD−Rディスクの残量不足で保存できなかった画像ファイルはユーザにとって優先度が低い画像ファイルになり、保存できなかった画像ファイルをインデックス印刷することにより、ユーザは画像ファイルの保存状況を容易に判別できるため、操作性、利便性が向上するという効果がある。
[他の実施の形態]
上記第1乃至第3の実施の形態では、CD−Rドライブを印刷装置の外部に接続する外付け型とした例を挙げたが、これに限定されるものではなく、CD−Rドライブを印刷装置に内蔵する内蔵型にも適用可能である。内蔵型の場合は、通信方法が変わるだけで、外付け型と同等の結果を得ることができる。
上記第1乃至第3の実施の形態では、印刷装置の印刷方式をインクジェット方式とした例を挙げたが、これに限定されるものではなく、電子写真方式等の他の印刷方式にも適用可能である。
上記第2の実施の形態では、削除候補画像優先判定処理において画像の古い順にソートしているが、これは新しい画像を優先保存する仕様であり、変形例として、画像をソートしないオリジナルのままの状態でも構わないし、新しい順のソートでも構わない。
上記第2の実施の形態では、変形例として、第1の実施の形態で使用した類似画像検出部206を利用して類似画像の中から削減候補画像優先順位を決めることもできる。例えば、類似画像の中でユーザが優先順位が高いと判断した画像を削減候補画像優先順位の下位に設定し、優先順位が低いと判断した画像を削減候補画像優先順位の上位に設定するようにしてもよい。
上記第3の実施の形態では、変形例として、第1の実施の形態で使用した類似画像検出部206を利用して類似画像の中から保存画像優先順位を決めることもできる。例えば、類似画像の中でユーザが優先順位が高いと判断した画像を保存画像優先順位の上位に設定し、優先順位が低いと判断した画像を保存画像優先順位の下位に設定するようにしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図7、図9、図11のフローチャート)をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによって、達成することができる。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
上述した実施の形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するOS等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置としての印刷装置の構成例を示すブロック図である。 印刷装置のプログラムの画像ファイル保存制御機能を示す機能ブロック図である。 スイッチパネルの操作ボタン類を示す図である。 液晶表示部に表示される処理内容を選択可能なメニュー画面を示す図である。 液晶表示部に表示される類似画像から保存画像を選択するための保存画像選択画面を示す図である。 液晶表示部に表示されるCD−Rディスクの残容量が不足した場合の残容量不足エラー画面を示す図である。 類似画像検出処理を示すフローチャートである。 プリンタ部が備えるワークバッファ部、ラスタ形式データバッファ部、ドットカウンタ、カラム形式データバッファ部を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る削減候補画像優先判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像処理装置としての印刷装置のプログラムの画像ファイル保存制御機能を示す機能ブロック図である。 保存優先画像判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 印刷装置
105 プリンタ制御部(印刷制御手段に対応)
112 メモリカード(格納媒体に対応)
114 CD−Rドライブ(駆動手段に対応)
201 保存制御部(制御手段に対応)
202 容量判定部(容量判定手段に対応)
203 メモリカード全容量検出部(全容量検出手段に対応)
204 CD−R残容量検出部(残容量検出手段に対応)
205 保存画像削減部(削減手段に対応)
206 類似画像検出部
207 保存画像判定部
208 CD−Rドライバ
209 CD−R通信部
1001 保存制御部
1002 保存優先画像判定部
1003 保存前概略容量判定部(概略容量判定手段に対応)
1004 逐次容量判定部(逐次容量判定手段に対応)
1005 メモリカード全容量検出部(全容量検出手段に対応)
1006 CD−R残容量検出部(残容量検出手段に対応)
1007 次期保存ファイル容量検出部(次期容量検出手段に対応)
1008 CD−Rドライバ
1009 CD−R通信部

Claims (10)

  1. 格納媒体に格納された画像ファイルの全容量を検出する全容量検出手段と、
    画像ファイルを保存可能な追記型記録媒体の残容量を検出する残容量検出手段と、
    前記追記型記録媒体への保存処理前に、前記全容量検出手段の検出結果と前記残容量検出手段の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを判定する容量判定手段と、
    前記容量判定手段により前記追記型記録媒体が残容量不足と判定された場合、保存対象の画像ファイルを削減する削減手段と、
    前記追記型記録媒体に対する、前記削減手段により削減した画像ファイルを除外した画像ファイルの保存を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記格納媒体に格納された画像ファイルの印刷時に使用した印刷材料の使用傾向から、保存対象の画像ファイルの中から類似する画像ファイルを検出する類似画像検出手段を更に備え、
    前記削減手段は、前記類似画像検出手段により検出した類似する画像ファイルの中から削減する画像ファイルを決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記追記型記録媒体への保存処理前に、削減候補となる画像ファイルの削減優先順位を設定する削減優先順位設定手段を更に備え、
    前記削減優先順位設定手段は、印刷指定情報が設定されている画像ファイルを前記削減優先順位の最下位に設定し、印刷履歴のある画像を前記最下位より上位に設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 格納媒体に格納された画像ファイルの全容量を検出する全容量検出手段と、
    画像ファイルを保存可能な追記型記録媒体の残容量を検出する残容量検出手段と、
    保存対象の画像ファイルの保存優先順位を設定する保存優先順位設定手段と、
    前記追記型記録媒体への保存処理前に、前記全容量検出手段の検出結果と前記残容量検出手段の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを概略的に判定する概略容量判定手段と、
    前記追記型記録媒体への保存処理開始後、次の保存予定の画像ファイルの容量を検出する次期容量検出手段と、
    前記追記型記録媒体への保存処理毎に、前記残容量検出手段の検出結果と前記次期容量検出手段の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを逐次判定する逐次容量判定手段と、
    前記保存優先順位と前記逐次容量判定手段による判定に基づき、前記追記型記録媒体に対する画像ファイルの保存を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記保存優先順位設定手段は、印刷指定情報が設定されている画像ファイルを前記保存優先順位の最上位に設定し、印刷履歴のある画像を前記最上位より下位に設定することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記追記型記録媒体の残容量が不足している場合、前記追記型記録媒体に未保存の画像ファイルを印刷する印刷制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は4記載の画像処理装置。
  7. 前記追記型記録媒体に対する画像ファイルの書き込み方式は、ISO9660ファイルシステムのTAO方式、UDFファイルシステムのパケットライト方式を含む群から選択されることを特徴とする請求項1又は4記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理装置は、前記追記型記録媒体に対する画像ファイルの保存/再生を行う駆動手段が外部接続或いは内蔵される印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像処理装置。
  9. 格納媒体に格納された画像ファイルの全容量を検出し、
    画像ファイルを保存可能な追記型記録媒体の残容量を検出し、
    前記追記型記録媒体への保存処理前に、前記画像ファイルの全容量と前記追記型記録媒体の残容量とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを判定し、
    前記追記型記録媒体が残容量不足と判定された場合、保存対象の画像ファイルを削減し、
    前記追記型記録媒体に対する、前記削減した画像ファイルを除外した画像ファイルの保存を制御することを特徴とする画像保存制御方法。
  10. 格納媒体に格納された画像ファイルの全容量を検出する全容量検出機能と、
    画像ファイルを保存可能な追記型記録媒体の残容量を検出する残容量検出機能と、
    前記追記型記録媒体への保存処理前に、前記全容量検出機能の検出結果と前記残容量検出機能の検出結果とを比較し、前記追記型記録媒体が残容量不足か否かを判定する容量判定機能と、
    前記容量判定機能により前記追記型記録媒体が残容量不足と判定された場合、保存対象の画像ファイルを削減する削減機能と、
    前記追記型記録媒体に対する、前記削減手段により削減した画像ファイルを除外した画像ファイルの保存を制御する制御機能を、
    コンピュータに実現させるためのプログラム。
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