JP2006029669A - 空調制御システム - Google Patents

空調制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006029669A
JP2006029669A JP2004208313A JP2004208313A JP2006029669A JP 2006029669 A JP2006029669 A JP 2006029669A JP 2004208313 A JP2004208313 A JP 2004208313A JP 2004208313 A JP2004208313 A JP 2004208313A JP 2006029669 A JP2006029669 A JP 2006029669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
sleeping
bed
information
temperature distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004208313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4400353B2 (ja
Inventor
Takehiko Hiei
武彦 樋江井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2004208313A priority Critical patent/JP4400353B2/ja
Publication of JP2006029669A publication Critical patent/JP2006029669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4400353B2 publication Critical patent/JP4400353B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】
寝冷えなどが生じないように就寝時の空調制御を行うようにする。
【解決手段】
寝床(50)の両側部に亘って配置された複数の温度センサ(41)が寝床(50)の複数点の温度を検出する。温度センサ(41)が検出した複数点の温度信号から寝床(50)の温度分布を導出する。そして、寝床(50)の温度分布から就寝者(60)の就寝位置を導出する。続いて、就寝位置から就寝者(60)の就寝領域を定め、就寝領域の温度分布から就寝情報として寝床(50)の平均温度を導出する。その後、就寝情報に基づき空調機(20)を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空調制御システムに関し、特に、就寝時の空調制御に係るものである。
従来より、就寝時の快適な環境を構成するための空調制御システムとしては、寝床に複数の温度センサを設け、この温度センサの検出温度に基づいて、空調機を制御するようにしたものがある(特許文献1及び特許文献2参照)。
具体的に、上記複数の温度センサの検出温度のうち、最高温度と就寝者の温冷感とは相関関係にあることから、この最高温度に基づいて、空調機の温度を調節するようにしている。
特開平5−228043号公報 特開平5−288387号公報
しかしながら、従来の空調制御システムは、複数の温度センサを設けて寝床の複数箇所の温度を検出しているものの、最高温度のみを利用しているに過ぎなかった。
この最高温度は、就寝者との接触部において生じ、その温度は、着衣の条件によって多少の変動があるものの、主として体表面温度に近い値となる。したがって、従来のように、最高温度のみを用いた場合、就寝者との接触部以外の状況が全く考慮されない。例えば、掛け布団が就寝者に掛かっているか、掛かっていないかの状況が直接に考慮されないまま空調機を制御することになる。この結果、上記最高温度が高いとして空調機の冷房時の温度を低く制御すると、寝冷えを生じるなどの問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、寝冷えなどが生じないように就寝時の空調制御を行うようにすることを目的とするものである。
図1に示すように、第1の発明は、寝床(50)の複数点の温度を検出し、該複数点の温度から寝床(50)の温度分布を導出し、該寝床(50)の温度分布に基づいて空調機(20)を制御する。
第2の発明は、寝床(50)の複数点の温度を検出する温度検出手段(40)を備えている。そして、該温度検出手段(40)が検出した複数点の温度信号を受け、寝床(50)の温度分布を導出する温度分布導出手段(31)を備えている。更に、該温度分布導出手段(31)が導出した温度分布に基づいて就寝情報を導出する情報導出手段(32)を備えている。加えて、該情報導出手段(32)が導出した就寝情報に基づき空調機(20)を制御する空調制御手段(33)を備えている。
第3の発明は、第2の発明において、上記情報導出手段(32)が、就寝情報として寝床(50)の平均温度を導出するように構成されている。
第4の発明は、第2の発明において、上記情報導出手段(32)が、寝床(50)の温度分布から就寝者(60)の就寝領域を定め、該就寝領域の温度分布から就寝情報を導出するように構成されている。
第5の発明は、第2の発明において、上記情報導出手段(32)が、寝床(50)の温度分布から就寝者(60)の就寝位置を導出する位置導出部(34)と、該位置導出部(34)が導出した就寝位置から就寝者(60)の就寝領域を定める領域特定部(35)と、該領域特定部(35)が特定した就寝領域の温度分布から就寝情報を導出して出力する情報出力部(36)とを備えている。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、上記情報導出手段(32)の就寝情報が、就寝領域の平均温度である。
第7の発明は、第2の発明において、上記温度検出手段(40)が、寝床(50)における就寝者(60)の肩部に対応する部分に設けられ、且つ寝床(50)の両側部に亘って幅方向に配置された複数の温度センサ(41)を備えている。
〈作用〉
すなわち、上記第1の発明では、就寝者(60)が寝床(50)に入り、就寝状態になると、寝床(50)の複数点の温度を検出し、空調機(20)を制御する。
例えば、第2の発明では、温度検出手段(40)が、寝床(50)の複数点の温度を検出し、温度分布導出手段(31)が各温度センサ(41)からの温度信号に基づき寝床(50)の温度分布を算出する。具体的に、第7の発明では、複数の温度センサ(41)が就寝者(60)の肩部の位置における寝床(50)の温度を検出する。
続いて、上記温度分布導出手段(31)が導出した温度分布から情報導出手段(32)が就寝情報を導出する。具体的に、第4の発明及び第5の発明では、温度分布から就寝者(60)の就寝領域を特定する。
その後、第6の発明では、就寝領域の平均温度を算出して出力する。この寝床(50)の平均温度に基づき空調制御手段(33)が空調機(20)を温度制御する。
したがって、本発明によれば、寝床(50)の複数点の温度分布に基づいて空調機(20)を制御するようにしたために、就寝者(60)の周囲環境の状況を考慮して空調制御を行うことができる。この結果、快適な就寝環境を実現することができるので、寝冷えなどを確実に防止することができる。
また、第3及び第6の発明によれば、寝床(50)の複数点の温度の平均温度に基づいて空調制御を行うので、寝具内の温度を正確に検出することができる。この結果、快適な就寝環境をより確実に実現することができる。
つまり、掛け布団を掛けて寝ているか否かの状況を考慮した空調を行うことができる。また、上記掛け布団が薄い布団であるか、又は厚い布団であるかを判断して空調を行うことができる。換言すれば、空調機(20)と就寝者(60)との間の熱抵抗を考慮して空調を行うことができる。この結果、就寝者(60)に対して最適な空調環境を実現することができる。
また、第4及び第5の発明によれば、就寝者(60)の就寝領域を定め、その就寝領域の温度分布に基づいて空調制御を行うので、就寝者(60)の周囲環境の状況をより確実に考慮して空調制御を行うことができる。
また、第7の発明によれば、就寝者(60)の肩部に対応する位置の温度センサ(41)により寝床(50)の温度を検出するようにしたために、就寝者(60)の周囲環境の状況を確実に考慮することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図10に示すように、本実施形態の空調制御システム(10)は、就寝時の空調制御を行うようにしたものであり、室内の空調を行う空調機(20)と、該空調機(20)を制御するコントローラ(30)と寝床(50)の温度検出手段(40)とを備えている。つまり、上記空調制御システム(10)は、寝床(50)の複数点の温度を検出し、該複数点の温度から寝床(50)の温度分布を導出し、該寝床(50)の温度分布に基づいて空調機(20)を制御するように構成されている。
上記寝床(50)は、敷き布団(51)と掛け布団(52)とを備えており、該敷き布団(51)に温度検出手段(40)が設けられている。該温度検出手段(40)は、寝床(50)の複数点の温度を検出するように構成されている。具体的に、上記温度検出手段(40)は、図1においては8つの温度センサ(41)を備え、該温度センサ(41)は、センサ保持シート(42)に取り付けられ、敷き布団(51)の表面(上面)に設けられている。
上記温度センサ(41)は、就寝者(60)の肩部に対応する部分に設けられ、敷き布団(51)の両側部に亘って幅方向に設置されている。尚、8つの温度センサ(41)は、等間隔に設けられている。
上記コントローラ(30)は、8つの温度センサ(41)が検出した温度の温度信号を受けて空調機(20)を制御するように構成されている。該コントローラ(30)は、温度分布導出手段(31)と情報導出手段(32)と空調制御手段(33)とを備えている。
上記温度分布導出手段(31)は、温度検出手段(40)が検出した複数点の温度信号を受け、寝床(50)の温度分布を導出するように構成されている。
上記情報導出手段(32)は、温度分布導出手段(31)が導出した温度分布に基づいて就寝情報を導出するように構成されている。そして、上記情報導出手段(32)は、就寝情報として寝床(50)の平均温度を導出するように構成されている。具体的には、上記情報導出手段(32)は、位置導出部(34)と領域特定部(35)と情報出力部(36)とを備えている。
上記情報導出手段(32)の位置導出部(34)は、寝床(50)の温度分布から就寝者(60)の就寝位置を導出するように構成されている。具体的に、上記位置導出部(34)は、就寝者(60)の幅方向の中心(左右方向の中心)を導出しており、例えば、図3及び図7に示すように、仰臥状態の背中の中心、及び図9に示すように、横臥状態の肩の中心を導出するように構成されている。
上記情報導出手段(32)の領域特定部(35)は、位置導出部(34)が導出した就寝位置から就寝者(60)の就寝領域を定めるように構成されている。具体的に、上記領域特定部(35)は、就寝者(60)の幅方向の中心から就寝領域を特定しており、例えば、人の肩幅と仰臥状態及び横臥状態とを考慮し、300mm〜600mmの範囲で予め設定された範囲で就寝領域を特定するように構成されている。
上記情報導出手段(32)の情報出力部(36)は、領域特定部(35)が特定した就寝領域の温度分布から就寝情報として寝具内の平均温度を導出して出力するように構成されている。つまり、敷き布団(51)と掛け布団(52)との間における就寝者(60)の周囲温度が就寝者(60)の環境温度であるところ、情報出力部(36)は、この環境温度を導出するようにしている。
上記空調制御手段(33)は、情報導出手段(32)が導出した就寝情報である平均温度に基づき空調機(20)を制御するように構成されている。
−運転動作−
次に、上述した空調制御システム(10)の空調制御動作について図2のフロー図に基づいて説明する。
先ず、就寝者(60)が寝床(50)に入り、就寝状態になると、温度検出手段(40)の温度センサ(41)が就寝者(60)の肩部に位置することとなる。そして、各温度センサ(41)は、就寝者(60)の肩部を横断する方向に寝床(50)の両側に亘って該寝床(50)の温度を検出する。
上記各温度センサ(41)が検出した寝床(50)の温度は、コントローラ(30)に入力される。該コントローラ(30)においては、図2のステップST1において、温度分布導出手段(31)が各温度センサ(41)からの温度信号に基づき寝床(50)の温度分布を算出する。
続いて、ステップST2に移り、上記温度分布導出手段(31)が導出した温度分布から位置導出部(34)が最高温度位置を算出し、この最高温度位置を就寝者(60)の中心位置(就寝位置)とする。
引き続いて、ステップST3に移り、上記位置導出部(34)が導出した就寝者(60)の中心位置から領域特定部(35)が就寝領域を特定する。つまり、該領域特定部(35)は、予め人の体格寸法から平均的な人の幅(肩幅)が定められており、例えば、300mm〜600mmの範囲で定められている。
次に、ステップST4に移り、就寝者(60)である人の深部温に寄与する温度領域を定める。つまり、深部温に寄与する温度差ΔTとして予め設定された値に基づき、平均化する温度領域を定める。具体的に、温度差ΔTとして0.5℃〜1.0℃が定められ、この温度差ΔTを室内温度に加算した温度以上を平均化する温度領域とする。
その後、情報出力部(36)は、ステップST3及びST4で設定された就寝領域と温度領域との範囲の平均温度、つまり、就寝情報である寝床(50)の平均温度を算出して出力する。この寝床(50)の平均温度に基づき空調制御手段(33)は、冷房運転又は暖房運転時における空調機(20)を温度制御する。
−実施例1−
そこで、具体的に、各就寝状態における就寝情報である平均温度の導出動作について説明する。
先ず、図3及び図4は、就寝者(60)が仰臥状態で就寝している場合で、且つ掛け布団(52)を掛けたままの通常就寝の場合を示している。尚、図3〜図10においては、温度センサ(41)を7つ設けた場合について説明している。この仰臥状態においては、温度分布導出手段(31)は、7つの温度センサ(41)の温度信号を受けて、温度分布曲線Lを導出する。この仰臥状態の就寝の場合、温度分布曲線Lの変化はなだらかとなる。
続いて、位置導出部(34)は、温度分布曲線Lの最高温度位置を特定し、この最高温度位置を就寝者(60)の中心位置Xs(就寝位置)を導出する。つまり、就寝者(60)が直接接している温度センサ(41)は、人の温度に最も近い温度を示し、最も高い温度を示すので、最高温度位置を就寝者(60)の中心位置Xsとする。
次に、領域特定部(35)が、中心位置Xsを中心とて両側の所定範囲を就寝領域Mとして特定する。つまり、就寝者(60)が存在せず、敷き布団(51)と掛け布団(52)のみの箇所は、室内温度と同じとみなせるので、人の肩幅の範囲内の温度を有効温度範囲とみなす。そして、上記領域特定部(35)は、室内温度Rに所定の温度差ΔTを加算した温度以上を温度領域Nとして特定する。つまり、温度分布曲線Lにおいて、室内温度Rと同じ温度部分は、就寝者(60)のいない部分と考えられるので、室内温度Rより所定温度以上を有効温度範囲とみなす。
その後、情報出力部(36)は、就寝領域Mと温度領域Nとの範囲内における温度分布曲線Lの平均温度Tsを導出して、この平均温度Tsを就寝情報として出力する。
−実施例2−
図5及び図6は、就寝者(60)が仰臥状態で就寝している場合で、且つ掛け布団(52)を取った場合を示している。この仰臥状態においても、温度分布導出手段(31)は、7つの温度センサ(41)の温度信号を受けて、温度分布曲線Lを導出する。この仰臥状態の就寝の場合、人に接している温度センサ(41)のみが高くなるので、温度分布曲線Lの変化が急峻となる。
その後、図3及び図4の場合と同様に、位置導出部(34)が、温度分布曲線Lの最高温度位置を特定し、この最高温度位置を就寝者(60)の中心位置Xsを導出する。
次に、領域特定部(35)が、中心位置Xsから就寝領域Mとして特定する。また、上記領域特定部(35)が、室内温度Rに所定の温度差ΔTを加算した温度以上を温度領域Nとして特定する。
続いて、情報出力部(36)は、就寝領域Mと温度領域Nとから平均温度Tsを導出して出力する。
−実施例3−
図7及び図8は、就寝者(60)が仰臥状態で就寝している場合で、且つ掛け布団(52)を掛けたままの通常就寝であるが、敷き布団(51)の片側に移動した場合を示している。この仰臥状態においても、温度分布導出手段(31)は、7つの温度センサ(41)の温度信号を受けて、温度分布曲線Lを導出する。この仰臥状態の就寝の場合、温度分布曲線Lの変化はなだらかとなるが、就寝者(60)に対応して偏ることになる。
その後、図3及び図4の場合と同様に、位置導出部(34)が、温度分布曲線Lの最高温度位置を特定し、この最高温度位置を就寝者(60)の中心位置Xsを導出する。
次に、領域特定部(35)が、中心位置Xsから就寝領域Mとして特定する。また、上記領域特定部(35)が、室内温度Rに所定の温度差ΔTを加算した温度以上を温度領域Nとして特定する。
続いて、情報出力部(36)は、就寝領域Mと温度領域Nとから平均温度Tsを導出して出力する。
−実施例4−
図9及び図10は、就寝者(60)が横臥状態で就寝している場合で、且つ掛け布団(52)を掛けたままの場合を示している。この仰臥状態においても、温度分布導出手段(31)は、7つの温度センサ(41)の温度信号を受けて、温度分布曲線Lを導出する。この横臥状態の就寝の場合、温度分布曲線Lの変化は直線的となる。つまり、就寝者(60)が接する温度センサ(41)が少なくなるので、温度分布の変化が急峻となる。
その後、図3及び図4の場合と同様に、位置導出部(34)が、温度分布曲線Lの最高温度位置を特定し、この最高温度位置を就寝者(60)の中心位置Xsを導出する。
次に、領域特定部(35)が、中心位置Xsから就寝領域Mとして特定する。また、上記領域特定部(35)が、室内温度Rに所定の温度差ΔTを加算した温度以上を温度領域Nとして特定する。
続いて、情報出力部(36)は、就寝領域Mと温度領域Nとから平均温度Tsを導出して出力する。
−実施例5−
次に、実測データに基づく各就寝状態における就寝情報である平均温度の導出動作について説明する。
図11は、図1に示すように温度センサ(41)を8つの温度センサ(41)と、図示しない室内温度センサ(41)とを用い、就寝時における測定結果を示している。
この図11におけるAが室内温度センサ(41)が検出した室内温度の変化を示し、B、C、D、E、F、G、H及びJは、図1における敷き布団(51)の左側から順に位置する温度センサ(41)が検出した寝床(50)温度の変化を示している。
また、上記図11において、S1の時間帯は、図3に示すように仰臥状態で掛け布団(52)を掛けた状態であり、S2の時間帯は、図9に示すように横臥状態で掛け布団(52)を掛けた状態であり、S3の時間帯は、図5に示すように仰臥状態で掛け布団(52)を取った状態であり、S4の時間帯は、図9の横臥状態で掛け布団(52)を取った状態である。
図12は、上記図11のS1の時間帯(仰臥で且つ掛け布団(52)有り)における温度分布を示している。つまり、8つの温度センサ(41)の検出温度に基づきスプライン補間により温度分布曲線Lを求める。この温度分布曲線Lに基づき、最高温度(35.60℃)から就寝者(60)の中心位置Xsを求め、この中心位置Xsから就寝領域Mを特定する。尚、上記就寝領域Mの幅は400mmとしている。その後、上記就寝領域Mの平均温度Tsを算出して出力する。この場合の寝具内温度である平均温度Tsは34.40℃である。
図13は、上記図11のS3の時間帯(仰臥で且つ掛け布団(52)なし)における温度分布を示している。この場合も、8つの温度センサ(41)の検出温度に基づきスプライン補間により温度分布曲線Lを求める。この温度分布曲線Lに基づき、最高温度(35.74℃)から就寝者(60)の中心位置Xsを求め、この中心位置Xsから就寝領域Mを特定する。尚、上記就寝領域Mの幅は400mmとしている。その後、上記就寝領域Mの平均温度Tsを算出して出力する。この場合の寝具内温度である平均温度Tsは33.63℃である。
図14は、上記図11のS2の時間帯(横臥で且つ掛け布団(52)有り)における温度分布を示している。この場合も、8つの温度センサ(41)の検出温度に基づきスプライン補間により温度分布曲線Lを求める。この温度分布曲線Lに基づき、最高温度(35.54℃)から就寝者(60)の中心位置Xsを求め、この中心位置Xsから就寝領域Mを特定する。尚、上記就寝領域Mの幅は400mmとしている。その後、上記就寝領域Mの平均温度Tsを算出して出力する。この場合の寝具内温度である平均温度Tsは33.25℃である。
図15は、上記図11のS4の時間帯(横臥で且つ掛け布団(52)なし)における温度分布を示している。この場合も、8つの温度センサ(41)の検出温度に基づきスプライン補間により温度分布曲線Lを求める。この温度分布曲線Lに基づき、最高温度(35.51℃)から就寝者(60)の中心位置Xsを求め、この中心位置Xsから就寝領域Mを特定する。尚、上記就寝領域Mの幅は400mmとしている。その後、上記就寝領域Mの平均温度Tsを算出して出力する。この場合の寝具内温度である平均温度Tsは31.69℃である。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態によれば、寝床(50)の複数点の温度分布に基づいて空調機(20)を制御するようにしたために、就寝者(60)の周囲環境の状況を考慮して空調制御を行うことができる。この結果、快適な就寝環境を実現することができるので、寝冷えなどを確実に防止することができる。
また、寝床(50)の複数点の温度の平均温度に基づいて空調制御を行うので、寝具内の温度を正確に検出することができる。この結果、快適な就寝環境をより確実に実現することができる。
つまり、掛け布団(52)を掛けて寝ているか否かの状況を考慮した空調を行うことができる。また、上記掛け布団(52)が薄い布団であるか、又は厚い布団であるかを判断して空調を行うことができる。換言すれば、空調機(20)と就寝者(60)との間の熱抵抗を考慮して空調を行うことができる。この結果、就寝者(60)に対して最適な空調環境を実現することができる。
また、就寝者(60)の就寝領域を定め、その就寝領域の温度分布に基づいて空調制御を行うので、就寝者(60)の周囲環境の状況をより確実に考慮して空調制御を行うことができる。
また、就寝者(60)の肩部に対応する位置の温度センサ(41)により寝床(50)の温度を検出するようにしたために、就寝者(60)の周囲環境の状況を確実に考慮することができる。
〈その他の実施形態〉
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記温度センサ(41)は、横一列に配置したが、第1の発明などにおいては、温度センサ(41)の配置これらに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、就寝時に空調制御を行う空調制御システムについて有用である。
空調制御システムの概略構成を示す構成図である。 空調制御システムの制御動作を示す制御フロー図である。 掛け布団を掛けた仰臥の就寝状態を示す概略構成図である。 掛け布団を掛けた仰臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 掛け布団を取った仰臥の就寝状態を示す概略構成図である。 掛け布団を取った仰臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 掛け布団を掛けた他の仰臥の就寝状態を示す概略構成図である。 掛け布団を掛けた他の仰臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 掛け布団を掛けた横臥の就寝状態を示す概略構成図である。 掛け布団を掛けた横臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 各種の就寝状態のける温度変化を示す温度線図である。 掛け布団を掛けた仰臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 掛け布団を取った仰臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 掛け布団を掛けた横臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。 掛け布団を掛取った横臥の就寝状態の温度分布を示す温度特性図である。
符号の説明
10 空調制御システム
20 空調機
30 コントローラ
31 温度分布導出手段
32 情報導出手段
33 空調制御手段
34 位置導出部
35 領域特定部
36 情報出力部
40 温度検出手段
41 温度センサ
50 寝床
51 敷き布団
52 掛け布団
60 就寝者

Claims (7)

  1. 寝床(50)の複数点の温度を検出し、該複数点の温度から寝床(50)の温度分布を導出し、該寝床(50)の温度分布に基づいて空調機(20)を制御する
    ことを特徴とする空調制御システム。
  2. 寝床(50)の複数点の温度を検出する温度検出手段(40)と、
    該温度検出手段(40)が検出した複数点の温度信号を受け、寝床(50)の温度分布を導出する温度分布導出手段(31)と、
    該温度分布導出手段(31)が導出した温度分布に基づいて就寝情報を導出する情報導出手段(32)と、
    該情報導出手段(32)が導出した就寝情報に基づき空調機(20)を制御する空調制御手段(33)とを備えている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  3. 請求項2において、
    上記情報導出手段(32)は、就寝情報として寝床(50)の平均温度を導出するように構成されている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  4. 請求項2において、
    上記情報導出手段(32)は、寝床(50)の温度分布から就寝者(60)の就寝領域を定め、該就寝領域の温度分布から就寝情報を導出するように構成されている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  5. 請求項2において、
    上記情報導出手段(32)は、寝床(50)の温度分布から就寝者(60)の就寝位置を導出する位置導出部(34)と、該位置導出部(34)が導出した就寝位置から就寝者(60)の就寝領域を定める領域特定部(35)と、該領域特定部(35)が特定した就寝領域の温度分布から就寝情報を導出して出力する情報出力部(36)とを備えている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  6. 請求項4又は5において、
    上記情報導出手段(32)の就寝情報は、就寝領域の平均温度である
    ことを特徴とする空調制御システム。
  7. 請求項2において、
    上記温度検出手段(40)は、寝床(50)における就寝者(60)の肩部に対応する部分に設けられ、且つ寝床(50)の両側部に亘って幅方向に配置された複数の温度センサ(41)を備えている
    ことを特徴とする空調制御システム。
JP2004208313A 2004-07-15 2004-07-15 空調制御システム Expired - Fee Related JP4400353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208313A JP4400353B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 空調制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208313A JP4400353B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 空調制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006029669A true JP2006029669A (ja) 2006-02-02
JP4400353B2 JP4400353B2 (ja) 2010-01-20

Family

ID=35896248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208313A Expired - Fee Related JP4400353B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 空調制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4400353B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038465A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daikin Ind Ltd 空調制御システム
JP2011185542A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Denso Wave Inc 空調制御装置及び空調制御装置の人位置検出方法
JP2012057840A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Denso Wave Inc 空調制御装置及び空調制御装置の人検知グループ管理方法
KR101202325B1 (ko) * 2007-08-06 2012-11-16 삼성전자주식회사 공기 조화기 및 그 취침운전 제어방법
CN104019529A (zh) * 2014-07-01 2014-09-03 王涛 智能睡眠系统
CN105674446A (zh) * 2016-01-05 2016-06-15 青岛海尔空调器有限总公司 一种恒温床式空调器及其控制方法
WO2018076743A1 (zh) * 2016-10-31 2018-05-03 广州华凌制冷设备有限公司 一种智能空调器温度控制方法、系统及智能空调
CN113465155A (zh) * 2021-06-23 2021-10-01 深圳市海清视讯科技有限公司 一种减少婴幼儿踢被子行为的方法、系统、主机以及储存介质
CN113757968A (zh) * 2021-09-28 2021-12-07 四川虹美智能科技有限公司 基于健康睡眠大数据的智能空调系统

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101202325B1 (ko) * 2007-08-06 2012-11-16 삼성전자주식회사 공기 조화기 및 그 취침운전 제어방법
JP2010038465A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Daikin Ind Ltd 空調制御システム
JP2011185542A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Denso Wave Inc 空調制御装置及び空調制御装置の人位置検出方法
JP2012057840A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Denso Wave Inc 空調制御装置及び空調制御装置の人検知グループ管理方法
CN104019529A (zh) * 2014-07-01 2014-09-03 王涛 智能睡眠系统
CN105674446A (zh) * 2016-01-05 2016-06-15 青岛海尔空调器有限总公司 一种恒温床式空调器及其控制方法
WO2018076743A1 (zh) * 2016-10-31 2018-05-03 广州华凌制冷设备有限公司 一种智能空调器温度控制方法、系统及智能空调
CN113465155A (zh) * 2021-06-23 2021-10-01 深圳市海清视讯科技有限公司 一种减少婴幼儿踢被子行为的方法、系统、主机以及储存介质
CN113757968A (zh) * 2021-09-28 2021-12-07 四川虹美智能科技有限公司 基于健康睡眠大数据的智能空调系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4400353B2 (ja) 2010-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103945802B (zh) 用于改进人的睡眠的系统和方法
JP4902517B2 (ja) 空気調和機
JP4400353B2 (ja) 空調制御システム
JP6354260B2 (ja) 空調制御システム
JP2007198653A (ja) 環境制御装置及びその動作プログラム
US20150366365A1 (en) Active Thermal Mattress
JP2006194540A (ja) 温冷感予測値を用いた空調制御方法、空調装置、空調装置用プログラム及びサーバ装置
PL207611B1 (pl) Układ i sposób modyfikowania fizycznych właściwości łóżka
JP2010133692A (ja) 空気調和機
JP2007285562A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2009050225A (ja) ペット用姿勢評価システム
JP5309742B2 (ja) 空調制御システム
JP2013007507A (ja) 空調制御システム
JP2596233B2 (ja) ベッド装置
JP4483511B2 (ja) 体温調節システム
CN114568877B (zh) 一种智能床垫及睡眠监测调节方法
JP2018031542A (ja) 温冷感推定装置
CN206206218U (zh) 一种基于红外测温的智能人感风扇
KR20120140579A (ko) 침구류에 대한 온도감지 및 그에 따른 자동 온도제어 기술
KR20170042902A (ko) 온열 매트
JPH0210042A (ja) 空気調和装置
JP2966175B2 (ja) ベッド温湿制御システム
JP5098881B2 (ja) 空調制御システム
JP2006064324A (ja) 外出時省エネルギー運転機能を有する熱量調和装置
US20240159419A1 (en) Determination system, sensor, determination method, and recording medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4400353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091019

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131106

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees