JP2006029267A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アッシュの抜け易さと、PMの捕集性能とを両立できる排気浄化装置を提供することにある。
【解決手段】ディーゼルエンジン2の排気通路3には、コロナ放電を利用して排気ガスに含まれるPMを凝集するPM凝集装置4と、このPM凝集装置4の下流側に配設されるPM捕集装置5とを備えている。このPM捕集装置5は、例えば、多孔質セラミックスから成るハニカム構造体であり、隔壁に形成される多数の細孔を排気ガスが通過する際に、排気ガスに含まれる凝集PMが隔壁に付着して捕集される。隔壁に形成される細孔の大きさ(細孔径)は、平均30〜300μmの大きさを有している。このPM捕集装置5は、PM凝集装置4により凝集されて粒径が大きくなった一塊の凝集PMを捕集するので、細孔径を大きくしてもPMの捕集率が大きく低下することはなく、平均300μmの細孔径で量産品と同等のPM捕集率を確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関(特に、ディーゼルエンジン)の排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するための排気浄化装置に関する。
近年、ディーゼルエンジンの排気ガスに対する規制は年々強化されており、特にカーボンを主成分とする粒子状物質(以下、PM)の低減が急務となっている。このPMを排気ガスから除去する装置として、エンジンの排気通路に配設されるディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPF)が知られている(特許文献1参照)。
このDPFは、例えば、多孔質セラミックスから成るハニカム構造体であり、図10に示す様に、ハニカム構造体の隔壁100に形成される多数の細孔110を排気ガスが通過する際に、排気ガスに含まれるPMが隔壁100に付着して捕集される。
また、捕集したPMが隔壁100に堆積すると、DPFの圧力損失(圧損)が上昇してエンジンの出力低下を招く恐れがあるため、隔壁100に堆積したPMを触媒の作用等により定期的に燃焼させて、DPFを再生させることが一般的に行われている。
特開平9−125931号公報
ところが、PMを燃焼除去した場合でも、PMの燃え残り成分(以下、アッシュ)が残存する。したがって、車両を長期間使用すると、アッシュの堆積によって圧力損失が上昇すると共に、DPFの再生に触媒を使用する場合には、触媒性能が低下するという問題が発生する。隔壁100に堆積するアッシュは、図7に示す様に、隔壁100に形成される細孔110の大きさ(細孔径)が大きくなる程、堆積量が減少するので、アッシュの堆積量を減らすために、細孔径を大きくすることも考えられる。
しかし、隔壁100の細孔径を大きくすると、アッシュは抜け易くなる反面、図6の破線グラフで示す様に、PMの捕集性能(捕集率)が大きく低下するという問題が生じる。 本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、アッシュの抜け易さと、PMの捕集性能とを両立できる排気浄化装置を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明の排気浄化装置は、エンジンの排気経路に配設され、エンジンの排気ガスに含まれる粒子状物質を凝集して粒径の大きな粒子状物質(凝集PM)を生成するPM凝集手段と、このPM凝集手段より排気ガスの流れ方向下流に配設され、PM凝集手段により凝集された凝集PMを捕集するPM捕集手段とを備える。
上記の構成によれば、PM凝集手段によって凝集された粒径の大きな凝集PMをPM捕集手段により捕集するので、排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)の捕集を容易にできる。なお、粒径の大きな粒子状物質とは、一個の粒子状物質ではなく、凝集PM全体の大きさを表している。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した排気浄化装置において、PM捕集手段は、多数の細孔を有する隔壁と、この隔壁によって区画された流入通路と流出通路とを有し、流入通路に流入した排気ガスが細孔を通過して流出通路より流出するフィルタであり、隔壁に形成された細孔は、平均30〜300μmの大きさであることを特徴とする。
従来のDPFは、平均25μm以下の細孔径が一般的であり、これ以上大きくすると、PMの捕集率が大きく低下する。これに対し、本発明のPM捕集手段では、PM凝集手段によって凝集された粒径の大きい凝集PMを捕集するので、従来より細孔径を大きくしてもPMの捕集率が大きく低下することはなく、シミュレーションの結果では、平均300μmの細孔径で従来(平均25μmの細孔径)と同等のPM捕集率を確保できる。従って、アッシュの抜け性を考慮すると、細孔径を平均30〜300μmの範囲に設定することで、アッシュの抜け易さとPMの捕集性能とを両立できる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載した排気浄化装置において、PM凝集手段は、コロナ放電を利用して粒子状物質を凝集することを特徴とする。
極めて周知なコロナ放電を利用することにより、容易に且つ効果的にPMを凝集することができる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は排気浄化装置1の構成を示す概略図である。
実施例1に示す排気浄化装置1は、図1に示す様に、ディーゼルエンジン2の排気通路3に配設されるPM凝集装置4と、そのPM凝集装置4の下流側に配設されるPM捕集装置5とを備えている。
PM凝集装置4は、コロナ放電を利用して排気ガスに含まれるPMを凝集する装置であり、図2に示す様に、排気通路3に接続される金属製(例えばSUS)のハウジング6と、このハウジング6の内部に先端部が配置される放電極7と、この放電極7に高電圧を印加する高電圧電源8と、放電極7より下流側に配置される導電性の金属メッシュ9(例えばSUS)等を備える。
PM捕集装置5は、例えば、多孔質セラミックスから成るハニカム構造体であり、図3に示す様に、ハニカム構造体の隔壁10(多孔質壁面)によって区画形成された多数のセル11、12を有している。それぞれのセル11、12は、排気ガス通路を形成し、出口側が目封じされた流入側セル11と、入口側が目封じされた流出側セル12とが交互に設けられている。隔壁10には、多数の細孔13(気泡)が形成され、この細孔13を通じて流入側セル11と流出側セル12とが連通している。但し、細孔13の大きさ(細孔径)は、公知のDPF(量産品)と比較して大きく設けられ、平均30〜300μmの大きさを有している。なお、量産品の細孔径は、平均25μm以下の大きさを有している。
次に、排気浄化装置1の作用を説明する。
PM凝集装置4は、高電圧電源8より放電極7に高電圧が印加されると、アース接続されたハウジング6と放電極7との間(つまりハウジング6の内部空間)にコロナ放電場が形成される。このコロナ放電場を排気ガスが通ると、図4に示す様に、コロナ放電によって発生した空気イオンに排気ガス中のPMが結合して電荷を帯びることにより、その帯電したPM同士が凝集して粗大化する。粗大化して粒径が大きくなった一塊のPM(凝集PM)は、クーロン力の作用で金属メッシュ9に引き付けられ、アース接続された金属メッシュ9を介して電子が放出された後、金属メッシュ9を通り抜けて下流側へ放出される。
PM捕集装置5では、図3に示す様に、PM凝集装置4より流れてきた排気ガスが流入側セル11に流入し、その流入側セル11より隔壁10に形成された多数の細孔13を通り抜けて流出側セル12へ流れ込む。この時、排気ガスに含まれる凝集PM(PM凝集装置4により凝集されて粒径が大きくなった一塊のPM)は、隔壁10の細孔13を通る際に、図5に矢印で示す様に、空気粒子との衝突によってブラウン運動(規則性のないランダムな運動)を生じながら、隔壁10に付着して捕集される。凝集PMが除去された排気ガスは、流出側セル12を通って下流側へ排出される。
(実施例1の効果)
実施例1に記載した排気浄化装置1によれば、PM凝集装置4により凝集されて粒径が大きくなった一塊の凝集PMをPM捕集装置5により捕集するので、図6の実線グラフで示す様に、細孔径を大きくしてもPMの捕集率が大きく低下することはなく、シミュレーションの結果では、平均300μmの細孔径で量産品(平均25μmの細孔径)と同等のPM捕集率を確保できる。
また、細孔径が小さくなると、PM捕集率は向上する反面、アッシュの堆積量が増大して圧損が大きくなる(図7、8参照)。従って、アッシュの抜け性を考慮すると、細孔径を平均30〜300μmの範囲に設定することで、アッシュの抜け易さとPMの捕集性能とを両立できる。特に、細孔径の大きさを平均100μmにすると、量産品と比較して圧損を大幅に下げることができるだけでなく、PMの捕集率も向上する。
なお、コロナ放電を利用してPMを凝集するPM凝集装置4では、凝集PMの大きさ(平均凝集径)と電力量との間に図9に示す相関がある。つまり、電力量が20W未満では、電力量の増大に伴って平均凝集径が大きくなるので、より大きな平均凝集径を得るためには、電力量を大きくした方が良い。しかし、電力量が20Wを超えると、平均凝集径が飽和傾向になるため、電力量を大きくしても、それに見合った平均凝集径を得ることはできない。従って、より小さい電力量で効果的に平均凝集径を大きくするためには、20W以下(例えば3〜20W)の電力が望ましい。
排気浄化装置の構成を示す概略図である。 PM凝集装置の構成を示す概略図である。 PM捕集装置の構成を示す概略図である。 PM凝集装置の動作を示す説明図である。 凝集PMの捕集動作を示す説明図である。 細孔径とPM捕集率との関係を示す相関図である。 細孔径と堆積アッシュ量との関係を示す相関図である。 細孔径と圧損との関係を示す相関図である。 PM凝集装置の使用電力と平均凝集径との関係を示す相関図である。 DPFの動作を示す説明図である(公知技術)。
符号の説明
1 排気浄化装置
2 ディーゼルエンジン
3 排気通路(排気系)
4 PM凝集装置(PM凝集手段)
5 PM捕集装置(PM捕集手段、フィルタ)
10 隔壁
11 流入側セル(流入通路)
12 流出側セル(流出通路)
13 細孔

Claims (3)

  1. エンジンの排気経路に配設され、前記エンジンの排気ガスに含まれる粒子状物質を凝集して粒径の大きな粒子状物質(凝集PMと呼ぶ)を生成するPM凝集手段と、
    このPM凝集手段より排気ガスの流れ方向下流に配設され、前記PM凝集手段により凝集された前記凝集PMを捕集するPM捕集手段とを備える排気浄化装置。
  2. 請求項1に記載した排気浄化装置において、
    前記PM捕集手段は、多数の細孔を有する隔壁と、この隔壁によって区画された流入通路と流出通路とを有し、前記流入通路に流入した排気ガスが前記細孔を通過して前記流出通路より流出するフィルタであり、
    前記隔壁に形成された細孔は、平均30〜300μmの大きさであることを特徴とする排気浄化装置。
  3. 請求項1または2に記載した排気浄化装置において、
    前記PM凝集手段は、コロナ放電を利用して粒子状物質を凝集することを特徴とする排気浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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