JP2006028275A - 保護フィルム付プリプレグシートおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】保護フィルムが適度な密着力で密着しており、保護フィルム剥離時の離型性に優れ、高い寸法安定性を有する保護フィルム付プリプレグシートおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】プリプレグシートの片面または両面に保護フィルムが密着して積層された保護フィルム付プリプレグシートであって、プリプレグシートは、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含むエポキシ樹脂組成物がシート状の基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されたものであり、かつ、保護フィルムは、PETまたはPENであり、プリプレグシートと保護フィルムの間の密着力は、180°ピール強度で0.01〜0.5N/cmの範囲内とする。
【選択図】 図1
【解決手段】プリプレグシートの片面または両面に保護フィルムが密着して積層された保護フィルム付プリプレグシートであって、プリプレグシートは、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含むエポキシ樹脂組成物がシート状の基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されたものであり、かつ、保護フィルムは、PETまたはPENであり、プリプレグシートと保護フィルムの間の密着力は、180°ピール強度で0.01〜0.5N/cmの範囲内とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、保護フィルム付プリプレグシートおよびその製造方法に関し、さらに詳しくは、多層プリント配線板などに好適に用いられる保護フィルム付プリプレグシートおよびその製造方法に関するものである。
一般に、電気・電子部品の実装を高密度化するため、多層プリント配線板が用いられている。この種の多層プリント配線板は、複数のプリント配線板の間にプリプレグシートを挟んで積層し、圧着プレスした後、所定部分に孔を開けてメッキを施し、各プリント配線板の所定の配線パターン間を導通することなどにより製造されている。
上記多層プリント配線板に用いられるプリプレグシートとしては、従来、フェノールノボラック型エポキシ樹脂に適宜難燃剤を配合したエポキシ樹脂組成物を、ガラスクロス、ガラス不織布などのシート状基材に含浸し、乾燥半硬化させたものなどが広く用いられてきた。
通常、この種のプリプレグシートは、多層プリント基板の製造時までの間に、シート表面へ異物が付着するのを防止したり、あるいは、多層プリント配線板の製造時に行われる打ち抜き加工において、シート表面からプリプレグ成分が脱落し、プリプレグに脱落した異物が付着するのを防止したりするため、シートの両面に剥離可能な保護フィルムが積層されている。
この種の保護フィルムとしては、例えば、プリプレグシートと接する側にシリコーン樹脂などからなる離型層が形成されたポリエチレンナフタレート(PEN)からなる保護フィルムが知られている(特許文献1参照)。ここで、上記離型層は、高い密着性を有するエポキシ樹脂組成物との剥離を容易にするためのものである。
このような保護フィルムをプリプレグシートの表面に積層し、保護フィルム付プリプレグシートを製造する方法としては、例えば、プリプレグシートと保護フィルムとを一対の加熱ロールの間に通し、これらを加圧する方法が知られている(特許文献2参照)。
ところで、近年、多層プリント配線板は、より高密度化・多層化が図られてきており、多層プリント配線板に用いられるプリプレグシートの量も必然的に多くなっている。そのため、プリプレグシートの寸法安定性に対する要求は一層厳しくなってきている。
それ故、最近では、さらに高い寸法安定性を得るため、フェノールノボラック型エポキシ樹脂よりも剛直な主鎖を有するジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂などを用いたエポキシ樹脂組成物を用いることが検討されている。
また他にも、エポキシ樹脂組成物中の難燃剤としては、従来、少量の添加量で高い難燃効果を有するハロゲン系難燃剤やリン系難燃剤が用いられてきたが、最近では、地球環境への配慮などから、ハロゲンやリンを含有しない無機系難燃剤への代替が検討されている。
このような状況下、例えば、変性ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂に対して、無機系難燃剤を多量に添加したエポキシ樹脂組成物を用いたプリプレグシートが提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、剛直な主鎖を有するエポキシ樹脂に無機系難燃剤を多量に配合したエポキシ樹脂組成物を用いてプリプレグシートとした場合には、次のような問題があった。
すなわち、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂などの剛直な主鎖を有するエポキシ樹脂は、フェノールノボラック型エポキシ樹脂などと比較して密着性に欠ける。特に、上記のように無機系難燃剤が多量に添加されている場合には、特にその傾向が強い。
そのため、このような剛直な主鎖を有するエポキシ樹脂を用いたプリプレグシートに対しては、上記離型層などが形成された保護フィルムを密着して積層することができなかった。
したがって、剛直な主鎖を有するエポキシ樹脂を用いたプリプレグシートについては、上記保護フィルムで覆うことなくそのままの状態で使用せざるを得なかった。それ故、多層プリント配線基板の積層時に、プリプレグシートから無機系難燃剤が剥がれ落ち、これにより多層プリント配線板の製品不良が発生し易くなるなどの問題があった。
一方、上記保護フィルムとの密着性を確保するため、剛直な主鎖を有するエポキシ樹脂以外に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂などの密着性に優れた成分をブレンドするなどして、常温でタック性を持たせる方法も考えられるが、このような手法では、プリプレグシートの寸法安定性が大幅に低下してしまうといった問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、保護フィルムが適度な密着力で密着しており、保護フィルム剥離時の離型性に優れ、高い寸法安定性を有する保護フィルム付プリプレグシートおよびその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る保護フィルム付プリプレグシートは、プリプレグシートの片面または両面に保護フィルムが密着して積層されたものであって、前記プリプレグシートは、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含むエポキシ樹脂組成物がシート状の基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されたものであり、かつ、前記保護フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)であり、前記プリプレグシートと前記保護フィルムの間の密着力は、180°ピール強度で0.01〜0.5N/cmの範囲内にあることを要旨とする。
また、本発明に係る保護フィルム付プリプレグシートの製造方法は、プリプレグシートと保護フィルムとを少なくとも一対の加熱ロール間に供給して加圧し、前記プリプレグシートの片面または両面に前記保護フィルムを積層して積層体を形成する工程を有し、前記プリプレグシートとして、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含むエポキシ樹脂組成物がシート状の基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されたものを用い、かつ、前記保護フィルムとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)を用い、前記プリプレグシート供給時の線速と、前記加熱ロールのロール温度と、前記プリプレグシートに前記保護フィルムを積層した後の180°ピール強度との間の相関関係を予め求め、この相関関係に基づき、前記180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内となるように、前記プリプレグシート供給時の線速と前記加熱ロールのロール温度とを調節することを要旨とする。
上記保護フィルム付プリプレグシートによれば、プリプレグシートを構成するエポキシ樹脂組成物として、剛直な主鎖を有するジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂を用いているので、高い寸法安定性を有する。
また、プリプレグシートの表面に、離型層などの表面処理が施されていないポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)からなる保護フィルムが密着して積層されており、この保護フィルムとプリプレグシートとの間の密着力が、180°ピール強度で0.01〜0.5N/cmの範囲内にあるので、保護フィルムが自然に剥離し難く、適度な密着力で密着しており、保護フィルム剥離時の離型性に優れる。
そのため、多層プリント基板の積層時に、プリプレグシートから無機系難燃剤が剥がれ落ち、これにより多層プリント配線板の製品不良が発生するのを回避することができる。また、多層プリント基板の積層時の作業性にも優れる。
一方、本発明に係る保護フィルム付プリプレグシートの製造方法によれば、剛直な主鎖を有するエポキシ樹脂を用いたプリプレグシートと、表面処理が施されれていないポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)からなる保護フィルムとを用い、プリプレグシート供給時の線速と、加熱ロールのロール温度と、プリプレグシートに保護フィルムを積層した後の180°ピール強度との間の相関関係を予め求め、この相関関係に基づき、180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内となるように、プリプレグシート供給時の線速と加熱ロールのロール温度とを調節しているので、保護フィルムが自然に剥離し難く、適度な密着力で密着しており、保護フィルム剥離時の離型性に優れた保護フィルム付プリプレグシートを確実に得ることができる。
以下、発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明に係る保護フィルム付プリプレグシート(以下、「本フィルム付シート」という。)は、プリプレグシートと、保護フィルムとを備えている。
本発明に係る保護フィルム付プリプレグシート(以下、「本フィルム付シート」という。)は、プリプレグシートと、保護フィルムとを備えている。
先ず、プリプレグシートについて説明する。本フィルム付シートにおいて、プリプレグシートは、エポキシ樹脂組成物が基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されてなる。
上記エポキシ樹脂組成物は、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含有している。
ここで、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂とは、ジシクロペンタジエン骨格を分子中に有するエポキシ樹脂をいう。また、ナフタレン型エポキシ樹脂とは、ナフタレン骨格を分子中に有するエポキシ樹脂をいう。
本フィルム付シートにおいて、エポキシ樹脂組成物は、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂またはナフタレン型エポキシ樹脂の何れか一方を含有していても良いし、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂およびナフタレン型エポキシ樹脂の双方を含有していても良い。また、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂ともに2種以上混合されていても良い。
上記ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂としては、具体的には、下記化1で表されるものなどが挙げられる。
上記ナフタレン型エポキシ樹脂としては、具体的には、下記化2〜9で表されるものなどが挙げられる。好ましくは、化9で表されるものを用いると良い。
また、本フィルム付シートにおいて、エポキシ樹脂組成物は、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂以外の樹脂成分として、フェノキシ樹脂および/またはアクリロニトリル−ブタジエンゴム(以下、「NBR」という。)を含んでいても良い。
これらフェノキシ樹脂、NBRは、樹脂改質剤として用いられるもので、主に無機系難燃剤をエポキシ樹脂中へ十分に包埋させ、無機系難燃剤の剥がれ落ちを抑制する機能を有している。
本フィルム付シートでは、エポキシ樹脂組成物は、フェノキシ樹脂またはNBRの何れか一方を含有していても良いし、フェノキシ樹脂およびNBRの双方を含有していても良い。好ましくは、上記エポキシ樹脂との相溶性、耐熱性に優れることから、フェノキシ樹脂を含有しているのが望ましい。
上記フェノキシ樹脂とは、ビスフェノールAなどとエピクロロヒドリンから得られるポリエーテルのことである。
また、上記フェノキシ樹脂は、難燃性などに優れることから、リンを含有するリン含有フェノキシ樹脂であっても良い。
また、NBRは、そのまま用いても良いが、エポキシ樹脂との相溶性の観点から、カルボキシル基、アミノ基などの官能基によりその末端が変性された末端変性NBRであった方が好ましい。また、NBRの性状としては、液体状のものであっても良い。もちろん、その両者を合わせた末端変性液状NBRであっても良い。
一方、無機系難燃剤は、主にエポキシ樹脂に難燃性を付与する機能を有している。
上記無機系難燃剤としては、難燃効果を示す無機物であれば、特に限定されるものではない。具体的な無機系難燃剤としては、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ホウ酸亜鉛、水酸化カルシウム、水酸化ニッケル、水酸化コバルト、水酸化スズ、モリブデン酸亜鉛、水酸化銅、水酸化鉄などを主成分とする金属水酸化物が挙げられ、これらは1種または2種以上混合されていても良い。
これらのうち、好ましくは、水酸化マグネシウムを用いると良い。近年、地球環境への配慮から、鉛半田よりも処理温度が約20℃程度高い鉛フリー半田(処理温度:約280℃程度)が用いられているが、水酸化マグネシウムを用いれば、鉛フリー半田の処理温度に対応できる耐熱性をエポキシ樹脂組成物に付与することができるからである。
また、上記無機系難燃剤の粒子表面は、エポキシシラン、アミノシラン、アクリルシラン、ビニルシランなどのシラン系もしくはチタネート系などのカップリング剤により表面処理が施されていても良い。無機系難燃剤に表面処理を施せば、樹脂中に一層包埋され易くなり、無機系難燃剤の剥がれ落ちをより少なくできるなどの利点があるからである。
エポキシ樹脂組成物中における各成分の配合割合としては、上記エポキシ樹脂100重量部に対して、上記無機系難燃剤を100〜300重量部、好ましくは、150〜250重量部の範囲内で配合するのが良い。また、フェノキシ樹脂および/またはNBRをさらに配合する場合、上記エポキシ樹脂100重量部に対して、20〜50重量部、好ましくは、25〜45重量部の範囲内で配合するのが良い。
無機系難燃剤の含有量が100重量部未満になると、十分な難燃性が得られなくなる傾向がある。また、無機系難燃剤の含有量が300重量部を越えると、無機系難燃剤の剥がれ落ちが生じたり、製品不良が多くなり、高コスト化を招いたりする傾向がある。
また、フェノキシ樹脂および/またはNBRを配合する場合、その含有量が20重量部未満になると、十分な改質効果が得られずに無機系難燃剤の剥がれ落ちが激しくなる傾向が見られる。また、フェノキシ樹脂および/またはNBRの含有量が50重量部を越えると、保護フィルムを剥離した後に、カバーレイフィルムの基材とプリプレグシートとの接着性が悪くなる(ピール強度が低下する)傾向が見られる。
なお、本フィルム付シートにおいて、エポキシ樹脂組成物は、必要に応じて一般に添加される添加剤、例えば、硬化剤、硬化促進剤、難燃助剤、無機充填剤、酸化防止剤、着色剤などが組成物の物性を損なわない範囲で1種または2種以上添加されていても良い。
他方、基材としては、具体的には、ガラスクロス、ガラス不織布、ガラスペーパー、紙、有機系の不織布を含む有機繊維などをシート状にしたものが挙げられる。なお、基材の厚みは、目的とする多層プリント配線板の仕様などを考慮して適宜変更可能なものであり、特に限定されるものではない。
次に、保護フィルムについて説明する。本フィルム付シートにおいて、保護フィルムは、上記プリプレグシートの片面側または両面側に密着して積層されている。
保護フィルムとしては、具体的には、シート状に形成されたポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)を好適に用いることができる。好ましくは、コストの観点から、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いると良い。この際、本フィルム付シートでは、これら保護フィルムは、プリプレグシートとの密着側に離型層などの表面処理が施されていないものが用いられる。
なお、プリプレグシートの両面に保護フィルムを積層する場合、一方の面と他方の面で保護フィルムは、同一であっても良いし、異なっていても良い。また、保護フィルムの厚みは、コストなどを考慮して適宜変更可能なものであり、特に限定されるものではない。
ここで、本フィルム付シートにおいて、上記プリプレグシートと上記保護フィルムとの間の密着力は、180°ピール強度で0.01〜0.5N/cm、好ましくは、適度な密着性を有し、離型性に優れるなどの観点から、0.05〜0.3N/cmの範囲内にあるのが良い。なお、本フィルム付シートにいう180°ピール強度とは、JIS K6854−2「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第2部:180度はく離」に準拠して測定される値をいう。
本フィルム付シートにおいて、180°ピール強度が0.01N/cm未満になると、多層プリント配線板の製造途中に保護フィルムが自然に剥離してしまう傾向が見られるので好ましくない。また、180°ピール強度が0.5N/cmを越えると、保護フィルムの剥離時に、保護フィルムにプリプレグ成分が付着し、その結果、カバーレイフィルムの基材とプリプレグシートとの接着性が悪くなる傾向が見られるので好ましくない。
次に、上記保護フィルム付プリプレグシートの製造方法(以下、「本製造方法」という。)について説明する。なお、以下では、本フィルム付シートの説明において説明した事項と同一事項については重複を避けるため説明を省略する。
先ず、本製造方法に用いられるプリプレグシートは、例えば、以下の製造方法により製造することができる。
すなわち、上述したジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂、硬化剤、任意に配合されるフェノキシ樹脂、NBRなどを所定量秤量し、これらをメチルエチルケトン(MEK)、ジメチルホルムアミド(DMF)などの溶剤に溶解する。
次いで、この溶解液に無機系難燃剤を添加して混合撹拌した後、さらに硬化促進剤を加え、再度撹拌してエポキシ樹脂組成物を含む含浸液を調製する。次いで、この含浸液中に基材を浸漬し、塗工厚を制御しながら、熱風乾燥(例えば、温度約120℃、10分間)することにより、Bステージのプリプレグシートを製造することができる。
本製造方法は、例えば上記のようにして得られたプリプレグシートと保護フィルムとを、少なくとも一対以上の加熱ロール間に供給して加圧し、プリプレグシートと保護フィルムとを積層して積層体とする工程を有している。
この際、プリプレグシートの両面側に保護フィルムを積層する場合には、プリプレグシートの上側および下側から保護フィルムを供給すれば良い。また、プリプレグシートの片面側に保護フィルムを積層する場合には、プリプレグシートの上側または下側の何れか一方側から保護フィルムを供給すれば良い。また、上記加圧は、エアシリンダーなどの加圧手段を用いて加熱ロールの一方または両方を押圧することなどにより行えば良く、特に限定されるものではない。
ここで、本製造方法では、上記プリプレグシートと保護フィルムとを積層するに当たり、得られる本フィルム付シートの180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内となるように、プリプレグシート供給時の線速と、加熱ロールのロール温度とを調節して両者を積層する。
すなわち、本製造方法では、プリプレグシートと保護フィルムとを積層するにあたり、予め、プリプレグシート供給時の線速と、加熱ロールのロール温度と、プリプレグシートに保護フィルムを積層した後の180°ピール強度との間の相関関係を求めておく。
具体的には、図1に示すように、プリプレグシートと保護フィルムとを加熱ロール間に供給する際のプリプレグシートの線速a1を任意に選択する。次いで、その線速a1を固定し、加熱ロールのロール温度Tを段階的に変化させ、プリプレグシートに保護フィルムを積層した積層体を各ロール温度T毎に作製する。
次いで、これら積層体より、プリプレグシートと保護フィルムとの間の180°ピール強度を測定し、この180°ピール強度が0.01N/cmを下回らないロール温度下限値T1minと、180°ピール強度が0.5N/cmを上回らないロール温度上限値T1maxとを予め求めておく。
そして、このようにして求めた相関関係に基づき、プリプレグシートの線速をa1とした場合、ロール温度をT1min〜T1maxの範囲内に調節してプリプレグシートと保護フィルムとを加熱ラミネートすれば、両者間の180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内にある本フィルム付シートを確実に製造することができる。
同様に、図1に示すように、プリプレグシートの線速としてa2、a3…を選択した場合には、180°ピール強度が0.01N/cmを下回らないロール温度下限値T2min、T3min…、180°ピール強度が0.5N/cmを上回らないロール温度上限値T2max、T3max…とをそれぞれ予め求めておく。
そして、このようにして求めた相関関係に基づき、プリプレグシート供給時の線速をa2、a3…とした場合、ロール温度をT2min〜T2max、T3min〜T3max…の範囲内にそれぞれ調節してプリプレグシートと保護フィルムとを加熱ラミネートすれば、両者間の180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内にある保護フィルム付プリプレグシートを確実に製造することができる。なお、線速a1(2)、線速a2(3)間の線速と、ロール温度上限値・下限値、180°ピール強度の相関関係については、近似により求めても良い。
上記本製造方法によれば、プリプレグシート供給時の線速の値によって決定されるロール温度上限値〜ロール温度下限値までの範囲内で、プリプレグシートと保護フィルムとを加熱ラミネートしているので、プリプレグシートと保護フィルムとの間で若干反応が生じ、これにより両者が適度に密着されるものと推測される。
(供試材料および製造元など)
本実施例および比較例において使用した供試材料を製造元、商品名などとともに示す。
本実施例および比較例において使用した供試材料を製造元、商品名などとともに示す。
・ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂[大日本インキ化学工業(株)製、商品名「EPICLON HP−7200H」]
・リン含有フェノキシ樹脂[東都化成(株)製、商品名「フェノトート ERF−001M30」]
・水酸化マグネシウム[協和化学工業(株)製、商品名「キスマ8」]
・フェノール型硬化剤[大日本インキ化学工業(株)製、商品名「TD−2090−60M」]
・ガラスクロス[日東紡(株)製、商品名「WEA05E53SP」、厚さ約55μm]
・PETフィルム[東レ(株)製、商品名「ルミラーPET25」、厚さ25μm]
・シリコーン離型層付PETフィルム[藤森工業(株)製、商品名「38E−0010GT」、厚さ38μm]
・ポリエチレン(PE)フィルム[三井化学(株)製、商品名「エボリューSP2320」をTダイにより押出し、厚さ50μmのフィルムとしたものを使用した。]
・リン含有フェノキシ樹脂[東都化成(株)製、商品名「フェノトート ERF−001M30」]
・水酸化マグネシウム[協和化学工業(株)製、商品名「キスマ8」]
・フェノール型硬化剤[大日本インキ化学工業(株)製、商品名「TD−2090−60M」]
・ガラスクロス[日東紡(株)製、商品名「WEA05E53SP」、厚さ約55μm]
・PETフィルム[東レ(株)製、商品名「ルミラーPET25」、厚さ25μm]
・シリコーン離型層付PETフィルム[藤森工業(株)製、商品名「38E−0010GT」、厚さ38μm]
・ポリエチレン(PE)フィルム[三井化学(株)製、商品名「エボリューSP2320」をTダイにより押出し、厚さ50μmのフィルムとしたものを使用した。]
(プリプレグシートの作製)
初めに、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂100重量部、リン含有フェノキシ樹脂20重量部、フェノール型硬化剤35重量部を、メチルエチルケトン(MEK)とジメチルホルムアミド(DMF)との混合溶剤に溶解し、水酸化マグネシウムを添加して混合撹拌した後、トリフェニルホスフィン1重量部を加え、再度撹拌することによりエポキシ樹脂組成物を含む含浸液を作製した。
初めに、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂100重量部、リン含有フェノキシ樹脂20重量部、フェノール型硬化剤35重量部を、メチルエチルケトン(MEK)とジメチルホルムアミド(DMF)との混合溶剤に溶解し、水酸化マグネシウムを添加して混合撹拌した後、トリフェニルホスフィン1重量部を加え、再度撹拌することによりエポキシ樹脂組成物を含む含浸液を作製した。
次いで、ガラスクロスを上記各含浸液中に浸漬し、コンマロールで塗工厚を制御しながら、熱風乾燥(温度約120℃、10分間)することにより、Bステージのプリプレグシート(厚さ約80μm)を作製した。
(積層体の作製)
次に、PETフィルム、シリコーン離型層付PETフィルム、PEフィルムの何れかの保護フィルムと、上記作製したプリプレグシートとを、後述する表1に示した線速、ロール温度条件下で、一対の加熱ロール間に供給して加圧(線圧6.30kgf/cm)し、プリプレグシートの両面に保護フィルムを積層し、実施例1〜9、比較例1〜8に係る積層体(6×8cm)を作製した。
次に、PETフィルム、シリコーン離型層付PETフィルム、PEフィルムの何れかの保護フィルムと、上記作製したプリプレグシートとを、後述する表1に示した線速、ロール温度条件下で、一対の加熱ロール間に供給して加圧(線圧6.30kgf/cm)し、プリプレグシートの両面に保護フィルムを積層し、実施例1〜9、比較例1〜8に係る積層体(6×8cm)を作製した。
(積層体の評価方法)
以上のように作製した各積層体について、プリプレグシートと保護フィルムとの間の密着力を、JIS K6854−2「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第2部:180度はく離」に準拠し、180°ピール強度試験により測定した。なお、保護フィルムをつかみ、剥離する速度は、20mm/minとした。
以上のように作製した各積層体について、プリプレグシートと保護フィルムとの間の密着力を、JIS K6854−2「接着剤−はく離接着強さ試験方法−第2部:180度はく離」に準拠し、180°ピール強度試験により測定した。なお、保護フィルムをつかみ、剥離する速度は、20mm/minとした。
180°ピール強度が0.01N/cm〜0.5N/cmの範囲内にあるものを合格(○)とし、0.01N/cm未満、0.5N/cmを越えるものを不合格(×)とした。
以下、表1に保護フィルムの種類、積層条件、積層体の評価結果について示す。
上記表1によれば、各線速において、加熱ロールによるロール温度が下限値を下回る比較例1、5、7の積層体、ロール温度が上限値を上回る比較例2、6、8の積層体は、密着力が180°ピール強度で0.01N/cm〜0.5N/cmの範囲内になかった。また、シリコーン離型層が形成されたPETを用いた比較例3の積層体、ポリオレフィン系保護フィルムであるPEフィルムを用いた比較例4の積層体は、後述する実施例2の積層体と同じロール温度であるにも関わらず密着力が180°ピール強度で0.01N/cm〜0.5N/cmの範囲内になかった。
これらに対し、本実施例1〜9に係る積層体は、各線速において、加熱ロールによるロール温度が下限値を上回り、かつ、上限値を下回る温度範囲内で加熱ラミネートされているので、密着力が180°ピール強度で0.01N/cm〜0.5N/cmの範囲内となった。
したがって、これらの結果より、プリプレグシート供給時の線速と、加熱ロールのロール温度と、プリプレグシートに保護フィルムを積層した後の180°ピール強度との間の相関関係を図2に示すように予め求めることができる。
そして、この相関関係に基づき、180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内となる領域内(図2の斜線領域内)において、プリプレグシート供給時の線速と加熱ロールのロール温度とを調節すれば、保護フィルムが適度な密着力で密着しており、保護フィルム剥離時の離型性に優れ、高い寸法安定性を有する本フィルム付シートを確実に製造できることが確認できた。
本発明は、上記実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能なものである。例えば、上記実施例では、プリプレグシートを構成するエポキシ樹脂組成物のエポキシ樹脂として、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂を用いたが、この樹脂と同じように剛直な主鎖を有するナフタレン型エポキシ樹脂を用いても良い。
また、保護フィルムとしては、PETフィルムを用いたが、PENフィルムを用いた場合でも、上記と同様の手順により、PENフィルム付プリプレグシートを製造することが可能なものである。
Claims (2)
- プリプレグシートの片面または両面に保護フィルムが密着して積層された保護フィルム付プリプレグシートであって、
前記プリプレグシートは、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含むエポキシ樹脂組成物がシート状の基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されたものであり、かつ、前記保護フィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)であり、
前記プリプレグシートと前記保護フィルムの間の密着力は、180°ピール強度で0.01〜0.5N/cmの範囲内にあることを特徴とする保護フィルム付プリプレグシート。 - プリプレグシートと保護フィルムとを少なくとも一対の加熱ロール間に供給して加圧し、前記プリプレグシートの片面または両面に前記保護フィルムを積層して積層体を形成する工程を有し、
前記プリプレグシートとして、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂および/またはナフタレン型エポキシ樹脂と無機系難燃剤とを少なくとも含むエポキシ樹脂組成物がシート状の基材に含浸または塗布され、乾燥半硬化されたものを用い、かつ、前記保護フィルムとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリエチレンナフタレート(PEN)を用い、
前記プリプレグシート供給時の線速と、前記加熱ロールのロール温度と、前記プリプレグシートに前記保護フィルムを積層した後の180°ピール強度との間の相関関係を予め求め、
この相関関係に基づき、前記180°ピール強度が0.01〜0.5N/cmの範囲内となるように、前記プリプレグシート供給時の線速と前記加熱ロールのロール温度とを調節することを特徴とする保護フィルム付プリプレグシートの製造方法。
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