JP2006027762A - エレベータ用綱車 - Google Patents

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Kazukatsu Nakamura
和且 中村
Yuji Kato
裕治 加藤
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Abstract

【課題】 綱溝の溝底のロープ油を容易に綱溝の外部に排出することのできるエレベータ用綱車を得る。
【解決手段】 エレベータ装置に使用される主ロープや補償ロープ、調速機用ロープ等の各種のロープが巻き掛けられるエレベータ用綱車において、これらのロープを巻き掛けるために、綱車の外周面に形成された無端状の綱溝と、この綱溝の溝底に渡って設けられた所定の深さを有するアンダーカットと、このアンダーカットから綱車の少なくとも一側面に通じる複数の油排出孔とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、エレベータ装置の各所に設置される綱車に関するものである。
エレベータ装置には、エレベータのかご及び釣合い重りを釣瓶式に懸吊する主ロープ、この主ロープのかご位置による重量アンバランスを補正する補償ロープ、かごの異常加速を検出する調速機に用いられる調速機用ロープ等の種々のロープが使用されている。また、巻上機の駆動綱車やかご等に設けられた吊車、昇降路固定体に設けられた返し車等の各種綱車は、その外周面に綱溝が形成されており、この綱溝に上記各種のロープが巻き掛けられている。例えば、かごの異常加速を検出する調速機は、その外周面に略U字状の綱溝が形成された綱車が回動可能に設けられており、この綱溝に、かごの安全装置に連結された無端状の調速機用ロープが巻き掛けられている(例えば、特許文献1参照)。
特公昭60−14752号公報(図3、図6)
特許文献1記載の調速機に備えられた綱車を含め、エレベータ装置に使用される従来の綱車は、図7に示すように、その外周面に形成された略U字状の綱溝12aにロープ7が巻き掛けられているため、綱溝12a内のロープ油は、ロープ7によって溝底に押し付けられ、溝底から綱溝12aの内面を伝って綱車12の外周面へと押し出される。しかし、綱溝12a内のロープ油が全て綱溝12aの外部に排出される訳ではなく、一部のロープ油は綱溝12a内に留まるとともに、昇降路内に存在する粉塵やその他の不純物と混ざり合うことによって固化してしまい、図8に示すように、綱溝12aの溝底に徐々に堆積することとなっていた。さらに、エレベータ装置の使用環境や長期使用等により、図9に示すように、ロープ油と不純物とが混合した硬質の固形物13によって、綱溝12aに巻き掛けられたロープ7が綱溝12aの外周面の高さと略同程度の高さまで持ち上げられた場合には、ロープ7が安全スイッチに接触することによって安全スイッチが誤作動を起こしたり、ロープ7が綱溝12aから外れることによって非常停止装置が作動したりするという恐れがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、綱溝の溝底のロープ油を容易に綱溝の外部に排出することのできるエレベータ用綱車を提供することである。
この発明に係るエレベータ用綱車は、エレベータ装置に使用されるロープが巻き掛けられるエレベータ用綱車において、ロープを巻き掛けるために、綱車の外周面に形成された無端状の綱溝と、この綱溝の溝底に渡って設けられた所定の深さを有するアンダーカットと、このアンダーカットから綱車の少なくとも一側面に通じる複数の油排出孔とを備えたものである。
この発明は、エレベータ装置に使用されるロープが巻き掛けられるエレベータ用綱車において、ロープを巻き掛けるために、綱車の外周面に形成された無端状の綱溝と、この綱溝の溝底に渡って設けられた所定の深さを有するアンダーカットと、このアンダーカットから綱車の少なくとも一側面に通じる複数の油排出孔とを備える構成としたことで、綱溝の溝底のロープ油を容易に綱溝の外部に排出することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の全体構成図であり、エレベータ昇降路の上方に機械室が設置されていない機械室レスエレベータ装置を示したものである。図において、エレベータ昇降路内に立設された一対のかご用ガイドレール(図示せず)に案内されて昇降路内を昇降するかご1は、その両側下部に2つのかご用吊車2a及び2bが回動可能に設けられている。また、昇降路内に立設された一対の釣合い重り用ガイドレール(図示せず)に案内されて、かご1と逆方向に昇降路内を昇降する釣合い重り3は、その上部に釣合い重り用吊車4が回動可能に設けられている。さらに、昇降路ピット部には駆動綱車5aを有する巻上機5が設けられ、また、昇降路頂部の固定体には2つの返し車6a及び6bがそれぞれ回動可能に設置されている。以上のような構成を有する機械室レスエレベータ装置は、主ロープ7aの一端部が、かご側引き止め具8aを介してかご1上方の昇降路頂部固定体に弾性的に設けられており、この主ロープ7aは、かご側引き止め具8a側から、かご用吊車2a及び2b、返し車6a、駆動綱車5a、返し車6b、釣合い重り用吊車4のそれぞれの外周面に形成された綱溝に順次巻き掛けられている。また、主ロープ7aの他端部は、釣合い重り側引き止め具8bを介して釣合い重り3上方の昇降路頂部固定体に弾性的に設けられている。即ち、エレベータのかご1と釣合い重り3とは、2:1ローピング方式によって懸吊され、駆動綱車5aの回動に連動して昇降路内を昇降する。
また、かご1の非常止め(図示せず)にその一部が連結された無端状の調速機用ロープ9は、昇降路頂部の固定体に回動可能に設けられた張り車10と、昇降路ピット部に設置された調速機11の調速機用綱車11aとに巻き掛けられており、この調速機11によってかご1の昇降速度等が検知されている。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用綱車の正面図、図3はその要部詳細図であり、図3は、駆動綱車5aや調速機用綱車11a、かご用吊車2a、返し車6a等のエレベータ装置に使用される各種綱車12の外周部分の縦断面図を示したものである。図において、エレベータ装置に使用される円盤状を呈する綱車12は、その外周面に、断面が略U字状の綱溝12aが無端状に形成されている。この無端状の綱溝12aには、その溝底に渡って、所定の幅及び所定の深さを有するアンダーカット12bが、綱溝12aと同方向に無端状に形成されている。また、綱車12には、その一側面から他側面に貫通する複数の油排出孔12cが、等角度毎に設けられている。この油排出孔12cは、綱車12の回動軸と略平行な中心軸を有し、アンダーカット12b底部よりも外側で、且つ、綱溝12aの溝底よりも内側となるように配置されている。即ち、アンダーカット12bは、油排出孔12cを介して綱車12の両側面に通じている。
以上のように構成されたエレベータ用綱車12は、エレベータ装置の使用により、ロープ7が巻き掛けられた綱溝12aにロープ油13aが付着すると、図4に示すように、ロープ油13aは、ロープ7によって綱溝12aの溝底側に押し付けられ、アンダーカット12bを伝って綱車12の回動中心方向へ移動する。アンダーカット12bはその下部において油排出孔12cを介して外部に通じているため、ロープ油13aがさらにアンダーカット12b内に押し込まれると、ロープ油13aは油排出孔12c内に進入し、その後、図5に示すように、油排出孔12cから綱車12の両側面へと排出される。なお、油排出孔12cの数量や径の大きさ等は、油排出孔12cが形成される綱車12の大きさや、使用されるロープ油13aの量に応じて適宜設定されている。
この発明の実施の形態1によれば、綱溝12aに付着したロープ油13aは、綱溝12aの溝底に形成されたアンダーカット12bと、このアンダーカット12bから綱車12の側面に通じる油排出孔12cとを介して、綱車12の両側面に排出される。このため、ロープ油13aが、綱溝12aの溝底に留まり、昇降路内に存在する粉塵等の不純物と混ざり合って固化してしまうようなことはなく、エレベータ装置の長期使用によっても、安定した運転が可能となる。即ち、ロープ油13aと不純物とが混合した硬質の固形物が綱溝12aに堆積することによって、ロープ7が安全スイッチを誤作動させたり、綱溝12aから外れたりするといった事故を防止することが可能となる。また、綱溝12aの溝底に固形物が堆積することを防止することができるため、綱車12に関して、ほぼメンテナンスフリー化することができる。なお、エレベータの機械室等に配置されている綱車12の状態を検査することは比較的容易であるが、昇降路内に配置された綱車12の状態を検査するためには作業員が昇降路内に入らなければならないためにエレベータ装置の運転を停止する必要があり、エレベータの利用客に多大な迷惑を掛けることとなる。したがって、この発明にかかるエレベータ用綱車12を使用して、綱車12のメンテナンスフリー化を図ることにより、エレベータ装置に使用されている全ての綱車12が昇降路内に配置されているような機械室レスエレベータ装置においても効率良く運転を行うことが可能となる。
なお、この発明の実施の形態1では、2:1ローピング方式の機械室レスエレベータ装置について説明したが、エレベータ装置に使用されるロープが巻き掛けられる綱車であれば、ローピング方式や機械室の有無を問わず、どのようなエレベータ装置においても同様の効果を奏することは言うまでもない。そこで、次に示す実施例において、昇降路の上方に機械室が設置されたエレベータ装置に対応する場合について説明する。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の全体構成図である。図において、エレベータ昇降路の上方には機械室14が設置されており、かご1と釣合い重り3とを釣瓶式に懸吊する主ロープ7aは、この機械室14に設けられた巻上機5の駆動綱車5aとそらせ車15とに巻き掛けられている。また、かご1下部と釣合い重り3下部とには、かご1の位置による主ロープ7aの重量アンバランスを補正する補償ロープ7bが連結されており、この補償ロープ7bは、昇降路ピット部に回動可能に設けられた釣合い車16に巻き掛けられている。なお、調速機11は機械室14に設置されており、かご1に連結された調速機用ロープ9は、機械室14に配置された調速機用綱車11aと昇降路ピット部に配置された張り車10とに巻き掛けられている。その他は、実施の形態1と同様の構成を有している。
以上のように構成された機械室14を有するエレベータ装置においても、アンダーカット12b及び油排出孔12cを有するエレベータ用綱車12を各所の綱車、即ち、駆動綱車5a、そらせ車15、釣合い車16、調速機用綱車11a及び張り車10として使用することにより、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。つまり、綱車12の綱溝12aに溜まったロープ油13aが昇降路や機械室内に存在する粉塵等の不純物と混ざり合って固化してしまうことを防止することができ、安定したエレベータ装置の運転を維持することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の全体構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用綱車の正面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用綱車の要部詳細図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用綱車を説明するための要部詳細図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用綱車を説明するための要部詳細図である。 この発明の実施の形態2におけるエレベータ装置の全体構成図である。 従来のエレベータ用綱車の要部詳細図である。 従来のエレベータ用綱車を説明するための要部詳細図である。 従来のエレベータ用綱車を説明するための要部詳細図である。
符号の説明
1 かご
2a、2b かご用吊車
3 釣合い重り
4 釣合い重り用吊車
5 巻上機
5a 駆動綱車
6a、6b 返し車
7 ロープ
7a 主ロープ
7b 補償ロープ
8a かご側引き止め具
8b 釣合い重り側引き止め具
9 調速機用ロープ
10 張り車
11 調速機
11a 調速機用綱車
12 綱車
12a 綱溝
12b アンダーカット
12c 油排出孔
13 固形物
13a ロープ油
14 機械室
15 そらせ車
16 釣合い車

Claims (2)

  1. エレベータ装置に使用されるロープが巻き掛けられるエレベータ用綱車において、前記ロープを巻き掛けるために、前記綱車の外周面に形成された無端状の綱溝と、この綱溝の溝底に渡って設けられた所定の深さを有するアンダーカットと、このアンダーカットから前記綱車の少なくとも一側面に通じる複数の油排出孔とを備えたことを特徴とするエレベータ用綱車。
  2. 油排出孔は、その中心軸が綱車の回動軸と平行となるように、前記綱車の一側面から他側面に渡って設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用綱車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101934976A (zh) * 2010-09-14 2011-01-05 长沙中联重工科技发展股份有限公司上海分公司 一种具有防冻功能的滑轮
WO2022269879A1 (ja) * 2021-06-24 2022-12-29 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 溝摩耗量の測定方法、測定装置、及びエレベーター用綱車

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