JP2006026816A - ロボットの位置補正装置および位置補正方法 - Google Patents

ロボットの位置補正装置および位置補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省配線で軽負荷、高速なロボットの位置補正装置および位置補正方法を提供する。
【解決手段】位置補正装置は、搬送物11の各平面方向から撮像できる位置に配置したカメラ2a〜2cと、画像処理およびロボット1を制御する画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4と、搬送物11の位置異常を検出するセンサ3a〜3fと、ロボット1、カメラ2a〜2c、センサ3a〜3f、および画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4を接続するための、画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワーク7と、を備え、センサ3a〜3fが位置異常を検出した場合のみ、位置異常を検出した前記センサの位置に基づいて、平行移動および同一平面内での回転移動で位置補正可能な画像データを送信するカメラに切り替え、取得した画像データに基づいて位置補正データを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データに基づいて位置補正を行なうロボットの位置補正装置および位置補正方法に関する。
図5は、従来技術のロボットの位置補正装置を示す構成図である。
図5において、1はロボット、2はカメラ、5は画像処理装置、6はロボットコントローラ、8は汎用通信線、9はビデオ信号線、10は専用制御線、11は搬送物、14は搬送部である。
以下、図5を用いて従来技術のロボットの位置補正装置の構成を説明する。
搬送部14には、ロボット1とカメラ2が備えられている。ロボット1はロボットコントローラ6と専用制御線10で接続されている。また、カメラ2は画像処理装置5とビデオ信号線9で接続され、画像処理装置5はロボットコントローラ6と汎用通信線8で接続されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来技術のロボットの位置補正方法を示すフロー図である。
以下、図5、6を用いて従来技術によるロボットの位置補正方法について説明する。
従来技術のロボットの位置補正装置では、搬送物11が搬送された時点で、カメラ2からの画像信号がビデオ信号線9を介して画像処理装置5に入力され(ステップST101)、画像処理装置5は、この入力した画像信号をもとに位置補正データを生成する(ステップST102)。生成された位置補正データは、汎用通信線8を介してロボットコントローラ6へ出力される(ステップST103)。ロボットコントローラ6は、この位置補正データに従ってロボット1を制御することにより位置補正を行なっていた(ステップST104)。
このように、従来技術のロボットの位置補正装置および位置補正方法は、画像信号と制御データを別々の伝送媒体にて伝送し、画像処理とロボット制御とを別々の装置にて行なっていた。また、位置補正用の画像データをxy平面方向のみのカメラを使用して取得していた。
特開平6−35530号公報(第4図)
しかしながら、従来技術のロボットの位置補正装置および位置補正方法では、搬送部へのケーブルとして、ロボットコントローラ〜ロボット間の専用制御線と画像処理装置〜カメラ間のビデオ信号線を必要としているが、このビデオ信号線はカメラの台数分を必要とするため、カメラの増設、あるいは画像処理装置〜カメラ間の距離の増加にしたがって、配線コストも増加するという問題があった。また、搬送物が搬送される毎に画像処理が行なわれるので、通常時でも画像処理装置に負荷がかるという問題があった。さらに、位置補正用の画像を取得するカメラがxy平面上にのみに設置されているため、位置補正による補正移動がxy平面内で収まらない場合は位置補正演算が複雑になり、補正移動がxy平面内で収まる場合と比較して、位置補正に時間がかかるという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、省配線で軽負荷、高速な位置補正が可能なロボットの位置補正装置および位置補正方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、搬送物に対し所定の作業を行なうためのロボットと、前記搬送物の画像データを取り込むための複数のカメラと、前記搬送物の位置異常を検出するための複数のセンサと、を有し、前記画像データに基づいて前記ロボットを制御して位置補正を行なう位置補正装置において、前記複数のカメラは、それぞれ前記搬送物の正面、平面および側面の3方向あるいは、前記搬送物が有する各平面方向から撮像できる位置に配置されたものであり、前記位置補正装置は、画像処理および前記ロボットを制御するための画像処理機能内蔵ロボットコントローラと、前記ロボット、前記カメラ、前記センサ、および、前記画像処理機能内蔵ロボットコントローラを接続するための、前記画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワークと、を備え、前記センサにより位置異常を検出した場合のみ、位置異常を検出した前記センサの位置に基づいて前記カメラを切り替えて、その画像データを取得し、前記取得した画像データに基づいて位置補正データを生成し、搬送物の位置を補正するものであることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロボットの位置補正装置において、前記画像処理機能内蔵ロボットコントローラの代わりに、画像を処理するための画像処理装置と、前記ロボットを制御するためのロボットコントローラと、前記画像処理装置と前記ロボットコントローラを接続するための、前記画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワークと、を備えたことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1および2に記載のロボットの位置補正装置において、前記センサは、反射式センサなど、前記搬送物との距離の異常を検出する機能を有するセンサであることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載のロボットの位置補正装置において、前記ネットワークは、IEEE1394であることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、搬送物に対し所定の作業を行なうためのロボットと、前記搬送物の画像データを取り込むための複数のカメラと、前記搬送物の位置異常を検出するための複数のセンサを有し、前記カメラが取り込む前記搬送物の画像データに基づいて前記ロボットを制御して位置補正を行なう位置補正装置における位置補正方法であって、 前記搬送物の搬送完了を確認するステップと、前記センサからの位置異常信号をチェックするステップと、位置異常を検出した場合のみ、前記位置異常信号を検出したセンサの位置に基づいて画像データを送信するカメラを切り替え、該カメラに対し画像データ送信を要求するステップと、要求を受けた前記カメラから前記搬送物の画像データを送信するステップと、取得した前記画像データに基づいて位置補正データを生成するステップと、前記生成した位置補正データに従って前記ロボットを動作させるステップと、を備えていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のロボットの位置補正方法において、前記センサからの位置異常信号をチェックするステップにおいて、前記チェックの結果、前記センサの全てが位置異常を検出している場合は、自動補正不可エラーとし、位置補正動作を終了するステップを備えていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によると、通信媒体を共通のネットワークとすることにより、カメラ、ロボット、センサ、および画像処理機能内蔵ロボットコントローラをネットワークで接続出来るので、搬送部へのケーブル本数を減らすことが出来る。また、ネットワークは接続する順序に制限が無く自由に接続できるので、接続が容易である。また、画像処理装置とロボットコントローラの機能を一体化したことにより、画像処理装置とロボットコントローラ間の通信線を無くすことが出来る。
また、請求項2記載の発明によると、画像処理機能内蔵ロボットコントローラの代わりに、専用のCPUを搭載した画像処理装置と、ロボットコントローラとに分割した場合においても、画像処理装置とロボットコントローラの通信媒体を共通のネットワークとすることにより、カメラ、ロボット、センサ、および画像処理装置、およびロボットコントローラをネットワークで接続出来るので、搬送部へのケーブル本数を減らすことが出来る。また、ネットワークは接続する順序に制限が無く自由に接続できるので、接続が容易である。
また、請求項3記載の発明によると、前記センサとして、反射式センサ等の位置異常を検出できるセンサを使用することにより、位置異常の検出が早く行なわれ高速な位置補正が可能である。
また、請求項4記載の発明によると、前記ネットワークとして高速デジタルシリアルインターフェースであるIEEE1394を使用することにより高速な位置補正が可能である。
また、請求項5記載の発明によると、位置異常を検出した場合のみ画像データを画像処理機能内蔵ロボットコントローラへ送信、処理するので、通常時の通信負荷、画像処理負荷を軽くすることが出来る。さらに、位置異常を検出したセンサの位置によって、搬送物がどのような位置異常状態になっているかが判断でき、その状態から、平行移動および同一平面内での回転移動で位置補正可能な画像データを送信するカメラへ切り替えることにより、高速に位置補正することができる。
また、請求項6記載の発明によると、全ての位置異常検出用のセンサが位置異常を検出している場合は、自動で位置補正することは困難なので、自動補正不可エラーを発生させ、補正処理を終了することにより、無駄な補正処理の実行を防止し、通信負荷、画像処理負荷を軽くすることが出来る。
このように、本発明のロボットの位置補正装置および位置補正方法によると、省配線化により配線コストを削減でき、軽負荷化、高速化を実現できるのである。
以下、本発明の具体的実施例について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施例のロボットの位置補正装置を示す構成図である。
図1において、1はロボット、2a〜2cはカメラ、3a〜3fは遮光式センサ、4は画像処理機能内蔵ロボットコントローラ、7は画像データと制御データの共通伝送媒体であるIEEE1394などのネットワーク、11は搬送物、12a〜12hは搬送物11の頂点、13a〜13cはマーク、14は搬送部である。なお、図1では搬送物11が直方体の場合を示している。
以下、図1を用いて本発明の構成を説明する。
搬送部14には、ロボット1、カメラ2a〜2c、および遮光式センサ3a〜3fが設置されている。
画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4は、画像処理装置とロボットコントローラの機能を一体化したものである。
ロボット1と、カメラ2a〜2cと、遮光式センサ3a〜3fと、画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4は、ネットワーク7で接続されており、このネットワーク7を介して画像データおよび制御データが伝送される。尚、本実施例では、ネットワーク7を、遮光式センサ3a〜3f、カメラ2a〜2c、ロボット1、画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4の順に接続しているが、接続の順序に制限は無く自由に接続可能である。
搬送物11には位置を認識するためのマーク13a〜13cがxy平面、xz平面、yz平面にそれぞれ施されている。この搬送物11のマーク13a〜13cを認識するため、カメラ2aは搬送物11のxz平面方向からの画像データを、カメラ2bは搬送物11のyz平面方向からの画像データを、カメラ2cは搬送物11のxy平面方向からの画像データを送信できるように設置されている。
また、遮光式センサ3a〜3fは、搬送物11のxyz軸方向の位置異常を検出するように配置される。すなわち、遮光式センサ3aは搬送物11のz軸と垂直に交わる面の対角線12a−12hの延長線方向、遮光式センサ3dは搬送物11のz軸と垂直に交わる面の対角線12c−12fの延長線方向、遮光式センサ3bは搬送物11のy軸と垂直に交わる面の対角線12d−12gの延長線方向、遮光式3cは搬送物11のy軸と垂直に交わる面の対角線12b−12eの延長線方向、遮光式センサ3eは搬送物11のx軸と垂直に交わる面の対角線12a−12cの延長線方向、遮光式3fは搬送物11のx軸と垂直に交わる面の対角線12f−12hの延長線方向に配置されている。
本発明のロボットの位置補正装置の構成が図4の従来技術と相違する点は以下のとおりである。
すなわち、本発明は、ロボットの位置補正装置を構成する機器間のデータ伝送に共通のネットワーク7を使用するようにしている点と、従来、画像処理装置にあった画像データ処理機能をロボットコントローラに取り込み一体化した画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4としている点と、カメラ2a〜2cを搬送物11のxy、xz、yz平面の3方向から撮像できるように配置している点と、遮光式センサ3a〜3fを搬送物11の位置異常を検出できる位置に配置している点である。
図2は、本発明のロボットの位置補正方法を示すフロー図である。
以下、図2を用いて本発明のロボットの位置補正方法を、遮光式センサ3a〜3dが「位置異常」、3e、3fが「位置正常」となっている場合を例にとって説明する。
搬送完了信号を受信した(ステップST1)後、遮光式センサ3a〜3fからの位置異常信号をチェックする(ステップST2)。チェックの結果、遮光式センサ3a〜3dが「位置異常」、3e、3fが「位置正常」となっているので、搬送物11の状態は、yz平面と平行を保ちつつ位置異常となっていることがわかる。この場合、画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4は、搬送物11が平行を保っているyz平面上のカメラ2bに対し画像データの送信を要求する(ステップST3)。要求を受けたカメラ2bは、搬送物11のマーク13cの画像データを画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4へ送信する。画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4では、マーク13cの画像データを取得し(ステップST4)て、位置補正では通常行なわれているパターンマッチング処理などが施され、位置補正データを生成する(ステップST5)。このときの位置補正は、yz平面上の単純な平行移動および回転移動であるので、パターンマッチング処理等で容易に位置補正データを演算することが可能であり、xy平面上のカメラからの画像データから位置補正データを演算する場合と比較して、高速に位置補正データを得ることができる。画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4は、生成した位置補正データを基にロボット1を制御して位置補正を行なう(ステップST6)。
同様に、遮光式センサ3b、3c、3e、3fが「位置異常」、3a、3dが「位置正常」となっている場合、あるいは、遮光式センサ3a、3d〜3fが「位置異常」、3b、3cが「位置正常」となっている場合も、平行移動および回転移動の位置補正データを生成してロボット1を動作させる。また、全ての遮光式センサが「位置異常」になっている場合は、自動で位置補正することが困難なので、自動補正不可エラーを発生させ、位置補正動作を終了する(ステップST11)。
図3は、位置異常を検出した場合の位置補正データ例を示す説明図である。
図3において、13cはマーク、15は基準点、θ1はθ軸補正量、y1はy軸方向の位置補正量、z1はz軸方向の位置補正量である。
以下、図3を用いて、搬送物がyz平面と平行を保ちつつ位置異常となっている場合の位置補正データの例について説明する。
正常に搬送が完了した後のマーク位置を基準点15の位置とすると、ロボット1と搬送物11の座標系が一致している場合は、θ軸補正量θ1にてマークの向きを修正し、次に、y軸方向の位置補正量y1、z軸方向の位置補正量z1の補正を行なう。このように、yz平面上の単純な平行移動および回転移動によりロボット1の動作軌跡が補正される。
本実施例では、センサ3a〜3fとして遮光式センサを使用しているが、前記センサとして、例えば反射式センサを使用して、反射式センサと搬送物との距離の変化によって搬送物11の位置異常を検出し、位置異常を検出した反射式センサの位置によって、画像データを送信するカメラを切り替え、平行移動および同一平面内での回転移動にて位置補正を行なうようにしても良い。このように、センサ3a〜3fは位置異常を検出することができるセンサであれば何を使用しても良い。
以上述べたように、本発明の第1実施例に係るロボットの位置補正装置および位置補正方法は、搬送物11の各平面方向から撮像できる位置に配置した複数のカメラ2a〜2cと、画像処理機能を内蔵しロボット1を制御するための画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4と、搬送物11の位置異常を検出するための複数のセンサ3a〜3fと、ロボット1、カメラ2a〜2c、センサ3a〜3f、および画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4を接続するための、画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワーク7と、を備え、センサ3a〜3fが位置異常を検出した場合のみ、位置異常を検出した前記センサの位置に基づいて、平行移動および同一平面内での回転移動で位置補正可能な画像データを送信できるカメラに切り替え、その画像データに基づいて位置補正データを生成し、その位置補正データに従ってロボットを制御することにより搬送物11の位置を補正するようにしているので、搬送部14へのケーブル本数を減らすことができ、通常時の通信負荷、画像処理負荷を軽くすることができ、高速に位置補正することができる。また、画像処理装置とロボットコントローラの機能を一体化したことにより、画像処理装置とロボットコントローラ間の通信線を無くすことが出来る。
図4は本発明の第2実施例のロボットの位置補正装置を示す構成図である。
図4において、5は画像処理装置、6はロボットコントローラである。なお、図1と同じ説明符号の構成要素は、図1と同じ構成要素を示している。
本実施例が、図1の第1実施例と相違する点は以下のとおりである。
すなわち、第1実施例の構成要素である画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4の代わりに、本実施例では、専用のCPUを搭載した画像処理装置5と、ロボットコントローラ6とに分割して、画像処理装置5とロボットコントローラ6を同一ネットワーク7上に接続するようにしている点である。
第1実施例と比較すると、本実施例の場合は、画像処理装置5とロボットコントローラ6間の通信線が必要となるが、画像処理装置5とロボットコントローラ6の通信媒体を共通のネットワーク7とすることにより、カメラ2a〜2c、ロボット1、センサ3a〜3f、および画像処理装置5、およびロボットコントローラ6をネットワーク7で接続出来るので、搬送部14へのケーブル本数を減らすことが出来る。
また、ネットワーク7は接続する順序に制限が無く自由に接続できるので、接続が容易である。
以上述べたように、本発明の第2実施例に係るロボットの位置補正装置および位置補正方法は、搬送物11の各平面方向から撮像できる位置に配置した複数のカメラ2a〜2cと、画像を処理するための画像処理装置5と、ロボット1を制御するためのロボットコントローラ6と、画像処理装置5とロボットコントローラ6を接続するための、画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワーク7と、搬送物11の位置異常を検出するための複数のセンサ3a〜3fと、ロボット1、カメラ2a〜2c、センサ3a〜3f、および画像処理機能内蔵ロボットコントローラ4を接続するための、画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワーク7と、を備え、センサ3a〜3fが位置異常を検出した場合のみ、位置異常を検出した前記センサの位置に基づいて、平行移動および同一平面内での回転移動で位置補正可能な画像データを送信できるカメラに切り替え、その画像データに基づいて位置補正データを生成し、その位置補正データに従ってロボット1を制御することにより搬送物11の位置を補正するようにしているので、専用のCPUを搭載した画像処理装置5と、ロボットコントローラ6とに分割した場合でも、搬送部14へのケーブル本数を減らすことができ、通常時の通信負荷、画像処理負荷を軽くすることができ、高速に位置補正することができる。
本発明は、自動搬送されてくる搬送物に対し所定の作業を行なうためのロボットを有する各種設備に広く適用可能である。
本発明の第1実施例のロボットの位置補正装置を示す構成図 本発明のロボットの位置補正方法を示すフロー図 位置異常を検出した場合の位置補正データ例を示す説明図 本発明の第2実施例のロボットの位置補正装置を示す構成図 従来技術のロボットの位置補正装置を示す構成図 従来技術のロボットの位置補正方法を示すフロー図
符号の説明
1 ロボット
2、2a〜2c カメラ
3a〜3f 遮光式センサ
4 画像処理機能内蔵ロボットコントローラ
5 画像処理装置
6 ロボットコントローラ
7 ネットワーク
8 汎用通信線
9 ビデオ信号線
10 専用制御線
11 搬送物
12a〜12h 搬送物の頂点
13a〜13c マーク
14 搬送部
15 基準点
θ θ軸
θ1 θ軸補正量
x x軸
y y軸
y1 y軸方向の位置補正量
z z軸
z1 z軸方向の位置補正量

Claims (6)

  1. 搬送物(11)に対し所定の作業を行なうためのロボット(1)と、前記搬送物の画像データを取り込むための複数のカメラ(2a〜2c)と、前記搬送物の位置異常を検出するための複数のセンサ(3a〜3f)と、を有し、
    前記画像データに基づいて前記ロボット(1)を制御して位置補正を行なう位置補正装置において、
    前記複数のカメラ(2a〜2c)は、それぞれ前記搬送物(11)の正面、平面および側面の3方向あるいは、前記搬送物(11)が有する各平面方向から撮像できる位置に配置されたものであり、
    前記位置補正装置は、
    画像処理および前記ロボットを制御するための画像処理機能内蔵ロボットコントローラ(4)と、
    前記ロボット(1)、前記カメラ(2a〜2c)、前記センサ(3a〜3f)、および、前記画像処理機能内蔵ロボットコントローラ(4)を接続するための、前記画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワーク(7)と、を備え、
    前記センサ(3a〜3f)により位置異常を検出した場合のみ、位置異常を検出した前記センサ(3a〜3f)の位置に基づいて前記カメラ(2a〜2c)を切り替えて、その画像データを取得し、前記取得した画像データに基づいて位置補正データを生成し、搬送物(11)の位置を補正するものであることを特徴とするロボットの位置補正装置。
  2. 前記画像処理機能内蔵ロボットコントローラ(4)の代わりに、
    画像を処理するための画像処理装置(5)と、
    前記ロボットを制御するためのロボットコントローラ(6)と、
    前記画像処理装置(5)と前記ロボットコントローラ(6)を接続するための、前記画像データと制御データの両方が伝送可能なネットワーク(7)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のロボットの位置補正装置。
  3. 前記センサ(3a〜3f)は、反射式センサなど、前記搬送物(11)との距離の異常を検出する機能を有するセンサであることを特徴とする請求項1または2に記載のロボットの位置補正装置。
  4. 前記ネットワーク(7)は、IEEE1394であることを特徴とする請求項1乃至3に記載のロボットの位置補正装置。
  5. 搬送物(11)に対し所定の作業を行なうためのロボット(1)と、前記搬送物の画像データを取り込むための複数のカメラ(2a〜2c)と、前記搬送物の位置異常を検出するための複数のセンサ(3a〜3f)を有し、
    前記カメラ(2a〜2c)が取り込む前記搬送物(11)の画像データに基づいて前記ロボット(1)を制御して位置補正を行なう位置補正装置における位置補正方法であって、
    前記搬送物(11)の搬送完了を確認するステップ(ST1)と、
    前記センサ(3a〜3f)からの位置異常信号をチェックするステップ(ST2)と、
    位置異常を検出した場合のみ、前記位置異常信号を検出したセンサの位置に基づいて画像データを送信するカメラ(2a〜2c)を切り替え、該カメラに対し画像データ送信を要求するステップ(ST3)と、
    要求を受けた前記カメラから前記搬送物(11)の画像データを送信するステップ(ST4)と、
    取得した前記画像データに基づいて位置補正データを生成するステップ(ST5)と、
    前記生成した位置補正データに従って前記ロボット(1)を動作させるステップ(ST6)と、を備えていることを特徴とするロボットの位置補正方法。
  6. 前記センサ(3a〜3f)からの位置異常信号をチェックするステップ(ST2)において、
    前記チェックの結果、前記センサ(3a〜3f)の全てが位置異常を検出している場合は、自動補正不可エラーとし、位置補正動作を終了するステップ(ST11)を備えていることを特徴とする請求項5に記載のロボットの位置補正方法。
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