JP2006026370A - つぼおよび磁気効果のある足用使い捨てカイロ - Google Patents

Abstract

【課題】従来の足用使い捨てカイロは、扁平な形状を有し、カイロの発熱により足の温度を上昇させ、足の冷え症状に対応するものである。しかし冷え症が強い場合その加温程度では十分な症状改善にならない場合がある。発熱温度を上げれば低温火傷の可能性がある。そこで本発明が解決しようとする事として、カイロの温度は変えずに、つぼと磁気の効果を加えた。これにより単なる通常の足用カイロによる加温効果よりも、冷え症の症状改善効果があるカイロを提供することを課題とする。
【解決手段】つぼ刺激用の突起として、半球状あるいは卵形状などの磁石を用いる。この磁石を使い捨て足用カイロの貼付面に貼る。磁石の位置は、足裏の冷え性に作用するつぼである湧泉を刺激する場所を選んで調整する。
【選択図】図１

Description

本発明は、冷え性の症状改善のためにつぼと磁気の効果を加えた、足用使い捨てカイロに関するものである

従来の足用使い捨てカイロは、扁平な形状を有し、靴下を介するなどして足裏に張るタイプのもので、カイロの発熱により足の温度を上昇させ、足の冷え症状に対応するものである。しかし深部までの温度上昇に至らないためか、冷え症が強い場合その加温程度では十分な症状改善にならない場合がある。その対応としてカイロの発熱温度を高く設定する事も考えるが、低温火傷などの危険性が起こりうるので注意が必要となる。

そこで本発明が解決しようとする事として、カイロの温度は変えずに、使い捨て足用カイロにつぼを刺激する突起を付け加えることと、その突起に磁石を用いることにより磁気による効果も負荷した。これにより単なる通常の足用カイロによる加温効果よりも、さらに冷え症の症状改善効果のアップしたカイロを提供することを課題とする。

以上の課題を解決するために、つぼ刺激用の突起として、５〜１０ｍｍ程度の半球状あるいは卵形状などの磁石を用いる。この磁石を足用使い捨てカイロの貼付面（シール面）に貼った上で、靴下を履いた足裏にカイロを貼り付けるが、磁石の位置は、足裏の冷え性に作用する湧泉というつぼを刺激する場所を選んで調整する。そのため磁石とカイロははじめ別々に分かれていることが望ましい。また磁石の強さは磁気治療に必要といわれる５００ガウス以上のものを用いる。

これまでのカイロによる温熱効果のみでは、深部の温度上昇は不十分で冷え症の症状の改善がはかれないケースもあった。この足用使い捨てカイロを用いた上で、足に体重をかけること（立位や歩行など）により、突起による足裏への刺激作用・血行促進作用に加え、冷え症に効く湧泉へのつぼ作用・磁気による血行促進作用が期待できる。これにより単なるカイロによる温熱効果に加え、有意な冷え症緩和改善効果が期待できる。更に足裏をカイロで加温した上でつぼ刺激を行うことによる相乗効果も期待できる。

この発明の一実施形態を、図１に示す。
カイロの形態は、足の裏の形態に合わせた扁平な半楕円状などで、片面は靴下に貼り付くシール状となっている。シールは脱着時に靴下に残らないはがし易いものを用いる。
つぼ刺激用の突起となる磁石は５〜１０ｍｍ程度のつぼ刺激効果の適当なものを用いる。刺激の強さは人によって個人差があるので大きさは選べることが望ましい。その位置はカイロの貼付面のいずれにもずらして用いることができる。また足にあたる面は、球状あるいは卵形状などの曲面でできており、靴下や足底の一部に圧が集中することによる損傷及び外傷が発生しにくいようになっている。

「他の実施形態」
湧泉による刺激により冷え性以外に高血圧、糖尿病、アレルギー性鼻炎、更年期障害などの効果も期待できる。また足裏の湧泉以外のつぼに突起の位置を替えればそのつぼに応じた効果が期待できる。
このときカイロは使用せず突起を粘着テープで固定するだけでも良い。
例：足心−低血圧症、心臓病、関節リウマチ
足裏庭−胃腸不良
失眠−不眠症、高血圧
心包区−低血圧症、自律神経失調症、いらいら、更年期障害 など。

カイロの斜視図である。上面がシール面となる。 カイロの側面図である。上面がシール面となる。 足裏のつぼの図である。

符号の説明

１ 足用使い捨てカイロ
２ 突起（磁石）

Claims (2)

1. 使い捨てカイロに適当なつぼを刺激する隆起を作ることにより、本来のカイロによる温度上昇効果とつぼの刺激効果の相乗効果を目的とした足用使い捨てカイロ
2. つぼを刺激する隆起に磁石を使用し、磁気による血行促進の効果も伴う足用使い捨てカイロ

Images