JP2006025135A - パルス変調信号復調回路並びにそれを備えた受光回路及び電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 出力信号のノイズ成分を低減することができるパルス変調信号復調回路を提供する。
【解決手段】 パルス変調信号PMSの連続パルス数に応じたパルス幅のパルスを有する第1パルス信号を生成する積分回路INT1と、第1パルス信号から他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅以下のパルスを除去し、第1パルス信号の他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅より大きいパルスに基づいてそのパルスのパルス幅に応じたパルスを有し、第1パルス信号の独立していないパルス同士を結合して前記独立していないパルスのパルス幅に応じたパルスを有する第2パルス信号を生成する積分回路INT2と、第2パルス信号のパルス幅をそのパルス幅に応じて調整した信号である第3パルス信号を生成する積分回路INT3と備えるパルス変調信号復調回路。
【選択図】 図5
【解決手段】 パルス変調信号PMSの連続パルス数に応じたパルス幅のパルスを有する第1パルス信号を生成する積分回路INT1と、第1パルス信号から他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅以下のパルスを除去し、第1パルス信号の他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅より大きいパルスに基づいてそのパルスのパルス幅に応じたパルスを有し、第1パルス信号の独立していないパルス同士を結合して前記独立していないパルスのパルス幅に応じたパルスを有する第2パルス信号を生成する積分回路INT2と、第2パルス信号のパルス幅をそのパルス幅に応じて調整した信号である第3パルス信号を生成する積分回路INT3と備えるパルス変調信号復調回路。
【選択図】 図5
Description
本発明は、パルス変調信号を復調するパルス変調信号復調回路並びにそれを備えた受光回路及び電気機器に関する。
従来の受光回路の一構成例を図7に示し、赤外線リモコン送信機のコード信号及び当該コード信号をパルス変調した信号である光信号並びに図7に示す受光回路の各部信号のタイミングチャートを図8に示す。図7に示す受光回路は、赤外線リモコン送信機(図示せず)から送信される光信号を受光する受光回路であって、フォトダイオード101と、電流−電圧変換回路102と、アンプ103と、バンドパスフィルタ104と、比較器105と、定電圧源106と、アナログ積分回路107と、比較器108と、定電圧源109と、NPN形トランジスタ110と、プルアップ抵抗111と、出力端子112とを備えている。
赤外線リモコン送信機(図示せず)から送信される光信号LSはフォトダイオード101によって電流信号に変換され、その電流信号が電流−電圧変換回路102によって電圧信号に変換され、その電圧信号がアンプ103によって増幅された後バンドパスフィルタ104に入力される。赤外線リモコン送信機(図示せず)から送信される光信号LSがコード信号CSをパルス変調したパルス変調信号であるので、バンドパスフィルタ104の入力信号Vi104も図8に示すようなパルス変調信号となる。
バンドパスフィルタ104は、入力した信号の所定範囲の周波数成分のみを通過させ比較器105の非反転端子に送出する。比較器105は、バンドパスフィルタ104の出力信号Vo104と定電圧源106から出力される定電圧Vc106との比較結果である比較信号Vo105をアナログ積分回路107に出力する。
アナログ積分回路107は、コンデンサを有するアナログ回路である。比較信号Vo105がHighレベルである場合は第1の時定数で前記コンデンサが充電され、比較信号Vo105がLowレベルである場合は第1の時定数より小さい第2の時定数で前記コンデンサが放電される。そして、前記コンデンサの両端電圧がアナログ積分回路107の出力信号Vo107となる。アナログ積分回路107の出力信号Vo107は、比較器108の非反転入力端子に送出される。比較器108は、アナログ積分回路107の出力信号Vo107と定電圧源109から出力される定電圧に基づく電圧Vc109との比較結果である比較信号Vo108をトランジスタ110のベースに出力する。
トランジスタ110のエミッタは接地され、トランジスタ110のコレクタはプルアップ抵抗111に接続され、トランジスタ110のコレクタとプルアップ抵抗111との接続ノードに出力端子112が接続されるので、出力端子112から出力される信号Vo112は、比較信号Vo108の反転信号になる。
このように、図7に示す受光回路は、パルス変調信号である光信号LSを受光し、光信号LSのパルス発生に対応してLowレベル、光信号LSのパルス不発生に対応してHighレベルとなる信号を出力することができる。
特開平9−284231号公報
しかしながら、ノイズのために図9のタイミングチャートに示すように比較信号Vo105にパルスの欠落114やパルスの誤発生115が生じた場合に、図7に示す受光回路では、アナログ積分回路107と比較器108と定電圧源109とから成るパルス変調信号復調回路113の出力信号すなわち比較信号Vo108にパルスの欠落114に起因するノイズ成分116やパルスの誤発生115に起因するノイズ成分117が残ってしまい、その結果出力端子112から出力される信号Vo112にパルスの欠落114に起因するノイズ成分118やパルスの誤発生115に起因するノイズ成分119が残ってしまうという問題があった。
なお、特許文献1において提案されている光信号復調装置では、デジタル計数回路がクロック信号に同期したパルス信号の数を数え、数えたパルス数が所定の数を越えた場合に当該パルス信号に基づいてコード信号を復調している。このため、特許文献1において提案されている光信号復調装置は、パルス数が所定の数以下であるパルスの誤発生に起因するノイズ成分を除去することはできるが、パルスの欠落に起因するノイズ成分を除去することはできなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、出力信号のノイズ成分を低減することができるパルス変調信号復調回路並びにそれを備えた受光回路及び電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るパルス変調信号復調回路は、パルス変調信号のパルスを検知すると第1パルス信号のパルスを立ち上げ、その後前記パルス変調信号においてパルスが無い状態が第1の所定期間続くと前記第1パルス信号のパルスを立ち下げる第1フィルタ回路と、前記第1フィルタ回路から出力される前記第1パルス信号のパルスが立ち上がってからその立ち上がったパルスが立ち下がらない状態が前記第1の所定期間よりも長い第2の所定期間続くと第2パルス信号のパルスを立ち上げ、その後前記第1パルス信号においてパルスが無い状態が前記第1の所定期間よりも長い第3の所定期間続くと前記第2パルス信号のパルスを立ち下げる第2フィルタ回路とを備える。
このような構成によると、第1フィルタ回路はパルス変調信号のパルスを独立したグループ(或るパルスと別のパルスとが所定の期間以上離れている場合、或るパルスと別のパルスとは別のグループに属することになる)毎に結合した第1パルス信号を生成し、第2フィルタ回路は、第1パルス信号から所定のパルス幅以下のパルスを除去し、第1パルス信号のパルス間間隔が所定値以下あれば間隔が所定値以下であるパルス同士を結合させて第2パルス信号を生成する。これにより、パルス変調信号のパルスの誤発生やパルスの欠落に起因するノイズを低減することができるので、パルス変調信号復調回路の出力信号のノイズ成分を低減することができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係るパルス変調信号復調回路は、パルス変調信号を復調するパルス変調信号復調回路であって、前記パルス変調信号の連続パルス数に応じたパルス幅のパルスを有する第1パルス信号を生成する第1積分回路と、前記第1パルス信号から他のパルスから独立(所定の期間以上離れていることをいう)しており尚かつ所定のパルス幅以下のパルスを除去し、前記第1パルス信号の他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅より大きいパルスに基づいてそのパルスのパルス幅に応じたパルスを有し、前記第1パルス信号の独立していないパルス同士を結合して前記独立していないパルスのパルス幅に応じたパルスを有する第2パルス信号を生成する第2積分回路と、前記第2パルス信号のパルス幅をそのパルス幅に応じて調整した信号である第3パルス信号を生成する第3積分回路と備える。
このような構成によると、第1積分回路はパルス変調信号の連続パルス数に応じたパルス幅のパルスを有する第1パルス信号を生成し、第2積分回路は第1パルス信号から所定のパルス幅以下のパルスを除去し、第1パルス信号のパルス間間隔が所定値以下あれば間隔が所定値以下であるパルス同士を結合させて第2パルス信号を生成し、第3積分回路は第2パルス信号のパルス幅をそのパルス幅に応じて調整した信号である第3パルス信号を生成する。これにより、パルス変調信号のパルスの誤発生やパルスの欠落に起因するノイズを低減することができるので、パルス変調信号復調回路の出力信号のノイズ成分を低減することができる。
また、本発明に係る受光回路は、パルス変調信号である光信号を受光する受光素子と、前記受光素子から出力される電流信号に基づく信号を入力する上記いずれかの構成のパルス変調信号復調回路とを備える構成としている。
このような構成によると、受光回路から出力される出力信号のノイズ成分を低減することができるので、光信号到達距離(受光回路から出力される出力信号のエラー率が許容上限値と一致する場合の光信号送信機と受光回路との距離)が長くなる。
また、本発明に係る電気機器は、上記いずれかの構成の受光回路と、前記受光回路から出力される信号に基づいて機器全体を制御する制御部とを備える構成としている。
このような構成によると、光信号到達距離が長くなるので、電気機器の使い勝手が向上する。
本発明によると、出力信号のノイズ成分を低減することができるパルス変調信号復調回路並びにそれを備えた受光回路及び電気機器を実現することができる。
本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。本発明に係る受光回路の一構成例を図1に示す。図1に示す受光回路は、フォトダイオード1と、電流−電圧変換回路2と、ゲインが可変するアンプ3と、バンドパスフィルタ4と、オペアンプ5と、定電圧源6と、比較器7と、定電圧源8と、AGC回路9と、発振器10と、パルス変調信号復調回路11と、トランジスタ12と、プルアップ抵抗13と、出力端子14とによって構成されている。
赤外線リモコン送信機(図示せず)から送信される光信号はフォトダイオード1によって電流信号に変換され、その電流信号が電流−電圧変換回路2によって電圧信号に変換され、その電圧信号がアンプ3によって増幅された後バンドパスフィルタ4に入力される。
バンドパスフィルタ4は、入力した信号の所定範囲の周波数成分のみを通過させオペアンプ5の非反転入力端子及び比較器7の非反転入力端子に送出する。オペアンプ5は、バンドパスフィルタ4の出力信号と定電圧源6から出力される定電圧との比較結果を増幅してパルス変調信号復調回路11に出力する。比較器7は、バンドパスフィルタ4の出力信号と定電圧源8から出力される定電圧との比較結果をAGC回路9に出力する。AGC回路9は比較器7の出力に応じてアンプ3のゲインを制御する。
パルス変調信号復調回路11は、オペアンプ5の出力信号と発振器10が発振するクロック信号とを入力する。なお、赤外線リモコン送信機(図示せず)からフォトダイオード1に送られる光信号がパルス変調信号であるので、オペアンプ5の出力信号もパルス変調信号となる。パルス変調信号復調回路11は、発振器10が発振するクロック信号を用いてパルス変調信号であるオペアンプ5の出力信号を復調し、その復調した信号をトランジスタ12のベースに出力する。
トランジスタ12のエミッタは接地され、トランジスタ12のコレクタはプルアップ抵抗13に接続され、トランジスタ13のコレクタとプルアップ抵抗13との接続ノードに出力端子14が接続されるので、出力端子14から出力される信号は、パルス変調信号復調回路11から出力される信号の反転信号になる。
このように、図1に示す受光回路は、パルス変調信号である光信号を受光し、その光信号のパルス発生に対応してLowレベル、その光信号のパルス不発生に対応してHighレベルとなるコード信号を出力することができる。また、詳細を後述するパルス変調信号復調回路11が出力信号のノイズ成分を低減することができる回路であるので、図1に示す受光回路における光信号到達距離(受光回路から出力される出力信号のエラー率が許容上限値と一致する場合の光信号送信機と受光回路との距離)が長くなる。
ここで、本発明の特徴部分であるパルス変調信号復調回路11と、パルス変調信号復調回路11で用いられるクロック信号を発振する発振器10とについて詳細に説明する。
まず、発振器10について説明する。発振器10の一構成例を図2に示す。図2に示す発振器においては、数段のインバータ回路がループ接続され、各インバータ回路の出力端がコンデンサを介して接地され、駆動電圧VDDが印加される端子と各インバータ回路の高電圧側電源端子との間にPチャネル型MOSトランジスタが設けられ、各インバータ回路の低電圧側電源端子とグランドとの間にNチャネル型MOSトランジスタが設けられ、各Pチャネル型MOSトランジスタのゲートにバイアス電圧BIASPを供給する電圧源(図示せず)が設けられ、各Nチャネル型MOSトランジスタのゲートにバイアス電圧BIASNを供給する電圧源(図示せず)が設けられる。
続いてパルス変調信号復調回路11について説明する。パルス変調信号復調回路11の一構成例を図3に示し、赤外線リモコン送信機(図示せず)のコード信号CS及び当該コード信号をパルス変調した信号である光信号LS並びに図3に示すパルス変調信号復調回路の各部信号のタイミングチャートを図4に示す。なお、赤外線リモコン送信機(図示せず)のコード信号CSのHighレベル区間及びLowレベル区間はそれぞれ600μsが一般的であり、光信号LSのパルス周期は38kHz前後が一般的である。したがって、光信号LSの連続パルス数は20個程度が一般的であるが、ここでは説明を簡単にするために光信号LSの連続パルス数を10個としている。
図3に示すパルス変調信号復調回路は、フリップフロップFF1〜FF28と、バッファB1〜B5と、NANDゲートNA1〜NA4と、NORゲートNO1〜NO3とによって構成されている。フリップフロップFF1〜FF15と、NANDゲートNA1〜NA3と、NORゲートNO1とによってフィルタ回路F1が構成され、フリップフロップFF18〜FF28と、NANDゲートNA4と、NORゲートNO2及びNO3とによってフィルタ回路F2が構成され、フリップフロップFF16及びFF17と、バッファB3及びB4とによって分周回路D1が構成される。
フィルタ回路F1の入力端はフリップフロップFF1のデータ入力端子であり、フィルタ回路F1の出力端はフリップフロップFF15の非反転出力端子である。フリップフロップFF1〜FF14のクロック入力端子に発振器10から発振されるクロック信号CKが入力される。オペアンプ5の出力信号であってフリップフロップFF1のデータ入力端子に供給されるパルス変調信号PMSのパルス(Highレベル区間)1つがクロック信号CKの4クロック分(=4周期)と一致するように、クロック信号CKの周波数が定められている(図4(b)参照)。赤外線リモコン送信機(図示せず)から送信される光信号LSのパルス周期は38〜40kHzが一般的であるので、本実施形態ではクロック信号CKの周波数を304kHzにする。フィルタ回路F1において、パルス変調信号PMSがHighレベルになるとフリップフロップFF15がセットされ、パルス変調信号PMSがLowレベルである状態がクロック信号CKの12クロック分連続するとフリップフロップFF15がリセットされる。したがって、フィルタ回路F1は主に積分回路として動作し、図4(a)に示す出力信号SOF1を出力する。
分周回路D1は、クロック信号CKを入力し、クロック信号CKを4分周した周波数76kHzのクロック信号をフィルタ回路F2に出力する。
フィルタ回路F2の入力端はフリップフロップFF18のデータ入力端子であり、フィルタ回路F2の出力端はフリップフロップFF28の非反転出力端子である。なお、フィルタ回路F2の出力端がパルス変調信号復調回路11の出力端である。フリップフロップFF18〜FF27のクロック入力端子にクロック信号CK4が入力される。フィルタ回路F2において、フィルタ回路F1の出力信号SOF1がHighレベルである状態がクロック信号CK4の2クロック分連続するとフリップフロップFF28がセットされ、フィルタ回路F1の出力信号SOF1がLowレベルである状態がクロック信号CK4の8クロック分連続するとフリップフロップFF28がリセットされる。したがって、フィルタ回路F2は、フィルタ回路F1の出力信号SOF1からパルス変調信号PMSの単独パルスの誤発生又は2連続パルスの誤発生15に起因するノイズ成分19と、パルス変調信号PMSの単独パルスの欠落、2連続パルスの欠落、又は3連続パルスの欠落17に起因するノイズ成分20とを除去し、図4(a)に示す出力信号SOF2を出力する。一方、パルス変調信号PMSのM(ただし、Mは3以上の整数)連続パルスの誤発生16に起因するノイズ成分21と、パルス変調信号PMSのN(ただし、Nは4以上の整数)連続パルスの欠落18に起因するノイズ成分22とは、出力信号SOF2に残存する。
なお、フィルタ回路F1及びフィルタ回路F2それぞれに設けるフリップフロップの段数を変えることで、上記ノイズ成分の除去限界を変えることができる。
また、図3に示すパルス変調信号復調回路は、クロック信号CKの周波数に多少のばらつきがあってもパルス変調信号を復調することができる。例えば、クロック信号CKの周波数が304kHzではなく228kHzになった場合、フィルタ回路F2は、フィルタ回路F1の出力信号SOF1からパルス変調信号PMSの単独パルスの誤発生又は2連続パルスの誤発生15に起因するノイズ成分19と、パルス変調信号PMSの単独パルスの欠落、2連続パルスの欠落、又は3連続パルスの欠落17に起因するノイズ成分20を除去し、更に4連続パルスの欠落18に起因するノイズ成分も除去する。このように、図3に示すパルス変調信号復調回路は、クロック信号CKの周波数に多少のばらつきがあってもパルス変調信号を復調することができるので、図3に示すパルス変調信号復調回路と発振器10とを独立して設計することができる。
上述した説明から明らかなように、図3に示すパルス変調信号復調回路は、出力信号のノイズ成分を低減することができる。また、図3に示すパルス変調信号復調回路は、デジタル回路であるので、図7に示す受光回路が具備するパルス変調信号復調回路(アナログ回路)よりも回路面積を小さくすることが可能である。
次に、パルス変調信号復調回路11の他の構成例を図5に示し、赤外線リモコン送信機(図示せず)のコード信号CS及び当該コード信号をパルス変調した信号である光信号LS並びに図5に示すパルス変調信号復調回路の各部信号のタイミングチャートを図6に示す。ここで、図6(a)はコード信号CSが常にLowレベルであり尚かつノイズによってパルス変調信号PMSにパルスの誤発生がある場合のタイムチャートであり、図6(b)はコード信号CSがHighレベルとLowレベルが切り替わる信号であり尚かつノイズによってパルス変調信号PMSにパルスの欠落がある場合のタイムチャートである。また、説明を簡単にするために図6(b)における光信号LSの連続パルス数を8個としている。
なお、パルス変調信号復調回路11を図5に示す構成にした場合は、発振器10を図2に示す構成の発振器ではなく図6のタイムチャートに示す3つのクロック信号CK1〜CK3を発振する発振器とする。
図5に示すパルス変調信号復調回路は、フリップフロップFF31〜FF40及びSRFF1〜SRFF3と、バッファB11〜B13と、NANDゲートNA11〜NA13と、NORゲートNO11及びNO12と、ORゲートO1及びO2とによって構成されている。フリップフロップSRFF1及びSRFF2と、NANDゲートNA11及びNA12と、ORゲートO1とによって積分回路INT1が構成され、フリップフロップFF31〜FF37及びSRFF3と、NANDゲートNA13と、NORゲートNO11及びNO12とによって積分回路INT2が構成され、フリップフロップFF38〜FF40と、ORゲートO2とによって積分回路INT3が構成される。
積分回路INT1は、パルス変調信号PMSとクロック信号CK1及びCK2とを入力し、パルス変調信号PMSがLowレベルからHighレベルに切り替わるとLowレベルからHighレベルに切り替わり、その後パルス変調信号PMSがLowレベルである状態においてフリップフロップSRFF1及びSRFF2がともにリセットされると、HighレベルからLowレベルに切り替わる信号SOINT1を出力する。積分回路INT1の出力信号SOINT1は、パルス変調信号PMSの連続パルス数に応じたパルス幅のパルスを有する信号になる(図6参照)。
積分回路INT2において、クロック信号CK3の1クロック目及び2クロック目において積分回路INT1の出力信号SOINT1がHighレベルであればフリップフロップSRFF3がセットされるが、クロック信号CK3の4クロック目及び5クロック目において積分回路INT1の出力信号SOINT1がLowレベルであればフリップフロップSRFF3がリセットされる。これにより、フリップフロップSRFF3の非反転出力端子から出力される信号即ち積分回路INT2の出力信号SOINT2は、積分回路INT1の出力信号SOINT1から他のパルスから独立(所定の期間以上離れていることをいう)しており尚かつ所定のパルス幅以下のパルスを除去し、積分回路INT1の出力信号SOINT1の他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅より大きいパルスに基づいて前記他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅より大きいパルスのパルス幅に応じたパルスを有し、積分回路INT1の出力信号SOINT1の独立していないパルス同士を結合して前記独立していないパルスのパルス幅に応じたパルスを有する。
積分回路INT3において、クロック信号CK3がHighレベルのときに積分回路INT2の出力信号SOINT2がHighレベルであれば、フリップフロップFF40がセットされる。また、積分回路INT2の出力信号SOINT2がLowレベルである状態がクロック信号CK3の3クロック分連続するとフリップフロップFF40がリセットされる。したがって、積分回路INT3の出力信号SOINT3は、積分回路INT2の出力信号SOINT2のパルス幅を当該パルス幅に応じて調整した信号になる(図6参照)。
図6のタイムチャートから明らかなように、図5に示すパルス変調信号復調回路は、パルス変調信号PMSのパルスの誤発生やパルスの欠落に起因するノイズを低減することができるので、出力信号SOINT3のノイズ成分を低減することができる。また、図5に示すパルス変調信号復調回路は、図3に示すパルス変調信号復調回路に比べて具備するフリップフロップの数が少ないので、フリップフロップの回路面積が大きい場合は図3に示すパルス変調信号復調回路に比べて大幅に小型化を図ることができる。
なお、本発明に係る受光回路は、当該受光回路から出力される信号に基づいて機器全体を制御する制御部を備えた各種電気機器(例えば、TVやオーディオ機器等)に搭載することができる。また、本実施形態では受光素子としてフォトダイオードを用いたが、フォトトランジスタ等の他の受光素子を用いても構わない。
1 受光素子
2 電流−電圧変換回路
3 アンプ
4 バンドパスフィルタ
5 オペアンプ
6 定電圧源
7 比較器
8 定電圧源
9 AGC回路
10 発振器
11 パルス変調信号復調回路
12 トランジスタ
13 プルアップ抵抗
14 出力端子
2 電流−電圧変換回路
3 アンプ
4 バンドパスフィルタ
5 オペアンプ
6 定電圧源
7 比較器
8 定電圧源
9 AGC回路
10 発振器
11 パルス変調信号復調回路
12 トランジスタ
13 プルアップ抵抗
14 出力端子
Claims (6)
- パルス変調信号を復調するパルス変調信号復調回路であって、
前記パルス変調信号のパルスを検知すると第1パルス信号のパルスを立ち上げ、その後前記パルス変調信号においてパルスが無い状態が第1の所定期間続くと前記第1パルス信号のパルスを立ち下げる第1フィルタ回路と、
前記第1フィルタ回路から出力される前記第1パルス信号のパルスが立ち上がってからその立ち上がったパルスが立ち下がらない状態が前記第1の所定期間よりも長い第2の所定期間続くと第2パルス信号のパルスを立ち上げ、その後前記第1パルス信号においてパルスが無い状態が前記第1の所定期間よりも長い第3の所定期間続くと前記第2パルス信号のパルスを立ち下げる第2フィルタ回路とを備えることを特徴とするパルス変調信号復調回路。 - パルス変調信号を復調するパルス変調信号復調回路であって、
前記パルス変調信号の連続パルス数に応じたパルス幅のパルスを有する第1パルス信号を生成する第1積分回路と、
前記第1パルス信号から他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅以下のパルスを除去し、前記第1パルス信号の他のパルスから独立しており尚かつ所定のパルス幅より大きいパルスに基づいてそのパルスのパルス幅に応じたパルスを有し、前記第1パルス信号の独立していないパルス同士を結合して前記独立していないパルスのパルス幅に応じたパルスを有する第2パルス信号を生成する第2積分回路と、
前記第2パルス信号のパルス幅をそのパルス幅に応じて調整した信号である第3パルス信号を生成する第3積分回路と備えることを特徴とするパルス変調信号復調回路。 - パルス変調信号である光信号を受光する受光素子と、前記受光素子から出力される電流信号に基づく信号を入力する請求項1に記載のパルス変調信号復調回路とを備えることを特徴とする受光回路。
- パルス変調信号である光信号を受光する受光素子と、前記受光素子から出力される電流信号に基づく信号を入力する請求項2に記載のパルス変調信号復調回路とを備えることを特徴とする受光回路。
- 請求項3に記載の受光回路と、前記受光回路から出力される信号に基づいて機器全体を制御する制御部とを備えることを特徴とする電気機器。
- 請求項4に記載の受光回路と、前記受光回路から出力される信号に基づいて機器全体を制御する制御部とを備えることを特徴とする電気機器。
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