JP2006024992A - Ofdm復調方法及びofdm復調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でFFT窓位置を決定し、更にメモリを大幅に増やすことなく伝送路特性の推定精度を上げることが可能なOFDM復調方法及び復調装置を提供する。
【解決手段】受信OFDM信号のFFT後の信号からSP信号を取出し、このSP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間し、補間したSP信号のキャリア方向の向きが揃えられたSP信号のI軸或いはQ軸のゼロクロス数を観測することにより得られた回転数が所定値以下となるようにFFT窓位置を決定することで、初期のFFT窓位置を決定後、FFT窓位置の変化に応じて、FFT後の信号を回転させる。また、異なる通過帯域の複数のキャリア補間フィルタを用い、FFT後のSP信号の回転数により、使用するフィルタを選択する。
【選択図】図7

Description

本発明は、地上デジタル放送に用いられる直交周波数分割多重(OFDM)信号の復調方法及び回路に関し、特にOFDM復調における受信性能を改善する技術に関する。
欧米ではすでに1998年より地上デジタル放送が始められているが、昨年、日本でも三大都市圏で地上デジタル放送が開始された。日本および欧州の地上デジタル放送方式、ISDB−TおよびDVB−Tはその変調方式として、直交周波数分割多重(以下「OFDM」という)変調方式を採用している。このOFDMはマルチパス妨害に強い、周波数利用効率が高い、等の特徴を有する。
このOFDM変調方式は、互いに直交関係にある多数の搬送波に伝送信号を分割して多重して伝送する方式である。
OFDM信号は、多数の搬送波を用いるために、シンボル間隔を長く取ることができ、信号の一部を巡回的に複写して伝送する期間、いわゆるガード期間を設けることができる。OFDM信号は遅延波の遅延時間が、ガード期間内であれば、シンボル間干渉を生じないため、等化器が簡易に構成できるという特徴がある。
このガード期間は、DVB−T、ISDB−T共に、有効シンボル長に対する割合で定義され、有効シンボル長の1/32、1/16、1/8、1/4の時間幅に設定されている。
従って、最大ガード期間比1/4の遅延波が到来した場合でも等化できる必要がある。そのため、DVB−T、ISDB−T方式では等化の為にパイロット信号が周波数領域で挿入されている。
図1に周波数領域で挿入されたSP信号の配置を示す。このSP信号はサブキャリア毎に伝送されるのではなく、周波数方向及び時間方向に、シンボル番号nのシンボルに対し、前記セグメント内のキャリア番号kがk=3(n mod 4)+12p(modは剰余演算を表し、pは整数)を満たすキャリア位置で伝送される。すなわち、図1に示されたようにSP信号は4シンボルを周期として反復され、シンボル毎に3キャリアずつシフトして伝送される。
次に受信側での処理について説明する。図2はOFDMの一般的な処理回路を示している。受信されたOFDM信号はA/D変換器101でA/D変換された後、直交検波回路102で直交検波される。直交検波された信号はFFT回路103で時間領域から周波数領域の信号に変換され、等価回路104で前記SP信号を用いて等化処理が行われる。その後、誤り訂正回路105に入力され、誤り訂正処理が行われる。同期再生回路106は、FFT回路103の前後の信号を用いて、サンプリング周波数再生、AFC等、シンボル同期などの処理を行う(例えば特許文献1参照。)。
図3に従来の等化処理の詳細を示す。FFT後の信号からSP抽出回路109により、SP信号を取り出す。SP発生回路111は送信側のSP信号と同じ位相の信号を発生する。複素除算回路110は受信されたSP信号を発生されたSP信号で複素除算する。これにより、各SP信号位置での伝送路特性が求められる。この伝送路特性を使って、シンボル補間回路112はSP信号をシンボル方向に補間する。図4にSP信号をシンボル方向に補間した例を示す。次にキャリア補間回路113は伝送路特性をキャリア方向に補間する。このようにして、全キャリア位置での伝送路特性が推定される。
入力されたOFDM信号は3シンボル遅延回路107で3シンボル遅延された後、複素除算回路108は、前記3シンボル遅延されたOFDM信号を前記補間された伝送路特性で複素除算し、等化した信号を出力する。
従来、このようにシンボル方向に先に補間を行うのは、有効シンボル長の1/12以上の遅延波が生じた場合、先にキャリア方向に補間すると、正確な補間が行えないためである。従って、従来は通常シンボル方向に補間した後、キャリア方向に補間するのが通例である(例えば特許文献2参照)。
このように先にシンボル方向に補間すると、有効シンボル長の1/3の遅延波まで原理的に等化できることになり、最大ガード期間長1/4の遅延波が存在する場合でも等化が可能となる。
特許第3041171号公報 特許第3084368号公報
しかしながら、FFTの窓位置は、時間領域の相関波形から設定されることが多く、移動環境など伝送路特性の変動が激しい場合、時間領域の相関波形の乱れから、FFT窓位置が適切な位置に設定されないことがある。この場合、仮に主波がキャリア補間回路で用いるフィルタの通過帯域内に入っていても、遅延波の遅延時間が長い場合、遅延波がフィルタの通過帯域外に出てしまい、遅延波の信号成分が減衰し、対雑音性能が劣化する。また、このため、遅延プロファイルを求めて、その遅延プロファイルにより、FFT窓位置を決定する方法も提案されているが、遅延プロファイルを求めるためにIFFT回路が必要となり、回路規模が大きくなる。
本発明は、簡単な構成でFFT窓位置を決定できる方法を提供し、更にメモリを大幅に増やすことなく伝送路特性の推定精度を上げることが可能なOFDM復調方法及びOFDM復調装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るOFDM復調装置は、受信OFDM信号のFFT後の信号からSP信号を取出し、このSP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間し、補間したSP信号のキャリア方向の回転が所定の値以下となるようにFFT窓位置を決定する。
また、補間したSP信号のキャリア方向の回転が所定の値以下とならない場合は、できるだけ、補間したSP信号のキャリア方向の回転が、小さくなるようにFFT窓位置を決定する。
この回転数は、向きが揃えられたSP信号のI軸或いはQ軸のゼロクロス数を観測することにより行う。このようにして、初期のFFT窓位置を決定後、FFT窓位置の変化に応じて、FFT後の信号を回転させる。
また、時間軸補間の精度を上げるために、まず、向きが揃えられたSP信号をキャリア方向にフィルタをかけて、SP信号のノイズ成分を除去し、その後に、シンボル方向およびキャリア方向にSP信号を補間する。
しかし、FFT後のデータの回転が所定の回転数より多い場合は、キャリアフィルタの通過帯域から信号成分が外に出てしまうため、SP信号のキャリア方向のフィルタ後に、フィルタ処理されているSP信号とフィルタ処理されていないSP信号をシンボル毎に比較し、誤差が所定の値以下であればキャリアフィルタ通過後のSP信号を用い、誤差が所定の値以上であればキャリア方向フィルタを通過していないSP信号を用いて、シンボル方向およびキャリア方向にSP信号を補間する。
このSP信号の選択は、シンボル毎のSP信号の回転数を基準に用いて、切り替えることもできる。その後、選択したSP信号を用いてシンボル方向およびキャリア方向に補間して伝送路特性を算出する。
また、FFT後の信号からSP信号を取出し、SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間した後、通過帯域の異なる複数のフィルタに並列にSP信号を入力し、SP信号を補間する。この複数のフィルタの出力は、前述のSP信号の回転数によりシンボル毎に選択される。これにより、ノイズ成分を低減した伝送路特性の推定が可能となる。
このように、FFT後のSP信号の回転により、FFT窓位置を制御し、帯域の狭いフィルタを使うためには、受信OFDM信号をFFT後に、キャリア毎にexp(jπ*GI*N)を乗じて、FFT後の波形を回転させておく。その後、本発明のFFT窓位置の決定、SP信号の補間処理を行うと、処理が簡便になる。
(ガード期間GI=有効シンボル長に対する割合、NはFFT後のキャリア番号:無効キャリアを含む)
以上説明したように、本発明によれば、新規にIFFTを用いることなく、FFT窓位置を適切な位置に設定できるため、キャリア方向の補間フィルタとして、狭帯域のフィルタを用いることができ、伝送路特性推定精度の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、先にキャリア方向のフィルタをかけることにより、SP信号の精度を高めることができるため、その後になされるシンボル方向の伝送路特性の推定精度を高めることができ、受信性能の優れた受信方法、送信装置及び受信装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図5に伝送路特性の例を示す。図5は、従来例の図3の様にシンボル方向にフィルタをかけた後、キャリア方向にフィルタをかけたものである。この伝送路特性は、遅延波が存在しない時でも、FFTウインドウ位置がずれた場合、大きく回転する。図5(a)は1シンボル全体の伝送路特性、図5(b)はその一部を拡大したものである。
本実施の形態では、ISDB−Tのモード3、ガード1/8を用いた。モード3の場合、8192ポイントのFFTを用いる。そのため、ガード長1/8はサンプリング点として1024ポイントに相当する。今、FFTウインドウ位置がガード期間の中央の時、回転がゼロであるとすると、ガード長ずれた時、すなわち±512ポイントサンプリング点がずれると、有効キャリア期間(5617本)内で約350回転伝送路特性が回転することになる。
本実施の形態では、この伝送路特性の回転をゼロクロスすなわちY=0を横切るする回数をモニターし、FFTウインドウ位置決定回路にフィードバックする。この全体のブロック図を図6に、この等化回路の詳細を図7に示す。
A/D変換器201は受信された信号をA/D変換する。直交検波回路202はA/D変換後のデータを直交検波する。FFT窓位置検出回路206は直交検波後のデータのガード相関波形を利用してFFT窓位置を決定する、と同時に等化回路204からフィードバックされたゼロクロス回数情報を元にFFT窓位置を決定する。FFT回路203は直交検波回路202の出力をFFT窓位置検出回路206により決定されたFFT窓位置でFFT処理を行う。等化回路204はFFT後の信号を等化する。なお、この等化回路の伝送路特性を利用してFFT窓位置検出回路206にてFFT窓位置を補正する。本実施の形態では、受信初期の電源立ち上げ時等に等化回路の伝送路特性をモニターする。この伝送路特性の回転が小さくなるようFFT窓位置を補正し、初期のFFT窓位置を決定する。
初期のFFT窓位置が決定された後、直交検波後のガード相関波形によるFFT窓位置を数シンボル毎に検出し、ウインドウ変化量検出回路207にて検出されたウインドウ位置のずれだけ、FFT後の信号を回転させる。
次に等化回路の詳細について説明する。送信側では図8(a)に示すように、送信側ではガード期間が有効シンボル期間の後部のコピーとして付加されている。受信側で図8(b)のようにガード期間の中央からシンボル切り出しを行うと位相が回転する。そのため、図7のオシレータ210は、ガード期間の半分の位置からウインドウ位置を設定した場合、伝送路特性が回転しないようにガード長の半分回転する信号を発生する。具体的には、キャリア毎にexp(jπ*GI*N)の周波数を発生する。
GIはガードインターバルであり、1/32、1/16、1/8、1/4のいずれかである。Nは帯域の端から数えたキャリアの番号であり、モード3の場合、0〜8191となる。乗算器211は入力された信号を回転する。この回転により、ガード期間の中央からシンボル切り出しを行った場合に伝送路特性がフラットになる。図8にFFT窓位置をガード長の半分に設定した例を示す。
ただし、伝送路が変動している場合、或いは同一チャンネル妨害・マルチパス等があるとガード相関波形が乱れるため、受信側では必ずしもガードインターバルの中央からシンボル切り出しが行われるとは限らない。受信初期時には、乗算器212は何も処理せず、乗算器211の出力がSP抽出回路215およびシンボル遅延回路213に入力される。
SP抽出回路215は入力されたデータからSP信号を抽出する。SP発生回路217は、送信側と同じSP信号を発生する。複素除算回路216は抽出されたSP信号を送信側のSP信号で除算する。この処理により、SP信号位置での伝送路特性が算出される。シンボル補間回路218はSP信号をシンボル方向に補間する。図4にSP信号をシンボル方向に補間した例を示す。次にキャリア補間回路219は伝送路特性をキャリア方向に補間する。このようにして、全キャリア位置での伝送路特性を推定する。
FFT後の信号をシンボル遅延回路213で伝送路特性算出の系統と遅延時間が同じになるよう数シンボル遅延した後、複素除算回路214は、シンボル遅延回路213の出力を、キャリア補間回路219の出力で複素除算する。この処理により等化された信号が出力される。
また、ゼロクロス検出回路220はシンボル補間回路218の出力のゼロクロス回数を検出する。このゼロクロス検出回路は、キャリア補間回路219の出力を入力してゼロクロス検出に利用してもよい。ゼロクロス回数検出回路の出力は、図6のFFT窓位置検出回路206にフィードバックされ、初期引き込み時のFFT窓位置が決定される。なお、このゼロクロス検出は、I軸の伝送路特性、或いはQ軸の伝送路特性の両方モニターしても良いが、いずれか1つをモニターしても十分である。
図9にこの処理のフローチャートを示す。初期引き込み時にFFT窓位置が、ガード相関波形により、ある位置WPに設定される。次に、この時の伝送路特性のゼロクロス回数ZC(n−1)をモニターする。次に別のFFT窓位置(WP+WS)で、ゼロクロス回数ZC(n)をモニターする。この回数と、その前のシンボル位置のゼロクロス回数ZC(n−1)を比較し、このゼロクロス回数の減少が所定の値以下になると、FFT窓位置をそのポイントに固定する。ゼロクロス回数がそのその前のシンボルのゼロクロス回数より小さければ、その差の1/4だけ、FFT窓位置を同じ方向にずらす。反対にゼロクロス回数が増えた場合は、その差の1/4だけ、反対方向に動かす。次に新たに動かしたFFT窓位置で、ゼロクロス回数ZC(n)をモニターし、ゼロクロス回数の減少が所定の値以下になるまで繰り返される。所定の回数以下にならない場合でも、30回程度でFFTウインドウ位置を固定する。
この処理により、伝送路特性が常にほぼフラットな状態となり、キャリア補間回路として通過帯域幅の狭いフィルタを用いることができる。この処理により伝送路特性の回転が小さくなっていくの様子を図10及び図11に示す。それぞれの図で(a)は初期のFFT窓位置での伝送路特性を表し、(b)は何ステップか動作したあとを、(c)はさらに何ステップが動作した後を表す。図10は遅延波が存在しない場合、図11は0dBの遅延波が存在する場合の例である。図10では初期のFFT窓位置(a)では、伝送路特性がかなり回転しているが、何ステップか経た後には伝送路特性の回転が減っているのが認められる。この場合、図では省略しているが最終的に伝送路特性がほぼフラットになるところまでFFT窓位置を調整することが可能となる。また、図11の場合、ゼロクロス点が少なくなるように制御すると、FFT窓位置は、主波が中央に来るように設定した窓位置と遅延波が中央に来るように設定した窓位置の中間に、FFT窓位置が設定される。
なお、ゼロクロス回数モニターのステートマシンを図12に示す。シンボルパルスが来ると、回転数をゼロにリセットし、最初のデータが正のデータであれば、正のほうへ動き、負のデータが来るまで、カウンタ値は変わらない。負のデータが来るとカウンタ値が1つカウントアップされ、負の状態に遷移する。次に負のデータが来るとカウンタ値は変わらないが、正のデータが来るとインクリメントされて、正のデータの状態に遷移する。
図7に戻り、上述のように初期FFT窓位置が決定された後、乗算器212は、ウインドウ変化量に応じて入力された信号を回転する。このウインドウ変化量はシンボル毎に算出されたガード相関波形のピーク或いは重心位置の変化量であり、FFTのサンプリングクロックの数によってカウントされる。また、特定のシンボル数毎に積算したガード相関波形を用いて、特定のシンボル数毎にウインドウ変化位置を更新しても良い。
(実施の形態2)
図13は本発明に係わる実施の形態2である。従来例の図3と比べキャリアフィルタがシンボル補間の前に入っている点が異なる。なお、実施の形態1と同様に伝送路特性のゼロクロス点が少なくなるようにFFT窓位置を決定する。
従来、最大ガード期間長1/4の遅延波が存在しても等化する必要があるため、まず、時間軸方向に補間して、その後周波数方向に補間していた。しかし、SFNが行われない場合、ほとんどの遅延波は1/12以下に収まる。その場合、先に周波数軸方向の補間をしても問題は生じない。本実施の形態では、先に周波数軸方向にフィルタをかけることにより、SP信号に重畳されるノイズを軽減し、その後、時間軸方向、周波数軸方向の順に補間する。なお、初段のフィルタでは補間は行わない。
SP抽出回路301は、FFT後の信号からSP信号を取出す。SP発生回路303は送信側のSP信号と同じ位相の信号を発生する。複素除算回路302は受信したSP信号を発生したSP信号で複素除算する。これにより、各SP信号位置での伝送路特性が求められる。キャリアフィルタ304は、このSP信号位置での伝送路特性のみを取出しキャリア方向にフィルタをかける。この時、キャリア方向に補間処理は行わない。シンボル補間回路305はSP信号をシンボル方向に補間する。この後で、キャリア補間回路306は伝送路特性をキャリア方向に補間し、すべてのキャリア位置での伝送路特性の推定を行う。
入力されたOFDM信号はシンボル遅延回路307で、伝送路特性算出の系統と遅延時間が同じになるよう数シンボル遅延した後、複素除算回路308で前記補間された伝送路特性で複素除算を行い、等化された信号を出力する。
更に本発明について詳細に説明する。本実施の形態は、ISDB−Tのモード3の例である。ISDB−Tのモード3の全キャリア数は5617であり、各シンボルに含まれるSP信号は、468本となり、帯域終端パイロット信号1本を加えると469本となる。
まず、シンボル毎にSP信号を取出す。図14にシンボル番号0の例を示す。シンボル番号0の場合は、図14のように12キャリア毎に配置されたSP信号を、帯域終端パイロット信号も含めてフィルタをかけることができる。図15にシンボル番号1の場合の例を示す。シンボル番号2シンボル番号3の場合は省略する。なお、これ以降のシンボルのSP信号配置は上記シンボル番号0からシンボル番号3のSP信号配置の繰り返しとなる。
通過帯域をT/12とすると、SP信号のノイズ低減の効果が無いため、本実施の形態では、通過帯域をT/24に設定し、12キャリア毎に配置されるSP信号が、隣接したSP信号を利用してノイズの低減が行えるようにした。また、用いるフィルタのタップ数を31とした。なお、タップ数の関係から、キャリアの両帯域端のキャリアは、31タップのフィルタではきちんとしたフィルタ処理ができないため、特殊な処理を施すことになるが、本発明の効果を限定するものではない。両帯域端ではタップ数の短いフィルタに切り替えて処理を行うなどの方法を用いる。
このようにして、シンボル方向に補間する前にSP信号の精度を向上させるため、シンボル方向の伝送路推定精度が上がり、その後のキャリア方向の補間精度も向上する。
(実施の形態3)
図16は本発明に係わる実施の形態3である。本実施の形態は実施の形態2と同様であるが、T/24を超える遅延波が生じた場合、実施の形態2のような処理をすると伝送路推定に誤りを生じる場合がある。本実施の形態では、そのような場合を考慮し、キャリアフィルタを通過したSP信号と、通過していないSP信号が所定の差より大幅に違いを生じた場合は、キャリアフィルタを通過しないSP信号を用いることとした。
SP抽出回路401は、FFT後の信号からSP信号を取出す。SP発生回路403は送信側のSP信号と同じ位相の信号を発生する。複素除算回路402は受信したSP信号を発生したSP信号で複素除算する。これにより、各SP信号位置での伝送路特性が求まる。キャリアフィルタ404は、このSP信号位置での伝送路特性のみを取出しキャリア方向にフィルタをかける。この時、キャリア方向に補間処理は行わない。遅延回路409は、SP信号のキャリアフィルタ404による遅延と同じになるようにSP信号を遅延させる。比較選択回路410は、キャリアフィルタ404の出力と遅延回路409から出力されるSP信号の差を1シンボルに亘って積算し、所定の差以下であれば、キャリアフィルタ404による誤推定がないと判断し、キャリアフィルタ通過後の信号を選択する。また、所定の差以上であれば、フィルタにより伝送路推定が誤推定されたとし、遅延回路を通過した信号を選択する。
前記比較選択回路410は1シンボルに亘って積算するため、それに合わせるとシンボル遅延回路407はシンボル補間回路405の遅延に加えてもう1シンボル余分に遅延させる必要がある。しかし、伝送路特性の変動が極端に大きくない場合、一つ前のシンボルにより得られた積算結果を利用して次のシンボルの選択の基準に用いると、1シンボル余分に遅延させる必要は無い。
シンボル補間回路405はSP信号をシンボル方向に補間する。この後で、キャリア補間回路406は伝送路特性をキャリア方向に補間し、すべてのキャリア位置での伝送路特性の推定を行う。入力されたOFDM信号はシンボル遅延回路407で、伝送路特性算出の系統と遅延時間が同じになるよう数シンボル遅延した後、複素除算回路408で前記補間された伝送路特性で複素除算を行い、等化された信号を出力する。
(実施の形態4)
図17は本発明に係わる実施の形態4である。本実施の形態は、実施の形態1と同様にシンボル補間回路507の出力からゼロクロス検出回路508にてゼロクロス回数を検出し、それをFFT窓位置検出回路にフィードバックし、伝送路特性の回転数が最小となる位置にFFTウインドウ位置を決定する。
また、ゼロクロス検出回路508により計測された伝送路の回転数が所定の回転数より多い場合は、比較選択回路506は遅延回路505の出力を選択し、所定の回転数より小さい場合は、比較選択回路はキャリアフィルタ504の出力を選択する。
実施の形態3と同様に、比較選択回路506は一つ前のシンボルのゼロクロス回数の判定結果を用いて、所定のゼロクロス回転数以下であればキャリアフィルタを通過したSP信号を、所定のゼロクロス回数以上であれば、遅延回路を通過したSP信号を用いる。
(実施の形態5)
図18は本発明に係わる実施の形態4である。本実施の形態は、実施の形態1において、ゼロクロス検出回路605の出力がFFT窓位置検出に用いられると同時に、通過帯域の異なるキャリア補間回路606及び607の出力を比較選択する比較選択回路608の基準に用いられる。例えば、ISDB−Tで、モード3、ガードインターバル1/4の時、ガード期間は、2048クロック分に相当する。本実施の形態1で示したように、ガード期間の中央にFFT窓位置を設定した場合、伝送路特性の回転が生じないように補正しているため、±1024キャリア分、すなわち±1024回転している。全キャリア数は、5617であるので、OFDMのキャリアが存在する区間では、1024*(5617/8192)=±702回転、従ってこれに相当するゼロクロス回数は1404回となる。
従って、通過帯域がT/8のフィルタはゼロクロス回数が700回以下の場合に、使用し、その他の場合は、T/4の通過帯域のフィルタを使用する。
なお、余裕を持って、ゼロクロス回数が600回程度でT/4の通過帯域のフィルタに切り替えても良い。
本実施の形態ではキャリア補間回路の通過帯域はT/4、8/Tの2種類としたが、このキャリア補間回路は通過帯域の異なる多数の補間回路を並列に持って切り替えて使用しても良い。
本発明に係るOFDM復調方法及びOFDM復調装置は、直交周波数分割多重(OFDM)信号の復調方法及び回路にに適用することができ、特に地上デジタル放送に用いられる直交周波数分割多重(OFDM)信号の復調方法及び回路に有用である。
OFDM信号のSP信号の配置を示す図 OFDM信号の一般的な受信処理を示すブロック構成図 OFDM信号の一般的な等化処理を示すブロック構成図 SP信号をシンボル方向に補間した図 伝送路特性の回転を示す図 本発明の一実施の形態を示すブロック構成図 本発明の一実施の形態を示すブロック構成図 FFT窓位置を説明する図 本発明の一実施の形態のアルゴリズムを示す図 伝送路特性の回転を示す図 伝送路特性の回転を示す図 本発明の一実施の形態のアルゴリズムを示す状態遷移図 本発明の一実施の形態を示すブロック構成図 本発明の一実施の形態を示す図 本発明の一実施の形態を示す図 本発明の一実施の形態を示すブロック構成図 本発明の一実施の形態を示すブロック構成図 本発明の一実施の形態を示すブロック構成図
符号の説明
101 A/D変換器
102 直交検波回路
103 FFT回路
104 等化回路
105 誤り訂正回路
106 同期再生回路
107 3シンボル遅延回路
108 複素除算回路
109 SP抽出回路
110 複素除算回路
111 SP発生回路
112 シンボル補間回路
113 キャリア補間回路
201 A/D変換器
202 直交検波回路
203 FFT回路
204 等化回路
205 誤り訂正回路
206 FFT窓位置検出回路
207 ウインドウ変化量検出回路
210 オシレータ
211 乗算器
212 乗算器
213 シンボル遅延回路
214 複素除算回路
215 SP抽出回路
216 複素除算回路
217 SP発生回路
218 シンボル補間回路
219 キャリア補間回路
220 ゼロクロス検出回路
301 SP抽出回路
302 複素除算回路
303 SP発生回路
304 キャリアフィルタ
305 シンボル補間回路
306 キャリア補間回路
307 シンボル遅延回路
308 複素除算回路
309 ゼロクロス検出回路
401 SP抽出回路
402 複素除算回路
403 SP発生回路
404 キャリアフィルタ
405 シンボル補間回路
406 キャリア補間回路
407 シンボル遅延回路
408 複素除算回路
409 遅延回路
410 比較選択回路
501 SP抽出回路
502 複素除算回路
503 SP発生回路
504 キャリアフィルタ
505 遅延回路
506 比較選択回路
507 シンボル補間回路
508 ゼロクロス検出回路
509 キャリア補間回路
510 シンボル遅延回路
511 複素除算回路
601 SP抽出回路
602 複素除算回路
603 SP発生回路
604 シンボル補間回路
605 ゼロクロス検出回路
606 キャリア補間回路
607 キャリア補間回路
608 比較選択回路
609 シンボル遅延回路
610 複素除算回路

Claims (18)

  1. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送される分散パイロット信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記分散パイロット信号(以下SP信号)を取出し、前記SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、前記向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間し、
    前記補間したSP信号のキャリア方向の回転が所定の値以下となるようにFFT窓位置を決定することを特徴とするOFDM復調方法。
  2. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記分散パイロット信号(以下SP信号)を取出し、前記SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、前記向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間し、
    前記補間したSP信号のキャリア方向の回転が、小さくなるようにFFT窓位置を決定することを特徴とするOFDM復調方法。
  3. 前記SP信号のキャリア方向の回転は、前記向きが揃えられたSP信号のI軸或いはQ軸のゼロクロス数によりモニターすることを特徴とする請求項1乃至2記載のOFDM復調方法。
  4. 初期引き込み時に、前記向きが揃えられたSP信号のキャリア方向の回転数が少なくなるように初期FFT窓位置を決定し、前記初期FFT窓位置決定後、FFT窓位置の変化に応じて、FFT後の信号を回転させることを特徴とする請求項1乃至2記載のOFDM復調方法。
  5. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記SP信号を取出し、前記SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、前記向きが揃えられたSP信号をキャリア方向にフィルタをかけた後に、シンボル方向に補間し、その後、キャリア方向に補間することを特徴とするOFDM復調方法。
  6. SP信号のキャリア方向のフィルタ後に、フィルタ処理されているデータとフィルタ処理されていないデータをシンボル毎に比較し、誤差が所定の値以下であればキャリアフィルタ通過後のSP信号を用いてシンボル方向補間およびキャリア方向にSP信号を補間し、誤差が所定の値以上であればキャリア方向フィルタを通過していないSP信号を用いて、シンボル方向補間およびキャリア方向にSP信号を補間することを特徴とする請求項5記載のOFDM復調方法。
  7. SP信号のキャリアフィルタ後に、フィルタ処理されているSP信号と、フィルタ処理していないSP信号を、シンボル毎にSP信号の回転数により、所定の回転数以下であればフィルタ処理されているSP信号を、所定の回転数以上であれば、フィルタ処理されていないSP信号を選択し、前記選択したSP信号を用いてシンボル方向補間およびキャリア方向補間することを特徴とする請求項5記載のOFDM復調方法。
  8. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記SP信号を取出し、前記SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃え、前記向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間し、
    前記シンボル補間したSP信号を、通過帯域の異なるフィルタでキャリア補間し、前記キャリア補間した信号をSP信号の回転数によりシンボル毎に選択することを特徴とするOFDM復調方法。
  9. 有効シンボル期間の先頭に前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記ガード期間は、有効シンボル長に対する割合GIで規定され、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、キャリア毎にexp(jπ*GI*N)を乗じて、FFT後の波形をキャリア毎に回転させた後に、SP信号の補間処理を行うことを特徴とすることを特徴とするOFDM復調方法(NはFFT後のキャリア番号:無効キャリアを含む)。
  10. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号からSP信号を取出す手段と、前記SP信号を送信側のSP信号で除算する手段と、前記除算手段により向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間する手段を有し、
    前記補間したSP信号のキャリア方向の回転を観測する手段を有し、前記SP信号のキャリア方向の回転が所定の値以下となるようにFFT窓位置を決定するFFT窓位置検出手段を有することを特徴とするOFDM復調装置。
  11. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記SP信号を取出すSP抽出手段と、前記SP信号を送信側のSP信号で除算する手段と、前記除算手段により向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間するシンボル補間手段を有し、
    前記補間したSP信号のキャリア方向の回転が、小さくなるようにFFT窓位置を決定するFFT窓位置検出手段を有することを特徴とするOFDM復調装置。
  12. 前記SP信号のキャリア方向の回転は、前記向きが揃えられたSP信号のI軸或いはQ軸のゼロクロス数を検出するゼロクロス検出手段により検出することを特徴とする請求項10乃至11記載のOFDM復調装置。
  13. 初期引き込み時に、前記向きが揃えられたSP信号のキャリア方向の回転数が少なくなるように初期FFT窓位置を決定するFFT窓位置検出手段と、前記初期FFT窓位置決定後、FFT窓位置の変化に応じて、FFT後の信号を回転させる乗算器を有することを特徴とする請求項10乃至11記載のOFDM復調装置。
  14. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記SP信号を取出すSP抽出手段と、前記SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃える除算手段と、前記向きが揃えられたSP信号をキャリア方向にフィルタをかけるキャリアフィルタ手段を有し、キャリアフィルタ後にシンボル方向に補間するシンボル補間手段と、キャリア方向に補間するキャリア補間手段とを有することを特徴とするOFDM復調装置。
  15. SP信号のキャリア方向のフィルタ後に、フィルタ処理されているデータとフィルタ処理されていないデータをシンボル毎に比較し、誤差が所定の値以下であればキャリアフィルタ通過後のSP信号を、誤差が所定の値以上であればキャリア方向フィルタを通過していないSP信号を選択する比較選択手段を有し、比較選択されたSP信号を用いて、シンボル方向補間およびキャリア方向にSP信号を補間することを特徴とする請求項14記載のOFDM復調装置。
  16. SP信号のキャリアフィルタ後に、フィルタ処理されているSP信号と、フィルタ処理していないSP信号を、シンボル毎にSP信号の回転数により、選択する比較選択手段を有し、所定の回転数以下であればフィルタ処理されているSP信号を、所定の回転数以上であれば、フィルタ処理されていないSP信号を選択し、前記選択したSP信号を用いてシンボル方向に補間するシンボル補間手段およびキャリア方向に補間するキャリア補間手段とを有することを特徴とする請求項14記載のOFDM復調装置。
  17. 有効シンボル期間の先頭に、前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記OFDM信号は周波数軸及び時間軸方向に所定の間隔で分散して伝送されるSP信号を有し、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、FFT後の信号から前記SP信号を取出すSP抽出手段と、前記SP信号を送信側のSP信号で除算することにより向きを揃える除算手段と、前記向きが揃えられたSP信号をシンボル方向に補間するシンボル補間手段を有し、
    前記シンボル補間手段の後に、2種類以上の通過帯域を持つキャリア補間手段を有し、前記キャリア補間手段の出力を、SP信号の回転数によりシンボル毎に選択する比較選択手段を有することを特徴とするOFDM復調装置。
  18. 有効シンボル期間の先頭に前記有効シンボル期間後部の信号が巡回的に複写されたガード期間を有するOFDM信号であって、前記ガード期間は、有効シンボル長に対する割合GIで規定され、
    前記OFDM信号を受信する受信装置において、キャリア毎にexp(jπ*GI*N)を発生する手段と、FFT後の波形をキャリア毎に前記発生した信号を乗じる乗算器と、乗算後に、SP信号の補間処理を行うSP補間手段を有することを特徴とするOFDM復調装置(NはFFT後のキャリア番号:無効キャリアを含む)。
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