JP2006024048A - 医用情報イベント処理システム、医用情報イベント処理方法 - Google Patents

医用情報イベント処理システム、医用情報イベント処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 読影医が何処に居ても患者への迅速な治療方針を担当医等の病院スタッフに提供する。
【解決手段】 医療施設内に配置された複数のサーバ12〜16及びモダリティ11がネットワークにより接続され複数のサーバ複数のサーバ12〜16及びモダリティ11同士で相互に通信、処理することで画像診断支援処理、緊急時読影処理を含むイベント情報を発生するための医療施設内ネットワークシステム1と、医療施設内ネットワークシステム1によって発生されたイベント情報に基づいてウェブページを生成するエージェントサーバ17と、エージェントサーバ17とインターネット3を介して接続され医療施設内ネットワークシステム1の複数のサーバ12〜16によって生成されたウェブページがエージェントサーバ17によって送信される携帯端末2と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医用画像診断装置から得られた医用画像に対する画像診断支援(CAD:Computer AIDed Diagnosis)処理などのイベントが発生したときに、読影医や専門医への即時通報、医療チームに同報を代行する機能を有したイベント処理サーバ(「エージェントサーバ」と称する)とその処理方法に関するものである。
従来、CAD処理に連携したレポート作成に関しては、医用診断支援システムとして特許文献1に記載されているように、CPUの処理に応じて複数の断層像から病変部の疑いのある断層像を注目画像として決定し、注目画像に対応する2次元画像を強調してTVモニタに表示し、出力手段が現在診断中の被検者の名前、ID番号等のデータが記載された診断レポート用紙を出力し、ハードコピー手段が前記モニタに表示された2次元画像をハードコピーして前記診断レポート用紙に貼付するための画像フィルムを出力することで、診断レポートに被検者の病変部と思われる部分の形状が正確に記憶されることを可能とするものである。
一方、診断レポート作成支援システムは、特許文献2に記載されているように、医用撮像装置、医用画像を格納する画像データベース等をLANケーブル、スイッチング・ハブを介して接続して構成された病院内ネットワークにおいて、スイッチング・ハブにアクセスポイントとなる無線LAN用ステーションを接続する。ノートパソコン等の携帯用の診断レポート端末は、無線LAN用ステーションと無線通信するための無線通信機やレポート作成支援アプリケーションソフトを有し、画像データベースの医用画像等の病院内の情報を共有し、病院内の任意の場所で医用画像を含む診断レポートの作成を可能にするものである。
特開平8−166995号公報 特開2002−297767号公報
しかし、上記特許文献1では診断レポートにフィルム出力した画像を貼り付ける編集に止まっており、上記特許文献2では病院内での診断レポート作成を支援するに止まっている。また、特許文献1と特許文献2を組み合わせても両方とも病院内での診断レポート作成支援しか着想できない。
従って、特許文献1、特許文献2に開示される技術及びこれらの開示技術の組み合わせ技術は、読影医等が自身で所有する可搬性の端末で病院外、病院内を問わず、所望の場所、時間に診断画像を読影し、読影医等がその読影された診断画像についての診断レポートを作成し、読影医が何処に居ても患者への迅速な治療方針を担当医等の病院スタッフに提供したいという要求に応えるものでなかった。
また、公衆回線はインターネットによって具現されるが、インターネットにはクラッカー等の脅威が多く、医用画像という守秘性の高い情報に対しセキュリティを対策する必要があり、特許文献1、特許文献2に開示される技術及びこれらの開示技術の組み合わせ技術は、そのセキュリティ対策について一切配慮されていない。
本発明の医用情報イベント処理システムは、医療施設内に配置された複数のサーバ及び医用画像診断装置がネットワークにより接続され前記複数のサーバ及び医用画像診断装置同士で相互に通信、処理することで画像診断支援処理、緊急時読影処理を含むイベント情報を発生するための医療施設内ネットワークシステム(1)と、この医療施設内ネットワークシステム(1)によって発生されたイベント情報に基づいてウェブページを生成するエージェントサーバ(17)と、このエージェントサーバ(17)と公衆回線(3)を介して接続され前記医療施設内ネットワークシステム(1)によって生成されたウェブページが前記エージェントサーバ(17)によって送信される携帯端末(2)と、を備える。
これによって、読影医等が自身で所有する可搬性の端末で病院外、病院内を問わず、所望の場所、時間に診断画像を読影し、読影医等がその読影された診断画像についての診断レポートを作成し、読影医が何処に居ても患者への迅速な治療方針を治療医等に提供できる。
また、本発明の望ましい一実施形態によれば、前記エージェントサーバ(17)は、前記生成されたウェブページのURLとそのポートを付加したメールに送信する。
これによって、院内サーバのアクセス許可であるURLが読影医等の認証された端末にのみメールで通知されるので、特定者しかアクセスできないからセキュリティが対策された医用情報イベント処理システムを提供できる。
また、本発明の望ましい一実施形態によれば、前記エージェントサーバ(17)は、前記携帯端末(2)によって操作者がXMLによって一連の指令コードを生成し、その生成された一連の指令コードと一致するイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末(2)にメールで送信する。
これによって、読影医等の操作者が予め一連の指令コードを記述しておけば、連続するイベントにも簡単に対応ができるから、操作者の操作性を向上できる。
さらにまた、本発明の望ましい一実施形態によれば、前記携帯端末(2)によって操作者の音声情報が送話されることでイベントの問い合わせ操作を行い、その問い合わせされた操作により要求されたイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末(2)にメールで送信する。
これによって、読影医等の操作者が通話感覚でイベントに対応した診断情報を得ることができるから、操作者の操作性を向上できる。
本発明の医用情報イベント処理方法は、医療施設内に配置された複数のサーバ及び医用画像診断装置がネットワークにより接続され前記複数のサーバ及び医用画像診断装置同士で相互に通信することで画像診断支援処理、緊急時読影処理を含むイベント情報を発生する第1のステップと、この第1のステップによって発生されたイベント情報に基づいてウェブページをエージェントサーバ(17)により生成する第2のステップと、この第2のステップによって生成されたウェブページを携帯端末(2)に前記エージェントサーバ(17)が送信する第3のステップと、含む。
これによって、読影医等が自身で所有する可搬性の端末で病院外、病院内を問わず、所望の場所、時間に診断画像を読影し、読影医等がその読影された診断画像についての診断レポートを作成し、読影医が何処に居ても患者への迅速な治療方針を治療医等に提供できる。
また、本発明の望ましい一実施形態によれば、前記第2のステップは、前記エージェントサーバ(17)が前記携帯端末(2)によって操作者がイクステンシブル・マークアップ・ランゲージ(XML)によって一連の指令コードを生成し、その生成された一連の指令コードと一致するイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末(2)にメールで送信する。
これによって、読影医等の操作者が予め一連の指令コードを記述しておけば、連続するイベントにも簡単に対応ができるから、操作者の操作性を向上できる。
さらにまた、本発明の望ましい一実施形態によれば、前記第2のステップは、前記エージェントサーバ(17)が前記携帯端末(2)によって操作者の音声情報が送話されることでイベントの問い合わせ操作を行い、その問い合わせされた操作により要求されたイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末(2)にメールで送信する。
これによって、読影医等の操作者が通話感覚でイベントに対応した診断情報を得ることができるから、さらに操作者の操作性を向上できる。
本発明によれば、読影医等が自身で所有する可搬性の端末で病院外、病院内を問わず、所望の場所、時間に診断画像を読影し、読影医等がその読影された診断画像についての診断レポートを作成し、読影医が何処に居ても患者への迅速な治療方針を治療医等に提供できる。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の各実施形態に共通する医用情報イベント処理システムの構成例を示すブロック図である。
医用情報イベント処理システムは、図1に示されるように、医療施設内ネットワークシステム(HMS:Hospital Network System)1と、HMS1と公衆回線(インターネット)3を介して接続される携帯端末2と、を有する。
HMS1は、モダリティ11、画像サーバ12、CADサーバ13、レポートサーバ14、電子カルテサーバ15、ウエブ作成サーバ16及びエージェントサーバ17が院内LAN18によって接続される。
モダリティ11は、X線装置、X線CT装置、MRI装置、超音波装置、核医学装置など被検者(患者)の内部の情報を医用画像として画像化する。また、ここで画像化された医用画像には、撮影日時、モダリティの種別、患者名、患者ID、担当医、読影医などの付帯情報が医用画像と対応づけて入力される。
画像サーバ12は、モダリティ11によって画像化された医用画像を前記付帯情報に対応付けて記憶し、その記憶された画像付帯情報に一致する医用画像が読み出せる。また、モダリティ11には、緊急時に対応するため、小規模の画像サーバ12の機能を有している。
CADサーバ13は、モダリティ11によって画像化された医用画像又は画像サーバ12によって記憶された医用画像について画像診断の支援を行う。
具体的には、医用画像のうちの例えば、X線CT画像の一部領域の形状、CT値などにより、癌などの悪性腫瘍の画像領域に画像処理して異常陰影候補として検出する。そして、検出された異常陰影候補を円形などのマーカやカラーリングをCT画像に施して、そのマーキング等が施されたCT画像を表示する。これにより、CADは、読影医等がマーキング等の施されたCT画像を選択的に診断することで、画像診断を支援する。
また、異常陰影候補とするのは、悪性腫瘍などの異常陰影に形状、CT値が類似する正常細胞もある程度検出して、小さい異常陰影の見逃しを防ぐ意味で冗長度を持たせる。
さらにまた、CADサーバ13は、患者の医用画像があれば、モダリティ11又は画像サーバ12から院内LAN18を通じて医用画像の供給を受け、その供給された医用画像が存在すればその医用画像に対し画像診断支援処理を行っている。そして、画像診断支援処理をした結果、異常候補陰影が検出されれば、読影医がHMS1内での使用する入力端末(クライアント(図示省略))又は携帯端末2に発生するためのイベントデータを生成する。
レポートサーバ14は、前記クライアント、携帯端末2でそれぞれ作動する患者の所見を書くためのソフトウエアの供給源となっており、院内においてはモダリティ11、画像サーバ12、CADサーバ13、電子カルテサーバ15、ウエブ作成サーバ16、エージェントサーバ17及び前記クライアントが院内LAN18を通じて前記所見作成ソフトウエアが供給され、院外においては携帯端末2にエージェントサーバ17とインターネット3を経由して前記所見作成ソフトウエアが供給される。この所見作成ソフトウエアは、例えば特許文献2で開示されるような公知技術であり、本発明はこの公知技術を利用するだけであるので、そのソフトウエアの詳細な説明は省略する。
また、レポートサーバ14は、院外の携帯端末2や院内のクライアント端末で入力される読影医による所見を記憶する。
電子カルテサーバ15は、モダリティ11によって画像化された医用画像、レポートサーバ14によって供給される所見作成ソフトウエアを用いて作成された所見や、体温などのデータを患者ごとのカルテとして、患者名や患者IDなどのパラメータで検索可能に記憶する。
ウェブ作成サーバ16は、レポートサーバ14で作成されたレポートを院内LAN18で接続され認証されたサーバ又はクライアントに公開する。
エージェントサーバ17は、ゲートウェイサーバとして院外のインターネット3に接続されると共に、院内LAN18を介して接続されるCADサーバ13によって発生されたイベントデータに基づいて院外の読影医の携帯端末2にメールを送信する。このメールにはウェブサーバ16によって作成された動的なウェブページの情報が含まれる。
この動的なウェブページの情報は、例えば画像付データであればURLを添付する。
また、エージェントサーバ17は、上記メールのようなメールを作成するメールサーバ機能と、院内外からのメールの送受信、配信、院内外からのHTTPリクエストに対して応答メッセージやURLを返信する。
また、エージェントサーバ17は、CADサーバ13によって生成されたイベントデータを受けて読影医の携帯端末2に供給可能な動的なウェブページを生成する。この動的なウェブページとはイベントごとに1度しか作成されず、読影医による診断が終了すれば消去する運用を行う。このように運用すれば、読影医が診断のときにのみアクセス権が読影医の携帯端末2に付与されることとなり、常設されるウェブページ(静的ウェブページとも呼ばれる)と比較して、クラッカー等からの不正アクセスを受けにくい。
院内LAN18はモダリティ11、画像サーバ12、CADサーバ13、レポートサーバ14、電子カルテサーバ15、ウエブ作成サーバ16及びエージェントサーバ17の相互間のデータ送受信を行う。
また、院内LAN18は、電子カルテサーバ15とリンクして保険点数などを計算する医事会計など幾つかのサーバ(図示省略)を接続する場合もある。
携帯端末2は、PDA21、携帯電話22、パーソナルコンピュータ(図示省略)等がある。つまり、携帯端末2は、インターネット3に接続可能でその画面にてホームページが表示できるものであればどのような携帯端末であってもよい。ここでの携帯端末2の使用例は、画像受信はPDA21を用い、メール受信は携帯電話22を用いて説明する。また、この使用例に限ることなく、画像受信及びメール受信をPDA21又は携帯電話22の一方に行わせてもよい。
また、携帯端末2は、インターネット3に電気接続される中継局からの電波によって各種サーバからインターネット3に送出された情報を受信する。また、携帯端末2は、自身に入力されたデータが電波で中継局に送信され、その中継局からサーバへ送信される。この中継局等の技術は公知であるので詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第1の実施形態の動作例について図2を用いて説明する。
図2は本発明の第1の実施形態の動作例を説明するためのデータ転送手順を説明する図、図3は図2の各ステップでの表示例を示す図である。
ここで、読影医は院内LANを使用する権限を有したユーザであることが前提で、アクセスの際の認証作業は従来のユーザID、パスワードや指紋照合等の公知技術で行われる。
(1)モダリティ11で撮影が行われた医用画像は、CADサーバ13によって画像診断支援(CAD)処理がされる。レポートサーバ14はCADサーバ13によるCAD処理が終了したら、読影医に送信するためのCAD処理結果としてエビデンスドキュメントを生成する。エージェントサーバ17は、レポートサーバ14によりエビデンスドキュメントが生成されてから、CADサーバ13によるCAD処理の結果をHTML形式に再構成し、動的なウェブページを生成する。エージェントサーバ17は、図3(A)に示されるように、生成したウェブページのURLとポートをリンク形式で記述したメール(イベント通知)を読影医の携帯電話22に送信する。
(2)エージェントサーバ17はCAD処理された医用画像のURLをPDA21にメール(URL通知)を送信する。このURLはテンポラリポートが可変となる。読影医は、図3(B)に示されるように、PDA21のブラウザで受信したURLにHttpアクセスすることで、該当患者の医用画像の原画像をエージェントサーバ17に要求する。
(3)エージェントサーバ17は、読影医の原画像要求に対し、前記(1)で作成されたエビデンスドキュメントをPDA21に送信する。PDA21は図3(C)に示されるように、CAD処理された医用画像を表示する。読影医は、CAD処理された医用画像を確かめるため、その医用画像の原画像をエージェントサーバ17に要求する。エージェントサーバ17は原画像要求に応答する。エージェントサーバ17は画像サーバ12にアクセスし、原画像を含む原画像リストを取得するための原画像要求を行う。画像サーバ12は、取得要求のあった原画像リストを検索し、その検索された原画像リストをエージェントサーバ17に返信する。エージェントサーバ17は、画像サーバ12によって返信された原画像リストをPDA22へ送信する。
(4)PDA21は、図3(D)に示されるように、原画像リストを表示し、その表示された原画像リストから原画像とその周辺の断層像を選択し、その選択された原画像番号をエージェントサーバ17に送信する。例えば、読影医の「中島隆」は患者名「井桁嘉一」の肺のCT画像の画像番号1をPDA22に選択入力する。エージェントサーバ17は、原画像番号を画像サーバ12に送信する。画像サーバ12は原画像番号に対応する原画像データをエージェントサーバ17に送信する。エージェントサーバ17は送信された原画像と上記(1)でCAD処理された医用画像を動的にHTML化してウェブページを生成し、PDA21に送信する。
(5)PDA21は、図3(E)に示されるように、原画像とCAD処理された医用画像を表示する。読影医は、PDA21に画面表示された原画像について読影を行い、異常陰影であることを確定診断するために精密検査が必要である旨の所見をレポートとしてPDA21に入力し、レポート作成を終了する。PDA21は作成が終了したレポートを院内LANで接続されるサーバ端末やクライアント端末で放射線技師等の医療スタッフが院内のウェブページで参照できるように、エージェントサーバ17に登録要求する。ここでは、例えばPDA21の画面の左下に「登録」のソフトスイッチが表示される。読影医は、PDA21に表示された画像と所見が一致していることを確認した後、「登録」のソフトスイッチを入力する。エージェントサーバ17は、レポートサーバ14にレポート登録要求を送信する。
(6)レポートサーバ14はレポート承認依頼というイベントを発生し、そのイベントをエージェントサーバ17に送信する。エージェントサーバ17は携帯電話22にレポート承認依頼のイベントがあった旨メールを送信する。エージェントサーバ17はレポート承認依頼というイベントをHTML化し、そのURLをPDA21にメールを送信する。読影医はPDA21のブラウザで受信したURLにHttpアクセスすることで、作成したレポートの承認をエージェントサーバ17に要求する。エージェントサーバ17はPDA21に未承認レポート取得とその承認を要求する。ここでは、例えばPDA21の画面の略中央に「承認」のソフトスイッチが表示される。読影医は、PDA21に表示された画像等が(5)での「登録」のものと一致していることを確認した後、「承認」のソフトスイッチを入力する。PDA21はその入力されたレポート承認情報をエージェントサーバ17に送信する。エージェントサーバ17はレポートサーバ14にレポート承認情報を送信する。レポートサーバ14は前記送信されたレポート承認情報に対応するレポートを記憶すると共に、その記憶されるレポートをウェブサーバ16にアップロードさせる。ウェブサーバ16は、アップロードされたレポートからウェブページを生成し、その生成されたウェブページを院内LANで接続されるサーバ端末やクライアント端末で放射線技師等の医療スタッフに閲覧可能にするために院内で公開する。
また、本実施形態では診断対象を医用画像としたが、医用画像以外の過去の診断記録などの各種データも同様に携帯端末2からアクセスできる。
本実施形態によれば、読影医等が自身で所有する可搬性の端末で病院外、病院内を問わず、所望の場所、時間に診断画像を読影し、読影医等がその読影された診断画像についての診断レポートを作成し、読影医が何処に居ても患者への迅速な治療方針を治療医等に提供できる。
また、エージェントサーバ17は、前記生成されたウェブページのURLとそのポートを付加したメールに送信することによって、院内サーバのアクセス許可であるURLが読影医等の認証されたサーバ又はクライアント端末にのみメールで通知されるので、特定者しかアクセスできないからセキュリティが対策された医用情報イベント処理システムを提供できる。
また、エージェントサーバ17は、院外からのユーザ入力に対して院内システムへの要求を代行できるので、その他のサーバの通常使用を妨げることなく、システムを運用できる。
また、読影医のアクセスするウェブページは動的に生成される為、通常のWebサイトの様にホームページを持たないので、インターネットを介したクラッカーからの攻撃に強い。
次に第2の実施形態について図4,図5を用いて説明する。
図4は本発明の第2の実施形態の動作例を説明するためのデータ転送手順を説明する図、図5は図4で用いられるXMLコードの記述例を示す図である。
図4の例では、HTTPを利用した対話的な処理ではなく、メールだけを用いた処理によって院内システムを利用する例である。操作者がメールでシステムを操作する場合、対話式での処理ではなく、一連の指令コードを記述したバッジ処理でエージェントサーバ17を操作する方が効率的である。ここでは、PDA21、携帯電話22にXML編集手段をさらに有する。これは、レポートサーバ14が編集ソフトウエアをPDA21、携帯電話22に提供してもよい。
読影医は、図5に示すように、XML編集手段によって編集された一連の指令コードをエージェントサーバ17にメール送信して、エージェントサーバ17を操作する。エージェントサーバ17は、XML中の一連の指令コードを1ステップずつコマンドとして実行し、エージェントサーバ17がHMS1の制御を代行する。エージェントサーバ17は、実行される一連の指令コードのコマンドが終了したことを、携帯電話22にメール送信する。エージェントサーバ17は、一連のメール送受が終了する度に、回線を切断する。
本実施形態では、読影医等の操作者が予め一連の指令コードを記述しておけば、連続するイベントにも簡単に対応ができるから、操作者の操作性を向上できる。
また、メールの送受信時だけ回線が接続すればよく、移動中でも利用できる。また、送受信が終了すれば回線が切断されるため、常時接続型と比較して認証情報の不正取得の機会が少ないのでセキュリティが高い。
次に第3の実施形態について図6を用いて説明する。
図6は本発明の第3の実施形態の動作例を説明するためのデータ転送手順を説明する図である。
図6の例では、操作者が携帯電話21を使って電話をエージェントサーバ17かける。エージェントサーバ17は音声自動応答で操作者にメニュー提示する例である。操作者は、メニューに従って音声又は携帯電話の数字ボタンで、エージェントサーバ17を操作する。エージェントサーバ17は、音声コマンドの認識もしくは、数字に応じて、エージェントサーバ17がHMS1の制御を代行する。
本実施形態によれば、読影医等の操作者が通話感覚でイベントに対応した診断情報を得ることができるから、操作者の操作性を向上できる。
上記各実施形態では、イベントとはCADが画像から異常陰影を見つけた場合を例に説明したが。イベントはもちろんCADに限らず、病院内で発生する救急時、緊急時の各事象であってもよい。
本発明の各実施形態に共通する医用情報イベント処理システムの構成例を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態の動作例を説明するためのデータ転送手順を説明する図。 図2の各ステップでの表示例を示す図。 本発明の第2の実施形態の動作例を説明するためのデータ転送手順を説明する図。 図4で用いられるXMLコードの記述例を示す図。 本発明の第3の実施形態の動作例を説明するためのデータ転送手順を説明する図。
符号の説明
1…医療施設内ネットワークシステム、17…エージェントサーバ、2…携帯端末、3…インターネット

Claims (7)

  1. 医療施設内に配置された複数のサーバ及び医用画像診断装置がネットワークにより接続され前記複数のサーバ及び医用画像診断装置同士で相互に通信、処理することで画像診断支援処理、緊急時読影処理を含むイベント情報を発生するための医療施設内ネットワークシステムと、この医療施設内ネットワークシステムによって発生されたイベント情報に基づいてウェブページを生成するエージェントサーバと、このエージェントサーバと公衆回線を介して接続され前記医療施設内ネットワークシステムによって生成されたウェブページが前記エージェントサーバによって送信される携帯端末と、を備えたことを特徴とする医用情報イベント処理システム。
  2. 前記エージェントサーバは、前記生成されたウェブページのURLとそのポートを付加したメールに送信することを特徴とする請求項1に記載の医用情報イベント処理システム。
  3. 前記エージェントサーバは、前記携帯端末によって操作者がイクステンシブル・マークアップ・ランゲージ(XML)によって一連の指令コードを生成し、その生成された一連の指令コードと一致するイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末にメールで送信することを特徴とする請求項1に記載の医用情報イベント処理システム。
  4. 前記エージェントサーバは、前記携帯端末によって操作者の音声情報が送話されることでイベントの問い合わせ操作を行い、その問い合わせされた操作により要求されたイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末にメールで送信することを特徴とする請求項1に記載の医用情報イベント処理システム。
  5. 医療施設内に配置された複数のサーバ及び医用画像診断装置がネットワークにより接続され前記複数のサーバ及び医用画像診断装置同士で相互に通信することで画像診断支援処理、緊急時読影処理を含むイベント情報を発生する第1のステップと、この第1のステップによって発生されたイベント情報に基づいてウェブページをエージェントサーバにより生成する第2のステップと、この第2のステップによって生成されたウェブページを携帯端末に前記エージェントサーバが送信する第3のステップと、
    含むことを特徴とする医用情報イベント処理方法。
  6. 前記第2のステップは、前記エージェントサーバが前記携帯端末によって操作者がイクステンシブル・マークアップ・ランゲージ(XML)によって一連の指令コードを生成し、その生成された一連の指令コードと一致するイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末にメールで送信することを特徴とする請求項5に記載の医用情報イベント処理方法。
  7. 前記第2のステップは、前記エージェントサーバが前記携帯端末によって操作者の音声情報が送話されることでイベントの問い合わせ操作を行い、その問い合わせされた操作により要求されたイベントに基づいてウェブページを生成し、その生成されたウェブページの情報を前記携帯端末にメールで送信することを特徴とする請求項5に記載の医用情報イベント処理方法。
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