JP2006023354A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転写材の両面に、画質差のない安定した画像を形成することのできる、プリント速度を上げる機能をもった画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 第1、第2の中間転写ベルト上にトナー像を一次静電転写し、当該トナー像を担持する前記第1の中間転写ベルトと前記第2の中間転写ベルトとを転写材を介して、第1の中間転写ベルト、第2の中間転写ベルトに内接する第1の転写ローラ、第2の転写ローラで挟持して互いに圧接し、少なくとも前期転写ローラのいずれかに電圧を印加することにより前記転写材の両面に一括二次静電転写する画像形成装置において、二次転写位置の上流側で、第1の中間転写ベルト上のトナー像および第2の中間転写ベルト上のトナー像の一方を正極性、他方を逆極性に帯電させる非接触帯電手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中間転写体上に形成されたトナー像を転写材上に転写する方式の複写機、プリンタ等の両面画像形成装置に関し、特に、両面プリントの作成速度を上げる機能を有し、かつ表裏の画質差を低減した画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置で、シート状の転写材に両面画像を形成する場合は、一方の面にトナー像を転写して熱定着した後、再度の画像形成プロセスによるトナー像を他方の面に転写し熱定着する方式がとられている。
しかしながら、従来の方式では一方の面と他方の面で2回の画像形成を継続して行わねばならず、画像形成時間がかかり、また表裏の画像位置精度も十分でなく、さらに、一方の面の熱定着による転写材のカーリングや含水率の変化のため、他方の面の転写に悪影響を及ぼす等の問題がある。
一方、両面同時の画像形成システムの公知の例として、転写材の一方の面用のトナー像を画像形成手段の感光体から一旦中間転写ベルトに転写した後、他方の面用のトナー像を画像形成手段の感光体上に形成し、両トナー像と転写材との同期が取られ両面同時のトナー像の転写が行われる技術も挙げられるが、画像形成速度に限界がある。
上記の問題の解決手段として、トナー像を担持する2組の中間転写ベルトの間に転写材を挟持して、当該転写材の表裏両面に一括して静電転写を行い、画像位置の精度を確保し、1回の定着処理で転写材の表裏両面に画像形成が可能な生産性の高い画像形成装置を提供することが提案されている(例えば、特許文献1〜6参照)。
これらの特許においては、第1の画像形成手段の感光体上に現像するトナーと第2の画像形成手段の感光体上に現像するトナーの極性を同じにして現像剤を共通化しつつ、第2の中間転写体もしくは画像形成手段の感光体上のトナーを逆極性に帯電することにより、一括二次静電転写できるようにしている。
トナーを逆極性に反転帯電させる手段としては、中間転写ベルトもしくは感光体表面に非接触に設置されたコロトロンもしくはスコロトロンを使用している。
特開平9−274356号公報 特開平11−2971号公報 特開平11−38687号公報 特開平11−212308号公報 特開2001−296752号公報 特開2003−43782号公報
しかしながら、上記の提案(特許文献1〜6)では、第1の中間転写ベルト上のトナーが装置本体の設置環境変動や使用状況によって帯電量絶対値の平均値や分布が変動することにより、第2の中間転写ベルト上のコロトロンやスコロトロンにより強制的に逆極性に帯電されたトナーの帯電量絶対値の平均値や分布とに有意差を生じ、転写材の表裏の画像濃度や画像品質にも有意差が生じていた。図6は、トナーの帯電量と転写率の関係を示す図である。
帯電量が低すぎると、トナー像担持体(例えば、中間転写ベルト)から被転写体(例えば、紙)への静電気的転写が十分行われず、また、帯電量が高すぎると、トナー像担持体から被転写体へ一旦は十分な転写が行われるが、トナー像担持体から被転写体を引き離す際に再転写現象が起こり、結果的に十分な転写率が得られない。
図6でわかるように、転写率は、ある特定のトナー帯電量Q/Mでピークとなり、帯電量の低域または高域になるほど低くなる。
また、図4は、負帯電トナーを使用した場合のカラー画像形成部Bの非接触帯電手段前後の中間転写ベルト上のトナーの帯電量分布の変化を示す図である。
図4において、例えば、トナーが現像手段である現像器内で摩擦帯電された上で感光体へ現像され、さらに、一方の中間転写ベルトに静電転写され、曲線aのような、電荷分布状態にあるが、非接触帯電手段によって正逆性に帯電され、曲線bのような電荷分布状態になる。他方の中間転写ベルト上のトナー像は曲線aのような電荷分布状態のままにあるので、二組の中間転写ベルト上でのトナーの電荷分布にかなりの差が残ることになり、図6からも判るように転写材の表裏の画像濃度や画像品質にも有意差が生じてしまう問題がある。なお、曲線aは、カラー画像形成部Bの1次転写直後の中間転写ベルトのトナー帯電量分布を示し、曲線bは、カラー画像形成部Bの非接触帯電手段48b後の中間転写ベルトの帯電量分布を示す。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、簡単な構成により、転写材の両面に、画質差のない安定した画像を形成することのできる、プリント速度を上げる機能をもった画像形成装置を提供することを目的とする。
帯電、露光、現像手段を周辺に有する感光体上にトナー像を形成する第1の画像形成手段による第1のトナー像を第1の中間転写体上に重ね合わせて1次静電転写し、帯電、露光、現像手段を周辺に有する感光体上にトナー画像を形成する第2の画像形成手段による第2のトナー像を第2の中間転写体上に重ね合わせて1次静電転写し、前記第1のトナー像を担持する前記第1の中間転写体と前記第2のトナー像を担持する前記第2の中間転写体を転写材を介して互いに圧接し、少なくとも前記中間転写体のいずれかに電圧を印加することにより、前記転写材の両面に一括2次静電転写する画像形成装置において、トナーが感光体に現像されて後、転写材に2次転写される前に、第1のトナー像及び第2のトナー像の一方を正極性、他方を負極性に帯電もしくは除電させる非接触帯電もしくは除電手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
2つの画像形成手段で形成されたトナー像の両面に対して補助的に帯電もしくは除電させる、非接触帯電もしくは除電手段を設けたことによって、表裏の画面濃度や画像品質の差を低減することができる。
本発明に係る実施の形態の一例について、以下、図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態における説明は、用いる用語によって技術範囲を限定するものではない。
図1は本発明に係わるカラー画像形成装置を示す略図である。
第1の実施の形態においては、第1、第2の画像形成手段であるカラー画像形成部A、Bが転写材の搬送経路の上下に併設されている。2次転写領域において2つの中間転写ベルトを介して2つの2次転写ローラが互いに圧接して設けられている。トナー像は当該二つの中間転写ベルトに挟持搬送される転写材Pの表裏に各2次転写ローラによって転写される。なお、第1の実施の形態においては、負極性のトナーが使用されたものとして説明される。
図1において、10、30は像担持体(以下、感光体ドラムともいう)、11、31は帯電ローラ、12、32は画像書き込み手段である露光光学系、13、33は現像器、14、34はクリーニングユニット、20、40は第1、第2の中間転写ベルトでF方向に走行する。21、41は駆動ローラ、22、23、42、43はガイドローラ、24、44はテンションローラ、25、45は一次転写ローラで中間転写ベルト20、40を介してニップ部Wを形成する。26、46は第1、第2の転写ローラである2次転写ローラ、27、47はクリーニング装置、28、48は補助用の非接触帯電手段であるスコロトロン電極、60は定着器、55は転写材の搬送経路を示し、これを境に上側はカラー画像形成部A、下側はカラー画像形成部Bが配設されている。
カラー画像形成部Aにおいて、感光体ドラム10、帯電ローラ11、露光光学系12、現像器13、クリーニングユニット14、を一組として各色の第1の画像形成手段1が構成されてあり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色(K)の各色の画像形成手段1を前記中間転写ベルト20の張設面(S)に対向して、右からY、M、C、Kの順に配設してある。各色の画像形成手段1は4組とも同じ構成としてあり、従って、1組の構成についてのみ参照符号を付け、他は省略してある。
カラー画像形成部Bにおいても、感光体ドラム30、帯電ローラ31、露光光学系32、現像器33、クリーニングユニット34、を一組として各色の第2の画像形成手段3を構成されてあり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒色(K)の各色の画像形成手段3を前記中間転写ベルト40の張設面(T)に対向して、右からY、M、C、Kの順に配設してある。各色の画像形成手段3は4組とも同じ構成としてあるので1組の構成についてのみ参照符号を付け、他は省略してある。
帯電ローラ11は感光体ドラム10に接触する導電性のローラで、トナーと同極性の負電圧(−0.5〜−1.0kVが好ましい)が印加されている。ローラに代わってブラシあるいはベルトを用いたり、スコロトロン帯電器等を用いることも可能である。
露光光学系12は帯電ローラ11に対して感光体ドラム10の回転方向下流側に配置される。露光光学系12は、感光体ドラム10のドラム軸と平行に主走査方向に配列された、例えば、LED(発光ダイオード)を複数個アレイ状に並べた露光素子と、結像素子としての光集束光性伝送体(商品名:セルフォックレンズアレイ)とで構成される露光用ユニットである。露光光学系12としてはその他レーザ光学系を用いることも可能である。露光光学系12は、例えば、別体に設けた画像読み取り装置によって読み取られメモリに記録された各色の画像データに従って感光体ドラム10の感光層を像露光し、各色毎の静電潜像を形成する。
前記現像器13は、感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保ち、感光体ドラム10の回転方向と順方向に回転する円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像スリーブ131を有し、内部に各色毎の現像色に従いイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)の一成分或いは二成分現像剤を収容している。実施の形態においては二成分現像剤を収容している現像器13は不図示の突き当てコロ等により、感光体ドラム10と所定の間隙、例えば100〜500μmをあけて非接触に保たれており、現像スリーブ131に対して直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイアスを印加することにより、非接触の反転現像を行い、感光体ドラム10上にトナー画像を形成する。
中間転写ベルト20、40は体積抵抗率106〜1012Ω・cmの無端ベルトであり、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した、厚さ0.04〜0.1mmの半導電性フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った、2層構成のシームレスベルトである。フッ素コーティングについても表面が不必要に帯電しないように半導電性に備えることが好ましい。ベルトの基体であるエンジニアリングプラスチックとフッ素コーティング層の間にシリコーンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.1〜0.5mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。
各ローラは、中間転写ベルト20の回転方向に従い、駆動ローラ21、ガイドローラ22、1次転写ローラ26、ガイドローラ23、テンションローラ24、4個の一次転写ローラ25の順に、張架された中間転写ベルト20に内接して設けられている。
一次転写ローラ、二次転写ローラは、ステンレス等の導電性芯金(電圧が印加される)の周面にポリウレタン、EPDM(エチレンプロピレンジエン三元供重合体)、シリコーン等のゴム材料にカーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、体積電気抵抗が105〜109Ω・cm程度にしたソリッド状態または発泡スポンジ状態の半導電性弾性層を厚さ0.2〜7mm設けたものであり、ローラ硬度は20〜90°程度(Asker−C硬度計、荷重1kgf)である。
クリーニング装置27は中間転写体20を挟んでガイドローラ23に対向して設けられている。
第1の中間転写ベルト20の駆動は不図示の駆動モータによる駆動ローラ21の回転によって行われる。中間転写ベルト20の回転によりガイドローラ22、二次転写ローラ26、ガイドローラ23、テンションローラ24、及び一次転写ローラ25が従動回転する。回転中の中間転写ベルト20のベルト弛みはテンションローラ24により緊張される。
前記一次転写ローラ25は、中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム10に対向して設けられ所定荷重(総荷重で0.5〜5kg程度が好ましい)で感光体ドラム10方向に押圧されている。前記一次転写ローラ25にはトナーと反対極性(本実施形態においては正極性)の直流電圧(0.5kV〜5kVが好ましい)が印加され、中間転写ベルト20と感光体ドラム10との間に転写域Wが形成される。転写域Wの転写電界により、感光体ドラム10上に形成される各色のトナー像が中間転写ベルト20上に転写される。
カラー画像形成部Bについては、前記カラー画像形成部Aと対称的に配設されており、それぞれのユニットの機能は同じである。したがって、1組の構成についてのみ参照符号を付け、他は省略してある。
なお、画像形成部Aの現像と画像形成部Bの現像において、同じ色のトナーは同一トナーであることを特徴としている。
次に、本発明に係わる転写材Pの表裏面への転写処理は図2に示す方法によって達成される。
図2は、2つのカラー画像形成部に補助用の非接触帯電手段としてのスコロトロン電極を配設した図である。
本実施の形態においては、カラー画像形成部Aの使用トナーは負極性、帯電ローラ11への印加電圧は負極性、1次転写ローラ25への印加電圧は正極性、2次転写前に非接触帯電手段として、スコロトロン電極48を設け、電極ワイヤには負極性の直流電流を印加し、グリッドには負極性の直流電圧を印加した。二次転写ローラ26は接地する。
図3は、負帯電トナーを使用した場合のカラー画像形成部Aの非接触帯電手段前後の中間転写ベルトのトナーの帯電量分布の変化を示す図である。
図3に示すように、スコロトロン48により、帯電量の大きいトナーは電荷を少なく受け、帯電量の少ないトナーは電荷を多く受けるようにスコロトロンの条件を設定することにより、分布が曲線aから曲線cのように補正される。すなわち、曲線aは、カラー画像形成部Aの1次転写直後の中間転写ベルト上のトナー帯電量分布を示し、曲線Cは、カラー画像形成部Aの非接触帯電手段48後の中間転写ベルト上のトナー帯電量分布を示している。
カラー画像形成部Bの使用トナーは負極性、帯電ローラ31への印加電圧は負極性、二次転写前に逆極(正極)性に変換する非接触帯電手段であるスコロトロン電極48bを設け、電極ワイヤには正極性の直流電流を印加し、グリッドには正極性の直流電圧を印かすることによってトナー像を正極性に変換する。すなわち、図4で示すように、曲線aのような、電荷分布状態にあるが、正極性の非接触帯電手段によって帯電され、曲線bのような電荷分布状態に補正される。
二次転写ローラ46への印加電圧は正極性にすることによって転写材Pに画像が形成される。なお、H1(負電極)、H2(正電極)は、スコロトロン電極48、48bに掛ける高圧電源である。
上記の方法によって、カラー画像形成部A、Bにおけるトナーの電荷分布の絶対値が接近することにより裏表の画像濃度や画像品質差が縮小することになる。
また、使用トナーが正極性の場合でも、上記同様な方法で裏表の画像濃度や画像品質の差を縮小することができる。
次に、正極性のトナーを使用した第2の実施の形態について同様に説明する。
図7は、正極性のトナーを使用した場合の2つのカラー画像形成部に補助用の非接触帯電手段としてのスコロトロン電極を配設した図である。
図7において、カラー画像形成部Aの使用トナーは正極性、帯電ローラ11への印加電圧は正極性、1次転写ローラ25への印加電圧は負極性を適用するが、2次転写前に同極(正極)性に変換する補助手段であるスコロトロン電極49bを設け、電極のワイヤには正極性の直流電流を印加し、グリッドには正極性の直流電圧を印加することによって正極性のトナーの帯電分布を正極性のまま補正する。2次転写ローラ26へは印加電圧は正極性とする。
カラー画像形成部Bの使用トナーは正極性、帯電ローラ31への印加電圧は正極性、1次転写ローラ45への印加電圧は負極性を適用するが、2次転写前に負極性に変換する補助用の非接触帯電手段であるスコロトロン電極49設け、電極簿ワイヤには負極性の直流電流を印加し、グリッドには負極性の直流電圧を印加することによってトナー像を負極性に変換する。2次転写ローラ46は接地することによって転写材に画像が形成される。なお、H3(正極性)、H4(負極性)はスコロトロン電極49、49bに掛ける高圧電源である。
上記の2つの実施の形態のように、本発明は、スコロトロン48、48b、49、49bを配設することによって、中間転写ベルト20、40上のトナーの電荷分布状態が、図5に示す理想の状態に近似した形にすることによって、従来よりは、転写材画質の差が小さくなり、画質向上が可能となることを特徴としている。
図5は、第1、第2の中間転写ベルト上のトナーの電荷分布の絶対値の差が無くなる理想的な状態を示す図である。
次に画像形成プロセス(画像形成工程)を図1を基に説明する。
画像記録のスタートにより不図示の感光体ドラムの駆動モータの始動により各画像形成部A、Bにあるイエロー(Y)の画像形成手段1、3の感光体ドラム10、30が矢印で示す方向に回転され、同時に帯電ローラ11、31の帯電作用により感光体ドラム10、30に電位の付与が開始される。
感光体ドラム10、30は電位を付与されたあと、露光光学系12、32によって第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による画像書込が開始され、感光体ドラム10、30の表面に原稿画像のYの画像に対応する静電潜像が形成される。
前記の潜像は現像器13、33により非接触の状態で反転現像され、感光体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成される。
上記画像形成プロセスによって画像形成体である感光体ドラム10、30上に形成されたYのトナー像が、転写域Wにおいて、一次転写ローラ25、45によって、中間転写体20、40上に転写される。
次いで中間転写体20、40は、Yのトナー像と同期が取られ、マゼンタ(M)の画像形成手段1、3により、帯電ローラ11、31の帯電作用により電位が付与され、露光光学系12、32によってMの色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による画像書込が行われ、現像器13、33による非接触の反転現像によって感光体ドラム10、30上に形成されたMのトナー像が、Mの転写域Wにおいて、1次転写ローラ25、45によって、前記のYのトナー像の上から重ね合わせて形成される。
同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わせトナー像と同期が取られ、シアン(C)の画像形成手段1、3により、感光体ドラム10、30上に形成された、Cの色信号によるCの画像データに対応するCのトナー像が、Cの転写域Wにおいて、1次転写ローラ25、45によって、前記のY、M、のトナー像上から重ね合わせて形成され、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期が取られ、黒色(K)の画像形成手段1、3により、感光体ドラム10、30上に形成された、Kの色信号によるKの画像データに対応するKのトナー像が、Kの転写域Wにおいて、1次転写ローラによって、前記のY、M、C、のトナー像の上からKのトナー像が重ね合わせて形成され、中間転写体20、40上それぞれにY、M、C、およびKの重ね合わせカラートナー画像が形成される。
また、1次転写後の各色の感光体ドラム10、30上の面に残ったトナーは、クリーニングユニット14、34により残留トナーが除去され、不図示の帯電前の一様露光器により先の画像形成における感光体ドラム10、30の履歴が解消されて、次の画像形成サイクルにはいる。
前記重ね合わせトナー画像を担持している中間転写体20、40は矢印Fの方向に送られ、転写材Pが、転写材収納手段である給紙カセット54より、送り出しローラ50によって送り出され、搬送ローラ51、52を経てタイミングローラ53へ搬送され、中間転写体20、40上のトナー画像と同期がとられて、タイミングローラ53の駆動によって、2次転写ローラ26、46の転写領域Vに給送される。
この際、静電転写の場合は、当該転写領域Vでは、前記中間転写体20、40上のトナー像が転写材へ移行するような電界が、2次転写ローラ26、46間で生じるように2次転写ローラへ電圧が印加される。前記転写領域部Vで表裏に転写された転写材Pは搬送部56に送られる。搬送部56は2次転写ローラ26、46と定着装置60の間に設けられ、当該搬送部56は拍車部材である拍車561を有し、拍車561は周面に複数の突起部を有し、回転支軸を中心として回転自在に設けられる。拍車561は、転写材Pの裏面側をガイドして転写材Pを搬送し、両面にトナー像を有する転写材Pの裏面トナー像の乱れを防止するとともに、転写材Pの定着装置60への進入方向を一定にしながら転写材Pを定着装置60へと搬送し、排紙ローラ58を経て排紙される。
本発明は、上記に記載した実施の形態に限られたものではない。
非接触帯電手段はスコロトロンでなくコロトロンとし、ワイヤに交流電圧に直流電流を重畳させたものを印加する形にしてもよい。また、同極性にトナー帯電量分布を補正する場合、図3に示すようにトナー帯電の絶対値が増加するように、帯電する方向にスコロトロンやコロトロンの条件を設定することに限られたものでなく、トナー帯電量の絶対値が減少するように、除電する方向にスコロトロンやコロトロンの条件を設定してもよい。要は、2つの画像形成部の2次転写部直前でのトナー帯電量分布の絶対値が近づくように条件が設定されていればよい。また、カラー画像形成に限定されているものでなく、2つの中間転写体に接する感光体を1つとし、モノクロ又はモノカラー画像形成の両面画像形成装置としてもよい。
中間転写体としてベルト形状のみならず、金属円筒状芯金に半導電性弾性体及び半導電性フッ素樹脂を被膜したロール形状のものを用いて2つの中間転写ロールを圧接してもよい。また、非接触帯電または除電手段は感光体回転方向について感光体上の現像位置より下流側で1次転写位置より上流側に、感光体表面に対向させて設けてもよいが、感光体に対する各現像ユニットの角度が異なるため、トナー飛散等の性能をユニット間で差がないようにすることが難しく、各現像ユニットを異なる構造にする必要が生じてしまいがちである。
一方、複数の感光体を使用する場合は、上記実施の形態のように中間転写体に対向させて設けた方が非接触帯電または除電手段の数を少なく抑えることができる。したがって、感光体を複数備えるものについてはベルト形状の方が感光体/帯電/現像などのユニット化を共通化し易くより好ましい。
なお、2つの画像形成部に使用されるトナーは、同一のトナーに関して全く同じものを使用することが望ましく、このようにすることにより、何種類ものトナーを使用する煩わしさを解消できる。画像形成部に使用されるトナーについては、クリーニング装置27、14、34で確実にクリーニングできて、かつ、転写性能の優れた円形度0.94〜0.97である重合トナーを使用することが好ましい。
本発明に係わるカラー画像形成装置を示す略図である。 2つのカラー画像形成部に補助用の非接触帯電手段としてのスコロトロン電極を配設した図である。 負帯電トナーを使用した場合のカラー画像形成部Aの非接触帯電手段前後の中間転写ベルトのトナーの帯電量分布の変化を示す図である。 負帯電トナーを使用した場合のカラー画像形成部Bの非接触帯電手段前後の中間転写ベルト上のトナーの帯電量分布の変化を示す図である。 第1、第2の中間転写ベルト上のトナーの電荷分布の差が無くなる理想的な状態を示す図である。 トナーの帯電量と転写率の関係を示す図である。 正極性のトナーを使用した場合の2つのカラー画像形成部に補助用の非接触帯電手段としてのスコロトロン電極を配設した図である。
符号の説明
1,3 画像形成手段
10 感光体ドラム
11,31 帯電ローラ
20 第1の中間転写ベルト
25,45 1次転写ローラ
26,46 2次転写ローラ
40 第2の中間転写ベルト
48、48b、49、49b スコロトロン電極

Claims (5)

  1. 帯電、露光、現像手段を周辺に有する感光体上にトナー像を形成する第1の画像形成手段による第1のトナー像を第1の中間転写体上に重ね合わせて1次静電転写し、帯電、露光、現像手段を周辺に有する感光体上にトナー画像を形成する第2の画像形成手段による第2のトナー像を第2の中間転写体上に重ね合わせて1次静電転写し、前記第1のトナー像を担持する前記第1の中間転写体と前記第2のトナー像を担持する前記第2の中間転写体を転写材を介して互いに圧接し、少なくとも前記中間転写体のいずれかに電圧を印加することにより、前記転写材の両面に一括2次静電転写する画像形成装置において、トナーが感光体に現像されて後、転写材に2次転写される前に、第1のトナー像及び第2のトナー像の一方を正極性、他方を負極性に帯電もしくは除電させる非接触帯電もしくは除電手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 第1の画像形成手段は複数の感光体を有し、第2の画像形成手段は複数の感光体を有し、前記第1の中間転写体はベルト形状であり、前記第2の中間転写体もベルト形状であり、第1の中間転写ベルト、第2の中間転写ベルトに内接する第1の転写ローラ、第2の転写ローラを転写材を介して互いに圧接し、少なくとも前記転写ローラのいずれかに電圧を印加することにより、一括2次転写するものであり、前記第1、第2中間転写ベルトの回転方向において2次転写位置の上流側で、第1の中間転写ベルト上の第1のトナー像及び第2の中間転写ベルト上の第2のトナー像の一方を正極性、他方を逆極性に帯電もしくは除電させる非接触帯電もしくは除電手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 第1の画像形成手段の現像には負極性のトナーを使用し、第2の画像形成手段の現像には負極性のトナーを使用することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 第1の画像形成手段の現像には正極性のトナーを使用し、第2の画像形成手段の現像には正極性のトナーを使用することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 第1の画像形成手段の現像と第2の画像形成手段の現像において、同じ色のトナーは同一トナーであることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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