JP2006023034A - 熱交換器用チューブの製造方法、熱交換器用チューブおよび熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 薄肉の樹脂製チューブを容易に形成することが可能な製造方法、およびその製造方法により形成される熱交換器用チューブを提供すること。
【解決手段】 (a)に示すように第1樹脂フィルム110の片面に樹脂スペーサ130を形成し、このスペーサ形成面に第2樹脂フィルム120を積層する。そして、(b)に示すように金型150で樹脂フィルム110、120、スペーサ130を相互に融着しつつ成形して、(c)に示すように樹脂チューブ31の連結体を得る。この連結体を(d)に示すように裁断して複数の樹脂チューブ31を得る。
【選択図】 図4
【解決手段】 (a)に示すように第1樹脂フィルム110の片面に樹脂スペーサ130を形成し、このスペーサ形成面に第2樹脂フィルム120を積層する。そして、(b)に示すように金型150で樹脂フィルム110、120、スペーサ130を相互に融着しつつ成形して、(c)に示すように樹脂チューブ31の連結体を得る。この連結体を(d)に示すように裁断して複数の樹脂チューブ31を得る。
【選択図】 図4
Description
本発明は、樹脂製の熱交換器用チューブの製造方法、その製造方法により形成される熱交換器用チューブ、およびその熱交換器用チューブを用いた熱交換器に関する。
従来から、熱交換部に押し出し成形したアルミニウム製チューブを用いた熱交換器がある。そして、近年、熱交換器の軽量化等を目的として、チューブを樹脂化したいという要望がある。
しかしながら、一般的に、樹脂はアルミニウム等の金属より熱伝導性が劣るため、熱交換器の熱交換効率を向上するためには、チューブを形成する樹脂材料の熱伝導率を向上するとともに、チューブを薄肉化する必要がある。ところが、薄肉の樹脂製チューブを、アルミニウム製チューブと同様に押し出し成形により形成することは、極めて困難であるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、薄肉の樹脂製チューブを容易に形成することが可能な製造方法、その製造方法により形成される熱交換器用チューブ、およびその熱交換器用チューブを用いた熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の製造方法では、
外部の熱媒体と熱交換するための熱媒体が内部を流通する熱交換器用チューブ(31)の製造方法であって、
第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合してチューブ体(31A)を形成する接合工程と、
接合工程の前に、第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間に、接合工程後の第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔を規定するためのスペーサ部材(130)を形成するスペーサ部材形成工程とを備えることを特徴としている。
外部の熱媒体と熱交換するための熱媒体が内部を流通する熱交換器用チューブ(31)の製造方法であって、
第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合してチューブ体(31A)を形成する接合工程と、
接合工程の前に、第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間に、接合工程後の第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔を規定するためのスペーサ部材(130)を形成するスペーサ部材形成工程とを備えることを特徴としている。
これによると、接合工程において、間にスペーサ部材(130)が介在する第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合して、薄肉の樹脂製熱交換器用チューブ(31)を容易に形成することができる。
また、請求項2に記載の発明の製造方法では、接合工程では、スペーサ部材(130)が、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)の対向面間を連結することを特徴としている。
これによると、接合工程において、チューブ体(31A)の対向する面部(31b)相互がスペーサ部材(130)により支えられる。したがって、薄肉の樹脂製熱交換器用チューブ(31)の変形を抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明の製造方法では、第1の樹脂フィルム部材(110)、第2の樹脂フィルム部材(120)、およびスペーサ部材(130)は、同一の樹脂材料により構成されていることを特徴としている。
これによると、第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合し易いとともに、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)からなるチューブ体(31A)とスペーサ部材(130)とを接合し易い。
また、請求項4に記載の発明の製造方法では、スペーサ部材形成工程では、チューブ体(31A)の長手方向に延びる壁状部材(130)をスペーサ部材(130)として形成し、接合工程では、壁状部材(130)が、チューブ体(31A)内の流通路(31d)をチューブ体(31A)の長手方向に仕切ることを特徴としている。
これによると、チューブ(31)の長手方向に延びる連続する壁状部材(130)により、チューブ体(31A)の対向面部(31b)間の間隔を、長手方向に渡って安定して規定することができる。また、チューブ(31)の内部流通路(31d)側表面積を増大させ、チューブ(31)の内部熱媒体側の熱伝達率を高めることができる。
また、請求項5に記載の発明の製造方法では、スペーサ部材形成工程では、複数の壁状部材(130)を、長手方向の端部において連結部(132)により相互に連結して形成し、接合工程の後に、連結部(132)を除去する連結部除去工程を備えることを特徴としている。
これによると、チューブ体(31A)内に複数の壁状部材(130)を容易に並設することができる。
また、請求項6に記載の発明の製造方法では、接合工程では、複数本のチューブ(31)に対応する幅の第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合して、複数本のチューブ(31)の連結体を形成し、接合工程の後に、連結体を各チューブ(31)毎に裁断分離する裁断工程を備えることを特徴としている。
これによると、接合工程において、複数本分のチューブ(31)を同時に接合することができる。
また、請求項7に記載の発明の製造方法では、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)は、厚さが0.01〜0.3mmであることを特徴としている。
第1、第2樹脂フィルム部材(110、120)の厚さが0.01mm未満の場合には、樹脂フィルム部材(110、120)の形成が困難である。また、第1、第2樹脂フィルム部材(110、120)の厚さが0.3mmを超える場合には、チューブ(31)の熱交換効率が悪化し好ましくない。したがって、第1、第2樹脂フィルム部材(110、120)の厚さが0.01〜0.3mmであれば、比較的形成が容易な樹脂フィルム部材(110、120)により熱交換効率が良好なチューブ(31)を製造することができる。
また、請求項8に記載の発明の製造方法では、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)は、熱伝導率が1W/m・K以上であることを特徴としている。
第1、第2樹脂フィルム部材(110、120)の熱伝導率が1W/m・K以上であれば、同等な体格のアルミニウム製チューブを採用した場合と略同等の熱交換性能を得ることができる。
また、請求項9に記載の発明の製造方法のように、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)は、自身を構成する樹脂材料より熱伝導率が高いフィラを含有することによって、第1、第2の樹脂フィルム部材(110、120)の熱伝導率を容易に向上することができる。
また、請求項10に記載の発明の製造方法のように、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)を構成する樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、およびポリアミドのいずれかを用いることができる。
これによると、耐熱性および高温強度に優れるチューブ(31)を比較的安価に得ることができる。
また、請求項11に記載の発明の製造方法では、第1の樹脂フィルム部材(110)および第2の樹脂フィルム部材(120)は、引張り強度が50MPa以上であることを特徴としている。
これによると、製造したチューブ(31)を、車両用機器冷却水系の熱交換器(1)に採用することが可能である。
また、請求項12に記載の発明の製造方法では、接合工程後の第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔(W1)は、0.3〜3mmであることを特徴としている。
接合された第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔が0.3mm未満である場合には、チューブ(31)内の圧力損失が大きくなり好ましくない。また、第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔が3mmを超える場合には、チューブ(31)の内部流通路容積に対する内部流通路側表面積が小さくなり熱交換効率が悪化して好ましくない。したがって、第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔が0.3〜3mmであれば、圧力損失が小さく熱交換効率が良好なチューブ(31)を得ることができる。
また、請求項13に記載の発明の熱交換器用チューブでは、
外部の熱媒体と熱交換するための熱媒体が内部を流通する熱交換器用チューブ(31)であって、
樹脂フィルム部材(110、120)からなるチューブ体(31A)と、
チューブ体(31A)内に設けられ、チューブ体(31A)の相互に対向する面の間隔を規定するスペーサ部材(31c)とを備えることを特徴としている。
外部の熱媒体と熱交換するための熱媒体が内部を流通する熱交換器用チューブ(31)であって、
樹脂フィルム部材(110、120)からなるチューブ体(31A)と、
チューブ体(31A)内に設けられ、チューブ体(31A)の相互に対向する面の間隔を規定するスペーサ部材(31c)とを備えることを特徴としている。
この薄肉の熱交換器用チューブは、請求項1に記載の発明の製造方法により容易に形成することができる。
また、請求項14に記載の発明の熱交換器用チューブでは、スペーサ部材(31c)は、チューブ体(31A)の対向する面の間を連結していることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項2に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、チューブ体(31A)の対向する面部(31b)相互がスペーサ部材(31c)により支えられる。したがって、薄肉の樹脂製熱交換器用チューブ(31)の変形を抑制することができる。
また、請求項15に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)およびスペーサ部材(31c)は、同一の樹脂材料からなることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項3に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、チューブ体(31A)とスペーサ部材(130)とを接合し易く、チューブ体(31A)の対向する面部(31b)相互をスペーサ部材(31c)により確実に支えることができる。
また、請求項16に記載の発明の熱交換器用チューブでは、スペーサ部材(31c)は、チューブ体(31A)の長手方向に延び、チューブ体(31A)内の流通路(31d)を長手方向に仕切る壁状部材(31c)であることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項4に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、チューブ(31)の長手方向に延びる連続する壁状部材(130)により、チューブ体(31A)の対向面部(31b)間の間隔を、長手方向に渡って安定して規定することができる。また、チューブ(31)の内部流通路(31d)側表面積を増大させ、チューブ(31)の内部熱媒体側の熱伝達率を高めることができる。
また、請求項17に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)を構成する樹脂フィルム部材(110、120)は、厚さが0.01〜0.3mmであることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項7に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、比較的形成が容易な樹脂フィルム部材(110、120)により熱交換効率が良好なチューブ(31)とすることができる。
また、請求項18に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)を構成する樹脂フィルム部材(110、120)は、熱伝導率が1W/m・K以上であることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項8に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、同等な体格のアルミニウム製チューブを採用した場合と略同等の熱交換性能を得ることができる。
また、請求項19に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)を構成する樹脂フィルム部材(110、120)は、自身を構成する樹脂材料より熱伝導率が高いフィラを含有することを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項9に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、チューブ体(31A)の熱伝導率を容易に向上することができる。
また、請求項20に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)を構成する樹脂フィルム部材(110、120)をなす樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、およびポリアミドのいずれかであることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項10に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、耐熱性および高温強度に優れ比較的安価なチューブ(31)とすることができる。
また、請求項21に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)を構成する樹脂フィルム部材(110、120)は、引張り強度が50MPa以上であることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項11に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、この熱交換器用チューブ(31)を、車両用機器冷却水系の熱交換器(1)に採用することが可能である。
また、請求項22に記載の発明の熱交換器用チューブでは、チューブ体(31A)の対向する面の間隔(W1)は、0.3〜3mmであることを特徴としている。
この熱交換器用チューブは、請求項12に記載の発明の製造方法により形成することができる。これによると、圧力損失が小さく熱交換効率が良好なチューブ(31)とすることができる。
また、請求項23に記載の発明の熱交換器では、請求項13ないし請求項22のいずれかに記載の熱交換器用チューブ(31)を熱交換部(30)に用いたことを特徴としている。
これによると、薄肉の樹脂製チューブ(31)を備え、熱交換効率が優れる熱交換器(1)とすることができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における熱交換器であるラジエータ1の全体構成を示す正面図であり、図2は、ラジエータ1のチューブとタンクとの接合部近傍を示す拡大断面図である。また、図3は、チューブ31の形状を示す断面図である。
本実施形態の熱交換器は、例えば、図示しない燃料電池内を通る冷却水を冷却するためのラジエータであり、燃料電池を電源として駆動する走行用モータを備える燃料電池車両等に搭載されるものである。
ラジエータ1は、図1、図2に示すように、コア部(熱交換部)30のチューブ31内を流れる冷却水(熱媒体)が図中の上から下方向に向かういわゆるバーチカルフロータイプとしており、基本構成としてアッパタンク(タンク)10、ロウアタンク(タンク)20、およびコア部30からなる。
アッパタンク10、ロウアタンク20は、樹脂材から成り、主に本体部11、21とプレート部12、22とから構成されている。なお、樹脂材としては、本例では成形性に優れ、ラジエータ1の構成部材とすることから高温強度剛性が高く、耐熱性に優れ、且つ、燃料電池システムに用いることから、電気絶縁性に優れる比較的安価なポリフェニレンサルファイド(PPS)を選定している。
樹脂材としては、他にポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリアミド(PA)を採用することが可能である。
本体部11、21は、断面形状が略U字状を成し、プレート部12、22に対向する側が開口する容器体をなしている。アッパ側の本体部11にはパイプ部(入口パイプ)11a、冷却水注入用の注水口11b、車両取付け用の取付け部11cが一体で形成されており、また、ロウア側の本体部21にはパイプ部(出口パイプ)21a、取付け部21bが一体で成形されている。
プレート部12、22は、細長の板状部材であり、内側領域に複数のチューブ孔12aが長手方向に並ぶように設けられ、チューブ孔12aが並ぶ両端側にはサイドプレート孔12bが設けられている。更に、プレート部12、22の外周には、本体部11、21の開口側外周部が挿入されるタンク挿入部12cが設けられている。
そして、各本体部11、21の開口側外周部と各プレート部12、22のタンク挿入部12cとの間にシールパッキン(シール部材)14が介在されて、本体部11、21とプレート部12、22とは、金属製のかしめプレート13、23によってかしめられて機械的に接合されている。
コア部30は、複数積層される(図1中の左右方向に並べられる)チューブ31と、薄肉の帯板材から波形に成形され、チューブ31の積層方向の外方および各間に配設されるフィン32と、左右最外方のフィン32の更に外方に配設され、断面がコの字状に形成された補強部材としてのサイドプレート33とから構成されている。
そして、チューブ31、サイドプレート33の長手方向両端部がプレート部12、22のチューブ孔12aおよびサイドプレート孔12bにそれぞれ嵌合され、接合されている。
本実施形態では、チューブ31は樹脂材より形成され、また、フィン32は金属材より形成されている。
チューブ31を形成する樹脂材は、上記両タンク10、20と同一のポリフェニレンサルファイド(PPS)としている。一方、フィン32は、熱伝導性に優れるアルミニウム材としている。なお、チューブ31を形成する樹脂材としては、上記タンクと同様に、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリアミド(PA)を採用することもできる。
また、チューブ31を形成するポリフェニレンサルファイド樹脂には、熱伝導性の向上を目的として、ポリフェニレンサルファイド樹脂より熱伝導率が高いフィラ(本例では、粒径約50μmのアルミナ粒子)を約60wt%充填している。
これにより、チューブ31を形成するポリフェニレンサルファイド樹脂の熱伝導率を1W/m・K以上とすることができる。熱伝導率を1W/m・K以上とすれば、樹脂製のチューブ31を、従来多用されているアルミニウム製チューブに対し、同体格で略同等の熱交換性能(放熱性能)とすることができる。
さらに、本実施形態では、チューブ31の形状にも特徴を持たせている。すなわち、図3に横断面形状を示すように、外周部をなすチューブ体(筒状体)31Aにおいて、扁平状断面の長径方向の端部31aの肉厚t1が、長径方向に沿う平面部31bの肉厚t2よりも厚くなるようにしている。具体的には、ここでは強度面を考慮してt1を約0.6mmとし、フィン32に対する放熱性の面からt2を約0.3mmとしている。
なお、平面部31bの肉厚t2は、0.01〜0.3mmであることが好ましい。t2が0.01mm未満の場合には、チューブ体31Aを形成するための後述する樹脂フィルム110、120の形成が困難である。また、t2が0.3mmを超える場合には、チューブ31(平面部31b)の熱交換効率が悪化し好ましくない。したがって、平面部31bの肉厚t2が0.01〜0.3mmであれば、樹脂フィルムにより熱交換効率が良好なチューブ31とすることができる。
また、チューブ体31Aを構成する樹脂材料の引張り強度は、50MPa以上となっている。構成材料の引張り強度を50MPa以上とすることで、ラジエータ1を、燃料電池車ばかりでなく、一般的な水冷式エンジンを搭載した車両の冷却水系熱交換器として適用することが可能である。
また、冷却水が流通するチューブ体31A内には、平面部31b間を繋ぐ仕切り壁31cを複数(本例では5つ)設けるようにしている。なお、仕切り壁31cの厚さは、平面部31bの厚さt2に略等しい設定としている。
仕切り壁31cは、チューブ31の長手方向(図1に示す上下方向)に延設された壁状部材であり、チューブ31内に複数の(本例では6つの)流通路31dを形成するとともに、対向する平面部31b間を連結して、チューブ31内外圧力差によりチューブ体31Aが変形することを抑制できるようになっている。
このように、仕切り壁31cにより連結されることにより、対向する平面部31bの間隔が規定されており、本例では間隔W1は約1.2mmとしている。この対向する平面部31b間の間隔W1は、0.3〜3mmであることが好ましい。
間隔W1が0.3mm未満である場合には、流通路31d内の圧力損失が大きくなり好ましくない。また、間隔W1が3mmを超える場合には、流通路31dの容積に対するチューブ31の流通路31d側表面積が小さくなり熱交換効率が悪化するため好ましくない。このように、平面部31bの間隔W1が0.3〜3mmであれば、圧力損失が小さく熱交換効率が良好なチューブ31とすることができる。
そして、チューブ31の表面には、例えばエポキシ樹脂系の接着剤を予め塗布(プレコート)しており、この接着剤によってフィン32はチューブ31に接着されるようにしている。また、チューブ31の長手方向両端部は、プレート部12、22のチューブ孔12aと接着されるようにしている。サイドプレート33の表面にも上記と同様の接着剤を設けており、サイドプレート33とフィン32との接着、サイドプレート33とプレート部12、22との接着がなされるようにしている。
なお、樹脂材からなる構成部材相互の接合は接着に限らず、レーザや超音波等を用いた溶着であってもかまわない。
このように形成されるラジエータ1の各パイプ部11a、21aは車両の冷却水流路に接続され、冷却水(内部熱媒体)はパイプ部11aからアッパタンク10に流入し、コア部30のチューブ31内を流れ、チューブ31の外部を流れる空気(外部熱媒体)と熱交換して冷却される。チューブ31内を流れた冷却水は、ロウアタンク20で集合されて、パイプ部21aから流出するようになっている。
次に、上記構成のチューブ31の製造方法について説明する。図4は、チューブ31の製造工程を示す工程別断面図である。
まず、図4(a)に示すように、樹脂フィルム110の表面にスペーサ130を形成し、この樹脂フィルム110のスペーサ130形成面側に樹脂フィルム120を積層する。この樹脂フィルム110、120およびスペーサ130は、チューブ31を構成するための部材であって、全て前述したフィラを含有したポリフェニレンサルファイド樹脂により形成されている。前述したように、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミドを採用することもできる。ただし、全て同一樹脂としたほうが、後述する相互の接合が容易であり好ましい。
ここで、樹脂フィルム110、120の厚さは、前述したチューブ31平面部31bの厚さt2を得るために、0.3mmとしており、厚さ0.01〜0.3mmのフィルムを採用することが好ましい。
また、スペーサ130は、チューブ31の平面部31b間の間隔W1を確保するために、積層方向の厚さを1.2mmとしている。
樹脂フィルム110上にスペーサ130を形成するときには、本例では、図5(a)に平面図示すように、スペーサ130延設方向(長手方向)端部において連結部132によりスペーサ130の端部相互を連結した1枚のシートとしている。このシートのスリット部131が、チューブ31形成時に流通路31dに対応することになり、スペーサ130の形成位置を安定させ易いという利点がある。
なお、樹脂フィルム110上へのスペーサ130の形成は、樹脂フィルム110の表面に載置するのみであってもよいし、接着や溶着により樹脂フィルム110に対し接合するものであってもよい。
スペーサ130の形成方法は、上記方法に限定されるものではなく、例えば、スペーサ130は、樹脂フィルム110上にペースト状樹脂材料をパターン印刷した後、硬化して形成するものであってもよい。また、樹脂フィルム110上に金属膜を貼着した後、マスキングしてパターンエッチングして形成するものであってもよい。
このように、樹脂フィルム110の表面にスペーサ130を形成し、この樹脂フィルム110のスペーサ130形成面側に樹脂フィルム120を積層したら、図4(b)に示すように、積層体の両面からチューブ形状に対応したキャビティを有する金型150により加圧しつつ加熱する。このとき、積層体は樹脂材料のガラス転移温度より高く融点より低い温度で加熱される。
これにより、図4(c)に示すように、金型150内において、樹脂フィルム110、120およびスペーサ130の相互がそれぞれ融着して、チューブ31が形成される。
なお、図4(a)、(b)に示すように、本実施形態では、樹脂フィルム110、120、およびスペーサ130を、複数本のチューブ31に対応する幅で設定し、複数本分のキャビティを有する金型150により型押しているので、図4(c)に示す工程では、複数本のチューブ31の連結体が形成される。
したがって、このチューブ31の連結体を金型150から離型した後、図4(d)に示すように、各チューブ31毎に裁断分離して複数のチューブ31を同時に得ることができる。なお、チューブ31間の裁断分離時もしくは裁断分離前に、図5(b)に示すように、スペーサ130を連結していた連結部132を除去する。
図5(a)に示すように、連結部132は、樹脂フィルム110、120より外方に設けられ、図5(b)に示すように、連結部132のみが除去されていたが、連結部132を樹脂フィルム110、120間に設け、連結部132を樹脂フィルム110、120の縁部とともに除去するものであってもよい。
ここで、樹脂フィルム110が本実施形態における第1の樹脂フィルム部材であり、樹脂フィルム120が本実施形態における第2の樹脂フィルム部材である。また、スペーサ130が本実施形態におけるスペーサ部材であるとともに壁状部材である。
また、図4(a)に示す工程が本実施形態におけるスペーサ部材形成工程であり、図4(c)に示す工程が本実施形態における接合工程である。また、図4(d)に示す工程が本実施形態における裁断工程であり、図5(b)に示す工程が本実施形態における連結部除去工程である。
上述の構成および製造方法によれば、樹脂フィルム110、120を接合してなる薄肉のチューブ体31Aの対向する平面部31b間を、仕切り壁31cで支持する薄肉扁平樹脂チューブ31が容易に得られ、このチューブ31をコア部30に備える熱交換効率に優れる軽量化されたラジエータ1を製造することができる。
薄肉扁平樹脂製チューブを得る方法として、凹凸を形成した2枚の樹脂フィルムのみを貼り合わせたり、波状とした2枚の樹脂フィルムのみを貼り合わせたりして、チューブを形成する方法も考えられるが、薄い樹脂フィルムを用いるとチューブ形状が変形し易いという問題がある。本実施形態のチューブ31は、対向する平面部31b間を仕切り壁31cにより支持しており、薄肉化しても変形し難いチューブとなっている。
また、チューブ31には、複数の仕切り壁31cが、チューブ体31Aの長手方向に延びるように形成されるので、チューブ体31Aの対向する平面部31b間の間隔を、長手方向に渡って安定して支持することができる。また、チューブ31の流通路31d側表面積を増大させ、チューブ31の内部熱媒体側の熱伝達率を高めることができる。
ところで、本実施形態のように、ラジエータ1を燃料電池の冷却水系に採用した場合には、燃料電池の発電作用時にラジエータ1内部を流通する冷却水にも高電圧がかかることになるが、本実施形態では、ラジエータ1のチューブ31および両タンク10、20等が樹脂材からなるので、外部に対し絶縁することができる。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、第1の樹脂フィルム部材である樹脂フィルム110と、第2の樹脂フィルム部材である樹脂フィルム120とを別部材とし、2枚の樹脂フィルムを積層して接合しチューブ体31Aを形成していたが、2枚の樹脂フィルムに限定されるものではない。
上記一実施形態では、第1の樹脂フィルム部材である樹脂フィルム110と、第2の樹脂フィルム部材である樹脂フィルム120とを別部材とし、2枚の樹脂フィルムを積層して接合しチューブ体31Aを形成していたが、2枚の樹脂フィルムに限定されるものではない。
例えば、図6(a)に示すように、1枚の樹脂フィルム210を折り返して互いに対向する領域を形成し、一方の領域を第1の樹脂フィルム部材とし、他方の領域を第2の樹脂フィルム部材とし、これを成形して図6(b)に示すようなチューブ31を形成するものであってもよい。また、3枚以上の樹脂フィルムを用いてチューブ体を形成するものであってもよい。
また、上記一実施形態では、第1、第2の樹脂フィルム部材はフィラを含有する樹脂フィルムであったが、樹脂フィルム層を有するものであればかまわない。例えば、樹脂フィルムと金属箔とをラミネートした複合フィルムであってもかまわない。
また、上記一実施形態の熱交換器はラジエータであったが、本発明は他の樹脂製チューブを備える熱交換器にも広く適用可能である。例えば、エバポレータ、コンデンサ、ヒータコア、オイルクーラ、インタークーラ等に適用することもできる。
1 ラジエータ(熱交換器)
30 コア部(熱交換部)
31 チューブ
31A チューブ体
31a 端部(チューブ体の一部)
31b 平面部(対向面部、チューブ体の一部)
31c 仕切り壁(スペーサ部材、壁状部材)
31d 流通路
110 樹脂フィルム(第1の樹脂フィルム部材、樹脂フィルム部材)
120 樹脂フィルム(第2の樹脂フィルム部材、樹脂フィルム部材)
130 スペーサ(スペーサ部材、壁状部材)
132 連結部
W1 平面部の間隔
30 コア部(熱交換部)
31 チューブ
31A チューブ体
31a 端部(チューブ体の一部)
31b 平面部(対向面部、チューブ体の一部)
31c 仕切り壁(スペーサ部材、壁状部材)
31d 流通路
110 樹脂フィルム(第1の樹脂フィルム部材、樹脂フィルム部材)
120 樹脂フィルム(第2の樹脂フィルム部材、樹脂フィルム部材)
130 スペーサ(スペーサ部材、壁状部材)
132 連結部
W1 平面部の間隔
Claims (23)
- 外部の熱媒体と熱交換するための熱媒体が内部を流通する熱交換器用チューブ(31)の製造方法であって、
第1の樹脂フィルム部材(110)と第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合してチューブ体(31A)を形成する接合工程と、
前記接合工程の前に、前記第1の樹脂フィルム部材(110)と前記第2の樹脂フィルム部材(120)との間に、前記接合工程後の前記第1の樹脂フィルム部材(110)と前記第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔を規定するためのスペーサ部材(130)を形成するスペーサ部材形成工程とを備えることを特徴とする熱交換器用チューブの製造方法。 - 前記接合工程では、前記スペーサ部材(130)が、前記第1の樹脂フィルム部材(110)および前記第2の樹脂フィルム部材(120)の対向面間を連結することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記第1の樹脂フィルム部材(110)、前記第2の樹脂フィルム部材(120)、および前記スペーサ部材(130)は、同一の樹脂材料により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記スペーサ部材形成工程では、前記チューブ体(31A)の長手方向に延びる壁状部材(130)を前記スペーサ部材(130)として形成し、
前記接合工程では、前記壁状部材(130)が、前記チューブ体(31A)内の流通路(31d)を前記長手方向に仕切ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。 - 前記スペーサ部材形成工程では、複数の前記壁状部材(130)を、前記長手方向の端部において連結部(132)により相互に連結して形成し、
前記接合工程の後に、前記連結部(132)を除去する連結部除去工程を備えることを特徴とする請求項4に記載の熱交換器用チューブの製造方法。 - 前記接合工程では、複数本の前記チューブ(31)に対応する幅の前記第1の樹脂フィルム部材(110)と前記第2の樹脂フィルム部材(120)とを接合して、前記複数本のチューブ(31)の連結体を形成し、
前記接合工程の後に、前記連結体を各チューブ(31)毎に裁断分離する裁断工程を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。 - 前記第1の樹脂フィルム部材(110)および前記第2の樹脂フィルム部材(120)は、厚さが0.01〜0.3mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記第1の樹脂フィルム部材(110)および前記第2の樹脂フィルム部材(120)は、熱伝導率が1W/m・K以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記第1の樹脂フィルム部材(110)および前記第2の樹脂フィルム部材(120)は、自身を構成する樹脂材料より熱伝導率が高いフィラを含有することを特徴とする請求項8に記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記第1の樹脂フィルム部材(110)および前記第2の樹脂フィルム部材(120)を構成する樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、およびポリアミドのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記第1の樹脂フィルム部材(110)および前記第2の樹脂フィルム部材(120)は、引張り強度が50MPa以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 前記接合工程後の前記第1の樹脂フィルム部材(110)と前記第2の樹脂フィルム部材(120)との間隔(W1)は、0.3〜3mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブの製造方法。
- 外部の熱媒体と熱交換するための熱媒体が内部を流通する熱交換器用チューブ(31)であって、
樹脂フィルム部材(110、120)からなるチューブ体(31A)と、
前記チューブ体(31A)内に設けられ、前記チューブ体(31A)の相互に対向する面の間隔を規定するスペーサ部材(31c)とを備えることを特徴とする熱交換器用チューブ。 - 前記スペーサ部材(31c)は、前記対向する面の間を連結していることを特徴とする請求項13に記載の熱交換器用チューブ。
- 前記チューブ体(31A)および前記スペーサ部材(31c)は、同一の樹脂材料からなることを特徴とする請求項14に記載の熱交換器用チューブ。
- 前記スペーサ部材(31c)は、前記チューブ体(31A)の長手方向に延び、前記チューブ体(31A)内の流通路(31d)を前記長手方向に仕切る壁状部材(31c)であることを特徴とする請求項13ないし請求項15のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブ。
- 前記樹脂フィルム部材(110、120)は、厚さが0.01〜0.3mmであることを特徴とする請求項13ないし請求項16のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブ。
- 前記樹脂フィルム部材(110、120)は、熱伝導率が1W/m・K以上であることを特徴とする請求項13ないし請求項17のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブ。
- 前記樹脂フィルム部材(110、120)は、自身を構成する樹脂材料より熱伝導率が高いフィラを含有することを特徴とする請求項18に記載の熱交換器用チューブ。
- 前記樹脂フィルム部材(110、120)を構成する樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、およびポリアミドのいずれかであることを特徴とする請求項13ないし請求項19のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブ。
- 前記樹脂フィルム部材(110、120)は、引張り強度が50MPa以上であることを特徴とする請求項13ないし請求項20のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブ。
- 前記対向する面の間隔(W1)は、0.3〜3mmであることを特徴とする請求項13ないし請求項21のいずれか1つに記載の熱交換器用チューブ。
- 請求項13ないし請求項22のいずれかに記載の前記熱交換器用チューブ(31)を熱交換部(30)に用いたことを特徴とする熱交換器。
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JP2010038477A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Tokyo Radiator Mfg Co Ltd | 熱交換用多穴チューブ |
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- 2004-07-08 JP JP2004202382A patent/JP2006023034A/ja not_active Withdrawn
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