JP2006023010A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減圧量を調整できるボルテックスチューブを用いた冷凍サイクル装置の構成を提供し、冷凍サイクル装置のさらなる性能向上を実現することを目的としている。
【解決手段】圧縮機1、第1放熱器2、ボルテックスチューブ3および蒸発器5を接続して冷媒回路を構成するとともに、前記ボルテックスチューブ3の入口部11aを前記第1放熱器2の冷媒出口部に接続し、前記ボルテックスチューブ3の高温出口部11bを第2放熱器6の冷媒入口部に接続し、前記第2放熱器6の冷媒出口部を前記ボルテックチューブ3の低温出口部11cと前記蒸発器5の冷媒入口部との間に接続するとともに、前記ボルテックスチューブ3での減圧量を、前記圧縮機1の吐出温度に基づき制御する構成としたもので、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボルテックスチューブを用いた冷凍サイクル装置に関するものである。
一般に良く知られている冷凍サイクル装置は、圧縮機、放熱器、減圧器および蒸発器を順次接続して冷媒回路を構成している。このような冷凍サイクル装置では、高圧(圧縮機出口〜放熱器〜減圧器入口の圧力)、低圧(減圧器出口〜蒸発器〜圧縮機入口の圧力)は減圧器により調整され、冷凍サイクルが効率良く運転できるように制御されている。しかし、このような単純な構成の冷凍サイクル装置の性能を高効率化する場合、圧縮機、放熱器、蒸発器や送風機等の個々の構成要素の効率を向上させるしかなく、冷凍サイクル装置の高効率化には限界がある。
そこで、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置の高効率化の可能性が検討されている。例えば、放熱器出口の冷媒をボルテックスチューブの冷媒供給口へ導入して高速渦流を生成し、高温冷媒と低温冷媒にエネルギー分離して対向する2つの出口から導出し、高温冷媒を放熱器に再度供給し、低温冷媒を減圧器に供給することで、減圧過程を等エントロピー膨張に近づけることにより蒸発能力の向上を図る冷凍サイクルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−303879号公報(第5頁、第1図)
ところが、上記特許文献に記載された従来技術の場合、減圧器が存在しないために、従来のボルテックスチューブを用いていない冷凍サイクル装置で行われていた減圧器による高圧や低圧の調整が行えない。したがって、高圧や低圧は蒸発器や放熱器の周囲温度や圧縮機の回転数に応じて決まってしまい、結果的に効率の悪い運転となる場合があるといった課題がある。
したがって本発明は、減圧量を調整できるボルテックスチューブを用いた冷凍サイクル装置の構成を提供し、冷凍サイクル装置のさらなる性能向上を実現することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の冷凍サイクル装置は、少なくとも、圧縮機、第1放熱器、ボルテックスチューブおよび蒸発器を接続して冷媒回路を構成するとともに、前記ボルテックスチューブの入口部を前記第1放熱器の冷媒出口部に接続し、前記ボルテックスチューブの高温出口部を第2放熱器の冷媒入口部に接続し、前記第2放熱器の冷媒出口部を前記ボルテックスチューブの低温出口部と前記蒸発器の冷媒入口部との間に接続するとともに、前記ボルテックスチューブでの減圧量を、前記圧縮機の吐出温度に基づき制御する構成としたもので、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を圧縮機の吐出温度に基づき行うために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
本発明によれば、減圧量を調整できるボルテックスチューブを用いた冷凍サイクル装置の構成を実現することで、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である冷凍サイクル装置を提供できる。
第1の発明は、少なくとも、圧縮機、第1放熱器、ボルテックスチューブおよび蒸発器を接続して冷媒回路を構成するとともに、前記ボルテックスチューブの入口部を前記第1放熱器の冷媒出口部に接続し、前記ボルテックスチューブの高温出口部を第2放熱器の冷媒入口部に接続し、前記第2放熱器の冷媒出口部を前記ボルテックスチューブの低温出口部と前記蒸発器の冷媒入口部との間に接続するとともに、前記ボルテックスチューブでの減圧量を、前記圧縮機の吐出温度に基づき制御する構成としたもので、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を圧縮機の吐出温度に基づき行うために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
第2の発明は、少なくとも、圧縮機、第1放熱器、ボルテックスチューブおよび蒸発器を接続して冷媒回路を構成するとともに、前記ボルテックスチューブの入口部を前記第1放熱器の冷媒出口部に接続し、前記ボルテックスチューブの高温出口部を第2放熱器の冷媒入口部に接続し、前記第2放熱器の冷媒出口部を前記ボルテックスチューブの低温出口部と前記蒸発器の冷媒入口部との間に接続するとともに、前記ボルテックスチューブでの減圧量を、前記圧縮機の吸入過熱度に基づき制御する構成としたもので、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を圧縮機の吸入過熱度に基づき行うために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
第3の発明は、ボルテックスチューブの高温出口部に、前記高温出口部から流出する冷媒量を調整する調整手段を設けるとともに、前記調整手段の動作を、前記ボルテックスチューブの高温出口温度に基づき制御する構成としたもので、減圧量の調整を、圧縮機の吐出温度や吸入過熱度に基づき行うともに、ボルテックスチューブの高温出口部から流出する冷媒の温度も調整できるために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
第4の発明は、ボルテックスチューブでの減圧量の調整は、前記ボルテックスチューブ内に流入する冷媒を高温流体と低温流体とに分離する分離空間の、軸線方向側の長さを変更することで行うことを特徴とするもので、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を吐出温度や吸入過熱度に基づき行うために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図である。なお、本実施の形態の冷凍サイクル装置に関しては、給湯機を例にとり説明する。即ち、本実施の形態の給湯機に本発明が限定されるものではなく、空気調和機などであってもよい。
本実施の形態の冷凍サイクル装置は、圧縮機1、第1放熱器2、ボルテックスチューブ3およびファン4により送風される外気と熱交換させる蒸発器5などからなる冷媒サイクル回路と、給水ポンプ7、第1放熱器2、第2放熱器6、および給湯タンク8などからなる給湯サイクル回路から構成されており、第1放熱器2や第2放熱器6において高温の冷媒により給水ポンプ7からの水を加熱してお湯とし、そのお湯を給湯タンク8に貯めておくようにした冷凍サイクル装置(本実施の形態の場合には、給湯機)である。ボルテック
スチューブ3の入口部11aは第1放熱器2の冷媒出口部に接続されており、ボルテックスチューブ3の高温出口部11bは第2放熱器6の冷媒入口部に接続されている。
さらに、第2放熱器6の冷媒出口部は蒸発器5の冷媒入口部に接続されている。ボルテックスチューブ3の低温出口部11cは蒸発器5の冷媒入口部に接続されている。また、9は圧縮機1の吐出温度を検知する吐出温度検知手段、10は吐出温度検知手段9が検知した値に基づきボルテックスチューブ3の可動手段40に与える電気的パルスを演算、操作する第1可動手段操作器である。
ボルテックスチューブ3は、例えば、図2に示すように、低温出口部11cおよび高温出口部11bの冷媒温度や、入口部11aでの冷媒圧力と低温出口部11cおよび高温出口部11bでの冷媒圧力の差である減圧量を調整できように構成されている。図2において、20はチューブ本体、21は円錐体、22は可動円板、23は可動円板22に穿たれた穴、24は弁組立体、25は弁組立体24と可動円板22とを接続するシャフトである。
また、31は分離空間、32は高温出口側空間であり、可動円板22によりチューブ本体20内を仕切っていると共に、それらの一部は穴23により連通している。40は可動手段であり、これは主に、ロータ組立体41、コイル組立体42、ロータ組立体を被覆するキャン43から構成される。可動円板22はシャフト25により弁組立体24を通して、可動手段40に接続されている。可動手段40のコイル組立体41に電気的パルスを与えることで、ロータ組立体42が定められた回転角だけ回転し、弁組立体24に設けられたネジ(図示せず)に伝えられ、シャフト25および可動円板22は図中の左右(チューブ本体20の軸線方向)に移動させることができる。
ここで、ボルテックスチューブ3の動作について説明する。入口部11aからチューブ本体20内に接線方向に流入した冷媒は、分離空間31で高速渦流となり、減圧されつつ壁面付近を通ってを図中の左から右へと流れたのち、円錐体23で流れ方向を反転し、分離空間31の中心部を通って図中の左から右へと流れる。この際、分離空間31の管内壁面を流れる高温流体と、分離空間31の中心部を流れる低温流体とにエネルギー分離される。分離された低温流体は、低温流体出口11cより流出する。
また、分離された高温流体は円錐体23の底面に設けられた可動円板22に穿たれた穴23から高温出口側空間32へと流れる。その後、高温流体は高温出口側空間32と連通して設けられた高温流体出口11bより流出する。低温出口部11cおよび高温出口部11bでの冷媒温度や、減圧量を調整するには、可動手段40に電気的パルスを与えて、可動円板22を左右に移動させることで、分離空間31の軸線方向長さを変更すれば可能である。
次に、上述のように構成された冷凍サイクル装置の動作について説明する。冷媒サイクル回路では、冷媒(例えば、二酸化炭素)を、圧縮機1で臨界圧力を越える圧力まで圧縮する。その圧縮された冷媒は、高温高圧状態となり、第1放熱器2の冷媒入口部から冷媒出口部へと流れる際に、流体流路を流れる流体(例えば、水)に放熱し冷却される。その後、冷媒はボルテックスチューブ3の入口部11aに供給される。ボルテックスチューブ3に供給された高圧冷媒は、ボルテックスチューブ3内において減圧されつつ、エネルギー分離により高温冷媒と低温冷媒とに分離される。その高温冷媒はボルテックスチューブ3の高温出口部11bより第2放熱器6の冷媒入口部に供給され、第2放熱器6の冷媒入口部から冷媒出口部へと流れる際に、流体流路を流れる流体(例えば、水)に放熱し冷却されたのち、蒸発器4に供給される。一方、ボルテックスチューブ3で分離された低温冷媒も、低温出口部11cから蒸発器4に供給される。蒸発器4では、冷媒は空気などによ
って加熱され、気液二相またはガス状態となり、再び圧縮機1に吸入される。
流体回路では、給湯タンク8の底部から給水ポンプ7により第1放熱器2の流体流路へ送り込まれた流体(例えば、水)は、圧縮機1より吐出された冷媒により加熱され、高温の流体(例えば、お湯)となる。その後、第2放熱器6の流体流路で、ボルテックスチューブ3を流出した高温冷媒により、さらに加熱される。その高温流体を給湯タンク8の頂部から貯める。このようなサイクルを繰り返すことにより、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、給湯機として利用できる。
なお、ボルテックスチューブ3は、高温出口部11bから流出する高温冷媒の温度が、圧縮機1から吐出される冷媒の温度より高くなるように、調整されている。
次に、可動手段40の具体的な操作方法として、第1可動手段操作器10が行う制御について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。冷凍サイクル装置の運転時には、吐出温度検知手段9からの検出値(吐出温度Td)(ステップ100)が取り込まれる。第1可動手段操作器10により予めROM等に記憶されている目標吐出温度(目標Td)とステップ100で取り込んだ吐出温度とを比較する(ステップ110)。
吐出温度が目標吐出温度より低い場合には、可動手段40によりボルテックスチューブ3の分離空間31の軸線方向長さを長くし(ステップ120)、減圧量を増加させ、吐出温度を上昇させる。逆に、吐出温度が目標吐出温度より高い場合には、可動手段40によりボルテックスチューブ3の分離空間31の軸線方向長さを短くし(ステップ130)、減圧量を低下させ、吐出温度を低下させる。以上のステップの後、ステップ100に戻り、以後ステップ100からステップ130まで繰り返す。
以上説明したように、第1の実施の形態の冷凍サイクル装置では、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を圧縮機の吐出温度に基づき行うために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
なお、本実施の形態においては、ボルテックスチューブ3の減圧量を分離空間31の軸線方向長さを変更することで調整するとしているが、例えば、高温出口部11bの設けた弁の開度を開閉するなど、これ以外の方法で調整しても良い。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における冷凍サイクル装置について説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図である。なお、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、第1の実施の形態の冷凍サイクル装置とほぼ同様な構成であり、同一機能部品については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の冷凍サイクル装置において、51は蒸発器5の冷媒入口部から冷媒出口部の間の温度(蒸発温度)を検知する蒸発温度検知手段、52は圧縮機1の吸入温度を検知する吸入温度検知手段、53は蒸発温度検知手段51、吸入温度検知手段52が検知した値から過熱度(吸入温度−蒸発温度)を演算し、その値に基づきボルテックスチューブ3の可動手段40に与える電気的パルスを演算、操作する第2可動手段操作器である。
本実施の形態の冷凍サイクル装置と第1の実施の形態の冷凍サイクル装置とは、可動手段40の制御方法が異なるものである。第2可動手段操作器53が行う制御について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。冷凍サイクル装置の運転時には、蒸発温度検知手段51からの検出値(蒸発温度Te)が取り込まれ(ステップ200)、また、吸入温度検知手段52からの検出値(吸入温度Ts)が取り込まれる(ステップ210)。
それら取り込んだ検出値から吸入温度と蒸発温度の差である過熱度を演算(ステップ220)し、予めROM等に記憶されている目標過熱度(目標SH)とステップ220で演算した過熱度とを比較する(ステップ230)。過熱度が目標過熱度より低い場合には、可動手段40によりボルテックスチューブ3の分離空間31の軸線方向長さを長くし(ステップ240)、減圧量を増加させ、過熱度および吐出温度を上昇させる。逆に、過熱度が目標過熱度より高い場合には、可動手段40によりボルテックスチューブ3の分離空間31の軸線方向長さを短くし(ステップ250)、減圧量を低下させ、過熱度および吐出温度を低下させる。以上のステップの後、ステップ200に戻り、以後ステップ200からステップ250まで繰り返す。
以上説明したように、第2の実施の形態の冷凍サイクル装置では、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を圧縮機の吸入過熱度に基づき行うために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
なお、本実施の形態においては、ボルテックスチューブ3の減圧量を分離空間31の軸線方向長さを変更することで調整するとしているが、例えば、高温出口部11bの設けた弁の開度を開閉するなど、これ以外の方法で調整しても良い。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態における冷凍サイクル装置について説明する。図6は、本発明の第3の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す構成図である。なお、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、第1の実施の形態の冷凍サイクル装置とほぼ同様な構成であり、同一機能部品については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の冷凍サイクル装置において、60はボルテックスチューブ3の高温出口部11bから流出する冷媒量を調整する弁、61はボルテックスチューブ3の高温出口部11bと第2放熱器6の冷媒入口部との間の冷媒温度を検知する高温出口温度検知手段、62は高温出口温度検知手段61が検知した値に基づきボルテックスチューブ3の弁60の開度を演算、操作する弁操作器である。
本実施の形態の冷凍サイクル装置と第1の実施の形態の冷凍サイクル装置とは、可動手段40と弁60の制御方法が異なるものである。第1可動手段操作器10、および、弁操作器62が行う制御について、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
冷凍サイクル装置の運転時には、吐出温度検知手段9からの検出値(吐出温度Td)(ステップ300)が取り込まれる。第1可動手段操作器10により予めROM等に記憶されている目標吐出温度(目標Td)とステップ300で取り込んだ吐出温度とを比較する(ステップ310)。
吐出温度が目標吐出温度より低い場合には、可動手段40によりボルテックスチューブ3の分離空間31の軸線方向長さを長くし(ステップ320)、減圧量を増加させ、吐出温度を上昇させる。逆に、吐出温度が目標吐出温度より高い場合には、可動手段40によりボルテックスチューブ3の分離空間31の軸線方向長さを短くし(ステップ330)、減圧量を低下させ、吐出温度を低下させる。
次に、高温出口温度検知手段61からの検出値(高温出口温度Tv)(ステップ340)が取り込まれる。予めROM等に記憶されている目標高温出口温度(目標Tv)とステップ340で取り込んだ高温出口温度とを比較する(ステップ350)。高温出口温度が目標高温出口温度より低い場合には、弁60の開度を小さくし(ステップ360)、ボル
テックスチューブ3の高温出口部11bから流出する冷媒の温度を上昇させる。逆に、高温出口温度が目標高温出口温度より高い場合には、弁60の開度を大きくし(ステップ370)、ボルテックスチューブ3の高温出口部11bから流出する冷媒の温度を低下させる。以上のステップの後、ステップ300に戻り、以後ステップ300からステップ370まで繰り返す。
以上説明したように、第3の実施の形態の冷凍サイクル装置では、ボルテックスチューブを用いた冷凍装置であっても、減圧量の調整を吐出温度に基づき行うともに、ボルテックスチューブ3の高温出口部11bから流出する冷媒の温度も調整できるために、運転条件等が変更になった場合にも、効率のよい運転が可能である。
なお、本実施の形態においては、可動手段40の制御方法は、吐出温度に基づいて制御する物としているが、第2の実施の形態のように、過熱度に基づいて制御するようにしてもよい。
また、目標高温出口温度(目標Tv)は、目標吐出温度(目標Td)より高い温度に設定されていることが、効率のよい運転のためには望ましい。
なお、以上説明した実施の形態の冷媒は二酸化炭素であるとして説明したが、他の冷媒、例えば、R410A等であってもよい。
本発明の冷凍サイクル装置は、、ボルテックスチューブの減圧量や高温出口温度を調整でき、効率のよい運転が可能な冷凍サイクル装置を提供することができるため、給湯装置(給湯機)、家庭用空気調和機、業務用空気調和機、車両用空気調和機(カーエアコン)等に有用である。
本発明の第1の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す概略構成図 同ボルテックスチューブを示す概略断面図 同冷凍サイクル装置の制御方法を示すフローチャート 本発明の第2の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す概略構成図 同冷凍サイクル装置の制御方法を示すフローチャート 本発明の第3の実施の形態における冷凍サイクル装置を示す概略構成図 同冷凍サイクル装置の制御方法を示すフローチャート
符号の説明
1 圧縮機
2 第1放熱器
3 ボルテックスチューブ
4 ファン
5 蒸発器
6 第2放熱器
7 給水ポンプ
8 給湯タンク
9 吐出温度検知手段
10 第1可動手段操作器
11a 入口部
11b 高温出口部
11c 低温出口部
31 分離空間
32 高温出口側空間
40 可動手段
51 蒸発温度検知手段
52 吸入温度検知手段
53 第2可動手段操作器
60 弁
61 高温出口温度検知手段
62 弁操作器





Claims (4)

  1. 少なくとも、圧縮機、第1放熱器、ボルテックスチューブおよび蒸発器を接続して冷媒回路を構成するとともに、前記ボルテックスチューブの入口部を前記第1放熱器の冷媒出口部に接続し、前記ボルテックスチューブの高温出口部を第2放熱器の冷媒入口部に接続し、前記第2放熱器の冷媒出口部を前記ボルテックスチューブの低温出口部と前記蒸発器の冷媒入口部との間に接続するとともに、前記ボルテックスチューブでの減圧量を、前記圧縮機の吐出温度に基づき制御する構成とした冷凍サイクル装置。
  2. 少なくとも、圧縮機、第1放熱器、ボルテックスチューブおよび蒸発器を接続して冷媒回路を構成するとともに、前記ボルテックスチューブの入口部を前記第1放熱器の冷媒出口部に接続し、前記ボルテックスチューブの高温出口部を第2放熱器の冷媒入口部に接続し、前記第2放熱器の冷媒出口部を前記ボルテックスチューブの低温出口部と前記蒸発器の冷媒入口部との間に接続するとともに、前記ボルテックスチューブでの減圧量を、前記圧縮機の吸入過熱度に基づき制御する構成とした冷凍サイクル装置。
  3. ボルテックスチューブの高温出口部に、前記高温出口部から流出する冷媒量を調整する調整手段を設けるとともに、前記調整手段の動作を、前記ボルテックスチューブの高温出口温度に基づき制御する構成とした請求項1または2記載の冷凍サイクル装置。
  4. ボルテックスチューブでの減圧量の調整は、前記ボルテックスチューブ内に流入する冷媒を高温流体と低温流体とに分離する分離空間の、軸線方向側の長さを変更することで行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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