JP2006022519A - スカシ掘り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地中連続溝の掘削途上においてスカシ掘りを行う場合に、従来、反力材を地中連続溝内に挿入し固定する手間のかかる作業を要した欠点を解消すると共に、各種深さの異なる地中連続溝において1本のロッドで確実に反力を受けることができるようにする。
【解決手段】
ベースマシンに垂直に支持されたマストに、所望長に伸縮駆動可能のテレスコピック型伸縮ロッドを上下摺動自在に係合支持させると共に昇降自在に吊支し、
上記伸縮ロッドの最上位ロッドに一端部を軸支された上部長手掘削体と、最下位ロッドに一端部を軸支された下部長手掘削体との各他端部を互に屈伸自在に連結してスカシ掘削体を形成すると共に、それぞれの長手掘削体を回転駆動するモータを備え、
上記伸縮ロッドの伸縮により上記スカシ掘削体を屈伸するようにした、
スカシ掘り装置。
【選択図】 図1
【解決手段】
ベースマシンに垂直に支持されたマストに、所望長に伸縮駆動可能のテレスコピック型伸縮ロッドを上下摺動自在に係合支持させると共に昇降自在に吊支し、
上記伸縮ロッドの最上位ロッドに一端部を軸支された上部長手掘削体と、最下位ロッドに一端部を軸支された下部長手掘削体との各他端部を互に屈伸自在に連結してスカシ掘削体を形成すると共に、それぞれの長手掘削体を回転駆動するモータを備え、
上記伸縮ロッドの伸縮により上記スカシ掘削体を屈伸するようにした、
スカシ掘り装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、地中連続壁を造成するための地中連続溝を掘削する途上において、上記地中連続溝の掘削線上に地中埋設物が存在する場合に該地中埋設物の下部地盤を掘削したり、上記地中連続溝の内側面から横孔を掘削する等の、いわゆるスカシ掘りを行う装置に関する。
従来、例えば地中埋設物の下部地盤を掘削するスカシ掘り装置として、地中連続溝内に、前面に掘削ガイド材を固定された反力材をクレーンにより吊り上げて挿入した後、該反力材の地上突出端部を固定手段により強固に固定し、ついで外周面に掘削ビットを多数突設してなる掘削ロッドをクレーンにより地中連続溝内に挿入して上記掘削ガイド材に支持させ、該掘削ロッドを回転させつつ前方へほぼ水平に突出させた状態で、スカシ掘りを行うものや、地中連続溝内に同じく掘削ガイド材を有する反力材を挿入して固定手段により同様に固定し、多数の掘削爪を有する上部ベルト状履帯と下部ベルト状履帯とを端部において屈伸自在に連結してなる掘削履帯を上記掘削ガイド材に支持させ、該掘削履帯を回転させつつ前方へ屈曲突出させてスカシ掘りを行うものが知られている。
しかし、上記いずれの従来装置も、反力材をクレーンにより吊り上げて地中連続溝内に挿入し、ついで反力材の地上突出端部を固定手段により固定する煩雑で手間のかかる作業が必要となり、それが作業能率を低下させる要因となっており、しかも、地中連続溝の深さは現場によって異なるから、これに挿入固定すべき反力材は適当な長さのものを準備しなければならない不便があった。
特開平10−82267
特開平9−310374
本発明は、反力材を地中連続溝内に挿入固定する手間のかかる作業を省略し、作業能率の向上を図ると共に、各種深さの異なる地中連続溝に対しても、1本のロッドで確実に反力を受けることができるようにすることを課題とする。
上記課題解決の手段として、本発明は、
ベースマシンに垂直に支持されたマストに、所望長に伸縮駆動可能のテレスコピック型伸縮ロッドを上下摺動自在に係合支持させると共に昇降自在に吊支し、
上記伸縮ロッドの最上位ロッドに一端部を軸支された上部長手掘削体と、最下位ロッドに一端部を軸支された下部長手掘削体との各他端部を互に屈伸自在に連結してスカシ掘削体を形成すると共に、それぞれの長手掘削体を回転駆動するモータを備え、
上記伸縮ロッドの伸縮により上記スカシ掘削体を屈伸するようにした、
スカシ掘り装置を提案する。
ベースマシンに垂直に支持されたマストに、所望長に伸縮駆動可能のテレスコピック型伸縮ロッドを上下摺動自在に係合支持させると共に昇降自在に吊支し、
上記伸縮ロッドの最上位ロッドに一端部を軸支された上部長手掘削体と、最下位ロッドに一端部を軸支された下部長手掘削体との各他端部を互に屈伸自在に連結してスカシ掘削体を形成すると共に、それぞれの長手掘削体を回転駆動するモータを備え、
上記伸縮ロッドの伸縮により上記スカシ掘削体を屈伸するようにした、
スカシ掘り装置を提案する。
本発明のスカシ掘り装置によれば、ベースマシンを地中連続溝の近くに移動させ、そこで伸縮ロッドを地中連続溝内に降下させれば、該伸縮ロッドを媒体として主としてマスト及びベースマシンに反力材としてスカシ掘削の反力を受けさせることができ、それにより従来装置のように反力材を地中連続溝内に挿入した後地上突出部を固定する煩雑な作業を省略し、作業能率の向上を実現できると共に、作業現場によって地中連続溝の深さに差があっても、伸縮ロッドのマストからの昇降及び伸縮ロッド自身の伸縮によって反力の媒体として地中連続溝の深さに対応することができるのである。
本発明における上記上部及び下部「長手掘削体」には、ロッドの外周面にスクリュー羽根を突設したスクリューロッド、ロッドの外周面に多数のビット、爪、刃等を突設した掘削ロッド、一対のスプロケットに支持された無端チェーン又は無端ベルト上に多数のビット、爪等を突設したチェーンカッター、その他種々の構造の掘削体の1本又は複数本を1組として使用される。
図1(イ)において、自走型ベースマシン(1)の先端部にマスト(2)を垂直に支持し、該マスト(2)の前面に敷設された長手方向全長に及ぶ2本のガイドレール(3)、(3)に、伸縮ロッド(4)の上部に設けたスライド金具(5)…を上下摺動自在に係合し、それにより上記伸縮ロッド(4)の受ける回転反力及び横掘進反力を上記マスト(2)及びベースマシン(1)に主として受けさせるようにし、さらに上記マスト(2)のトップシーブ(6)から垂下したワイヤロープ(7)により上記伸縮ロッド(4)を昇降自在に吊支し、この伸縮ロッド(4)の下部にスカシ掘削体(8)を装備してある。
まず、上記伸縮ロッド(4)は、図1、2に示すように四角筒の長い親筒(9)の下端部に、四角筒で同長の3本の子筒(10)、(11)、(12)を順次伸縮自在に差し継いだテレスコピック型のもので、その内部にテレスコピック型油圧シリンダ(13)を挿入し、その基端部を、上記親筒(9)内の中間部寄りに突設されたブラケット(14)にピン(15)により連結すると共に、先端部を、上記子筒(12)内の下端に突設されたブラケット(16)にピン(17)により連結してある。
本例のスカシ掘削体(8)の上部長手掘削体には、ロッドの外周面にスクリュー羽根を突設してなる2本の上部スクリューロッド(18)、(18)を、下部長手掘削体には同様の1本のクリューロッド(19)を使用する。まず、上記親筒(9)の下端部前側に図2、3のように張り出し部(20)を形成し、該張り出し部(20)の下面に突設されたブラケット(21)にモータケース(22)をピン(23)により上記伸縮ロッド(4)軸心線を通る平面上で揺動自在に軸支し、このケース(22)内に2基の油圧モータ(24)、(24)を図4に示すように左右並置状態に設置すると共に、それらの出力軸に上記上部スクリューロッド(18)、(18)の基端部を接続してある。
上記上部スクリューロッド(18)、(18)の先端部には軸受けリング(25)、(25)をそれぞれ回転自在に被嵌すると共に、図4に示すように両リング(25)、(25)に連結軸(26)の両端を固定して、両スクリューロッド(18)、(18)を平行状態に連結してある。
一方、上記子筒(12)の下端部前側面にブラケット(27)を突設し、該ブラケット(27)にモータケース(28)をピン(29)により上記伸縮ロッド(4)軸心線を通る平面上で揺動自在に軸支し、このケース(28)内に1基の油圧モータ(30)を設置し、その出力軸に上記下部スクリューロッド(19)の基端部を接続してある。
上記下部スクリューロッド(19)の先端部に軸受リング(31)を回転自在に被嵌し、該リング(31)の上側面に突設されたブラケット(32)(図3参照)に、上記軸受リング(25)、(25)の連結軸(26)に一端部を回転自在に被嵌されたリンク(33)、(33)の他端部をピン(34)により回転自在に連結してある。(35)は下部スクリューロッド(19)の最先端に取りつけたプロペラ型掘削ヘッドである。
上例の作用を作業例とともに次に説明する。地中連続壁を造成するための地中連続溝(D)を掘削していく途中において、図1(イ)のように該連続溝(D)の掘進予定線上に地中埋設物(P)がある場合、一旦連続溝(D)の掘削を中止し、それに代えて本発明のスカシ掘り装置のベースマシン(1)を連続溝(D)の最先端近くに移動させ、そこで伸縮ロッド(4)を伸長させた状態で、ワイヤロープ(7)の操作により上記伸縮ロッド(4)を同図のように連続溝(D)内の最先端部に降下させる。
次に、油圧モータ(24)、(24)、(30)の始動により上部及び下部スクリューロッド(18)(18)、(19)をそれぞれ回転させつつ、テレスコピック油圧シリンダ(13)の縮小駆動により伸縮ロッド(4)を縮小させ、それにより同図(ロ)のように上部及び下部スクリューロッド(18)、(18)と(19)を連結部で屈曲させつつ掘削していき、伸縮ロッド(4)が最小に縮小したとき、同図(ハ)のように上部と下部スクリューロッド(18)(18)、(19)が平行状態となって地中埋設部(P)に近づく。
上部と下部スクリューロッド(18)(18)、(19)の平行状態のまま、ワイヤロープ(7)の操作により伸縮ロッド(4)を降下させ、該伸縮ロッド(4)、スクリューロッド(18)(18)、(19)の重量により同図(ハ)のように埋設物(P)の下部地盤を上方へ掘削する。
上記上部及び下部スクリューロッド(18)(18)、(19)の回転反力及び横方向への掘進反力は伸縮ロッド(4)を媒体としてマスト(2)及びベースマシン(1)に受支される。
上記地中埋設物(P)をとび越えて新たな地中連続溝を掘削したとき、上記埋設物(P)の下部地盤に未掘削部分が残る場合は、上記スカシ掘り装置の伸縮ロッド(4)を新たな連続溝内の後端近くに後向きに挿入して未掘削部分を後向き掘削する。
1 ベースマシン
2 マスト
4 伸縮ロッド
8 スカシ掘削体
9 親筒
10、11、12 子筒
18 上部スクリューロッド
19 下部スクリューロッド
24、30 油圧モータ
2 マスト
4 伸縮ロッド
8 スカシ掘削体
9 親筒
10、11、12 子筒
18 上部スクリューロッド
19 下部スクリューロッド
24、30 油圧モータ
Claims (1)
- ベースマシンに垂直に支持されたマストに、所望長に伸縮駆動可能のテレスコピック型伸縮ロッドを上下摺動自在に係合支持させると共に昇降自在に吊支し、
上記伸縮ロッドの最上位ロッドに一端部を軸支された上部長手掘削体と、最下位ロッドに一端部を軸支された下部長手掘削体との各他端部を互に屈伸自在に連結してスカシ掘削体を形成すると共に、それぞれの長手掘削体を回転駆動するモータを備え、
上記伸縮ロッドの伸縮により上記スカシ掘削体を屈伸するようにした、
スカシ掘り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004200168A JP2006022519A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | スカシ掘り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004200168A JP2006022519A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | スカシ掘り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006022519A true JP2006022519A (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=35795989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004200168A Pending JP2006022519A (ja) | 2004-07-07 | 2004-07-07 | スカシ掘り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006022519A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102619246A (zh) * | 2012-04-18 | 2012-08-01 | 张永忠 | 冲击扩槽器 |
CN103334449A (zh) * | 2013-05-07 | 2013-10-02 | 中铁四局集团第二工程有限公司 | 方孔环切刀具及利用其进行深路堑桩板墙成孔施工的方法 |
CN104763010A (zh) * | 2015-04-13 | 2015-07-08 | 项栋才 | 铣削震荡冲砸式工程开槽机 |
-
2004
- 2004-07-07 JP JP2004200168A patent/JP2006022519A/ja active Pending
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