JP2006022467A - マルチフィラメント糸を押込巻縮する方法および装置 - Google Patents

マルチフィラメント糸を押込巻縮する方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチフィラメント糸を押込巻縮する方法を改良して、糸通路内の搬送流体により生ぜしめられる撚り付与が、できるだけ大きな幅で、できるだけ正確に調節可能であるようにする。
【解決手段】搬送流体の部分流でもって糸通路内に導入し、糸を搬送流体により糸通路内に引き込み、案内し、かつ撚り掛けし、ついで押込チャンバ内に搬送し、糸を押込チャンバ内に押し込んで糸プラグを形成し、搬送流体を、開口を通して押込チャンバから排出し、かつ導出するマルチフィラメント糸を押込巻縮する方法において、搬送流体の部分流を、異なる過圧の作用下で、流入通路から糸通路内に導入するようにしたマルチフィラメント糸を押込巻縮する方法及びそのための装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送流体を、複数の流入通路を介して、その都度1つの部分流でもって糸通路内に導入し、糸を搬送流体によりニューマチック式に糸通路内に引き込み、案内し、かつ撚り掛けし、撚り掛けられた糸を糸通路から押込チャンバ内に搬送し、糸を押込チャンバ内に押し込んで糸プラグを形成し、かつ案内し、搬送流体を、開口を通して押込チャンバから排出し、かつ導出する、単数または複数のフィラメント束から成るマルチフィラメント糸を押込巻縮(Stauchkraeuseln:スタッフクリンピング)する方法に関する。
さらに本発明は、前記方法を実施するための装置であって、糸をニューマチック式に搬送するための搬送ノズルと、糸プラグを形成し、かつ収容するための、前記搬送ノズルの下流に配置された押込チャンバとが設けられており、前記搬送ノズルが、1つの糸通路と、該糸通路に開口する複数の流入通路とを有しており、該流入通路が、搬送流体を提供するための圧力源に接続されている形式のものに関する。
溶融紡糸されて、巻縮された糸を製造する際、マルチフィラメント糸を巻縮の目的で、スタッファボックスとも呼ばれる押込チャンバ(Stauchkammer)内に押し込んで糸プラグ(Fadenstopfen:糸から成る栓体)を形成することが知られている。その結果、糸のフィラメントは弧および輪を成して糸プラグの表面上に積み重なり、糸プラグ内で圧縮される。その際、マルチフィラメント糸は搬送ノズルによりニューマチック式に押込チャンバ内に搬送される。搬送ノズルはこの目的のために糸通路を有している。糸通路には複数の流入通路が開口する。流入通路を通して、搬送流体は過圧下で糸通路内に導入される。それにより、有利には加熱されている搬送流体は、マルチフィラメント糸の、糸通路内への引き込みおよび搬送を生ぜしめる。
この種の方法およびこの種の装置は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4435923号明細書から公知である。
この公知の方法および公知の装置では、搬送ノズルが中央の供給通路内に搬送流体のために案内手段を有しており、それにより、リング通路内に搬送流体の有利な流動方向が得られるようになっている。リング通路を介して、複数の流入通路が供給される。流入通路はリング通路を糸通路に接続する。それにより、方向付けられた流動により、糸通路内に渦流作用もしくは撚り作用が生ぜしめられる。撚り作用は糸の撚り掛けにつながる。その際、糸に作用する撚り作用に影響を及ぼすために、案内手段を調節することが提案される。その結果、リング通路内の流動の、程度の差こそあれ強い方向付けが行われる。糸のタイプ次第で、種々異なる要求が課される。特に糸の進入時の走行確実性を高めるために、撚りが所望される一方で、高い巻縮を達成するためには、糸の、過度に高い撚り掛けは障害となりかねない。この点で、搬送ノズルにおける撚り作用の、できるだけ正確な調節可能性が所望されている。しかしながら、公知のシステムは、撚り作用を正確に、かつより大きな範囲でマルチフィラメント糸に合わせて調節および変更するためには、限定的に適しているにすぎない。
特に、この種のテクスチャード加工ノズルは、例えば三色糸(Tricolorgarn)を製造するために複数のフィラメント束から成るマルチフィラメント糸または例えば単色糸(Monocolorgarn)を製造するために単数のフィラメント束から成るマルチフィラメント糸を確実に案内し、隣接する押込チャンバ内に搬送するために適していなければならない。その際、著しく多様な要求が搬送ノズルの撚り作用に課されることになるが、これらの要求は公知の解決策では不十分に満たされるにすぎない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4435923号明細書
したがって本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、マルチフィラメント糸を押込巻縮する方法および装置を改良して、糸通路内の搬送流体により生ぜしめられる撚り付与が、できるだけ大きな幅で、できるだけ正確に調節可能であるようにすることである。
本発明の別の目的は、高いフレキシビリティと応用可能性とを有する、マルチフィラメント糸を押込巻縮する方法および装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明の方法では、搬送流体の部分流を、異なる過圧の作用下で、流入通路から糸通路内に導入するようにした。
さらに、上記課題を解決するために本発明の構成では、少なくとも1つの流入通路が、搬送流体を、変更される過圧の作用下で流入通路から糸通路内に導入することができるように形成されているようにした。
本発明の有利な構成は、従属請求項の特徴および特徴組み合わせにより定義されている。
本発明は、糸通路内の糸に対する搬送流体の作用が、流入通路と糸通路との間の流入環境の幾何学形状(ジオメトリ)にのみ依存しているわけではないという認識に基づいている。糸通路内の糸に対する搬送流体の作用に影響を及ぼす主要なパラメータは、流動の強さにより与えられている。つまり、課題を解決するために、搬送流体の部分流を、異なる過圧の作用下で、流入通路から糸通路内に導入する。糸通路内での糸の引き込み、案内、および撚り掛けの調節は、幾何学的な配置を全く変更することなく可能である。それにより、流入環境の幾何学的な変更によっては決して成し得ない、マルチフィラメント糸における効果が生ぜしめられる。特に多色のフィラメント束が一括に糸通路内に導入される多色糸(Multicolorfaden)を製造する際、撚り作用に加えて、所定の色効果を得るために分類作用が生ぜしめられる。ただし、糸を、僅かな撚りを伴ってまたは撚りなしに糸プラグに向かって案内する調節も可能である。
本発明による方法を実施するための本発明による装置では、少なくとも1つの流入通路が、搬送流体を、変更される過圧の作用下で流入通路から糸通路内に導入することができるように形成されている。これにより、例えば糸通路内に、搬送流体の、その他の部分流に比べて高い体積流量または低い体積流量を有する部分流が導入される。糸通路内の流体流動が糸を直接案内するので、それにより、極めて精緻な調節が行われる。
できるだけ強力な撚り作用を生ぜしめることができるように、本発明による方法の特に有利な構成では、搬送流体の部分流の一部を糸通路の中心に向かって導入し、かつ搬送流体の部分流の少なくとも別の一部を、中心を外して糸通路に導入する。これにより既に、流入幾何学形状により引き起こされる撚り作用が生ぜしめられ、撚り作用は付加的に、1つの流入通路におけるより高い過圧またはより低い過圧により強められるか、または弱められることができる。
ただし、搬送流体の部分流の大部分を、糸通路の中心に向かって導入し、かつ同じ過圧を伴って生成することも可能である。その際、搬送流体の、撚り作用を生ぜしめる部分流は、中心を外して、より高い過圧またはより低い過圧の作用下で糸通路内に導入される。この種の方法バリエーションは特に、糸の過度に強い撚り掛けが、最終生産物、例えばカーペットにおける「雲形成(Wolkenbildung)」を阻止するために回避されねばならない、単色糸の製造時に有利である。
その際、搬送流体の、中心を外して供給される部分流は、その他の流入通路に比べて小さな流動横断面を有する流入通路を介して導入される。
前記方法バリエーションを、できるだけ高いフレキシビリティと大きな作用範囲とを有して応用することができるように、本発明による装置は有利には流入通路内に圧力調節手段を有しており、該圧力調節手段により、流入通路内の搬送流体の過圧が変更可能であるようになっている。
ただし原理的には、流入通路を固定の横断面狭窄部または狭溢な通路横断面により形成することも可能であり、その結果、圧力源に依存した圧力上昇が得られる。
圧力調節手段として、流入通路内に設けられた調節可能な絞り、流入通路の上流に接続された圧力弁、または別個の圧力源が使用されることができる。
ただし、圧力調節手段が吸出装置により形成されており、該吸出装置が吸出通路を介して流入通路に接続されていることも可能である。その結果、弱い体積流量が流入通路を介して糸通路内に導入される。
本発明による方法および本発明による装置は、巻縮された糸、特にカーペット糸を製造するための、あらゆるタイプの糸のために適している。つまり、ポリエステル、ポリプロピレンまたはポリアミドから成る糸が製造される。
以下に、添付した図面を参照しながら、本発明による装置の幾つかの実施例を基に、本発明による方法について詳細に説明する。
図1には概略的に、本発明による方法を実施するための本発明による装置の第1の実施例の縦断面図が示されている。装置は搬送ノズル1と、搬送ノズル1の下流に配置された押込チャンバ2とから成る。搬送ノズル1は糸通路3を有している。糸通路3は一方の端部に糸入口5を形成し、かつ対向して位置する端部に糸出口18を形成する。搬送ノズル1は第1の圧力ポート17.1と供給管路21.1とを介して圧力源23に接続されている。圧力ポート17.1は搬送ノズル1内で第1の圧力チャンバ20.1に開口する。第1の圧力チャンバ20.1は少なくとも1つの流入通路16.1により糸通路3に接続されている。
搬送ノズル1内には第2の圧力チャンバ20.2が形成されている。第2の圧力チャンバ20.2は少なくとも1つの別の流入通路16.2を介して糸通路に接続されている。圧力チャンバ20.2は圧力弁22と供給管路21.2とを介して圧力源23に接続されている。すなわち、圧力源23は圧力ポート17.2にも接続されている。圧力源23により提供される搬送流体を加熱するために、加熱装置24が搬送ノズルの外側で、供給管路21.1内に配置されている。その際、供給管路21.1と供給管路21.2との間の接続部は流動方向で見て加熱装置24の下流に形成されている。その結果、圧力チャンバ20.2にも、やはり加熱された搬送流体が供給される。ただし原理的には、供給管路21.1と供給管路21.2との間の接続部を、流動方向で見て加熱装置の上流に配置する可能性もある。この場合、圧力チャンバ20.2には、加熱されていない搬送流体が供給されることになる。
流入通路16.1,16.2は糸通路3に、圧力チャンバ20.1,20.2と流入通路16.1,16.2とを通して進入した搬送流体が糸進行方向で糸通路3内に流入するように開口する。ここでは、各流入通路16.1,16.2が、搬送流体の、別個の部分流を形成する。
搬送ノズル1の下流には出口側に直接押込チャンバ2が配置されている。押込チャンバ2は、ガス透過性の壁8を備えた上側の区分と、閉鎖されたチャンバ壁15を備えた下側の区分とにより形成されている。壁8,15はプラグ通路19を形成する。プラグ通路19は上側の端部で搬送ノズル1の糸出口18に接続されており、かつ下側の端部でプラグ出口6を形成する。本実施例では、ガス透過性のチャンバ壁8が、相並んで配置された多数の薄板9により形成される。薄板9は互いに僅かな間隔を置いてリング状に配置されている。ガス透過性のチャンバ壁8の薄板9は上側の薄板ホルダ10.1および下側の薄板ホルダ10.2内で保持されている。ガス透過性のチャンバ壁8ならびに薄板ホルダ10.1,10.2は閉鎖されたハウジング11内に配置されている。ハウジング11により形成されるリング室は開口14を介して排出通路12に接続されている。
本発明による方法を実施するための本発明による装置の、図1に示した実施例では、装置の機能を明らかにするために、糸の進行が示されている。まず、搬送流体が圧力源23により搬送ノズル1に提供される。加熱装置24により搬送流体を加熱した後、搬送流体の一方の部分量は、圧力源23により生ぜしめられる過圧下で、圧力ポート17.1を通して圧力チャンバ20.1に供給される。圧力チャンバ20.1内の過圧を本実施例ではpと呼ぶ。
搬送流体の第2の部分量は圧力弁22と圧力ポート17.2とを介して第2の圧力チャンバ20.2に供給される。ここでは、圧力チャンバ20.2内の過圧は、調節可能に形成された圧力弁22により、過圧pに調節される。それにより、圧力チャンバ20.1内の過圧pは圧力チャンバ20.2内の過圧pよりも高い。搬送流体の第1の部分流を形成するために、搬送流体は圧力チャンバ20.1から流入通路16.1を通して糸通路3内に導かれる。その際、搬送流体は過圧pの作用下で相応に高いエネルギを伴って糸通路3内に案内される。これに対して、搬送流体の、流入通路16.2を介して糸通路3内に導入される第2の部分流を生ぜしめるために、低い過圧pが作用する。それにより、糸通路3内に進入する部分流は異なる流動エネルギでもって糸4に作用する。その結果、例えば搬送流体の搬送成分を、搬送流体の撚り成分よりも強くすることが可能である。
糸4は搬送流体により糸通路を通して案内され、隣接する押込チャンバ2内に搬送される。押込チャンバ2内には糸プラグ13が形成される。その結果、多数の細いフィラメントから形成された糸が糸プラグ13への衝突時に弧および輪を成して糸プラグの表面に積み重なり、搬送流体の動圧により圧縮される。搬送流体は側方で、薄板9の間に形成された開口から流出し、開口14と排出通路12とを介して有利には吸出装置の支援下で導出される。
糸プラグ13は押込チャンバ2の出口側でプラグ出口6を介して導き出され、ここには示していない搬送手段により連続的に押込チャンバ2から導出される。ここでは、糸プラグ13の速度は有利には、押込チャンバ2内の糸プラグ高さが実質的に一定となるように調節される。糸プラグは一般に冷却された後、より大きな速度での糸の引き出しにより解きほぐされる。その際に形成される巻縮された糸は引き続いて、場合によっては後処理の後、パッケージに巻き取られる。
図1に示した実施例では、マルチフィラメント糸に加えられる糸通路内の搬送流体の作用に対し、圧力チャンバ20.1,20.2内の過圧を別個に調節することにより広範に影響を及ぼす可能性が提供されている。これにより、流入環境の幾何学的な配置次第で、搬送作用または撚り作用が強化される。特に搬送流体の部分流の変更による撚り制御の可能性は、単色糸または三色糸を製造するために特に有利である。つまり、例えば単色プロセス時に、フィラメントの過剰な撚り(Ueberdrallen)が、相応の過圧適合により回避される。フィラメント束が複数あっても、糸に撚りを付与することが可能である。
個々の部分流を生ぜしめるための搬送ノズルの圧力チャンバ内の圧力調節を、できるだけフレキシブルに調節することができるように、図2には、本発明による装置の別の実施例が概略的に抜粋図で示されている。図2に示した実施例はここでは、前記実施例とほぼ同一であるので、ここでは相違点だけを説明する。
前記実施例に対して、圧力チャンバ20.1,20.2はそれぞれ別個の圧力源23.1,23.2に接続されている。圧力源23.1,23.2にはそれぞれ別個の加熱装置24.1,24.2が対応配置されている。その結果、搬送流体の、搬送ノズル内で生ぜしめられる部分流はそれぞれ温度調節されている。ただしここでは、部分流が異なる温度に調節されることもできる。搬送流体の、圧力チャンバ20.1,20.2内にそれぞれ支配する過圧は、対応配置された圧力源23.1,23.2により調節される。
圧力源として、定置の圧縮空気網が使用される場合、圧力源23.1,23.2は流体調節手段により代替される。流体調節手段により、供給管路21.1,21.2ならびに圧力チャンバ20.1,20.2内の、圧縮空気網の圧力に依存せずに支配する過圧がそれぞれ調節可能である。
特に大きな作用形式は、本発明による方法および本発明による装置により、部分流の生成と、流入通路の幾何学的な配置とが、搬送流体の、所望される作用に合わせて調節されていることにより達成される。図3にはこのために、搬送ノズルの流入幾何学形状の複数のバリエーションが部分図で示されている。ここでは、図3.1、図3.2および図3.3にそれぞれ、例えば図1および図2の実施例に示したような搬送ノズルの糸通路における流入幾何学形状の構成の、種々異なる可能性が示されている。
流入幾何学形状の、図3.1に示した実施例では、流入通路16.1,16.2が糸通路3の中心に向かって方向付けられている。流入通路をこのように配置すると、実質的に、糸通路3に沿って案内される糸の、強い搬送作用が生ぜしめられる。ここでは、異なる過圧により生ぜしめられる部分流は有利には、極めて僅かな撚り作用を有する効果につながる。
マルチフィラメント糸に対するできるだけ強力な撚り作用を糸通路内に生ぜしめるためには、図3.2に示した実施例が特に適している。ここでは、少なくとも一方の流入通路16.1または16.2が糸通路の中心を外して配置されている。搬送流体の、流入通路16.1を通して導入される部分流は、実質的に接線方向で糸通路3内に到達し、実質的に糸の周囲を旋回する流動につながる。対抗して位置する第2の流入通路16.2は実質的に糸通路3の中心に向かって進入する。
低い撚り作用を伴う、できるだけ高い搬送作用を得るために、図3.3には流入幾何学形状の別の可能性が示されている。ここでは、部分流の大部分が糸通路の中心に向かって導入される。第3の流入通路16.3は、糸通路の中心を外して配置されている。ここでは、流入通路16.3は、その開口部が中心に向かって方向付けられた流入通路16.1,16.2よりも明らかに小さな通路横断面を有している。その際、流入通路16.1,16.2は有利には同じ過圧レベルで運転される。その結果、搬送流体の、流入通路16.1,16.2から導入された部分流は同じ流動エネルギを伴って糸通路内で会合する。その際、流入通路16.3からの、糸に対する撚り作用を生ぜしめる部分流は、より大きな過圧レベルで提供されるか、またはより低い過圧レベルで提供される。その結果、程度の差こそあれシャープな部分流噴流が糸通路3内に、糸に影響を及ぼし、撚り掛けするために進入する。
ただし、流入幾何学形状の、図3に示した例は例示的なものにすぎない。原理的には、2つよりも多くの流入通路が糸通路に開口することもできる。加えて、流入通路の対向配置も例示的なものであって、特に搬送ノズルの構造形式に依存している。図3に示した実施例では、2部分構成の搬送ノズルを基にしている。ここでは、搬送ノズルは、分割面で組み合わされる2つの構成部分から形成される。ただし原理的には、搬送ノズルを1つの構成部分から製作することも可能である。
図4および図5に示した以下の実施例では、本発明による方法を実施するための本発明による装置を形成するための、さらに幾つかの別の可能性が示されている。この実施例は実質的に図1または図2に示した実施例と同一であるので、引き続いて、相違点だけを説明する。
図4に示した実施例では、搬送ノズル1が、圧力ポート17を介して圧力源23に接続されている1つの圧力チャンバ20を有している。圧力チャンバ20は複数の流入通路16.1,16.2を介して糸通路に接続されている。一方の流入通路16.1には、圧力調節手段として形成された絞り25が対応配置されている。絞り25は絞り調節部材26を有している。絞り調節部材26は流入通路の自由な流動横断面内に大きく係入したり、小さく係入したりする。このために、絞り調節部材26は調節可能に形成されている。
図4に示した実施例では、絞り25により、流入通路16.1,16.2内に異なる過圧が調節される。その結果、流入通路16.1,16.2を通して進入する部分流は、異なる体積流量を有して、糸通路内に進入することになる。
図5に示した別の実施例では、絞り25の代わりに、吸出通路27が流入通路16.1に接続されている。吸出通路27は、例えば搬送流体を押込チャンバから導出する吸出装置28に接続されている。
本発明による装置のこの実施例では、搬送流体の部分量が、糸通路への進入の直前で導出される。その結果、搬送流体の、流入通路16.1を介して生ぜしめられる部分流は、流入通路16.2を介して糸通路3内に導入される部分流に比べて弱められる。
ただし択一的には、吸出通路27が別個の圧力源(破線で示した)に接続されることもできる。
この場合、流入通路16.1から進入する部分流の強化が可能である。
本発明による装置の第1の実施例の概略縦断面図である。 本発明による装置の別の実施例の概略抜粋図である。 搬送ノズルの、種々異なるタイプの搬送流体供給部の領域の概略横断面図である。 本発明による装置の別の実施例の概略縦断面図である。 本発明による方法を実施するための本発明による装置の別の実施例の概略図である。
符号の説明
1 搬送ノズル、 2 押込チャンバ、 3 糸通路、 4 糸、 5 糸入口、 6 プラグ出口、 7 区分、 8 ガス透過性のチャンバ壁、 9 薄板、 10 薄板ホルダ、 11 ハウジング、 12 排出通路、 13 糸プラグ、 14 開口、 15 閉鎖されたチャンバ壁、 16.1,16.2,16.3 流入通路、 17.1,17.2 圧力ポート、 18 糸出口、 19 プラグ通路、 20.1,20.2 圧力チャンバ、 21.1,21.2 供給管路、 22 圧力弁、 23,23.1,23.2 圧力源、 24.1,24.1 加熱装置、 25 絞り、 26 絞り調節部材、 27 吸出通路、 28 吸出装置

Claims (19)

  1. 搬送流体を、複数の流入通路を介して、その都度1つの部分流でもって糸通路内に導入し、糸を搬送流体によりニューマチック式に糸通路内に引き込み、案内し、かつ撚り掛けし、撚り掛けられた糸を糸通路から押込チャンバ内に搬送し、糸を押込チャンバ内に押し込んで糸プラグを形成し、かつ案内し、搬送流体を、開口を通して押込チャンバから排出し、かつ導出する、単数または複数のフィラメント束から成るマルチフィラメント糸を押込巻縮する方法において、
    搬送流体の部分流を、異なる過圧の作用下で、流入通路から糸通路内に導入する
    ことを特徴とする、マルチフィラメント糸を押込巻縮する方法。
  2. 搬送流体の部分流の一部を糸通路の中心に向かって導入し、かつ搬送流体の部分流の少なくとも別の一部を、中心を外して糸通路に導入する、
    請求項1記載の方法。
  3. 搬送流体の、中心に向かって供給される部分流を、搬送流体の、中心を外して供給される部分流よりも大きな過圧を伴って導入する、
    請求項2記載の方法。
  4. 搬送流体の、中心を外して供給される部分流を、搬送流体の、中心に向かって供給される部分流よりも大きな過圧を伴って導入する、
    請求項2記載の方法。
  5. 搬送流体の部分流の大部分を、糸通路の中心に向かって導入し、かつ同じ過圧を伴って生成し、搬送流体の別の部分流を、中心を外して、より高い過圧またはより低い過圧の作用下で糸通路内に導入する、
    請求項1記載の方法。
  6. 搬送流体の、中心を外して供給される部分流を、その他の流入通路に比べて小さな流動横断面を有する流入通路により生成する、
    請求項5記載の方法。
  7. 搬送流体の、中心を外して供給される部分流を、制御可能な過圧により生成する、
    請求項5または6記載の方法。
  8. 部分流の過圧を、流入通路の流動横断面が同じである場合、圧力源と、少なくとも1つの流動横断面の変更とにより生成する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 部分流の過圧を、流入通路の流動横断面が同じである場合、圧力源と、少なくとも1つの部分流からの部分吸出とにより生成する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  10. 部分流の過圧を、流入通路の流動横断面が同じである場合、複数の圧力源により生成する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  11. 部分流の過圧を、流入通路の流動横断面の大きさが異なる場合、圧力源により生成する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項記載の方法を実施するための装置であって、糸をニューマチック式に搬送するための搬送ノズル(1)と、糸プラグを形成し、かつ収容するための、前記搬送ノズル(1)の下流に配置された押込チャンバ(2)とが設けられており、前記搬送ノズル(1)が、1つの糸通路(3)と、該糸通路(3)に開口する複数の流入通路(16.1,16.2)とを有しており、該流入通路(16.1,16.2)が、搬送流体を提供するための圧力源(23)に接続されている
    形式のものにおいて、
    少なくとも1つの流入通路(16.1)が、搬送流体を、変更される過圧の作用下で流入通路(16.1)から糸通路(3)内に導入することができるように形成されている
    ことを特徴とする、マルチフィラメント糸を押込巻縮するための装置。
  13. 流入通路(16.1,16.2)に圧力調節手段(22,23,25)が対応配置されており、該圧力調節手段(22,23,25)により、流入通路(16.1,16.2)内の搬送流体の過圧が変更可能である、
    請求項12記載の装置。
  14. 流入通路(16.3)が、その他の流入通路(16.1,16.2)の通路横断面に比べて明らかに小さな、固定の横断面狭窄部または狭隘な通路横断面を有している、
    請求項12記載の装置。
  15. 流入通路(16.1,16.2)の開口が、糸通路(3)の中心に向かってまたは中心を外して形成されている、
    請求項12から14までのいずれか1項記載の装置。
  16. 圧力調節手段が、流入通路(16.1)内に設けられた調節可能な絞り(25)により形成されている、
    請求項13または15記載の装置。
  17. 圧力調節手段が、流入通路(16.2)の上流に接続された圧力弁(22)により形成されており、該圧力弁(22)が、第2の圧力ポート(17.2)を介して搬送ノズル(1)に接続されている、請求項13または15記載の装置。
  18. 圧力調節手段が、第2の圧力源(23.2)により形成されており、該第2の圧力源(23.2)が、第2の圧力ポート(17.2)を介して搬送ノズル(1)に接続されている、
    請求項13から15までのいずれか1項記載の装置。
  19. 圧力調節手段が吸出装置(28)により形成されており、該吸出装置(28)が吸出通路(27)を介して流入通路(16.1)に接続されている、
    請求項13から15までのいずれか1項記載の装置。
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