JP2006022131A - 自動車外装部品製造用樹脂組成物 - Google Patents

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一 大山
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賢一 安永
Takayuki Nagai
隆之 永井
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Abstract

【課題】自動車外装部品製造用材料として必要な、剛性、面衝撃性、流動性、導電性、外観、塗装性に優れ、且つ、塗装時の高温に晒されても樹脂の収縮が小さい樹脂組成物を得る。
【解決手段】下記の成分(A)〜(E)を配合してなる組成物。(A)ISO粘度数が120ml/g以下であり、且つ、末端カルボキシ基(単位:μeq/g)/末端アミノ基(単位:μeq/g)≧1.5であるポリアミド6樹脂:36〜68重量部(B)無水マレイン酸でグラフト変性したエチレン・ブテン−1共重合体:15〜25重量部(C)導電性カーボンブラック:1〜4重量部(D)シランカップリング剤で表面処理されていないタルク:15〜30重量部(E)エチレンビニルアルコール樹脂:1〜5重量部。
【選択図】 なし

Description

本発明は自動車外装部品製造用樹脂組成物及び成形体に関する。更に詳しくは、剛性、耐衝撃性、流動性、寸法安定性、導電性、外観、塗装密着性に優れた自動車外装部品製造用樹脂組成物に関する。
フェイシア、フェンダー、ドアパネル等の自動車外装部品には、従来鋼板が使用されてきたが、軽量化、デザインの多様化等に伴い、樹脂材料を適用する動きが広まりつつある。
自動車外装部品製造用の樹脂材料には、剛性、面衝撃性、流動性、外観、寸法安定性、塗装性等に優れることが必要である。
また、塗装方法として、鋼板製の自動車外装部品では通常、静電塗装が適用されていることから、鋼板材と同様の静電塗装方法が適用できることも要求され、そのために樹脂材料に導電性を付与することも必要となる。
これらの特性を満足させるために、これまで多くの材料が提案されており、例えばポリアミド樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂のアロイ(以下PA/PPEと略記する)が挙げられる(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
PA/PPEアロイは、自動車外装部品製造用材料として必要な前記要求特性を、程よく均衡させることが可能であり、一部で実用化されている。
しかしながら、これらの組成物では塗装の焼き付け時の高温暴露によって、樹脂が収縮して、焼き付け後の製品が大きく変形してしまうという不具合があり、大きな課題となっていた。
この変形を抑制するために、従来は、塗装前に樹脂製品を車体に取り付ける際に、樹脂製品にスライドジグを設置して、無理な固定をせず自由に収縮させて変形させない手法、又は樹脂製品を別ラインにて塗装する、いわゆるオフライン塗装にして、後で塗装した樹脂製品を車体に組み付ける手法等の対策が必要となる。
この中でスライドジグを取り付ける手法では製品の変形自体はある程度抑制することができるが、樹脂が収縮した分、塗装組み付け前の製品寸法からズレるので、各部品との間に大きな隙間を生じるという不具合が生じ、またオフライン塗装の手法では他の部品との同時塗装でなくなる結果、他の部品と全く同じ色調、質感のものができなくなるという不具合が生じる。
特開2002−146205号公報 特開2002−146206号公報 特開2002−206054号公報 特開2003−96317号公報
一方、自動車外装、外板部品等製造用の樹脂材料として、本発明と類似の、ポリアミド樹脂とオレフィン系重合体とのアロイに関しても幾つかの提案がなされている(例えば、特許文献5〜特許文献8参照)。
しかし、これらの組成物ではやはり塗装後の収縮率が大きいか、又は導電性、塗装密着性、面衝撃性が不充分であり自動車外装部品として適用するには必ずしも十分に満足できるものではなかった。
特開昭58−93756号公報 特開平3−50263号公報 特開平10−306213号公報 特開2003−64254号公報
本発明は、かかる状況にあって、自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂材料として必要な要求特性である、剛性、面衝撃性、流動性、導電性、外観、塗装性に優れ、且つ、塗装時の高温に晒されても樹脂の収縮が小さい樹脂組成物を得ることを課題に鋭意検討した結果、ある特定の構成成分、配合量において、それが達成できることを見出し到達したものである。
上記課題を解決するために、本発明では、下記の成分(A)〜(E)を、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、それぞれ下記の比率で配合してなる自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。
(A):ISO粘度数が120ml/g以下であり、且つ、末端カルボキシル基と末端アミノ基の比率が、
末端カルボキシ基(単位:μeq/g)/末端アミノ基(単位:μeq/g)≧1.5
であるポリアミド6樹脂:36〜68重量部
(B):無水マレイン酸でグラフト変性したエチレン・ブテン−1共重合体:15〜25重量部
(C):BET比表面積が1000m/g以上であり、且つ、DBP吸油量が400ml/100g以上である導電性カーボンブラック:1〜4重量部
(D):平均粒子径が0.5〜5μmで、且つ、シランカップリング剤で表面処理されていないタルク:15〜30重量部
(E):エチレンビニルアルコール樹脂:1〜5重量部
本発明は、次のように特別に有利な効果を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。
1.本発明に係る自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物は、剛性、耐熱剛性、耐衝撃性、寸法安定性、流動性、外観、導電性、塗装密着性に優れ、高度に均衡した物性バランスを示す。
2.本発明に係る自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物から得られる成形品は、静電塗装における塗料の付着効率に優れ、且つプライマーを施すこと無く塗装することが可能である。
3.本発明に係る自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物から得られる成形品は高温で塗料を焼付けても、耐熱剛性が高く、また加熱収縮率も小さいため、変形を著しく抑制することが可能である。
以下、本発明を詳細に説明する。
ポリアミド6樹脂
本発明における、成分(A)のポリアミド6樹脂は、ISO 307に定められた手法、つまり96%濃硫酸溶媒及び該溶媒中0.5重量%濃度のポリアミド溶液について、23℃で測定された粘度から計算された粘度数(本発明においては、「ISO粘度数」という。)が120ml/g以下のものであり、且つ、末端カルボキシル基と末端アミノ基の比率(以下、単に「末端基比率」と略称することもある。)が、下記式:
(a)=末端カルボキシ基(単位:μeq/g)/末端アミノ基(単位:μeq/g)
に従って計算される(a)の値で表示したとき、(a)≧1.5を満足するものである。
ここで、ポリアミド6樹脂のISO粘度数が120ml/gを超えると流動性が低下するので使用することができない。好ましい範囲はISO粘度数が80〜110ml/gの範囲であり、80ml/gに満たないISO粘度数のものも衝撃性が低下するので好ましくない。
ポリアミド6樹脂の末端基比率は、上記式に従って計算される(a)の値で表示したとき、(a)≧1.5を満足することが流動性と衝撃性のバランスの点で必要だが、できれば、6≧(a)≧1.5であることが好ましく、特に5≧(a)≧2の範囲が好ましい。末端基比率がこの範囲の上限を超えると、流動性が低下し、また下限未満だと衝撃性が低下する。
ポリアミド6樹脂の配合比率は、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、36〜68重量部であり、好ましくは40〜60重量部である。ポリアミド6樹脂の配合比率が少ないと衝撃性、流動性、外観を始めとする全体の物性バランスを高度に均衡させることは困難となり、また多いと寸法安定性が低下する等して、やはり物性バランスを高度に均衡させることは難しくなる。
また、成分(A)は流動性、衝撃性のバランスを向上させるために、ISO粘度数が異なる2種類以上のポリアミド6樹脂から構成させることが好ましく、特に以下の成分(A−1)及び(A−2)のポリアミド6樹脂の組合せが好ましい。
成分(A−1):ISO粘度数が90ml/g以下のポリアミド6樹脂
成分(A−2):ISO粘度数120ml/g以上のポリアミド6樹脂
成分(A−1)及び(A−2)の末端カルボキシル基と末端アミノ基の比率は、それぞれ独立に、前記(a)≧1.5の範囲外であってもよいが、(A−1)及び(A−2)を合わせた成分(A)ポリアミド6樹脂について測定される末端基比率は、前記(a)≧1.5を満足しているものである。上記の粘度数についても同様、(A−1)及び(A−2)を合わせた成分(A)ポリアミド6樹脂について測定されるISO粘度数が120ml/g以下を満足しているものである。
成分(A−1)/(A−2)の配合比率は、(A−1)の比率が高いものほど流動性が良く、低いものほど衝撃性に優れるが、1/99〜99/1重量比率の範囲で、必要に応じて調整すればよい。
なお、末端基比率の調整方法に関しては、公知の手法により実施されるが、例えば重合時に酢酸、ステアリン酸、ステアリルアミン等で末端基を封鎖する手法等がある。
無水マレイン酸でグラフト変性したエチレン・ブテン−1共重合体
本発明における成分(B)の無水マレイン酸でグラフト変性したエチレン・ブテン−1共重合体は、好ましくは、密度が0.88〜0.89g/mlのものであり、ガラス転移温度が−50℃以下のものである。密度がこの範囲より小さいと、ペレット同士が融着し易くなる等、生産時の取り扱いが難しくなり、また、これより大きかったり、ガラス転移温度がこれより高いと、面衝撃性が不足する。
また、無水マレイン酸でのグラフト変性は、従来より公知の手法を用いて任意の段階で行うことができるが、押出機にて、エチレン・ブテン−1共重合体と過酸化物と無水マレイン酸を溶融混練して、変性させる手法が簡便であり一般的である。
無水マレイン酸の好ましいグラフト率は、成分(B)100重量部に対して、0.05〜2重量部の範囲であり、特に好ましくは0.2〜0.8重量部の範囲である。
また、上記の好ましい範囲のグラフト率より多くの無水マレインがグラフトされたエチレン・ブテン−1共重合体と、無水マレイン酸が全くグラフトされていないエチレン・ブテン−1共重合体を併用配合し、組成物中の無水マレイン酸グラフト率を好ましい範囲に調整することもできる。
成分(B)の配合比率は、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、15〜25重量部の範囲であり、これより少ないと衝撃性が低下し、多いと高温剛性が低下する等して、高度に物性を均衡させることができなくなる。特に好ましい範囲は、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、15〜25重量部の範囲であり、かつ、成分(B)/{成分(A)+成分(B)}の重量部比率が20/80〜30/70の範囲である。
なお、成分(B)には、品質を低下させない範囲でポリエチレン、ポリプロピレン等のホモのオレフィン重合体を含有させることもできる。ホモのオレフィン重合体の配合量としては、成分(B)100重量部に対して40重量部以内が好ましい。
また、本発明における樹脂組成物が示す成分(B)と成分(A)のミクロ分散形態は海島構造であり、成分(A)が連続相である海相を、成分(B)が不連続相である島相を形成するものである。海島構造が、成分(A)、成分(B)でこれと逆になると、耐熱剛性、寸法安定性、導電性が大きく低下する等して、物性バランスを高度に均衡させることはできない。
成分(B)の島相の平均粒子径は、0.05〜1μmの範囲が好ましく、特に好ましくは0.1〜0.5μmの範囲である。この範囲外では、平均粒子径が大きすぎても、小さすぎても、衝撃性が低下し、物性バランスを高度に均衡させることは困難となる。この範囲内の平均粒子径に制御するためには、従来公知の手法を用いて調整することができるが、二軸押出機にて適度な溶融混練条件を選定して製造する手法を挙げることができる。
導電性カーボンブラック
本発明における成分(C)の導電性カーボンブラックとしては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、ケッチェンブラック等が挙げられるが、少量の配合量で導電性を発揮するケッチェンブラックが好ましい。
また、BET比表面積が1000m/g以上で、且つ、DBP吸油量が400ml/100g以上のものを使用しないと、導電性を発現させるために必要な配合量が多くなって、導電性、衝撃性、流動性とのバランスを取ることが困難となる。
成分(C)の配合比率は、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、1〜4重量部の範囲であり、1重量部未満では導電性が不十分であり、4重量部を超えると流動性、衝撃性が低下する等して物性バランスを取ることが困難となる。
また、本発明における樹脂組成物の示す成分(C)のミクロ分散形態は、成分(C)が主に成分(A)相中に分散しているものである。成分(C)が主に成分(B)相に分散している形態では導電性、衝撃性が低下するため、高度に物性バランスを均衡させることができなくなる。この分散形態を発現するのに任意の手法を用いることができるが、溶融混連時の製造条件、溶融混錬のタイミング等を選定することにより制御する手法が簡便であり、好ましく用いられる。例えば、成分(A)と成分(B)を予め二軸押出機にて溶融混練して相溶化させ、成分(A)相中に成分(B)を微分散させた後に、成分(C)及びその他の成分を配合する手法、成分(A)と成分(C)を溶融混練させた後に、成分(B)ついでその他の成分を配合し溶融混練する手法、成分(A)に高濃度に成分(C)を配合した成分(C)のマスターバッチである、成分(AC)を調製しておき、その成分(AC)を成分(A)及び成分(B)と同時又は別工程にて溶融混練する手法等がある。
タルク
成分(D)のタルクとは、層状構造をもった板状粒子であり、化学組成は通常、SiOを58〜66重量部、MgOを28〜35重量部、HOを約5重量部含み、その他少量成分として、Fe、Al、CaO、NaO、KO、TiO、P、SO、水分等を含有している物質である。不純物によりそのPHは8〜11と変化し、比重は約2.7である。本発明における成分(D)としては、極力不純物が少ないタルクを用いることが好ましい。
タルクを原石から粉砕する際の製法は特に制限を受けないが、タルクを脱気して圧縮したもの、又はモンモリロナイト等の微量の粘土状物質をバインダーとして造粒して、タルクの嵩密度を高くしたものが、組成物を製造する際の生産性、分散性に優れるので好ましい。
本発明に用いられるタルクの平均粒子径は0.5〜5μmである。平均粒子径はレーザー解析法によって測定した一次粒子の粒径の50%の積算値として算出した数平均粒子径を意味する。タルクの平均粒子径が、これより小さいと流動性が低下し、これより大きいと衝撃性、外観が低下する。また、粒子径分布はシャープなものほど好ましく、特に5μmを超える粒子径のものが極力除去されているものを使用することが、面衝撃性を良好にするためには好ましい。
また、ポリアミド樹脂との親和性を高めるために一般的に施されるシランカップリング剤による表面処理は、本発明の樹脂組成物においては、面衝撃強度を低下させる作用を示し不都合である。従って、本発明における成分(D)には、シランカップリング剤で表面処理されていないもの使用する。
成分(D)の配合比率は成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、15〜30重量部であり、これより少ないと剛性、耐熱剛性が低く、線膨張率、加熱による二次収縮率が大きい等の不具合が生じ、また、これより多くても外観、衝撃性等、流動性が低下する等して物性バランスを高度に均衡させることができない。
本発明の樹脂組成物のミクロ分散形態において、成分(D)は主に成分(A)相中に分散しているものである。成分(D)が主に成分(B)相中に分散していたり、成分(A)と成分(B)の界面に主に存在していると、衝撃性、剛性、耐熱剛性の低下、線膨張率増加の他、塗装時の加熱による収縮率が大きい等の不具合が生じるため、物性バランスを高度に均衡させることができなくなる。成分(D)を成分(A)中に分散させる手法は任意の手法を用いることができるが、製造方法により制御する手法が簡便であり、好ましい。具体的な分散させる手法は、成分(C)について説明したものと同様で、成分(C)を配合するのと同じタイミング、同じ配合の仕方で、主に成分(A)相中に成分(D)が分散した分散形態を発現させることができる。
エチレンビニルアルコール樹脂
成分(E)のエチレンビニルアルコール樹脂とは、エチレンとビニルアルコールの共重合体である。通常、エチレンとビニルエステルの共重合体をケン化して製造される。本発明で使用されるエチレンビニルアルコール樹脂のケン化度は99mol%以上であり、これよりケン化度が小さいと熱安定性が悪く、使用することはできない。また、エチレン共重合比率は40〜50mol%のものが好ましく、この範囲が最も塗装密着性に優れる。また、JIS K6730[温度190℃、荷重2160g]に準じて測定したMIが0.5g/10分以上のものが流動性の点で好ましく使用できる。この成分の形状は、特に制限はないが、均一分散性の点で、ペレット状であるのがよい。
成分(E)の配合手法としては、成分(A)〜(D)の全量を含む溶融混練物のペレットに、成分(E)のペレットをドライブレンドにて配合する手法が最も好ましい。成分(E)をドライブレンドせずに溶融混練すると、塗装密着性の改良効果の低減、また耐熱剛性の低下等により、物性バランスを高度に均衡させることが困難となる。
成分(E)の配合率は、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、1〜5重量部であり、特に好ましくは2〜4重量部である。成分(E)の配合比率がこの範囲より多いと熱安定性、耐熱剛性が低下し、少ないと塗装密着性が悪化するため、物性バランスを高度に均衡させることができなくなる。
自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物
さらに、本発明の組成物には、本発明の品質を損なわない範囲で成分(A)〜(E)以外の物質を含有させることができる。例えば、ヒンダートフェノール、ヒンダートアミン、ホスファイト、銅化合物、ハロゲン化アルカリ金属塩等の熱安定剤及び耐候性改良剤、また脂肪酸金属塩、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、ケトンワックス等の離型剤、またブチルベンゼンスルホン酸アミド、流動パラフィン等の可塑剤、またニグロシン、半芳香族ポリアミド樹脂等のポリアミド樹脂の結晶化遅延剤、その他導電性改良剤が挙げられる。また、ここに挙げた以外にも、公知の有機、無機系の機能性改良剤を、本発明の目的を損なわない範囲で含有させることができる。
本発明に関わる組成物の調製は、既知の各種方法にて実施することができるが、各成分を好ましい分散形態とするために、前述した製造手法を用いることが好ましい。
自動車外装部品製造用樹脂組成物として優れた製品を得るために、本発明が目指した材料特性は次の通りである。各特性評価の詳細に関しては、後述の実施例の評価手法の欄に記載した。
(1)曲げ弾性率
目標値:曲げ弾性率が3000MPa以上であること。
(2)熱変形温度
目標値:熱変形温度が170℃以上であること。
(3)耐衝撃性
(3−1)高速面衝撃
目標値:塗装前の試験片は、衝撃エネルギーが30J以上であること。
塗装後の試験片は、衝撃エネルギーが15J以上であること。
(3−2)アイゾット衝撃
目標値:アイゾット衝撃が50J/m以上であること。
(4)線膨張率
目標値:線膨張率が10×10−5−1以下であること。
(5)加熱二次収縮率
目標値:加熱二次収縮率が、130℃でも150℃でも、0.4%以下であること。
(6)流動性
目標値:2mmtの金型におけるバーフロー流動長が400mm以上であること。
(7)外観
目標値:成形品表面にシルバー、フィラー浮き、著しいフローマーク等無きこと。
(8)導電性
目標:体積抵抗率が5×107 Ωcm以下であること。
(9)塗装密着性
目標:碁盤目剥離試験による、塗膜残存率が100%であること。
すなわち、本発明に係る組成物は、上記(1)〜(9)の目標特性をすべて到達することによってはじめて、高度に均衡した物性バランスを示すものと言うことができる。
次に、本発明を実施例によって詳しく説明するが、本発明は以下に記載する例に限定されるものではない。なお、以下に記載の実施例・比較例において、使用した各原料の特性等の詳細は次の通りである。また、以下に示す例における配合量は重量部を意味し、得られた樹脂組成物についての評価は下記に記載の方法で行った。
[実施例に使用した原料]
A−1) ポリアミド6、商品名=ノバミッド1010J
三菱エンジニアリングプラスチックス社製、ISO粘度数=118ml/g、融点=223℃、末端アミノ基=26μeq/g、末端カルボキシル基=77μeq/g、末端カルボキシル基/末端アミノ基比率=3.0
A−2) ポリアミド6、商品名=ノバミッド1005J
三菱エンジニアリングプラスチックス社製、ISO粘度数=86ml/g、融点=223℃、末端アミノ基=26μeq/g、末端カルボキシル基=126μeq/g、末端カルボキシル基/末端アミノ基比率=4.8
B−1) 無水マレイン酸をグラフト変成したエチレン・ブテン−1共重合体
商品名=MODIC−AP730T、三菱化学社製、脆化温度=−70℃未満、表面硬度=83[JIS K6301、type−Aにて測定]、密度=0.89g/ml、MFR=2g/10min[ASTM D1238、190℃にて測定]
C−1) ケッチェンカーボンブラック
商品名=ケッチェンEC600JD、ライオン社製、比表面積=1270m/g、DBP吸油量=495ml/100g
D−1) タルク(珪酸マグネシウム)
商品名=圧縮タルクHST0.5、林化成社製、平均粒子径=2.75μm、
化学組成(蛍光X線分析結果)={SiO:60.7%/MgO:30.9%/Fe:0.12%/Al:0.04%/CaO:0.41%/NaO:0.02%/KO:0%/TiO:0.001%/P:0.04%/SO:0%/強熱減量:5.7%(殆どが水分)}、
PH=9.3、嵩密度=1g/cm、粒子形状=板状、シランカップリング剤による表面処理無し
E−1) エチレンビニルアルコール樹脂
商品名=エバールG156A、クラレ社製、エチレン共重合比率=47mol%、比重=1.12、MI=6g/10min[JIS K6730、190℃×2160gにて測定]、ケン化度=100mol%、ペレット形状=円筒状、直径約3mm、長さ約4mm
[その他]
F−1) ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエスリトールジホスファイト
商品名=PEP36、旭電化社製、融点234〜240℃、揮発性10%、減量温度361℃
F−2) ポリフェニレンエーテル樹脂
商品名=PPO−640、三菱エンジニアリングプラスチックス社製
F−3) スチレン・エチレン・ブテン・スチレン共重合体
商品名=クレイトンG1650、シェル化学社製
F−4) 無水マレイン酸
関東化学社製試薬、純度99%以上
F−5) 過酸化物
商品名=パーカドックス14R−P、化薬アクゾ社製、1,3ビス(2−t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン
[評価手法]
各項目の評価手法の詳細は、下記の通りである。なお、評価に使用した試験片の成形条件は、評価項目(1)、(2)、(3−2)、(4)、(8)については、次の通り。それ以外は、各評価項目ごとに成形条件を記載する。
・成形機:日鋼J75ED 金型=ASTM型
・シリンダー温度280℃、金型温度80℃、射出/冷却時間=10sec/15sec、1サイクル40sec
(1)曲げ弾性率
この数値が大きいものほど剛性に優れることを示す。詳細条件は以下の通り。
・試験条件:ASTM D790に準拠
・測定雰囲気温度:23℃
・試験片の調湿状態:絶乾
(2)熱変形温度
この数値が高いものほど、耐熱剛性に優れることを示す。詳細条件は以下の通り。
・測定条件:ASTM D648に準拠
・負荷荷重:455kPa
(3)耐衝撃性
(3−1)高速面衝撃
肉厚3mmのプレートに対して1m/secの速度で、先端が球状のシャフトを衝突させて、プレートを打ち抜くのに要した衝撃エネルギー値を測定した。この数値が高いものほど耐衝撃性に優れていることを示す。詳細の評価条件は次の通り。
・測定器:島津試験機社製サーボパルサー
・試験片:100mm×100mm×3mm厚のプレート(成形条件は、後記(5)と同じ)で、以下の2種類
1)無塗装のプレート(塗装前)
2)アクリルウレタン系塗装を片面に施したプレート(塗装後)
塗料はオリジン電気社製OP−Z−NYを塗布し、80℃×60min焼き付けた。
・測定雰囲気温度:23℃
・シャフトの先端形状:12.7mmRの球状
・シャフト打ち抜き速度:1m/sec
・試験片の調湿状態:絶乾
・試験時の受け台(固定クランプ)の直径:76.2mm
・衝撃エネルギー値は、各5回試験した結果の平均値で示す。
(3−2)アイゾット衝撃
ノッチ付き状態における衝撃強度を測定した。この数値が高いものほど、耐衝撃性に優れていることを示す。詳細条件は以下の通り。
・評価条件:ASTM D256に準拠した
・測定器:東洋精機社製、アイゾット試験器
・試験片のコンディショニング:絶乾
(4)線膨張率
樹脂の流動方向(MD方向)の線膨張率を測定した。この数値が小さいものほど寸法安定性に優れていることを示す。詳細条件は以下の通り。
・評価条件:ASTM D696に準拠した。
・測定器:SEIKO INSTRUMENTS社製 EXSTAR6000
(5)加熱二次収縮率
130℃又は150℃で40min加熱した後の、加熱二次収縮率を測定した。この数値が小さいほど、寸法安定性に優れていることを示す。詳細評価手法、手順は次の通り。
1)100mm×100mm×3mm厚の試験片を成形する。成形条件は次の通り。
・成形機:住友SH100、金型:三菱エンジニアリングプラスチックス社所有100mm×100mm×3mmの平板型
・シリンダー温度=280℃、金型温度=80℃、射出時間=10sec、冷却時間=15sec、1サイクル=40sec
2)成形収縮率を測定する。測定方法は次の通り。
・前記1)で成形した試験片の外周4辺(樹脂の流動方向と直角方向、各2辺づつ)の長さを測定する。それに対応する金型の外周4辺の長さを測定する。
・これらの測定値を辺ごとに対比し、各辺における成形収縮率を求め、4辺の平均成形収縮率εを求める。
3)加熱処理をする。
・前記2)で成形収縮率を測定した試験片を、130℃又は150℃に加熱した熱風オーブンに入れて、40minエージング(加熱処理)する。
・40min後にオーブンから取り出し、アルミ袋に入れて23℃で24時間冷やす。
4)加熱後収縮率を測定する。測定方法は次の通り。
・先に成形収縮率を求めるために測定した外周4辺について、前記3)の処理をした各試験片の加熱後長さを測定する。それに対応する金型の外周4辺の長さ(前記2)で測定済み)と対比し、これらの測定値から各辺における加熱後収縮率を求め、4辺の平均加熱後収縮率σを求める。
5)加熱二次収縮率を求める。
・次式に従い加熱二次収縮率を求める。
加熱二次収縮率=σ−ε
(6)流動性評価
2mm厚×10mm幅のバーフロー流動長にて評価した。この数値が高いものほど流動性に優れていることを示す。詳細条件は次の通り。
・成形機:東芝IS150
・金型:三菱エンジニアリングプラスチックス社所有のバーフロー型(2mm厚×10mm幅)
・成形温度 シリンダー温度280℃設定、金型温度80℃設定
・射出/冷却時間:10sec/15sec
・1サイクル:40sec
・射出圧力:98MPa
・データは連続15ショット目の数値を記載した。
(7)外観
前記(5)の測定に用いた100×100×3mm厚の試験片の、成形後加熱処理前の表面外観を目視にて評価した。
・シルバー、フィラー浮き、著しいフローマーク等の不良がある場合には×として、その様な不良がないものを◎とした。
(8)導電性
体積抵抗率を測定した。この数値が小さいものほど導電性に優れていることを示す。詳細評価条件は次の通り。
ASTM D638に準拠した引張試験片の両端を剪定ハサミで切断し、標線範囲内から12.7mm×50mm×3mmの短冊を切り出し、切断した端面に銀ペーストを塗布して23℃で30分風乾する。30分後にテスターで両端面の間の抵抗を測定し、体積抵抗を算出する。
(9)塗装密着性
碁盤目剥離試験を行い、塗膜の残存率を測定した。この残存率が高いものほど塗装密着性に優れていることを示す。詳細評価条件は次の通り。
・100mm×100mm×3mm厚の試験片を成形する。(成形条件は前記(5)に記載の通り)
・試験片の片面表面にアクリルウレタン系塗料(オリジン電気社製OP−Z−NY)を塗布して、80℃にて60min焼き付ける。
・塗布面に、1辺が1mm幅で碁盤目状のスリットを刻設し、100マスに分割する。
・スリット刻設部の塗布面の上に、18mm幅の粘着テープ(セロハンテープ)を張り付け、このテープを一気に引き剥がす。
・テープで引き剥がされずに、表面に塗膜の残ったマスの数を数えて、残存率を求める。
(10) 成分(A),(B),(C),(D)の分散状態の評価方法
各成分の分散状態は、各組成物を射出成形して得た試験片から、ダイヤモンドナイフにて極薄切片を切り出し、透過型電子顕微鏡(以下、TEMと略記)にて観察した。
TEM観察に際しては必要により、酸化オスミウム、酸化ルテニウム等により染色を行い、各成分を特定した。
成分(B)の平均分散粒子径は、画像解析装置により、少なくとも200個の成分(B)の粒子をランダムに選んで、円相当径(単位μm)を測定し、それらの平均値を算出して、平均粒子径とした。
[実施例1〜4及び比較例1〜5]
[組成物及び試験片の調製法]
実施例1〜4及び比較例1〜5においては、次の通り組成物を調製した。
まず、表−1記載の配合成分のうち(A−2)と(C−1)を表−1記載の量秤量し、タンブラーにて混合し、二軸押出機(日鋼社製、TEX−30XCT)にて溶融混練し、ペレット化しペレット(AC)を得た。この時の溶融混練条件は、シリンダー温度は240℃、スクリュー回転数は200rpm、吐出量は15kg/hであった。
次に、(A−1)、(B−1)、(F−1)を表−1記載の量秤量して、前記ペレット(AC)とタンブラーミキサーにて混合し、前記(AC)と同様の溶融混練条件にてチップ化しペレット(ABC)を得た。
さらに、(D−1)を表−1記載の量秤量して、これを前記ペレット(ABC)と前記(AC)と同様の溶融混練条件にてチップ化しペレット(ABCD)を得た。
最後に、(E−1)を表−1記載の量秤量して、前記ペレット(ABCD)とタンブラーミキサーにてブレンドした後に、120℃で5時間乾燥して各例の組成物を得、これを各種試験片の成形材料とした。評価結果も表−1に示した。
[比較例6]
比較例6に示した組成物は次の通り製造した。
まず、(F−2)、(F−3)、(F−4)、(F−5)を表−1記載の量秤量して、タンブラーミキサーにて混合後、二軸押出機(日鋼社製、TEX−30XCT)にて溶融混練してペレット化しペレット(Ff)を得た。この時の溶融混練条件は、シリンダー温度は270℃、スクリュー回転数は200rpm、吐出量は15kg/hであった。
次に、(AC)及び(A−1)を表−1記載の量秤量して、前記ペレット(Ff)と、タンブラーミキサーにて混合し、前記(AC)と同様の溶融混練条件にてチップ化しペレット(ACF)を得た。
さらに、(D−1)を表−1記載の量秤量して、前記ペレット(ACF)とタンブラーミキサーにて混合後、前記(AC)と同様の溶融混練条件にてチップ化しペレット(ACDF)を得た。
最後に、(E−1)を表−1記載の量秤量して、前記ペレット(ACDF)とタンブラーミキサーにてブレンドした後に、120℃で5時間乾燥して組成物を得、これを各種試験片の成形材料とした。評価結果も表−1に示した。
Figure 2006022131
表−1に示すように、本発明の実施例のポリアミド樹脂組成物は、高度に均衡した物性バランスを示しており、具体的には自動車外装部品製造用樹脂組成物として必要な各物性項目における目標値を全て満足している。
一方、比較例1〜6は何れかの評価項目が外装部品製造用樹脂組成物としては不十分であることが分かる。すなわち、比較例1は剛性、耐熱剛性が低く、加熱二次収縮率も大きい。比較例2は耐衝撃性が低く、タルクが表面に浮き外観も悪い。比較例3は塗装密着性が悪い。比較例4は耐衝撃性、導電性が悪い。比較例5は外観、流動性が悪く、加熱二次収縮率も大きい。比較例6は加熱二次収縮率が大きい。

Claims (7)

  1. 下記の成分(A)〜(E)を、成分(A)〜(E)の合計量100重量部に対して、それぞれ下記の比率で配合してなる自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
    (A):ISO粘度数が120ml/g以下であり、且つ、末端カルボキシル基と末端アミノ基の比率が、
    末端カルボキシ基(単位:μeq/g)/末端アミノ基(単位:μeq/g)≧1.5
    であるポリアミド6樹脂:36〜68重量部
    (B):無水マレイン酸でグラフト変性したエチレン・ブテン−1共重合体:15〜25重量部
    (C):BET比表面積が1000m/g以上であり、且つ、DBP吸油量が400ml/100g以上である導電性カーボンブラック:1〜4重量部
    (D):平均粒子径が0.5〜5μmで、且つ、シランカップリング剤で表面処理されていないタルク:15〜30重量部
    (E):エチレンビニルアルコール樹脂:1〜5重量部
  2. 成分(A)〜(D)の全量を含む溶融混練物のペレットに、成分(E)のペレットをドライブレンドしてなる請求項1に記載の自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
  3. 成分(A)が、成分(A−1):ISO粘度数が90ml/g以下のポリアミド6樹脂と、成分(A−2):ISO粘度数が110ml/g以上のポリアミド6樹脂との配合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
  4. 成分(B)の密度が0.88〜0.89g/mlの範囲内である請求項1〜3のいずれかに記載の自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
  5. 成分(C)が主に(A)相中に分散していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
  6. 成分(D)が主に(A)相中に分散していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
  7. 成分(E)のエチレン共重合比率が40〜50mol%である請求項1〜6のいずれかに記載の自動車外装部品製造用熱可塑性樹脂組成物。
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