JP2006020058A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハードディスク、SDカード等のデバイスからの起動、およびプログラムのRAMへのロードと実行を行うことによりコストダウンを図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ROM以外のハードディスク1を含むデバイスからブートプログラムをリードしてバッファに転送するメモリコントローラ2と、メモリコントローラ2内のバッファ23に置かれているブートプログラムを実行するCPU9とを備えた画像形成装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 ROM以外のハードディスク1を含むデバイスからブートプログラムをリードしてバッファに転送するメモリコントローラ2と、メモリコントローラ2内のバッファ23に置かれているブートプログラムを実行するCPU9とを備えた画像形成装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、起動プログラムをROMに持たず、ハードディスクを含むデバイスに置いた起動プログラムでシステムの起動を行う画像形成装置に関するものである。
近年、デジタル複写機の高機能化によりプログラムサイズが増大しROMも大容量のものが実装されている。本体ROMを装填したデジタル複写機が、例えば特許文献1に記載されている。またメモリカードから起動する技術については、特許文献2や特許文献3に開示されている。
特開平06−105039号公報
特開平06−348504号公報
特開2002−82810公報
しかしながら、ROMはRAMに比べてコストが高くまたハードディスクやSDカード等に比べてビット単価も高い。また、メモリカードは、ブート(起動)プログラムの差し替えは可能だがROMのコストという点では本体に内蔵するROMより高価である。
そこで本発明は、ROMを持たず、ハードディスク、SDカード等のデバイスからの起動、およびプログラムのRAMへのロードと実行を行うことによりコストダウンを図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで本発明は、ROMを持たず、ハードディスク、SDカード等のデバイスからの起動、およびプログラムのRAMへのロードと実行を行うことによりコストダウンを図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ROM以外のハードディスクを含む装置から起動プログラムを読み出してバッファに転送するメモリ制御手段と、前記バッファに保持されている前記起動プログラムを実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記起動プログラムが格納されている前記装置のセクタが正常に読めなかった場合、前記メモリ制御手段は、あらかじめ同じ起動プログラムが書き込まれている別のセクタから起動プログラムを読み出すことを特徴とする。
また請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記メモリ制御手段は、システムが正常に起動できなかった場合、表示装置にアラート表示することを特徴とする。
また請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記起動プログラムが格納されている前記装置のセクタが正常に読めなかった場合、前記メモリ制御手段は、あらかじめ同じ起動プログラムが書き込まれている別のセクタから起動プログラムを読み出すことを特徴とする。
また請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記メモリ制御手段は、システムが正常に起動できなかった場合、表示装置にアラート表示することを特徴とする。
本発明によれば、ROM以外のハードディスクを含む装置から起動プログラムを読み出してバッファに転送するメモリ制御手段と、メモリ制御手段内のバッファに保持されている起動プログラムを実行する制御手段とを備えたことにより、所期の目的を達成することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。本画像形成装置において、ハードディスク1には立ち上げ用のブート(起動)プログラムや画像形成装置を制御するシステムプログラム等が書き込まれている。メモリ制御手段であるメモリコントローラ2はハードディスク1やRAM3を制御する。
RAM3はプログラムの実行、画像蓄積、編集を行うためのメモリである。プリンタエンジン4は画像を出力する、オペレーションパネルコントローラ5はキーなどの入力装置6、表示装置7を制御する。スキャナ8は画像を読み取る。制御手段であるCPU(中央演算処理装置)9は上述の各ユニットを制御する。全体のユニットはバス10で接続されている。
図2は図1に示すメモリコントローラのブロック図である。メモリコントローラ2はハードディスクコントローラ21、RAMコントローラ22を有する。またRAMコントローラ22はバッファ23、DMAC24を有する。
メモリコントローラ2はハードディスク1およびRAM3を制御するものであり、起動時メモリコントローラ2はハードディスク1のある特定のセクタから複数セクタリードし(読み出し)、バッファ23へ転送(蓄積)する。このバッファ23はCPU9から見るとCPU9の起動開始アドレスにマッピングされているかのように、メモリコントローラ2は制御する。つまり、CPU9はこのバッファ23に書かれているプログラムを実行する。
RAM3に直接転送せずにメモリコントローラ2内にバッファ23を設けているのは、RAMデバイスごと初期化が異なる可能性があり、メモリコントローラ2内のハードウェアでRAM初期化を行うと特定デバイスしか使用できないので、汎用性を持たせるためブートプログラム内でソフト処理していることによる。
CPU9が最初に実行するこのバッファ領域に書かれているブートプログラムは、RAM3を初期化後(使える状態に初期化)メモリコントローラ2のDMAC24を用いてハードディスク1上のシステムプログラムをRAM領域に転送する。転送終了後、ブートプログラムはシステムプログラムに制御を移し、画像形成装置を使用可能な状態にする。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。本画像形成装置において、ハードディスク1には立ち上げ用のブート(起動)プログラムや画像形成装置を制御するシステムプログラム等が書き込まれている。メモリ制御手段であるメモリコントローラ2はハードディスク1やRAM3を制御する。
RAM3はプログラムの実行、画像蓄積、編集を行うためのメモリである。プリンタエンジン4は画像を出力する、オペレーションパネルコントローラ5はキーなどの入力装置6、表示装置7を制御する。スキャナ8は画像を読み取る。制御手段であるCPU(中央演算処理装置)9は上述の各ユニットを制御する。全体のユニットはバス10で接続されている。
図2は図1に示すメモリコントローラのブロック図である。メモリコントローラ2はハードディスクコントローラ21、RAMコントローラ22を有する。またRAMコントローラ22はバッファ23、DMAC24を有する。
メモリコントローラ2はハードディスク1およびRAM3を制御するものであり、起動時メモリコントローラ2はハードディスク1のある特定のセクタから複数セクタリードし(読み出し)、バッファ23へ転送(蓄積)する。このバッファ23はCPU9から見るとCPU9の起動開始アドレスにマッピングされているかのように、メモリコントローラ2は制御する。つまり、CPU9はこのバッファ23に書かれているプログラムを実行する。
RAM3に直接転送せずにメモリコントローラ2内にバッファ23を設けているのは、RAMデバイスごと初期化が異なる可能性があり、メモリコントローラ2内のハードウェアでRAM初期化を行うと特定デバイスしか使用できないので、汎用性を持たせるためブートプログラム内でソフト処理していることによる。
CPU9が最初に実行するこのバッファ領域に書かれているブートプログラムは、RAM3を初期化後(使える状態に初期化)メモリコントローラ2のDMAC24を用いてハードディスク1上のシステムプログラムをRAM領域に転送する。転送終了後、ブートプログラムはシステムプログラムに制御を移し、画像形成装置を使用可能な状態にする。
図3及び図4は本発明の実施形態に係る画像形成装置における制御フロー図である。システムの電源投入時まずメモリコントローラ2内でハードディスクコントローラ21の初期化を行い(S1)、ハードディスク1をアクセス可能な状態にし、ハードディスク1の特定のセクタ(例えば0セクタ)から複数セクタ(例えば1Kバイト)に記憶されているブートプログラムをリードして(S2)メモリコントローラ2内のバッファ23に転送する(S3)。
次にこのバッファ領域をCPU9の起動アドレスにマッピングする(S4)。この状態でCPU9のリセット信号を解除し、CPU9はメモリコントローラ2内のバッファ23に保持されているブートプログラムを実行する。ブートプログラムではCPU9の初期化、メモリコントローラ2の初期化を行い、CPU9がRAMアクセス可能な状態にする(S5〜S7)。
次にブートプログラムはRAM3にデータを書きその値が正常に読めるかチェックし(S8)、正常に読めた場合(S9でY)、RAM3は使用可能と判断し、メモリコントローラ2のDMAC24に対してシステムプログラムが書かれているハードディスク1上の先頭セクタ、転送数および転送先のRAMアドレスを設定して転送を開始させる(S10)。ブートプログラムは転送終了後システムプログラムに制御を移す(S11)。正常に読めなかった場合(S9でN)、表示装置7でアラート表示する(S12)。
以上の制御により、画像形成装置内にROMを持たずにシステムを起動させることが可能になる。
次にこのバッファ領域をCPU9の起動アドレスにマッピングする(S4)。この状態でCPU9のリセット信号を解除し、CPU9はメモリコントローラ2内のバッファ23に保持されているブートプログラムを実行する。ブートプログラムではCPU9の初期化、メモリコントローラ2の初期化を行い、CPU9がRAMアクセス可能な状態にする(S5〜S7)。
次にブートプログラムはRAM3にデータを書きその値が正常に読めるかチェックし(S8)、正常に読めた場合(S9でY)、RAM3は使用可能と判断し、メモリコントローラ2のDMAC24に対してシステムプログラムが書かれているハードディスク1上の先頭セクタ、転送数および転送先のRAMアドレスを設定して転送を開始させる(S10)。ブートプログラムは転送終了後システムプログラムに制御を移す(S11)。正常に読めなかった場合(S9でN)、表示装置7でアラート表示する(S12)。
以上の制御により、画像形成装置内にROMを持たずにシステムを起動させることが可能になる。
また、ハードディスク1の不良などを考慮して、ステップS2とステップS3の処理の間に図4に示すような処理を追加するようにしてもよい。
すなわち、ステップS2の処理を実行した後、図4に示すステップS13に移行して、ステップS13において、でブートプログラムが格納されているハードディスク1のセクタが正常に読めなかった場合(S13でN)、あらかじめ同じブートプログラムを別のセクタに書き込んでおいたものから読むようにする(S14)。これにより万一、ブートプログラムが何らかの原因で読み込めなかった場合、代替のブートプログラムでシステムを起動することができる。
代替ブロックからブートプログラムを起動した場合は(S15でY)、その履歴をRAM3上に記憶して(S16)、図3に示すステップS3に移行して、先に説明したステップS3以降の処理を行う。このようにすれば、システム起動後、代替ブロックからブートプログラムを起動した旨を表示装置7に表示してハードディスク交換等のメンテナンスが必要なことを利用者に通知可能にすることが可能になる。
ステップS15においてブートプログラムをハードディスク1などから正常に読めなかった場合、その旨を表示装置7に通知し、その旨アラートを表示する(S17)して処理を終えるようにする。
このように、図3に示すステップS8のRAMチェックで異常であった場合、及び図4に示すステップS15においてブートプログラムをハードディスク1などから正常に読めなかった場合、その旨を表示装置7に通知し、その旨アラートを表示して、利用者に知らせるようにすると、利用者は適切な対応を素早く実行することができる。
なお、本実施の形態では、起動プログラムをハードディスクに記憶しておくものとして説明したが、これはあくまでも一例であり、ROM以外で起動プログラムを保持しておくことができれば、いずれの装置でもよい。
すなわち、ステップS2の処理を実行した後、図4に示すステップS13に移行して、ステップS13において、でブートプログラムが格納されているハードディスク1のセクタが正常に読めなかった場合(S13でN)、あらかじめ同じブートプログラムを別のセクタに書き込んでおいたものから読むようにする(S14)。これにより万一、ブートプログラムが何らかの原因で読み込めなかった場合、代替のブートプログラムでシステムを起動することができる。
代替ブロックからブートプログラムを起動した場合は(S15でY)、その履歴をRAM3上に記憶して(S16)、図3に示すステップS3に移行して、先に説明したステップS3以降の処理を行う。このようにすれば、システム起動後、代替ブロックからブートプログラムを起動した旨を表示装置7に表示してハードディスク交換等のメンテナンスが必要なことを利用者に通知可能にすることが可能になる。
ステップS15においてブートプログラムをハードディスク1などから正常に読めなかった場合、その旨を表示装置7に通知し、その旨アラートを表示する(S17)して処理を終えるようにする。
このように、図3に示すステップS8のRAMチェックで異常であった場合、及び図4に示すステップS15においてブートプログラムをハードディスク1などから正常に読めなかった場合、その旨を表示装置7に通知し、その旨アラートを表示して、利用者に知らせるようにすると、利用者は適切な対応を素早く実行することができる。
なお、本実施の形態では、起動プログラムをハードディスクに記憶しておくものとして説明したが、これはあくまでも一例であり、ROM以外で起動プログラムを保持しておくことができれば、いずれの装置でもよい。
1 ハードディスク、2 メモリコントローラ、3 RAM、4 プリンタエンジン、5 オペレーションパネルコントローラ、6 入力装置、7 表示装置、8 スキャナ、9 CPU、10 バス
Claims (3)
- ROM以外のハードディスクを含む装置から起動プログラムを読み出してバッファに転送するメモリ制御手段と、前記バッファに保持されている前記起動プログラムを実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1に記載の画像形成装置において、前記起動プログラムが格納されている前記装置のセクタが正常に読めなかった場合、前記メモリ制御手段は、あらかじめ同じ起動プログラムが書き込まれている別のセクタから起動プログラムを読み出すことを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記メモリ制御手段は、システムが正常に起動できなかった場合、表示装置にアラート表示することを特徴とする画像形成装置。
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