JP2006018955A - 光ディスク装置及び光ディスク・ライブラリ装置 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク・ライブラリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスク・ライブラリ装置に搭載される記録型光ディスク・ドライブの寿命管理を可能にし、寿命領域に至った場合それを検知し、光ディスク・ドライブの動作を制限することで、記録済みデータの保護を行なう。
【解決手段】インターフェース変換機250において上位装置より発行されるロード・コマンドの発行回数をカウントし、イジェクト時もしくはリード/ライト系コマンド受信時に、ドライブ210からシーク動作回数及びライト・ブロック数を採取し、蓄積する手段254を設ける。又、それぞれに閾値を持ち、蓄積した統計情報を閾値と比較し、閾値を超えている場合はドライブ210を寿命モード到達状態にする。寿命モード到達状態時には、上位装置からのコマンド処理を制限する手段を設けることで、寿命領域に到ったことを検知することが出来る。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスク装置及び複数台の光ディスク装置を搭載した光ディスク・ライブラリ装置において、特に記録型光ディスク・ドライブの寿命管理に関する。
近年、記録型光ディスク・ドライブは、従来の光磁気ディスク装置(MO:Magneto Optical)に代わりDVD(Digital Versatile Disc)ドライブが急速に普及している。このDVDドライブには、ライトワンス用のDVD−R,1000回程度の書き換えが行なえるDVD−RW,10万回もの書き換えが出来るDVD−RAMなどの記録媒体に対応したものがあるが、最近はこれら全てに対応できるドライブも市場に出回っている。
従来、光ディスク・ドライブが持つインターフェースは、SCSIインターフェース(Small Computer System Interface)を持つものと、ATAPIインターフェース(ATA Packet Interface)を持つものがあったが、狙いとする市場がよりコンシューマ向けになるに従い、現在の大半はATAPIインターフェースになっている。又、一部外付けドライブ用にUSBインターフェース(Universal Serial Bus)も使用されている。
一方、光ディスク・ライブラリ装置においても、搭載される光ディスク・ドライブがDVDドライブであるものが多くなっている。このようなドライブをSCSIインターフェースを持つ光ディスク・ライブラリ装置に搭載するには、インターフェースの変換が必要になってくる。
光ディスク・ライブラリ装置は、コンシューマ用途というよりサーバの周辺機器(外部記憶装置)としての用途で使用され、必然的に光ディスク・ドライブへのアクセスが多く発生するため、適切な寿命管理を行ない、寿命領域に達したドライブの適宜交換を行なっていく必要がある。
光ディスクド・ライブにおける寿命管理に関して特許文献1には、ドライブは統計情報を蓄積し、上位装置から読み出すことが出来るとしている。又、半導体レーザの寿命に関しては、閾値を越えた場合は上位装置に警告を発生するとしている。
特許文献2には、レーザダイオード検知手段でレーザダイオードの寿命が来たと判断した場合でも、再生動作を許可して、情報記録媒体からの情報の再生を実施できるようにすることが開示されている。
特開平10−162402号公報 特開平02−294934号公報
上記特許文献1では、動作制御はあくまでも上位装置に委ねられている。換言すると、ドライブは上位装置に対し情報を提供できるが、それを有効活用するか否かは上位装置次第ということになる。特許文献2には、レーザダイオードの寿命を電流値から検知し、レーザダイオードの寿命が来たと判断した場合でも、再生動作は許可することの記載はあるが、それ以上の記載はない。
光ディスク・ライブラリ装置に搭載される記録型光ディスク・ドライブ(DVDドライブ等)には、寿命要素としてローディング機構部、シーク機構部、半導体レーザがあり、それぞれ(1)ローディング回数、(2)シーク動作回数、(3)ライト・ブロック数で寿命が判断される。
このうちシーク機構部や半導体レーザが寿命領域に入ったドライブを使い続けた場合、ライト動作が実行されるケースにおいて、最悪の場合、シーク機構部のへたりによる脱輪やレーザ異常が発生し、盤面に記録された他のデータにダメージを与える可能性がある。
特に光ディスク・ライブラリ装置においては、光ディスク・ドライブへのアクセス回数も多く、ファイル・システムによって頻繁なシーク動作が発生する場合があり、寿命に到達したドライブを検知し動作を制限することが必要になる。
本発明は、寿命閾値を超えたドライブに対し動作を制限することで、記録済みデータを保護することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の光ディスク装置においては、上位装置とのデータ転送を司る第1のインターフェースと、光ディスク・ドライブとのデータ転送を司る第2のインターフェースと、前記第1及び第2のインターフェースを制御する第1のプロセッサと、該第1のプロセッサの制御の基に前記光ディスク・ドライブのローディング回数とシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を格納する第1のメモリとを備えるインターフェース変換機と、
ローディングされた光ディスクに対しデータの読み書きを行う光ヘッドと、該光ヘッドの前記光ディスクに対するシーク動作を制御するサーボ制御回路と、前記光ディスクに書き込むためのデータ変換と信号処理及び前記光ディスクから読み出したデータの信号処理とデータ変換を行うデータ処理回路と、前記インターフェース変換機からの要求に基づきデータ転送を司る第3のインターフェースと、前記各部位を制御する第2のプロセッサと、該第2のプロセッサの制御の基に前記光ヘッドのシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を蓄積する第2のメモリとを備える光ディスク・ドライブと、を有し、
前記インターフェース変換機が上位装置からロード・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第1のメモリに格納されているローディング回数をカウントアップし、上位装置からイジェクト・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第2のプロセッサに対して前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の送信を要求し、受信したシーク動作回数とライト・ブロック数を前記第1のメモリに格納されているシーク動作回数とライト・ブロック数に加算し、前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の消去を前記第2のプロセッサに指示し、前記更新されたローディング回数とシーク動作回数とライト・ブロック数を予め設定された閾値と比較し、いずれかが閾値を超えている場合には、当該光ディスク・ドライブを使用禁止あるいは書込み禁止にすることを特徴とする。
前記第1のメモリは、ローディング回数とシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を複数箇所に格納していることが望ましい。
上記目的を達成するために、本発明の光ディスク・ライブリ装置においては、上位装置とのデータ転送を司る第1のインターフェースと、光ディスク・ドライブとのデータ転送を司る第2のインターフェースと、前記第1及び第2のインターフェースを制御する第1のプロセッサと、該第1のプロセッサの制御の基に前記光ディスク・ドライブのローディング回数とシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を格納する第1のメモリとを備えるインターフェース変換機と、
ローディングされた光ディスクに対しデータの読み書きを行う光ヘッドと、該光ヘッドの前記光ディスクに対するシーク動作を制御するサーボ制御回路と、前記光ディスクに書き込むためのデータ変換と信号処理及び前記光ディスクから読み出したデータの信号処理とデータ変換を行うデータ処理回路と、前記インターフェース変換機からの要求に基づきデータ転送を司る第3のインターフェースと、前記各部位を制御する第2のプロセッサと、該第2のプロセッサの制御の基に前記光ヘッドのシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を蓄積する第2のメモリとを備える光ディスク・ドライブを有する光ディスク装置を複数台搭載し、さらに複数の光ディスクを収納する媒体収納部と、前記媒体収納部から前記光ディスク装置へまたは前記光ディスク装置から前記媒体収納部へ光ディスクを搬送するアクセッサと、上位装置及び前記媒体収納部からコマンドを受け取り前記アクセッサを制御するチェンジャ・コントローラと、を搭載する光ディスク・ライブラリ装置において、
前記インターフェース変換機が上位装置からロード・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第1のメモリに格納されているローディング回数をカウントアップし、上位装置からイジェクト・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第2のプロセッサに対して前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の送信を要求し、受信したシーク動作回数とライト・ブロック数を前記第1のメモリに格納されているシーク動作回数とライト・ブロック数に加算し、前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の消去を前記第2のプロセッサに指示し、前記更新されたローディング回数とシーク動作回数とライト・ブロック数を予め設定された閾値と比較し、いずれかが閾値を超えている場合には、当該光ディスク装置を使用禁止あるいは書込み禁止にすることを特徴とする。
本発明によれば、寿命検出用の統計情報収集機能を持たない光ディスク・ドライブでも、インターフェース変換機で統計情報を収集し、寿命領域に入ったことを検出することにより、寿命領域に入ったドライブを使い続けることで発生しうる他のデータへのダメージを未然に防止することが出来る。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1に本実施例で使用する光ディスク・ライブラリ装置100の内部構成と、光ディスク装置204の内部構成を示す。
光ディスク・ライブラリ装置100は、4台の光ディスク装置201〜204と、媒体収納部50と、ライブラリを制御するチェンジャ・コントローラ101及び媒体搬送機構部であるアクセッサ102を有する。本実施例では、光ディスク装置数を4台としたが、2台もしくは4台以上搭載できるライブラリ装置も多く存在する。搭載する光ディスク装置の数は任意である。
媒体収納部には媒体(光ディスク)1が、トレイ2により保持され収納されている。光ディスク・ライブラリ装置100は、チェンジャ・コントローラ101において上位装置99からの媒体搬送要求を受け取り、アクセッサ102を用いて媒体搬送を行なう。上位装置99との接続には、SCSIインターフェース・ケーブル90を使用する。SCSIインターフェース上は、チェンジャ・コントローラ101と4台のドライブ201〜204がディジー・チェーン(芋づる式)に接続される。
例えば、チェンジャ・コントローラ101が媒体収納部50から光ディスク装置201への搬送要求を受け取ると、アクセッサ102を制御し、目的の媒体がある媒体収納部50に移動し、目的の媒体をアクセッサ102内部に取り込む。本実施例の場合は、媒体1はトレイ2に保持されているので、トレイごと取り込むことになる。その後、チェンジャ・コントローラ101はアクセッサ102を制御し、目的の光ディスク装置201へ移動し、取り込んだ媒体を光ディスク装置201に挿入する。
本実施例で使用する光ディスク装置204の内部構成を示す。光ディスク装置201〜203も同じ構成である。光ディスク装置201〜204は、ATAPIインターフェースを持つドライブ210とライブラリ装置搭載用にSCSIインターフェースを持つインターフェース変換機250にて構成される。
ドライブ210は、媒体を回転させるためのスピンドル・モータ211と、スピンドル・モータ制御部212と、半導体レーザを搭載し回転する媒体に対してデータの読み書きを実施する光ピックアップ・ヘッド(光ヘッド)213と、光ヘッド213をシークさせ目的の位置に位置付けるサーボ制御回路214と、媒体に書き込むためのデータ変換と信号処理及び媒体から読み出したデータの信号処理とデータ変換を実施するDVDデータ処理回路215と、インターフェース変換機250からの要求を受け取りデータ転送を司るATAPIインターフェース−A216と、各部位を制御するためのCPU−A(プロセッサ)217と、CPU−A217で実行するプログラムを格納するROM(メモリ)218と、CPU−A217が一時的にデータを格納するRAM−A(メモリ)219で構成される。CPU−A217は、電源投入後の光ヘッド213のシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を計数し、統計情報としてRAM−A219に蓄積する。
次にインターフェース変換機250は、上位装置99からのSCSIコマンドによる要求を受け取りデータ転送を司るSCSIインターフェース251と、変換された要求をATAPIコマンドとしてドライブ210に対しデータ転送を司るATAPIインターフェース−B252と、各部位を制御するためのCPU−B253と、CPU−B253で実行するプログラムを格納するフラッシュ・メモリ254と、CPU−B253が一時的にデータを格納するRAM−B255で構成される。
フラッシュ・メモリ254は、SCSIインターフェースからの要求をATAPIインターフェースに変換するプログラム及びATAPIインターフェースからの応答をSCSIインターフェースに変換しデータ転送を行なうためのプログラムを有し、またローディング機構部、シーク機構部、半導体レーザの寿命管理を行なうプログラム及び累積した統計情報を格納するエリア、動作制御の選択を可能にする設定エリアを有する。
以下、本実施例の特徴に関し、インターフェース変換機250に接続されたドライブを例として説明を行なう。もちろんこれらの機能は、ドライブ自体(ドライブ210)に持つことも可能である。
図3及び図4を用いて、光ディスク装置204における寿命管理処理について説明する。ドライブの寿命要素としては前述の如く、ローディング機構部、シーク機構部、半導体レーザがある。従って寿命管理としては、(1)ローディング回数、(2)シーク動作回数を累積することで行なう。但し、半導体レーザの寿命はレーザ発光時間を計測する代わり、ドライブが書き込んだデータ量である(3)ライト・ブロック数を蓄積することで管理する(光ディスク・ドライブにおいてはライト時のパワーが大きく、レーザへの負荷も大きくなるので、半導体レーザの寿命判断にはライト・ブロック数が使用される)。
基本的に上記(1)〜(3)のスペックは、ドライブ・メーカから提示される仕様に制約される。しかしながら、DVDドライブなどコンシューマ用途のドライブは一般的にこれらのスペックが低いものが多く、ライブラリ用途とするために機構部の改造を行なうことで、長寿命化を図っている装置も見受けられる。従って、寿命閾値として設定される値は、これらを考慮した値となる。
さて、ローディング機構部の寿命管理方法については、光ディスク装置204のパワーオン時にインターフェース変換機250のフラッシュ・メモリ254に蓄積されているローディング回数をRAM−B255に読み込み、ステップ300で示される上位装置からのコマンドを解析し、ステップ301においてロード・コマンドを受信した時は、ステップ302においてローディング回数をカウントアップし、続いてステップ303のコマンド処理を実行する。
シーク機構部と半導体レーザの寿命管理方法については、光ディスク装置204のパワーオン時にインターフェース変換機250のフラッシュ・メモリ254に蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数をRAM−B255に読み込み、ステップ300で示される上位装置からのコマンドを解析し、ステップ301においてロード・コマンド以外の場合、ステップ400(図4)においてイジェクト・コマンドであれば、ステップ401においてドライブ210に対しLOG・SENSEコマンドを発行し、RAM−A219に蓄積されているシーク動作回数及びライト・ブロック数をRAM−B255に取り込み、積算する。
次にステップ402において、フラッシュ・メモリ254内に設けたエリア(累積統計情報格納エリア)の更新を行なう。これは、RAM−B255にて積算し、保持している統計情報をフラッシュ・メモリ254へ累積統計情報として格納することを意味する。
さらにステップ403において、LOG SELECTコマンドを発行し、ドライブ210が持つ統計情報をクリアする。これは、RAM−B255にて統計情報の増加分を、その都度累積データに積算していくために行なう。続いてステップ404のコマンド処理を実行する。
次に、ステップ400においてイジェクト・コマンド以外と判断された場合の処理について説明する。まず、ステップ410においてライト系コマンドもしくはリード系コマンドかの判断を行なう。前記した寿命要素は、動作系コマンドを実行することで発生することは言うまでもなく、ここまでの処理においてその選別がなされる。続くステップ411において、前回フラッシュ・メモリ254の格納から規定時間経過したか否かを判断する。規定時間は、フラッシュ・メモリ254への格納前に突然の電源断等が発生した場合でも、ある程度累積データの確度が高くなるような時間間隔に設定すべきである。
さて、ステップ411において規定時間経過を判断し規定時間を経過している場合は、前述のステップ401から続く処理を行なう。又、ステップ411において規定時間経過を判断し規定時間を経過していない場合、あるいはステップ410においてコマンドがライト系コマンド又はリード系コマンドでない場合は、ステップ404において受け取ったコマンド処理を行なう。この場合のコマンドは主に非動作系コマンドであり(例えば、MODE SENSE,MODE SELECTコマンドなど)、寿命には関係しないものである。
以上の処理を行なうことで、累積統計情報をインターフェース変換機250に持つことが出来る。
図5を用いて、光ディスク装置204における寿命モード到達設定処理について説明する。本処理は、寿命に到達したドライブ210の使用を出来なくするか否かを決定づけるものである。
まず、ステップ500においてなされる寿命管理処理(図3、図4に相当)の後、ステップ501において予め設定された閾値と比較し、閾値オーバーと判断された場合、ステップ502において当該ドライブ210を寿命モード到達設定にする。
このように、寿命閾値を超えたドライブは自動的に寿命モードに設定されるのであるが、上位装置からSCSIインターフェースを介して抑止をする手段を設けることも可能である。
次に図6を用いて、寿命モード到達設定状態のドライブにおける動作について説明する。上位装置からコマンドを受け付けた後、ステップ600において寿命モード到達状態か否かを判断する。ここで寿命モード到達状態の場合は、ステップ601において受け付けたコマンドに対する応答として、SCSIインターフェースで規定されているCHECK CONDITION応答を行なう。
上位装置はこの応答を受信後、REQUEST SENSEコマンドを発行することにより、エラーの詳細情報を得ることが出来る。その際、例えばSENSE DATAのインフォメーション・バイトに、寿命モードに到達したことが分かるような情報を入れて応答することも可能である。上記以外の場合、ステップ602において受け付けたコマンドの処理を実行する。
以上の処理を行なうことで、寿命に到達したドライブ210を寿命モード到達設定状態とし、その後の動作を制限する(使用不可にする)ことが可能になる。
上記第1の実施例では、寿命となったドライブは使用不可にするというものである。しかし、本発明の目的であるデータ保護の観点から見れば、ライト系コマンドのガードだけで十分であり、リード系コマンドまで動作を止める必要はない。リード系コマンドを処理可能にすることで、例えば寿命に至ったドライブへのアクセスにおいて、リード専用機として動作を継続させることも可能である。
以下、第1の実施例の変形例を図7を用いて説明する。まず、ステップ700においてリード系コマンドか否かを判断し、リード系コマンドであれば、ステップ701において受け付けたコマンドの処理を実行する。上記以外の判定時は、ステップ710において寿命モード到達状態か否かを判断し、寿命モード到達状態であればステップ711にてエラー応答する。この場合におけるエラー応答は、第1の実施例と同様の応答を行なう。又、寿命モード到達状態でない場合は、ステップ701において受け付けたコマンドの処理を実行する。
寿命管理を行なうには累積した統計情報をフラッシュ・メモリ254に記録する必要があるが、その際、累積統計情報をフラッシュ・メモリ254に対し書き込み中に異常が発生すると、不確定なデータがフラッシュ・メモリ上に記録され、正しい寿命判断が出来なくなる。これを解決するには、蓄積した情報を複数面に記録し、さらに書き込んだデータの保証をするために書き込みデータとの比較(コンペア・チェック)を実施し、不一致の場合は同一面内の代替領域へデータを書き込むことが有効である。
以下、この処理を図8に用いて説明する。ステップ800にて書き込みデータを作成し、ステップ801にて書き込み先のフラッシュ・メモリ領域をERASEし、ステップ802にてERASEした領域が正常にERASEされているかコンペア・チェックを行ない、正常であればステップ803においてステップ800にて作成したデータをERASEした領域へ書き込み、ステップ804にて書き込みデータとのコンペア・チェックを行ない、正常であれば累積統計情報が更新される。ステップ802またはステップ804でのコンペア・チェックにおいて異常だった場合は、ステップ810にて同一面内の代替領域へ書き込み先を変更し、再度ステップ801から実行する。尚、本処理は他の面についても同様に実施する。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば寿命領域に入ったドライブを使い続けることで発生しうる他のデータへのダメージを未然に防止することが出来る。又、ドライブの動作を制限し、寿命に到ったことを検知することで、寿命交換の契機とすることが出来る。
さらに、リード系コマンドのコマンド処理を可能にすることで、既存データのリードは正常に実行可能となる。従って、寿命に至ったドライブへのアクセスを上位装置にてコントロールすることで、リード専用機として利用することも可能となりドライブの継続運用を図ることが出来る。
以上、本発明を実施形態に沿って説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、記録媒体として光ディスク媒体を、中でもDVD−RAM媒体を例にして説明したが、他のメカニズムを用いて記録再生を行なう光ディスク・ドライブにおいても適用可能である。又、インターフェース変換機を持たない一般的なドライブ、あるいはATAPIやSCSIインターフェース以外のインターフェース変換を行なう変換機においても適用可能である。
本発明の一実施例による光ディスク・ライブラリ装置の内部構成と光ディスク装置の内部構成を示す図である。 本発明の一実施例による寿命管理処理におけるロード・コマンド受付時にローディング回数の蓄積を行なう処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による寿命管理処理におけるロード・コマンド以外を受け付けた時の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による寿命管理処理における寿命に到ったドライブに対して寿命モード到達設定を行なう処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による寿命管理処理における寿命モード到達状態にあるドライブに対して動作制御を行なう処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による寿命管理処理の変形例における寿命に到達したドライブに対して、特定コマンド以外は動作を継続させる処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による寿命管理処理の他の変形例におけるフラッシュ・メモリに累積統計情報を書き込む処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…媒体(光ディスク)、2…トレイ、50…媒体収納部、90…SCSIインターフェース・ケーブル、99…上位装置、100…光ディスク・ライブラリ装置、101…チェンジャ・コントローラ、102…アクセッサ、201〜204光ディスク装置、210…光ディスク・ドライブ(ドライブ)、211…スピンドル・モータ、212…スピンドル・モータ制御部、213…光ピックアップ・ヘッド(光ヘッド)、214…サーボ制御回路、215…DVDデータ処理回路、216…ATAPIインターフェース−A、217…CPU−A、218…ROM、219…RAM−A、250…インターフェース変換機、251…SCSIインターフェース、252…ATAPIインターフェース−B、253…CPU−B、254…フラッシュ・メモリ、255…RAM−B。

Claims (3)

  1. 上位装置とのデータ転送を司る第1のインターフェースと、光ディスク・ドライブとのデータ転送を司る第2のインターフェースと、前記第1及び第2のインターフェースを制御する第1のプロセッサと、該第1のプロセッサの制御の基に前記光ディスク・ドライブのローディング回数とシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を格納する第1のメモリとを備えるインターフェース変換機と、
    ローディングされた光ディスクに対しデータの読み書きを行う光ヘッドと、該光ヘッドの前記光ディスクに対するシーク動作を制御するサーボ制御回路と、前記光ディスクに書き込むためのデータ変換と信号処理及び前記光ディスクから読み出したデータの信号処理とデータ変換を行うデータ処理回路と、前記インターフェース変換機からの要求に基づきデータ転送を司る第3のインターフェースと、前記各部位を制御する第2のプロセッサと、該第2のプロセッサの制御の基に前記光ヘッドのシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を蓄積する第2のメモリとを備える光ディスク・ドライブと、を有し、
    前記インターフェース変換機が上位装置からロード・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第1のメモリに格納されているローディング回数をカウントアップし、上位装置からイジェクト・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第2のプロセッサに対して前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の送信を要求し、受信したシーク動作回数とライト・ブロック数を前記第1のメモリに格納されているシーク動作回数とライト・ブロック数に加算し、前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の消去を前記第2のプロセッサに指示し、前記更新されたローディング回数とシーク動作回数とライト・ブロック数を予め設定された閾値と比較し、いずれかが閾値を超えている場合には、当該光ディスク・ドライブを使用禁止あるいは書込み禁止にすることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記第1のメモリは、ローディング回数とシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を複数箇所に格納していることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 上位装置とのデータ転送を司る第1のインターフェースと、光ディスク・ドライブとのデータ転送を司る第2のインターフェースと、前記第1及び第2のインターフェースを制御する第1のプロセッサと、該第1のプロセッサの制御の基に前記光ディスク・ドライブのローディング回数とシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を格納する第1のメモリとを備えるインターフェース変換機と、
    ローディングされた光ディスクに対しデータの読み書きを行う光ヘッドと、該光ヘッドの前記光ディスクに対するシーク動作を制御するサーボ制御回路と、前記光ディスクに書き込むためのデータ変換と信号処理及び前記光ディスクから読み出したデータの信号処理とデータ変換を行うデータ処理回路と、前記インターフェース変換機からの要求に基づきデータ転送を司る第3のインターフェースと、前記各部位を制御する第2のプロセッサと、該第2のプロセッサの制御の基に前記光ヘッドのシーク動作回数とデータのライト・ブロック数を蓄積する第2のメモリとを備える光ディスク・ドライブとを有する光ディスク装置を複数台搭載し、さらに複数の光ディスクを収納する媒体収納部と、前記媒体収納部から前記光ディスク装置へまたは前記光ディスク装置から前記媒体収納部へ光ディスクを搬送するアクセッサと、上位装置及び前記媒体収納部からコマンドを受け取り前記アクセッサを制御するチェンジャ・コントローラと、を搭載する光ディスク・ライブラリ装置において、
    前記インターフェース変換機が上位装置からロード・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第1のメモリに格納されているローディング回数をカウントアップし、上位装置からイジェクト・コマンドを受信したとき、前記第1のプロセッサは前記第2のプロセッサに対して前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の送信を要求し、受信したシーク動作回数とライト・ブロック数を前記第1のメモリに格納されているシーク動作回数とライト・ブロック数に加算し、前記第2のメモリに蓄積されているシーク動作回数とライト・ブロック数の消去を前記第2のプロセッサに指示し、前記更新されたローディング回数とシーク動作回数とライト・ブロック数を予め設定された閾値と比較し、いずれかが閾値を超えている場合には、当該光ディスク装置を使用禁止あるいは書込み禁止にすることを特徴とする光ディスク・ライブラリ装置。
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