JP2006018849A - 表示データ作成装置、表示データ作成方法、表示データ作成プログラム、および表示データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Keisuke Iwasaki
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Abstract

【課題】 操作性に優れる画像自動表示機能を提供する。
【解決手段】 入力データの1つとして自動操作データ200を読込む画像自動表示装置1004において、画像入力装置0701から読込む画像データから、ディスプレイ表示装置0704に表示する画像データを作成する表示画像データ作成処理装置0703と、ビューワ操作入力装置1002から入力するユーザ操作入力データと自動操作データ200とを用いて、表示画像データ作成処理装置0703を制御する表示画像データ作成操作処理部1007を有する。自動操作データ200は、表示すべき画像を作成するための各種パラメータの値のセットを複数個有しており、ユーザはビューワ操作入力装置1002を介して操作することにより、画像作成のために適用する所望のセットを選択的に指定できる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、表示データ作成装置、表示データ作成方法、表示データ作成プログラム、および表示データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関し、特に、小さな表示領域または低解像度のディスプレイ環境で、ドキュメントや画像のレイアウトを把握しながら閲覧可能な表示データを提供する表示データ作成装置、表示データ作成方法、表示データ作成プログラム、および表示データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
携帯電話やPDA(personal digital assistants)などの携帯端末の普及と性能向上に伴い、近年、これらの携帯端末で複雑な情報を扱うことが可能になってきた。従来技術では、これらの携帯端末をはじめとした小さな表示領域または低解像度のディスプレイ環境で、解像度の高いまたは複雑なレイアウトのドキュメントを閲覧する場合、文字を読みやすい大きさに拡大または縮小し、画面に表示できる領域をユーザに提示する手法が主に用いられていた。
この手法では、製作者、閲覧者の双方に対し、次のような問題点があった。ドキュメントの製作者が重要視している箇所を、閲覧者の操作によっては見落される可能性が高く、それにより、製作者が意図した内容が閲覧者に正確に伝わらなかった。また、ドキュメントのレイアウトが複雑になれば、閲覧者は、順序を考えながら操作し、読み進めなければならず、ドキュメント内容に集中した閲覧の妨げとなっていた。
これらの問題点を解決するために、従来、閲覧者が行なっていた表示に関する操作を自動制御データとしてビューワシステムに持たせ、自動操作データに基づいて表示を行なう装置が提案された(たとえば特許文献1を参照)。
特許文献1の装置では、電子書籍を柔軟にスクロール表示するために、電子書籍の製作者は、あらかじめ望ましいスクロール手順を電子書籍データに書込んでおくと、閲覧者が該電子書籍の閲覧時に単一の操作を繰り返すだけで、製作者が想定した手順でスクロール表示が行なわれる。
特開平11−272399号公報
特許文献1の方法では、製作者の想定した順序にスクロール表示されるものの、表示の範囲内に複数行が入っているため、閲覧者は製作者の想定した行を読んでくれるとは限らない。これにより、閲覧者が見たい行が改行後等の表示位置の切替わりで表示されないケースが出てくるという欠点があった。例えば、5行が表示の範囲内に入っており、製作者は真中の行である3行目を閲覧者が読むことを想定していた場合、改行後の表示は4行目が表示されている状態であればよいことになる。しかし、閲覧者は1行目を読む可能性もあり、この場合、改行後2行目の表示が必要となるが、2行目が表示される保証はない。
また、閲覧者はドキュメント全体で、どの箇所を見ているのかわからなくなり、レイアウトを無視した閲覧になってしまうという欠点もあった。
また、例えば、行末の右端の表示から、行頭の左端の表示に切替わる時、自分の読んで
いた行の次の行を、表示されている複数行の中から正しく認識できるとは限らない。言換えると、閲覧者が、文の前後関係から読む行を考えて選ばなければならない。
また、閲覧者は、ページの全体像を把握することが、困難で、現在ページ内のどの辺りを読んでいるのか分かりにくい。
それゆえに、この発明の目的は、製作者が意図する表示データ、または、閲覧者がレイアウトを把握しやすく、閲覧しやすい表示データを簡単な操作で作成することのできる表示データ作成装置、表示データ作成方法、表示データ作成プログラム、および表示データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を提供することである。
この発明のある局面に従うと、画面に表示するデータを作成する装置は、入力した画像データを用いて表示するための表示画像データを作成する表示画像データ作成部と、表示画像データの作成を操作するために予め準備された自動操作データ群を入力する自動操作データ入力部と、自動操作データ入力部により入力した自動操作データ群を用いて、表示画像データ作成部の作成処理を制御する表示画像データ作成操作処理部とを備える。
したがって、ユーザ(閲覧者)に提示する表示画像データの製作者は、予め所望の自動操作データ群を準備しておけば、表示画像データ作成操作処理部は自動操作データ入力部により入力した自動操作データ群を用いて、表示画像データ作成部の表示画像データの作成処理を制御する。
それゆえに、製作者の意図した表示画像データを簡単に作成してユーザに提示することが可能となる。
好ましくは、自動操作データ群には、表示画像データ作成部に対して表示画像データの画像の所定範囲に線分を引くことを指示するデータが含まれる。
したがって、作成された画像データによる画像が表示された時には、製作者が意図する箇所に線分を引くなどして注目させることができる。ユーザはその線分などで指し示された箇所を読み進めていけばよい。
それゆえに、閲覧者は、引かれた線分にそって画像のドキュメントなどを読み進めることができる。これにより、行の切り替わりなど、視点を大きく移動させるまたは、表示が不連続に切り替わる場合であっても、閲覧者は自分の読む箇所を見失うことがない。
好ましくは、自動操作データ群には、表示画像データ作成部に対して表示画像データのために入力画像データの画像の所定領域の画像データを抜き出すことを指示するデータが含まれる。
したがって、このような自動操作データ群を準備しておくことにより、入力画像データの画像の所定領域を画像データを表示画像データのために用いるように指示することができる。
好ましくは、自動操作データ群には、抜き出される所定領域の画像データの画像を所定倍率で拡大または縮小することを指示するデータが含まれる。
したがって、このような自動操作データ群を準備しておくことにより、入力画像データの画像から抜き出した画像を表示するときの倍率を指示することができる。
好ましくは、表示画像データ作成処理部は、入力画像データから、自動操作データ群中の領域指定データに基づき指定された領域のデータを切り取り、自動操作データ群中のサイズデータに基づき拡大または縮小処理を行ない局所画像データを作成する局所画像データ作成処理部と、入力画像データをサイズデータに基づき拡大または縮小処理を行ない全体画像データを作成する全体画像データ作成処理部とを有して、作成された全体画像データと局所画像データを合成して表示画像データを作成する。
したがって、このような自動操作データ群を準備しておくことにより、表示画像データを作成するために入力画像データから切り取られて合成される局所画像データと全体画像データとについて、入力画像データから切り取る領域およびサイズを自動的に一括して指定できる。
好ましくは、作成された表示画像データ内に、自動操作データ群中の範囲指定データに基づき指定された範囲に線分を追加する。
したがって、このような自動操作データ群を準備しておくことにより、作成された表示画像データにおいて所望する範囲に線分を追加することができる。
好ましくは、全体画像データでの局所画像データに対応する位置を示す画像データを、作成された表示画像データ内に追加する。
この追加される画像データはその位置を枠して示すためのものである。
したがって、作成された表示画像データにおいて全体画像データでの局所画像データに対応する位置を示すことができる。
好ましくは、自動操作データ群は複数種類のデータセットを含み、表示画像データ作成操作処理部は自動操作データ群から、ユーザの操作に基づき作成処理に適用すべきデータセットを選択する。
したがって、表示画像データ作成のために適用すべき自動操作のデータセットを、ユーザの操作によりユーザが任意に選択することができる。
好ましくは、自動操作データ群は入力画像データ中に含まれる。
したがって、自動操作データ群は入力画像データと別個に装置に与えられるのではなくて、入力画像データ内に含まれた状態で与えることができる。
この発明の他の局面に従うと、画面に表示するデータを作成する方法は、入力した画像データを用いて表示するための表示画像データを作成する表示画像データ作成ステップと、表示画像データの作成を操作するために予め準備された自動操作データ群を入力する自動操作データ入力ステップと、自動操作データ入力ステップにより入力した自動操作データ群を用いて、表示画像データ作成ステップにおける作成処理を制御する表示画像データ作成操作処理ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、上述の表示データ作成方法をコンピュータに実行させるための表示データ作成プログラムが提供される。
この発明のさらに他の局面に従うと、上述の表示データ作成方法をコンピュータに実行
させるための表示データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体が提供される。
以下、各実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施の形態の画像表示データ作成装置の構成を示す図であり、図2はこの発明の各実施の形態に適用されるコンピュータの構成図である。後述の第1および第2の実施の形態に係る画像表示データ作成装置それぞれは当該コンピュータに搭載することができる。また、後述の第3および第4の実施の形態に係る画像自動表示装置それぞれも当該コンピュータに搭載することができる。
図2を参照してコンピュータは、CRT(陰極線管)または液晶などからなるモニタ110、該コンピュータ自体を集中的に制御するためのCPU(中央処理装置の略)122、ROM(Read Only Memory)またはRAM(ランダムアクセスメモリの略)を含んで構成されるメモリ124、固定ディスク126、FD(フレキシブルディスク)132が着脱自在に装着されて、装着されたFD132をアクセスするFD駆動装置130、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)142が着脱自在に装着されて、装着され
たCD−ROM142をアクセスするCD−ROM駆動装置140、キーボード150、マウス160、ペンタブレット170、インターネットなどを含む各種の通信ネットワーク182と該コンピュータとを通信接続するための通信インターフェィス180を含む。これらの各部はバスを介して通信接続される。
コンピュータには、カセット形式の磁気テープが着脱自在に装着されて磁気テープをアクセスする磁気テープ装置が設けられても良い。
図1を参照して、画像表示データ作成装置0703は接続される画像入力装置0701より入力画像データと、接続される操作入力装置0702からユーザの操作情報とを受取り、表示画像データを作成して接続されるディスプレイ装置0704に出力する。画像入力装置0701は図2のコンピュータに接続される装置であり、ここでは通信インターフェィス180を介して接続される装置である。操作入力装置0702は図2のキーボード150、マウス160、ペンタブレット170などに相当する。ディスプレイ装置0704は図2のモニタ110に相当する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、ユーザが全体画像データと局所画像データの表示度合いを手動で指定することができるとともに、画像の任意の箇所にアンダーラインを表示する機能を有する画像表示データ作成装置が示される。ここでは引かれる線分は直線としているが、実線、破線、ウェーブ状の線など線種は直線に限定されない。また、ここでは線分の色、太さなどを規定していないが、これらの属性は変更されるようにしてよい。また、図19のように線の代わりに任意の図形やイラスト1902など、位置を指し示すことのできるものであれば何でも用いることができる。
画像表示データ作成装置0703は、入力画像データバッファ0705、全体画像データ作成処理部0706、全体画像データバッファ0707、制御処理部0708、局所画像データ作成処理部0709、局所画像データバッファ0710、表示画像データ作成処理部0711および表示画像データバッファ0712を備える。
入力画像データバッファ0705は、画像入力装置0701から入力された画像データを格納する。全体画像データ作成処理部0706は入力画像データバッファ0705から
入力画像を読取り全体画像データを出力する。全体画像データバッファ0707は全体画像データ作成処理部0706から出力された全体画像データを格納する。制御処理部0708は操作入力装置0702から入力された情報に伴い表示画像データの作成を制御する。局所画像データ作成処理部0709は入力画像データバッファ0705から入力画像データを読取り、局所画像データを作成し出力する。局所画像データバッファ0710は局所画像データ作成処理部0709から出力された局所画像データを格納する。
表示画像データ作成処理部0711は全体画像データバッファ0707から全体画像データを、局所画像データバッファ0710から局所画像データをそれぞれ読込み、制御処理部0708からの制御情報に従って、表示画像データを作成し出力する。表示画像データバッファ0712は表示画像データ作成処理部0711から出力された表示画像データを格納する。
入力画像データバッファ0705、全体画像データバッファ0707、局所画像データバッファ0710および表示画像データバッファ0712は、図2には示されないがフラッシュメモリ、メモリ124、固定ディスク126などのRAMによって実現される。全体画像データ作成処理部0706、制御処理部0708、局所画像データ作成処理部0709および表示画像データ作成処理部0711は、たとえばそれぞれ独立した回路または図2のコンピュータのCPU122の図示されない演算処理回路によって実現される仮想回路、すなわちCPU122により実行されるプログラムにより実現されるとしてもよい。
図3には第1の実施の形態の画像表示データ作成装置0703の処理の流れが示される。ここでは、入力画像データに対応の入力画像の横方向、縦方向の大きさをそれぞれXSIZE,YSIZEとする。ディスプレイ装置0704の表示サイズの横方向、縦方向の大きさをそれぞれXDISPLAYSIZE,YDISPLAYSIZEとする。
動作が開始され画像入力装置0701から入力画像データを受取り、入力画像データバッファ0705に格納する(S0801、S0802)。
全体画像データ作成処理部0706は、入力画像データバッファ0705から入力画像データを受取り、入力画像データを表示サイズと同じ大きさとなるように横方向に(XDISPLAYSIZE/XSIZE)倍、縦方向に(YDISPLAYSIZE/YSIZE)倍に拡大または縮小処理を行なったものを全体画像データとして出力する(S0803)。
拡大または縮小処理は線形補間を用いたが、線形補間に限定されない。全体画像データ0101の例を図4に示す。
全体画像データ作成処理部0706から出力された全体画像データを全体画像データバッファ0707に格納する(S0804)。
制御処理部0708について処理のための各種変数(パラメータ)などの初期値設定が行なわれる(S0805)。ここで、各種の変数について説明する。制御処理部0708では、全体画像データのみに関する、局所画像データのみに関する、全体画像データおよび局所画像データの両方に関するそれぞれの変数を管理する。
全体画像データのみに関しては、全体画像における直線の有無を示す全体画像直線有無whole_lineを管理する。全体画像直線有無whole_lineの値は直線表示有りのときは1、無しのときは0を示す。
また、局所画像データのみに関しては以下の変数を管理する。局所画像データの画像の左上点の入力画像データの画像における位置(xposition、yposition)、表示倍率arate、
局所画像における直線の有無を示す局所画像直線有無part_lineを管理する。局所画像直
線有無part_lineの値は直線表示有りのときは1、無しのときは0を示す。位置(xposition、yposition)は入力画像データのどの箇所のデータを局所画像データにするかを決める
ための変数である。
全体画像データと局所画像データとに関連した変数として、直線始点(xstart、ystart)、直線終点(xend、yend)、局所画像データと全体画像データの足し合わせの比率を示す合成比率orateを管理する。直線始点(xstart、ystart)、直線終点(xend、yend)は
ともに入力画像データの画像における位置を示す。
全体画像直線有無whole_lineと局所画像直線有無part_lineは直線有無の基準として1
と0を用いたが、これに限定されず、有無の基準として用いることのできる値であればよい。
制御処理部0708は、たとえば、(xposition、yposition)=(0、0)(入力画像データ
の画像の左上部分の画像のデータを、局所画像データに設定する)。またarate=1(局所画像データの表示倍率は等倍)、orate=0.8、part_lineとwhole_lineに0(直線の表
示なし)を設定する。設定値は一例であって、これら以外の値であってもよい。
上述の局所画像データに特化した変数は局所画像データの左上点の入力画像データでの位置(xposition,yposition)、表示倍率arateに限定されるものではなく、局所画像の入
力画像での位置関係とその大きさが定まるものであればよい。たとえば、表示倍率arate
の代わりに局所画像データの入力画像データでの右下点の位置を用いてもかまわない。
通常、制御処理部0708は操作入力装置0702を介したユーザからの入力情報を受けて動作するが、ここでの初期値設定はユーザからの入力情報の代わりに設定するものである。
制御処理部0708は、操作入力装置0702からの入力を受けて該入力内容に基づき各種変数の値を変更(設定)する(S0806)。
局所画像データ作成処理部0709にて、入力画像データバッファ0705から入力画像データを受取り、制御処理部0708で指定された情報により、局所画像データを作成し、出力する(S0807)。
局所画像データ作成処理は、入力画像データの(xposition、yposition)から、横方向に(XDISPLAYSIZE/arate)、縦方向に(YDISPLAYSIZE/arate)の大きさを抜き出した画像を作成し、その抜き出した画像をarate倍に拡大または縮小処理したものを局所画像データとす
るものである。
ここでは、拡大縮小処理は線形補間を用いたが、他のどのような拡大縮小手法を用いてもよい。局所画像データ0301の例を図5に示す。
局所画像データ作成処理部0709から出力された局所画像データを局所画像データバッファ0710に格納する(S0808)。
表示画像データ作成処理部0711は、全体画像データバッファ0707と局所画像データバッファ0710からそれぞれ全体画像データと局所画像データを読取り、これらを
用いて制御処理部0708で指定された情報により、表示画像データを作成し、出力する(S0809)。
座標(x,y)における全体画像データの画素値value1(x,y)、局所画像データの画素値value2(x,y)および表示画像データの画素値value3(x,y)としたとき、value3(x,y)=orate×value2(x,y)+(1-orate)×value1(x,y)となるように表示画像データを作成し(この段階での表示画像データ0401を図6に示す。)、そこに枠のデータを付け加える。該枠は、全体画像データにおける局所画像データの位置に相当するディスプレイ装置0704の全表示領域における位置を特定するためのものである。
合成比率orateが0より大きく、1より小さい場合は表示画像データは例えば図7に示
した画像のように全体画像データと局所画像データが同時に表示される。図5の枠0501が先に述べた全体画像データでの局所画像データの位置を示す枠に相当する。また、全体画像データと局所画像データの関係をさらに分かりやすくするために表示画像データについての枠0502のように外枠を追加し、全体画像データでの枠0501に対応する局所画像データの枠としてもよい。また、表示画像データの例を図6に示すように対応枠を付け加えなくてもかまわない。
合成比率orateが0のとき、表示画像データは例えば図8に示すように局所画像データ
の枠0201を含む全体画像データ0202が表示される。合成比率orateが1のとき、
表示画像データとしては例えば図9に示すような局所画像データが表示される。
合成比率orateの範囲に制限を加えると、全体画像データと局所画像データが常に表示
されているように設定することも可能である。
図7、図8および図9の枠0501、0201および0601は、左上点(xposition
×XDISPLAYSIZE/XSIZE,yposition×YDISPLAYSIZE/YSIZE)、右下点((xposition+XDISPLAYSIZE/arate)×XDISPLAYSZE/XSIZE,(yposition+YDISPLAYSIZE/arate)×YDISPLAYSZE/XSIZE)に位置する長方形である。
また、局所画像データの枠の情報を表示画像データに加えるかどうかを指示する情報(変数)を、制御処理部0708の管理する変数群に加えるとユーザが動的に枠の表示の有無を指定することも可能となる。
また、全体画像直線有無whole_lineが1の時、2点(xstart×XDISPLAYSIZE / XSIZE, ystart×YDISPLAYSIZE / YSIZE), (xend×XDISPLAYSIZE / XSIZE, yend×YDISPLAYSIZE / YSIZE)を結ぶ直線のデータを全体画像データに加える。
また、局所画像直線有無part_lineが1の時、2点(((xstart-xposition)×arate,(ystart-yposition)×arate),((xend-xposition)×arate,(yend-yposition)×arate))を結ぶ直
線のデータを局所画像データに加える。
変数xstart、ystart、xendおよびyendで指定される直線は、例えば図10と図11のような態様で、ユーザに注目すべき画像の部分や見てもらいたいドキュメントの行を示すのに用いることができる。図10には、局所画像データ0301に直線1302が引かれた状態が示される。図11には、図6の画像0401において全体画像についての直線1403と局所画像についての直線1404が引かれた状態が示される。このような直線は、表示する画像におけるユーザの視点のガイドの役目をする。また、直線は表示画像における重要な情報に対応する部分を指定するのに用いてもよい。
表示画像データ作成処理部0711で作成された表示画像データを表示画像データバッファ0712に格納し(S0810)、表示画像データバッファ0712に格納された表示画像データをディスプレイ装置0704に出力する(S0811)。
その後、制御処理部0708にて操作入力装置0702からの入力を検出する(S0812)。操作入力装置0702からの入力が終了要求であった場合、終了処理を行ない、他の場合はS0806以降の処理を再度行なう(S0813、S0814)。
本実施の形態によれば、図6または図7のように全体画像データと局所画像データが重ね合せて表示されるとき、両画像データの表示濃度は合成比率orateの値により異ならせ
ることができるから、両画像データにより表示される文字などの画像をユーザは区別して視認することが可能となる。また、図7に示すように局所画像データと全体画像データの位置関係を示す枠0502と0501を表示することにより、全体画像データの文字が小さくても局所画像データの位置と全体のレイアウトを把握しながら閲覧できる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、全体画像データと局所画像データの表示濃度である合成比率orateを自動で制御する機能が提供される。
図12には第2の実施の形態に係る画像表示データ作成装置0713の構成が示される。画像表示データ作成装置0713と図1の画像表示データ作成装置0703とを比較して異なる点は、画像表示データ作成装置0713が表示画像データ作成処理部0711に代替して表示画像データ作成処理部0714を備える点にある。画像表示データ作成装置0713の他の各部は図1に示したものと同様であるから説明は略す。
画像表示データ作成装置0713には第1の実施の形態で示した処理のための各種変数のうち合成比率orateを除く種類の変数のみが予め設定(たとえば初期値設定またはユー
ザ操作により設定)されるが、合成比率orateは表示画像データ作成処理部0714にお
いて表示すべき画像データに基づいて算出される。
図13には第2の実施の形態の画像表示データ作成装置0713の処理の流れが示される。図13の処理の流れと第1の実施の形態の図3のそれとを比較して異なる点は、処理S0808と処理S0809の間に、全体画像データと局所画像データの重ね合わせ表示における濃度を制御する濃度制御処理S0909を追加した点にある。他の処理は、図3に示したのと同様なので、ここでは説明を省略する。
動作において、処理S0801〜S0808が前述と同様に実行された後、濃度制御処理において、表示画像データ作成処理部0714は、局所画像データバッファ0710から局所画像データを読取り、読取った局所画像データと全体画像データの合成比率orate
を決定する(S0909)。
具体的には、局所画像データと全体画像データの合成比率orateは、局所画像データの
重要性、すなわち局所画像データが示す情報・内容の重要性の程度に基づき決定される。たとえば、局所画像データの重要性が高いほど合成比率orateは高くなり、逆に重要性が
低いほど合成比率orateは低くなる。または、合成比率orateは局所画像データおよび全体画像データのうちの一方データに対する他方データの重要性の程度に基づき決定されてもよい。局所画像データの方が重要性が高ければ合成比率orateを高い値に設定し、局所画
像データを重視した合成処理を行ない、逆の場合は合成比率orateを低い値に設定し、全
体画像データを重視した合成処理を行なう。
その結果、局所画像データが重要な場合は、全体画像データによる画像は薄くなり局所画像データによる画像は濃くなりはっきり見やすく表示される。逆に、局所画像データが重要でない場合、局所画像データによる画像は薄くなり、全体画像データによる画像は濃くなりはっきり見やすく表示される。
合成比率orateの演算は、局所画像データの画素値の和SUMを用いて、orate=1−SUM/(255×XDISPLAYSIZE×YDISPLAYSIZE)と、算出される。画素値は画像の輝度成分を示す値である。
この演算は一例でありこれに限定されず、局所画像データの閾値TH以下の画素値の画素をカウントした結果をカウント数Nとして、orate=N/(XDISPLAYSIZE×YDISPLAYSIZE)と、演算してもかまわない。
また、上述の合成比率orateの演算は、入力画像データの背景が白であることを前提と
しているが、変数SUMとして背景色との差分の和を用いれば、任意の背景色で該演算を用
いることができる。また合成比率orateは背景色との2乗平均誤差(距離)の大きさを基
に決定してもよい。
また、同様に閾値TH以下の画素値を有する画素をカウントしたカウント数Nを用いる場
合でも、背景色との差分でTHを設定した上でのカウント数Nを用いれば、任意の背景色で
該演算を用いることができる。
また、局所画像データで示されるエッジの多さを基準として、エッジが多ければ合成比率orateを大きくし、エッジが少なければ合成比率orateを小さくしてもよい。これにより、エッジが多い画像は変化に富んで複雑な画像といえるから、濃く表示されることになって、複雑な画像でもはっきりと確認できる。エッジの検出はたとえば、ソーベルフィルタを用いて行なってよい。
また、局所画像データの文字の多さを基準として、文字が多ければ合成比率orateを大
きくし、文字が少なければ合成比率orateを小さくしてもよい。これにより、文字が多い
画像は狭い間隔で多量の文字が表示されて比較的に細かい文字となっているが、濃く表示されるから、細かい文字であってもはっきりと確認できて判読できる。文字検出は、たとえば特開2002−298139号の公報に開示されている手法を用いればよい。この手法では画像データを入力して入力画像データの特徴量に基づいて画像における文字の領域を判別している。
その後は、図3の処理S0809〜S0814が同様に実行される。
本実施の形態によれば、画像表示データ作成装置0713は、動的に全体画像データと局所画像データの合成比率orateを調節する機能を有しているから、局所画像データが重
要な場合には、レイアウトを示す全体画像データによる画像は薄くなり、逆に局所画像データが重要でない場合には、レイアウトを示す全体画像データによる画像を濃くすることにより、全体画像データと局所画像データの重合わせにおいては重要な情報を示す画像を優先して濃く表示することができて、重要な情報が読みにくくなるのを回避できる。
また、上述の実施の形態の画像表示データ作成装置は、通信を用いてサーバとクライアントで処理することも可能である。例えば、入力画像データバッファ0705(1005)、全体画像データ作成処理部0706、制御処理部0708(1008)、および局所画像データ作成処理部0709(1006)をサーバ側に、全体画像データバッファ0707、局所画像データバッファ0710(1007)、表示画像データ作成処理部071
1(1009)、および表示画像データバッファ0712(1010)をクライアント側で実現することにより、データ量の小さい全体画像データと局所画像データの通信で閲覧を行なうことができるため、入力画像データをそのままダウンロードする方式と比べ、快適に閲覧することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、後述の自動操作データを用いてユーザの操作を一部自動化した場合の画像自動表示装置が示される。第3の実施の形態の画像自動表示装置は、第1の実施の形態の表示画像データ作成装置0703を内部に持ち、これを表示画像データ作成処理エンジンとして用いる。
なお、表示画像データ作成装置0703は、ここでは、第1の実施の形態の表示画像データ作成装置を用いるが、ディスプレイ装置に表示する画像データを生成する機能を有していれば、どのような装置でもよく、その装置の外部から操作できる変数に合わせて、後述する自動操作データのセットを定めれば容易に適用可能である。
自動操作データは、表示画像データ作成処理エンジンである表示画像データ作成装置0703の制御処理部0708への各種変数の値の入力手順を予め記述したものである。第3の実施の形態の画像自動表示装置は、自動操作データに従う一連の手順で動作することにより各手順により予め決められた画像データを連続的に表示することができる。ユーザは、入力手順を順方向に進めるための前進操作、または手順を戻すための後退操作を行なうことにより、手順を選択して選択した手順に従う画像を表示させることができる。
図14は、第3の実施の形態の画像自動表示装置1004の構成を示す図である。図15は、第3の実施の形態の画像自動表示装置の処理の流れを示すフローチャートである。図16は第3の実施の形態に係る自動操作データ200の一例を示す図である。
図14の画像自動表示装置1004は、画像入力装置0701、ビューワ操作入力装置1002、自動操作データ入力装置1003およびディスプレイ装置1005を接続する。画像自動表示装置1004は、画像入力装置0701より入力画像データ、自動操作データ入力装置1003より自動操作データ200、ビューワ操作入力装置1002よりユーザの操作情報を受取り、受取ったこれら情報に基づく処理の結果をディスプレイ装置0704に出力(表示)する。
画像自動表示装置1004は、自動操作データバッファ1006、表示画像データ作成処理部1007および表示画像データ作成装置0703を備える。自動操作データバッファ1006は自動操作データ入力装置1003から入力された自動操作データ200を格納する。
表示画像データ作成操作処理部1007は、自動操作データバッファ1006から読出した自動操作データ200およびビューワ操作入力装置1002から与えられるユーザの操作情報を受取り、表示画像データ作成装置0703を制御するための各種変数(パラメータ)の値を作成して表示画像データ作成装置0703に対して出力する。
表示画像データ作成装置0703は、図1に示されたのと同様の構成を備えるので詳細な説明は略す。動作において表示画像データ作成装置0703は、画像入力装置0701から入力した画像データを入力画像データバッファ0705を介して受取り、また表示画像データ作成操作処理部1007から出力された各種変数の値を制御処理部0708が受取る。受取ったこれら情報に基づいて、全体画像データ作成処理部0706および局所画像データ作成処理部0709により全体画像データおよび局所画像データがそれぞれ作成
される。その後、表示画像データ作成処理部0711は全体画像データと局所画像データと受取った各種変数の値とに基づき表示のための画像データを作成する。作成された画像データは表示画像データバッファ0712を介してディスプレイ装置0704に与えられて、ここに表示される。
自動操作データバッファ1006は、メモリ124としてのフラッシュメモリ、固定ディスク126などのRAMによって実現される。表示画像データ作成操作処理部1007は、たとえば独立した回路によって実現されるとしてもよく、図2のコンピュータのCPU122の演算処理回路によって実現される仮想回路(プログラム処理)により実現されるとしてもよい。
自動操作データ200は、第1の実施の形態の表示画像データ作成装置0703の制御処理部0708に入力されるものと同様である。図16を参照して自動操作データ200は、一種のファイルとして準備されて、該ファイルには複数のセットSEi(i=0、1、2、・・・、n)が登録されている。各セットSEiは局所画像データの左上点の入力画像データでの位置xposition, yposition、局所画像データの表示倍率arate、局所画像
データと全体画像データの合成比率orate、および直線描画箇所xstart、ystart、xend、yendの変数を含む。セットSEiの各変数の定義は、第1の実施の形態で説明したものと
同じである。
1つのセットSEiに含まれる各変数の値により、表示画像の状態が一意に決定される。ここでは、自動操作データ200のファイルの一番先頭から順にセットSE0、SE1、SE2…と登録されていると想定する。また、現在、表示している画像データの作成に用いたセットSEiをここでは、現在セットSEiと呼ぶ。
自動操作データ200では、図16のようにセットSEiでの各変数値をスペースで区切り、セットSEi間は改行で区切っている。
自動操作データ200のデータ構造は図16に示されたものに限定されず、各セットSEiの各変数値を読出すことができる構造であればよい。
図15のフローチャートに従い図16の自動操作データ200を用いた画像自動表示装置1004の動作について説明する。図15の処理を実行するために、自動操作データ200に登録されているセットSEiの総数を示す変数NL、自動操作データ200からセットSEiを読出すための間隔を示す変数NS、および自動操作データ200における現在セットが何番目のセットかを示す変数Nが準備される。ここでは変数NSには予め1が設定されていると想定する。
変数NSが1であるときは、自動操作データ200からセットSEiを順番に1つずつ読出すことができる。変数NSは、ユーザのビューワ操作入力装置1002を介した前進または後退の操作による指示を受ける毎に、自動操作データ200において現在セットSEiからいくつ先の、またはいくつ後のセットSEiを読出すかを決定するように作用する。たとえば、現在セットがセットSE5であり変数NS=1であれば、前進操作する毎にSE6、SE7、SE8…と、後退操作する毎にSE4、SE3、SE2・・・とそれぞれ順番に読出すセットSEiを決定することができる。たとえば変数NS=2であれば、前進操作する毎にSE7、SE9、SE11…と、後退操作する毎にSE3、SE1・・・と、1つずつセットSEiを飛ばしながら読出すセットSEiを決定することができ
る。
画像自動表示装置1004において処理を開始すると(S1101)、画像自動表示装
置1004は自動操作データ入力装置1003から自動操作データ200を受取り自動操作データバッファ1006に格納する(S1102)。そして、変数Nに初期値N0を設定する(S1103)。
表示画像データ作成操作処理部1007は自動操作データバッファ1006の自動操作データ200から、変数N=iで指示されるセットSEiの各変数xposition_i、yposition_i、arate_i、orate_i、part_line_i、whole_line_i、xstart_i、ystart_i、xend_iお
よびyend_iの値を読出して、それぞれ処理のための変数xposition、yposition、arate、orate、part_line、whole_line、xstart、ystart、xendおよびyendに設定する(S110
4)。
表示画像データ作成装置0703は画像入力装置0701から与えられる画像データを入力し、これを表示画像データ作成操作処理部1007により値が設定された各種変数とに基づき、表示用の画像データを作成する。作成された画像データはディスプレイ装置0704に出力されて、ここに表示される(S1105)。
次にユーザによるビューワ操作入力装置1002を用いた操作入力を検出する(S1106)。操作入力が検出されるまでは待機する。ユーザの操作による入力は終了要求、前進要求および後退要求の3種類のうちのいずれかであると想定する。終了要求が検出された場合には(S1107でYES)、一連の処理は終了する(S1108)。
前進要求が検出された場合(S1109でYES)、変数Nの値を変数NSで示される値だけ増加させる(S1110)。そして、変数Nの値が(変数NLの値−1)より大きいときは(S1111でYES)、変数Nに変数NLの値から変数NSの値を引いた結果を設定し(S1112)、S1104の処理に移行する。また、変数Nの値が(変数NLの値−1)以下であるときは(S1111でNO)、S1104の処理に移行する。
また、ビューア操作入力装置1002を介した入力が前進要求でなかった場合(S1109でNO)、変数Nの値を変数NSの値だけ減少させる(S1113)。その結果、変数Nの値が0以上でなければ(S1114でNO)変数Nの値を0に設定して(S1115)S1104の処理に移行し、0以上であれば(S1114でYES)そのままS1104の処理に移行する。
ここでは変数NSの値を1としたが、1以上の整数であればよい。変数NSは定数である必要はなく、パラメータとして条件により変動させてもよい。例えば、単位時間あたりの前進要求または後退要求の入力回数が多くなる場合には、変数NSの値を大きくして読み飛ばすセットSEiの数を増やすようにしてよい。このような入力操作がなされる場合はユーザが画像作成のために適用を所望するセットSEiは現在セットよりも先(または後)の方に登録されていると想定できるから、読み飛ばすセットSEiを多くすることにより、自動操作データ200において所望のセットSEiを速やかに特定することができる。
また、前進要求および後退要求をそれぞれ複数種に細分化し、操作により入力された要求の種類に応じて変数NSの値を変更するようにしてもよい。
また、画像を閲覧するユーザが所望のセットSEiを選択しやすいように、自動操作データ200のセットSEiの値の一覧をディスプレイ装置0704に表示し、ユーザは一覧表示を確認しながら操作をするようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
本実施の形態の画像自動表示装置1014の構成が図17に示される。図14の自動画像表示装置1004と画像自動表示装置1014とを比較して異なる点は、図16の自動操作データ200に代替して、図18の自動操作データ300を入力する点と、表示画像データ作成装置0703に代替して表示画像データ作成装置0714を備える点にある。画像自動表示装置1014の他の各部は図14に示したものと同様であるから説明は略す。
本実施の形態では、第2の実施の形態の表示画像データ作成装置0714を採用するから、全体画像データと局所画像データの合成比率orateを、表示すべき画像データに基づ
き最適値に自動設定することができる。したがって、画像自動表示装置1014に与えられる自動操作データ300は図18に示すように合成比率orateを含まなくて良い複数の
セットSSEiで構成されている。自動操作データ300は合成比率orateを含まない点
を除いては、自動操作データ200の構造と同様であるから説明は略す。本実施の形態に係る処理手順は、図15に示したものと同じである。
このように、画面を表示するためのコアモジュールである表示画像データ作成装置0703(0714)で操作できる変数の種類を、自動操作データ200(300)で保持する変数の種類により簡単に変更することができる。したがって、表示画像データ作成装置0703(0714)において取扱う変数の種類に関する制限はなくなる。
また、自動操作データ200(300)は、そこからは指定したセットSEiの変数の値を読出すことができればよいから、自動操作データ200(300)は独立したデータとして準備する必要はなく、たとえば画像データの中に予め含めて、該画像データを装置に与えられることにより、自動操作データを装置に供給するようにしてもよい。
また、第3および第4の実施の形態から分かるように、画像自動表示装置は、内部に如何なる形式の画像自動表示データ作成処理エンジンを用いても、そのエンジンの制御パラメータと、自動操作データ200または300で与える変数とを用いて、該エンジンを利用することができる。
例えば、画像の一部領域を単に縮尺を換えて表示する画像自動表示装置など、単純な機能の画像自動表示装置であれば、制御パラメータの数をその画像自動表示装置に合わせて減らせばよい。逆に、複雑な機能を有する画像自動表示装置も、制御パラメータの数をその画像自動表示装置に合わせて増やせばよい。
上述の各実施の形態は、ワードプロセッサ、テキストエディタ、ドローツールなどのためのドキュメント(文書データ)の表示に際して、該ドキュメントを画像として扱うことにより適用することができる。
また、フォントなどのオブジェクトデータを含むドキュメントの拡大または縮小処理は画像処理で行なう必要はなく、ほぼ同等の解像度のフォントなどのオブジェクトデータがあればそれを代替として用いてもかまわない。
また、各実施の形態の画像表示データ作成装置は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PDA、電子ブック機器などの各種端末、情報の表示機能を有してコンピュータ制御される各種家電製品に組み込んで用いることができる。
(第5の実施の形態)
以上説明した各実施の形態の処理機能は、プログラムで実現される。本実施の形態では、このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒体に格納されることが示される。
本実施の形態では、この記録媒体として、図2に示されているコンピュータで処理が行なわれるために必要なメモリ、たとえばメモリ124のようなそのものがプログラムメディアであってもよいし、また外部記憶装置として磁気テープ装置およびCD−ROM駆動装置140などのプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体である磁気テープまたはCD−ROM142が挿入されることで読取可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPU122がアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムが一旦読出されて、読出されたプログラムは、図2の所定のプログラム記憶エリア、たとえばメモリ124のプログラム記憶エリアにロードされて、CPU122により読出されて実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは、予め当該コンピュータに格納されているものとする。
ここで、上述したプログラムメディアはコンピュータ本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、FD132や固定ディスク126などの磁気ディスクやCD−ROM142/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、
ICカード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable and Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EP
ROM)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的なプログラムを担持
する媒体であってもよい。
また、本実施の形態においては、図2のコンピュータはインターネットを含む通信ネットワーク182と接続可能な構成が採用されているから、通信ネットワーク182からプログラムがダウンロードされて流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワーク182からプログラムがダウンロードされる場合には、ダウンロード用プログラムは予め当該コンピュータ本体に格納しておくか、あるいは別の記録媒体から予め当該コンピュータ本体にインストールされるものであってもよい。
なお記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態の画像表示データ作成装置の構成を示す図である。 各実施の形態に係る画像表示データ作成装置が搭載されるコンピュータの構成図である。 第1の実施の形態の画像表示データ作成装置の処理フローチャートである。 全体画像データの一例を示す図である。 局所画像データの一例を示す図である。 全体画像データと局所画像データを同時に表示した状態を示す図である。 全体画像データと局所画像データを同時に表示し、枠を追加した状態を示す図である。 全体画像データに枠を追加した状態を示す図である。 局所画像データに枠を追加した状態を示す図である。 表示された画像に直線が引かれた状態を示す図である。 表示された画像に直線が引かれた状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る画像表示データ作成装置の構成図である。 第2の実施の形態の画像表示データ作成装置の処理フローチャートである。 第3の実施の形態の画像自動表示装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態の画像自動表示装置の処理フローチャートである。 第3の実施の形態に係る自動操作データを示す図である。 第4の実施の形態の画像自動表示装置の構成を示す図である。 第4の実施の形態に係る自動操作データを示す図である。 第1の実施の形態に係る画像の一例を示す図である。
符号の説明
200,300 自動操作データ、0703,1003 画像表示データ作成装置、0706 全体画像データ作成処理部、0709,1006 局所画像データ作成処理部、0711,1009 表示画像データ作成処理部、0501,0502,0201,0601,0602 枠、1004,1014 画像自動表示装置、1302,1402,1403 直線。

Claims (12)

  1. 画面に表示するデータを作成する装置であって、
    入力した画像データを用いて表示するための表示画像データを作成する表示画像データ作成部と、
    前記表示画像データの作成を操作するために予め準備された自動操作データ群を入力する自動操作データ入力部と、
    前記自動操作データ入力部により入力した前記自動操作データ群を用いて、前記表示画像データ作成部の作成処理を制御する表示画像データ作成操作処理部とを備える、表示データ作成装置。
  2. 前記自動操作データ群には、前記表示画像データ作成部に対して前記表示画像データの画像の所定範囲に線分を引くことを指示するデータが含まれる、請求項1に記載の表示データ作成装置。
  3. 前記自動操作データ群には、前記表示画像データ作成部に対して前記表示画像データのために前記入力画像データの画像の所定領域の画像データを抜き出すことを指示するデータが含まれる、請求項1または2に記載の表示データ作成装置。
  4. 前記自動操作データ群には、抜き出される前記所定領域の画像データの画像を所定倍率で拡大または縮小することを指示するデータが含まれる、請求項3に記載の表示データ作成装置。
  5. 前記表示画像データ作成処理部は、
    前記入力画像データから、前記自動操作データ群中の領域指定データに基づき指定された領域のデータを切り取り、前記自動操作データ群中のサイズデータに基づき拡大または縮小処理を行い局所画像データを作成する局所画像データ作成処理部と、
    前記入力画像データを前記サイズデータに基づき拡大または縮小処理を行い全体画像データを作成する全体画像データ作成処理部とを有して、
    作成された前記全体画像データと前記局所画像データを合成して前記表示画像データを作成することを特徴とする請求項1記載の表示データ作成装置。
  6. 作成された前記表示画像データ内に、前記自動操作データ群中の範囲指定データに基づき指定された範囲に線分を追加することを特徴とする、請求項5に記載の表示データ作成装置。
  7. 前記全体画像データでの前記局所画像データに対応する位置を示す画像データを、作成された前記表示画像データ内に追加することを特徴とする、請求項5または6に記載の表示データ作成装置。
  8. 前記自動操作データ群は複数種類のデータセットを含み、
    前記表示画像データ作成操作処理部は前記自動操作データ群から、ユーザの操作に基づき前記作成処理に適用すべきデータセットを選択することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の表示データ作成装置。
  9. 前記自動操作データ群は前記入力画像データ中に含まれることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の表示データ作成装置。
  10. 画面に表示するデータを作成する方法であって、
    入力した画像データを用いて表示するための表示画像データを作成する表示画像データ
    作成ステップと、
    前記表示画像データの作成を操作するために予め準備された自動操作データ群を入力する自動操作データ入力ステップと、
    前記自動操作データ入力ステップにより入力した前記自動操作データ群を用いて、前記表示画像データ作成ステップにおける作成処理を制御する表示画像データ作成操作処理ステップとを備える、表示データ作成方法。
  11. 請求項10に記載の表示データ作成方法をコンピュータに実行させるための表示データ作成プログラム。
  12. 請求項10に記載の表示データ作成方法をコンピュータに実行させるための表示データ作成プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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