JP2006017731A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. １次元目の分離用の第１の分離装置としてナノ逆相液体クロマトグラフィー（nano-RPLC）カラムまたはキャピラリー電気クロマトグラフィー(CEC) カラム；２次元目の分離用の第２の分離装置としてキャピラリーゾーン電気泳動(CZE)チャネル；および該第１の分離装置と該第２の分離装置との間のインターフェイス域であって、該インターフェイス域は、試料画分または試料成分の該第２の分離装置への導入前に該第１の分離装置から流出する個々の試料画分または試料成分を濃縮するために２個以上の電極を備える濃縮区画を備えることを特徴とする、インターフェイス域、を備える、複雑な分析混合物の二次元分離のための装置。
2. 前記電極が、ナフィオンポリマーまたは別のイオン選択性材料で充填されたマイクロチャネルからなることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
3. 前記マイクロチャネルが、２〜３μｍ程度の極めて狭い開口部によって前記CZEチャネルと接触していることを特徴とする、請求項２に記載の装置。
4. 前記インターフェイス域が、さらに少なくとも一つの濃縮区画を備えることを特徴とする、請求項１、２または３に記載の装置。
5. ナノRPLCおよびその後続のCZEまたはCECおよびその後続のCZEにおいて複雑な分析混合物を分離する工程を含み、該ナノRPLCと該CZEとの間または該CECと該CZEとの間のインターフェイス域において該ナノRPLCまたは該CECから流出する画分は、該CZEへの導入前に２個以上の電極を備える濃縮区画で濃縮されることを特徴とする、二次元ナノ逆相液体クロマトグラフィー(nano-RPLC)／キャピラリーゾーン電気泳動(CZE)法あるいはキャピラリー電気クロマトグラフィー(CEC)／CZE法。
6. 前記ナノRPLCまたは前記CECからの全ての溶出物が、一定の流量で前記CZEへ流入することを特徴とする、請求項５に記載の方法。
7. 前記電極が、ナフィオンポリマーまたは別のイオン選択性材料で充填されたマイクロチャネルからなることを特徴とする、請求項５または６に記載の方法。
8. 前記画分が、少なくとも一つの電場をかけることによって濃縮され、そして該濃縮された画分が、該少なくとも一つの電場の非存在下または反転の間に前記CZEに導入されることを特徴とする、請求項５、６または７に記載の方法。
9. 流体力学的流れの掃流力に打ち勝つのに十分な強度で、前記画分の成分の電荷と反対の極性を有する電圧を前記電極間に印加することによって、前記ナノRPLCまたは前記CECから流出する画分を濃縮し、該電極間の電位差をなくすことによって該画分を前記CZEに導入することを特徴とする、請求項５〜８のいずれか１項に記載の方法。
10. 前記濃縮区域が、イオン交換材料をさらに備え、電場の非存在下で前記ナノRPLCまたは前記CECから流出する試料材料が蓄積され、流れと同じ方向の極性を有する電圧を前記電極間に印加することによって試料が前記CZEへ脱着されることを特徴とする、請求項５、６または７に記載の方法。
11. 前記CZEによって分離された前記画分の個々の成分が質量分析計に噴霧されることを特徴とする、請求項５〜１０のいずれか１項に記載の方法。
12. プロテオミクスにおける二次元分離として意図される、請求項５〜１１のいずれか１項に記載の方法。
13. ペプチド混合物の二次元分離のための請求項１〜４のいずれか１項に記載の装置の使用。