JP2006017168A - 液圧制御弁 - Google Patents

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Seiichi Nagata
精一 永田
Futoshi Yoshida
太志 吉田
Tetsuhiro Tsukiji
徹浩 築地
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Abstract

【課題】 ボール式の液圧制御弁において、ボールの横振動、騒音を防止する。
【解決手段】 液体が流れる流路に介装されるシート40と、このシート40に対峙して液体の流れを制御する球状のボール2と、このボール2を支持するボールサポート30と、このボールサポート30を介してボール2をシート40に押し付けるバネ5と、シート40の上流側に画成される上流側圧力室7と、シート40とボールサポート30の間に画成される二次圧力室8と、ボールサポート30の下流側に画成される下流側圧力室9と、ボールサポート30の外周面とその収容部内周面の間に画成される環状流路11とを備えるボール式の液圧制御弁1において、この環状流路11の流路断面積が上流から下流に向かって小さくなるようにボールサポート30の外周面35をテーパ形状に形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、弁体としてボールを用いるボール式の液圧制御弁の改良に関するものである。
従来、この種の液圧制御弁として、例えば図4に示す液圧制御弁1は、シート40に対峙して作動液の流れを制御する球状のボール2と、このボール2を支持するボールサポート30と、このボールサポート30を介してボール2をシート40に押し付けるバネ5とを備える。ボール2の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボール2がバネ5を圧縮しながらシート40からリフトし、作動液が図中矢印で示すようにシート40を通って本体20内へと流れる。
ボールサポート30にはシート40との間に二次圧力室8を画成する鍔部32が形成され、この鍔部32の外周面と本体20の間に環状流路10が設けられる。ボール2のリフト時、二次圧力室8から流出する作動液の流れに対してこの環状流路10が抵抗を付与することによって、二次圧力室8の圧力が高められ、液圧制御弁1の圧力と流量の関係を示すオーバライド特性を任意に設定することができる。
また、特許文献1に開示された液圧制御弁は、ボールサポートの外周面を本体側の内周面に摺接させ、ボール及びボールサポートの横振動を防止するようになっている。
特開2002−39412号公報 しかしながら、図4に示す液圧制御弁1において、鍔部32の外周面と本体20の間隙が大きい場合、環状流路10を流れる作動液の流れが周方向について不均一になると、ボール2及びボールサポート30が横振動して騒音等を発生する可能性があった。
そして、環状流路10が互いに略平行に対峙する鍔部32の外周面と本体20の内周面の間に画成されているため、この間隙を小さくすると、ここでの圧力低下特性が作動液の粘性変化の影響を受けやすい平行隙間流れの特性となり、作動液の温度変化に応じて液圧制御弁の性能が大きく変化するという問題点があった。
また、特許文献1に開示された液圧制御弁は、ボールサポートの外周面を本体側の内周面に摺接させるため、摩擦によるヒステリシスが大きくなり、液圧制御弁の静的な特性が悪化するという問題点があった。
この液圧制御弁において、ボールサポートと本体間の隙間を大きくしてボールサポートの摺動性を向上させようとすると、ボール及びボールサポートが横振動して騒音等を発生する可能性があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ボール式の液圧制御弁において、ボールの横振動、騒音を防止することを目的とする。
本発明は、液体が流れる流路に介装されるシートと、このシートに対峙して液体の流れを制御する球状のボールと、このボールを支持するボールサポートと、このボールサポートを介してボールをシートに押し付けるバネと、シートの上流側に画成される上流側圧力室と、シートとボールサポートの間に画成される二次圧力室と、ボールサポートの下流側に画成される下流側圧力室と、ボールサポートの外周面とその収容部内周面の間に画成される環状流路とを備えるボール式の液圧制御弁に適用する。
そして、この環状流路の流路断面積が上流から下流に向かって小さくなるようにボールサポートの外周面をテーパ形状に形成したことを特徴とするものとした。
この液圧制御弁は、ボールの前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボールがバネを圧縮しながらシートからリフトし、作動液が上流側圧力室、二次圧力室、環状流路、下流側圧力室を通って流れる。このとき、ボールサポートが中心位置よりずれると、環状流路の断面積が周方向について不均一となり、ボールサポートまわりの間隙が狭い方の圧力が広い方の圧力より高くなり、ボールサポートが収容部内周面の中心位置に戻ろうとする復元力が発生し、ボール及びボールサポートが径方向に横振動することが抑えられ、騒音を発生することを防止できる。
本発明によると、環状流路の流路断面積が上流から下流に向かって小さくなるようにボールサポートの外周面をテーパ形状に形成したため、環状流路を通過する液体の流れは、液体の温度変化による粘性変化の影響を受けにくいオリフィス特性となり、液体の温度が変化しても環状流路の圧力が変化することを抑えられ、液圧制御弁の圧力制御特性を常に安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ボール式の液圧制御弁1は、液体が流れる流路に介装されるシート40と、このシート40に対峙して液体の流れを制御する弁体として球状のボール2と、このボール2を支持するボールサポート30と、このボールサポート30を介してボール2をシート40に押し付けるバネ5とを備える。
ボール式液圧制御弁1は、筒状の本体20を備え、この本体20内にボール2とボールサポート30及びバネ5等が収められるとともに、シート40がスリーブ39を介して固定される。本体20はスリーブ39が嵌合される内周面21と、ボール2及びボールサポート30等を収容する空間を画成する内周面22と、この内周面22に開口する通孔23とを有する。
シート40はこれを貫通するシート穴41と、このシート穴41の途中に形成されるシートオリフィス(絞り)42と、シート40が開口し円錐状に窪むシート面43とを有し、このシート面43の内周縁部にボール2が着座することにより、シート穴41を通る液体の流れを止める。
バネ5は線状のバネ材を螺旋状に巻回して形成される。バネ5はボールサポート30、ボール2、シート40と同軸上に配置され、所定量だけ圧縮された状態で本体20の底面24とボールサポート30の間に介装される。
ボールサポート30はボール2を着座させる円錐状に窪むボール座31と、バネ5の一端を着座させるバネ座33を有する。
液圧制御弁1において液体が流れる流路は、シート40の上流側に画成される上流側圧力室7と、シート40とボールサポート30の間に画成される二次圧力室8と、ボールサポート30の下流側に画成される下流側圧力室9とに分けられる。この上流側圧力室7と下流側圧力室9におけるボール2の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボール2がバネ5を圧縮しながらシート40からリフトし、液体が図3に矢印で示すようにシート40内の上流側圧力室7を通って本体20内の下流側圧力室9へと流れる。
そして本発明の要旨とするところであるが、ボールサポート30の外周面35とその収容部内周面22の間に環状流路11を画成し、この環状流路11の流路断面積が上流から下流に向かって小さくなるようにボールサポート30の外周面35をテーパ形状に形成する。
図2の(a),(b)に示すように、ボールサポート30は円盤状に拡がる鍔部34を有し、この鍔部34はボールサポート30のボール座31より外周に位置する部位であり、その外径がボール2の外径より大きく形成され、シート40との間に二次圧力室8を画成する。
鍔部34は円錐面状に形成された外周面35を有し、環状流路11はこの外周面35によって画成され、その流路断面積が軸方向について一次的に減少する。
以上のように構成されて、ボール2の前後差圧が所定値を超えて上昇すると、ボール2がバネ5を圧縮しながらシート40からリフトし、液体が図3に矢印で示すように上流側圧力室7、シートオリフィス42、二次圧力室8、環状流路11、下流側圧力室9、通孔23を通って本体20の外側へと流れる。
このとき、ボールサポート30が中心位置よりずれると、環状流路11の断面積が周方向について不均一となり、ボールサポート30まわりの間隙が狭い方の圧力が広い方の圧力より高くなり、ボールサポート30を中心方向に戻す力が発生する。ボールサポート30が偏心して収容部内周面22と接触したとすると、この接触部分で液体の流れがなくなるため、この接触部分に作用する圧力は環状流路11の入口圧力と略等しくなる。一方、環状流路11におけるこの接触部分と反対側では液体が流れるため、上流から下流に向かって圧力が低下し、この部分に生じる圧力の平均値(入口圧力+出口圧力)/2がボールサポート30に作用し、この圧力によってボールサポート30に働く力は接触部分に働く力より小さくなる。このため、ボールサポート30は収容部内周面22から離れ、収容部内周面22の中心位置に戻ろうとする復元力が発生し、ボール2及びボールサポート30が径方向に横振動することが抑えられ、騒音を発生することを防止できる。
この復元力を発生させるためには、ボールサポート30の外周面35と収容部内周面22の間隙がある程度小さいことが前提となるが、前記した特許文献1のようにボールサポート30に形成される溝や穴を設けることによって二次圧力室8の圧力を自由に設定することが可能となる。
しかし、従来の液圧制御弁は、ボールサポートのまわりの環状流路断面積を軸方向について一定になるように形成していたため、環状流路を通過する液体の流れは、液体の温度変化による粘性変化の影響を受けやすい環状隙間の流れ特性となり、低温時に環状流路における圧力低下が大きくなることにより逆オーバライド特性となってしまい、液圧制御弁1の圧力制御特性が不安定になる。
これに対処して本発明は、環状流路11の流路断面積が上流から下流に向かって小さくなるようにボールサポート30の外周面35をテーパ形状に形成したため、環状流路11を通過する液体の流れは、液体の温度変化による粘性変化の影響を受けにくいオリフィス特性となり、液体の温度が変化しても環状流路11の圧力が変化することを抑えられ、液圧制御弁1の圧力制御特性を常に安定させることができる。
二次圧力室8の前後にシートオリフィス42と環状流路11が設けられているため、これらの開口面積等を変えることで二次圧力室8の圧力を広い範囲で調整でき、液圧制御弁1のオーバライド特性の設定自由度をひろげられる。
なお、液圧制御弁1は、環状流路11の下流側にオリフィスを設けてもよい。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、弁体としてボールを用いるボール式の液圧制御弁に利用できる。
本発明の実施の形態を示す液圧制御弁の断面図。 同じく(a)はボールサポートの正面図、(b)はボールサポートの断面図。 同じく液圧制御弁の模式図。 従来例を示す液圧制御弁の模式図。
符号の説明
1 液圧制御弁
2 ボール
4 本体
5 バネ
7 上流側圧力室
8 二次圧力室
9 下流側圧力室
11 環状流路
22 収容部内周面
30 ボールサポート
35 外周面

Claims (1)

  1. 液体が流れる流路に介装されるシートと、
    このシートに対峙して液体の流れを制御する球状のボールと、
    このボールを支持するボールサポートと、
    このボールサポートを介してボールをシートに押し付けるバネと、
    前記シートの上流側に画成される上流側圧力室と、
    前記シートと前記ボールサポートの間に画成される二次圧力室と、
    前記ボールサポートの下流側に画成される下流側圧力室と、
    前記ボールサポートの外周面とその収容部内周面の間に画成される環状流路とを備えるボール式の液圧制御弁において、
    前記環状流路の流路断面積が上流から下流に向かって小さくなるように前記ボールサポートの外周面をテーパ形状に形成したことを特徴とする液圧制御弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108131474A (zh) * 2017-12-25 2018-06-08 宁波文泽机电技术开发有限公司 无泄漏减压阀

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