JP2006017150A - 締結構造 - Google Patents

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幸雄 木村
Nobuhiro Watanabe
信広 渡辺
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Abstract

【課題】締結に必要な剛性、締結力を有する締結構造を提供すること。
【解決手段】先端から根元に向けて漸次幅広となるように形成した復元性を有する鉤状部21を設けた締結具2と、被締結物5を貫通して挿入された締結具2の鉤状部21を係止することにより、締結具2との間に被締結物5を締結した保持具3とを備えた締結構造1において、締結具2の挿入方向と交差し、鉤状部21を押圧可能に配設したプッシャ33と、保持具3から締結具2を離脱させて被締結物5を分解する場合に、プッシャ33を移動させる形状記憶機能を有する圧縮コイルバネ35とを保持具3に備えるようにした。
【選択図】 図1−2

Description

本発明は、締結構造に関し、特に締結具と保持具とにより被締結物を締結する締結構造に関するものである。
たとえば、自動販売機等の構造物において、各構成部品はネジ等の締結具により締結されている。しかしながら、ネジ等の締結具を用いると、組立時および分解時にドライバー等の工具が必要となる上に、組立、分解に時間がかかるという課題を有していた。また、構成部品によっては、組立手順と分解手順が異なる場合があり、分解が困難な場合が生じていた。
このような課題を解決するために、従来から締結具に形状記憶素材を用いた締結構造が各種知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。この締結具は使用状態(使用温度域)において締結形状を有し、解除状態(加熱温度域)において被締結形状に復元するものであり、締結具により構成部品(被締結物)を締結する一方、締結具を加熱又は冷却することにより、締結具の形状を被締結形状に復元して、構成部品を分解していた。
特開2003−232311号公報 特開2004−44653号公報
しかしながら、締結具に形状記憶素材を用いた締結構造では、締結に必要な剛性、締結力を得られにくい。
本発明は、上記実情に鑑みて、締結に必要な剛性、締結力を有する締結構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る締結構造は、先端から根元に向けて漸次幅広となるように形成した弾性を有する鉤状部を設けた締結具と、被締結物を貫通して挿入された前記締結具の鉤状部を係止することにより、前記締結具との間に被締結物を締結した保持具とを備えた締結構造において、前記締結具の挿入方向と交差し、前記鉤状部を押圧可能に配設したプッシャと、保持具から締結具を離脱させて被締結物を分解する場合に、前記プッシャを移動させる形状記憶機能を有する弾性部材とを前記保持具に備えたことを特徴とする。
本発明に係る締結構造は、締結具に先端から根元に向けて漸次幅広となるように形成した弾性を有する鉤状部を設けたので、被締結物の締結に必要な剛性、締結力を得ることができるという効果を奏する。また、締結具の挿入方向と交差し、鉤状部を押圧可能に配設したプッシャと、保持具から締結具を離脱させて被締結物を取り外す場合に、プッシャを移動させる形状記憶機能を有する弾性部材とを保持具に備えたので、弾性部材を記憶した形状に復元することにより、プッシャを移動させて被締結物を容易に分解することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る締結構造の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例に係る締結構造を示す縦断側面図であって、図1−1は締結前の状態、図1−2は締結状態、図1−3は離脱手順を示す図である。また、図2は図1に示した締結具の側面図、図3は図1に示した保持具の正面図、図4は図1に示した保持具の縦断側面図、図5は図1に示した保持具の裏面図である。
本発明の実施例に係る締結構造1は、図1に示すように、締結具2と、保持具3とを有し、締結具2と保持具3との間に被締結物5を締結するものである。
締結具2は、図2に示すように、鉤状部21と、挿入部22と、把持部23とを有している。鉤状部21は、可撓性を有する板バネ材等の一対の弾性材料からなり、それぞれ挿入部22から前方に延在した後に、先端から挿入部22(根元)に向けて漸次幅広となるように折り返して形成してある。そして、最も幅広となる根元部分からさらに内側に折り返してある。そして、保持具3に締結具2を挿入した場合に、この折り返した部分211が保持具3に係止され、保持具3に締結具2が締結される。
挿入部22は、保持具3に挿入される部分であり、断面は略正方形形状を有している。なお、挿入部22の断面は略正方形形状に限られるものではなく、略円形形状等の任意の形状とすることが可能である。挿入部22には、把持部23が連接して形成してある。把持部23は、締結具2を保持具3に挿入する場合に把持する部分であり、挿入部22の断面よりも大きく形成してある。この把持部23の断面は、挿入部22と同様に、略正方形形状、略円形形状等、任意の形状を採用することが可能であり、挿入部22と把持部23との境界面24が被締結物5との当接面となる。
保持具3には、締結具2の鉤状部21と挿入部22とを収容する挿入穴31が形成してある。挿入穴31は、図3に示すように、略正方形形状を有している。この挿入穴31は、締結具2の挿入部22よりも僅かに大きく形成してあり、力を加えなくても締結具2の挿入部22が挿入可能となっている。
また、保持具3には、図4に示すように、締結具2の挿入方向(挿入穴31)と直交する貫通穴32が形成してある。この貫通穴32は、略矩形形状の穴であって、保持具3に締結具2を挿入すると、締結具2の鉤状部21の折り返した部分211が挿入穴31と貫通穴32の交差した部分に係止される。なお、保持具3の挿入穴31の長さ(外表面から挿入穴31と貫通穴32の交差した部分までの長さ)は、締結具2の挿入部22の長さから被締結物5の厚みを差し引いた長さと同一又はわずかに短く形成してある。
この貫通穴32には、一対のプッシャ33が対向するように収容してある。これらのプッシャ33は、この貫通穴32の中を摺動可能である。プッシャ33は、略直方体形状を有し、締結具2の鉤状部21が挿入される挿入側は、締結具2の鉤状部21が受け入れやすいように、面取処理が施してある。
また、プッシャ33には、それぞれガイド34が設けてある。このガイド34には、形状記憶素材で形成された圧縮コイルバネ35(弾性部材)が巻回してあり、ガイド34の端部は、貫通穴32を塞ぐ蓋部材36に摺動可能に支承してある。形状記憶素材は、ニッケル−チタン等の既知の形状記憶素材であって、たとえば、80°C〜90°Cの高温になると圧縮コイルバネ35のピッチが拡がって、プッシャ33同士が当接する方向に付勢力が作用するものである。
保持具の裏面側には、図5に示すように、鍵穴状の溝37が形成してある。この溝37は、圧縮コイルバネ35の両端部にリード線(図示せず)を配設して上述した圧縮コイルバネ35に電気を流すためのものであり、圧縮コイルバネ35に電気を流すと、熱を加えなくても、圧縮コイルバネ35のピッチが拡がって、プッシャ33同士が当接する方向に付勢力が作用する。
上述のように構成した締結具2と保持具3とからなる締結構造1によれば、被締結物5に締結具2の挿入部22が挿入可能な貫通孔を形成し、図1−1に示すように、この貫通穴を締結具2の鉤状部21と挿入部22とを貫通させた後に、保持具3の挿入穴31に締結具2(鉤状部21と挿入部22)を挿入すれば、挿入穴31によって締結具2の鉤状部21が狭まる。このとき、締結具2の鉤状部21には、締結具2を押し戻すように付勢力が働く。
その後、締結具2を鉤状部21の付勢力に抗して、締結具2をさらに保持具3の挿入穴31に挿入すると、締結具2の鉤状部21が保持具3の挿入穴31を貫通するとともに、締結具2の挿入部22が保持具3の挿入穴31に収容される。すると、締結具2の鉤状部21の折り返した部分211が保持具3の挿入穴31の外周部分に係止され、被締結物5は、保持具3と締結具2とにより締結される。つまり、締結具2は保持具3から取り外し不能となる。
一方、被締結物5を分解する場合には、ドライヤー等により圧縮コイルバネ35が80°C〜90°Cとなるように熱を加える。圧縮コイルバネ35に熱を加えると、圧縮コイルバネ35は記憶してある形状に復元しようとする。つまり、圧縮コイルバネ35はピッチを広げるように作用し、プッシャ33同士が当接する方向に付勢力が作用する。すると、図1−3に示すように、締結具2の鉤状部21はプッシャ33により押圧され、鉤状部21を撓ませる。そして、締結具2の鉤状部21の折り返した部分211と保持具3の挿入穴31の外周部との係止状態が解除され、締結具2は保持具3から取り外し可能となる。
保持具3から締結具2を取り外すとともに、被締結物5から締結具2を取り外すと、保持具3、被締結物5、締結具2は、それぞれ、別体となり、分解が完了する。
上述した本発明の実施例に係る締結構造1は、締結具2に先端から根元に向けて漸次幅広となるように形成した弾性を有する鉤状部21を設けたので、被締結物5の締結に必要な剛性、締結力を得ることができる。
また、締結具2の挿入方向と直交し、鉤状部21を押圧可能に配設したプッシャ33と、保持具3から締結具2を離脱させて被締結物5を取り外す場合に、プッシャ33を移動させる形状記憶機能を有する圧縮コイルバネ35とを保持具3に備えたので、圧縮コイルバネ35を記憶した形状に復元することにより、プッシャ33を移動させて被締結物5を容易に分解することができる。
上述した本発明の実施例に係る締結構造1は、圧縮コイルバネ35を加熱することにより、締結構造1を分解するものとしたが、圧縮コイルバネ35に電気を流すことにより、圧縮コイルバネ35の形状を復元させても良い。
なお、圧縮コイルバネ35の加熱に際しては、圧縮コイルバネ35のみを加熱するようにしても良いし、加熱雰囲気中に投入することにより、保持具3、締結具2ごとを加熱することにより、圧縮コイルバネ35を加熱しても良い。
また、締結具2により被締結物5を保持具3に締結するものとしたが、複数の被締結物5を締結具2と保持具3とにより締結させるものであっても良い。
以上のように、本発明に係る締結構造は、リサイクルする部材の締結構造に有用であり、たとえば、自動販売機における電照板等の締結構造に適している。
本発明の実施例に係る締結構造を示す縦断側面図であって、締結前の状態を示す図である。 本発明の実施例に係る締結構造を示す縦断側面図であって、締結状態を示す図である。 本発明の実施例に係る締結構造を示す縦断側面図であって、離脱手順を示す図である。 図1に示した締結具の側面図である。 図1に示した保持具の正面図である。 図1に示した保持具の縦断側面図である。 図1に示した保持具の裏面図である。
符号の説明
1 締結構造
2 締結具
21 鉤状部
211 折り返した部分
22 挿入部
3 保持具
31 挿入穴
32 貫通穴
33 プッシャ
34 ガイド
35 圧縮コイルバネ
36 蓋部材
5 被締結物

Claims (1)

  1. 先端から根元に向けて漸次幅広となるように形成した弾性を有する鉤状部を設けた締結具と、
    被締結物を貫通して挿入された前記締結具の鉤状部を係止することにより、前記締結具との間に被締結物を締結した保持具と
    を備えた締結構造において、
    前記締結具の挿入方向と交差し、前記鉤状部を押圧可能に配設したプッシャと、
    保持具から締結具を離脱させて被締結物を分解する場合に、前記プッシャを移動させる形状記憶機能を有する弾性部材と
    を前記保持具に備えたことを特徴とする締結構造。
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