JP2003232311A - 締結部材 - Google Patents

締結部材

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JP2003232311A
JP2003232311A JP2002034203A JP2002034203A JP2003232311A JP 2003232311 A JP2003232311 A JP 2003232311A JP 2002034203 A JP2002034203 A JP 2002034203A JP 2002034203 A JP2002034203 A JP 2002034203A JP 2003232311 A JP2003232311 A JP 2003232311A
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JP
Japan
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fastening
fastened
shape
head
fastening member
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JP2002034203A
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English (en)
Inventor
Masanobu Tanigawa
雅信 谷川
Takeo Yasuda
剛郎 安田
Akio Hasebe
章雄 長谷部
Masaru Kagami
鏡  優
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
NEC Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結部材を形状記憶素材から成形して、複数
の部材からなる被締結部材の締結解除が容易な締結部材
を提供する。 【解決手段】 複数の部材からなる被締結部材A、Bを
挟持して締結する締結部材1であって、形状記憶素材か
ら成形され、加熱または冷却下において締結が解除可能
な形状に成形されてその形状を記憶し、記憶された形状
に復元されない温度下において締結可能な形状に二次加
工されてなる。これによって、締結部材1を加熱または
冷却することによって、被締結部材A、Bの締結部材1
による締結を容易に解除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部材からな
る被締結部材を締結する締結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、複数の部材からなる締結
部材(例えば、家電製品の部品)を締結する場合には、
締結部材としてネジまたは結束バンド等が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、締結部材としてネジを用いる場合には、締結
部に錆が発生して解除が困難となる。また、締結部材と
して結束バンドを用いる場合には、結束バンドと部材間
にハサミが入り難く解除に時間がかかるといった問題点
があった。
【0004】本発明は、このような状況を鑑みてなされ
たもので、締結部材を形状記憶素材から成形して、複数
の部材からなる被締結部材の締結解除が容易な締結部材
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る締結部材は、次のような手段を採用す
る。
【0006】本発明の第1の要旨は、複数の部材からな
る被締結部材を挟持して締結する締結部材であって、形
状記憶素材から成形され、加熱または冷却下において締
結が解除可能な形状に成形されてその形状を記憶し、記
憶された形状に復元されない温度下において締結可能な
形状に二次加工されていることを特徴とする締結部材に
関する。
【0007】本発明の第1の要旨によれば、締結部材を
加熱または冷却することによって、締結部材が解除可能
な形状に復元される。
【0008】本発明の第2の要旨は、被締結部材に設け
られた孔より幅広に形成される頭部と、頭部の外縁より
内側から下方に連設され下端部に外側に向けた突起を有
し孔を貫通して頭部と突起との間に被締結部材を挟持す
る複数の脚部とから構成されていることを特徴とする第
1の要旨の締結部材に関する。
【0009】本発明の第2の要旨によれば、被締結部材
が締結部材の頭部と突起との間で挟持される。
【0010】本発明の第3の要旨は、頭部の下面と被締
結部材の表面との間に弾性部材を設けたことを特徴とす
る第2の要旨の締結部材に関する。
【0011】本発明の第3の要旨によれば、締結部材を
加熱または冷却することによって締結が解除されるとと
もに、弾性部材の頭部への付勢力によって締結部材が被
締結部材から引き抜かれる。
【0012】本発明の第4の要旨は、複数の部材からな
る被締結部材を挟持して締結する締結部材であって、被
締結部材に設けられた孔より幅広の頭部と、頭部の外縁
より内側から下方に連設され下端部に外側に向けた突起
を有し頭部と突起との間に被締結部材を挟持する複数の
脚部と、頭部の下面と被締結部材の表面との間であって
複数の脚部の外側を連続して囲むように設けられた弾性
部材とから構成され、弾性部材は、形状記憶素材から形
成され、加熱または冷却下において少なくとも一部の内
径が締結を解除可能な複数の脚部の外周径よりも小さく
なる形状に成形されてその形状を記憶し、記憶された形
状に復元されない温度下において内径が複数の脚部の外
周径よりも大きくなる形状に二次加工されていることを
特徴とする締結部材に関する。
【0013】本発明の第4の要旨によれば、締結部材を
加熱または冷却することによって、弾性部材の内径が締
結を解除可能な複数の脚部の外周径よりも小さくなる形
状に復元されて複数の脚部の外周径を狭めて締結が解除
可能になるとともに、弾性部材の頭部への付勢力によっ
て締結部材が被締結部材から引き抜かれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る締結部材の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に
係る締結部材の実施の形態(1)を示すものである。締
結部材1は、被締結部材A、Bに設けられた孔Cよりも
幅広の頭部2と、頭部2の外縁2aより内側から下方に
連設され下端部3aに外側に突出した突起3bを有し孔
Cを貫通して被締結部材A、Bを頭部2と突起3bとの
間に挟持する複数の脚部3とから構成されている。頭部
2は、例えば、円筒状または角柱状に形成され、脚部3
は、例えば、水平断面が半円状または矩形状に形成され
る。なお、下端部3aの突起3bは、例えば、垂直断面
が略三角形状に形成される。なお、締結部材1は、例え
ば、Fe−Mn−Si系、Ti−Ni系等の形状記憶合
金(一般的に錆が発生しにくい特性を有する)から形成
され、図1(b)に示すように、加熱または冷却下にお
いて締結が解除可能な形状に成形されその形状を記憶
し、図1(a)に示すように、記憶された形状が復元さ
れない温度下において締結可能な形状に二次加工されて
いる。
【0015】次に、このように構成された締結部材1の
使用について説明する。まず、被締結部材A、Bを締結
する場合は、被締結部材A、Bの孔Cに脚部3を挿入
し、頭部2の下面2bを被締結部材Aの表面Aaに突き
当てて脚部3の突起3b部との間に被締結部材A、Bを
挟持する(図1(a)の状態)。次いで、被締結部材
A、Bを解除する場合は、締結部材1を加熱または冷却
し、これによって、締結部材1が記憶している形状に復
元されて締結が解除されて締結部材1が被締結部材A、
Bから引き抜き可能となる(図1(b)の状態)。な
お、締結部材1が記憶される形状に復元される温度(作
動温度)は、例えば、Fe−Mn−Si系では150〜
200℃、Ti−Ni系では50〜100℃前後に設定
することが可能である。
【0016】次に、本発明に係る締結部材の実施の形態
(2)について説明する。図2は、本発明に係る締結部
材の実施の形態(2)を示すものである。なお、実施の
形態(1)と同様の説明は、同一符号を付すことで詳細
を省略する。
【0017】この実施の形態(2)の締結部材10は、
図2に示すように、実施の形態(1)の頭部2の下面2
bと被締結部材Aの表面Aaとの間に弾性部材4を設け
た構成のものである。弾性部材4は、締結部材10が締
結状態(図2(a)の状態)にあるとき頭部2を上方に
付勢するように作用している。なお、弾性部材4として
は、ピアノ線等から形成されるコイルバネが好適に用い
られる。なお、頭部2には、弾性部材4をガイドするよ
うに頭部2の外縁2aから下方に壁面2cを連設しても
よい。
【0018】この実施の形態(2)によると、図2
(b)に示すように、締結部材10を加熱または冷却
し、これによって、締結部材10が記憶している形状に
復元されて被締結部材A、Bの締結が解除され締結部材
10が被締結部材A、Bから引き抜き可能となるととも
に、弾性部材4の付勢力によって締結部材10が被締結
部材A、Bから引き抜かれる。
【0019】次に、本発明に係る締結部材の実施の形態
(3)について説明する。図3は、本発明に係る締結部
材の実施の形態(3)を示すものである。なお、実施の
形態(1)と同様の説明は、同一符号を付すことで詳細
を省略する。
【0020】この実施の形態(3)の締結部材20は、
実施の形態(2)の頭部2および脚部3を、例えば、樹
脂材料から成形して、弾性部材4を、形状記憶合金(F
e−Mn−Si系、Ti−Ni系等)から成形し、頭部
2の下面2aと被締結部材Aの表面Aaとの間であって
複数の脚部3の外側を連続して囲むように配設したもの
である。弾性部材4aは、加熱または冷却下において少
なくとも一部の内径が締結を解除可能な複数の脚部23
の外周径φよりも小さくなる形状に成形されてその形状
を記憶し、記憶された形状に復元されない温度下におい
て内径が複数の脚部23の外周径φよりも大きくなるよ
うに形成されている。なお、弾性部材4aとしては、コ
イルバネが好適に用いられる。
【0021】この実施の形態(3)によると、締結部材
20を加熱または冷却することによって、弾性部材4a
の内径が締結を解除可能な複数の脚部23の外周径φよ
りも小さくなる形状に復元されて複数の脚部23の外周
径φを狭めて締結が解除されるとともに、弾性部材4a
の頭部22への付勢力によって締結部材20が被締結部
材A、Bから引き抜かれる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、締結部
材を加熱または冷却することによって、被締結部材の締
結部材による締結を容易に解除することができる効果が
ある。
【0023】また、締結部材を加熱または冷却すること
によって、被締結部材の締結部材による締結を容易に解
除することができるとともに、締結部材を被締結部材か
ら自動的に引き抜くことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る締結部材の実施の形態(1)を示
す側面断面図である。
【図2】本発明に係る締結部材の実施の形態(2)を示
す側面断面図である。
【図3】本発明に係る締結部材の実施の形態(3)を示
す側面断面図である。
【符号の説明】
1、10、20 締結部材 2 頭部 3 脚部 4 弾性部材 A、B 被締結部材 C 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 剛郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 長谷部 章雄 宮城県仙台市太白区郡山6丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 鏡 優 宮城県仙台市太白区郡山6丁目7番1号 株式会社トーキン内 Fターム(参考) 3J001 FA02 GA01 HA02 HA07 KA19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材からなる被締結部材を挟持し
    て締結する締結部材であって、 形状記憶素材から成形され、加熱または冷却下において
    締結が解除可能な形状に成形されてその形状を記憶し、
    記憶された形状に復元されない温度下において締結可能
    な形状に二次加工されていることを特徴とする締結部
    材。
  2. 【請求項2】 被締結部材に設けられた孔より幅広に形
    成された頭部と、頭部の外縁より内側から下方に連設さ
    れ下端部に外側に向けた突起を有し孔を貫通して頭部と
    突起との間に被締結部材を挟持する複数の脚部とから構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の締結部
    材。
  3. 【請求項3】 頭部の下面と被締結部材の表面との間に
    弾性部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の締
    結部材。
  4. 【請求項4】 複数の部材からなる被締結部材を挟持し
    て締結する締結部材であって、 被締結部材に設けられた孔より幅広に形成された頭部
    と、頭部の外縁より内側から下方に連設され下端部に外
    側に向けた突起を有し孔を貫通して頭部と突起との間に
    被締結部材を挟持する複数の脚部と、頭部の下面と被締
    結部材の表面との間であって複数の脚部の外側を連続し
    て囲むように設けられた弾性部材とから構成され、 弾性部材は、形状記憶素材から形成され、加熱または冷
    却下において少なくとも一部の内径が締結を解除可能な
    複数の脚部の外周径よりも小さくなる形状に成形されて
    その形状を記憶し、記憶された形状に復元されない温度
    下において内径が複数の脚部の外周径よりも大きくなる
    形状に二次加工されていることを特徴とする締結部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309240A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Panasonic Corp 締結装置およびそれを用いた締結方法
JP2012522941A (ja) * 2009-04-01 2012-09-27 ラムザウア ディーター スナップファスナ
JP2021038003A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 ヒロホー株式会社 搬送容器

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