JP2006017040A - ディーゼル燃料フィルタと該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低温時の燃料ワックスによるフィルタエレメントの詰まりを防止できる、ディーゼル燃料フィルタ、および、該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路の提供。
【解決手段】 燃料還流通路5に還流バルブ8と逆止弁9を設けたディーゼル燃料フィルタ7および該ディーゼル燃料フィルタ7を含む燃料経路であって、燃料還流通路5における還流バルブ8と逆止弁9の配置順序を、燃料還流通路5における還流燃料の流れ方向に逆止弁9、還流バルブ8の順としたディーゼル燃料フィルタ7、および該ディーゼル燃料フィルタ7を含む燃料経路。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディーゼル燃料フィルタと該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路に関し、とくに、フィルタの燃料ワックスによる詰まりを防止できる、ディーゼル燃料フィルタと該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路に関する。
特開2002−256995号公報は、図7に示すように、ディーゼル燃料フィルタを含む従来の燃料経路構成を示している。該燃料経路は、燃料タンク1から燃料噴射ポンプ2への送り通路3と、燃料噴射ポンプ2から燃料タンク1への燃料リターン通路4と、リターン通路4から送り通路3に燃料を還流させる還流通路5とを有する。送り通路3の途中には、燃料圧送ポンプ6、燃料フィルタ7が設けられ、燃料フィルタ7は燃料中の異物を濾過する。還流通路5には、還流燃料の流れ方向に還流バルブ8、逆止弁9が順に設けられている。
特開2003−293884号公報は、図6に示すように、燃料フィルタ7のハウジング10内に、フィルタエレメント11、還流通路5の少なくとも一部、還流バルブ8、逆止弁9を設けた燃料フィルタ7を開示している。還流通路5には、図7の場合と同様、還流燃料の流れ方向に還流バルブ8、逆止弁9が順に設けられている。燃料の流れの経路としては、図7と同じである。
図6、図7の何れの燃料経路および燃料フィルタ7においても、燃料の温度をバイメタル式の還流バルブ8が感知し、燃料の温度が低い時は還流バルブ8が開になり、燃料リターン通路4を流れる温まった燃料が送り通路3に流れる。これによって、送り通路3を流れる低温の燃料の温度が上がり、フィルタエレメント11に捕捉されているワックスが溶融し、ワックスによるフィルタエレメント11の目詰まりが防止される。燃料の温度が高くなると、還流バルブ8が閉となり、燃料リターン通路4を流れる燃料は全量が燃料タンク1へと戻る。これを繰り返しているうちに、燃料系の温度が上がって安定し、還流バルブ8が閉となる(還流燃料による、送り燃料の温めがオフとなる)。
特開2002−256995号公報 特開2003−293884号公報
しかし、従来のディーゼル燃料フィルタおよび燃料経路では、逆止弁9の還流燃料流れ方向上流側に還流バルブ8が配置されているため、還流バルブ8が閉じ後、逆止弁9が閉じたままで、斜線部(逆止弁9と還流バルブ8の間の、還流通路5)には温かい燃料が残り、燃料タンク1からワックスを含む低温燃料がハウジング10内に流入しても、還流バルブ8に触れることはなくフィルタエレメント11へと流れ、還流バルブ8はすぐには開とならない。しかも、還流バルブ8はリターン通路4の温かい燃料に連通しているので、還流バルブ8は開となりにくい。したがって、還流バルブ8の開閉が、燃料フィルタ7内部の燃料温度変化にレスポンス良く追従できない。その結果、還流バルブ8が閉じ後、フィルタエレメント11にワックスが詰まり、フィルタ出口負圧が増大し(図5の特性Aのように、高負圧となり)、車両の走行が不良となるという課題が生じる。
本発明の目的は、低温時の燃料ワックスによるフィルタエレメントの詰まりを防止できる、ディーゼル燃料フィルタ、および、該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路を提供することにある。
上記課題を解決する、そして上記目的を達成する、本発明はつぎの通りである。
(1) 燃料還流通路に還流バルブと逆止弁を設けたディーゼル燃料フィルタであって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタ。
(2) 燃料還流通路に還流バルブと逆止弁を設けたディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路であって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路。
(3) ハウジングと、該ハウジング内に配置されたフィルタエレメントと、前記ハウジング内で前記フィルタエレメントの下方に形成されているスペースと、少なくとも一部が前記スペースに配置された燃料還流通路と、該燃料還流通路に設けられた還流バルブと逆止弁とを有するディーゼル燃料フィルタであって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタ。
(4) ハウジングと、該ハウジング内に配置されたフィルタエレメントと、前記ハウジング内で前記フィルタエレメントの下方に形成されているスペースと、少なくとも一部が前記スペースに配置された燃料還流通路と、該燃料還流通路に設けられた還流バルブと逆止弁とを有するディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路であって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路。
上記(1)のディーゼル燃料フィルタ、上記(2)のディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路、上記(3)のディーゼル燃料フィルタ、上記(4)のディーゼル燃料フィルタの何れにおいても、燃料還流通路における逆止弁、還流バルブの配置順序を、還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたので、還流バルブは逆止弁より下流側(送り通路側)にあり、還流バルブが閉じた後も、還流バルブは常にディーゼル燃料フィルタ内の燃料(送り側の燃料)に触れることができ、送り側の燃料の温度変化にレスポンス良く反応することができる。その結果、還流バルブが閉じ後、送り側の燃料が低温の時は、還流バルブは燃料温度を感知して速やかに開き、還流燃料を流して送り側の低温の燃料の温度を上げて燃料中のワックスを溶融し、ワックスによるフィルタエレメントの詰まりを防止することができる。
以下に、本発明のディーゼル燃料フィルタ、および該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路を、図1〜図5を参照して説明する。図1〜図5中、図6、図7に示した従来のディーゼル燃料フィルタおよび該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路と同じ部品には、図6、図7の部品と同じ符号を付してある。
本発明のディーゼル燃料フィルタ7を含む燃料経路12は、図4に示すように、燃料タンク1から燃料噴射ポンプ2への送り通路3と、燃料噴射ポンプ2から燃料タンク1への燃料リターン通路4と、リターン通路4から送り通路3に燃料を還流させる還流通路5とを有する。送り通路3の途中には、燃料圧送ポンプ6、燃料フィルタ7(のフィルタエェメント11)が設けられ、燃料フィルタ7は燃料中の異物を濾過する。還流通路5は、燃料を、リターン通路4から送り通路3の燃料圧送ポンプ6と燃料圧送ポンプ6より下流の燃料フィルタ7との間の部分(合流点15)に還流させる。送り通路3における燃料の流れ方向は、燃料タンク1から燃料噴射ポンプ2に向かう方向であり、リターン通路4における燃料の流れ方向は、燃料噴射ポンプ2から燃料タンク1に向かう方向であり、還流通路5における燃料の流れ方向は、リターン通路4から送り通路3に向かう方向である。還流通路5には、還流燃料の流れ方向に還流バルブ8、逆止弁9が、逆止弁9、還流バルブ8の順で、設けられている。本発明における還流バルブ8、逆止弁9の配置順序は、図6、図7における従来の、還流バルブ8、逆止弁9の配置順序と逆である。
本発明のディーゼル燃料フィルタ7は、図1〜図3に示すように、ハウジング10と、ハウジング10内に設けられた、燃料送り通路3の一部、該燃料送り通路3の一部に設けられたフィルタエレメント11、還流通路5の少なくとも一部、還流バルブ8、逆止弁9を有している。還流通路5は、ハウジング10外のリターン通路4の燃料を、ハウジング10内の燃料送り通路3の一部の、燃料圧送ポンプ6と燃料圧送ポンプ6より下流の燃料フィルタ7との間の部分(合流点15)に還流させる。送り通路3における燃料の流れ方向は、燃料タンク1から燃料噴射ポンプ2に向かう方向であり、リターン通路4における燃料の流れ方向は、燃料噴射ポンプ2から燃料タンク1に向かう方向であり、還流通路5における燃料の流れ方向は、リターン通路4から送り通路3に向かう方向である。還流通路5には、図4の場合と同様、還流燃料の流れ方向に逆止弁9、還流バルブ8が、逆止弁9、還流バルブ8の順で、設けられている。本発明における逆止弁9、還流バルブ8の配置順序は、図6、図7における、従来の、還流バルブ8、逆止弁9の配置順序と逆である。
ハウジング10内にフィルタエレメント11が配置され、ハウジング10内の、フィルタエレメント11の下方には燃料が流れるスペースが設けられ、このスペースに還流通路5の通路壁が設けられ、還流通路5の通路壁の内部に、還流バルブ8、逆止弁9が設けられる。還流通路5は、還流燃料の流れ方向の、下流側端で開口していて、ハウジング10内の燃料送り通路3の一部の、燃料圧送ポンプ6とフィルタエレメント11との間の部分(合流点15)に連通し、合流している。
還流バルブ8は、送り通路3を流れる燃料の温度が低い時には開いて、リターン通路4を流れる温まっている(エンジン側からの戻りの燃料のため、温まっている)燃料の一部を送り通路3の低温の燃料に合流させて、フィルタエレメント11より上流側で、燃料タンク1からの低温燃料の温度を上げ、低温で析出したワックスがフィルタエレメント11に詰まらないようにし、送り通路3を流れる燃料の温度が低い時には閉じて、リターン通路4を流れる温まっている燃料を、全量、燃料タンク1側に戻すように、開閉するバルブである。
図1、図2は、還流バルブ8がバイメタル8Aからなる場合を示し、バイメタル8Aが接している燃料の温度が低い時は、還流通路5を開く側に曲がり、バイメタル8Aが接している燃料の温度が高くなると、還流通路5を閉じる側に曲がる。ただし、還流バルブ8はバイメタルからなるものに限られるものではない。
還流バルブ8は、図3に示すように、還流通路5に配置された燃料温度センサ8Bと電磁弁8Cの組み合わせであってもよい。燃料温度センサ8Bを電磁弁8Cより送り通路3側に配置して、燃料温度センサ8Bが送り通路3の燃料の温度を感知できるようにする。燃料温度センサ8Bが送り通路3の燃料の温度が低温と感知した時には電磁弁8Cが開き、燃料温度センサ8Bが送り通路3の燃料の温度が高いと感知した時には電磁弁8Cが閉じるように設定しておく。
逆止弁9は、燃料がリターン通路4から送り通路3に流れるのは許すが、燃料が送り通路3からリターン通路4に流れるのは止める、一方向弁である。逆止弁9は、還流通路5内を燃料が逆流するのを防止する。
フィルタエレメント11は、燃料中の異物、塵埃などを捕捉する。低温時、燃料の軽油にワックスが析出すると、フィルタエレメント11に捕捉されて目詰まりを生じるおそれがあるが、燃料低温時には還流バルブ8が開くので、フィルタエレメント11のワックスによる目詰まりはなくなる。
燃料圧送ポンプ6は、燃料系に燃料を充填する時にディーゼル燃料フィルタ7部位にまで燃料を吸引するためのもので、いったん燃料を充填した後は使用する必要がない。
ディーゼル燃料フィルタ7は、燃料に水が含まれている場合にそれを検知する検知装置(水がハウジング10内の下部に溜まった時に浮き上がる浮き)13と、溜まった水を抜く配管への接続部となる水抜き部14を備えていてもよい。
つぎに、本発明の作用・効果を説明する。
本発明のディーゼル燃料フィルタ7および該ディーゼル燃料フィルタ7を含む燃料経路では、燃料還流通路5における逆止弁9、還流バルブ8の配置順序を、還流燃料の流れ方向に逆止弁9、還流バルブ8の順としたので、還流バルブ8が閉じた後も、還流バルブ8は常にディーゼル燃料フィルタ7内の燃料に触れることができ、送り側の燃料の温度変化にレスポンス良く反応することができる。還流バルブ8とリターン通路4との間に逆止弁9があるので、還流バルブ8が閉じて還流通路5を還流燃料が流れない状態では、還流バルブ8はリターン通路4を流れる温かい燃料に接触せず、温かい燃料の影響を受けない。その結果、還流バルブ8が閉じ後、送り側の燃料が低温の時(低温になった時を含む)は、還流バルブ8は、(リターン通路4の温かい燃料の影響をほとんど受けることなく)送り側の燃料の温度を感知して速やかに開くことができ、還流バルブ8が開くと同時に、リターン通路4からの温かい還流燃料を送り通路3に流して送り側の低温の燃料の温度を上げ、燃料ワックスを溶融し、ワックスによるフィルタエレメント11の詰まりを防止することができる。
図6、図7の従来と比較すると、従来は、燃料還流通路5における還流バルブ8、逆止弁9の配置順序が、還流燃料の流れ方向に還流バルブ8、逆止弁9の順のため、還流バルブ8閉時には、還流バルブ8と逆止弁9との間に温かい燃料が残っていて、還流バルブ8が送り側の低温燃料に反応しにくく、還流通路5の壁を通しての熱伝導により還流バルブ8周辺の燃料の温度が下がってそれに反応して還流バルブ8が開くには時間がかかる。したがって、還流バルブ8の閉後の開きのレスポンスが悪く、送り側の燃料温度が上がるのに時間がかかる。その結果、送り側の燃料にワックスが析出し、それがフィルタエレメント11の詰まりを生じると、フィルタエレメント11の燃料負圧が高負圧となり、燃料噴射に悪影響を与え、場合によっては走行不良を生じる。
これに対し、本発明では、燃料還流通路5における逆止弁9、還流バルブ8の配置順序を、還流燃料の流れ方向に逆止弁9、還流バルブ8の順で、従来と逆の関係にあるので、還流バルブ8が閉じた後も、還流バルブ8は送り側の燃料と接触でき、送り側の燃料の温度変化にレスポンス良く反応し、低温の時にはすぐ開いて、送り側の燃料の温度を上げる。その結果、走行不良を生じない。
図5は、図6、図7の従来品と、図1〜図4の本発明品のそれぞれの、燃料ヒータ付車の、40km/h定常における低温試験結果(フィルタ出口圧の時間変化)を示している。
従来品では、図5のAのように、還流バルブ8が閉じた後、フィルタエレメント11にワックスが詰まり、フィルタ出口負圧が増大し(高負圧となり)、走行不能に至った。
これに対し、本発明品では、図5の特性Bのように、還流バルブ8が一度閉じた後も、送り側の燃料の温度変化にレスポンス良く反応し、還流バルブ8のオン・オフが繰り返され、問題なく走行できた。
本発明のディーゼル燃料フィルタの還流バルブ近傍の簡略化した断面図である。 本発明のディーゼル燃料フィルタの断面図である。 本発明のディーゼル燃料フィルタの、もう一例の還流バルブ近傍の簡略化した断面図である。 本発明の、ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路の、簡略化した系統図である。 本発明のディーゼル燃料フィルタおよび該ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路と、従来のディーゼル燃料フィルタおよびそのディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路との、低温試験結果(フィルタ出口圧の時間変化)の比較を示すグラフである。 従来のディーゼル燃料フィルタの還流バルブ近傍の簡略化した断面図である。 従来の、ディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路の、簡略化した系統図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 燃料噴射ポンプ
3 (燃料)送り通路
4 (燃料)リターン通路
5 (燃料)還流通路
6 燃料圧送ポンプ
7 ディーゼル燃料フィルタ(単に、燃料フィルタともいう)
8 (燃料)還流バルブ
9 逆止弁
10 ハウジング
11 フィルタエレメント
12 燃料経路
13 水検知装置
14 水抜き部
15 合流点



Claims (4)

  1. 燃料還流通路に還流バルブと逆止弁を設けたディーゼル燃料フィルタであって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタ。
  2. 燃料還流通路に還流バルブと逆止弁を設けたディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路であって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路。
  3. ハウジングと、該ハウジング内に配置されたフィルタエレメントと、前記ハウジング内で前記フィルタエレメントの下方に形成されているスペースと、少なくとも一部が前記スペースに配置された燃料還流通路と、該燃料還流通路に設けられた還流バルブと逆止弁とを有するディーゼル燃料フィルタであって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタ。
  4. ハウジングと、該ハウジング内に配置されたフィルタエレメントと、前記ハウジング内で前記フィルタエレメントの下方に形成されているスペースと、少なくとも一部が前記スペースに配置された燃料還流通路と、該燃料還流通路に設けられた還流バルブと逆止弁とを有するディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路であって、前記燃料還流通路における前記還流バルブと前記逆止弁の配置順序を、前記燃料還流通路における還流燃料の流れ方向に逆止弁、還流バルブの順としたディーゼル燃料フィルタを含む燃料経路。
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