JP2006015999A - リムに取り付けられたタイヤを取り外す外方傾斜シート付き取外し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単且つ正確に位置決めできるタイヤ取外しインサートを提供する。
【解決手段】 タイヤをリム(2)から取り外すよう設計された装置であって、リムのシート(21)のうち少なくとも1つが外方へ傾斜し、装置は、3つのフェースを備えた長さ(L)のインサート(4)の形態をしており、その横断面は輪郭が2つの長辺(41,42)及び短辺(43)で形成された全体として三角形であり、長辺のなす角度はリムシートと回転軸線のなす角度に近く、短辺の長さは外方へ傾斜したリムシートの突出部の高さに本質的に等しく、インサートはビードシート(11)に接触するようになったそのフェースに少なくとも1つのレリーフ(421,422 )を有し、レリーフは、インサートをビードと係合した状態に保つようビードシートと相互作用するよう設計されている装置。
【選択図】 図4

Description

本発明の目的は、一方においてカーカス補強材を備えたタイヤから成り、他方において、着脱自在な支持リングから成る組立体を、特にシートのうちの少なくとも1つが外方へ傾斜した一体形リムに取り付けられるようになった組立体を作動中のリムから取り外す装置を提供することにある。
フランス国特許第2,699,121号明細書、フランス国特許第2,713,557号明細書及びフランス国特許第2,713,558号明細書には、かかるリムの説明がある。子午面断面(即ち、回転軸線を含む平面)で見て、このリムは、2つの端部を備えた第1のシートを有し、軸方向外側端部は、このシートの軸方向内側端部よりも回転軸線に近く(かかるシートは、「外方へ傾斜している」と呼ばれている)、リムは、着脱自在な支持リングを受け入れるよう設計された幾分大きな支承領域、恐らくは、取付け溝と、第1のリムシートと同一(外方へ傾斜している)又はこれとは異なる(即ち、内方へ傾斜している)第2のリムシートとを更に有する。
各外方傾斜リムシートは、リムに取り付けられたタイヤの内部インフレーション圧力に起因する軸方向力のバランスを取るフランジ(上記シートの内部に軸方向に設けられている)及びタイヤ内の圧力が低く又はゼロである場合でも、タイヤのビードをシート上の定位置に保つ僅かな高さ(リムフランジの高さよりも小さい)のハンプ又は突出部を形成する部分を有している。
このリムは、着脱自在な支持体及び適当な子午面カーカス補強材プロフィール及びリムシートに接触するのに適した幾何学的形状のビードを備えたタイヤと一緒になって、低い圧力又はそれどころか圧力がゼロの状態で転動する際でも稼働し続けることができる転動組立体を形成する。この場合、「稼働」という用語は、リムから外れることなく(タイヤビードとリムシートとの接触が失われないで)、したがってこの種のタイヤを装備した車両の制御を失う恐れを生じさせないで、これら特定の条件下においてタイヤがそのリム上の定位置に位置したままであることを意味する。
欧州特許第1,194,305号明細書は、三角形断面の取外しインサートをタイヤのビードシートと外方へ傾斜したリムシートとの間に位置決めすることによりかかるタイヤ組立体を取り外す方法を記載しており、上記三角形断面の高さは、いったん定位置に配置されると、ハンプ(又は突出部)の高さに近く又はこれよりも大きい。このように、ビードは、ハンプの外部で部分的に半径方向に配置され、ビードを反対側の側部に作用する圧力ローラにより又は上記取付けインサートとタイヤビードとの間に挿入されたレバーの作用で軸方向外方に押すことができる。
この特許文献に記載されているように、取外しインサートの長さは、ビードをそのシートから半径方向に離隔させてこれをハンプ上に動かすことができるようにする必要性と、大きすぎるほどの一定圧力をビードとシートとの間に生じさせることによりビードを強すぎるほど拘束しないようにする必要性に同時に一致するよう選択されなければならない。その目的のため、この長さは、適当でなければならない(もし長さが長過ぎる場合、過剰の一定圧力によりタイヤ組立体を取り外すことが不可能になる場合がある)。
取外しインサートを位置決めすることは、持続した注意を必要とし、場合によっては数回の試みを必要とするデリケートな作業であることが分かった。というのは、インサートは、最初の場所では働かず、或いはその長さ全体にわたって働かない傾向があるからである。これを位置決めするため、一般に圧力ローラを用いてビードのうちの1つを軸方向内方に押し、これをそのヒール(ヒールは、リムフランジと接触状態にある内部に軸方向に位置するビードの一部である)回りに回動させて上記ビードと対応のリムシートとの間に空間を生じさせる。取外しインサートの一端部をその空間内へ導入する。次に、圧力ローラをビード上に動かすことにより、インサート全体をビードとリムシートとの間に導入するようにする。この第2の作業中、インサートは、正しく働かない場合が極めて多く、この場合、その位置決めを最初からやり直さなければならない。
本発明の装置は、この問題を解決する。
この目的のため、タイヤを少なくとも1つのリムが外方へ傾斜しているリムから取り外すよう設計されていて、位置決めが容易であり、しかも挿入作業全体にわたりオペレータによる労力を殆ど必要としない装置を提案する。
本発明の装置は、3つの主要フェースを備えた長さLのインサートの形態をしており、インサートの横断面は、輪郭が2つの長辺及び短辺で形成された全体として三角形であり、長辺のなす角度は、リムシートと回転軸線とのなす角度に近い。2つの長辺及び短辺は、横断面を備えた主要フェースの交点に相当している。さらに、短辺の長さは、断面が外方へ傾斜したリムシートの突出部又はハンプの高さに本質的に等しい。取付けを容易にするため、ビードシートに接触するようになったインサートのフェースは、ビードシートとリムシートとの間へのインサートの位置決め段階中、インサートをビードに係合した状態に保つよう上記ビードシートと相互作用するよう設計された少なくとも1つのレリーフを備えている。
「レリーフ」は、インサートのフェースに形成された中空部又はそのフェースから突き出た成形物を意味するものとする。当然のことながら、中空部と突出部の組合せは、本発明の範囲に含まれる。
少なくとも1つのレリーフは、インサートのフェースに、連続的に、(即ち、インサートの一端部から他端部までほぼ延びる状態で)又は不連続に(即ち、例えば一連のレリーフをインサートの最大寸法方向に形成することにより)形成される。
変形例として、少なくともビードと接触状態にあるインサートのフェースは、その長さ全体に沿って設けられた溝を有する。
別の変形例として、少なくともビードと接触状態にあるインサートのフェースは、その長さの一部に沿ってのみ設けられた少なくとも1つの溝を有し、この変形例の利点は、局所的な溝が設けられ、これは、ビードを取外しインサート上で軸方向に滑らせることによりビードを抜き取った後の作業に悪影響を及ぼさないことにある。
好ましくは、各溝は、次の寸法、即ち、0.2〜1.0mmの深さ、少なくとも2mm、せいぜい5mmの幅を有する。
また、溝をビードと接触状態にあるフェースの幅の半分のところと実質的にリムシートに垂直な側方フェースとの間に長手方向に位置決めすることが好ましいことが判明した。
脱着機械が十分なスラスト力を及ぼすことができるローラを備えていない場合、第1のビードを取り外すために、取付けレバーを用いるのが有利である。かかる状況では、取外しインサートは、中間部品により互いに接合された2つの部分から成り、中間部品は、ビードと接触状態にある2つの部分の表面に対し引っ込められた切欠きを形成する。このオフセットにより、レバーを欧州特許第1,194,305号明細書に記載されているようにビードとリムとの間に導入することができる。本発明によれば、インサートの位置決めを容易にするために、インサートの2つの部分は各々、上記ビードと相互作用する少なくとも1つのレリーフを、ビードに接触するようになったそのフェースに備えている。
取外しインサートは、プラスチック材料、例えばポリエチレン、ポリウレタン又は他の幾つかの公知のプラスチック、特に例えば“ZYTEL(登録商標)”(6−6ポリアミド)で作られたものであるのがよい。これは又、60〜95の適当なショアAスケール硬度を有するエラストマー材料で作られたものであってもよい。
本発明は、種々の変形実施形態を示す本願に添付された図面に非限定的に示されている。
分かりやすくするために、同一又は実質的に同一の部分を示す符号が、以下に説明する図全体にわたり一貫して用いられている。
図1は、取付けリム2に取り付けられたタイヤのビード1の子午面断面(即ち、タイヤの回転軸線を含む平面)の部分図であり、ビードは、リムシートに接触するよう設計されたシート11を有している。リム2は、シート21を有し、これらシートのうち少なくとも1つは、外方へ傾斜しており(図1に示すように)、即ち、その軸方向外側の箇所の軌跡は、その軸方向最も内側の箇所の軌跡を表す円の直径よりも小さな直径の円である。この外方に傾斜したシート21は、僅かな高さの突出部(又はハンプ)を外部に軸方向に有し、かかる突出部の機能は、タイヤを低いインフレーション圧力又はそれどころかゼロの圧力状態で用いられているときにビード1を軸方向定位置に維持することにある。この図は又、圧力が万一無くなった場合にタイヤに作用する荷重の全て又は一部を支持するよう設計された支持リング3を有している。
タイヤをそのリムから取り外すため、ビードは、タイヤのサイドウォールのうちの1つに作用するツール(図2には示されていない)によって局所的に回動するよう作られており(矢印Fは、図2においてその作用方向を示している)、次に、細長いウェッジ4の形状をしたインサートを位置決めし、かかるウェッジは、断面だけが図2に見える。
適当な長さの取外しインサート4が、ビード1とリムシート21との間に介在して設けられている。長さが330mmの取外しインサートが、リムシートの直径が420mmのタイヤ用として開発された。当然のことながら、同じ長さを、他のシート直径、例えば460mmに用いてもよい。他の長さ、即ち380mm及び420mmを試験したが、好結果が得られ、長さ380mm及び420mmのこれら取外しインサートを特に直径が420mm〜540mmのシートに用いることができる。
注意事項として、取外しインサートは、2つの段階で位置決めされ、即ち、第1段階では、軸方向スラストFを及ぼす適当なツールの作用により取外しインサートの一端部をビードとリムとの間に形成された空間内へ導入し、次に第2段階では、スラストを維持した状態でツールを円周方向に動かしてビードとシートとの間の空間を円周方向に移動させ、インサートをその長さ全体に沿って次第に導入する。
取外しインサートの断面は、2つの長辺(長い側部)41,42を備えた実質的に三角形であり、これら長辺のうちの一方42は、リムシート21に当接し、他方の長辺41は、ビード1のシート11(即ち、リムシートと接触状態にあるビードの部分)に当接し、2つの長辺は、短辺(短い側部)43により外部で軸方向に互いに接合されている。短辺43は、突出部22に接触するよう設計されている。長辺41,42のなす角度は、軸方向(即ち、回転方向)に対するリムシートの傾斜角に近い。さらに、短辺43の長さは、ビードが上記突出部上を通り過ぎやすくするのに適している。
取外しインサート4をいったん完全に位置決めすると、軸方向スラストをタイヤの他方のサイドウォール(図示せず)に局所的に及ぼして内部支持リング3の介在によりビード1を押してこれを取外しインサート4に接触させる。ビード1が取外しインサート4に対し半径方向に偏心しているので、ビード1を軸方向外方に容易に押すことができ、したがってタイヤの完全な取外しが可能になる。
図3Aは、図2に示す例で用いられる取外しインサート4の拡大断面図である。図3Aの平面では、ビード1のシート11に接触するようになった長辺41は、溝410を有し、かかる溝の幅は、上記長辺41の端部箇所A,Bを互いに分離する距離に一致している。直線セグメント(線分)ABの長さは、一例では11mmに等しく、短辺の長さは、約5mmである。断面平面で見て溝の形状は、円弧の形状である。
最大曲率(図の平面で見て箇所A,Bを通る仮想直線に対して測定した中空部の最大深さに一致する)は好ましくは、0.2mmよりも大きく、1.0mmよりも小さい。
この中空部プロフィールは、取外しインサートの全長に沿って存在する(これは、各断面が同一又はほぼ同一の形状のものであることを意味する)。当然のことながら、溝がインサートの最大寸法方向に連続していないインサートを用いることにより技術的効果が得られる。
上述したばかりの取外しインサートの変形例は、上記インサートにその長さ方向に位置すると考えられる位置の関数として中空部の深さが漸変するものである。
例えば図3B又は図3Cに示す他の変形例では、図2の断面平面と同一の断面平面で見てビードシートに接触するようになったインサートのフェースに設けられたレリーフは、図3Aの例の場合のように長辺41の端部(A),(B)相互間の距離全体にわたって延びておらず、局所化されている。
特に、図3Bは、ビードシートに接触するようになったフェースが平らであって、断面で見て、長辺の端部を互いに結合するセグメントABの中間と短辺43との交差部とのところのその端部Bとの間に局所化された溝410を備えている意味で興味を引く変形例を示している。この変形例が興味を引く理由は、この変形例によりビードシートと接触状態にある広い平らな表面を維持しながら容易且つ有効な位置決めが可能になるからであり、これは、抜取り段階中にビードに及ぼさなければならない軸方向スラストを減少させるという利点がある。
取外しインサートに形成される溝の深さは、0.5mmである。最高1mmまでの深さが満足の行く場合のあることが判明した。というのは、これにより、取外しインサートを効率的に位置決めできると共に繰り返し使用ができるインサートの良好な機械的な強度が保持されるからである。同じ理由で、溝の幅は、この場合、2〜5mmであり、セグメントABの長さは、11mmである。
図示の場合、図3Bの溝は、図の平面で見て非対称プロフィールのものであり、当然のことながら、プロフィールが対称である溝について同一の効果を達成できる。
図3Bに示す場合では、図3Aに示す場合のように、溝は、取外しインサートに沿って最初から最後まで連続しているが、不連続溝でも同一の技術的効果が得られる。「不連続」は、一連の溝で形成される溝又はビードに接触するようになったフェースの長さ全体に沿っては延びていない溝を意味するものである。
例えば、不連続という用語は、取外しインサートの最大寸法方向の一連の溝又はインサートの長さ全体にわたっては延びていない溝を意味する。
図3Cは、取外しインサート41の別の変形例を示しており、この取外しインサートは、ビードシートに接触するようになったそのフェースに、2つの突起411,412を備え、これら突起は、上記フェース上で突き出ており、これら突起は、これらの間の空間と一緒になって、上記ビードとリムシートとの間へのインサートの導入中、ビードシートと協働する溝410を形成する。突起411,412の高さは、上述の例の溝の深さに本質的に等しい。
この例の変形例として、各突起をインサートの最大寸法方向(この方向は、インサートをビードとリムシートとの間に挿入する方向に一致している)における一連の非連結状態の突起として作ることが考えられる。
図4は、ビードとリムシートとの間に挿入されるレバー又はフック形式のツールを必要とする場合に適した取外し装置の別の変形例の斜視図であり、その目的は、ビードを迅速に持ち上げ、これを軸方向に引っ張ってビードをリムの突出部上に移動させ、かくしてタイヤをそのリムから取り外すことにある。
この場合、取外し装置は、中間部分5によって互いに接合された2つのインサート半部401,402から成るインサート4の形態をしており、中間部分5は、レリーフを備えておらず、かかる中間部分は、上記インサートの位置決めのためにビードシートとほとんど又は全く協働しない。この中間部分5は、ビードシートに接触するよう設計されたインサート半部のフェースに対して引っ込められている。
インサート半部401,402は各々、インサートの位置決めを容易にするためにビードシートと協働するようになったレリーフをそれぞれ有している。この場合、インサート半部401,402は各々、上記インサート半部の最大寸法方向に細長い複数のキャビティ421,422を有しており、これらキャビティは、上記方向に且つ本質的に互いに一線をなして配列されている。
さらに、ビードとリムとの間へのインサート4の一端部の導入を容易にするため、上記端部が斜切部分44を有するのが有利であり、インサート4の最大寸法L方向とのなす斜切部分の角度は、10°〜70°である(従来、斜切が行なわれなければ角度は90°である)。この有利な構成は全て、図3A〜図3Cを参照して上述したインサートに適用できる。好ましくは、斜切角度は、本質的に45°に等しい。
2つのインサート半部を互いに連結する中間部分5は、リムの突出部をレバーの操作に対して保護するのに有用な横方向延長部51を有している。中間部分5は、ビードシートと接触状態にあるインサートのフェースに対してオフセットしており、この目的は、ビードをリムから半径方向に遠ざけ、次に上記ビードをリムの突出部上で軸方向に抜き取るよう設計されたツールの端部の導入を可能にする空間を後に残すことにある。図4に示すように、この中間部分5は、2つのインサート半部相互間の機械的継手が得られるようにリムシートに接触するようになったインサートのフェース52に設けられた補強部6を有し、この補強部は、2つのインサート半部の各々上へ延びる厚肉化領域の形態をしており、補強部6は、インサート半部401,402の各々上に位置したその端部61,62の近くでは厚さが規則的に変化している。
取外しのためのレバー又はフックの導入を容易にするため、中間部分5の縁53は、インサート半部の長辺41,42が交差する縁40に対してインサートの内部に向かってオフセットしていることが推奨される。
当然のことながら、本発明の例示として本明細書に記載された変形例は、本発明を限定するものとして解されてはならず、上記変形例の特徴の任意の組合せは、本発明の要部をなす。例えば、最後に記載した変形例(図4)のインサート半部は、先の変形例(図3A〜図3C)のレリーフと同一のレリーフを備えてもよい。
本発明のインサートの位置決め前のリムシート上の定位置にあるタイヤビードの断面図である。 本発明のインサートの位置決め後におけるリムシート上の定位置にあるタイヤビードの断面図である。 図2のインサートの断面図である。 本発明のインサートの他の一変形例を示す図である。 本発明のインサートの別の変形例を示す図である。 着脱自在なレバーの使用と関連した本発明のインサートの別の変形例を示す図である。
符号の説明
1 ビード
2 リム
3 支持リング
4 取外しインサート
5 中間部分
11 シート
21 リムシート
22 突出部
41,42 長辺(三角形の)又はフェース
44 斜切部分
51 横方向延長部
53 縁
401,402 インサート半部
410 溝
412 突起
421,422 キャビティ

Claims (10)

  1. タイヤをリム(2)から取り外すよう設計された装置であって、リムの少なくとも1つのシート(21)は、外方へ傾斜し、このシートは、僅かな高さの突出部(22)を外部に向かって軸方向に備え、前記装置は、3つの主要フェースを備えた長さ(L)のインサート(4)の形態をしており、インサートの横断面は、輪郭が2つの長辺(41,42)及び1つの短辺(43)で形成された全体として三角形であり、長辺のなす角度は、リムシートと回転軸線とのなす角度に近く、短辺(43)の長さは、外方へ傾斜したリムシート(21)の突出部(22)の高さに本質的に等しい装置において、ビード(1)のシート(11)に接触するようになった前記インサート(4)のフェース(42)は、前記取外しインサートを前記ビードシートと前記リムとの間に導入する段階中、インサート(4)をビード(1)とリム(2)との間に係合した状態に保つようビードシート(11)と相互作用するよう設計された少なくとも1つのレリーフ(410)を備えていることを特徴とする取外し装置。
  2. レリーフ(410)は、インサート(4)の長さの方向に延びる溝から成り、この溝は、ビードシート(11)に接触するようになった長辺(41)の端部(A)と端部(B)との間の距離に等しい幅を有することを特徴とする請求項1記載の取外し装置。
  3. レリーフ(410)は、ビードシートに接触するようになった長辺(41)の端部(A)と端部(B)との間の距離よりも短い幅を有する溝から成ることを特徴とする請求項1記載の取外し装置。
  4. 断面で見て、溝(410)は、ビードシートに接触するようになった長辺の中間部と短辺との間に設けられていることを特徴とする請求項3記載の取外し装置。
  5. 溝(410)は、2つの突起(441,412)によって形成され、前記突起は、ビードシートI(11)に接触するようになったフェースにレリーフ状態で設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の取外し装置。
  6. インサート(4)の端部のうち少なくとも一方は、斜切部分(51)を有し、前記斜切部分とインサートの最大寸法方向とのなす角度は、少なくとも10°に等しく、せいぜい70°に等しいことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一に記載の取外し装置。
  7. 斜切部分(51)の角度は、本質的に45°に等しいことを特徴とする請求項6記載の取外し装置。
  8. ビードシートに接触するようになったフェースに設けられたレリーフは、インサート(4)の一端部から他端部まで連続していることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一に記載の取外し装置。
  9. 2つのインサート半部(401,402)を有する取外し装置であって、インサート半部は各々、請求項1〜8のうちいずれか一に従って構成され、これらインサート半部(401,402)は、中間部分(5)によって互いに連結され、前記中間部分は、ビードシートに接触するようになったインサート半部のフェースに対して引っ込められていることを特徴とする取外し装置。
  10. 中間部分(5)は、前記装置が装着されるリムの突出部を保護するように設計された延長部(11)によって横方向に延長されており、補強部分(6)が、中間部分(5)と各インサート半部(401,402)との間の機械的連結を保証するよう設けられることを特徴とする請求項9記載の取外し装置。
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