JP2006013636A - 周波数変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力フィルタの交換が不要で交換に要する時間を不要にできる周波数変換装置を提供する。
【解決手段】ケースには入力端子11と出力端子12を備え,前記入力端子11と出力端子間12には直列上に介設される入力フィルタ20・22と,周波数変換回路23・26・27と,出力フィルタ24とをそれぞれ備えてなる周波数変換器10において,前記周波数変換回路23・26・27はミキサー23と局部発振信号を生成するPLL回路27および電圧制御発振器26からなり,前記入力フィルタ20・22はチューナブルバンドパスフィルタで構成され,前記局部発振周波数に対応して前記入力フィルタ20・22を通過する周波数帯域を決定する
【選択図】 図1
【解決手段】ケースには入力端子11と出力端子12を備え,前記入力端子11と出力端子間12には直列上に介設される入力フィルタ20・22と,周波数変換回路23・26・27と,出力フィルタ24とをそれぞれ備えてなる周波数変換器10において,前記周波数変換回路23・26・27はミキサー23と局部発振信号を生成するPLL回路27および電圧制御発振器26からなり,前記入力フィルタ20・22はチューナブルバンドパスフィルタで構成され,前記局部発振周波数に対応して前記入力フィルタ20・22を通過する周波数帯域を決定する
【選択図】 図1
Description
本発明は,CATVシステムで使用する周波数変換装置に関するものである。
CATVシステムのうち特にヘッドエンドで使用する周波数変換装置や受信増幅器は,ケースに複数の入力端子と出力端子とを備え,さらに,上記複数の入力端子の夫々と出力端子間には夫々直列状に介設される入力回路と増幅回路と出力フィルタをそれぞれ備えている。
そして,周波数変換装置や受信増幅器は,工場から出荷するにあたり,注文者の要求する複数のテレビチャンネルに夫々適合する各入力回路ユニット及び,出力フィルタが夫々対応する接続端子に接続されその状態で出荷される。なお,上記入力回路ユニットのうち一部あるいは全部は周波数変換器が用いられる場合があり,その場合,出力フィルタとしてその変換した後のチャンネルの信号を通すものが用いられる。
使用現場においては,上記ケースは電柱その他の固定物に取り付けられる。そして入力端子には各チャンネルに対応した専用のアンテナまたは複数のテレビ信号を一つのアンテナで受信して,受信機器側で夫々分離して信号処理されCATV伝送路へ出力されるようになっている。(例えば,特許文献1参照)。
そして,周波数変換装置や受信増幅器は,工場から出荷するにあたり,注文者の要求する複数のテレビチャンネルに夫々適合する各入力回路ユニット及び,出力フィルタが夫々対応する接続端子に接続されその状態で出荷される。なお,上記入力回路ユニットのうち一部あるいは全部は周波数変換器が用いられる場合があり,その場合,出力フィルタとしてその変換した後のチャンネルの信号を通すものが用いられる。
使用現場においては,上記ケースは電柱その他の固定物に取り付けられる。そして入力端子には各チャンネルに対応した専用のアンテナまたは複数のテレビ信号を一つのアンテナで受信して,受信機器側で夫々分離して信号処理されCATV伝送路へ出力されるようになっている。(例えば,特許文献1参照)。
近年,地上波ディジタル放送が普及する兆しが見え始めている。地上波ディジタル放送は現在地上波アナログ放送に使用しているUHF帯の電波を使用して放送される。そして,移行時にはアナログとディジタルの両方が放送されることになり,時間経過と共に,ディジタル放送の受信世帯が所定値を超えた段階で,アナログ放送を中止し,すべてディジタル放送に切り換わることになっている。そして,切り換え完了後,周波数の有効利用の目的から,地上波ディジタル放送の伝送チャンネルの変更作業が予定されている。
ところが,上記提案の技術では周波数変換装置や受信増幅器を設置後,伝送チャンネル(伝送周波数)が変更になると,入力フィルタを再調整するか調整済みの新しいフィルタに交換しなければならないという問題があった。
また,入力フィルタの交換に時間がかかることから停波が避けられず利用者に迷惑をかけてしまうという問題があった。
ところが,上記提案の技術では周波数変換装置や受信増幅器を設置後,伝送チャンネル(伝送周波数)が変更になると,入力フィルタを再調整するか調整済みの新しいフィルタに交換しなければならないという問題があった。
また,入力フィルタの交換に時間がかかることから停波が避けられず利用者に迷惑をかけてしまうという問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,入力フィルタの交換が不要で交換に要する時間を不要にできる周波数変換装置を提供することである。
他の目的は,回路構成を簡単にでき,製造が容易な周波数変換装置を提供することである。
他の目的は,設計が容易でトータルコストを低減できる周波数変換装置を提供することである。
他の目的は,回路構成を簡単にでき,製造が容易な周波数変換装置を提供することである。
他の目的は,設計が容易でトータルコストを低減できる周波数変換装置を提供することである。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,ケースには入力端子と出力端子を備え,前記入力端子と出力端子間には直列上に介設される入力フィルタと,周波数変換回路と,出力フィルタとをそれぞれ備えてなる周波数変換器において,前記周波数変換回路はミキサーと局部発振信号を生成するPLL回路および電圧制御発振器からなり,前記入力フィルタはチューナブルバンドパスフィルタで構成され,前記局部発振周波数に対応して前記入力フィルタを通過する周波数帯域を決定するように構成される。
請求項2の発明は,請求項1に記載の周波数変換装置において,前記入力フィルタは前記電圧制御発振器に供給する制御電圧に対応して通過する周波数帯域を決定するように構成される。
請求項3の発明は,請求項1に記載の周波数変換装置において,前記PLL回路を制御する制御装置を備え,前記制御装置は前記PLL回路の制御と対応したフィルタ制御信号を出力し,前記入力フィルタはフィルタ制御信号に対応して通過する周波数帯域を決定するように構成される。
請求項1の発明によれば,ケースには入力端子と出力端子を備え,前記入力端子と出力端子間には直列上に介設される入力フィルタと,周波数変換回路と,出力フィルタとをそれぞれ備えてなる周波数変換器において,前記周波数変換回路はミキサーと局部発振信号を生成するPLL回路および電圧制御発振器からなり,前記入力フィルタはチューナブルバンドパスフィルタで構成され,前記局部発振周波数に対応して前記入力フィルタを通過する周波数帯域を決定するように構成したので,
入力フィルタの交換が不要で交換に要する時間を不要にできる周波数変換装置を提供することができる。
入力フィルタの交換が不要で交換に要する時間を不要にできる周波数変換装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば,請求項1に記載の周波数変換装置において,前記入力フィルタは前記電圧制御発振器に供給する制御電圧に対応して通過する周波数帯域を決定するように構成したので,
請求項1の効果に加えて,回路構成を簡単にでき,製造が容易な周波数変換装置を提供することができる。
請求項1の効果に加えて,回路構成を簡単にでき,製造が容易な周波数変換装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば,請求項1に記載の周波数変換装置において,前記PLL回路を制御する制御装置を備え,前記制御装置は前記PLL回路の制御と対応したフィルタ制御信号を出力し,前記入力フィルタはフィルタ制御信号に対応して通過する周波数帯域を決定するように構成したので,
請求項1の効果に加えて,設計が容易でトータルコストを低減できる周波数変換装置を提供することができる。
請求項1の効果に加えて,設計が容易でトータルコストを低減できる周波数変換装置を提供することができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本発明を適用した周波数変換装置のブロック図を示している。
1は受信アンテナで本実施例では地上波ディジタル放送を受信するためのUHF(470〜770MHz)アンテナが使用されている。10は周波数変換装置であり,ケースの壁面には前記地上波ディジタル放送信号を入力するための入力端子11と,CATV伝送路に信号を出力するための出力端子12が備えられている。
1は受信アンテナで本実施例では地上波ディジタル放送を受信するためのUHF(470〜770MHz)アンテナが使用されている。10は周波数変換装置であり,ケースの壁面には前記地上波ディジタル放送信号を入力するための入力端子11と,CATV伝送路に信号を出力するための出力端子12が備えられている。
次に周波数変換装置10について詳しく説明する。
周波数変換装置10の内部には,受信チャンネル(例えば,特定の1チャンネル)の放送信号が通過でき,受信チャンネルのイメージ周波数信号及び,不要な信号の通過を阻止できるチューナブルバンドパスフィルタで構成された第1の入力フィルタ20,受信チャンネルの放送信号を所定量増幅する増幅器21,第1の入力フィルタ20と同一の特性の第2入力フィルタ22,周波数変換回路としてのミキサー23,周波数変換後の中間周波信号(例えば,57MHz帯)のみ通過可能なバンドパスフィルタ24(例えば,53〜59MHz),中間周波信号を所定量増幅する増幅器25が直列状に接続されている。
周波数変換装置10の内部には,受信チャンネル(例えば,特定の1チャンネル)の放送信号が通過でき,受信チャンネルのイメージ周波数信号及び,不要な信号の通過を阻止できるチューナブルバンドパスフィルタで構成された第1の入力フィルタ20,受信チャンネルの放送信号を所定量増幅する増幅器21,第1の入力フィルタ20と同一の特性の第2入力フィルタ22,周波数変換回路としてのミキサー23,周波数変換後の中間周波信号(例えば,57MHz帯)のみ通過可能なバンドパスフィルタ24(例えば,53〜59MHz),中間周波信号を所定量増幅する増幅器25が直列状に接続されている。
次に,26は電圧制御発振器(VCOとも言う)で印加するチューニング電圧により発振周波数が制御できるように構成された発振器である。27は周知のPLL回路である。28は制御装置であり,前記PLL回路27に対して,発振周波数の制御を行うためのものである。29は入力装置で,受信チャンネルを設定するためのものである。本実施例では,ディップスイッチを使用している。
なお,周波数変換回路はミキサー23と局部発振信号を生成するPLL回路27および電圧制御発振器26から構成されている。
なお,周波数変換回路はミキサー23と局部発振信号を生成するPLL回路27および電圧制御発振器26から構成されている。
次に動作について説明する。
まず,前記周波数変換装置10に電源が投入されると,制御装置28が動作を開始する。
制御装置28は前記入力装置29の状態をモニターして前回と比べて変化があったときは内部の記憶装置に記憶されている受信チャンネルデータを更新するようになっている。そして,記憶装置に記憶されている受信チャンネルデータに基づき,PLL回路27に出力するための分周数を算出して,前記PLL回路27に対して,制御信号を出力する。PLL回路27は前記電圧制御発振器26の出力信号と内部の基準信号の位相が同期するように制御しながら安定した局部発振信号を生成する。生成した局部発振信号はミキサー23に供給される。
まず,前記周波数変換装置10に電源が投入されると,制御装置28が動作を開始する。
制御装置28は前記入力装置29の状態をモニターして前回と比べて変化があったときは内部の記憶装置に記憶されている受信チャンネルデータを更新するようになっている。そして,記憶装置に記憶されている受信チャンネルデータに基づき,PLL回路27に出力するための分周数を算出して,前記PLL回路27に対して,制御信号を出力する。PLL回路27は前記電圧制御発振器26の出力信号と内部の基準信号の位相が同期するように制御しながら安定した局部発振信号を生成する。生成した局部発振信号はミキサー23に供給される。
一方,電圧制御発振器26に入力されているチューニング電圧は第1の入力フィルタ20と第2入力フィルタ22にも供給されており,入力フィルタ20・22(チューナブルバンドパスフィルタ)は受信チャンネル(例えば,特定の1チャンネル)の放送信号のみが通過でき,受信チャンネルのイメージ周波数信号及び,不要な信号の通過を阻止している。
受信アンテナ1で受信した470〜770MHz帯の地上波ディジタル放送信号は入力端子11を介して周波数変換装置10に取り込まれ,第1の入力フィルタ20,受信チャンネルの放送信号を所定量増幅する増幅器21,第2入力フィルタ22を介して特定の1チャンネル分の放送信号がミキサー23に供給される。ミキサー23ではこの特定チャンネルの放送信号と電圧制御発振器26からの局部発振信号から出力周波数一定の中間周波信号に周波数変換している。ミキサー23から出力された中間周波信号は,中間周波信号(例えば,53〜59MHz)のみ通過可能なバンドパスフィルタ24および中間周波信号を所定量増幅する増幅器25を介して出力端子12から出力され,図示しないCATV伝送路に供給され下流に伝送される。
ところで,地上波ディジタル放送の伝送チャンネルの変更作業が発生した場合は,前記入力装置29を操作するだけで自動的に受信周波数(受信チャンネル)を変更することができ,入力フィルタを交換する必要がないので受信チャンネル変更に伴う停波も発生しないという優れた効果を奏する。
次に本発明の第2の実施形態として図2を参照して説明する。尚,以下の説明では,上記第1の実施形態の周波数変換装置と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
図2において,100は周波数変換装置であり,30はディジタル/アナログ変換器(D/Aコンバータ)である。制御装置28は受信チャンネルに対応するデジタルデータを出力するようになっている。そして,デジタルデータは前記ディジタル/アナログ変換器30でアナログ信号に変換され前記第1の入力フィルタ20および第2入力フィルタ22にフィルタ制御信号を供給するようになっている。このように構成したので,設計が容易でトータルコストを低減できる周波数変換装置を提供することができる。
図2において,100は周波数変換装置であり,30はディジタル/アナログ変換器(D/Aコンバータ)である。制御装置28は受信チャンネルに対応するデジタルデータを出力するようになっている。そして,デジタルデータは前記ディジタル/アナログ変換器30でアナログ信号に変換され前記第1の入力フィルタ20および第2入力フィルタ22にフィルタ制御信号を供給するようになっている。このように構成したので,設計が容易でトータルコストを低減できる周波数変換装置を提供することができる。
尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,以下に例示するように,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部を適宜に変更して実施することも可能である。
例えば,本実施例では入力フィルタを前段と後段の2つに分けたが,必要に応じて前段または後段だけでも良いし,3以上直列状に接続してもよい。
例えば,本実施例では入力フィルタを前段と後段の2つに分けたが,必要に応じて前段または後段だけでも良いし,3以上直列状に接続してもよい。
1…受信アンテナ,10…周波数変換装置,11…入力端子,12…出力端子,20…入力フィルタ(チューナブルバンドパスフィルタ),21…増幅器,22…入力フィルタ(チューナブルバンドパスフィルタ),23…ミキサー,24…バンドパスフィルタ,25…増幅器,26…電圧制御発振器(VCO),27…PLL回路,28…制御装置,29…入力装置,30…ディジタル/アナログ変換器(D/A),100…周波数変換装置。
Claims (3)
- ケースには入力端子と出力端子を備え,
前記入力端子と出力端子間には直列上に介設される入力フィルタと,周波数変換回路と,出力フィルタとをそれぞれ備えてなる周波数変換器において,
前記周波数変換回路はミキサーと局部発振信号を生成するPLL回路および電圧制御発振器からなり,
前記入力フィルタはチューナブルバンドパスフィルタで構成され,
前記局部発振周波数に対応して前記入力フィルタを通過する周波数帯域を決定するようにしたことを特徴とした周波数変換装置。
- 前記入力フィルタは前記電圧制御発振器に供給する制御電圧に対応して通過する周波数帯域を決定するようにしたことを特徴とした請求項1に記載の周波数変換装置。
- 前記PLL回路を制御する制御装置を備え,
前記制御装置は前記PLL回路の制御と対応したフィルタ制御信号を出力し,前記入力フィルタはフィルタ制御信号に対応して通過する周波数帯域を決定するようにしたことを特徴とした請求項1に記載の周波数変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004184248A JP2006013636A (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 周波数変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004184248A JP2006013636A (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 周波数変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006013636A true JP2006013636A (ja) | 2006-01-12 |
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Family Applications (1)
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JP2004184248A Pending JP2006013636A (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 周波数変換装置 |
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2004
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