JP2001339456A - 信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体 - Google Patents

信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体

Info

Publication number
JP2001339456A
JP2001339456A JP2000154322A JP2000154322A JP2001339456A JP 2001339456 A JP2001339456 A JP 2001339456A JP 2000154322 A JP2000154322 A JP 2000154322A JP 2000154322 A JP2000154322 A JP 2000154322A JP 2001339456 A JP2001339456 A JP 2001339456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
intermediate frequency
frequency signal
drift
pll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000154322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4306091B2 (ja
Inventor
Masaru Shimanuki
勝 嶋貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000154322A priority Critical patent/JP4306091B2/ja
Publication of JP2001339456A publication Critical patent/JP2001339456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4306091B2 publication Critical patent/JP4306091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭帯域で、かつ、低ビットレートの衛星信号
の受信時のエラーを抑制する。 【解決手段】 周波数ドリフトが検出されると、チャー
ジポンプ回路45が、積分器46に供給する電流値を最
小にして、局部発振器26を制御するバリキャップ制御
電圧の制御速度を低速にするので、狭帯域で、かつ、低
ビットレートの衛星信号に対してもAFCを実行すること
が可能となり、番組受信中のデータエラーを抑制するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号受信装置およ
び信号受信方法、並びに記録媒体に関し、特に、衛星が
送信する信号の受信時に発生する周波数ドリフトを補正
する局部発振器の制御速度を変化させることにより、低
ビットレートで、狭帯域な信号の受信時に発生するエラ
ーを抑制するようにした信号受信装置および信号受信方
法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星を利用した、デジタルテレビジョン
放送が一般に普及しつつある。衛星のトランスポンダか
ら送信された信号(以下、衛星信号と称する)は、12GH
z帯域の信号であるが、パラボラアンテナにより受信さ
れると、その中央部(パラボラの焦点位置)に取り付け
られているLNB(Low Noise Block)と呼ばれる変換器に
より12GHz帯域の信号から1乃至2GHz帯域の第1中間周
波信号に変換される。IRD(Integrated Receiver/Decod
er)などの受信装置は、供給された第1中間周波信号か
らIQ(In Phase−Quadrant Phase)信号(I信号とQ信
号)を生成し、各種の処理を施した後、映像信号として
テレビジョン受像機などに出力し、表示させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このデジタ
ル放送やデジタルデータ通信には、低ビットレート伝送
の場合、1つのトランスポンダに割り当てるキャリアを
複数のキャリアに分割し、分割された1キャリア当たり
の占有帯域が、例えば6MHz(1個のトランスポンダに割
り当てられるキャリアの帯域が36MHzの場合、全部で6
チャンネル確保することができる)といった狭帯域とさ
れるSCPC(Single Channel per Carrier)と呼ばれる伝
送方式がある。このSCPC伝送方式は、高画質や高音質が
要求されない、例えば企業内のニュースデータのダウン
ロードや、各種学校の講義などの低ビットレートの番組
の放送に使用されている。
【0004】これに対して、例えば、スカイパーフェク
TV(商標)などのCS(Communication Satellite)放送
では、MCPC(Multi Channel per Carrier)方式が採用
され、1トランスポンダで多チャンネルの信号を多重化
した1キャリアが伝送される。その結果、この衛星信号
は、高ビットレートで広帯域な信号(例えば、27MHz帯
の信号)となる。LNBが受信した衛星信号から第1中間周
波信号を生成する際に、気象条件や経年変化などに起因
して周波数ドリフトが生じることがある。
【0005】LNBにより生じる周波数ドリフトは、±1M
Hz乃至±3MHz(一般的な望ましい性能としては±3MH
z、メーカの規格では±2MHz、実力的には±1MHz)程
度であり、MCPC方式の場合、その帯域幅と比べると小さ
なものである。このため、受信装置は、その内部の、第
1中間周波信号を、さらに低い周波数の第2中間周波信
号に変換するための局部発振器を調整して、周波数ドリ
フトを補正するAFC(Automatic Frequency Control)処
理を施すようにしている。
【0006】これに対して、SCPC伝送方式の信号を、上
記と同じアンテナを使用して受信すると、例えば、1チ
ャンネルが6MHzの帯域であった場合、LNBにより生じる
周波数ドリフト量は、受信チャンネルの帯域に対して大
きなものとなってしまう。
【0007】すなわち、従来の受信装置の内部にある局
部発振器では、6MHz帯の信号の引き戻しが可能な周波数
ドリフト量は、±200kHz程度であるため、±1MHz乃至
±3MHz程度に周波数ドリフトした周波数帯域の信号を
元の周波数帯域に引き戻すことが不可能となってしま
う。このとき、信号受信装置で生成されるIQ信号の出力
周波数帯域は、本来出力されるべきIQ信号の周波数帯域
からずれ込んでしまう。すなわち、本来、図1(A)に
示すように出力されるべきIQ信号の周波数帯域が、例え
ば、図1(B)または、図1(C)に示されるように、
高周波数帯域側にずれ込むことになる(図1では、右上
がりの斜線部が、搬送波周波数と第2中間周波数を合わ
せた周波数を示し、右下がりの斜線部が、局部発振器の
発振周波数を示している。本来は、図1(A)に示すよ
うに、両者の周波数は、重なり合うようになるが、周波
数がずれると、図1(B),(C)に示すように、両者
の重なる部分がずれて、いずれかの周波数がリミットL
を越えてしまう)。
【0008】このため、特にC/N(Carrier per Noise)
が低い時にAFC操作を行うと番組受信中に、画像が静止
画となってしまうといったエラーが発生し易くなってし
まうという課題があった。
【0009】また、この課題に対応するために、SCPC伝
送方式の信号を受信する場合、LNBにクォーツロック型
局部発振器を採用することで、その周波数ドリフト量を
±30kHz程度に抑制する方式も提案されている。しかし
ながら、この方式では、LNBに使用される局部発振器と
して、水晶を用いた11GHz帯域の発振器が必要となるう
え、既存のMCPC方式のためのアンテナが存在する場合、
これをSCPC方式を考慮したアンテナに交換する必要が生
じるため、いずれにしても高コストとなってしまうとい
う課題があった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、SCPC伝送方式の信号を受信する場合、周波
数ドリフトが生じたとき、PLL(Phase Locked Loop)の
時定数を長くし、周波数を低速で調整することにより、
低ビットレートで狭帯域の信号の受信時に発生するエラ
ーを抑制し、リードソロモンエラー訂正出力後でエラー
を皆無にするようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の信号受信装置
は、第1の中間周波信号を第2の中間周波信号に変換す
る変換手段と、変換手段により変換された第2の中間周
波信号を復調する復調手段と、第1の中間周波信号を第
2の中間周波信号に変換するのに用いられる局部発振信
号を生成するPLLの構成を有する生成手段と、第1の中
間周波信号、または、第2の中間周波信号の周波数ドリ
フトを検出するドリフト検出手段と、ドリフト検出手段
により周波数ドリフトが検出されたとき、PLLの調整速
度を遅くして、第2の中間周波信号の周波数を調整する
調整手段とを備えることを特徴とする。
【0012】前記調整手段には、周波数ドリフトの調整
が終了したとき、前記PLLの調整速度を速くさせるよう
にすることができる。
【0013】前記調整手段には、PLLが有するチャージ
ポンプ回路が出力する電流値を制御することで、調整速
度を調整させるようにすることができる。
【0014】前記調整手段は、PLL回路が有するコンデ
ンサの容量を制御することで、調整速度を調整させるよ
うにすることができる。
【0015】本発明の信号受信方法は、第1の中間周波
信号、または、第2の中間周波信号の周波数ドリフトを
検出するドリフト検出ステップと、ドリフト検出ステッ
プの処理で周波数ドリフトが検出されたとき、PLLの調
整速度を遅くして、第2の中間周波信号の周波数を調整
する調整ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】本発明の記録媒体のプログラムは、第1の
中間周波信号、または、第2の中間周波信号の周波数ド
リフトの検出を制御するドリフト検出制御ステップと、
ドリフト検出制御ステップの処理で周波数ドリフトが検
出されたとき、PLLの調整速度を遅くして、第2の中間
周波信号の周波数の調整を制御する調整制御ステップと
を含むことを特徴とする。
【0017】本発明の信号受信装置および信号受信方
法、並びに記録媒体においては、第1の中間周波信号が
第2の中間周波信号に変換され、変換された第2の中間
周波信号が復調され、第1の中間周波信号を第2の中間
周波信号に変換するのに用いられる局部発振信号がPLL
により生成され、第1の中間周波信号、または、第2の
中間周波信号の周波数ドリフトが検出され、周波数ドリ
フトが検出されたとき、PLLの調整速度が遅くされて、
第2の中間周波信号の周波数が調整される。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用した信号受
信装置の一実施の形態の構成を示す図である。通信衛星
1は、地上局から送信されてきた電波の周波数を内蔵す
るトランスポンダで返還し、衛星信号として各家庭に送
信する。パラボラアンテナ2は、パラボラ型のアンテナ
であり、通信衛星1より送信されたデジタル放送やデジ
タルデータ通信などの衛星信号を反射させ、その焦点部
分に設けられたLNB3に受信させる。
【0019】LNB3は、パラボラアンテナ2により集中
された通信衛星1からの12GHz帯域の衛星信号を受信
し、これを低雑音アンプにより増幅した後、局部発振器
(いずれも図示せず)により1GHz乃至2GHz帯域程度の
第1中間周波信号に変換して、信号受信装置4のチュー
ナ11の入力端子11aに出力する。
【0020】信号受信装置4のチューナ11は、マイク
ロコンピュータ15により制御され、入力端子11aよ
り入力された信号から、指定されたチャンネルの信号を
抽出し、各種の処理を行い、IQ信号を生成して、QPSK
(Quadrature-Phase Shift Keying)誤り訂正部12に
出力する。尚、チューナ11については、図3を参照し
て詳細を後述する。
【0021】QPSK誤り訂正部12は、チューナ11より
入力されるIQ信号をQPSK復調処理し、さらに、復調した
信号の誤り訂正処理を行った後、デマルチプレクサ13
に出力する。また、QPSK誤り訂正部12は、入力された
IQ信号から周波数ドリフトの発生を検出し、検出結果を
マイクロコンピュータ15に出力する。
【0022】デマルチプレクサ13は、QPSK誤り訂正処
理部12より入力された多重化信号から、所望のチャン
ネルデータを分離し、MPEG(Moving Picture Experts G
roup)デコーダ14に出力する。デマルチプレクサ13
は、SCPC方式の信号を受信する場合、入力された信号を
そのまま出力する。MPEGデコーダ14は、入力されたMP
EG方式の所望のチャンネルデータをそれぞれデコード処
理し、映像データと音声データを生成する。映像データ
は、D/Aコンバータ(図示せず)によりRGB(Red Green
Blue)アナログ信号となり、NTSC(National Televisio
n Standards Committee)映像信号またはPAL(Phase Al
ternation by Line)映像信号に変換される。音声デー
タは、D/Aコンバータ(図示せず)によりアナログ音声
信号に変換される。これらの信号が、図示せぬテレビジ
ョン受像機などに出力される。
【0023】マイクロコンピュータ15は、CPU(Centr
al Processing Unit)、ROM(ReadOnly Memory)、お
よび、RAM(Random Access Memory)からなり、信号受
信装置4の動作の全体を制御している。マイクロコンピ
ュータ15は、操作部16により選択されたチャンネル
を選局するようにチューナ11を制御する。また、マイ
クロコンピュータ15は、QPSK誤り訂正部12が周波数
ドリフトを検出した場合、チューナ11のPLLブロック
27(図3)のI2C(Inter−IC:フィリップス社の開発
した機器内バスの規格)トランシーバ47(図4)にシ
リアル信号を送り、チャージポンプ回路45(図4)の
出力電流値を制御する。
【0024】尚、PLLブロック27については、図4を
参照して詳細を後述する。
【0025】さらに、マイクロコンピュータ15は、I2
Cトランシーバ47に信号を送る際、チューナ11が複
数あるとき、いずれのチューナであるのかを指定するア
ドレス信号、および、送信したタイミングを示すシリア
ルクロック信号も同時に送信する。
【0026】マイクロコンピュータ15は、バス101
に接続されたHDD(Hard Disk Drive)102に記録され
た各種のプログラムを読み込んで実行する。また、マイ
クロコンピュータ15は、ドライブ103を介して、磁
気ディスク111、光ディスク112、光磁気ディスク
113、および、半導体メモリ114に記録された各種
のプログラムを読み込んで実行する。
【0027】操作部16は、例えば、ボタン、スイッ
チ、あるいは、リモートコマンダなどからなり、ユーザ
が、所望のチャンネルを切り替えるとき操作され、指定
されたチャンネルに対応する信号をマイクロコンピュー
タ15に出力する。
【0028】次に、図3を参照して、チューナ11の詳
細について説明する。
【0029】第1中間周波増幅器21は、入力端子11
aを介してLNB3より入力された第1中間周波信号を所定
の比率で増幅し、BPF(Band Pass Filter)22に出力
する。BPF22は、第1中間周波増幅器21より入力され
た第1中間周波信号のうち、指定されたチャンネルに対
応する周波数帯域のみを通過させ、可変アッテネータ2
3に出力する。可変アッテネータ23は、BPF22より
入力された第1中間周波信号のレベルを所定のレベルに
まで減衰させ、第1中間周波増幅器24に出力する。第1
中間周波増幅器24は、可変アッテネータ23より入力
された第1中間周波信号を、所定の比率で増幅し、ミキ
サ25に出力する。
【0030】ミキサ25は、第1中間周波増幅器24よ
り入力された第1中間周波信号と、局部発振器26より
入力される所定の周波数の信号を乗算することで指定さ
れたチャンネルのより低い周波数の第2中間周波信号を
生成して、第2中間周波増幅器28に出力する。
【0031】局部発振器26は、PLLブロック27より
出力されるバリキャップ制御電圧により発振周波数が制
御されて、所定の周波数の信号をミキサ25に出力す
る、いわゆる、電圧制御発振器(VCO:Voltage Control
led Oscillator)である。PLLブロック27は、局部発
振器26により帰還信号として入力される発振モニタ信
号に基づいて、局部発振器26に出力するバリキャップ
制御電圧を発生し、局部発振器26の発振周波数を制御
する。局部発振器26は、ミキサ25に入力された信号
の周波数がドリフトしていても、一定の周波数に直し
て、第2中間周波信号を生成する。尚、PLLブロック2
7の詳細については、図4を参照して後述する。
【0032】第2中間周波増幅器28は、ミキサ25よ
り入力された第2中間周波信号を所定の比率で増幅し、
SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ29に出力す
る。SAWフィルタ29は、第2中間周波増幅器28より
入力された信号から、予め設定されている第2中間周波
数の信号だけを抽出して第2中間周波増幅器30に出力
する。第2中間周波増幅器30は、SAWフィルタ29よ
り入力された第2中間周波信号を所定の比率で増幅し、
可変アッテネータ31に出力する。
【0033】可変アッテネータ31は、第2中間周波増
幅器30より入力された信号を所定のレベルにまで減衰
させ、IQ検波器32に出力する。IQ検波器32は、可変
アッテネータ31より入力された信号からI信号とQ信号
を生成し、それぞれ出力端子11b,11cよりQPSK誤
り訂正部12に出力する。
【0034】次に、PLLブロック27の詳細について、
図4のブロック図を参照して説明する。
【0035】プリアンプ41は、局部発振器26がミキ
サ25に供給する信号の一部を、発振モニタ信号として
入力し、所定の比率で増幅し、プログラマブル分周器4
2に出力する。プログラマブル分周器42は、I2Cトラ
ンシーバ47により制御され、プリアンプ41より入力
された信号の周波数を所定の周波数に分周し、位相比較
器43に出力する。
【0036】位相比較器43は、プログラマブル分周器
42より入力される信号と、基準分周器44より入力さ
れる信号との位相を比較し、その位相差に対応した電流
値の極性とレベルを示す信号をチャージポンプ回路45
に出力する。基準分周器44は、水晶発振器51より入
力される基準となる周波数の信号を、I2Cトランシーバ
47により指定される所定の周波数に分周し、位相比較
器43に出力する。
【0037】チャージポンプ回路45は、一種の電源と
して機能するものであり、位相比較器43から入力され
た電流値の極性とレベルに基づいて、電流を発生させ、
積分器46に出力する。また、QPSK誤り訂正部12によ
り周波数ドリフトが検出された場合、チャージポンプ回
路45は、I2Cトランシーバ47により制御され、出力
電流値を最小にして積分器46に出力する。
【0038】積分器46は、オペアンプ46a、NPNト
ランジスタQ1、コンデンサC1,C2、および、抵抗
R1より構成されている。すなわち、オペアンプ46a
の出力は、NPNトランジスタQ1のベースに接続されて
いる。NPNトランジスタQ1のエミッタは設置されてお
り、そのコレクタには、抵抗R2を介して電源52から
所定の電圧が印加されている。また、NPNトランジスタ
Q1のコレクタは、コンデンサC2と抵抗R1の直列回
路とコンデンサC1の並列回路よりなる時定数回路を介
して、オペアンプ46aの入力に接続されている。
【0039】チャージポンプ回路45の動作速度は、供
給される電流値が大きいほど高速になり、電流値が小さ
いほど低速になる。また、積分器46の動作速度は、コ
ンデンサC1と抵抗R1の時定数に対応して設定され、
C1の容量が小さいほど高速になり、逆にコンデンサC
1の容量が大きいほど低速になる。チャージポンプ回路
45の電流を最大にしたとき最も高速な調整速度(選局
時や受信中の速度)が得られるように、コンデンサC1
の容量が設定されている。
【0040】抵抗R3,R4およびコンデンサC3は、
ローパスフィルタ(LPF)を構成しており、NPNトランジ
スタQ1のコレクタより供給されるバリキャップ制御電
圧を平滑化して、局部発振器26に出力する。
【0041】I2Cトランシーバ47は、局部発振器26
が、マイクロコンピュータ15により指定されたチャン
ネルに対応する周波数を発生するように、プログラマブ
ル分周器42および基準分周器44を制御する。また、
I2Cトランシーバ47は、マイクロコンピュータ15か
らの指令に基づいてチャージポンプ回路45の出力電流
を制御する。
【0042】さらに、I2Cトランシーバ47には、addre
ss(アドレス)端子47a、SDA(シリアルデータ)端
子47b、および、SCL(シリアルクロック)端子47
cが設けられている。アドレス端子47aには、複数の
チューナが併設されている場合、マイクロコンピュータ
15よりチューナ11を識別するアドレス信号が入力さ
れる。シリアルデータ端子47bには、例えば、マイク
ロコンピュータ15より周波数ドリフトが検出されたこ
となどを通知するシリアルデータが入力される。シリア
ルクロック端子47cには、マイクロコンピュータ15
よりクロック信号が入力される。
【0043】次に、信号受信装置4が、CS放送を受信
するときの動作について説明する。通信衛星1より送信
されてくる衛星信号が、パラボラアンテナ2により反射
され、これをLNB3が受信する。
【0044】LNB3は、受信した衛星信号を12GHz帯域の
信号から、1GHz乃至2GHz帯域の第1中間周波信号に変
換し、入力端子11aを介してチューナ11に出力す
る。チューナ11は、マイクロコンピュータ15より入
力された操作部16により指定されたチャンネルの周波
数帯域のIQ信号を抽出する。
【0045】ここで、このときのチューナ11の動作に
ついて説明する。チューナ11の第1中間周波増幅器2
1は、入力端子11aを介して入力された第1中間周波
信号を所定の比率で増幅し、BPF22に出力する。BPF
は、第1中間周波信号のうち、指定されたチャンネルの
周波数帯域の信号を抽出し、可変アッテネータ23に出
力する。可変アッテネータ23は、入力された信号を所
定のレベルにまで減衰させ、第1中間周波増幅器24に
出力する。第1中間周波増幅器24は、可変アッテネー
タ23より入力された信号を所定の比率で増幅し、ミキ
サ25に出力する。ミキサ25は、第1中間周波増幅器
24より入力された信号と局部発振器26より入力され
る指定されたチャンネルに対応する周波数の信号とを乗
算し、指定されたチャンネルの第2中間周波信号を生成
し、第2中間周波増幅器28に出力する。
【0046】ここで、このときのPLLブロック27の動
作について説明する。PLLブロック27のI2Cトランシー
バ47は、マイクロコンピュータ15より入力された、
指定のチャンネルの周波数に対応するようにプログラマ
ブル分周器42および基準分周器44の分周率を制御す
る。プリアンプ41は、発振モニタ信号として帰還する
局部発振器26の出力信号を増幅し、プログラマブル分
周器42に出力する。プログラマブル分周器42は、プ
リアンプ41より入力された信号を、I2Cトランシーバ
47により指定された所定の分周率で分周し、位相比較
器43に出力する。基準分周器44は、水晶発振器51
より入力された信号を、I2Cトランシーバ47により指
定された所定の分周率で分周し、位相比較器43に出力
する。
【0047】位相比較器43は、プログラマブル分周器
42より入力された信号と、基準分周器44より入力さ
れた信号とを、位相比較し、その位相差に基づいて、チ
ャージポンプ回路45の出力電流の極性とレベルを指定
する信号を出力する。
【0048】チャージポンプ回路45は、位相比較器4
3より入力された電流値のレベルと極性の電流値を積分
器46に出力する。積分器46は、入力された信号を、
コンデンサC1と抵抗R1の字定数に対応して積分し、
抵抗R3,R4、およびコンデンサC3により構成され
るLPFを介して、バリギャップ制御電圧として局部発振
器26に供給する。局部発振器26は、このようにし
て、指定されたチャンネルの第2中間周波信号を生成す
るのに必要な周波数の信号を生成し、ミキサ25に供給
する。
【0049】ここで、チューナ11の動作の説明に戻
る。
【0050】第2中間周波増幅器28は、ミキサ25よ
り入力された第2中間周波信号を増幅し、SAWフィルタ
29に出力する。SAWフィルタ29は、第2中間周波増
幅器28より入力された信号から、不要な周波数帯域の
信号を除去し、第2中間周波増幅器30に出力する。第
2中間周波増幅器30は、入力された信号を所定の比率
で増幅し、可変アッテネータ31に出力する。可変アッ
テネータ31は、入力された信号を所定のレベルにまで
減衰し、IQ検波器32に出力する。IQ検波器32は、入
力された信号からI信号とQ信号を検波処理し、それぞ
れ、出力端子11b,11cを介して、QPSK誤り訂正部
12に出力する。
【0051】ここで、信号受信装置4の動作の説明に戻
る。
【0052】QPSK誤り訂正部12は、チューナ11より
入力されたIQ信号をQPSK復号処理し、さらに、誤り訂正
処理を施した後、デマルチプレクサ13に出力する。デ
マルチプレクサ13は、QPSK誤り訂正処理部12より入
力された多重化された信号から所望のチャンネルデータ
を抽出し、MPEGデコーダ14に出力する。MPEGデコーダ
14は、入力された所望のチャンネルデータをデコード
処理し、映像データ、または、音声信号を生成する。こ
の映像データは、図示せぬD/AコンバータによりRGBアナ
ログ信号に変換され、NTSC映像信号またはPAL映像信号
に変換される。また、音声データは、図示せぬD/Aコン
バータによりアナログ音声に変換される。これらの信号
が、図示せぬテレビジョン受像機に出力される。
【0053】以上の動作においては、スカイパーフェク
TVなどの広帯域で、かつ、高ビットレートなMCPC伝送方
式の衛星信号を、特に、問題を生ずることなく受信する
ことが可能となる。
【0054】すなわち、QPSK誤り訂正部12により周波
数ドリフトが検出される場合、マイクロコンピュータ1
5は、I2Cトランシーバ47を介してプログラマブル分
周器42と基準分周器44の少なくとも一方を制御し、
所定の分周比を設定させ、いわゆるAFC(Automatic Fre
quency Control)動作により、20ms程度の時間で周波数
を調整させる。
【0055】しかしながら、SCPC伝送方式の狭帯域で、
かつ、低ビットレートの衛星信号を受信する場合MCPC伝
送方式における場合と同様のAFC動作をさせると調整速
度が速過ぎるため、オーバーシュートやアンダーシュー
トにより多大なデータエラーが発生し、結果的にAFC動
作を実行することが困難になる。
【0056】すなわち、広帯域で、かつ、高ビットレー
トな信号を受信している場合、発生する周波数ドリフト
は、通常AFCにより20ms程度の間に補正(ロックアッ
プ)される。このAFCの制御速度は、バリキャップ制御
電圧の制御速度に依存する。
【0057】広帯域で、かつ、高ビットレートの衛星信
号を受信するためのバリキャップ制御電圧の制御速度に
より、狭帯域で、かつ、低ビットレートな信号のAFCを
実施した場合、図5(A)に示すように、20msの間に所
定の周波数に補正されず、所定の周波数帯域を示すレン
ジR1,R2をオーバーしてしまう。尚、図5のfce
nterは、局部発振器26が発生すべき信号の周波数を示
している。図5(A)に示すように、狭帯域で、かつ、
低ビットレートな衛星信号に対しては、上記の設定では
エラーの発生が無い十分なAFCが施せない。
【0058】そこで、このバリキャップ制御電圧の制御
速度を抑えることにより、AFCを低速で行わせた場合の
例が、図5(B)に示されている。図5(B)に示すよ
うに、AFCがなされるまでの時間は、200ms程度費やすこ
ととなるが、この処理により極端なオーバーシュートや
急峻な動きが防止されて、エラーの発生が無いAFCが可
能となる。
【0059】従って、SCPC伝送方式の衛星信号を受信し
た場合、バリギャップ制御電圧の制御速度を低速にすれ
ば、周波数ドリフトを補正するAFCを施すことができ
る。
【0060】バリギャップ制御電圧の制御速度は、上述
のようにチャージポンプ回路45から、積分器46に供
給される電流値、または、積分器46の時定数に依存す
る。さらに、積分器46の時定数は、コンデンサC1の
容量に依存する。
【0061】そして、チャージポンプ回路45から積分
器46に供給される電流値が大きいほど、バリキャップ
制御電圧の制御速度は高速になり、電流値が小さいほど
低速になる。また、積分器46の時定数は、C1の容量
が小さいほど、小さくなり、バリキャップ制御電圧の制
御速度が高速になり、C1の容量が大きいほど、その時
定数は大きくなり、バリキャップ制御電圧の制御速度が
低速になる。
【0062】そこで、この特性を利用して、チャージポ
ンプ回路45が出力する電流値が最大の状態の時、広帯
域で、かつ、高ビットレートな衛星信号を受信するのに
必要とされるバリギャップ制御電圧の制御速度を確保で
きるように、コンデンサC1の容量が決定される。さら
に、この状態で、SCPC伝送方式の衛星信号を受信し、周
波数ドリフトが検出された場合、チャージポンプ回路4
5から積分器46に供給する電流値を最小にするように
制御すると、バリギャップ制御電圧の制御速度は低速に
なるので、図5(B)に示すようにAFCを施すことがで
きる。
【0063】信号受信装置4が実行するAFCの処理につ
いて、図6のフローチャートを参照して説明する。尚、
AFCは、上記の衛星信号の受信処理が実行されている状
態で行われる。
【0064】ステップS1において、マイクロコンピュ
ータ15は、QPSK誤り訂正部12が周波数ドリフトを検
出したか否かを判定し、周波数ドリフトを検出していな
いと判定した場合、その処理は、再びステップS1に戻
り、周波数ドリフトが検出されるまで、ステップS1の
処理が繰り返される。
【0065】ステップS1において、QPSK誤り訂正部1
2により周波数ドリフトが検出されたと判定された場
合、ステップS2において、マイクロコンピュータ15
は、PLLブロック27のI2Cトランシーバ47にチャージ
ポンプ回路45の電流値を最小に制御するように指令を
送る。このとき、I2Cトランシーバ47は、チャージポ
ンプ回路45を制御して、チャージポンプ回路45の出
力電流を最小にさせる。この処理により、バリキャップ
制御電圧の制御速度は低速となるので、図5(B)に示
すように、SCPC伝送方式の衛星信号の受信が可能とな
る。そこで、マイクロコンピュータ15は、MCPC伝送方
式の衛星信号受信時における場合と同様に、AFC動作を
実行する。
【0066】ステップS3において、マイクロコンピュ
ータ15は、QPSK誤り訂正部12が、周波数ドリフトを
検出しなくなったか否かを判定し、周波数ドリフトが検
出されるまで、AFC処理を繰り返す。ステップS3にお
いて、周波数ドリフトが検出されなくなったと判定され
た場合、ステップS4において、マイクロコンピュータ
15は、I2Cトランシーバ47にチャージポンプ回路4
5の出力電流を最大にするように指令する(元の設定電
流に戻すように指令する)。このとき、I2Cトランシー
バ47は、チャージポンプ回路45を制御して、チャー
ジポンプ回路45の出力電流を最大に戻す。
【0067】ステップS4の処理が終了した後、処理
は、再びステップS1に戻りそれ以降の処理が繰り返さ
れる。
【0068】以上においては、チャージポンプ回路45
の出力電流値を変化させて、バリキャップ制御電圧の制
御速度を変化させた場合について説明してきたが、例え
ば、チャージポンプ回路45が出力する電流値を一定に
して、積分器46の時定数をコンデンサC1の容量を調
整することで変化させるようにして、バリキャップ制御
電圧の制御速度を制御させるようにしても良い。
【0069】図7は、この場合の構成例を表している。
この例では、コンデンサC1に対して並列に、コンデン
サC1'とスイッチ61が設けられている。この場合、
スイッチ61が、開放された状態で、高帯域で、かつ、
高ビットレートな衛星信号のAFCが施せるような容量C
1を設定する。さらに、スイッチ61が、接続された状
態で、狭帯域で、かつ、低ビットレートな衛星信号のAF
Cが施せるような容量(C1+C1')を設定する。
【0070】そして、広帯域で、かつ、高ビットレート
な衛星信号を受信する通常時には、スイッチ61を開放
した状態で使用し、AFCの処理を高速で実行させるよう
にする。
【0071】また、SCPC伝送方式の衛星信号を受信する
場合、例えば、図6のフローチャートのステップS2の
処理では、I2Cトランシーバ47は、スイッチ61を制
御して接続させる、これにより、積分器46の時定数が
大きくなり、バリキャップ制御電圧の制御速度が低速に
なり、SCPC伝送方式で受信される衛星信号に対してもAF
Cを施すことが可能となる。
【0072】また、ステップS4の処理では、I2Cトラ
ンシーバ47は、スイッチ61を開放する。これによ
り、積分器46の時定数は小さくなる(元に戻る)ので
バリキャップ制御電圧の制御速度が高速になる。
【0073】以上によれば、局部発振器を制御するバリ
キャップ制御電圧の制御速度を切り替えることにより、
狭帯域で、かつ、低ビットレートな衛星信号の周波数ド
リフトに対しても、十分なAFCを施すことができるの
で、既存のアンテナを利用して低コストで、番組受信時
のデータエラーを抑制することが可能となる。
【0074】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行させることが可能な、例え
ば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からイ
ンストールされる。
【0075】この記録媒体は、図2に示すように信号受
信装置4に予め組み込まれた状態でユーザに提供され
る、プログラムが記録されているHDD102だけではな
く、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供
するために配布される、プログラムが記録されている磁
気ディスク111(フロッピー(登録商標)ディスクを
含む)、光ディスク112(CD-ROM(Compact Disk-Read
Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含
む)、光磁気ディスク113(MD(Mini-Disk)を含
む)、もしくは半導体メモリ114(Memory Stickを含
む)などよりなるパッケージメディアにより構成され
る。
【0076】尚、本明細書において、記録媒体に記録さ
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理を含むものである。
【0077】
【発明の効果】本発明の信号受信装置および信号受信方
法、並びに記録媒体によれば、第1の中間周波信号を第
2の中間周波信号に変換し、変換した第2の中間周波信
号を復調し、第1の中間周波信号を第2の中間周波信号
に変換するのに用いられる局部発振信号をPLLが生成
し、第1の中間周波信号、または、第2の中間周波信号
の周波数ドリフトを検出し、周波数ドリフトが検出され
たとき、PLLの調整速度を遅くして、第2の中間周波信
号の周波数を調整するようにしたので、狭帯域で、か
つ、低ビットレートな衛星信号の番組受信時のデータエ
ラーを、低コストで抑制し、リードソロモン訂正処理
後、皆無にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周波数ドリフトを説明する図である。
【図2】本発明を適用した受信装置のブロック図であ
る。
【図3】図2のチューナを説明するブロック図である。
【図4】図3のPLLを説明するブロック図である。
【図5】バリキャップ制御電圧の制御速度によるAFCの
違いを説明する図である。
【図6】狭帯域で、かつ、低ビットレートの衛星信号を
受信するときのAFCの処理を説明するフローチャートで
ある。
【図7】他の例の積分器の構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 トランスポンダ, 2 パラボラアンテナ, 3
LNB, 4 受信装置, 11 チューナ, 12 QPS
K誤り訂正部, 13 デマルチプレクサ,14 MPEG
デコーダ, 15 マイクロコンピュータ, 16 操
作部, 21第1中間周波増幅器, 22 BPF, 2
3 可変アッテネータ ,24 第1中間周波増幅器,
25 ミキサ, 26 局部発振器, 27 PLLブ
ロック, 28 第2中間周波増幅器, 29 SAWフ
ィルタ, 30 第2中間周波増幅器, 31 可変ア
ッテネータ, 32 IQ検波器, 41 プリアンプ,
42 プログラマブル分周器, 43 位相比較器,
44 基準分周器,45 チャージポンプ回路, 4
6 積分器, 46a オペアンプ, 51水晶発振
器, 52 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA14 AA25 BA16 BA30 DA01 DA04 5J106 AA04 BB01 CC16 CC21 CC53 CC55 DD32 DD34 GG15 HH00 KK12 KK31 5K004 AA05 FJ15 5K020 AA05 DD25 FF04 GG00 GG22 MM00 MM12 5K052 AA14 BB10 DD16 EE24 EE35 GG01 GG57

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星が送信した信号が外部の変換器によ
    り変換された第1の中間周波信号を受信する信号受信装
    置において、 前記第1の中間周波信号を第2の中間周波信号に変換す
    る変換手段と、 前記変換手段により変換された前記第2の中間周波信号
    を復調する復調手段と、 前記第1の中間周波信号を前記第2の中間周波信号に変
    換するのに用いられる局部発振信号を生成するPLLの構
    成を有する生成手段と、 前記第1の中間周波信号、または、前記第2の中間周波
    信号の周波数ドリフトを検出するドリフト検出手段と、 前記ドリフト検出手段により前記周波数ドリフトが検出
    されたとき、前記PLLの調整速度を遅くして、前記第2
    の中間周波信号の周波数を調整する調整手段とを備える
    ことを特徴とする信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、周波数ドリフトの調整
    が終了したとき、前記PLLの調整速度を速くすることを
    特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記PLLが有するチャ
    ージポンプ回路が出力する電流値を制御することで、前
    記調整速度を調整することを特徴とする請求項1に記載
    の信号受信装置。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記PLL回路が有する
    コンデンサの容量を制御することで、前記調整速度を調
    整することを特徴とする請求項1に記載の信号受信装
    置。
  5. 【請求項5】 衛星が送信した信号が外部の変換器によ
    り変換された第1の中間周波信号を受信し、前記第1の
    中間周波信号を第2の中間周波信号に変換し、変換され
    た前記第2の中間周波信号を復調し、前記第1の中間周
    波信号を前記第2の中間周波信号に変換するのに用いら
    れる局部発振信号を生成するPLLを有する信号受信装置
    の信号受信方法において、 前記第1の中間周波信号、または、前記第2の中間周波
    信号の周波数ドリフトを検出するドリフト検出ステップ
    と、 前記ドリフト検出ステップの処理で前記周波数ドリフト
    が検出されたとき、前記PLLの調整速度を遅くして、前
    記第2の中間周波信号の周波数を調整する調整ステップ
    とを含むことを特徴とする信号受信方法。
  6. 【請求項6】 衛星が送信した信号が外部の変換器によ
    り変換された第1の中間周波信号を受信し、前記第1の
    中間周波信号を第2の中間周波信号に変換し、変換され
    た前記第2の中間周波信号を復調し、前記第1の中間周
    波信号を前記第2の中間周波信号に変換するのに用いら
    れる局部発振信号を生成するPLLを有する信号受信装置
    を制御するプログラムであって、 前記第1の中間周波信号、または、前記第2の中間周波
    信号の周波数ドリフトの検出を制御するドリフト検出制
    御ステップと、 前記ドリフト検出制御ステップの処理で前記周波数ドリ
    フトが検出されたとき、前記PLLの調整速度を遅くし
    て、前記第2の中間周波信号の周波数の調整を制御する
    調整制御ステップとを含むことを特徴とするコンピュー
    タが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒
    体。
JP2000154322A 2000-05-25 2000-05-25 信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体 Expired - Fee Related JP4306091B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000154322A JP4306091B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000154322A JP4306091B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001339456A true JP2001339456A (ja) 2001-12-07
JP4306091B2 JP4306091B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=18659434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000154322A Expired - Fee Related JP4306091B2 (ja) 2000-05-25 2000-05-25 信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4306091B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112825472A (zh) * 2019-11-21 2021-05-21 连恩微电子有限公司 一种频率数据恢复电路与其频率维持方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112825472A (zh) * 2019-11-21 2021-05-21 连恩微电子有限公司 一种频率数据恢复电路与其频率维持方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4306091B2 (ja) 2009-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5572264A (en) High definition TV signal receiver
US7330707B2 (en) Hetrodyne receiver and IC
US8185071B2 (en) Tuner module
KR100434006B1 (ko) 디지탈방송수신기
EP0746940B1 (en) Combined tv/fm receiver
JP4287855B2 (ja) モバイルのテレビジョン受信機用集積回路
KR101067774B1 (ko) 방송 수신기 및 그의 튜너 제어 방법
KR100233658B1 (ko) 고선명 텔레비젼 수신기의 반송파 복구시간을 줄이는 방법
US6683656B1 (en) Video intermediate frequency processing apparatus
JP4089275B2 (ja) 受信制御方法、受信制御装置、受信装置
JP2004040814A (ja) チューナ
KR100686756B1 (ko) 자동 채널 탐색 장치 및 방법
KR100743444B1 (ko) 디지털 신호를 위한 수신기를 튜닝하는 방법, 및 수신기
EP2485481B1 (en) Broadcast receiving device and broadcast receiving method
JP4306091B2 (ja) 信号受信装置および信号受信方法、並びに記録媒体
KR100837008B1 (ko) 정보 수신 장치 및 정보 수신 방법
EP0667712B1 (en) High definition tv signal receiver
US20080218637A1 (en) Receiving apparatus, method of controlling apparatus, and program for implementing the method
JP3357436B2 (ja) 映像中間周波処理装置
JP3288251B2 (ja) Catv受信装置
KR100423407B1 (ko) 튜너 아이씨와 복조 아이씨의 원칩화한 튜너복조블럭
US20070293179A1 (en) Analog/digital broadcast signal receiver
JPS62147893A (ja) 衛星放送受信機
JP2005079698A (ja) 選局装置
JPH06152458A (ja) Pll選局装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090427

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees