JP2006012355A - 記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤 - Google Patents

記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2006012355A
JP2006012355A JP2004191317A JP2004191317A JP2006012355A JP 2006012355 A JP2006012355 A JP 2006012355A JP 2004191317 A JP2004191317 A JP 2004191317A JP 2004191317 A JP2004191317 A JP 2004191317A JP 2006012355 A JP2006012355 A JP 2006012355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
layer
information layer
format
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004191317A
Other languages
English (en)
Inventor
Somei Endo
惣銘 遠藤
Yasuhiro Shiyuuda
育弘 秀田
Shin Masuhara
慎 増原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004191317A priority Critical patent/JP2006012355A/ja
Publication of JP2006012355A publication Critical patent/JP2006012355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 多層フォーマットを有する記録媒体において、送り精度の悪化がなく、安定したトラッキングサーボを得ることが可能であり、さらに、記録媒体におけるデータ記録領域の基準位置の精度も十分であり、2つの異なる情報層を短時間にアクセスすることを可能にする記録媒体を提供する。
【解決手段】 第1の情報層は時系列に従ったフォーマット信号を、第2の情報層は、フォーマット信号の時間軸を反転させた信号を用いて、第1の情報層と第2の情報層を同方向の送り(内周から外周、もしくは外周から内周)でカッティングできるようにする。これにより、データ記録位置の誤差マージンが厳しくなることを防止することができ、高い位置精度でフォーマットを形成することが可能となる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤。
DVD(Digital Versatile Disc)−ROM(Read Only Memory)などに見られる光ディスクは、厚さが0.6mmの透明プラスチック基板2枚を貼り合わされることにより作製されている。いくつかの種類があるDVD−ROMの中には、2枚の基板にそれぞれ異なる情報があらかじめ記憶されている、いわゆる2層ディスクと呼ばれるタイプのディスクがある。
多層ディスクの一例として、以下の特許文献1のようなものが提案されている。
特開2000−285517号公報
図1に2層ディスクの一例を模式的に示す。0.6mm厚のディスク基板1,5の表面に、凹凸の信号ピットを形成し、再生光入射側のディスク基板1上に第1の情報層である半透明膜2を、光入射側から見て奥に位置するディスク基板5上には第2の情報層である反射膜4を成膜する。これらを、透明な接着材料であるスペーサー3により、基板に形成された凹凸のピットからなる情報層がその接着面となるように貼り合わせて作製されている。
この2層ディスクの再生を行うときは、いずれか一方のディスク表面から再生光を入射させて行う。したがって、焦点を切り替えることにより、2つの異なる情報層を短時間にアクセスできるという利点がある。再生光入射側の半透明膜2は、入射光のうち、その一部を反射し、他の一部を透過させるように設計されている。そのため、反射膜4にも再生光が到達でき、そこでの反射光が再び第1の情報層の半透明膜2を透過でき、第2の情報層の再生を可能としている。
半透明膜2と反射膜4とは、スペーサー3により、お互いの再生信号が干渉しない距離だけ離されている。このため、対物レンズのフォーカス位置をおのおのの情報層に対応した位置に合わせることにより、それぞれの層の情報を高品質に再生することが可能である。このような再生方式を実現する上では、第1の情報層と第2の情報層とのトラッキングサーボ信号の安定性や再生領域の位置精度などが極めて重要となる。
近年、DVD−ROMだけでなく、記録可能なDVD(DVD−R(Recordable)、DVD+Rなど)やBlu−ray Discにおいても、2層ディスクの記録再生フォーマットが提案されており、それぞれの層の情報を高品質に記録再生することが必要である。このような記録再生方式を実現する上では、第1の情報層と第2の情報層とのトラッキングサーボ信号の安定性が極めて重要となる。また、2つの異なる情報層を短時間にアクセスするために、記録再生領域の位置精度も極めて重要となる。
従来、2層ディスクの作製方法は、図2に示すように、第1の情報層(以下、L0層と適宜称する)にピットやウォブルグルーブフォーマット等を内周の開始位置S0から外周の終了位置E0に螺旋状に記録形成し、第2の情報層(以下、L1層と適宜称する)には、逆にピットやウォブルグルーブフォーマット等を外周の開始位置S1から内周の終了位置E1に螺旋状に記録形成するものであった。つまり、ディスクに情報を記録するときと、ディスクから情報を読み出すときとが同じ方向となっている。これにより、L0層のE0からL1層のS1に読み出し位置を変化させるのが容易になり、アクセスを高速化することが可能である。
しかしながら、第2の情報層を外周から内周に螺旋状にフォーマットを記録形成した場合、L0層とL1層で光学移動テーブルの送り方向が逆になるため、送り精度が悪くなる。その結果、PUSH−PULL信号などのトラッキングサーボ信号の安定性をそこね、トラッキングサーボが不安定になる。Blu−ray DiscにおけるPUSH−PULL信号変動量は、内周から外周にフォーマットを記録形成した場合11%であるが、逆に外周から内周にフォーマットを記録形成した場合15.5%と悪化した。また、光ディスク原盤記録装置は、通常内周から外周に螺旋状にフォーマットを記録形成するが、逆方向のモードも必要になり、コスト高になる。さらに、内周および外周の基準位置の精度も悪くなる。
例として、Blu−ray Discにおける内周側の基準位置の精度は、半径24.00mm+0.05mm−0.15mmである。外周から内周にフォーマットを記録形成する場合、データ記録領域の外周部である半径58.50mmから内周部の半径24.00mmまでのカッティングに要する時間は5292.23秒、半径24.00mm+0.05mm−0.15mmの0.20mm幅のカッティングに要する時間は、17.81秒(±8.91秒)となる。ここで、カッティング時の線速度を5.28m/s、トラックピッチを320nmとしている。
外周から内周にフォーマットを記録形成する場合、基準位置に対する誤差マージンは、上述したカッティングに要する時間を用いて、±8.91秒/5292.23秒=±0.0017(±0.17%)と表すことができる。
逆に、内周から外周にフォーマットを記録形成する場合、半径22.20mmから24.00mmまでのカッティングに要する時間は154.81秒、半径24.00mm+0.05mm−0.15mmの0.20mm幅のカッティングに要する時間は、17.81秒(±8.91秒)となる。外周から内周にカッティングするときと同様に、カッティング時の線速度を5.28m/s、トラックピッチを320nmとしている。
このように内周から外周にフォーマットを記録形成する場合、基準位置に対する誤差マージンは、外周から内周方向の場合と同様に計算することにより、±8.91秒/154.81秒=±0.0576(±5.76%)と表すことができる。
この誤差は、トラックピッチの送り精度、線速度精度、フォーマット記録開始位置精度等、すべての誤差を含めたもので、外周から内周にフォーマットを記録形成する場合、その誤差マージン±0.17%以内に相当する半径領域に基準位置をあわせることは、非常に困難である。
また、Blu−ray Discにおいては、トラックピッチを2度変化させてグルーブを形成している。各領域におけるトラックピッチは、最内周のBCA領域では2000nm、中間部のPIC領域では350nm、外周側のデータ記録領域では320nmである。
図3を参照して、Blu−ray Discにおけるトラックピッチの切り替え位置について説明する。2000nmから350nmへのトラックピッチの変更は、半径位置で22.0mm(図3のA点)から22.2mm(図3のB点)までの領域で行われる。また、350nmから320nmへのトラックピッチの変更位置は、仕様上グルーブ内に記録されるアドレスとの対応関係にて指定が行われており、01B480h(PAA表記)(図3のC点)から01B7FEh(PAA表記)の領域内とされている。なお、図3で示されるアドレスは各領域の境界のアドレスを表記しており、図3のD点に表記されているアドレスはINFO領域の開始点でのアドレスである。図3ではトラックピッチの変更領域の終了点でのアドレスが表記されていないが、終了点のアドレスは01B800hでなく01B7FEhである。
この領域の実際の半径位置は誤差なしで計算した場合、23.3GBでは半径23.197mmから23.235mmまでのおよそ38μm、25GBの仕様では半径23.253mmから23.2885mmまでのおよそ35μmの区間となる。
なお、C点やD点のようにアドレスとの対応関係で位置が決められている場合、ディスクの容量によって半径値が異なる。このため、たとえばC点のように半径位置として{23.197/23.253/23.309}mmと表記されている場合は、それぞれ{23.3GB/25.0GB/27.0GB}のディスクの半径位置を示している。
Blu−ray DiskのようなCLV(Constant Linear Velocity)で製作されるディスク作製工程では、カッティング装置と信号発生源間の同期はスタート時のタイミングのみで行われている。このため、外周からフォーマットを形成した場合、この領域で正確にトラックピッチを変更するためには、上記の24.00mmの基準位置の誤差よりなお5倍以上の約0.003%の精度が必要ということになる。内周からの形成の場合は、その位置がより内周側のため、必要な精度は2.5倍程度となりの2.3%程度となる。
したがって、この発明の目的は、送り精度の悪化がなく、安定したトラッキングサーボを得ることが可能であり、さらに、光ディスクにおけるデータ記録領域の基準位置の精度も十分であり、2つの異なる情報層を短時間にアクセスすることを可能にする記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明の第1の態様は、少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体の製造方法において、第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにすることを特徴とする記録媒体の製造方法である。
また、この発明の第2の態様は、少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体において、第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにして作製されたことを特徴とする記録媒体である。
また、この発明の第3の態様は、少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体原盤の製造方法において、第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにすることを特徴とする記録媒体原盤の製造方法である。
また、この発明の第4の態様は、少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体において、第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにして作製されたことを特徴とする記録媒体原盤である。
この発明によれば、第1の情報層のフォーマット形成と第2の情報層のフォーマット形成を同じ方向の送りにすることができるため、誤差マージンが厳しくなることを防止でき、高い位置精度でフォーマットを形成することが可能となる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
この発明を適用できる記録媒体は、図4に示すようなフォーマットを有するBlu−ray Discである。Blu−ray Discのグルーブは、BCA領域における2000nmトラックピッチのグルーブの配列からなるグルーブトラックと、PIC領域における350nmトラックピッチの矩形ウォブルグルーブの配列からなるグルーブトラックと、データ記録領域におけるウォブリンググルーブであるグルーブトラックとが、基板表面に1つの螺旋状に連なるように形成されたものである。
BCA領域は半径r=21.3[mm]〜22.0[mm]の間に、グルーブ状トラックが形成されている。トラックピッチは2000nmであり、十分に広い間隔となっている。
PIC領域は半径r=22.4[mm]〜23.197[mm]の間に、矩形ウォブルグルーブの配列からなるグルーブトラックが、トラックピッチ350nmで形成されている。
データ記録領域は半径r=23.2[mm]〜58.5[mm]の間に、正弦波ウォブルグルーブが形成されている。トラックピッチは320nmであり、これはピッチを詰めることによりさらに長時間記録・再生が可能な大容量を得ることができるようにするためである。なお、実際にデータが記録されるのは半径r=24.0[mm]より外周側となる。
それぞれに適したグルーブを形成するために、各領域では制御信号が用いられる。制御信号は、BCA領域のDCグルーブを形成する場合はゼロレベルの直流(DC)信号であり、PIC領域の矩形ウォブルグルーブを形成する場合はバイフェーズ変調の矩形信号である。また、データ記録領域のウォブルグルーブを形成する場合は956[kHz]のMSK(Minimum Shift Keying)と2倍波のSTW(Saw Tooth Wobble)の重畳信号を用いる。MSKとSTWの重畳信号はアドレスのウォブル情報を記録するものである。
MSKとSTWの重畳ウォブルを用いるのは、MSK方式はS/N(Signal To Noise Ratio:信号対雑音比)に優れている反面、ウォブルシフトがある場合には検出が難しくなるという問題があるが、STWはウォブルシフトに強く、ほとんど劣化なく検出できることから、これらを組み合わせることで、確実なアドレス検出を検出できるようにしたためである。
書き換え型のBD(Blu-ray Disk)−RE(ReWritable)ディスクでは、合計56個のウォブルで「0」または「1」の1ビットを表現する。この56個を単位とし、ADIP(Address in pregroove)ユニットと呼ぶ。このADIPユニットを83個連続して読み出すと、1つのアドレスを示すADIPワードとなる。ADIPワードは、24ビット長のアドレス情報と12ビット長の補助データ、リファレンス(校正)領域、誤り訂正用データなどからなる。BD−REでは、メインデータを記録するRUB(Recording unit block,64Kバイト単位)1つあたりに3個のADIPワードを割り当てたものである。
図5は、この発明の一実施形態における凹凸パターンの形成方向、すなわちカッティングの方向を模式的に示したものである。L0層では、ピットやウォブルグルーブフォーマット等を内周の開始位置S0から外周の終了位置E0に螺旋状に記録形成し、L1層でも同様に、ピットやウォブルグルーブフォーマット等を内周の開始位置S1から外周の終了位置E1に螺旋状に記録形成する。つまり、L0層では、ディスクに情報を記録するときと、ディスクから情報を読み出すときとが同じ方向となっている。しかし、L1層では、ディスクに情報を記録するときと、ディスクから情報を読み出すときとが反対の方向となる。
なお、カッティングの回転方向(時計回り、半時計回り)は、ディスク材料や製造方法により変わるものであり、特にこのような回転方向のみに限定されるものではない。
2層のディスクの場合、L0層では、アドレス信号は内周から外周に増加するのに対し、L1層では、ディスクの外周側から情報を読み出すため、アドレス信号は外周から内周に増加する。この発明の一実施形態では、L0層、L1層共に内周側からカッティングするために、以下のような方法を用いてグルーブの形成を行う。
L0層を記録するときには、半径24.00mmでのアドレスを020000h(PAA表記)、最外周記録領域半径58.017mmでのアドレスを23.3GBの場合は17B87Ch(PAA表記)、25GBの場合は1952B0h(PAA表記)となるようにグルーブを形成する。
L1層を記録するときには、時間軸を反転させたアドレス信号を求め、内周側から外側に向かってカッティングを行う。最外周記録領域半径58.017mmのアドレスは、L0の半径58.017mmでのアドレスを反転させる。23.3GBの場合はアドレス5EE1Fhを反転させA11E0hに、25GBの場合は654AChを反転させ9AB53hとする。半径24.00mmでは、L0のアドレス8000hを反転させ、F7FFFhとする。
グルーブに含まれるアドレス情報等のエラー対策のために、時間軸を反転した信号には、データに加え誤り訂正符号が付加されており、この符号生成部は単純に時間反転させることができない。そこで、以下のような方法を用いて時間軸を反転した信号を生成する。
1つ目としては、すべてのパターンをカッティング前にあらかじめ計算してメモリに保存しておき、カッティング時には通常とは反対の順序で信号を出力させ時間軸反転信号を得る方法である。
2つ目の方法として、Blu−ray Diskのフォーマットは、CD等とは異なり、使用されている符号はブロック符号の構成をとっている。このため、カッティング中にブロック単位で符号の生成を行い、出力する段階で時間軸を反転させて出力することにより時間軸反転した信号を生成することができる。比較的短時間で計算が可能な符号については、ブロック先頭で計算を行い、計算結果の出力を逆として時間軸反転した信号を得る。計算に相当な時間がかかるタイプのものである場合には、2ブロック分のメモリを準備し、計算は1ブロック分先行して行い、計算結果は2つのメモリに交互に保存し、片方のメモリに計算結果を保存しているときにもう片方のメモリから1ブロック前に計算した結果を逆方向から読み出し時間軸反転した信号を得る。方法1に比べ、少量のメモリで実現が可能で、かつ、カッティング前の処理が不要なため取り扱いが容易である。
以下にBlu−ray Diskにおける具体的な例を示す。
データ記録領域では、320712クロック長ごとにアドレスが割り当てられている。この間隔ごとにアドレス等の情報36ビットに対し60ビットの符号を生成しウォブル波形の中に変調して埋め込む。この60ビットの符号を得るために必要な所要時間は36クロック程度であり、320712クロック長の各アドレスの先頭で計算を行い、計算した結果を順方向に出力することにより、内周から外周に向けての信号用として使用し、逆方向に出力することに時間軸反転した信号用として使用する。このように、比較的計算の容易な符号に関しては、従来どおり、各アドレスの先頭で符号を計算し、逆方向に信号を出すことで容易に時間軸反転した信号を得ることができる。
PIC領域では、1499904クロック長ごとにアドレスが割り当てられている。この領域には1アドレスあたり4104バイトの情報が記録される。この部分のエラー訂正符号は32バイト長のLDRSCを基本としており、かつスクランブル処理も行われているため、符号の計算には相当な時間を要する(計算方法に依存するが通常の方法では33000クロック以上)。この部分の記録フォーマットは、データを先に記録しそのあとにデータに対応するエラー訂正符号(608バイト)を記録する組織符号の形式を取っている。このため、順方向の記録では、1499904クロック中のエラー訂正符号はエラー訂正符号の記録が開始する前に計算を終了させ、計算中にデータ部分を記録する。エラー訂正符号部分の記録の際には計算結果を呼び出して記録を行う。
逆方向のカッティングでは、先にエラー訂正符号を記録する必要があり、かつ計算に時間がかかるためにリアルタイムでの処理は出来ないことになる。このため、このPIC領域では1ブロック分の情報が保存できるメモリを2系統準備し、計算は1ブロック前に行い、計算結果を交互にメモリに保存していく。出力は現在計算結果を保存していない方のメモリから、通常とは逆方向にデータを読み出し時間軸反転した信号用として使用する。この方法を使用すると、およそ10kバイト程度のメモリで実現可能である。
PIC領域中のBISと呼ばれている領域の符号生成には、1つめの方法を使用した。1アドレスあたりに必要なデータ量が248バイトと少なく、全面で必要なメモリも1Mバイト程度であるため、方法1による実装に適している。もちろん、どちらの場合も方法1を使用することも可能であるが、必要なメモリ容量を考慮するとそれぞれで最適な方法を取るのが現実的である。
上述したような時間軸が反転可能な信号生成器を用い、時間軸を反転した信号を出力させることにより、再生時とは逆に内周から外周に向かってL1層のフォーマット信号を記録する。
[ディスクの作製]
以上のような記録媒体の製造方法および2層ディスクに対応する2つのスタンパの製作工程、さらにそれらを用いた2層ディスクの製造工程について説明する。なお、ディスクのカッティングには図6のような装置を用いる。
この光学的記録装置は、レーザ光源21、移動光学テーブル25、ターンテーブル34、スピンドルサーボ35をその主要部として備えている。
レーザ光源21は、記録媒体としてのガラス原盤32の表面に着膜されたレジスト33を露光するための光源であり、例えば波長λ=266nmの記録用のレーザ光を発振するものである。ただし、露光用の光源としては、特にこのようなレーザ光源のみに限定されるものではない。このレーザ光源21より出射されたレーザ光は、平行ビームのまま直進し、ミラーM1およびミラーM2で反射されて向きを変えて、移動光学テーブル25へと導かれる。
移動光学テーブル25には、音響光学変調偏向器(AOM/AOD:Acoustic Optical Modulator/Acoustic Optical Deflector)23と2つのウェッジプリズム22とが配置されている。音響光学変調偏向器23およびウェッジプリズム22は、平行ビームのまま入射して来たレーザ光と格子面とがブラッグの条件を満たすと共に、ビーム水平高さが変わらないように配置されている。光学変調偏向器23に用いられる音響光学素子としては酸化テルル(TeO2)が好適である。
光学変調偏向器23には、所定の信号が駆動用ドライバ24から供給される。この信号は、グルーブを形成する場合には一定レベルのDC信号である。駆動用ドライバ24には、電圧周波数制御器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)26から高周波信号が供給される。フォーマッタ27から電圧周波数制御器26には制御信号が供給される。
光学変調偏向器23は、ブラッグ回折における一次回折光強度が超音波パワーにほぼ比例することを利用したものであり、記録信号に基づいて超音波パワーを変調してレーザ光22の光変調を行う。ブラッグ回折を実現するために、ブラッグ条件;2dsinθ=nλ(d:格子間隔、λ:レーザ光波長、θ:レーザ光と格子面のなす角、n:整数)を満たすように、レーザ光の光軸に対する光学変調偏向器23の位置関係および姿勢を設定する。
また、電圧周波数制御器26からの制御信号は、BCA領域ではゼロレベルの直流(DC)信号、PIC領域ではバイフェーズ変調の矩形信号、データ記録領域では956[kHz]のMSK(Minimum Shift Keying)と2倍波のSTW(Saw Tooth Wobble)の重畳信号を用いる。
この光学的記録装置では、BCA領域における2000nmトラックピッチのグルーブの配列からなるグルーブトラックと、PIC領域における350nmトラックピッチの矩形ウォブルグルーブの配列からなるグルーブトラックと、データ記録領域における正弦波ウォブルしたウォブリンググルーブであるグルーブトラックとが、1つの螺旋状に連なるパターンをガラス原盤32上のレジスト33に形成される。
カッティング時には、トラックの長手方向の線速度が5.28[m/s]になるようにターンテーブルの回転数を制御し、移動光学テーブル25の送りピッチを領域毎に変えて露光する。送りピッチはBCA領域では2000nmとし、PIC領域では350nmとし、データ記録領域では320nmとする。
なお、この光学的記録装置では、移動光学テーブル25の位置をポジションセンサ30によって検出し、それぞれの領域に対応したタイミングおよびピッチで露光を行って、上記のようなBCAおよびPICおよびデータ記録領域のグルーブパターンの潜像をガラス原盤32上のレジストに露光することが可能である。
また、レーザスケール31により検知される波長(例えば0.78[μm])を基準として、送りサーボ29およびエアスライダ28の動作を制御し、移動光学テーブル25の送りピッチを瞬時に変更することが可能であるが、今回は以下のように徐々に送りピッチを変化させた。
BCA領域(半径r=21.3[mm]〜22.0[mm])の間は送りピッチ2000nmであり、BCA領域およびPIC領域間のトラックピッチ遷移領域1(半径r=22.0[mm]〜22.4[mm])で、送りピッチを2000nmから350nmに徐々に変化させる。PIC領域(半径r=22.4[mm]〜23.197[mm])の間は送りピッチ350nmであり、PIC領域およびデータ記録領域間のトラックピッチ遷移領域2(半径r=23.197[mm]〜23.2[mm])に送りピッチを350nmから320nmに徐々に変化させる。データ記録領域(半径r=23.2[mm]〜58.5[mm])では送りピッチ320nmでグルーブを形成する。
上述のようにして変調および偏向されたレーザ光は、ミラーM3および対物レンズL2によりガラス原盤32のレジスト層33に照射され、所望のBCAおよびPICおよびデータ記録領域グルーブの潜像を形成する。
次に、図示しない現像機を用いてレジスト基板の現像を行う。グルーブの潜像が形成されたレジスト基板40をレジスト層42が上部になるように現像機のターンテーブルに載置して、水平面に対して回転させる。この後、レジスト層42上に現像液を滴下して、当該レジストを現像処理する。
ここで、現像液としては酸またはアルカリ等の液体を用い、現像に用いられるアルカリ溶液としてはテトラメチルアンモニウム水酸化溶液、KOH、NaOH、Na2CO3等があり、酸性溶液としては塩酸、硝酸、硫酸、燐酸等が挙げられる。これらの中から任意のものを使用すればよい。
上述した方法によりレジスト基板40が現像され、BCA領域(2000nmトラックピッチ)のグルーブと、PIC領域(350nmトラックピッチ)の矩形ウォブルグルーブと、データ記録領域(320nmトラックピッチ)におけるMSKとSTWの重畳したウォブリンググルーブとである各グルーブトラックが1つの螺旋状に連なった状態で、表面にパターニングされたレジスト基板40を得ることができる。なお、ビームエクスパンダ−BEX5倍のビーム径に拡大し、対物レンズの開口数NAを例えば0.9とすることなども可能である。
次に、レジスト基板40の凹凸パターン上に、無電界メッキ法等によりニッケル皮膜でなる導電化膜層を形成する。導電化膜層が形成されたレジスト基板を電鋳装置に取り付け、電気メッキ法により導電化膜層上に300±5〔μm〕程度の厚さになるようにニッケルメッキ層43を形成する。
続いてニッケルメッキ層43が形成されたガラス原盤41からニッケルメッキ層43をカッター等で剥離しする。剥離したニッケルメッキ層43の信号形成面のレジストをアセトン等を用いて洗浄し、スタンパを作製した後、凹凸が反転するマザースタンパ44を作製する。さらに、マザースタンパ44をポリカーボネート(屈折率1.59)の透明樹脂を用いて射出成形することにより、ディスク基板45を作製する。ここで、スタンパは、L0層を形成するためのスタンパA、L1層を形成するためのスタンパBを作製し、このスタンパA、スタンパBを用いて凹凸が反転するマザースタンパA(L0層)、マザースタンパB(L1層)を作製する。
次に、この発明を適用した評価用ディスクを作製する。作製したマザースタンパAを、ディスク基板作製用の金型キャビティ内に配設し、ポリカーボネート(屈折率1.59)の透明樹脂を注入して射出成形することにより、信号形成面に形成されたL0層のグルーブパターンに対応する微小な凹凸を転写し、ディスク基板(L0層)を作製する。
次に、図8に示すように、マザースタンパの表面形状が転写されてなるディスク基板51上に、記録層52を形成する。まず、ディスク基板51の凹凸パターンが形成された面上に、光反射膜、第1の誘電体膜、相変化記録膜、第2の誘電体膜からなるL0層の記録層52を形成する。記録層52は、Al等からなる光反射膜56、SiO2等からなる第1の誘電体膜57、GeSbTe合金等からなる相変化記録膜58、SiO2等からなる第2の誘電体膜59とをスパッタリングによって順次成膜することにより形成される。
次に、中間層53を形成する。記録層52を形成したディスク基板51を、内径が15mmのセンターボスに固定して回転させ、第2の誘電体膜59上にPSA(Pressure Sensitive Adhesive)をスピンコート法により塗布する。ディスク基板51と同じ内径穴(φ15mm)に加工されたマザースタンパBを偏心の無いようにセンターボスに固定し、ローラーで圧力をかけてPSAを硬化させることにより、L1層のグルーブパターンに対応する微小な凹凸が転写された25μm厚の中間層53を形成する。
次に、凹凸パターンが転写された中間層53上に、半透明反射層、第3の誘電体層、相変化記録層1、第4の誘電体層からなるL1層の記録層54を形成する。記録層54は、Siからなる半透明反射膜56、SiO2等からなる第3の誘電体膜57、GeSbTe合金等からなる相変化記録膜58、SiO2等からなる第4の誘電体膜59とをスパッタリングによって順次成膜することにより形成される。
第4の誘電体膜上に再度PSAをスピンコート法により塗布し、50μm厚のポリカーボネートシートをかぶせ、ローラーで圧力をかけてPSAを硬化させることにより、PSAとポリカーボネートシートからなる75μm厚のカバー層55を形成する。
以上の工程により、2層のBlu−ray Discの光ディスクAが完成する。
また、従来の方法により、L0層のフォーマットを内周から外周に向かって記録形成し、L1層のフォーマットを外周から内周に記録形成した2層のBlu−ray Discの光ディスクBを作製する。
[ディスクの評価結果]
上記Blu−ray Discの光ディスクA,BのL0層およびL1層の評価を、波長406nm、NA=0.85である光ピックアップを備えたBlu−ray Disc評価機を用いて評価する。また、この評価機は5μm分解能のマグネスケールを備えており、アドレスの半径位置を正確に測定できる。
2種類の光ディスクA,BのL0層およびL1層におけるPUSH−PULLサーボ信号特性と内外周のアドレスの半径位置を測定した結果を、表1、表2に示した。なお、表1は光ディスクAの測定結果であり、表2は光ディスクBの測定結果である。
Figure 2006012355
Figure 2006012355
L0層およびL1層の2つの情報層を安定に記録再生するためには、PUSH−PULL信号のトラッキングサーボ信号の安定性が重要である。
Blu−ray DiscにおけるPUSH−PULL信号の規格は、以下の表に示す。特に、トラッキングサーボ信号の安定性には、PUSH−PULL信号変動量(Push-Pull var.)が小さいことが重要である。
Figure 2006012355
この発明を用いた光ディスクAは、L0層およびL1層の両方においてPUSH−PULL信号特性は十分規格を満たしている。L0層およびL1層の両方において内周から外周にフォーマットを記録形成したため、PUSH−PULL信号変動量は0.112以下で十分に小さく、2つの情報層を安定に記録再生することを可能にした。
しかし、従来の方法を用いた光ディスクBは、L0層においてPUSH−PULL信号特性は十分規格を満たしているが、外周から内周にフォーマットを記録形成したL1層においてPUSH−PULL信号特性が規格を満たさない部分(半径25.0mm;PUSH−PULL信号変動量0.155)があり、2つの情報層を安定に記録再生することができないことがあった。
また、2つの異なる情報層を短時間にアクセスするために、記録再生領域の位置精度も極めて重要となる。L0層のアドレス8000hおよびL1層のアドレスF7FFFhが半径24.00mm+0.05mm−0.15mmに記録される精度にしなければならない。また、最外周記録領域半径(L0層のアドレス5EE1FhおよびL1層のアドレスA11E0h)も基準半径58.017mmに十分な位置精度で形成されなければならない。
Figure 2006012355
従来の方法を用いて記録された光ディスクBは、L0層において、内周24.0mm、外周58.017mmの位置精度は十分である。しかし、外周から内周にフォーマットを記録形成したL1層において、L1層のアドレスF7FFFhの半径が23.845mmであり規格(24.00mm−0.15mm+0.05mm)を満たさない。
この発明を用いて記録された光ディスクAは、L0層およびL1層の両方において内周24.0mm、外周58.017mmの位置精度(L0層およびL1層の半径位置精度も10μm以内)は十分であり、2つの異なる情報層を短時間に安定にアクセスすることができた。
さらに、Blu−ray Discは、BCA領域(2000nmトラックピッチ)、PIC領域(350nmトラックピッチ)、データ記録領域(320nmトラックピッチ)が1つの螺旋状に連なるように形成されたフォーマットである。BCA領域は半径r=21.3[mm]〜22.0[mm]の間に、PIC領域は半径r=22.4[mm]〜23.2[mm]の間に、データ記録領域は半径r=23.2[mm]〜58.5[mm]の間に、それぞれ形成される。2つの異なる情報層において、それぞれトラックピッチの異なる領域(BCA領域、PIC領域、データ記録領域)に短時間に安定にアクセスすることができた。
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の一実施形態において挙げた数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
また、この発明の実施例は、内周から外周に螺旋状にフォーマットを記録形成する例で説明したが、逆に外周から内周にフォーマットを記録形成した時の送り精度が良好な場合は、2つの異なる情報層のフォーマットを外周から内周に記録形成しても良い。
また、エラー検出またはエラー訂正が符号化されていないデータを用いることも可能である。
また、2系統のメモリを用いず、1系統のメモリにデータをすべて格納し、2層目をカッティングする際に読み取り時と逆の順序で読み出してもよい。
また、この発明は、3層以上の多層フォーマットにも適用可能である。
2層DVD−ROMを示す模式図である。 2層Blu−ray Discの螺旋状に連なったグルーブと、従来のグルーブのカッティング方向を示す模式図である。 Blu−ray Discのグルーブ形状、トラックピッチ、領域名称、半径位置を示す略線図である。 Blu−ray Discフォーマットを示す模式図である。 この発明を適用したグルーブのカッティング方向を示す模式図である。 この発明を適用したカッティング装置の構成を示す略線図である。 Blu−ray Discのスタンパ、マザースタンパ、ディスク基板の製造プロセスを示す模式図である。 2層Blu−ray Discとピックアップを示す模式図である。ティング方向を示す模式図である。
符号の説明
2,4・・・反射膜
3・・・スペーサー
S0・・・カッティング開始点(L0層)
E0・・・カッティング終了点(L0層)
S1・・・カッティング開始点(L1層)
E1・・・カッティング終了点(L1層)
11・・・BCA領域
12・・・PIC領域
13・・・データ記録領域
21・・・光源
22・・・ウェッジプリズム
23・・・音響光学偏向器(AOD)
25・・・移動光学テーブル
26・・・電圧周波数制御器(VCO)
32・・・ガラス原盤
33・・・レジスト層
34・・・ターンテーブル
L2・・・対物レンズ
M1,M2,M3・・・ミラー
41・・・ガラス原盤
42・・・レジスト
43・・・スタンパ
44・・・マザースタンパ
45・・・ディスク基板
51・・・ディスク基板
52・・・記録層(L0層)
53・・・中間層
54・・・記録層(L1層)
55・・・カバー層
56・・・光反射膜
57・・・誘電体層
58・・・相変化記録膜
59・・・誘電体層
60・・・光ピックアップ
Gr・・・グルーブ

Claims (10)

  1. 少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体の製造方法において、
    上記第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにすることを特徴とする記録媒体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の記録媒体の製造方法において、
    上記第2の情報層のフォーマット信号は、誤り検出または誤り訂正符号による符号化でなされてなる記録媒体の製造方法。
  3. 少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体において、
    上記第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにして作製されたことを特徴とする記録媒体。
  4. 請求項3に記載の記録媒体において、
    上記記録媒体の異なる情報層の半径位置精度が10μm以内であることを特徴とする記録媒体。
  5. 請求項4に記載の記録媒体において、
    上記記録媒体は、それぞれの情報層がトラックピッチの異なる領域を有し、各領域のグルーブが1つの螺旋状に連なったフォーマットを有する記録媒体。
  6. 少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体原盤の製造方法において、
    上記第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにすることを特徴とする記録媒体原盤の製造方法。
  7. 請求項6に記載の記録媒体原盤の製造方法において、
    上記第2の情報層のフォーマット信号は、誤り検出または誤り訂正符号による符号化でなされてなる記録媒体原盤の製造方法。
  8. 少なくとも第1および第2の情報層を有する記録媒体において、
    上記第2の情報層のフォーマット信号の時間軸を反転したフォーマット信号を用いることにより、第1の情報層の凹凸パターンと第2の情報層の凹凸パターンの形成の方向を同じにして作製されたことを特徴とする記録媒体原盤。
  9. 請求項8に記載の記録媒体原盤において、
    上記記録媒体の異なる情報層の半径位置精度が10μm以内であることを特徴とする記録媒体原盤。
  10. 請求項9に記載の記録媒体原盤において、
    上記記録媒体原盤は、それぞれの情報層がトラックピッチの異なる領域を有し、各領域のグルーブが1つの螺旋状に連なったフォーマットを有する記録媒体原盤。
JP2004191317A 2004-06-29 2004-06-29 記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤 Pending JP2006012355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191317A JP2006012355A (ja) 2004-06-29 2004-06-29 記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191317A JP2006012355A (ja) 2004-06-29 2004-06-29 記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006012355A true JP2006012355A (ja) 2006-01-12

Family

ID=35779406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004191317A Pending JP2006012355A (ja) 2004-06-29 2004-06-29 記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006012355A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069078A1 (ja) 2006-11-30 2008-06-12 Mitsubishi Kagaku Media Co., Ltd. 情報記録媒体及び原盤露光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008069078A1 (ja) 2006-11-30 2008-06-12 Mitsubishi Kagaku Media Co., Ltd. 情報記録媒体及び原盤露光装置
US8018823B2 (en) 2006-11-30 2011-09-13 Mitsubishi Kagaku Media Co., Ltd Optical recording medium having a relation between groove widths, groove depths and track pitches

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI419157B (zh) A recording medium, a manufacturing method thereof, a recording medium master, and a method of manufacturing the same
US7952985B2 (en) Recording medium, its manufacturing method, mother disc for recording medium, and its manufacturing method
KR20040020069A (ko) 광학 기록 재생 매체용 기판, 광학 기록 재생 매체 제조용스탬퍼의 제조 방법 및 광학 기록 재생 매체 제조용스탬퍼
JP4484785B2 (ja) 記録方法
JPH10275365A (ja) 情報記憶媒体および情報再生装置
JP2002025121A (ja) 光学式記録媒体並びにその製造方法及び製造装置
TWI249741B (en) Optical record playing medium, mother disk for manufacturing of optical record playing medium and optical record playing device, optical record regeneration medium, original disk for manufacturing of optical record regeneration medium
CN103069488A (zh) 光记录介质和光记录介质的制造方法
JP2006012355A (ja) 記録媒体の製造方法、記録媒体、記録媒体原盤の製造方法および記録媒体原盤
JP4491804B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP4491802B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JP4491803B2 (ja) 光学的情報記録媒体
US20050276213A1 (en) Information recording medium, reproduction method, reproduction apparatus and manufacturing apparatus thereof
JP4370756B2 (ja) 光学記録再生媒体、光学記録再生媒体製造用原盤、光学記録再生媒体の製造方法及び光学記録再生装置
JP4396230B2 (ja) 光学記録方法、光記録媒体製造用原盤および光記録媒体
JP2005032317A (ja) 光学記録再生媒体、光学記録再生媒体製造用スタンパ及び光学記録方法
JPH11296910A (ja) 光記録媒体及び光記録媒体製造用原盤
JP2006092625A (ja) 凹凸パターンの記録方法、光ディスク原盤、光学記録再生媒体、および凹凸を有する基体
JP2006048785A (ja) 光ディスクスタンパの作製方法、光ディスクスタンパおよび光ディスク
JP2003045040A (ja) 光記録媒体、光記録媒体作製用原盤、成形用スタンパ及びこれらの製造方法、ならびに光学記録再生方法
JP2008010079A (ja) 追記型多層光ディスク、記録方法、再生方法及び光ディスク装置
JP2006277879A (ja) 光ディスク
JP2007102964A (ja) 情報記録媒体用原盤の作製方法及びそれに使用する外部信号発生装置
JP2000276778A (ja) 光記録媒体、光記録媒体製造用原盤及び光記録再生装置
JP2003346385A (ja) 光学記録再生媒体、光学記録再生媒体製造用原盤及び光学記録再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091110