JP2006011794A - デバッグシステムおよびデバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯型情報処理装置の主処理部に相当する半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に指示することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路の前記ロジック部Bのデバッグ時に、従来のロジック部B用のデバッグ装置では前記ロジック部Bへの電源電圧供給を制御できないという課題があった。
【解決手段】本発明に係るデバッグシステムは、スイッチを有し、デバッグ装置は、デバッグ時に前記ロジック部Aに代わって前記ロジック部Bへの電源電圧供給の制御を行う手段およびインターフェイスを有する。係るデバッグシステムにおいては、前記スイッチの接続先を切換えることにより、前記デバッグ装置は、デバッグ時に前記ロジック部Bに供給される電源電圧の制御を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、デジタルカメラなどの携帯型情報処理装置のデバッグ装置に係り、特に複数の電源系統から電源電圧を供給されることを特徴とする半導体集積回路を搭載した携帯型情報処理装置のデバッグ装置に関するものである。
<携帯型情報処理装置>
従来、複数の電源系統から電源電圧を供給されることを特徴とする半導体集積回路を搭載した携帯型情報処理装置として図2記載のシステム構成を有するものがあった。
携帯型情報処理装置(2010)は、ロジック部A(2051)およびロジック部B(2052)などを備える主処理部(2050)、前記ロジック部Aに電源電圧を供給する電源回路A(2031)と前記ロジック部Bに電源電圧を供給する電源回路B(2033)などを備えた電源回路(2030)、キーボードなどの入出力装置(2040)、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置(2060)、メモリ(2070)などから構成される。
主処理部(2050)は、CPU(中央処理装置)やROMメモリなどを有した携帯型情報処理装置(2010)の主要機能を制御する部分であり、ロジック部A(2051)、ロジック部B(2052)、メモリ(2054)などをその内部に含んでいる。主処理部(2050)は、通常、単一の半導体集積回路である。
ロジック部A(2051)は、ロジック部A主処理部(2511)などから構成され、ロジック部B(2052)に対してその動作の指示を行う部分である。
ロジック部B(2052)は、ロジック部B主処理部(2521)や入出力調整部(2522)などから構成され、ロジック部A(2051)とロジック部B(2052)の電源電圧値の差を吸収する入出力調整部(2522)を介してロジック部A(2051)からの指示を受け、画像の録画再生やゲームの実行などのアプリケーションの機能を実現する。
電源回路(2030)は、電池(2020)からの電力を外部の半導体集積回路に供給できるように調整し、外部の半導体集積回路に電力を供給する回路である。図2記載の電源回路(2030)は、電源回路A(2031)、電源回路B(2033)などから構成されていて、電源回路(2030)の外部の半導体集積回路に対して、電源回路A(2031)や電源回路B(2033)などの複数の電源系統で電源電圧を供給する。図2記載の携帯型情報処理装置(2010)では、電源回路A(2031)は、主処理部(2050)の中でもロジック部A(2051)に対して電源電圧を供給し、電源回路B(2033)は、ロジック部B(2052)に対して電源電圧を供給する。
携帯型情報処理装置(2010)において、電源回路(2030)は、主処理部(2050)に相当する半導体集積回路に対して電源電圧を供給し、主処理部(2050)の内部において、ロジック部B(2052)は、ロジック部A(2051)の指示に応じた動作を行う。
<デバッグ装置の構成>
係る携帯型情報処理装置を開発するために使用する開発支援環境としてデバッグ装置がある。デバッグ装置とは、携帯型情報処理装置の開発中に、開発中の携帯型情報処理装置の誤り(バグ)の発見や修正を支援する装置であり、携帯型情報処理装置の処理を特定のところで中断する「ブレーク(ストップ)」、携帯型情報処理装置の処理を1ステップずつ実行する「ステップ実行」、携帯型情報処理装置の処理を実行中に携帯型情報処理装置の内部の状態を見る「トレース」などの機能を備えている。
係るデバッグ装置としてJTAGのインターフェイスを備えたデバッグ装置があり、デバッグ装置の従来の例として、特開2003−280940号公報(特許文献1)などがあった。前記特許文献1記載のデバッグ装置は、デバッグ手段とトレース手段を有するデバッグ装置で、デバッグ時にデバッグ手段とターゲットシステムのCPUが通信することによりブレークなどのデバッグに関する処理を行い、トレース手段でターゲットシステムのバスを観測することによりトレースに関する処理を行っているデバッグ装置である。
係るデバッグ装置で図2記載の携帯型情報処理装置(2010)のロジック部B(2052)をデバッグした場合の構成図を示したのが図3である。図3において、携帯型情報処理装置(3010)は、図2記載の携帯型情報処理装置(2010)と同じ構成であり、携帯型情報処理装置(3010)の構成および構成要素についての説明を省略する。
図3において、デバッグ装置(3011)は、デバッグコマンド入出力部(3116)、デバッグ装置主処理部(3115)、デバッグ手段(3111)、トレース手段(3112)などから構成されている。デバッグコマンド入出力部(3116)はホストコンピュータ(3012)と、デバッグ手段(3111)はロジック部B(3052)と、トレース手段(3112)は主処理部(3050)のバスとにそれぞれ接続されている。
デバッグコマンド入出力部(3116)は、デバッグ装置(3011)におけるホストコンピュータ(3012)とのインターフェイスを担当する部分であり、ホストコンピュータ(3012)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(3115)に伝えること、デバッグ装置主処理部(3115)からのデバッグに関する情報をホストコンピュータ(3012)に送ることなどを行う。
デバッグ装置主処理部(3115)は、デバッグコマンド入出力部(3116)から送信される内容を基に、デバッグ手段(3111)およびトレース手段(3112)の制御を行う。
デバッグ手段(3111)は、デバッグ用入出力制御部(3523)を介してロジック部B主処理部(3521)と通信し、ロジック部B主処理部(3521)に対してブレーク(ストップ)やステップ実行などデバッグで必要とされる処理の実行の要求や、汎用レジスタやスタックポインタの値などのロジック部B主処理部(3521)の内部状態に関する情報の取得を行う。
トレース手段(3112)は、主処理部(3050)のバスの状態を観測することでトレースの処理を行っている。トレース手段(3112)は主処理部(3050)のバスと接続されているため、メモリ(3054)やメモリ(3070)にアクセスし、プログラムをダウンロードすることも可能である。
<デバッグ装置とロジック部の通信>
係る構成のデバッグ装置において、デバッグ手段(3111)は、デバッグ用入出力制御部(3523)と通信することによりデバッグに関する処理を行う。デバッグ手段(3111)−デバッグ用入出力制御部(3523)間の通信は、図23(a)記載のように行われる。
デバッグ手段(3111)からの要求(7300)を受けて、デバッグ用入出力制御部(3523)は、処理を行い、その結果をホストコンピュータ(3012)に通知(7400)する。
通信内容は、ホストコンピュータ(3012)からの要求により異なる。図23(b)にデバッグ手段(3111)からの要求の一例を示す。(i)ステップ実行、(ii)ブレーク(ストップ)およびGO(ブレーク解除)、(iii)ロジック部B(3052)の内部状態の取得などの要求がある。デバッグ手段(3111)−デバッグ用入出力制御部(3523)間の通信は、図23(b)記載のとおり、1byteもしくは5byteで行われる。
(i)デバッグ手段(3111)が、ステップ実行を要求する場合、デバッグ手段(3111)は、0x01(0xは16進数を表す。以降も同じ。)を送る。デバッグ用入出力制御部(3523)は、この信号を受けて、ステップ実行を行い、0x81に続いて現在のプログラムカウンタの値を送付する。
(ii)デバッグ手段(3111)が、ブレークあるいはGOを要求する場合、デバッグ手段(3111)は、ブレークの場合、0x04とブレークする際のプログラムカウンタの値を送り、GOの場合、0x05を送る。デバッグ用入出力制御部(3523)は、この信号を受けて、ブレークあるいはGOを行い、0x84あるいは0x85を送付する。
(iii)デバッグ手段(3111)が、ロジック部B(3052)の内部状態の取得を要求する場合、デバッグ手段(3111)は、0x08と図23(b)記載の取得したい情報を表す値を送る。デバッグ用入出力制御部(3523)は、この信号を受けて、0x88に続いて指定された情報を送付する。
係る通信によりデバッグ手段(3111)は、デバッグ用入出力制御部(3523)と通信し、指示を行う。
<デバッグ装置とホストコンピュータの通信>
図3において、デバッグ装置(3011)は、ホストコンピュータ(3012)により、(i)ステップ実行、(ii)ブレーク(ストップ)およびGO(ブレーク解除)、(iii)ロジック部B(3052)の内部状態の観測、(iv)メモリ(3054)あるいはメモリ(3070)へのリード/ライトなどの指示が送られる。
デバッグ装置(3011)とホストコンピュータ(3012)の通信は、図22(a)記載のように行われる。ホストコンピュータ(3012)からの要求(7100)を受けて、デバッグ装置(3011)は、処理を行い、その結果をホストコンピュータ(3012)に通知(7200)する。
通信内容は、ホストコンピュータ(3012)からの要求により異なる。通信内容の一例を示したのが、図22(b)である。デバッグ装置(3011)とホストコンピュータ(3012)の通信は、図22(b)記載のとおり、1byteもしくは5byteで行われる。
(i)ホストコンピュータ(3012)が、ステップ実行を要求する場合、デバッグ装置(3011)は、ホストコンピュータ(3012)から、0x01を受け取り、ステップ実行に関する処理を行い、0x81に続いて現在のプログラムカウンタの値を送付する。
(ii)ホストコンピュータ(3012)が、ブレークあるいはGOを要求する場合、デバッグ装置(3011)は、ホストコンピュータ(3012)から、ブレークの場合、0x04とブレークする際のプログラムカウンタの値を受け取り、GOの場合、0x05を受け取る。デバッグ装置(3011)は、この信号を受けて、ブレークあるいはGOに関する処理を行い、0x84あるいは0x85を送付する。
(iii)ホストコンピュータ(3012)が、ロジック部B(3052)の内部状態の取得を要求する場合、デバッグ装置(3011)は、0x08と図22(b)記載の取得したい情報を表す値を受け取る。デバッグ装置(3011)は、この信号を受けて、0x88に続いて指定された情報を送付する。
(iv)ホストコンピュータ(3012)が、メモリ(3054)あるいはメモリ(3070)へのリード/ライトを要求する場合、デバッグ装置(3011)は、0x0Cとライトしたいアドレス、0x0Dとライトしたいデータ(ホストコンピュータ(3012)は、0x0Cとライトしたいアドレスのデータを送付して、ライトしたいアドレスの値を確定させた後に送付する。)、あるいは0x0Eとリードしたいアドレスを受け取る。デバッグ装置(3011)は、この信号を受けてホストコンピュータ(3012)指定の処理を行い、0x8C、0x8D、あるいは0x8Eとリードで指定されたアドレスの値を送付する。
係る通信によりデバッグ装置(3011)は、ホストコンピュータ(3012)から指示を受け、指定の指示を行い、処理結果をホストコンピュータ(3012)に送る。
<デバッグ装置の動作の概要>
デバッグ装置(3011)が、ホストコンピュータ(3012)の指示により、デバッグに関する処理を行う様子について説明する。図16は、係る状況を示した図である。
まず、デバッグ装置(3011)は、前記の(i)から(iv)の指示のいずれかの指示をホストコンピュータ(3012)から受け取る(S101)。デバッグコマンド入出力部(3116)は、ホストコンピュータ(3012)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(3115)に送る(S102)。
デバッグ装置主処理部(3115)は、送られてきた指示を判断する(S103)。(i)指示内容がステップ実行である場合、デバッグ装置主処理部(3115)は、デバッグ手段(3111)に対してステップ実行を要求し(S104)、デバッグ手段(3111)はロジック部B(3052)のステップ実行を行い、その結果をデバッグ装置主処理部(3115)に通知する(S110)。(ii)指示内容がブレーク(ストップ)あるいはGOである場合、デバッグ装置主処理部(3115)は、デバッグ手段(3111)に対してブレークあるいはGOの実行を要求し(S105)、デバッグ手段(3111)はロジック部B(3052)のブレーク処理あるいはGO処理を行い、その結果をデバッグ装置主処理部(3115)に通知する(S110)。(iii)指示内容がロジック部B(3052)の内部状態の観測である場合、デバッグ装置主処理部(3115)は、デバッグ手段(3111)に対してロジック部B(3052)の内部状態の観測を要求し(S106)、デバッグ手段(3111)はロジック部B(3052)の内部状態の観測を行い、その結果をデバッグ装置主処理部(3115)に通知する(S110)。(iv)指示内容がメモリ(3054)あるいはメモリ(3070)へのリード/ライトである場合、デバッグ装置主処理部(3115)は、トレース手段(3112)に対してメモリ(3054)あるいはメモリ(3070)へのリード/ライトを要求し(S107)、トレース手段(3112)はメモリ(3054)あるいはメモリ(3070)へのリード/ライトを行い、その結果をデバッグ装置主処理部(3115)に通知する(S109)。指示内容が(i)から(iv)の指示以外であった場合、デバッグ装置主処理部(3115)は、想定外の指示であることを認識する(S108)。
これらの結果をデバッグ装置主処理部(3115)は、デバッグコマンド入出力部(3116)に通知し(S111)、デバッグコマンド入出力部(3116)は、その情報をホストコンピュータ(3012)に送る(S112)。これにより、ホストコンピュータ(3012)は、指示の結果を得る。
かかる構成によりブレーク(ストップ)やステップ実行などのデバッグに関する処理は、ホストコンピュータ(3012)の指示により行われ、デバッグに関する処理の結果は、ホストコンピュータ(3012)上に表示される。デバッグ装置(3011)は、デバッグに関する処理の指示をホストコンピュータ(3012)により取得して、指示に応じた処理を行う。
係る従来技術のデバッグ装置(3011)を用いれば、ロジック部A(3051)の指示によりロジック部B(3052)の動作が変更された場合においても、図2記載の携帯型情報処理装置(2010)のデバッグを行うことが可能であった。
特開2003−280940号公報 特開2002−215274号公報 EDN Japan2003年4月号p63−p69
ところで、近年、半導体集積回路のプロセスの微細化に伴い、半導体集積回路の動作時に、半導体集積回路の内部において使用されていない機能ブロックの消費電力、いわゆる漏れ電流による消費電力が、非常に大きくなってきた。
そのため、複数の電源系統で半導体集積回路への電源電圧の供給を行い、半導体集積回路の内部を電源系統によって複数に分割することで、半導体集積回路の内部で使用されていない機能ブロックには電源電圧を供給しないようにする技術が開発されている。
係る技術として、例えば、特開2002−215274号公報(特許文献2)やEDN Japan2003年4月号p63−p69(非特許文献1)記載の技術などの従来技術がある。
図4は、これらの携帯型情報処理装置のシステム構成を示すものである。携帯型情報処理装置(4010)は、画像の録画再生やゲーム実行などのアプリケーションを実行している時に動作するロジック部B(4052)および前記ロジック部Bの供給電圧・クロック・リセットなどの状態を管理するロジック部B管理部(4513)を備えるロジック部A(4051)などからなる主処理部(4050)、前記ロジック部Aに電源電圧を供給する電源回路A(4031)と前記ロジック部Bに電源電圧を供給する電源回路B(4033)と前記電源回路Bの電力供給状況を制御する電源回路B制御部(4032)などを備えた電源回路(4030)、キーボードなどの入出力装置(4040)、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置(4060)、メモリ(4070)などから構成される。
主処理部(4050)は、CPU(中央処理装置)やROMメモリなどを有した携帯型情報処理装置(4010)の主要機能を制御する部分であり、ロジック部A(4051)、ロジック部B(4052)、メモリ(4054)、ロジック部B(4052)にクロックを供給するロジック部Bクロック供給部(4053)などをその内部に含んでいる。主処理部(4050)は、通常、単一の半導体集積回路である。
ロジック部A(4051)は、ロジック部A主処理部(4511)、システム状態制御部(4512)、ロジック部B管理部(4513)などから構成されていて、主に携帯型情報処理装置(4010)のシステムの各機能ブロックの電源電圧供給やクロック供給の状況などの状態の制御や各機能ブロックに対してその動作の指示を行う部分である。ロジック部A主処理部(4511)は、システム状態制御部(4512)に各機能ブロックの動作や状態をどのようにするかの指示を行い、システム状態制御部(4512)は、その中でもロジック部B管理部(4513)にロジック部B(4052)の動作や状態についての指示を行う。
ロジック部B管理部(4513)は、ロジック部B供給電圧制御部(4514)、ロジック部B制御部(4515)、入出力調整部(4516)などから構成されていて、システム状態制御部(4512)からの指示を基にロジック部B(4052)の状態、具体的には電源電圧供給の状態、クロック供給の状態、リセット信号の状態の管理、およびロジック部B(4052)に対して動作の指示を行うためにロジック部B(4052)と通信を行う部分である。ロジック部B供給電圧制御部(4514)は、ロジック部B(4052)へ供給する電源電圧の管理を行い、電源回路(4030)にロジック部B(4052)へ電源電圧を供給すべきか否かの指示や、供給すべき電源電圧値の指示を行っている。ロジック部B制御部(4515)は、ロジック部B(4052)へクロックを供給する手段であるロジック部Bクロック供給部(4053)に指示を行うことによりロジック部B(4052)へ供給するクロックの管理を行っている。また、ロジック部B制御部(4515)とロジック部B(4052)は、ロジック部A(4051)とロジック部B(4052)の電源電圧値の差を吸収する入出力調整部(4516)を介してロジック部B(4052)のリセット信号およびロジック部B(4052)との通信ポートなどで接続されており、ロジック部B制御部(4515)は、ロジック部B(4052)のリセット信号の管理、ロジック部B(4052)との通信を行うこともできる。
ロジック部B(4052)は、ロジック部B主処理部(4521)や入出力調整部(4522)などから構成され、ロジック部A(4051)とロジック部B(4052)の電源電圧値の差を吸収する入出力調整部(4522)を介してロジック部A(4051)からの指示を受け、画像の録画再生やゲームの実行などのアプリケーションの機能を実現する。
電源回路(4030)は、電池(4020)からの電力を外部の半導体集積回路に供給できるように調整し、外部の半導体集積回路に電力を供給する回路である。図4記載の電源回路(4030)は、電源回路A(4031)、電源回路B制御部(4032)、電源回路B(4033)などから構成され、電源回路(4030)の外部の半導体集積回路に対して、電源回路A(4031)や電源回路B(4033)などの複数の電源系統で電源電圧を供給する。電源回路B制御部(4032)は、電源回路(4030)の外部からの指示に基づいて、電源回路B(4033)から外部に対して供給する電源電圧の電圧値を制御する。
図4記載の携帯型情報処理装置(4010)の場合、電源回路(4030)は、主処理部(4050)に相当する半導体集積回路に対して電源電圧を供給する。電源回路A(4031)は、主処理部(4050)の中でもロジック部A(4051)に対して電源電圧を供給し、電源回路B(4033)は、ロジック部B(4052)に対して電源電圧を供給する。電源回路B制御部(4032)は、ロジック部B供給電圧制御部(4514)からの指示で、電源回路B(4033)がロジック部B(4052)に対して供給すべき電源電圧を制御する。
係る構成により、ロジック部B(4052)への電源電圧の供給/停止および電圧値の調整は、ロジック部A(4051)内部のロジック部B制御部(4515)から電源回路B制御部(4032)に対して、電源回路B(4033)からロジック部B(4052)へ電源電圧の供給/停止/変更する旨の指示を発行することにより行われる。
係る携帯型情報処理装置(4010)のロジック部B(4052)のデバッグを従来技術で記載したデバッグ装置でデバッグした場合の構成図を示したのが図5である。図5において、携帯型情報処理装置(5010)は、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)と同じ構成であり、更にデバッグ装置(5011)は、図3記載のデバッグ装置(3011)と同じ構成であるため、携帯型情報処理装置(5010)およびデバッグ装置(5011)の構成および構成要素の詳細についての説明を省略する。
図5において、デバッグ装置(5011)は、デバッグ手段(5111)とトレース手段(5112)から構成されている。デバッグ手段(5111)はロジック部B(5052)に、トレース手段(5112)は主処理部(5050)のバスにそれぞれ接続されている。
係る構成のデバッグシステムにおいては、ロジック部B(5052)への電源電圧の供給を制御するロジック部B供給電圧制御部(5514)は、ロジック部A(5051)により制御されているため、課題が生じる。
例えば、図5記載のデバッグシステムでロジック部A(5051)部分、ロジック部B(5052)部分を含めたシステム全体を動作させて、ロジック部B(5052)のデバッグを行う時、ロジック部B(5052)用のデバッグ装置(5011)の指示とは無関係にロジック部A(5051)によりロジック部B(5052)への電源電圧の供給が停止される可能性がある。このような場合、デバッグ用入出力制御部(5523)への電源電圧の供給が停止されるため、デバッグ装置(5011)のデバッグ手段(5111)は、ロジック部B主処理部(5521)と通信することが不可能となる。このため、デバッグ装置主処理部(5115)は、突然、ロジック部B(5052)の状態を観測することができなくなり不具合を起こすか、あるいは、デバッグ装置(5011)−携帯型情報処理装置(5010)間での接続不慮があったと判断しデバッグ手段(5111)への制御を停止する。係る状態では、携帯型情報処理装置(5010)としては問題なく正常に動作しているにもかかわらず、デバッグ装置(5011)によりデバッグに関する処理を続行することは不可能となる。
つまり、図5記載のデバッグシステムにおいて、ロジック部A(5051)によりロジック部B(5052)への電源電圧の供給の状態が変更された場合にデバッグ装置(5011)が不具合を起こす可能性があるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)のロジック部B(4052)への供給電圧を自由に制御することのできるロジック部B(4052)用のデバッグ装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のデバッグシステムは、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に指示することにより電源電圧を供給されることを特徴とする半導体集積回路と、前記電源回路と、前記ロジック部Bのデバッグ装置と、前記デバッグ装置の指示により前記ロジック部Aに代わって前記デバッグ装置が前記ロジック部Bへの電源電圧の制御ができるように接続を切換えることのできるスイッチを備え、本発明のデバッグ装置は、デバッグ時にロジック部Aに代わってロジック部Bへの電源電圧供給の制御を行う手段およびインターフェイスを有する。
本発明のデバッグ装置によれば、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)のロジック部B(4052)への供給電圧を自由に制御することができるため、ロジック部B(4052)のデバッグを行う時に、ロジック部B(4052)用のデバッグ装置の想定しているロジック部B(4052)の状態と実際のロジック部B(4052)の状態に差異が生じることに起因するデバッグ装置の不具合をなくすことが可能となる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るデバックシステムおよびデバッグ装置について説明する。
<システム構成>
図6は、本発明の実施の形態1に係るデバッグシステムの概要構成を示す図である。
ホストコンピュータ(1012)と携帯型情報処理装置(1010)は、デバッグ装置(1011)を介して接続されている。ホストコンピュータ(1012)、携帯型情報処理装置(1010)、デバッグ装置(1011)共に、基本的には、図19のシステム(7000)の構成であり、CPU(7001)、メモリ(7002)、I/O部分(7003)などを内部に備える。
携帯型情報処理装置(1010)は、図4記載にされた携帯型情報処理装置(4010)で、本発明に係るデバッグ装置のデバッグ対象とする携帯型情報処理装置である。デバッグ装置(1011)は、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)のロジック部B(4052)をデバッグするためのデバッグ装置である。ホストコンピュータ(1012)は、デバッグ装置(1011)に指示をすることが可能である。
ホストコンピュータ(1012)が、デバッグ装置(1011)に指示することにより、デバッグ装置(1011)は携帯型情報処理装置(1010)をデバッグするための処理を行う。
<デバッグシステムおよびデバッグ装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るデバッグシステムの構成図であり、実施の形態1に係るデバッグ装置を用いて図4記載の携帯型情報処理装置(4010)のロジック部B(4052)をデバッグした場合の構成図である。図1において、携帯型情報処理装置(10)は、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)と同じ構成であり、携帯型情報処理装置(10)の構成および構成要素の詳細についての説明を省略する。
図1において、携帯型情報処理装置(10)は、図6記載の携帯型情報処理装置(1010)に、デバッグ装置(11)は、図6記載のデバッグ装置(1011)に、ホストコンピュータ(12)は、図6記載のホストコンピュータ(1012)にそれぞれ相当するものである。
図1のデバッグシステムにおいて、デバッグ装置(11)は、内部の電源回路制御手段(114)を通じて、スイッチ(90)と接続されている。スイッチ(90)は、電源回路制御手段(114)以外にロジック部A(51)のロジック部B供給電源制御部(514)および電源回路(30)の電源回路B制御部(32)と接続されている。
デバッグ装置(11)は、ロジック部B(52)をデバッグするためのデバッグ装置であり、デバッグ装置主処理部(115)、デバッグコマンド入出力部(116)、デバッグ手段(111)、トレース手段(112)および電源回路制御手段(114)などを備える。デバッグコマンド入出力部(116)、デバッグ手段(111)およびトレース手段(112)は、図3記載の従来のデバッグ装置のデバッグコマンド入出力部(3116)、デバッグ手段(3111)およびトレース手段(3112)とそれぞれ同じ役割を果たすため、説明を省略する。また、デバッグ装置(11)が、ホストコンピュータ(12)の指示により、デバッグに関する処理を行う場合の様子も図3記載のデバッグシステムで行った場合を示した図16記載のとおりであり、説明を省略する。
デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグコマンド入出力部(116)から送信される内容を基に、デバッグ手段(111)およびトレース手段(112)を制御すると共に、必要に応じて独自の判断で電源回路制御手段(114)を制御する。本実施の形態にかかるデバッグ装置(11)においては、主に後述のデバッグ装置(11)の起動時および終了時に、電源回路制御手段(114)を制御する。
電源回路制御手段(114)は、スイッチ(90)と接続されていて、スイッチ(90)および電源回路(30)と通信し、それぞれに対して指示を送る回路である。
スイッチ(90)は、電源回路B制御部(32)との接続先をロジック部B供給電圧制御部(514)と電源回路制御手段(114)とで切換る回路である。
<デバッグ装置とスイッチおよび電源回路との通信>
デバッグ装置(11)の電源回路制御手段(114)は、スイッチ(90)と通信することによりスイッチ(90)および電源回路(30)の電源回路B制御部(32)へ指示を送る。電源回路制御手段(114)から電源回路B制御部(32)への指示は、予め、電源回路制御手段(114)はスイッチ(90)と通信することによりスイッチ(90)の内部の電源回路B制御部(32)の接続先を電源回路制御手段(114)とした後に行われ、電源回路制御手段(114)が電源回路B制御部(32)への指示内容をスイッチ(90)に送り、その内容をスイッチ(90)が電源回路B制御部(32)へ送ることにより行われる。
係るデバッグ装置(11)−電源回路(30)間およびデバッグ装置(11)−スイッチ(90)間の通信は、それぞれの間で定められた方式に則って行われる。図8は、係る通信方式の一例として、デバッグ装置(11)−電源回路(30)間およびデバッグ装置(11)−スイッチ(90)間で同一の信号方式で、単一の信号線で通信を行う場合の通信方式を示したものである。
図8は、単一の信号線で8bitの情報を送受信する場合に、信号線で送受信するデータを時系列で1bitごとに通信している様子を示している。通信を行っていない場合は、常に信号線はHI固定であり、通信を行っている場合は、一定時間ごとにHI/LOWと信号線の状態を変化させている。通信を行なっている時に信号線で送受信される情報は、図8記載のとおりheader、bit0〜7、footerから構成されている。
headerには、図9(a)記載のように、通信の開始を表すビット列、送信先、送信元、データの属性などの情報が含まれる。送信先/送信元を表すビット列は、図9(b)記載のように、00b(bは2進数を表す。以降も同じ。)であれば電源回路、01bであればデバッグ装置、10bであればスイッチを表す。例えば、デバッグ装置から電源回路に情報を送信する場合、この部分のビット列は、0001bになる。データの属性を表すビット列は、図9(c)記載のように、送信元がデバッグ装置で電源回路あるいはスイッチのレジスタ値をリードする場合、01bで、送信元がデバッグ装置で電源回路あるいはスイッチのレジスタ値をライトする場合、10bで、それ以外の場合、00bである。
footerには、図9(a)記載のように、通信終了を示すビット列などの情報が含まれる。
bit0〜7は、電源回路と外部との間で送受信したい8bitの情報である。デバッグ装置(11)−電源回路(30)間の通信の場合、bit0〜7は、図15(a)記載の情報を示す。図15(b)記載のように電源回路Bの供給電圧に関するレジスタのアドレスは0001bであり、アドレスが0001bの場合のデータd0は電源供給状態(0b:電圧供給、1b:電圧供給停止)を、データd1からd3は電源回路Bの供給する電圧値(001b:1.8V、010b:1.2V、100b:1.0V)を表している。デバッグ装置(11)−スイッチ(90)間の通信の場合、bit0〜7は、図12記載のスイッチ(90)内部の接続状態を示す。0x00(0xは16進数を表す。以降も同じ。)の場合、電源回路B制御部(32)の接続先がロジック部B供給電圧制御部(514)であること、0x01の場合、電源回路B制御部(32)の接続先が電源回路制御手段(114)であることを示す。
係る通信方式を用いると、図1記載のデバッグ装置(11)よりスイッチ(90)に、011001100000000100b(送信先:スイッチ、送信元:デバッグ装置、データ属性:ライト、データ:0x01)の信号が送信されると、スイッチ(90)は、ライト属性のデータ0x01の信号を受信する。スイッチ(90)において、データ0x01のライトは、スイッチ(90)の内部の電源回路B制御部(32)の接続先を電源回路制御手段(114)にすることを意味するため、スイッチ(90)は、内部の接続を切換え、電源回路B制御部(32)と電源回路制御手段(114)を接続する。
また、デバッグ装置(11)よりスイッチ(90)に、010001100001001000b(送信先:電源回路、送信元:デバッグ装置、データ属性:ライト、アドレス:0001b、データ:0010b)を送信すると、スイッチ(90)は、この信号をそのまま電源回路B制御部(32)に送信し、電源回路B制御部(32)が、この信号を受信する。電源回路B制御部(32)において、アドレス0001bへのデータ0010bのライトは、電源回路B(33)に1.2Vの電圧の供給の指示を行うことを意味するため、この信号を受信すると電源回路B制御部(32)は、電源回路B(33)に1.2Vの電圧を供給するように指示する。
係る通信方式を用いると、デバッグ装置(11)は、スイッチ(90)および電源回路B制御部(32)に指示を送ることができる。
<デバッグ装置の起動時および終了時>
本実施の形態のデバッグ装置(11)の起動時および動作終了時の様子を説明することにより、デバッグ装置(11)の電源回路制御手段(114)が、ロジック部B(52)への電源電圧の供給を開始/停止する場合の例を示す。図7(a)において起動時のデバッグ装置(11)の状況を、図7(b)において終了時のデバッグ装置(11)の状況を示す。同じようなデバッグ装置の状況を示した図として図13があるが、図13は動作中(起動後、動作終了前)のデバッグ装置の状況を示した図であり、図7とは違う状況を示した図である。
まず、図7(a)を用いて、起動時のデバッグ装置(11)の状況を説明する。
デバッグ装置(11)は、ホストコンピュータ(12)から起動開始の指示を受け取る(S201)。デバッグコマンド入出力部(116)は、ホストコンピュータ(12)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(115)に送る(S202)。
デバッグ装置主処理部(115)は、まず、電源回路制御手段(114)に対してスイッチ(90)内部の接続を切換える要求を発信するように指示する(S203)。これを受けて、電源回路制御手段(114)は、スイッチ(90)に対して電源回路B制御部(32)の接続先を電源回路制御手段(114)に切換るように指示をする(S204)。
次に、デバッグ装置主処理部(115)は、電源回路制御手段(114)に対して電源回路B制御部(32)を制御して、電源回路B(33)の電源電圧供給を開始させることを指示する(S205)。これにより、電源回路制御手段(114)は、電源回路B制御部(32)に対して電源回路B(33)から電源電圧を供給するように指示する(S206)。
最後に、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグコマンド入出力部(116)に起動処理が完了したことを通知し(S207)、デバッグコマンド入出力部(116)は、その情報をホストコンピュータ(12)に送る(S208)。これにより、デバッグ装置(11)の起動処理は完了する。
次に、図7(b)を用いて、デバッグ装置(11)の動作終了時の状況を説明する。
デバッグ装置(11)は、ホストコンピュータ(12)から動作停止の指示を受け取る(S211)。バッグコマンド入出力部(116)は、ホストコンピュータ(12)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(115)に送る(S212)。
デバッグ装置主処理部(115)は、まず、電源回路制御手段(114)に対して電源回路B制御部(32)を制御して、電源回路B(33)の電源電圧供給を停止させることを指示する(S213)。これにより、電源回路制御手段(114)は、電源回路B制御部(32)に対して電源回路B(33)からの電源電圧の供給を停止するように指示する(S214)。
次に、デバッグ装置主処理部(115)は、電源回路制御手段(114)に対してスイッチ(90)内部の接続を切換える要求を発信するように指示する(S215)。これを受けて、電源回路制御手段(114)は、スイッチ(90)に対して電源回路B制御部(32)の接続先をロジック部B供給電圧制御部(514)に切換るように指示をする(S216)。
最後に、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグコマンド入出力部(116)に動作停止処理が完了したことを通知し(S217)、デバッグコマンド入出力部(116)は、その情報をホストコンピュータ(12)に送る(S218)。これにより、デバッグ装置(11)の動作停止処理は完了する。
<デバッグシステムの動作例>
図1記載のデバッグシステムの動作例を説明する。特に、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)のロジック部A(4051)が、図17記載の動作を行った場合の例を示す。
図17記載の一連の動作では、ロジック部A(4051)において、ロジック部A主処理部(4511)は、まず、システム状態制御部(4512)を介してロジック部B管理部(4513)に対して、ロジック部B(4052)への電源電圧の供給停止を指示した(S301)後に、ロジック部B(4052)への電源電圧の供給再開を指示し(S302)、ロジック部B(4052)のリセットを指示している(S303)。
図5記載のデバッグシステムにおいて、ロジック部A(5051)が係る動作を行い、かつデバッグ装置(5011)が、ホストコンピュータ(5012)の指示によりロジック部B(5052)の内部状態の観測を断続的に行う場合のデバッグ装置(5011)の動作を説明する。このようなケースのデバッグシステムの動作の概略の一例を図20に示す。
まず、図17記載のステップS301実行後、ロジック部B管理部(5513)は、電源回路B制御部(5032)に対して電源回路B(5033)からの電源電圧供給を停止するように指示し、ロジック部B(5052)への電源電圧の供給が停止される。これにより、デバッグ用入出力制御部(5523)への電源電圧の供給が停止されるため、デバッグ装置(5011)のデバッグ手段(5111)は、突然、ロジック部B主処理部(5521)と通信することが不可能となる。図20の場合、デバッグ手段(5111)は、デバッグ用入出力制御部(5523)からの応答待ち状態であるため、この後も応答待ち状態が続く。デバッグ装置主処理部(5115)も、応答待ち状態を持続する。デバッグ用入出力制御部(5523)によりデバッグ手段(5111)に対しての応答がない限り、デバッグ装置(5011)は、内部のデバッグ装置主処理部(5115)が応答待ち状態であるため、ロジック部B(5052)の状態の観測を続行することは不可能となる。
次に図17記載のステップS302が実行されると、ロジック部B(5052)への電源電圧の供給が再開され、デバッグ用入出力制御部(5523)は、その動作を再開する。しかし、デバッグ用入出力制御部(5523)は、電源電圧停止前にデバッグ手段(5111)から状態取得要求があったことを記録しておらず、デバッグ手段(5111)からの要求に対して応答しない。このため、デバッグ手段(5111)、デバッグ装置主処理部(5115)共に、応答待ち状態を持続する。デバッグ装置(5011)は、ロジック部B(5052)の状態の観測を再開することはできない。
図17記載のステップS303が実行され、ロジック部B(5052)がリセットされたとしても状況に変化は起こらない。デバッグ用入出力制御部(5523)は、デバッグ手段(5111)からの要求に対して応答を行わず、デバッグ手段(5111)、デバッグ装置主処理部(5115)共に、応答待ち状態を持続する。デバッグ装置(5011)は、ロジック部B(5052)の状態を観測できない。
これに対して、図1記載の本発明に係るデバッグシステムにおいて、ロジック部A(51)が図17記載の動作を行い、かつデバッグ装置(11)がホストコンピュータ(12)の指示によりロジック部B(52)の内部状態の観測を断続的に行う場合のデバッグ装置(11)の動作を説明する。このようなケースのデバッグシステムの動作の概略の一例を図21に示す。
まず、図17記載のステップS301実行後、ロジック部B管理部(513)は、電源回路B制御部(32)に対して電源回路B(33)からの電源電圧供給を停止するように指示を行おうとする。しかし、デバッグ装置起動時にスイッチ(90)内部においてロジック部B管理部(513)と電源回路B制御部(32)との接続が切断されているため、ロジック部B(52)への電源電圧の供給が停止されることはない。デバッグ手段(111)は、引き続きデバッグ用入出力制御部(523)を介して、ロジック部B主処理部(521)と通信し、ロジック部B(52)の内部状態を観測する。デバッグ装置主処理部(115)も、正常にデバッグ手段(111)からロジック部B(52)の内部状態の通知を受けることができ、デバッグ装置(11)は、何らの問題なくロジック部B(52)の内部状態の観測を続行することができる。
図17記載のステップS302が実行されたとしても、デバッグ装置起動時にスイッチ(90)内部においてロジック部B管理部(513)と電源回路B制御部(32)との接続が切断されているため、電源回路B制御部(32)に対して何ら指示が行われることはなく、ロジック部B(52)の電源電圧の供給状態に変化はない。デバッグ装置(11)は、引き続きロジック部B(52)の内部状態の観測を行うことのできる状態にある。
図17記載のステップS303が実行され、ロジック部B(52)がリセットされると、ロジック部B主処理部(521)の処理はリセットされる。しかし、デバッグ用入出力制御部(523)は、リセットされないため、再度、ロジック部B主処理部(521)に対してロジック部B(52)の内部状態の取得の要求を出す。ロジック部B主処理部(521)は、リセット後の現在のロジック部B(52)の内部状態を通知する。それに対応して、デバッグ手段(111)は、ロジック部B(52)がリセットされた状態を観測し、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグコマンド入出力部(116)を介して、観測結果をホストコンピュータ(12)に送る。デバッグ装置(11)は、引き続きロジック部B(52)の内部状態の観測を行う。
かかる構成の図1記載のデバッグシステムでは、デバッグ装置(11)は、スイッチ(90)の接続を切り換え、電源回路B制御部(32)に対して電源回路B(33)の電源電圧の供給状態に関する指示を行うことが可能である。
なお、本実施の形態において、デバッグ装置(11)−電源回路(30)間およびデバッグ装置(11)−スイッチ(90)間の通信方式は、図8および図9で記載されている通信方式に限定されず、図8および図9で記載されている内容や電源回路(11)およびスイッチ(90)を制御するための情報を通信できる通信方式であればよい。図8において電源回路と外部との通信は8bit単位としているが、8bit以下の単位であっても、8bit以上の単位であってもよく、headerやfooterに誤り訂正用の信号など図9記載以外の情報が含まれていてもよい。更に、デバッグ装置(11)−電源回路(30)間、デバッグ装置(11)−スイッチ(90)間で異なる通信方式であってもよい。
また、本実施の形態において、通信では、単一の信号線での通信を想定しているが、電源回路から外部に対して情報を発信するために用いる信号線と電源回路が外部から情報を受信するために用いる信号線の2本に分離しても良い。
更に、本実施の形態のデバッグ装置(11)において、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグ装置(11)の起動時および終了時に、電源回路制御手段(114)を制御し、ロジック部B(52)への供給電圧の状態を制御しているが、デバッグ装置(11)の起動時および終了時に限らず、デバッグ装置が起動していれば、いつ電源回路制御手段(114)を制御してもよい。
(実施の形態2)
本発明に係る実施の形態1では、電源回路と電源回路の外部との通信は、単一の信号線でシリアルに行われることを想定しているが、実際の電源回路には、電源回路と電源回路の外部との通信を複数の信号線でパラレルに行うものも存在する。
係る電源回路の一例として図10記載の電源回路がある。電源回路(9030)は、図10記載の10本の信号線を用いて、電源回路の外部と通信を行う。
bit0〜7の信号線は、電源回路と電源回路の外部との間で送受信したい8bitの情報を示す信号である。リード・イネーブル線は、電源回路(9030)から外部に対して情報を発信していることを示す信号線であり、ライト・イネーブル線は、電源回路が外部から情報を受信していることを示す信号線である。
リード・イネーブル線がLOWであれば、電源回路(9030)は、bit0〜7の信号線に発信すべき情報を送る。ライト・イネーブル線がLOWであれば、電源回路(9030)は、bit0〜7の信号線で表される情報を受信する。
実施の形態2は、係る電源回路を搭載した携帯型情報処理装置を本発明の実施の形態1で示すデバッグ装置でデッバグする場合に関する。図10記載の電源回路は、10本の信号線で電源回路の外部と通信することを想定しているのに対し、実施の形態1で示すデバッグ装置は、単一の信号線で電源回路との通信を行うことを想定している。係る課題を解決したのが、本発明の実施の形態2である。
図11は、図1記載のデバッグ装置で図10記載の電源回路を搭載した携帯型情報処理装置をデバッグした場合の図である。図11において、主処理部(6050)は図1記載の主処理部(50)と、ロジック部A(6051)はロジック部A(51)と、電源回路(6030)は電源回路(30)と、デバッグ装置(6011)はデバッグ装置(11)と同じ構成であり同じ構成要素を含んでいるため、説明および内部の構造の記入を省略する。
電源回路(6030)とスイッチ(6090)およびロジック部A(6051)とスイッチ(6090)は、図10記載の10本の信号線で接続されていて、デバッグ装置(6011)とスイッチ(6090)は、単一の信号線で接続されている。
スイッチ(6090)は、10本の信号線の接続を切換える部分以外にシリアル・パラレル変換部(6091)を備える。シリアル・パラレル変換部(6091)は、単一の信号線で送られてきたデバッグ装置(6011)からの図8の通信方式に則った信号の内容を、図10記載の10本の信号線での通信方式に変換することや、図10記載の信号線で送られてきた電源回路(6030)からの信号の内容を、図8記載の通信方式に変換することを行っている。
係るデバッグシステムでは、デバッグ装置(6011)よりスイッチ(6090)に、010001100001001000b(送信先:電源回路、送信元:デバッグ装置、データ属性:ライト、アドレス:0001b、データ:0010b)が送信されると、シリアル・パラレル変換部(6091)は、この信号を変換し、リード・イネーブルをHIGH、ライト・イネーブルをLOW、bit0〜7を00010010bにして出力する。スイッチ(6090)は、スイッチ(6090)内部の電源回路(6030)との接続先がシリアル・パラレル変換部(6091)であると、この10本の信号線の内容を電源回路(6030)に送信する。電源回路(6030)において、アドレス0001bへのデータ0010bのライトは、電源回路Bに1.2Vの電圧の供給の指示を行うことを意味するため、電源回路(6030)は、この信号を受信し、電源回路Bに1.2Vの電圧を供給するように指示する。
係るシリアル・パラレル変換部を導入することにより、図1記載のデバッグ装置(11)は、図10記載の電源回路(9030)と通信することが可能となり、電源回路(30)にロジック部B(52)への電源電圧の供給を指示することができる。
なお、本実施の形態において、電源回路と外部の通信に図10記載の10本の信号線を用いているが、本実施の形態で記載されている信号線の本数や信号線の内容に限定されない。電源回路が、複数の信号線をパラレルに変更させることによって外部との通信を行っていれば、本実施の形態で電源回路とデバッグ装置の通信が可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態1に係る図1記載のデバッグ装置(11)は、スイッチ(90)の接続を切換え、電源回路(30)を制御することでロジック部B(52)に供給する電源電圧を制御している。それに対し、実施の形態3に係るデバッグ装置は、デバッグ装置内部に電源回路を備え、内部の電源回路からの電源電圧をロジック部Bに直接供給することを特徴としている。以下、本発明の実施の形態3に係るデバックシステムおよびデバッグ装置について説明する。
<デバッグシステムおよびデバッグ装置の構成>
図13は、本発明の実施の形態3に係るデバッグシステムの構成図であり、本発明の実施の形態3に係るデバッグ装置で図4記載の携帯型情報処理装置のロジック部B(4052)をデバッグした場合の構成図である。図13において、携帯型情報処理装置(8010)は、図4記載の携帯型情報処理装置(4010)と同じ構成であり、携帯型情報処理装置(8010)の構成および構成要素の詳細についての説明を省略する。
図13のデバッグシステムにおいて、デバッグ装置(8011)は、内部の電源供給手段(8113)を通じて、スイッチ(8080)と接続されている。スイッチ(8080)は、電源供給手段(8113)以外にロジック部B(8052)の電源電圧供給線および電源回路(8030)の電源回路B(8033)と接続されている。
デバッグ装置(8011)は、ロジック部B(8052)をデバッグするためのデバッグ装置であり、デバッグ装置主処理部(8115)、デバッグコマンド入出力部(8116)、デバッグ手段(8111)、トレース手段(8112)および電源供給手段(8113)などを備える。デバッグコマンド入出力部(8116)、デバッグ手段(8111)およびトレース手段(8112)は、図3記載の従来のデバッグ装置のデバッグコマンド入出力部(3116)、デバッグ手段(3111)およびトレース手段(3112)とそれぞれ同じ役割を果たすため、説明を省略する。また、デバッグ装置(8011)が、ホストコンピュータ(8012)の指示により、デバッグに関する処理を行う場合の様子も図3記載のデバッグシステムで行った場合を示した図16記載のとおりであり、説明を省略する。
デバッグ装置主処理部(8115)は、デバッグコマンド入出力部(8116)から送信される内容を基に、デバッグ手段(8111)およびトレース手段(8112)を制御すると共に、必要に応じて独自の判断で電源供給手段(8113)を制御する。本実施の形態にかかるデバッグ装置(8011)においては、主に後述のデバッグ装置(8011)の起動時および終了時に、電源供給手段(8113)を制御する。
電源供給手段(8113)は、外部の接続先に対して電源電圧を供給することのできる回路である。
電源供給手段(8113)は、また、スイッチ(8080)に対してスイッチ(8080)内部の接続状態の切換えを指示することもできる。その場合の電源供給手段(8113)−スイッチ(8080)の通信は、本発明の実施の形態1と同じ方法で行われる。
スイッチ(8080)は、デバッグ装置(8011)の指示を基に、ロジック部B(8052)の電源電圧供給線との接続先を電源回路B(8033)と電源供給手段(8113)とで切換ることが可能となっている。
<デバッグ装置の起動時および動作終了時>
本実施の形態のデバッグ装置(8011)の起動時および動作終了時の様子を説明することにより、デバッグ装置(8011)の電源供給手段(8113)が、ロジック部B(8052)への電源電圧の供給を開始/停止する場合の例を示す。図14(a)において起動時のデバッグ装置(8011)の状況を、図14(b)において終了時のデバッグ装置(8011)の状況を示す。
まず、図14(a)を用いて、起動時のデバッグ装置(8011)の状況を説明する。
デバッグ装置(8011)は、ホストコンピュータ(8012)から起動開始の指示を受け取る(S501)。デバッグコマンド入出力部(8116)は、ホストコンピュータ(8012)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(8115)に送る(S502)。
デバッグ装置主処理部(8115)は、まず、電源供給手段(8113)に対してスイッチ(8080)内部の接続を切換える要求を発信するように指示する(S503)。これを受けて、電源供給手段(8113)は、スイッチ(8080)に対してロジック部B(8052)への電源電圧供給線の接続先を電源供給手段(8113)に切換るように指示をする(S504)。
次に、デバッグ装置主処理部(8115)は、電源供給手段(8113)に対して電源電圧供給を開始させることを指示する(S505)。これにより、電源供給手段(8113)は、ロジック部B(8052)への電源電圧を供給する(S506)。
最後に、デバッグ装置主処理部(8115)は、デバッグコマンド入出力部(8116)に 起動処理が完了したことを通知し(S507)、デバッグコマンド入出力部(8116)は、その情報をホストコンピュータ(8012)に送る(S508)。これにより、デバッグ装置(8011)の起動処理は完了する。
次に、図14(b)を用いて、デバッグ装置(8011)の動作終了時の状況を説明する。
デバッグ装置(8011)は、ホストコンピュータ(8012)から動作停止の指示を受け取る(S511)。デバッグコマンド入出力部(8116)は、ホストコンピュータ(8012)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(8115)に送る(S512)。
デバッグ装置主処理部(8115)は、まず、電源供給手段(8113)に対して、電源電圧供給を停止させることを指示する(S513)。これにより、電源供給手段(8113)は、ロジック部B(8052)への電源電圧の供給を停止する(S514)。
次に、デバッグ装置主処理部(8115)は、電源供給手段(8113)に対してスイッチ(8080)内部の接続を切換える要求を発信するように指示する(S515)。これを受けて、電源供給手段(8113)は、スイッチ(8080)に対してロジック部B(8052)への電源電圧供給線の接続先を電源回路B(8033)に切換るように指示をする(S516)。
最後に、デバッグ装置主処理部(8115)は、デバッグコマンド入出力部(8116)に動作停止処理が完了したことを通知し(S517)、デバッグコマンド入出力部(8116)は、その情報をホストコンピュータ(8012)に送る(S518)。これにより、デバッグ装置(8011)の動作停止処理は完了する。
<デバッグシステムの動作>
本発明の形態に係る図13記載のデバッグシステムの動作であるが、デバッグ装置(8011)が起動し、ロジック部B(8052)へ電源電圧が供給された後は、実施の形態1に係るデバッグ装置と同じ動作を行う。
実施の形態1において、図21を用いて、ロジック部A(51)が図17記載の動作を行い、かつデバッグ装置(11)がホストコンピュータ(12)の指示によりロジック部B(52)の内部状態の観測を断続的に行う場合のデバッグ装置(11)の動作を説明した。本発明の形態に係るデバッグシステムにおいても同じ動作を行うため、説明を省略する。
係る構成によれば、図13記載のデバッグシステムでは、ホストコンピュータ(8012)の指示により、デバッグ装置(8011)は、スイッチ(8080)の接続を切り換え、電源供給手段(8113)によりロジック部B(8052)へ電源電圧を供給することができる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態1によれば、デバッグ装置(11)は、デバッグ装置主処理部(115)の判断により、電源回路B制御部(32)と通信し、指示を送っている。それに対し、本発明の実施の形態4に係るデバッグ装置は、ホストコンピュータの指示により電源回路B制御部(32)と通信する。
本発明の実施の形態におけるデバッグシステムは、実施の形態1におけるデバッグシステムと全く同じ構成であるため、図1を用いて説明する。
本実施の形態に係るデバッグシステムでは、ホストコンピュータ(12)により、(i)ステップ実行、(ii)ブレーク(ストップ)およびGO(ブレーク解除)、(iii)ロジック部B(52)の内部状態の観測、(iv)メモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライト以外に、(v)ロジック部B(52)に供給される電源電圧の制御などの指示が送られる。
デバッグ装置(11)とホストコンピュータ(12)の通信は、図22(a)記載のように行われる。ホストコンピュータ(12)からの要求(7100)を受けて、デバッグ装置(11)は、処理を行い、その結果をホストコンピュータ(12)に通知(7200)する。
通信内容は、ホストコンピュータ(12)からの要求により異なる。図22(b)記載のホストコンピュータ(12)からの要求に関しての通信内容は、従来のデバッグシステムおよび実施の形態1に係るデバッグシステム同様であるので、説明は省略する。本発明の実施の形態においては、図22(b)の通信内容以外に図22(c)記載の通信内容が含まれる。
図22(c)は、ホストコンピュータ(12)によりデバッグ装置(11)に対して、ロジック部B(52)に供給される電源電圧の制御が指示された場合のデバッグ装置(11)とホストコンピュータ(12)の通信内容である。ホストコンピュータ(12)より、0x10(通信内容を示すビット)、0x000000に続いて、電源回路制御手段(114)がスイッチ(90)に対して送付すべき8bitの情報が送られる。これを受けて、デバッグ装置(11)は、電源回路制御手段(114)から指示された信号を送り、処理終了を表す0x90をホストコンピュータ(12)に送る。
係る通信によりデバッグ装置(11)は、ホストコンピュータ(12)から指示を受け、指定の指示を行い、処理結果をホストコンピュータ(12)に送る。
次に、本実施の形態に係るデバッグ装置(11)が、ホストコンピュータ(12)の指示により、デバッグに関する処理を行う様子について説明する。図18は、係る状況を示した図である。
デバッグ装置(11)は、前記の(i)から(v)の指示のいずれかの指示をホストコンピュータ(12)から受け取る(S401)。デバッグコマンド入出力部(116)は、ホストコンピュータ(12)からの指示を受け取り、その内容をデバッグ装置主処理部(115)に送る(S402)。
デバッグ装置主処理部(115)は、送られてきた指示を判断する(S403)。(i)指示内容がステップ実行である場合、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグ手段(111)に対してステップ実行を要求し(S404)、デバッグ手段(111)はロジック部B(52)のステップ実行を行い、その結果をデバッグ装置主処理部(115)に通知する(S411)。(ii)指示内容がブレーク(ストップ)あるいはGOである場合、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグ手段(111)に対してブレークあるいはGOの実行を要求し(S405)、デバッグ手段(111)はロジック部B(52)のブレーク処理あるいはGO処理を行い、その結果をデバッグ装置主処理部(115)に通知する(S411)。(iii)指示内容がロジック部B(52)の内部状態の観測である場合、デバッグ装置主処理部(115)は、デバッグ手段(111)に対してロジック部B(52)の内部状態の観測を要求し(S406)、デバッグ手段(111)はロジック部B(52)の内部状態の観測を行い、その結果をデバッグ装置主処理部(115)に通知する(S411)。(iv)指示内容がメモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライトである場合、デバッグ装置主処理部(115)は、トレース手段(112)に対してメモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライトを要求し(S407)、トレース手段(112)はメモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライトを行い、その結果をデバッグ装置主処理部(115)に通知する(S410)。(iv)指示内容がメモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライトである場合、デバッグ装置主処理部(115)は、トレース手段(112)に対してメモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライトを要求し(S407)、トレース手段(112)はメモリ(54)あるいはメモリ(70)へのリード/ライトを行い、その結果をデバッグ装置主処理部(115)に通知する(S410)。(v)指示内容がロジック部B(52)に供給される電源電圧の制御である場合、デバッグ装置主処理部(115)は、電源回路制御手段(114)に対してホストコンピュータ(12)からの指示どおりにロジック部B(52)に供給される電源電圧を制御するように指示する(S408)。ロジック部B(52)に供給される電源電圧を制御する方法は、本発明の実施の形態1記載の方法による。指示内容が(i)から(v)の指示以外であった場合、デバッグ装置主処理部(115)は、想定外の指示であることを認識する(S409)。
これらの結果をデバッグ装置主処理部(115)は、デバッグコマンド入出力部(116)に通知し(S412)、デバッグコマンド入出力部(116)は、その情報をホストコンピュータ(12)に送る(S413)。これにより、デバッグ装置(11)は、ホストコンピュータ(12)に指示された処理を行い、ホストコンピュータ(12)は、指示の結果を得る。
係るデバッグ装置(11)によれば、ホストコンピュータ(12)の指示により電源回路B制御部(32)と通信し、ロジック部B(52)へ供給される電源電圧の状況を制御することができる。
≪補足≫以上、本発明に係るデバッグ装置について、実施の形態1〜4に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、
(A) 本発明に係るデバッグ装置のデバッグ対象となる携帯型情報処理装置の主制御部への電源系統の数は、図4に示した数に限定されず、複数の電源系統であってもよく、図4記載のロジック部A、ロジック部B以外にロジック部C、ロジック部Dなどがあってもよい。
(B) 実施の形態1の電源回路制御手段(114)、実施の形態3の電源供給手段(8113)は、それぞれデバッグ装置の内部に備えられているが、デバッグ装置の内部ではなく携帯型情報処理装置の内部に備えられていてもよい。
(C) 実施の形態1のスイッチ(90)、実施の形態2のスイッチ(6090)、実施の形態3のスイッチ(8080)は、それぞれ携帯型情報処理装置の内部に備えられているが、携帯型情報処理装置の内部ではなくデバッグ装置の内部に備えられていてもよい。
(D) 実施の形態1のスイッチ(90)、実施の形態2のスイッチ(6090)、実施の形態3のスイッチ(8080)は、それぞれ携帯型情報処理装置の内部に電源回路および主処理部とは独立して備えられているが、電源回路の内部に備えられていても、主処理部の内部に備えられていてもよい。
(E) 本発明におけるデバッグ装置−ホストコンピュータ間の通信は、図22(a)から(c)記載の方法に限定されない。図22(a)から(c)記載の方法と同じ内容を通信できる方法であればよい。
(F) 本発明におけるデバッグ手段−デバッグ用入出力制御部間の通信は、図23(a)、(b)記載の方法に限定されない。図23(a)、(b)記載の方法と同じ内容を通信できる方法であればよい。
本発明にかかるデバッグシステムは、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に指示することにより電源電圧を供給されることを特徴とする半導体集積回路と、前記電源回路と、前記ロジック部Bのデバッグ装置と、前記デバッグ装置の指示により前記ロジック部Aに代わって前記デバッグ装置が前記ロジック部Bへの電源電圧の制御ができるように接続を切換えることのできるスイッチを備え、本発明にかかるデバッグ装置は、デバッグ時にロジック部Aに代わってロジック部Bへの電源電圧供給の制御を行う手段およびインターフェイスを有する。
係る本発明は、複数の電源経路から電源電圧が供給される半導体集積回路のデバッグシステムおよびデバッグ装置として有用であり、早期の適用が望まれる。
実施の形態1に係るデバッグシステムの構成図 従来の携帯型情報処理装置のシステム構成図 従来のデバッグ装置で図2に示す携帯型情報処理装置をデバッグした場合の構成図 本発明のデバッグ対象とする携帯型情報処理装置のシステム構成図 従来のデバッグ装置で図4に示す携帯型情報処理装置をデバッグした場合の構成図 実施の形態1に係るデバッグシステムの概要を示した図 (a)実施の形態1に係るデバッグ装置の起動時の状況を説明した図(b)実施の形態1に係るデバッグ装置の動作終了時の状況を説明した図 単一の信号線を使用しての通信方式の一例を示した図 (a)図8記載のheader、footerの内容を示した図(b)図9(a)記載の送信先・送信元ビットの内容を示した図(c)図9(a)記載のデータの属性の内容を示した図 電源回路と電源回路の外部との通信を行う信号線の一例を示した図 実施の形態2に係るデバッグシステムの構成図 図1記載のスイッチ(90)のレジスタの例を示した図 実施の形態3に係るデバッグシステムの構成図 (a)実施の形態3に係るデバッグ装置の起動時の状況を説明した図(b)実施の形態3に係るデバッグ装置の動作終了時の状況を説明した図 (a)図8記載のbit0〜bit7の情報の使用例を示した図(b)図15(a)記載のa0〜a3、d0〜d3の使用例を示した図 デバッグ装置が、ホストコンピュータの指示によりデバッグに関する処理を行う様子を説明した図 図4記載のロジック部A(4051)の動作の一例を示した図 実施の形態4に係るデバッグ装置が、ホストコンピュータの指示によりデバッグに関する処理を行う様子を説明した図 機器の構成の一例を示した図 図5記載のデバッグシステムの動作の概略の一例を示した図 図1記載のデバッグシステムの動作の概略の一例を示した図 (a)デバッグ装置−ホストコンピュータ間の通信処理の一例を示した図(b)デバッグ装置−ホストコンピュータ間の通信内容の一例を示した図(c)デバッグ装置−ホストコンピュータ間の通信内容の一例を示した図 (a)デバッグ装置−ロジック部Bの通信処理の一例を示した図(b)デバッグ装置−ロジック部Bの通信内容の一例を示した図
符号の説明
10 携帯型情報処理装置
11 デバッグ装置
12 ホストコンピュータ
20 電池
30 電源回路
31 電源回路A
32 電源回路B制御部
33 電源回路B
40 入出力装置
50 主処理部
51 ロジック部A
52 ロジック部B
53 ロジック部Bクロック供給部
54 メモリ
60 表示装置
70 メモリ
90 スイッチ
111 デバッグ手段
112 トレース手段
114 電源回路制御手段
115 デバッグ装置主処理部
116 デバッグコマンド入出力部
511 ロジック部A主処理部
512 システム状態制御部
513 ロジック部B管理部
514 ロジック部B供給電圧制御部
515 ロジック部B制御部
516 入出力調整部
521 ロジック部B主処理部
522 入出力調整部
523 デバッグ用入出力制御部
2010 携帯型情報処理装置
2020 電池
2030 電源回路
2031 電源回路A
2033 電源回路B
2040 入出力装置
2050 主処理部
2051 ロジック部A
2052 ロジック部B
2054 メモリ
2060 表示装置
2070 メモリ
2511 ロジック部A主処理部
2521 ロジック部B主処理部
2522 入出力調整部
3010 携帯型情報処理装置
3011 デバッグ装置
3012 ホストコンピュータ
3020 電池
3030 電源回路
3031 電源回路A
3033 電源回路B
3040 入出力装置
3050 主処理部
3051 ロジック部A
3052 ロジック部B
3054 メモリ
3060 表示装置
3070 メモリ
3111 デバッグ手段
3112 トレース手段
3115 デバッグ装置主処理部
3116 デバッグコマンド入出力部
3511 ロジック部A主処理部
3521 ロジック部B主処理部
3522 入出力調整部
3523 デバッグ用入出力制御部
4010 携帯型情報処理装置
4020 電池
4030 電源回路
4031 電源回路A
4032 電源回路B制御部
4033 電源回路B
4040 入出力装置
4050 主処理部
4051 ロジック部A
4052 ロジック部B
4053 ロジック部Bクロック供給部
4054 メモリ
4060 表示装置
4070 メモリ
4511 ロジック部A主処理部
4512 システム状態制御部
4513 ロジック部B管理部
4514 ロジック部B供給電圧制御部
4515 ロジック部B制御部
4516 入出力調整部
4521 ロジック部B主処理部
4522 入出力調整部
5010 携帯型情報処理装置
5011 デバッグ装置
5012 ホストコンピュータ
5020 電池
5030 電源回路
5031 電源回路A
5032 電源回路B制御部
5033 電源回路B
5040 入出力装置
5050 主処理部
5051 ロジック部A
5052 ロジック部B
5053 ロジック部Bクロック供給部
5054 メモリ
5060 表示装置
5070 メモリ
5111 デバッグ手段
5112 トレース手段
5115 デバッグ装置主処理部
5116 デバッグコマンド入出力部
5511 ロジック部A主処理部
5512 システム状態制御部
5513 ロジック部B管理部
5514 ロジック部B供給電圧制御部
5515 ロジック部B制御部
5516 入出力調整部
5521 ロジック部B主処理部
5522 入出力調整部
5523 デバッグ用入出力制御部
1010 携帯型情報処理装置
1011 デバッグ装置
1012 ホストコンピュータ
9030 電源回路
6011 デバッグ装置
6030 電源回路
6050 主処理部
6051 ロジック部A
6090 スイッチ
6091 シリアル・パラレル変換部
8010 携帯型情報処理装置
8011 デバッグ装置
8012 ホストコンピュータ
8020 電池
8030 電源回路
8031 電源回路A
8032 電源回路B制御部
8033 電源回路B
8040 入出力装置
8050 主処理部
8051 ロジック部A
8052 ロジック部B
8053 ロジック部Bクロック供給部
8054 メモリ
8060 表示装置
8070 メモリ
8080 スイッチ
8111 デバッグ手段
8112 トレース手段
8113 電源供給手段
8115 デバッグ装置主処理部
8116 デバッグコマンド入出力部
8511 ロジック部A主処理部
8512 システム状態制御部
8513 ロジック部B管理部
8514 ロジック部B供給電圧制御部
8515 ロジック部B制御部
8516 入出力調整部
8521 ロジック部B主処理部
8522 入出力調整部
8523 デバッグ用入出力制御部
7000 システム
7001 CPU
7002 メモリ
7003 I/O部分

Claims (6)

  1. 複数の電源経路から電源電圧が供給される携帯型情報端末の半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に指示することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路と、前記電源回路と、前記ロジック部Bのデバッグ装置と、前記デバッグ装置の指示により前記ロジック部Aに代わって前記デバッグ装置が前記ロジック部Bへの電源電圧の制御ができるように接続を切換えることのできるスイッチを備えることを特徴とする携帯型情報処理装置のデバッグシステム。
  2. 複数の電源経路から電源電圧が供給される携帯型情報端末の半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に命令を発行することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路の前記ロジック部Bのデバッグ装置で、デバッグ時に前記ロジック部Aに代わって前記ロジック部Bへの電源電圧供給の制御を行う手段およびインターフェイスを有することを特徴とするデバッグ装置。
  3. 複数の電源経路から電源電圧が供給される携帯型情報端末の半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に指示することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路と、前記電源回路と、前記ロジック部Bのデバッグ装置と、前記デバッグ装置の指示により前記ロジック部Aに代わって前記デバッグ装置が前記電源回路に前記ロジック部Bに電源電圧を供給する指示を送ることができるように接続を切換えることのできるスイッチを備えることを特徴とする携帯型情報処理装置のデバッグシステム。
  4. 複数の電源経路から電源電圧が供給される携帯型情報端末の半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に命令を発行することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路の前記ロジック部Bのデバッグ装置で、デバッグ時に前記ロジック部Aの代わりに前記電源回路に前記ロジック部Bに電源電圧を供給する命令を発行することのできる前記電源回路を制御する手段およびインターフェイスを有することを特徴とするデバッグ装置。
  5. 複数の電源経路から電源電圧が供給される携帯型情報端末の半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に指示することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路と、前記電源回路と、前記ロジック部Bのデバッグ装置と、前記デバッグ装置の指示により前記ロジック部Aに代わって前記デバッグ装置が前記ロジック部Bに電源電圧を供給することができるように接続を切換えることのできるスイッチを備えることを特徴とする携帯型情報処理装置のデバッグシステム。
  6. 複数の電源経路から電源電圧が供給される携帯型情報端末の半導体集積回路で、電源経路の異なるロジック部Aとロジック部Bなどから構成され、更に前記ロジック部Bは前記ロジック部Aが電源回路に命令を発行することにより電源電圧を供給されることを特徴とする前記半導体集積回路の前記ロジック部Bのデバッグ装置で、デバッグ時に前記電源回路の代わりに前記ロジック部Bに電源電圧を供給する手段およびインターフェイスを有することを特徴とするデバッグ装置。
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