JP2006011392A - 表示装置 - Google Patents

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【課題】2本SCラインが存在する場合にも確実な動作を確保する。
【解決手段】保持容量ラインSCとして各画素回路の行に対応してSC−A、SC−Bの2本が設けられ、その行の画素回路は、2本の保持容量ラインSC−A、SC−Bのいずれか一方に接続される。そして、2本の保持容量ラインSC−A、SC−Bと、データラインDLとが交差する箇所(交差部分)に発生する容量値がほぼ同一に設定されている。
【選択図】図4

Description

画素回路がマトリクス状に配置された表示装置に関する。
従来より、薄型化、小型化が可能で低消費電力の表示装置として、液晶表示装置が知られており、様々な機器の表示器として採用されている。この液晶表示装置(以下、LCD)は、それぞれの対向面側に電極が形成された2枚の基板を、間に液晶を封入して貼り合わせた構成を備え、電極間に電圧信号を印加し、配向状態によって光学特性の変化する液晶の配向を制御して光源からの光の透過率を制御することで表示を行う。
ここで、基板の対向面側に形成されている電極間に直流電圧を印加し続けると、液晶分子の配向状態が固定される、つまり、いわゆる焼き付きの問題が発生することが知られており、従来より、液晶を駆動する電圧信号としては、基準電圧に対する極性が周期的に反転する交流電圧信号が採用されている。
この液晶駆動電圧信号の極性反転の方式としては、マトリクス状に複数の画素が配列されている液晶表示装置において、1フレーム毎の反転、1垂直走査(1V)単位(または1フィールド単位)毎の反転、1水平走査(1H)単位毎の反転、1画素(1ドット)単位毎の反転が知られている。なお、1フレーム単位は、例えば、NTSC信号でいう1フレーム単位であり、1フィールド単位は、1フレームを構成する複数のフィールドの各単位(例えば、奇数フィールドと偶数フィールド)に相当する。
特許文献1に示される、1画素(ドット)単位で、極性を反転するドット反転方式は、上述の方式中もっとも、反転が表示品質に及ぼす影響が出にくい方式であり好ましい。しかし、その駆動方式が複雑になりやすいという問題があった。
なお、ドット反転方式において、保持容量のベースとなるラインであるSCラインの電圧を変更することについては、特許文献1に提案されている。
特開2003−150127号公報
しかし、この特許文献1の構成では、SCラインが2本必要である。従って、この2本のSCラインを配置することによって生じる問題を解消しなければならない。
本発明は、画素回路がマトリクス状に配置された表示装置であって、各画素回路は、一端がデータ信号が供給されるデータラインに接続され、ゲートが選択ラインに接続され選択ラインの選択信号をHレベルまたはLレベルに設定することよってオンオフされる画素TFTと、一端が画素TFTの他端に接続され、他端が保持容量ラインに接続され、データラインから供給されたデータ信号の電圧を保持する保持容量と、一方の電極が画素TFTの他端に接続され、他方の電極が共通電源電位に保持される液晶素子と、を備えるとともに、前記保持容量ラインは、前記画素TFTをオンして、データライン上のデータ信号を保持容量に書き込んだ後、第1のレベルから第2のレベルに変化し、これによって液晶素子に印加する電圧をシフトさせ、前記保持容量ラインは、各画素回路の行に対応して2本設けられ、行方向に配置されている複数の画素回路は、2本の保持容量ラインのいずれか一方に接続されているとともに、2本の保持容量ラインは、2種類の電位を有し、前記2本の保持容量ラインと、前記データラインとが交差する箇所に発生する容量値がほぼ同一に設定されていることを特徴とする。
また、前記2種類の電位は、一方の電位が正から負の方向、または負から正の方向へシフトしたときに、他方の電位はその逆の方向へシフトすることが好適である。
以上説明したように、本発明によれば、2本の保持容量ラインは、その極性が反転されており、前記2本の保持容量ラインと、前記データラインとが交差する箇所に発生する容量値がほぼ同一に設定されている。このため、2本の保持容量ラインの電圧反転時において、データラインの電位が変動することを小さくでき、表示への悪影響を減少することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1に、本実施形態の概略構成を示す。画素回路1は表示領域全体にマトリクス配置されている。マトリクス配置は、完全な格子状ではなく、ジグザグ状でもよい。また、表示は、モノクロでもフルカラーでもよく、フルカラーの場合通常画素はRGBの3色であるが、必要に応じて白を含む特定の色の画素を追加することも好適である。
1つの画素回路1は、図に示すように、データラインDLにドレインが接続されたnチャネルの画素TFT10と、この画素TFT10のソースに接続された液晶素子12および保持容量14を有している。画素TFT10のゲートには、各水平走査ライン毎に配置されるゲートラインGLが接続されている。
液晶素子12は、画素TFT10のソースにその画素毎に個別に設けられる画素電極が接続され、この画素電極に対し、液晶を挟んで全画素共通の共通電極が対向配置されて構成されている。なお、共通電極は、共通電極電源Vcomに接続されている。
また、保持容量14は、画素TFT10のソースを構成する半導体層を延長した部分がそのまま一方の電極となり、酸化膜を介して対向形成された容量ラインSCが一部が対向電極になっている。なお、保持容量14の電極になる部分を画素TFT10の部分と切り離して別の半導体層として、両者をメタル配線で接続してもよい。
ここで、容量ラインSCは、1行(水平走査ライン)に対し、SC−A、SC−Bの2本があり、水平走査方向において、各画素回路の保持容量がSC−A、SC−Bに交互に接続されている。この図に示した画素回路では、保持容量14は、容量ラインSC−Aに接続されており、隣の画素の保持容量14が容量ラインSC−Bに接続されている。
ゲートラインGLには、垂直ドライバ20が接続されており、この垂直ドライバ20が、ゲートラインGLを1水平期間毎に順次1本ずつ選択してHレベルにする。垂直ドライバ20は、シフトレジスタを有しており、1垂直走査期間の開始を示す信号STVを受け、シフトレジスタの1段目をHレベルとし、その後例えばクロック信号によってHレベルを1つずつシフトすることで、各水平走査ラインのゲートラインGLを順次1本ずつ選択してHレベルにする。ここで、例えばゲートラインGLのHレベルはVDD電位であり、LレベルはVSS電位であり、これら電源電圧VDD、VSSが垂直ドライバ20に供給され、これによって垂直ドライバの出力であるゲートラインGLのHレベル、Lレベルが設定される。
SCドライバ22は、2つの電圧レベルを2つの保持容量ラインSC−A、SC−Bに出力する。
なお、図示は省略してあるが、表示装置には、例えば水平ドライバも設けられており、入力されてくるビデオ信号のデータラインDLへの線順次の供給を制御する。すなわち、この例では、画素毎のビデオ信号のクロックに応じ、画素毎のサンプリングクロックを水平ドライバが出力し、このサンプリングクロックによって、スイッチをオンオフして1水平走査ライン分のビデオ信号(データ信号)をラッチする。そして、ラッチした1水平走査ラインの各画素についてのデータ信号を1水平走査期間にわたって、データラインDLに出力する。
なお、実際にはビデオ信号は、RGBの3種類あり、垂直方向の各画素は、R、G、Bのいずれか1つの同一色の画素になっている。そこで、データラインDLには、RGBのいずれか1色のデータ信号が設定される。
そして、本実施形態の装置では、ドット反転方式のAC印加方式を採用している。すなわち、水平走査方向の各画素(ドット)では、液晶素子12の画素電極に印加する電圧が、共通電極の電圧Vcomに対し極性が反対のデータ信号として印加される。
図3の左側に示したのは、第1の極性によるデータ信号であり、Vvideoと書いた三角形の斜辺が、輝度に応じたデータ信号(書き込み電圧)を示している。データ信号は、黒レベルから白レベルまでVbの電圧差(ダイナミックレンジ)であり、電圧シフト後に画素電極に印加される電圧は、Vcomを中心として電圧が高い方が白、低い方が黒になっている。従って、この例では、黒レベルがVcom−Vb/2、白レベルがVcom+Vb/2となっている。また、隣接画素では、図3の右側に示したように、第1の極性とは反対の第2の極性になっており、黒レベルがVcom+Vb/2、白レベルがVcom−Vb/2となっている。
そして、図2に示すように、画素TFTのオン期間が終了してデータの書き込みが終了した後、容量ラインSC−A、SC−Bが所定電圧ΔVscだけシフトする。この例では、液晶としてノーマリブラックの垂直配向(VA)タイプのものが使用されている。なお、ノーマリホワイトのTN液晶なども利用可能である。図3の左側の画素については、容量ラインSC−Aが接続されており、VscはΔVscだけ電圧を高い方向にシフトされる。また、図3の右側の画素については、容量ラインSC−Bが接続されており、VscはΔVscだけ電圧を低い方向にシフトされる。
これによって、図3に示すように、画素電極に印加されたデータ信号は、ΔVscに応じた電圧だけシフトされ、これがVcomとの間に印加されることになる。ここで、ΔVscは、液晶の印加電圧に応じた透過率の変化が開始されるしきい値電圧Vathに対応した電圧に設定されており、シフト後の電圧によって、液晶素子12による表示が可能となる。また、データ信号のダイナミックレンジは、シフト後のダイナミックレンジが表示における黒レベルから白レベルの電圧差となるように設定される。
なお、図3において、Va(W)は、白レベルのデータ信号のシフト量、Va(B)は黒レベルのデータ信号のシフト量であり、これらのシフト量は、ΔVscによって決定される。また、Vbはデータ信号の黒レベルと白レベルの電圧差(ダイナミックレンジ)、Vb’はシフト後のダイナミックレンジである。
図4には、表示パネルの概略平面構成を示してある。このように、列(垂直走査)方向には、データラインDLが各列について配置され、行(水平走査ライン)方向に2本の保持容量ラインSC−A、SC−Bが各行に配置されている。
図においては、データラインDLについて、同一幅の直線状としているが、その必要はない。画素間の遮光のために、データラインDLを用いる場合には、その箇所について線幅を広くすることが好適である。また、デルタ型配列の場合には、データラインDLは、必然的に折れ曲がる。
また、容量ラインSC−A、SC−Bは、保持容量14を形成する部分が広がり、容量を確保している。さらに、この例では、隣の画素の部分も保持容量14として利用している。すなわち、図における左側の画素における保持容量14を形成する半導体層(保持容量ラインSC−Aの反対側の電極)を隣の画素までのばすことによって、画素間および隣接画素の一部も自画素の保持容量14として利用している。また、後述するように、データラインの下側部分も保持容量14の一部として利用している。
なお、データラインDLと、保持容量ラインSC−A、SC−Bの交差部分の面積が小さくなるように、この部分のみ線幅を小さくすることも好適である。
そして、この2本の保持容量ラインSC−AおよびSC−BのデータラインDLと交差する面積が同一になるようにしてある。これによって、保持容量ラインSC−A、SC−BがデータラインDLと構成する寄生容量の容量値が同一になり、保持容量ラインSC−A,SC−Bの反転時において、データラインDLの電位が変動することが小さくでき、表示への悪影響を減少することができる。
図5には、1つの保持容量ラインSCが配置される部分の断面図を示す。このように、ガラス基板100上には、バッファ層102が設けられ、その上に半導体層SCLが設けられる。この半導体層SCLは、画素TFT10などを形成するが、図示の部分は、保持容量14を形成する部分である。半導体層SCL上には、酸化膜104が形成されている。この酸化膜104は、画素TFT10のゲート酸化膜と同一プロセスで形成される。そして、このゲート酸化膜104の上に保持容量ラインSCが形成される。この保持容量ラインSCは、画素TFT10のゲート電極と同一プロセスで形成される。
保持容量ラインSCの上には、層間絶縁膜106が形成され、その上にデータラインDLが形成される。
さらにデータラインDLを覆って平坦化層108が形成され、その上に画素電極30が形成される。なお、図示は省略したがこの画素電極30上には、配向膜を介し液晶層が設けられ、その上に共通電極が形成された対向基板が配置されて、液晶層が挟持されている。
このように、保持容量ラインSCと、データラインDLは、交差部分において、層間絶縁膜106を介し対向する。したがって、この部分に容量が発生する。なお、この例では、半導体層SCLが交差部分の下にまで伸びており、この部分も保持容量14の一部として利用している。
また、図6には、TN液晶とVA液晶の印加電圧に対する透過率を示してある。TN液晶の場合には、液晶に印加する電圧を上昇していくと、当初透過率が一定の高レベル(白レベル)であり、液晶に印加する電圧がしきい値電圧を超えると透過率が減少し始め、その後透過率が一定の割合で減少し、一定の低レベル(黒レベル)になる。一方、VA液晶の場合には、液晶に印加する電圧を上昇していくと、当初透過率が一定の低レベル(黒レベル)であり、液晶に印加する電圧がしきい値電圧を超えると透過率が増加し始め、その後透過率が一定の割合で増加し、一定の高レベル(白レベル)になる。
また、TN液晶と、VA液晶では、表示に必要な電圧範囲(ダイナミックレンジ)は異なるが、本実施形態ではΔVscの変更により電圧範囲を調整できる。
そして、本実施形態においては、SCドライバ22において、垂直ドライバ20において使用する電源電圧VDD、VSSのいずれか一方を容量ラインSC(SC−AまたはSC−B)におけるHレベル電圧(Vsc(H))またはLレベル電圧(Vsc(L))に利用する。 なお、垂直ドライバ20には、VDD、VSSの他に、GND電位も供給されている。すなわち、垂直ドライバ20は、ゲートラインGLを駆動するためのシフトレジスタを有しているが、このシフトレジスタにおいてGND電位を利用している。そこで、このGND電位をHレベル電圧(Vsc(H) )またはLレベル電圧(Vsc(L) )のいずれか一方に利用することもできる。従って、SCドライバ22においては、Hレベル電圧(Vsc(H) )およびLレベル電圧(Vsc(L) )の両方に、垂直ドライバ20において利用する電位を利用することも好適である。さらに、パネルに入力されてくる電位であれば、他の電位であっても利用可能である。なお、以下の説明では、基本的に、SCドライバ22のHレベル電圧(Vsc(H) )またはLレベル電圧(Vsc(L) )の一方にVDDまたはVSSを利用することを例に挙げて説明する。
すなわち、図7に示すように、容量ラインSCにHレベルを供給する期間についてHレベルとなる表示制御信号がスイッチSW1、SW2の制御端に供給される。スイッチSW1、SW2は、それぞれnチャネルTFTと、pチャネルTFTが並列接続された構成となっており、スイッチSW1のpチャネルTFTのゲートと、スイッチSW2のnチャネルTFTのゲートが接続され、ここに表示制御信号をインバータで反転した信号が供給され、スイッチSW1のnチャネルTFTのゲートと、スイッチSW2のpチャネルTFTのゲートに表示制御信号が供給されている。また、スイッチSW1の入力には、例えばVDDまたはVsc(H)が入力され、スイッチSW2の入力には、Vsc(L)またはVSSが入力される。そして、スイッチSW1、SW2の出力は、容量ラインSC−AまたはSC−Bに接続されている。
すなわち、SCドライバ22には、容量ラインSC−A、SC−Bを駆動するために、2つの電圧が必要であるが、本実施形態ではそのうちの1つを垂直ドライバ20において利用するVDDまたはVSSとしている。例えば、LレベルにVsc(L)を利用する場合には、HレベルをVDDとし、HレベルにVsc(H)を利用する場合には、LレベルをVSSとする。従って、表示装置においては、Vsc(H)またはVsc(L)のいずれか一方を発生すればよく、電源回路を簡略化することができる。また、SCドライバ22は垂直ドライバ20に近接して設けられるため、垂直ドライバ20に入力されるVDDまたはVSSをSCドライバ22に入力する配線は短くてよい。
なお、図7に示す回路は、1つの容量ラインSC(SC−AまたはSC−B)に対し、1つ設けられ、例えばHレベルと、Lレベルの差がΔVscとなるように、Vsc(L)がVDDに対し決定されるか、またはVsc(H)がVSSに対し決定される。
そして、この図7の回路によって、表示制御信号がHレベルの時には、スイッチSW1がオンとなり、例えばVsc(H)が出力され、表示制御信号がLレベルの時には、スイッチSW2がオンとなり、例えばVssが出力される。
ここで、VA液晶を用いたVAモードの表示装置における画素の構造および動作について、図8に基づいて説明する。
図8(a)、(b)は、VA液晶を用いたVAモード液晶表示装置(LCD)の概略断面、一例として図8(c)に示すような概略平面構造を有するLCDのA−A線に沿った断面構造を示している。このLCDでは、通常配向膜はラビング処理を施さないラビングレスタイプが採用される。このため、液晶の初期配向はプレチルトがなく、電圧非印加状態では、液晶分子の長軸方向が基板の法線方向に向いて配向している。垂直方向に初期配向した液晶分子60は、図8(a)及び(b)に示すように、LCDの共通電極40と画素電極30との間に電圧を印加し始めると、最初の電圧の低い状態で発生する弱電界(図中、点線で示す電気力線参照)が、画素電極30の端部などで斜めに傾き、この斜め電界によって、電圧上昇に追従して液晶分子が倒れていく方角が規定される。
なお、例えば1画素領域内でそれぞれ、図示するように、配向分割部50を設けておくことで、1画素領域内の複数領域でそれぞれ異なる方角に分割できる。図8の例では、この配向分割部50は、電極不在領域(窓)や電極上に突起部を設けることで構成でき、共通電極40と画素電極30の両方にそれぞれ画面の垂直方向に折れ線状に延びるパターンで形成されている。なお、このようなパターンに限られるものではなく、例えば1画素領域内で、長手方向の上端および下端が2股に分かれたようなパターンで、電極不在領域(窓)や突起部を設けることで構成してもよい。このような配向分割部50により、図8(a)、(b)に示すように、1画素内における液晶配向方角の境界をこの分割部50に固定でき、液晶分子の倒れていく方角の画素内での境界位置が、画素毎や、各駆動タイミング毎に異なり、表示がざらつくなどの表示品質への悪影響を防いでいる。
なお、本実施形態では、パネル背後などに配置された光源からの光だけで表示を行い、画素電極及び共通電極の両方にITOなどの透明導電性電極を採用した透過型LCD、画素電極として反射金属電極を用い外光からの光を反射して表示を行う反射型LCD、さらに光源使用時には透過モードとして、光源を消灯した際には反射モードとして機能する半透過LCDのいずれのタイプにも採用可能である。反射型LCDや半透過型LCDなどでは、一層のコントラストの向上等が求められているが本実施形態のように極性反転を行うことで、例えばECBモードの反射型や半透過型LCDであっても十分に高いコントラストで表示を行うことが可能となる。
実施形態の構成を示す図である。 容量ラインSC−A、SC−Bの信号波形を示す図である。 電圧のシフトの状態を示す図である。 画素回路の平面構成を示す図である。 画素回路の断面構成を示す図である。 TN液晶と、VA液晶の透過率変化を示す図である。 SCドライバの構成を示す図である。 VAモードの画素の構造および動作を示す図である。
符号の説明
1 画素回路、12 液晶素子、14 保持容量、20 垂直ドライバ、22 ドライバ、30 画素電極、40 共通電極、50 配向分割部、60 液晶分子、DL データライン、GL ゲートライン、SC 容量ライン、SW1、SW2 スイッチ。

Claims (2)

  1. 画素回路がマトリクス状に配置された表示装置であって、
    各画素回路は、
    一端がデータ信号が供給されるデータラインに接続され、ゲートが選択ラインに接続され選択ラインの選択信号をHレベルまたはLレベルに設定することよってオンオフされる画素TFTと、
    一端が画素TFTの他端に接続され、他端が保持容量ラインに接続され、データラインから供給されたデータ信号の電圧を保持する保持容量と、
    一方の電極が画素TFTの他端に接続され、他方の電極が共通電源電位に保持される液晶素子と、
    を備えるとともに、
    前記保持容量ラインは、前記画素TFTをオンして、データライン上のデータ信号を保持容量に書き込んだ後、第1のレベルから第2のレベルに変化し、これによって液晶素子に印加する電圧をシフトさせ、
    前記保持容量ラインは、各画素回路の行に対応して2本設けられ、行方向に配置されている複数の画素回路は、2本の保持容量ラインのいずれか一方に接続されているとともに、2本の保持容量ラインは、2種類の電位を有し、
    前記2本の保持容量ラインと、前記データラインとが交差する箇所に発生する容量値がほぼ同一に設定されていることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記2種類の電位は、一方の電位が正から負の方向、または負から正の方向へシフトしたときに、他方の電位はその逆の方向へシフトすることを特徴とする表示装置。
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