JP2006010658A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006010658A5 JP2006010658A5 JP2004197265A JP2004197265A JP2006010658A5 JP 2006010658 A5 JP2006010658 A5 JP 2006010658A5 JP 2004197265 A JP2004197265 A JP 2004197265A JP 2004197265 A JP2004197265 A JP 2004197265A JP 2006010658 A5 JP2006010658 A5 JP 2006010658A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- added
- information acquisition
- nitrogen
- oxygen
- hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Claims (21)
- 対象物に関する情報を取得する方法であって、
前記対象物のイオン化を促進するために、前記対象物に銀又は金を含む水溶液を付与する工程と、
前記水溶液を付与する工程後に、前記対象物を飛翔させるために、前記対象物に一次イオンを照射する工程と、
前記飛翔した対象物の質量に関する情報を、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて取得する工程と
を備えることを特徴とする情報取得方法。 - 前記対象物がタンパク質またはペプチドであることを特徴とする請求項1に記載の情報取得方法。
- 前記飛翔した対象物が、
(1)前記対象物の親分子に相当するイオン、
(2)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(3)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(4)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
(5)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(6)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(7)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報取得方法。 - 前記飛翔した対象物の検出結果に基づき、一次ビームの走査により得られる前記対象物の二次元分布状態の情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報取得方法。
- 前記水溶液を付与する工程が、銀鏡反応により銀を前記対象物に付与する工程であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報取得方法。
- 対象物に関する情報を取得する方法であって、
対象物及び、銀又は金を含む水溶液を基板に付与する工程と、
前記水溶液を付与する工程後に、前記対象物を飛翔させるために、前記対象物に一次イオンを照射する工程と、
前記飛翔した対象物の質量に関する情報を、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて取得する工程と
を備えることを特徴とする情報取得方法。 - 前記対象物がタンパク質またはペプチドであることを特徴とする請求項6に記載の情報取得方法。
- 前記飛翔した対象物が、
(1)前記対象物の親分子に相当するイオン、
(2)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(3)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(4)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
(5)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(6)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(7)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
のいずれかであることを特徴とする請求項6又は7に記載の情報取得方法。 - 前記飛翔した対象物の検出結果に基づき、一次ビームの走査により得られる前記対象物の二次元分布状態の情報を取得することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の情報取得方法。
- 対象物に関する情報を取得する方法であって、
金属酸化物またはシリコン酸化物を含む基材表面に対象物を転写する工程と、
前記対象物を転写する工程後に、前記対象物を飛翔させるために、前記対象物に一次イオンを照射する工程と、
前記飛翔した対象物の質量に関する情報を、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて取得する工程と
を備えることを特徴とする情報取得方法。 - 前記対象物がタンパク質またはペプチドのどちらかであることを特徴とする請求項10に記載の情報取得方法。
- 前記飛翔した対象物が、
(1)前記対象物の親分子に相当するイオン、
(2)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(3)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(4)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
(5)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(6)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(7)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
のいずれかであることを特徴とする請求項10又は11に記載の情報取得方法。 - 前記飛翔した対象物の検出結果に基づき、一次ビームの走査により得られる前記対象物の二次元分布状態の情報を取得することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の情報取得方法。
- 対象物に関する情報を取得する方法であって、
対象物を含む生体組織に対し、前記対象物を得るために、前記生体組織を限定分解する物質を加える工程と、
前記生体組織を限定分解する物質を加える工程後に、前記対象物を飛翔させるために、前記対象物を含む物質に一次イオンを照射する工程と、
前記飛翔した対象物の質量に関する情報を、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて取得する工程と
を備えることを特徴とする情報取得方法。 - 前記対象物がタンパク質またはペプチドであることを特徴とする請求項14に記載の情報取得方法。
- 前記飛翔した対象物が、
(1)前記対象物の親分子に相当するイオン、
(2)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(3)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(4)前記対象物の親分子に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、
(5)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加した質量数に相当するイオン、
(6)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加した質量数に相当するイオン、
(7)前記対象物の部分構造に、特定の金属または金属クラスターが付加し、これに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が付加し、さらに、水素、炭素、窒素、酸素の中から選ばれる1から10のいずれかの数の原子(複数元素の組み合わせを含む)が脱離した質量数に相当するイオン、のいずれかであることを特徴とする請求項14又は15に記載の情報取得方法。 - 前記飛翔した対象物の検出結果に基づき、一次ビームの走査により得られる前記対象物の二次元分布状態の情報を取得することを特徴とする請求項14乃至16のいずれかに記載の情報取得方法。
- 前記生体組織を限定分解する物質が消化酵素であることを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の情報取得方法。
- 対象物に関する情報を、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて取得する情報取得装置であって、
液滴を付与する液滴吐出機構、試料の位置を確認するための試料位置確認機構、位置制御プログラムにより制御される試料ステージ機構、液滴付与後に真空排気するための真空排気機構を備えたことを特徴とする情報取得装置。 - 前記液滴吐出機構がインクジェット法を用いた機構であることを特徴とする請求項19に記載の情報取得装置。
- 対象物に関する情報を、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて取得する情報取得装置であって、
基材表面に対象物を転写する機構、転写後に真空排気するための真空排気機構を備えたことを特徴とする情報取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004197265A JP4636822B2 (ja) | 2003-07-02 | 2004-07-02 | 情報取得方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270350 | 2003-07-02 | ||
JP2003321418 | 2003-09-12 | ||
JP2003340787 | 2003-09-30 | ||
JP2004154617 | 2004-05-25 | ||
JP2004197265A JP4636822B2 (ja) | 2003-07-02 | 2004-07-02 | 情報取得方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010215939A Division JP5094939B2 (ja) | 2003-07-02 | 2010-09-27 | 情報取得方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006010658A JP2006010658A (ja) | 2006-01-12 |
JP2006010658A5 true JP2006010658A5 (ja) | 2009-09-03 |
JP4636822B2 JP4636822B2 (ja) | 2011-02-23 |
Family
ID=35778061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004197265A Expired - Fee Related JP4636822B2 (ja) | 2003-07-02 | 2004-07-02 | 情報取得方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4636822B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4939263B2 (ja) * | 2006-03-10 | 2012-05-23 | キヤノン株式会社 | 高感度質量分析装置および分析方法 |
JP5142580B2 (ja) * | 2006-06-29 | 2013-02-13 | キヤノン株式会社 | 表面解析方法および表面解析装置 |
JP2008185547A (ja) | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Canon Inc | 情報取得方法及び情報取得装置 |
US8119982B2 (en) | 2007-04-04 | 2012-02-21 | Shimadzu Corporation | Method and system for mass spectrometry data analysis |
JP4426600B2 (ja) | 2007-04-27 | 2010-03-03 | キヤノン株式会社 | 処理溶液の使用方法 |
JP4854590B2 (ja) * | 2007-05-11 | 2012-01-18 | キヤノン株式会社 | 飛行時間型2次イオン質量分析装置 |
JP5078440B2 (ja) * | 2007-05-25 | 2012-11-21 | キヤノン株式会社 | 情報取得方法 |
WO2009054078A1 (ja) * | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Shimadzu Corporation | 微量分注技術を用いたマトリクス支援レーザー脱離イオン化質量分析用サンプルの調製法及びマトリクス支援レーザー脱離イオン化質量分析法 |
JP5164145B2 (ja) * | 2007-11-20 | 2013-03-13 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 二次イオン質量分析装置 |
JP5738027B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2015-06-17 | キヤノン株式会社 | 質量分析法 |
JP5751824B2 (ja) | 2010-12-20 | 2015-07-22 | キヤノン株式会社 | 情報取得方法 |
JP5852375B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2016-02-03 | 麒麟麦酒株式会社 | ガスバリア性ポリ乳酸樹脂成形体 |
-
2004
- 2004-07-02 JP JP2004197265A patent/JP4636822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7701138B2 (en) | Information acquisition method, information acquisition apparatus and disease diagnosis method | |
JP2006010658A5 (ja) | ||
US8203117B2 (en) | Method and apparatus for embedded heater for desorption and ionization of analytes | |
EP1741120B1 (en) | Method and system for desorption electrospray ionization | |
Sekuła et al. | Gold nanoparticle-enhanced target (AuNPET) as universal solution for laser desorption/ionization mass spectrometry analysis and imaging of low molecular weight compounds | |
Laskin et al. | Soft-landing of peptide ions onto self-assembled monolayer surfaces: an overview | |
JP5094939B2 (ja) | 情報取得方法 | |
US7170052B2 (en) | MALDI-IM-ortho-TOF mass spectrometry with simultaneous positive and negative mode detection | |
US6617575B1 (en) | Modified ion source targets for use in liquid maldi MS | |
JP4630330B2 (ja) | ナノワイヤ支援レーザー脱離/イオン化質量分析 | |
US20050199823A1 (en) | Desorption and ionization of analyte molecules at atmospheric pressure | |
JP6230282B2 (ja) | 質量分析装置 | |
JP2011510272A5 (ja) | ||
WO2014114808A2 (en) | Laser ablation atmospheric pressure ionization mass spectrometry | |
WO2007043393A1 (ja) | 分析用の保持体及びその利用 | |
JP4636822B2 (ja) | 情報取得方法 | |
US9147566B2 (en) | Method for producing gas-phase metal anions | |
JP4939263B2 (ja) | 高感度質量分析装置および分析方法 | |
JP2009168673A (ja) | イオン化方法および装置 | |
Gross et al. | Matrix-Assisted Laser Desorption/Ionization | |
JP5738027B2 (ja) | 質量分析法 | |
Pierson et al. | THE USE OF DESORPTION ELECTROSPRAY IONIZATION (DESI) MASS SPECTROMETRY IMAGING (MSI) FOR DIRECT DRUG ANALYSIS IN POLYMERIC IMPLANTS | |
JP2008185547A (ja) | 情報取得方法及び情報取得装置 | |
Reyzer et al. | The development of imaging mass spectrometry | |
Navare | Development of high-sensitivity atmospheric pressure (AP) matrix-assisted laser desorption/ionization (MALDI) and open air ionization techniques for the analysis of biomolecules by mass spectrometry |