JP2006008838A - Stimulable phosphor, method for producing the same, radiation image conversion panel and method for producing the same - Google Patents

Stimulable phosphor, method for producing the same, radiation image conversion panel and method for producing the same Download PDF

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  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a stimulable phosphor causing little lowering of luminance by X-ray damage and having excellent moisture resistance, a method for producing the phosphor, a radiation image conversion panel produced by using the phosphor and a method for producing the panel. <P>SOLUTION: The stimulable phosphor is produced by (A) a step to form a stimulable phosphor and (B) a step to cover the stimulable phosphor with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst. <P>COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI

Description

本発明は、X線損傷による輝度低下が少なく、耐湿性に優れた輝尽性蛍光体、その製造方法、放射線画像変換パネル及びその製造方法に関する。   The present invention relates to a photostimulable phosphor that is less affected by X-ray damage and has excellent moisture resistance, a manufacturing method thereof, a radiation image conversion panel, and a manufacturing method thereof.

X線画像のような放射線像は病気診断用等に多く用いられている。このX線画像を得るために被写体を通過したX線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射し、これにより可視光を生じさせてこの可視光を通常の写真を撮るときと同じように銀塩を使用したフィルムに照射して現像した、いわゆる放射線写真が利用されている。しかし近年銀塩を塗布したフィルムを使用しないで蛍光体層から直接画像を取り出す方法が工夫されるようになった。   Radiation images such as X-ray images are often used for disease diagnosis and the like. In order to obtain this X-ray image, the X-ray that has passed through the subject is irradiated onto the phosphor layer (phosphor screen), thereby generating visible light, which is the same as when taking a normal picture with a silver salt. So-called radiographs, which are developed by irradiating a film using a film, are used. However, in recent years, a method has been devised in which an image is directly extracted from a phosphor layer without using a film coated with silver salt.

この方法としては被写体を透過した放射線を蛍光体に吸収させ、しかる後にこの蛍光体を例えば光または熱エネルギーで励起することにより、この蛍光体が上記吸収により蓄積している放射線エネルギーを蛍光として放射させ、この蛍光を検出し画像化する方法がある。具体的には、例えば米国特許第3,859,527号及び特開昭55−12144号公報等に記載されているような輝尽性蛍光体を用いる放射線画像変換方法が知られている。   In this method, radiation that has passed through the subject is absorbed by the phosphor, and then the phosphor is excited by light or thermal energy, for example, so that the radiation energy accumulated by the phosphor is emitted as fluorescence. There is a method of detecting and imaging this fluorescence. Specifically, for example, a radiation image conversion method using a stimulable phosphor as described in US Pat. No. 3,859,527 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 55-12144 is known.

この方法は輝尽性蛍光体を含有する放射線画像変換パネルを使用するもので、この放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当てて被写体各部の放射線透過密度に対応する放射線エネルギーを蓄積させて、その後に輝尽性蛍光体を可視光線、赤外線等の電磁波(励起光)で時系列的に励起することにより、該輝尽性蛍光体中に蓄積されている放射線エネルギーを輝尽発光として放出させ、この光の強弱による信号を例えば光電変換し、電気信号を得て、この信号を感光フィルム等の記録材料、CRT等の表示装置上に可視像として再生するものである。   This method uses a radiation image conversion panel containing a stimulable phosphor, and applies radiation transmitted through the subject to the stimulable phosphor layer of this radiation image conversion panel to support the radiation transmission density of each part of the subject. The radiation energy accumulated in the stimulable phosphor is then accumulated by exciting the stimulable phosphor in time series with electromagnetic waves (excitation light) such as visible light and infrared rays. The energy is released as stimulated light emission, a signal based on the intensity of this light is photoelectrically converted to obtain an electrical signal, and this signal is reproduced as a visible image on a recording material such as a photosensitive film or a display device such as a CRT. Is.

上記の放射線画像記録再生方法によれば、従来の放射線写真フィルムと増感紙との組合せを用いる放射線写真法による場合に比較して、はるかに少ない被曝線量で情報量の豊富な放射線像を得ることができるという利点がある。   According to the above-described radiographic image recording / reproducing method, a radiographic image with abundant information can be obtained with a much smaller exposure dose than in the case of radiographic method using a combination of conventional radiographic film and intensifying screen. There is an advantage that you can.

このように輝尽性蛍光体は、放射線を照射した後、励起光を照射すると輝尽発光を示す蛍光体であるが、実用上では、波長が400〜900nmの範囲にある励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽発光を示す蛍光体が一般的に利用される。   As described above, the stimulable phosphor is a phosphor that exhibits stimulating light emission when irradiated with radiation and then irradiated with excitation light. In practice, the stimulable phosphor has a wavelength of 300 to 300 by excitation light having a wavelength in the range of 400 to 900 nm. A phosphor that exhibits stimulated emission in the wavelength range of 500 nm is generally used.

従来より放射線画像変換パネルに用いられてきた輝尽性蛍光体の例としては、
(1)特開昭55−12145号公報に記載されている(Ba1-X,M2+X)FX:yA(ただし、M2+はMg、Ca、Sr、Zn及びCdのうちの少なくとも一つ、XはCl、Br及びIのうち少なくとも一つ、AはEu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、Ho、Nd、Yb及びErのうちの少なくとも一つ、そしてxは0≦x≦0.6、yは0≦y≦0.2である)の組成式で表される希土類元素賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物蛍光体;また、この蛍光体には以下のような添加物が含まれていてもよい:特開昭56−74175号公報に記載されている、X′、BeX″、M3X″′3(ただし、X′、X″及びX″′はそれぞれCl、Br及びIのうち少なくとも一種であり、M3は三価金属である);
特開昭55−160078号公報に記載されているBeO、BgO、CaO、SrO、BaO、ZnO、Al23、Y2O3、La23、In23、SiO2、TiO2、ZrO2、GeO2、SnO2、Nb25、Ta25及びThO2等の金属酸化物;特開昭56−116777号公報に記載されているZr、Sc;特開昭57−23673号公報に記載されているB;特開昭57−23675号公報に記載されているAs、Si;
特開昭58−206678号公報に記載されているM・L(ただし、MはLi、Na、K、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;LはSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Al、Ga、In及びTlからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属である);特開昭59−27980号公報に記載されているテトラフルオロホウ酸化合物の焼成物;特開昭59−27289号公報に記載されているヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロチタン酸及びヘキサフルオロジルコニム酸の一価または二価金属の塩の焼成物;特開昭59−56479号公報に記載されているNaX′(ただし、X′はCl、Br及びIのうちの少なくとも一種である);特開昭59−56480号公報に記載されているV、Cr、Mn、Fe、Co及びNi等の遷移金属;
特開昭59−75200号公報に記載されているM1X′、M′2X″、M3X″′、A(ただし、M1はLi、Na、K、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり、M′2はBe及びMgからなる群より選ばれる少なくとも一種の二価金属であり;M3はAl、Ga、In、及びTlからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属であり;Aは金属酸化物であり;X′、X″及びX″′はそれぞれF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);特開昭60−101173号公報に記載されているM1X′(ただし、M1はRb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;X′はF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);
特開昭61−23679号公報に記載されているM2′X′2・M2′X″2(ただし、M2′はBa、Sr及びCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;X′及びX″はそれぞれCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであって、かつX′≠X″である);及び特願昭60−106752号明細書に記載されているLnX″3(ただし、LnはSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素であり;X″はF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);
(2)特開昭60−84381号公報に記載されているM22・aM22:xEu2+(ただし、M2はBa、Sr及びCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;X及びX′はCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そしてaは0.1≦a≦0.0、xは0<x≦0.2である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲン化物蛍光体;
また、この蛍光体には以下のような添加物が含まれていてもよい;特開昭60−166379号公報に記載されているM1X″(ただし、M1はRb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;X″はF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);特開昭60−221483号公報に記載されているKX″、MgX″′2、M3X″″3(ただし、M3はSc、Y、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の三価金属であり;X″、X″′及びX″″はいずれもF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);特開昭60−228592号公報に記載されているB;特開昭60−228593号公報に記載されているSiO2、P25等の酸化物;特開昭61−120882号公報に記載されているLiX″、NaX″(ただし、X″はF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);特開昭61−120883号公報に記載されているSiO;特開昭61−120885号公報に記載されているSnX″2(ただし、X″はF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);
特開昭61−235486号公報に記載されているCsX″、SnX″′2(ただし、X″及びX″′はそれぞれF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンである);及び特開昭61−235487号公報に記載されているCsX″、Ln3+(ただし、X″はF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;LnはSc、Y、Ce、Pr、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素である);
(3)特開昭55−12144号公報に記載されているLnOX:xA(ただし、LnはLa、Y、Gd、及びLuのうち少なくとも一つ;XはCl、Br、及びIのうち少なくとも一つ;AはCe及びTbのうち少なくとも一つ;そして、xは、0<x<0.1である)の組成式で表される希土類元素賦活希土類オキシハライド蛍光体;
(4)特開昭58−69281号公報に記載されているM3OX:xCe(ただし、M3はPr、Nd、Pm、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種の酸化金属であり;XはCl、Br、及びIのうち少なくとも一つであり;xは0<x<0.1である)の組成式で表されるセリウム賦活三価金属オキシハライド蛍光体;
(5)特願昭60−70484号明細書に記載されているM1X:xBi(ただし、M1はRb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;XはCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;そしてxは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表されるビスマス賦活アルカリ金属ハロゲン化物蛍光体;
(6)特開昭60−141783号公報に記載されているM25(PO43X:xEu2+(ただし、M2はCa、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体;
(7)特開昭60−157099号公報に記載されているM2 2BO3X:xEu2+(ただし、M2はCa、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロホウ酸塩蛍光体;
(8)特開昭60−157100号公報に記載されているM2 2PO4X:xEu2+(ただし、M2はCa、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロリン酸塩蛍光体;
(9)特開昭60−217354号公報に記載されているM2HX:xEu2+(ただし、M2はCa、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;XはCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体;
(10)特開昭61−21173号公報に記載されているLnX3・aLn′X′3:xCe3+(ただし、Ln及びLn′はそれぞれY、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素であり;X及びX′はそれぞれF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであって、かつX≠X′であり;そしてaは0.1<a≦10.0の範囲の数値であり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表されるセリウム賦活希土類複合ハロゲン化物蛍光体;
(11)特開昭61−21182号公報に記載されているLnX3・aM1X′:xCe3+(ただし、Ln及びLn′はそれぞれY、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素であり;M1はLi、Na、K、Cs及びRbからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;X及びX′はそれぞれCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値であり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表されるセリウム賦活希土類複合ハロゲン化物系蛍光体;
(12)特開昭61−40390号公報に記載されているLnPO4・aLnX3:xCe3+(ただし、LnはY、La、Gd及びLuからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素であり;XはF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;そしてaは0.1≦a≦10.0の範囲の数値であり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表されるセリウム賦活希土類ハロ燐酸塩蛍光体;
(13)特願昭60−78151号明細書に記載されているCsX:aRbX′:xEu2+(ただし、X及びX′はそれぞれCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;そしてaは0<a≦10.0の範囲の数値であり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活ハロゲン化セシウム・ルビジウム蛍光体;及び
(14)特願昭60−78153号明細書に記載されているM22・aM1X′:xEu2+(ただし、M2はBa、Sr及びCaからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属であり;M1はLi、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり;X及びX′はそれぞれCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであり;そしてaは0.1≦a≦20.0の範囲の数値であり、xは0<x≦0.2の範囲の数値である)の組成式で表される二価ユーロピウム賦活複合ハロゲン化物蛍光体;を挙げることができる。
Examples of stimulable phosphors that have been used in radiation image conversion panels in the past include:
(1) (Ba 1-X , M 2+ X) FX: yA described in JP-A-55-12145 (where M 2+ is at least one of Mg, Ca, Sr, Zn and Cd) 1, X is at least one of Cl, Br and I, A is at least one of Eu, Tb, Ce, Tm, Dy, Pr, Ho, Nd, Yb and Er, and x is 0 ≦ x ≦ 0.6, y is 0 ≦ y ≦ 0.2) The rare earth element-activated alkaline earth metal fluoride halide phosphor represented by the composition formula; May be included: X ′, BeX ″, M 3 X ″ ′ 3 described in JP-A-56-74175, wherein X ′, X ″ and X ″ ′ are each Cl , Br and I, and M 3 is a trivalent metal);
BeO as described in JP 55-160078 discloses, BgO, CaO, SrO, BaO , ZnO, Al 2 O 3, Y2O 3, La 2 O 3, In 2 O 3, SiO 2, TiO 2, ZrO 2 , GeO 2 , SnO 2 , Nb 2 O 5 , Ta 2 O 5, ThO 2 and other metal oxides; Zr and Sc described in JP-A-56-116777; JP-A-57-23673 B described in the publication; As, Si described in JP-A-57-23675;
M · L described in JP-A-58-206678 (where M is at least one alkali metal selected from the group consisting of Li, Na, K, Rb and Cs; L is Sc, Y, (La, Ce, Pr, Nd, Pm, Sm, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb, Lu, Al, Ga, In, and Tl are at least one trivalent metal) A calcined product of a tetrafluoroboric acid compound described in JP-A-59-27980; hexafluorosilicic acid, hexafluorotitanic acid and hexafluorozirconium described in JP-A-59-27289; Baked product of monovalent or divalent metal salt of acid; NaX ′ described in JP-A-59-56479 (where X ′ is at least one of Cl, Br and I) In a); V which are described in JP 59-56480 Publication, Cr, Mn, Fe, transition metals such as Co and Ni;
M1X ′, M ′ 2 X ″, M 3 X ″ ′, A described in JP-A-59-75200 (where M 1 is selected from the group consisting of Li, Na, K, Rb and Cs) At least one alkali metal, M ′ 2 is at least one divalent metal selected from the group consisting of Be and Mg; and M 3 is at least one selected from the group consisting of Al, Ga, In, and Tl. A is a metal oxide; X ′, X ″ and X ″ ′ are at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I, respectively; M 1 X ′ described in JP-A-101173 (where M 1 is at least one alkali metal selected from the group consisting of Rb and Cs; X ′ is from the group consisting of F, Cl, Br and I) At least chosen It is a species of halogen);
M 2 ′ X ′ 2 .M 2 ′ X ″ 2 described in JP-A 61-23679 (where M 2 ′ is at least one alkaline earth selected from the group consisting of Ba, Sr and Ca) X ′ and X ″ are at least one halogen selected from the group consisting of Cl, Br and I, respectively, and X ′ ≠ X ″); and Japanese Patent Application No. 60-106752 LnX ″ 3 (wherein Ln is selected from the group consisting of Sc, Y, La, Ce, Pr, Nd, Pm, Sm, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb, and Lu. At least one rare earth element; X ″ is at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I);
(2) M 2 X 2 · aM 2 ' 2 : xEu 2+ described in JP-A-60-84381 (where M 2 is at least one alkali selected from the group consisting of Ba, Sr and Ca) X and X ′ are at least one halogen selected from the group consisting of Cl, Br and I, and X ≠ X ′; and a is 0.1 ≦ a ≦ 0.0 , X is 0 <x ≦ 0.2); a divalent europium-activated alkaline earth metal halide phosphor represented by a composition formula:
Further, the phosphor may contain the following additives: M 1 X ″ described in JP-A-60-166379 (where M 1 is a group consisting of Rb and Cs) X ″ is at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I); KX ″ described in JP-A-60-222143 , MgX ″ ′ 2 , M 3 X ″ ″ 3 (where M 3 is at least one trivalent metal selected from the group consisting of Sc, Y, La, Gd and Lu; X ″, X ″ ′ and X "" Is at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I); B described in JP-A-60-228592; JP-A-60-228593 Si described O 2 , P 2 O 5, etc .; LiX ″ and NaX ″ described in JP-A-61-120882 (where X ″ is at least selected from the group consisting of F, Cl, Br and I) A kind of halogen; SiO described in JP-A-61-120883; SnX ″ 2 described in JP-A-61-120885 (where X ″ is F, Cl, Br and At least one halogen selected from the group consisting of I);
CsX ″, SnX ″ ′ 2 described in JP-A-61-235486 (where X ″ and X ″ ′ are at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I, respectively) And CsX ″, Ln 3+ described in JP-A No. 61-235487 (where X ″ is at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I; Ln is Sc, Y, Ce, Pr, Nd, Sm, Gd, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb, and at least one rare earth element selected from the group consisting of Lu);
(3) LnOX: xA described in JP-A-55-12144 (where Ln is at least one of La, Y, Gd, and Lu; X is at least one of Cl, Br, and I) A is at least one of Ce and Tb; and x is 0 <x <0.1). The rare earth element activated rare earth oxyhalide phosphor represented by the composition formula:
(4) M 3 OX: xCe described in JP-A-58-69281 (where M 3 is Pr, Nd, Pm, Sm, Eu, Tb, Dy, Ho, Er, Tm, Yb and Bi) At least one metal oxide selected from the group consisting of: X is at least one of Cl, Br, and I; x is 0 <x <0.1) Activated trivalent metal oxyhalide phosphor;
(5) M 1 X: xBi described in Japanese Patent Application No. 60-70484 (where M 1 is at least one alkali metal selected from the group consisting of Rb and Cs; X is Cl, Br And at least one halogen selected from the group consisting of I and I; and x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2); a bismuth activated alkali metal halide phosphor;
(6) M 2 5 (PO 4 ) 3 X: xEu 2+ described in JP-A-60-141784 (where M 2 is at least one alkali selected from the group consisting of Ca, Sr and Ba) X is an at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I; and x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2. Divalent europium activated alkaline earth metal halophosphate phosphor;
(7) M 2 2 BO 3 X: xEu 2+ described in JP-A-60-157099 (wherein M 2 is at least one alkaline earth metal selected from the group consisting of Ca, Sr and Ba) X is at least one halogen selected from the group consisting of Cl, Br and I; x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2) Alkaline earth metal haloborate phosphors;
(8) M 2 2 PO 4 X: xEu 2+ described in JP-A-60-157100 (where M 2 is at least one alkaline earth metal selected from the group consisting of Ca, Sr and Ba) X is at least one halogen selected from the group consisting of Cl, Br, and I; x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2) and a divalent europium activated alkaline earth represented by a composition formula: Metal halophosphate phosphors;
(9) M 2 HX: xEu 2+ described in JP-A-60-217354 (wherein M 2 is at least one alkaline earth metal selected from the group consisting of Ca, Sr and Ba; X is at least one halogen selected from the group consisting of Cl, Br and I; x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2) and a divalent europium activated alkaline earth Metal hydride halide phosphors;
(10) LnX 3 · aLn′X ′ 3 : xCe 3+ described in JP-A No. 61-21173 (where Ln and Ln ′ are each selected from the group consisting of Y, La, Gd and Lu) At least one rare earth element; X and X ′ are at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I, respectively, and X ≠ X ′; and a is 0.1 < a numerical value in the range of a ≦ 10.0, and x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2.) The cerium-activated rare earth composite halide phosphor represented by the composition formula:
(11) LnX 3 · aM 1 X ′: xCe 3+ described in JP-A-61-21182 (where Ln and Ln ′ are at least selected from the group consisting of Y, La, Gd and Lu, respectively) M 1 is at least one alkali metal selected from the group consisting of Li, Na, K, Cs and Rb; X and X ′ are each selected from the group consisting of Cl, Br and I And at least one halogen; and a is a numerical value in the range of 0 <a ≦ 10.0, and x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2). Complex halide phosphors;
(12) LnPO 4 · aLnX 3 : xCe 3+ described in JP-A No. 61-40390 (where Ln is at least one rare earth element selected from the group consisting of Y, La, Gd and Lu) X is at least one halogen selected from the group consisting of F, Cl, Br and I; and a is a numerical value in the range of 0.1 ≦ a ≦ 10.0, and x is 0 <x ≦ 0. A cerium-activated rare earth halophosphate phosphor represented by a composition formula:
(13) CsX: aRbX ′: xEu 2+ described in Japanese Patent Application No. 60-78151 (where X and X ′ are at least one halogen selected from the group consisting of Cl, Br and I, respectively) And a is a numerical value in the range of 0 <a ≦ 10.0, and x is a numerical value in the range of 0 <x ≦ 0.2). The divalent europium activated cesium halide Rubidium phosphor; and (14) M 2 X 2 · aM 1 X ′: xEu 2+ described in Japanese Patent Application No. 60-78153 (where M 2 is from the group consisting of Ba, Sr and Ca) At least one alkaline earth metal selected; M 1 is at least one alkali metal selected from the group consisting of Li, Rb and Cs; and X and X ′ are each selected from the group consisting of Cl, Br and I Be At least one kind of halogen; and a is a numerical value in a range of 0.1 ≦ a ≦ 20.0, and x is a numerical value in a range of 0 <x ≦ 0.2. And divalent europium activated composite halide phosphors.

上記の輝尽性蛍光体のうちで、ヨウ素を含有する二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体、ヨウ素を含有する二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロゲン化物系蛍光体、ヨウ素を含有する希土類元素賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体、及びヨウ素を含有するビスマス賦活アルカリ金属ハロゲン化物系蛍光体は高輝度の輝尽発光を示す。   Among the photostimulable phosphors described above, a divalent europium activated alkaline earth metal fluoride halide phosphor containing iodine, a divalent europium activated alkaline earth metal halide phosphor containing iodine, and iodine. The rare earth element activated rare earth oxyhalide phosphors containing bismuth and the bismuth activated alkali metal halide phosphors containing iodine show high brightness stimulated luminescence.

これらの輝尽性蛍光体を使用した放射線画像変換パネルは、放射線像情報を蓄積した後、励起光の走査によって蓄積エネルギーを放出するので、走査後に再度放射線像の蓄積を行うことができ繰り返し使用が可能である。つまり従来の放射線写真法では一回の撮影ごとに放射線写真フィルムを消費するのに対して、この放射線画像変換方法では放射線画像変換パネルを繰り返し使用するので、資源保護、経済効率の面からも有利である。   Radiation image conversion panels using these photostimulable phosphors, after accumulating radiation image information, release accumulated energy by scanning excitation light, so that radiation images can be accumulated again after scanning and used repeatedly. Is possible. In other words, the conventional radiographic method consumes a radiographic film for each photographing, whereas this radiographic image conversion method repeatedly uses the radiographic image conversion panel, which is advantageous from the viewpoint of resource protection and economic efficiency. It is.

そこで、放射線画像変換パネルには得られる放射線像の画質を劣化させることなく長期間の使用に耐える性能を付与することが望ましい。   Therefore, it is desirable to provide the radiation image conversion panel with performance that can withstand long-term use without degrading the image quality of the obtained radiation image.

しかし放射線画像変換パネルの製造に用いられる輝尽性蛍光体は一般に吸湿性が大であり、通常の気候条件の室内に放置すると空気中の水分を吸収し、時間の経過とともに著しく劣化する。   However, photostimulable phosphors used in the production of radiation image conversion panels generally have a high hygroscopic property, and when they are left in a room under normal climatic conditions, they absorb moisture in the air and deteriorate significantly over time.

具体的には、例えば輝尽性蛍光体を高湿度のもとに置くと、吸収した水分の増大にともなって前記蛍光体の放射線感度が低下する。また一般には輝尽性蛍光体に記録された放射線像の潜像は、放射線照射後の時間の経過にともなって退行するため、再生される放射線像信号の強度は放射線照射から励起光による走査までの時間が長いほど小さくなるという性質を有するが、輝尽性蛍光体が吸湿すると前記潜像退行の速さが速くなる。   Specifically, for example, when a stimulable phosphor is placed under high humidity, the radiation sensitivity of the phosphor decreases as the absorbed moisture increases. In general, the latent image of the radiation image recorded on the photostimulable phosphor regresses with the passage of time after irradiation, so the intensity of the reconstructed radiation image signal is from radiation irradiation to scanning with excitation light. However, when the stimulable phosphor absorbs moisture, the latent image retraction speed increases.

そのため、吸湿した輝尽性蛍光体を有する放射線画像変換パネルを用いると、放射線像の読み取り時再生信号の再現性が低下する。   Therefore, when a radiation image conversion panel having a photostimulable phosphor that has absorbed moisture is used, the reproducibility of a reproduction signal at the time of reading a radiation image is lowered.

また、輝尽性蛍光体の粒子は、一般的にはその輝尽性は、粒子径に依存することが知られており、特開昭55−163500号には、平均粒子径1〜30μmのものが好ましいとされている。また、前記蛍光体粒子サイズと感度、粒状性、鮮鋭性等の特性値の関係が特公平3−79680号に開示されている。   In addition, it is known that the photostimulable phosphor particles generally have a photostimulability depending on the particle size. JP-A No. 55-163500 discloses an average particle size of 1 to 30 μm. Is preferred. Japanese Patent Publication No. 3-79680 discloses the relationship between the phosphor particle size and characteristic values such as sensitivity, graininess, and sharpness.

これらの輝尽性蛍光体の粒子のサイズ及び形状を制御する試みが液相法で特開平7−233369号に開示され、ここでは、従来法として希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体の製造法は、原料化合物のアルカリ土類金属弗化物、弗化物以外のアルカリ土類金属ハロゲン化物、希土類元素のハロゲン化物、弗化アンモニウム等を一緒に乾式混合するか、または水系媒体中に懸濁させて混合した後、焼成し粉砕するのに対し、水溶液中で希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体を沈殿させる方法が開示されている。   An attempt to control the size and shape of the photostimulable phosphor particles is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-233369 as a liquid phase method. Here, as a conventional method, a rare earth activated alkaline earth metal fluoride halide-based phosphor is disclosed. The production method of the exhaust phosphor is made by dry-mixing alkaline earth metal fluorides of raw material compounds, alkaline earth metal halides other than fluoride, halides of rare earth elements, ammonium fluoride together, or aqueous A method is disclosed in which a rare earth-activated alkaline earth metal fluoride halide photostimulable phosphor is precipitated in an aqueous solution, while suspended and mixed in a medium, and then fired and pulverized.

上記の水溶液中で希土類賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体を沈殿させる液相法により粉砕による性能の劣化なしに、小粒径のそろった蛍光体粒子が得られるようになった。   By the liquid phase method of precipitating rare earth activated alkaline earth metal fluoride halide photostimulable phosphors in the above aqueous solution, phosphor particles with a small particle size can be obtained without deterioration of performance due to grinding. became.

しかし感度が高く、小粒径化することによって水分による劣化やX線損傷が従来以上に問題となってきた。   However, since the sensitivity is high and the particle size is reduced, deterioration due to moisture and X-ray damage have become more problematic than before.

従来、輝尽性蛍光体粒子の吸湿による前記の劣化現象を防止するために、チタネート系カップリング剤による方法(例えば、特許文献1参照。)、シリコーンオイルによる方法(例えば、特許文献2参照。)、シランカップリング剤による方法(例えば、特許文献3参照。)等が提案されているが、輝尽発光量に優れ、X線損傷も少なく、粒状性が良好な輝尽性蛍光体の製造方法、輝尽性蛍光体及び放射線画像変換パネルは未だ得られていない。
特公平2−278196号公報 特公平5−52919号公報 特公昭62−209398号公報
Conventionally, in order to prevent the deterioration phenomenon due to moisture absorption of photostimulable phosphor particles, a method using a titanate coupling agent (see, for example, Patent Document 1) or a method using silicone oil (see, for example, Patent Document 2). ), A method using a silane coupling agent (see, for example, Patent Document 3) has been proposed, but production of a photostimulable phosphor having excellent photostimulated luminescence, little X-ray damage, and good graininess. A method, photostimulable phosphor and radiation image conversion panel have not yet been obtained.
Japanese Patent Publication No. 2-278196 Japanese Patent Publication No. 5-52919 Japanese Examined Patent Publication No. 62-209398

本発明の目的は、X線損傷による輝度低下が少なく、耐湿性に優れた輝尽性蛍光体、その製造方法、これを用いた放射線画像変換パネル及びその製造方法を提供することにある。   An object of the present invention is to provide a photostimulable phosphor that is less susceptible to luminance reduction due to X-ray damage and has excellent moisture resistance, a method for producing the same, a radiation image conversion panel using the phosphor, and a method for producing the same.

本発明の上記課題は、以下の構成により達成される。   The above object of the present invention is achieved by the following configurations.

(請求項1)
輝尽性蛍光体を以下の工程で製造することを特徴とする輝尽性蛍光体の製造方法。
(A)輝尽性蛍光体を生成する工程
(B)該輝尽性蛍光体を触媒の存在下で金属酸化物及びシランカップリング剤で被覆する工程
(請求項2)
前記触媒が錫を含む化合物であることを特徴とする請求項1に記載の輝尽性蛍光体の製造方法。
(Claim 1)
A method for producing a photostimulable phosphor, comprising producing the photostimulable phosphor by the following steps.
(A) Step of producing a stimulable phosphor (B) Step of coating the stimulable phosphor with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst (Claim 2)
2. The method for producing a photostimulable phosphor according to claim 1, wherein the catalyst is a compound containing tin.

(請求項3)
前記触媒の添加量が輝尽性蛍光体に対して、0.01〜2.0質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の輝尽性蛍光体の製造方法。
(Claim 3)
The method for producing a photostimulable phosphor according to claim 1 or 2, wherein the addition amount of the catalyst is 0.01 to 2.0 mass% with respect to the photostimulable phosphor.

(請求項4)
前記シランカップリング剤がメルカプト基を有する化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の輝尽性蛍光体の製造方法。
(Claim 4)
The method for producing a photostimulable phosphor according to any one of claims 1 to 3, wherein the silane coupling agent is a compound having a mercapto group.

(請求項5)
輝尽性蛍光体が下記一般式(1)で表される輝尽性蛍光体であり、かつ、請求項1〜4のいずれか1項に記載の輝尽性蛍光体の製造方法により得られたことを特徴とする輝尽性蛍光体。
(Claim 5)
The stimulable phosphor is a stimulable phosphor represented by the following general formula (1), and is obtained by the method for producing a stimulable phosphor according to any one of claims 1 to 4. A stimulable phosphor characterized by that.

一般式(1)
(Ba1-x1)FX:yM2,zLn
(式中、M1は、Mg、Ca、Sr、Zn及びCdからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属原子、M2はLi、Na、K、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属原子、XはCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン原子、LnはCe、Pr、Sm、Eu、Gd、Tb、Tm、Dy、Ho、Nd、Er及びYbからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素である。x、y及びzは、それぞれ0≦x≦0.6、0≦y≦0.05、0≦z≦0.2の数値を表す。)
(請求項6)
支持体上に請求項5に記載の輝尽性蛍光体を含有する輝尽性蛍光体層を有することを特徴とする放射線画像変換パネル。
General formula (1)
(Ba 1-x M 1 ) FX: yM 2 , zLn
Wherein M 1 is at least one alkaline earth metal atom selected from the group consisting of Mg, Ca, Sr, Zn and Cd, and M 2 is selected from the group consisting of Li, Na, K, Rb and Cs. At least one alkali metal atom, X is at least one halogen atom selected from the group consisting of Cl, Br and I, Ln is Ce, Pr, Sm, Eu, Gd, Tb, Tm, Dy, Ho, Nd, Er and And at least one rare earth element selected from the group consisting of Yb, where x, y, and z represent numerical values of 0 ≦ x ≦ 0.6, 0 ≦ y ≦ 0.05, and 0 ≦ z ≦ 0.2, respectively. .)
(Claim 6)
A radiation image conversion panel comprising a photostimulable phosphor layer containing the photostimulable phosphor according to claim 5 on a support.

(請求項7)
前記一般式(1)で表される輝尽性蛍光体を生成する工程、該輝尽性蛍光体を触媒の存在下で金属酸化物及びシランカップリング剤で被覆する工程、及び支持体上に被覆された該輝尽性蛍光体を含有する輝尽性蛍光体層を作製する工程を有することを特徴とする放射線画像変換パネルの製造方法。
(Claim 7)
A step of producing a stimulable phosphor represented by the general formula (1), a step of coating the stimulable phosphor with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst, and a support A method for producing a radiation image conversion panel, comprising the step of producing a photostimulable phosphor layer containing the coated photostimulable phosphor.

本発明により、X線損傷による輝度低下が少なく、耐湿性に優れた輝尽性蛍光体、その製造方法、これを用いた放射線画像変換パネル及びその製造方法を提供することができる。   INDUSTRIAL APPLICABILITY According to the present invention, it is possible to provide a photostimulable phosphor that is less affected by X-ray damage and has excellent moisture resistance, a manufacturing method thereof, a radiation image conversion panel using the same, and a manufacturing method thereof.

本発明者は鋭意研究の結果、輝尽性蛍光体を以下の工程で製造することにより、X線損傷による輝度低下が少なく、耐湿性に優れた輝尽性蛍光体が得られることを見出した。本発明は該輝尽性蛍光体を触媒の存在下で金属酸化物及びシランカップリング剤で被覆することが特徴である。
(A)輝尽性蛍光体を生成する工程
(B)該輝尽性蛍光体を触媒の存在下で金属酸化物及びシランカップリング剤で被覆する工程
以下本発明を詳細に説明する。
As a result of diligent research, the present inventor has found that a photostimulable phosphor excellent in moisture resistance can be obtained by producing a photostimulable phosphor in the following steps with little reduction in luminance due to X-ray damage. . The present invention is characterized in that the photostimulable phosphor is coated with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst.
(A) Step of generating photostimulable phosphor (B) Step of coating the photostimulable phosphor with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst The present invention will be described in detail below.

本発明者らは輝尽性蛍光体の吸湿による感度劣化現象について調査するなかで、性能劣化は吸湿による蛍光体の潮解と蛍光体の変質によって発生することを発見した。この現象は、特にX原子を含有する輝尽性蛍光体で発生しやすい。   While investigating the phenomenon of sensitivity degradation due to moisture absorption of stimulable phosphors, the present inventors have found that performance degradation is caused by phosphor deliquescence and phosphor modification due to moisture absorption. This phenomenon is particularly likely to occur with stimulable phosphors containing X atoms.

従って、潮解と変質のどちらか一方のみを防止しても根本的な解決にはならない。そこで、潮解と変質の両方を防止すべく鋭意検討することにより上記本発明の構成で前記課題を解決することを見出した。   Therefore, preventing either deliquescence or alteration is not a fundamental solution. Accordingly, it has been found that the above-described problem can be solved by the above-described configuration of the present invention by intensive studies to prevent both deliquescence and alteration.

上記の潮解とは、蛍光体粒子が空気中の水蒸気を取って自分で水溶液を作る現象をいい、変質とは潮解はしないが空気中の水蒸気により蛍光体自体の蛍光特性が変化することをいう。変質の機構については明確ではないが、蛍光体粒子内部の構造変化等が考えられる。   The above-mentioned deliquescence refers to a phenomenon in which phosphor particles take water vapor in the air and make an aqueous solution by themselves. Alteration means that the fluorescence characteristics of the phosphor itself change due to water vapor in the air, although it does not deliquesce. . Although the mechanism of alteration is not clear, structural changes inside the phosphor particles are considered.

本発明は、潮解と変質の両方の防止に効果があるが、もちろん潮解特性を有しない蛍光体粒子においても有効である。本発明の効果は蛍光体の変質や潮解を防止するところにある。   The present invention is effective in preventing both deliquescence and alteration, but it is also effective for phosphor particles having no deliquescence properties. The effect of the present invention is to prevent phosphor alteration and deliquescence.

蛍光体の吸湿特性は毛管凝集をはじめとする多種の原因で発生すると考えられるが、一旦水蒸気が水滴として蛍光体粒子間に発生すると潮解により性能劣化が起こる。   The hygroscopic property of the phosphor is considered to occur due to various causes including capillary aggregation, but once water vapor is generated between the phosphor particles as water droplets, performance degradation occurs due to deliquescence.

本発明においては、例えば、次のいずれかの構成でこの潮解を抑制することができる。
(1)輝尽性蛍光体を、触媒の存在下で金属酸化物とシランカップリング剤で被覆する。
(2)第1の金属酸化物の存在下で輝尽性蛍光体の前駆体を焼成後、触媒の存在下でシランカップリング剤で被覆する、または、第1の金属酸化物の存在下で輝尽性蛍光体の前駆体を焼成後、触媒の存在下でシランカップリング剤と第2の金属酸化物とで被覆する。ここで、輝尽性蛍光体の前駆体とは、輝尽性発光性や瞬時発光性をほとんど示さない物質をいう。例えば、一般式(1)で表される化合物が600℃以上の高温を経ていない状態をいう。また、固相法における輝尽性蛍光体の前駆体は、輝尽性蛍光体材料そのもの、または輝尽性蛍光体材料を混合したもの、またはこれらの物質が600℃以上の高温を得ていない状態をいう。
In the present invention, for example, this deliquescence can be suppressed with any of the following configurations.
(1) The photostimulable phosphor is coated with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst.
(2) After firing the stimulable phosphor precursor in the presence of the first metal oxide, the precursor is coated with a silane coupling agent in the presence of the catalyst, or in the presence of the first metal oxide. After the photostimulable phosphor precursor is calcined, it is coated with a silane coupling agent and a second metal oxide in the presence of a catalyst. Here, the precursor of the photostimulable phosphor refers to a substance that hardly exhibits photostimulable luminescence or instantaneous luminescence. For example, it refers to a state in which the compound represented by the general formula (1) has not passed through a high temperature of 600 ° C. or higher. Further, the stimulable phosphor precursor in the solid-phase method is a stimulable phosphor material itself, a mixture of stimulable phosphor materials, or a high temperature of 600 ° C. or higher for these substances. State.

以下、これらの方法について説明する。   Hereinafter, these methods will be described.

(1)について
本発明における金属酸化物による被覆処理はこのような潮解の発生を防止する効果があると推測される。特に疎水化処理された金属酸化物でその効果が大きい。ただし、金属酸化物で蛍光体を被覆処理した後に触媒の存在下でシランカップリング剤で処理することにより金属酸化物に同様の効果を与えることができる。
About (1) It is estimated that the coating process by the metal oxide in this invention has an effect which prevents generation | occurrence | production of such a deliquescent. In particular, the effect is large in the case of a metal oxide that has been subjected to a hydrophobic treatment. However, the same effect can be given to the metal oxide by coating the phosphor with the metal oxide and then treating with a silane coupling agent in the presence of a catalyst.

蛍光体の変質防止については触媒の存在下でシランカップリング剤が有効であるが、蛍光体粒子とシランカップリング剤による珪素含有被膜を直接蛍光体粒子に形成することは困難であった。   A silane coupling agent is effective in preventing the deterioration of the phosphor in the presence of a catalyst, but it has been difficult to directly form a silicon-containing film with the phosphor particles and the silane coupling agent on the phosphor particles.

本発明においては、第2の金属酸化物の被覆処理と触媒の存在下でシランカップリング剤による表面処理を行うため、シランカップリング剤による珪素含有被膜が蛍光体粒子上に分散する金属酸化物の周囲を埋めるように連続相を形成するためにシランカップリング剤が有効に機能すると考えられる。   In the present invention, the second metal oxide coating treatment and the surface treatment with the silane coupling agent are performed in the presence of the catalyst, so that the silicon oxide film containing the silane coupling agent is dispersed on the phosphor particles. It is considered that the silane coupling agent functions effectively in order to form a continuous phase so as to fill in the periphery of the substrate.

第2の金属酸化物による被覆と触媒の存在下でシランカップリング剤による表面処理は同時に行うか、または金属酸化物の被覆後触媒の存在下でシランカップリング剤による表面処理の順序で行うのが効果がある。   The coating with the second metal oxide and the surface treatment with the silane coupling agent are performed simultaneously in the presence of the catalyst, or the surface treatment with the silane coupling agent is performed in the presence of the catalyst after the coating of the metal oxide in the order of the surface treatment. Is effective.

本発明に使用する第2の金属酸化物はシリカ、アルミナ、酸化チタンの1種または2種以上からなり粒径は2〜50nmのものが好ましい。粒径が2nm以下のものは工業的に入手が困難であり、50nmを超えると蛍光体粒子の表面を良好に被覆することが難しい。   The second metal oxide used in the present invention is preferably composed of one or more of silica, alumina and titanium oxide and having a particle size of 2 to 50 nm. Those having a particle size of 2 nm or less are difficult to obtain industrially, and if it exceeds 50 nm, it is difficult to satisfactorily coat the surface of the phosphor particles.

(金属酸化物)
このような金属酸化物としては、火炎加水分解法やアーク法によるシリカ、アルミナ、二酸化チタンのような乾式法金属酸化物のほか、ケイ酸ナトリウムのような塩の酸による分解で得られる湿式法金属酸化物、オルガノゲルの加水分解によるもの等各種の製造方法によって得られるものが用いられる。
(Metal oxide)
Examples of such metal oxides include dry method metal oxides such as silica, alumina, and titanium dioxide by flame hydrolysis method and arc method, as well as wet methods obtained by decomposition with salt acid such as sodium silicate. What is obtained by various manufacturing methods, such as a thing by hydrolysis of a metal oxide and organogel, is used.

金属酸化物の疎水化処理方法としては、例えばジメチルクロルシラン、ヘキサメチルジシラン、オクチルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤による処理やシリコーンオイルでの処理がある。また既に疎水化処理済みの金属酸化物も工業的に入手が可能である。   Examples of the method for hydrophobizing a metal oxide include a treatment with a silane coupling agent such as dimethylchlorosilane, hexamethyldisilane, octyltrimethoxysilane, and a treatment with silicone oil. Further, metal oxides already hydrophobized can be obtained industrially.

平均粒径が数〜数十μmの蛍光体粒子に対して適当量の金属酸化物を混合するには通常のどのような方法も使用可能であるが、ターブラシェーカーミキサー(シンマルエンタープライゼス社製)のような混合装置を使用し、金属酸化物全量に対して蛍光体粒子を徐々に添加していく方式で混合する方法や0.5〜10.0質量%の金属酸化物分散液中で蛍光体粒子を撹拌した後に濾過し乾燥する方法等が粒子の均一被覆の点で好ましい。   Any ordinary method can be used to mix an appropriate amount of metal oxide with phosphor particles having an average particle diameter of several to several tens of μm, but a turbula shaker mixer (Shinmaru Enterprises Co., Ltd.) can be used. In a 0.5 to 10.0% by mass metal oxide dispersion, using a mixing device such as the above) and using a method of gradually adding phosphor particles to the total amount of metal oxide. A method in which the phosphor particles are stirred and then filtered and dried is preferable in terms of uniform coating of the particles.

(シランカップリング剤)
本発明で使用されるシランカップリング剤は下記一般式(2)で表される。
(Silane coupling agent)
The silane coupling agent used in the present invention is represented by the following general formula (2).

Figure 2006008838
Figure 2006008838

式中、Rは脂肪族または芳香族の炭化水素基を表し、不飽和基(例えばビニル基)を介在していてもよいし、ROR′−、RCOOR′−RNHR′−(Rはアルキル基、アリール基、R′はアルキレン基、アリーレン基)その他の置換基で置換されていてもよい。   In the formula, R represents an aliphatic or aromatic hydrocarbon group, which may have an unsaturated group (for example, a vinyl group) interposed therebetween, or ROR'-, RCOOR'-RNHR'- (where R is an alkyl group, An aryl group, R ′ may be an alkylene group, an arylene group) or other substituents.

また、X1、X2、X3は脂肪族または芳香族の炭化水素、アシル基、アミド基、アルコキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、エポキシ基、メルカプト基またはハロゲン原子を表し、X1、X2、X3は同じであっても互いに異なっていてもよい。但し少なくとも1つは炭化水素以外の基である。なお、X1、X2、X3は加水分解を受ける基であることが望ましい。 X 1 , X 2 , and X 3 each represents an aliphatic or aromatic hydrocarbon, an acyl group, an amide group, an alkoxy group, an alkylcarbonyloxy group, an epoxy group, a mercapto group, or a halogen atom, and X 1 , X 2 , X 3 may be the same or different from each other. However, at least one is a group other than hydrocarbon. X 1 , X 2 and X 3 are preferably groups that undergo hydrolysis.

シランカップリング剤の具体例としては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン・塩酸塩及びアミノシラン配合物等が挙げられる。なかでも特にビニル系、メルカプト系、グリシドキシ系、メタクリロキシ系が好ましく、特にメルカプト系がより好ましい。   Specific examples of the silane coupling agent include methyltrimethoxysilane, methyltriethoxysilane, vinyltriacetoxysilane, vinyltrichlorosilane, vinyltriethoxysilane, γ-chloropropyltrimethoxysilane, γ-chloropropylmethyldichlorosilane, γ-chloropropylmethyldimethoxysilane, γ-chloropropylmethyldiethoxysilane, γ-aminopropyltriethoxysilane, N- (β-aminoethyl) -γ-aminopropyltrimethoxysilane, N- (β-aminoethyl) -Γ-aminopropylmethyldimethoxysilane, γ-mercaptopropyltrimethoxysilane, γ-mercaptopropylmethyldimethoxysilane, γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropylmethyldimethoxysilane , Γ-methacryloxypropyltrimethoxysilane, γ-methacryloxypropylmethyldimethoxysilane, γ- (2-aminoethyl) aminopropyltrimethoxysilane, γ-isocyanatopropyltriethoxysilane, γ- (2-aminoethyl) Aminopropylmethyldimethoxysilane, γ-anilinopropyltrimethoxysilane, vinyltrimethoxysilane, N-β- (N-vinylbenzylaminoethyl) -γ-aminopropyltrimethoxysilane / hydrochloride, aminosilane compound and the like It is done. Of these, vinyl type, mercapto type, glycidoxy type, and methacryloxy type are particularly preferable, and mercapto type is more preferable.

特に好ましいシランカップリング剤としては、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、メルカプトプロピルトリエトキシシラン等が挙げられ、これらメルカプト系シランカップリング剤と同様の効果を与えるものとして、1−メルカプトメチル−1,1,3,3,3−ペンタメチルジシロキサン、1−(3−メルカプトプロピル)−1,1,3,3,3−ペンタメチルジシロキサン等が挙げられる。   Particularly preferred silane coupling agents include γ-mercaptopropyltrimethoxysilane, γ-mercaptopropylmethyldimethoxysilane, mercaptopropyltriethoxysilane, and the like, and the same effects as these mercapto silane coupling agents are given. 1-mercaptomethyl-1,1,3,3,3-pentamethyldisiloxane, 1- (3-mercaptopropyl) -1,1,3,3,3-pentamethyldisiloxane, and the like.

本発明者らの検討によると、輝尽性蛍光体を有する放射線画像変換パネルにX線曝射を繰り返すと輝度低下が生じるが、この原因の一つが輝尽性蛍光体のハロゲン、特にヨウ素の析出による黄色化であることが判明した。還元性を有するシランカップリング剤は輝尽性蛍光体の変色を防ぐ効果があり、上記の特に好ましいシランカップリング剤及びシロキサンは防湿効果の他に、蛍光体の着色による感度低下を防止する効果もプラスされる。特にメルカプト基を含有する化合物の変色防止効果が顕著となるのは、蛍光体が構造中にヨウ素を含む場合であり、遊離したヨウ素による蛍光体の黄化を有効に防止する。   According to the study by the present inventors, when the X-ray exposure is repeated on the radiation image conversion panel having the stimulable phosphor, the brightness is lowered. One of the causes is the halogen of the stimulable phosphor, particularly iodine. It turned out to be yellowing by precipitation. The reducing silane coupling agent has the effect of preventing discoloration of the stimulable phosphor, and the above-mentioned particularly preferred silane coupling agent and siloxane have the effect of preventing sensitivity deterioration due to coloring of the phosphor in addition to the moisture-proofing effect. Is also added. In particular, the effect of preventing discoloration of a compound containing a mercapto group is remarkable when the phosphor contains iodine in the structure, and effectively prevents yellowing of the phosphor due to free iodine.

(触媒)
シランカップリング剤は、水により加水分解されてシラノールとなり、部分的に縮合してオリゴマー状態になる。続いて無機質(蛍光体、金属酸化物)の表面に水素結合的に吸着する。その後乾燥処理することで脱水縮合し無機質と強固な化学結合をする。本発明で使用する触媒は、この反応を促進するものでシラノール縮合触媒が用いられる。
(catalyst)
The silane coupling agent is hydrolyzed with water to form silanol and partially condensed to an oligomer state. Subsequently, it adsorbs on the surface of the inorganic substance (phosphor, metal oxide) in a hydrogen bond manner. Then, it is dehydrated and condensed by a drying treatment to form a strong chemical bond with the inorganic substance. The catalyst used in the present invention promotes this reaction, and a silanol condensation catalyst is used.

シラノール縮合触媒には錫系触媒、チタン系触媒等がある。錫系触媒としては、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオレート、ビス(アセトキシジブチル錫)オキサイド、ビス(ラウロキシジブチル錫)オキサイド、ジブチル錫ビスアセチルアセトナート、ジブチル錫ビスマレイン酸モノブチルエステル、ジオクチル錫ビスマレイン酸モノブチルエステル、オクタン酸第一錫、テトラブチル錫、モノブチル錫トリクロライド、ジブチル錫ジクロライド、モノブチル錫オキサイド、ジブチル錫オキサイド、テトラオクチル錫、ジオクチル錫ジクロライド、ジオクチル錫オキサイド、テトラメチル錫等が挙げられる。チタン系触媒としては、イソプロポキシチタンビス(アセチルアセトナート)、チタンテトラ(アセチルアセトナート)、ジオクタノキシチタンジオクタネート、ジイソプロポキシチタンビス(エチルアセトアセテート)等が挙げられる。これらのシラノール縮合触媒は市販されている。   Silanol condensation catalysts include tin-based catalysts and titanium-based catalysts. Tin-based catalysts include dibutyltin diacetate, dibutyltin dilaurate, dioctyltin dilaurate, dibutyltin dioleate, bis (acetoxydibutyltin) oxide, bis (lauroxydibutyltin) oxide, dibutyltin bisacetylacetonate, dibutyltin bismalein Acid monobutyl ester, dioctyltin bismaleic acid monobutyl ester, stannous octoate, tetrabutyltin, monobutyltin trichloride, dibutyltin dichloride, monobutyltin oxide, dibutyltin oxide, tetraoctyltin, dioctyltin dichloride, dioctyltin oxide And tetramethyltin. Examples of the titanium-based catalyst include isopropoxy titanium bis (acetylacetonate), titanium tetra (acetylacetonate), dioctanoxy titanium dioctanoate, diisopropoxy titanium bis (ethyl acetoacetate), and the like. These silanol condensation catalysts are commercially available.

本発明においては、錫系触媒が好ましい。   In the present invention, a tin-based catalyst is preferable.

金属酸化物で被覆した蛍光体粒子に上記シランカップリング剤を付着するにあたっては、公知の方法を使用することができる。例えばヘンシルミキサーを用い、蛍光体粒子を攪拌混合しながら触媒及びシランカップリング剤を滴下または噴霧する乾式法、スラリー状の蛍光体に触媒及びシランカップリング剤を滴下しながら攪拌し、滴下終了後に蛍光体を沈澱させ濾過してから蛍光体を乾燥させ残留溶媒を除去するスラリー法、蛍光体を溶媒に分散させ、ここに触媒及びシランカップリング剤を添加して攪拌した後、溶媒を蒸発して付着層を形成する方法、または触媒及びシランカップリング剤を輝尽性蛍光体用塗布分散液に添加しておく方法等である。またシランカップリング剤の乾燥は蛍光体との反応を確実なものにするため60〜130℃で10〜200分程度行うことが望ましい。   In attaching the silane coupling agent to the phosphor particles coated with the metal oxide, a known method can be used. For example, using a Hensyl mixer, a dry method in which the catalyst and silane coupling agent are dropped or sprayed while stirring and mixing the phosphor particles, stirring while dropping the catalyst and silane coupling agent on the slurry-like phosphor, and dropping is completed. A slurry method in which the phosphor is precipitated and filtered, and then the phosphor is dried to remove the residual solvent. The phosphor is dispersed in the solvent, and after adding the catalyst and the silane coupling agent and stirring, the solvent is evaporated. For example, a method of forming an adhesion layer, or a method of adding a catalyst and a silane coupling agent to the coating dispersion for stimulable phosphor. The silane coupling agent is preferably dried at 60 to 130 ° C. for about 10 to 200 minutes in order to ensure the reaction with the phosphor.

なお、本発明の効果が顕著に出現するのは、金属酸化物での被覆と触媒の存在下でシランカップリング剤での表面処理を同時に行った場合である。   Note that the effect of the present invention remarkably appears when the coating with the metal oxide and the surface treatment with the silane coupling agent are simultaneously performed in the presence of the catalyst.

このような処理方法の一例としては、金属酸化物、触媒及びシランカップリング剤の分散液中で焼成直後の蛍光体粒子を液中解砕し、蛍光体の解砕と同時に金属酸化物での被覆と触媒及びシランカップリング剤での表面処理を行った後、濾過乾燥する方法や金属酸化物及び触媒とシランカップリング剤を輝尽性蛍光体層用塗布分散液に添加しておく方法等が挙げられるが、これらに限られたものではない。   As an example of such a treatment method, phosphor particles immediately after firing in a dispersion of a metal oxide, a catalyst and a silane coupling agent are disintegrated in the liquid, and simultaneously with the disintegration of the phosphor, After surface treatment with coating, catalyst and silane coupling agent, filtration and drying method, metal oxide, method of adding catalyst and silane coupling agent to coating dispersion for stimulable phosphor layer, etc. However, it is not limited to these.

本発明においては、金属酸化物の量が蛍光体に対して10質量%を越えると感度の低下が発生し0.05質量%より少ないと本発明の効果は半減する。   In the present invention, when the amount of the metal oxide exceeds 10% by mass with respect to the phosphor, the sensitivity decreases, and when it is less than 0.05% by mass, the effect of the present invention is halved.

またシランカップリング剤量も蛍光体量に対して5質量%より多いと感度が低下し塗膜も硬質化し膜面にひび割れ等が発生する。また0.1質量%以下だと本発明の効果は半減する。   On the other hand, when the amount of the silane coupling agent is more than 5% by mass with respect to the amount of the phosphor, the sensitivity is lowered, the coating film is hardened, and cracks are generated on the film surface. If it is 0.1% by mass or less, the effect of the present invention is halved.

(2)について
はじめに触媒及びシランカップリング剤を用いる例を説明する。本発明に従って焼成前の前駆体粒子を第1の金属酸化物での被覆後に焼成処理した後、触媒及びシランカップリング剤で表面処理すると耐湿性の大きい蛍光体粒子が得られ、分散、調液、塗布工程を経て支持体上に蛍光体層として塗布されても粒子の耐湿性向上の効果は保持される。蛍光体粒子と金属酸化物は電気的な力で結合していると考えられるが、分散、調液、塗布工程でこの電気力以上の力が作用すると、金属酸化物の蛍光体粒子からの剥離が発生すると考えられるが、つまり、(2)の方法で触媒及びシランカップリング剤を用いれば、この剥離を抑制でき、塗布後も耐湿性、X線損傷防止効果が得られる。
(2) First, an example using a catalyst and a silane coupling agent will be described. In accordance with the present invention, the precursor particles before firing are fired after coating with the first metal oxide and then surface treated with a catalyst and a silane coupling agent to obtain phosphor particles having high moisture resistance. The effect of improving the moisture resistance of the particles is maintained even when applied as a phosphor layer on the support through an application step. It is considered that the phosphor particles and the metal oxide are bonded by an electric force. However, if a force greater than this electric force is applied during the dispersion, preparation, or coating process, the metal oxide is peeled off from the phosphor particles. In other words, if a catalyst and a silane coupling agent are used in the method (2), this peeling can be suppressed, and moisture resistance and an X-ray damage preventing effect can be obtained even after application.

特に、焼成効率を損なわない範囲で第1の金属酸化物量を決定し、焼成後に不足分の第2の金属酸化物量で蛍光体粒子を被覆した後に触媒及びシランカップリング剤での処理を行うことで焼成効率の低下による発光特性の低下を抑制できるという効果を得ることができる。   In particular, the amount of the first metal oxide is determined within a range that does not impair the firing efficiency, and the phosphor particles are coated with the insufficient amount of the second metal oxide after firing, and then the treatment with the catalyst and the silane coupling agent is performed. Thus, it is possible to obtain an effect of suppressing a decrease in light emission characteristics due to a decrease in firing efficiency.

なぜ、金属酸化物が、分散、調液、塗布工程で蛍光体粒子から剥離しなくなるのかは不明であるが、焼成において蛍光体粒子と金属酸化物の間に何らかの結合が生じるためと推測される。   It is unclear why the metal oxide does not peel from the phosphor particles during the dispersion, preparation, and coating process, but it is assumed that some bonding occurs between the phosphor particles and the metal oxide during firing. .

本発明における第1の金属酸化物量としては、蛍光体粒子の焼結防止の点でアルミナが好ましく、焼成効率の点で蛍光体前駆体量に対して0.01〜2.0質量%が好ましい。   The amount of the first metal oxide in the present invention is preferably alumina in terms of preventing sintering of the phosphor particles, and is preferably 0.01 to 2.0% by mass with respect to the amount of phosphor precursor in terms of firing efficiency. .

また第1の金属酸化物としてアルミナを使用した場合は第2の金属酸化物としては特にシリカを使用すると、蛍光体の耐湿性がより向上する。なぜ、シリカでより耐湿性が向上するかは明確ではないが、アルミナと帯電特性が異なるため蛍光体表面に固定化されたアルミナ粒子と強い電気的な力が働くためと推測される。   In addition, when alumina is used as the first metal oxide, the moisture resistance of the phosphor is further improved when silica is used as the second metal oxide. It is not clear why the moisture resistance is further improved by silica, but it is presumed that a strong electrical force works with alumina particles fixed on the phosphor surface because the charging characteristics are different from those of alumina.

本発明に使用される金属酸化物の粒径は2〜50nmのものが好ましい。粒径が2nm未満のものは工業的に入手が困難であり、50nmを越えると蛍光体粒子の表面を良好に被覆することが難しくなる。   The particle size of the metal oxide used in the present invention is preferably 2 to 50 nm. Those having a particle size of less than 2 nm are difficult to obtain industrially, and if it exceeds 50 nm, it is difficult to satisfactorily coat the surface of the phosphor particles.

本発明においては、金属酸化物の総量が蛍光体に対して10質量%以下であると感度の低下を低減でき、0.01質量%より多ければ本発明の効果をより向上できる。   In the present invention, when the total amount of the metal oxide is 10% by mass or less with respect to the phosphor, the decrease in sensitivity can be reduced, and when it is more than 0.01% by mass, the effect of the present invention can be further improved.

またシランカップリング剤量も蛍光体量に対して5質量%以下であると感度の低下を低減でき、塗膜も硬質化しにくく膜面にひび割れ等が発生することを低減できる。また0.1質量%より多いと本発明の効果をより向上できる。   In addition, when the amount of the silane coupling agent is 5% by mass or less with respect to the amount of the phosphor, it is possible to reduce the decrease in sensitivity, and it is difficult to harden the coating film, and it is possible to reduce the occurrence of cracks on the film surface. Moreover, when more than 0.1 mass%, the effect of this invention can be improved more.

本実施の形態(2)で用いられる金属酸化物としては、上記実施の形態(1)で用いられる金属酸化物と同様である。また、第1の金属酸化物と第2の金属酸化物は、同じ物質であってもよいし、異なる物質であってもよい。   The metal oxide used in this embodiment (2) is the same as the metal oxide used in the above embodiment (1). Further, the first metal oxide and the second metal oxide may be the same material or different materials.

(パネル作製、蛍光体層、塗布工程、支持体、保護層)
本発明の放射線画像変換パネルにおいて用いられる支持体としては各種高分子材料、ガラス、金属等が用いられる。特に情報記録材料としての取り扱い上、可撓性のあるシートあるいはウェブに加工できるものが好適であり、この点からいえばセルロースアセテートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスチックフィルム、アルミニウム、鉄、銅、クロム等の金属シートあるいは該金属酸化物の被覆層を有する金属シートが好ましい。
(Panel fabrication, phosphor layer, coating process, support, protective layer)
As the support used in the radiation image conversion panel of the present invention, various polymer materials, glass, metal and the like are used. In particular, a material that can be processed into a flexible sheet or web is suitable for handling as an information recording material, and in this respect, cellulose acetate film, polyester film, polyethylene terephthalate film, polyamide film, polyimide film, triacetate film Further, a plastic film such as a polycarbonate film, a metal sheet of aluminum, iron, copper, chromium or the like or a metal sheet having a coating layer of the metal oxide is preferable.

また、これら支持体の層厚は用いる支持体の材質等によって異なるが、一般的には3〜1000μmであり、取り扱い上の点から、さらに好ましくは80〜500μmである。   The layer thickness of these supports varies depending on the material of the support used, but is generally 3 to 1000 μm, and more preferably 80 to 500 μm from the viewpoint of handling.

これらの支持体の表面は滑面であってもよいし、輝尽性蛍光体層との接着性を向上させる目的でマット面としてもよい。   The surface of these supports may be a smooth surface, or may be a mat surface for the purpose of improving the adhesion to the photostimulable phosphor layer.

さらに、これら支持体は、輝尽性蛍光体層との接着性を向上させる目的で輝尽性蛍光体層が設けられる面に下引層を設けてもよい。   Further, these supports may be provided with an undercoat layer on the surface on which the photostimulable phosphor layer is provided for the purpose of improving the adhesion to the photostimulable phosphor layer.

本発明において輝尽性蛍光体層に用いられる結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、デキストラン等のポリサッカライド、またはアラビアゴムのような天然高分子物質;及び、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、ポリアルキル(メタ)アクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレート、ポリビニルアルコール、線状ポリエステル等のような合成高分子物質等により代表される結合剤を挙げることができる。   Examples of binders used in the photostimulable phosphor layer in the present invention include proteins such as gelatin, polysaccharides such as dextran, or natural polymer materials such as gum arabic; and polyvinyl butyral, polyvinyl acetate, Represented by synthetic polymer materials such as nitrocellulose, ethyl cellulose, vinylidene chloride / vinyl chloride copolymer, polyalkyl (meth) acrylate, vinyl chloride / vinyl acetate copolymer, polyurethane, cellulose acetate butyrate, polyvinyl alcohol, linear polyester, etc. Can be mentioned.

このような結合剤の中で特に好ましいものは、ニトロセルロース、線状ポリエステル、ポリアルキル(メタ)アクリレート、ニトロセルロースと線状ポリエステルとの混合物、ニトロセルロースとポリアルキル(メタ)アクリレートとの混合物及びポリウレタンとポリビニルブチラールとの混合物である。なお、これらの結合剤は架橋剤によって架橋されたものであってもよい。輝尽性蛍光体層は、例えば、次のような方法により下塗層上に形成することができる。   Particularly preferred among such binders are nitrocellulose, linear polyesters, polyalkyl (meth) acrylates, mixtures of nitrocellulose and linear polyesters, mixtures of nitrocellulose and polyalkyl (meth) acrylates, and It is a mixture of polyurethane and polyvinyl butyral. Note that these binders may be crosslinked by a crosslinking agent. The photostimulable phosphor layer can be formed on the undercoat layer by the following method, for example.

まず、輝尽性蛍光体、黄変防止のための亜燐酸エステル等の化合物及び結合剤を適当な溶剤に添加し、これらを充分に混合して結合剤溶液中に蛍光体粒子及び該化合物の粒子が均一に分散した塗布液を調製する。   First, a stimulable phosphor, a compound such as a phosphite for preventing yellowing, and a binder are added to a suitable solvent, and these are mixed well to add phosphor particles and the compound in the binder solution. A coating solution in which particles are uniformly dispersed is prepared.

本発明に用いられる結着剤としては、例えばゼラチンのような蛋白質、デキストランのようなポリサッカライドまたはアラビアゴム、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ビニルデン・塩化ビニルコポリマー、ポリメチルメタクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレート、ポリビニルアルコール等のような通常層構成に用いられる造膜性の結着剤が使用される。一般に結着剤は輝尽性蛍光体1質量部に対して0.01〜1質量部の範囲で使用される。しかしながら得られる放射線画像変換パネルの感度と鮮鋭性の点では結着剤は少ない方が好ましく、塗布の容易さとの兼合いから0.03〜0.2質量部の範囲がより好ましい。   Examples of the binder used in the present invention include proteins such as gelatin, polysaccharides such as dextran or gum arabic, polyvinyl butyral, polyvinyl acetate, nitrocellulose, ethyl cellulose, vinylidene chloride / vinyl chloride copolymer, polymethyl methacrylate. Film-forming binders usually used for layer construction such as vinyl chloride / vinyl acetate copolymer, polyurethane, cellulose acetate butyrate, polyvinyl alcohol, etc. are used. Generally, the binder is used in the range of 0.01 to 1 part by mass with respect to 1 part by mass of the stimulable phosphor. However, in terms of sensitivity and sharpness of the obtained radiation image conversion panel, it is preferable that the amount of the binder is small, and the range of 0.03 to 0.2 parts by mass is more preferable in view of the ease of application.

塗布液における結合剤と輝尽性蛍光体との混合比(ただし、結合剤全部がエポキシ基含有化合物である場合には該化合物と蛍光体との比率に等しい)は、目的とする放射線画像変換パネルの特性、蛍光体の種類、エポキシ基含有化合物の添加量等によって異なるが、一般には結合剤塗布液調製用の溶剤の例としては、メタノール、エノタール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール等の低級アルコール;メチレンクロライド、エチレンクロライド等の塩素原子含有炭化水素;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸と低級アルコールとのエステル;ジオキサン、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル;トルエン;そして、それらの混合物を挙げることができる。   The mixing ratio of the binder to the stimulable phosphor in the coating solution (however, if the binder is an epoxy group-containing compound, it is equal to the ratio of the compound to the phosphor) is the intended radiation image conversion. Although it varies depending on the characteristics of the panel, the type of phosphor, the addition amount of the epoxy group-containing compound, etc., in general, examples of the solvent for preparing the binder coating solution include methanol, enotal, 1-propanol, 2-propanol, n- Lower alcohols such as butanol; hydrocarbons containing chlorine atoms such as methylene chloride and ethylene chloride; ketones such as acetone, methyl ethyl ketone and methyl isobutyl ketone; esters of lower fatty acids such as methyl acetate, ethyl acetate and butyl acetate; and lower alcohols; , Ethylene glycol ethyl ether, ethylene glycol monomethyl ether Ether; toluene; and it can include mixtures thereof.

輝尽性蛍光体層用塗布液の調製に用いられる溶剤の例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール等の低級アルコール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等の低級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル、トリオール、キシロール等の芳香族化合物、メチレンクロライド、エチレンクロライド等のハロゲン化炭化水素及びそれらの混合物等が挙げられる。   Examples of the solvent used for the preparation of the stimulable phosphor layer coating solution include lower alcohols such as methanol, ethanol, isopropanol and n-butanol, acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, ketones such as cyclohexanone, methyl acetate, Esters of lower fatty acids and lower alcohols such as ethyl acetate and n-butyl acetate, ethers such as dioxane, ethylene glycol monoethyl ether and ethylene glycol monomethyl ether, aromatic compounds such as triol and xylol, methylene chloride, ethylene chloride and the like Examples thereof include halogenated hydrocarbons and mixtures thereof.

なお、塗布液には、該塗布液中における蛍光体の分散性を向上させるための分散剤、また、形成後の輝尽性蛍光体層中における結合剤と蛍光体との間の結合力を向上させるための可塑剤等の種々の添加剤が混合されていてもよい。そのような目的に用いられる分散剤の例としては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤等を挙げることができる。そして可塑剤の例としては、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニル等の燐酸エステル;フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチル等のフタル酸エステル;グリコール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチルフタリルブチル等のグリコール酸エステル;そして、トリエチレングリコールとアジピン酸とのポリエステル、ジエチレングリコールとコハク酸とのポリエステル等のポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリエステル等を挙げることができる。   The coating solution has a dispersing agent for improving the dispersibility of the phosphor in the coating solution, and a binding force between the binder and the phosphor in the stimulable phosphor layer after formation. Various additives, such as a plasticizer for improving, may be mixed. Examples of the dispersant used for such purpose include phthalic acid, stearic acid, caproic acid, lipophilic surfactant and the like. Examples of plasticizers include phosphoric esters such as triphenyl phosphate, tricresyl phosphate and diphenyl phosphate; phthalic esters such as diethyl phthalate and dimethoxyethyl phthalate; ethyl phthalyl ethyl glycolate, butyl phthalyl butyl glycolate, etc. And a polyester of polyethylene glycol and an aliphatic dibasic acid, such as a polyester of triethylene glycol and adipic acid, a polyester of diethylene glycol and succinic acid, and the like.

なお、輝尽性蛍光体層用塗布液中に、輝尽性蛍光体層蛍光体粒子の分散性を向上させる目的で、ステアリン酸、フタル酸、カプロン酸、親油性界面活性剤等の分散剤を混合してもよい。また必要に応じて結着剤に対する可塑剤を添加してもよい。前記可塑剤の例としては、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル等のフタル酸エステル、コハク酸ジイソデシル、アジピン酸ジオクチル等の脂肪族二塩基酸エステル、グリコール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチルフタリルブチル等のグリコール酸エステル等が挙げられる。   Dispersants such as stearic acid, phthalic acid, caproic acid, and lipophilic surfactants for the purpose of improving the dispersibility of stimulable phosphor layer phosphor particles in the stimulable phosphor layer coating solution. May be mixed. Moreover, you may add the plasticizer with respect to a binder as needed. Examples of the plasticizer include phthalate esters such as diethyl phthalate and dibutyl phthalate, aliphatic dibasic acid esters such as diisodecyl succinate and dioctyl adipate, ethyl phthalyl ethyl glycolate, butyl phthalyl butyl glycolate And the like.

輝尽性蛍光体層用塗布液の調製は、ボールミル、サンドミル、アトライター、三本ロールミル、高速インペラー分散機、Kadyミル、及び超音波分散機等の分散装置を用いて行なわれる。調製された塗布液をドクターブレード、ロールコーター、ナイフコーター等の塗布液を用いて支持体上に塗布し、乾燥することにより輝尽性蛍光体層が形成される。   Preparation of the stimulable phosphor layer coating solution is performed using a dispersing device such as a ball mill, a sand mill, an attritor, a three-roll mill, a high-speed impeller disperser, a Kady mill, and an ultrasonic disperser. The prepared coating solution is applied onto a support using a coating solution such as a doctor blade, a roll coater, or a knife coater, and dried to form a photostimulable phosphor layer.

本発明の放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層の膜厚は目的とする放射線画像変換パネルの特性、輝尽性蛍光体の種類、結着剤と輝尽性蛍光体との混合比等によって異なるが、10〜1000μmの範囲から選ばれるのが好ましく、10〜500μmの範囲から選ばれるのがより好ましい。   The film thickness of the stimulable phosphor layer of the radiation image conversion panel of the present invention is the characteristics of the intended radiation image conversion panel, the type of stimulable phosphor, the mixing ratio of the binder and the stimulable phosphor, etc. Depending on the case, it is preferably selected from the range of 10 to 1000 μm, more preferably selected from the range of 10 to 500 μm.

支持体上に蛍光体層が塗設された蛍光体シートを所定の大きさに断裁する。断裁にあたっては一般のどのような方法でも可能であるが、作業性、精度の面から化粧断裁機、打ち抜き機等が望ましい。   A phosphor sheet having a phosphor layer coated on a support is cut into a predetermined size. Any general method can be used for cutting, but a decorative cutting machine, a punching machine, or the like is preferable in terms of workability and accuracy.

所定の大きさに断裁された蛍光体シートは一般に防湿性保護フィルムで封止される。封止方法としては、例を挙げると蛍光体シートを上下の防湿性保護フィルムの間で挟み周縁部をインパルスシーラで加熱融着する方法や2本の加熱したローラー間で加圧加熱するラミネート方式等が挙げられる。   The phosphor sheet cut into a predetermined size is generally sealed with a moisture-proof protective film. Examples of the sealing method include a method in which a phosphor sheet is sandwiched between upper and lower moisture-proof protective films, and a peripheral portion is heated and fused with an impulse sealer, or a laminating method in which pressure is heated between two heated rollers. Etc.

上記インパルスシーラで加熱融着する方法においては、減圧環境下で加熱融着することが、蛍光体シートの防湿性保護フィルム内での位置ずれ防止や大気中の湿気を排除する意味でより好ましい。   In the method of heat-sealing with the above impulse sealer, heat-sealing under a reduced pressure environment is more preferable in terms of preventing displacement of the phosphor sheet in the moisture-proof protective film and eliminating moisture in the atmosphere.

以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。   EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated in detail, this invention is not limited to these.

実施例1
(放射線画像変換パネルの作製)
ユーロピウム賦活弗化ヨウ化バリウムの輝尽性蛍光体前駆体を合成するために、BaI2水溶液(1.75mol/l)2500mlとEuBr3水溶液(0.067mol/l)125mlを反応器に入れた。この反応器中の反応母液を攪拌しながら83℃で保温した。弗化アンモニウム水溶液(8mol/l)250mlを反応母液中にローラーポンプを用いて注入し、沈澱物を生成させた。注入終了後も保温と攪拌を2時間続けて沈澱物の熟成を行った。次に沈澱物をろ別後、メタノールにより洗浄した後真空乾燥させてユーロピウム賦活弗化ヨウ化バリウムの結晶を得た。これを石英ボートに充填して、チューブ炉を用いて水素ガス雰囲気中、850℃で2時間焼成してユーロピウム賦活弗化ヨウ化バリウム蛍光体粒子を得た。
Example 1
(Production of radiation image conversion panel)
In order to synthesize the stimulable phosphor precursor of europium-activated barium fluoroiodide, 2500 ml of BaI 2 aqueous solution (1.75 mol / l) and 125 ml of EuBr 3 aqueous solution (0.067 mol / l) were placed in the reactor. . The reaction mother liquor in the reactor was kept at 83 ° C. with stirring. 250 ml of an aqueous ammonium fluoride solution (8 mol / l) was poured into the reaction mother liquor using a roller pump to form a precipitate. After completion of the injection, the precipitate was aged by maintaining the temperature and stirring for 2 hours. Next, the precipitate was separated by filtration, washed with methanol, and then vacuum-dried to obtain europium-activated barium fluoroiodide crystals. This was filled in a quartz boat and baked at 850 ° C. for 2 hours in a hydrogen gas atmosphere using a tube furnace to obtain europium-activated barium fluoroiodide phosphor particles.

次に、得られたユーロピウム賦活弗化ヨウ化バリウム蛍光体粒子を表1に記載の金属酸化物(蛍光体の0.5質量%)、触媒(蛍光体に対する添加量は表1参照)及びシランカップリング剤(蛍光体の2.0質量%)を添加したエタノール分散液中に浸してスラリー状とした後、乳鉢解砕し80℃で3時間乾燥した。乾燥後、分級して、平均粒径7μmの粒子を得た。なお、この時使用した金属酸化物、触媒及びシランカップリング剤は以下の通りである。   Next, the europium-activated barium fluoroiodide phosphor particles obtained were converted into metal oxides (0.5% by mass of the phosphor), catalyst (see Table 1 for the amount added to the phosphor) and silane. The slurry was immersed in an ethanol dispersion to which a coupling agent (2.0% by mass of the phosphor) was added to form a slurry, and then crushed and dried at 80 ° C. for 3 hours. After drying, classification was performed to obtain particles having an average particle diameter of 7 μm. In addition, the metal oxide, catalyst, and silane coupling agent used at this time are as follows.

〈金属酸化物〉
A1:シリカ粒子(日本アエロジル社製、粒径12nm)
〈触媒〉
B1:ジブチル錫ジアセテート
B2:ジブチル錫ジラウレート
B3:イソプロポキシチタンビス(アセチルアセトナート)
〈シランカップリング剤〉
C1:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
C2:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
次に、蛍光体層形成材料として、上記で得たユーロピウム賦活弗化ヨウ化バリウム蛍光体427g、ポリウレタン樹脂(住友バイエルウレタン社製、デスモラック4125)15.8g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂2.0gをメチルエチルケトン−トルエン(1:1)混合溶媒に添加し、プロペラミキサーによって分散し、粘度25〜30Pa・sの塗布液を調製した。この塗布液をドクターブレードを用いて下塗付きポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布した後、100℃で15分間乾燥させて、230μmの厚さの蛍光体層を形成した。上記塗布サンプルを10cm×10cmの正方形に断裁し、保護フィルムとしてPET(30μm)とCPP(40μm)を貼り合わせたフィルムを用い、CPP面を内側にして蛍光体プレートを包み込み、減圧下で蛍光体プレートより外側の4辺を熱融着させることにより放射線画像変換パネルを作製した。
<Metal oxide>
A1: Silica particles (Nippon Aerosil Co., Ltd., particle size 12 nm)
<catalyst>
B1: Dibutyltin diacetate B2: Dibutyltin dilaurate B3: Isopropoxy titanium bis (acetylacetonate)
<Silane coupling agent>
C1: γ-mercaptopropyltrimethoxysilane C2: γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane Next, as the phosphor layer forming material, 427 g of the above-obtained europium-activated barium fluoroiodide phosphor, polyurethane resin (Sumitomo Bayer) Urethane Co., Ltd., Desmolac 4125) 15.8 g and bisphenol A type epoxy resin 2.0 g are added to a methyl ethyl ketone-toluene (1: 1) mixed solvent, dispersed by a propeller mixer, and a coating solution having a viscosity of 25 to 30 Pa · s. Was prepared. This coating solution was applied onto an undercoated polyethylene terephthalate film using a doctor blade, and then dried at 100 ° C. for 15 minutes to form a phosphor layer having a thickness of 230 μm. The coated sample is cut into a square of 10 cm × 10 cm, a film in which PET (30 μm) and CPP (40 μm) are bonded is used as a protective film, the phosphor plate is wrapped with the CPP surface inside, and the phosphor is subjected to reduced pressure. A radiation image conversion panel was prepared by thermally fusing the four sides outside the plate.

(放射線画像変換パネルの評価)
放射線画像変換パネルについて、撥水性、耐湿性及びX線損傷を下記のように評価した。その結果を表1に示す。
(Evaluation of radiation image conversion panel)
The radiation image conversion panel was evaluated for water repellency, moisture resistance and X-ray damage as follows. The results are shown in Table 1.

〈撥水性〉
撥水性はメタノールウエッタビリティー法よる疎水化度(MW値)で表す。一般に20以上が疎水性、5以下が親水性といわれる。
<Water repellency>
Water repellency is expressed by the degree of hydrophobicity (MW value) by the methanol wettability method. Generally, 20 or more is said to be hydrophobic, and 5 or less is said to be hydrophilic.

〈耐湿性〉
上記作製した放射線画像変換パネルをそれぞれ2部ずつ用意し、一部はそのままで基準試料とし、残りの一部は40℃、90%RHの雰囲気下で15日間処理を行い、これを強制劣化処理試料とした。それぞれ基準試料及び強制劣化試料を用いた放射線画像変換パネルの輝度を評価し、強制劣化による輝度劣化率を測定しこれを耐湿性の指標とした。
<Moisture resistance>
Prepare two copies of each of the above prepared radiographic image conversion panels, and use a part as it is as a reference sample, and the remaining part is treated in an atmosphere of 40 ° C. and 90% RH for 15 days, and this is subjected to forced deterioration treatment. A sample was used. The luminance of the radiation image conversion panel using the reference sample and the forced deterioration sample was evaluated, the luminance deterioration rate due to the forced deterioration was measured, and this was used as an index of moisture resistance.

輝度の測定は、レジウス170(コニカ(株)製)を用い、各々の放射線画像変換パネル(試料)に管電圧80kVp、200mRのX線を照射した後、各試料をHe−Neレーザー光(633nm)4.0J/m2で走査して励起し、蛍光体層から放射される輝尽発光を光学フィルター(B−410)を通して受光器(分光感度S−5の光電子像倍管)で受光して輝尽発光量を測定し、これを輝度と定義し、基準試料を用いた放射線画像変換パネルに対する強制劣化処理試料を用いた放射線画像変換パネルの輝度劣化率を算出し、下記の基準によりランク付けを行った。 The brightness was measured using Regius 170 (manufactured by Konica Corporation). Each radiation image conversion panel (sample) was irradiated with X-rays having a tube voltage of 80 kVp and 200 mR, and then each sample was subjected to He—Ne laser light (633 nm). ) Excited by scanning at 4.0 J / m 2 , and the stimulated luminescence emitted from the phosphor layer is received through the optical filter (B-410) by the light receiver (photoelectron image multiplier with spectral sensitivity S-5). Measure the amount of photostimulated luminescence, define this as luminance, calculate the luminance deterioration rate of the radiation image conversion panel using the forced deterioration processing sample for the radiation image conversion panel using the reference sample, and rank it according to the following criteria I did.

5:輝度劣化率が2%未満
4:輝度劣化率が2〜5%未満
3:輝度劣化率が5〜10%未満
2:輝度劣化率が10〜15%未満
1:輝度劣化率が15%以上
上記ランクにおいて、4以上であれば実用上許容範囲にある。
5: The luminance deterioration rate is less than 2% 4: The luminance deterioration rate is less than 2-5% 3: The luminance deterioration rate is less than 5-10% 2: The luminance deterioration rate is less than 10-15% 1: The luminance deterioration rate is 15% In the above rank, if it is 4 or more, it is practically acceptable.

〈X線損傷〉
上記耐湿性の測定方法と同じ方法で測定した輝度を初期輝度とし、さらに放射線画像変換パネル(試料)に管電圧80kVp、200mRのX線を照射、He−Neレーザー光(633nm)4.0J/m2で走査して励起し読み取る、照射・走査を500回行った後の輝度を測定した。初期輝度に対する輝度劣化率を算出し、下記の基準によりランク付けを行った。
<X-ray damage>
The luminance measured by the same method as the measurement method of moisture resistance is set as the initial luminance, and the radiation image conversion panel (sample) is irradiated with X-rays having a tube voltage of 80 kVp and 200 mR, and a He—Ne laser beam (633 nm) of 4.0 J / Luminance was measured after irradiation and scanning were performed 500 times by scanning with m 2 , exciting and reading. The luminance deterioration rate with respect to the initial luminance was calculated and ranked according to the following criteria.

5:輝度劣化率が2%未満
4:輝度劣化率が2〜5%未満
3:輝度劣化率が5〜10%未満
2:輝度劣化率が10〜15%未満
1:輝度劣化率が15%以上
上記ランクにおいて、3以上であれば実用上許容範囲にある。
5: The luminance deterioration rate is less than 2% 4: The luminance deterioration rate is less than 2-5% 3: The luminance deterioration rate is less than 5-10% 2: The luminance deterioration rate is less than 10-15% 1: The luminance deterioration rate is 15% In the above rank, if it is 3 or more, it is practically acceptable.

Figure 2006008838
Figure 2006008838

表1より明らかなように、本発明の試料は、比較例に対して撥水性、耐湿性及びX線損傷に優れていることが分かる。   As is clear from Table 1, it can be seen that the sample of the present invention is superior in water repellency, moisture resistance and X-ray damage to the comparative example.

Claims (7)

輝尽性蛍光体を以下の工程で製造することを特徴とする輝尽性蛍光体の製造方法。
(A)輝尽性蛍光体を生成する工程
(B)該輝尽性蛍光体を触媒の存在下で金属酸化物及びシランカップリング剤で被覆する工程
A method for producing a photostimulable phosphor, comprising producing the photostimulable phosphor by the following steps.
(A) Step of generating photostimulable phosphor (B) Step of coating the photostimulable phosphor with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst
前記触媒が錫を含む化合物であることを特徴とする請求項1に記載の輝尽性蛍光体の製造方法。 2. The method for producing a photostimulable phosphor according to claim 1, wherein the catalyst is a compound containing tin. 前記触媒の添加量が輝尽性蛍光体に対して、0.01〜2.0質量%であることを特徴とする請求項1または2に記載の輝尽性蛍光体の製造方法。 The method for producing a photostimulable phosphor according to claim 1 or 2, wherein the addition amount of the catalyst is 0.01 to 2.0 mass% with respect to the photostimulable phosphor. 前記シランカップリング剤がメルカプト基を有する化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の輝尽性蛍光体の製造方法。 The method for producing a photostimulable phosphor according to any one of claims 1 to 3, wherein the silane coupling agent is a compound having a mercapto group. 輝尽性蛍光体が下記一般式(1)で表される輝尽性蛍光体であり、かつ、請求項1〜4のいずれか1項に記載の輝尽性蛍光体の製造方法により得られたことを特徴とする輝尽性蛍光体。
一般式(1)
(Ba1-x1)FX:yM2,zLn
(式中、M1は、Mg、Ca、Sr、Zn及びCdからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ土類金属原子、M2はLi、Na、K、Rb及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属原子、XはCl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン原子、LnはCe、Pr、Sm、Eu、Gd、Tb、Tm、Dy、Ho、Nd、Er及びYbからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素である。x、y及びzは、それぞれ0≦x≦0.6、0≦y≦0.05、0≦z≦0.2の数値を表す。)
The stimulable phosphor is a stimulable phosphor represented by the following general formula (1), and is obtained by the method for producing a stimulable phosphor according to any one of claims 1 to 4. A stimulable phosphor characterized by that.
General formula (1)
(Ba 1-x M 1 ) FX: yM 2 , zLn
Wherein M 1 is at least one alkaline earth metal atom selected from the group consisting of Mg, Ca, Sr, Zn and Cd, and M 2 is selected from the group consisting of Li, Na, K, Rb and Cs. At least one alkali metal atom, X is at least one halogen atom selected from the group consisting of Cl, Br and I, Ln is Ce, Pr, Sm, Eu, Gd, Tb, Tm, Dy, Ho, Nd, Er and And at least one rare earth element selected from the group consisting of Yb, where x, y, and z represent numerical values of 0 ≦ x ≦ 0.6, 0 ≦ y ≦ 0.05, and 0 ≦ z ≦ 0.2, respectively. .)
支持体上に請求項5に記載の輝尽性蛍光体を含有する輝尽性蛍光体層を有することを特徴とする放射線画像変換パネル。 A radiation image conversion panel comprising a photostimulable phosphor layer containing the photostimulable phosphor according to claim 5 on a support. 前記一般式(1)で表される輝尽性蛍光体を生成する工程、該輝尽性蛍光体を触媒の存在下で金属酸化物及びシランカップリング剤で被覆する工程、及び支持体上に被覆された該輝尽性蛍光体を含有する輝尽性蛍光体層を作製する工程を有することを特徴とする放射線画像変換パネルの製造方法。 A step of producing a stimulable phosphor represented by the general formula (1), a step of coating the stimulable phosphor with a metal oxide and a silane coupling agent in the presence of a catalyst, and a support A method for producing a radiation image conversion panel, comprising the step of producing a photostimulable phosphor layer containing the coated photostimulable phosphor.
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