JP2006007734A - キャリッジ、該キャリッジを備える記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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洋生 中島
Masashi Furuyama
将史 古山
Kazumasa Harada
和政 原田
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Abstract

【課題】蓋部を閉鎖したときに、手の感覚と聴覚とで蓋部が閉鎖したことを確実に確認することができるキャリッジを提供すること。
【解決手段】カバー装置とキャリッジ本体部のいずれか一方には凸部が形成され、前記カバー装置と本体部のいずれか他方には、前記カバー装置の閉鎖時に前記凸部と対応する位置に前記凸部が係合する被係合部が形成され、前記カバー装置の閉鎖時に、前記凸部が前記被係合部に対して圧接するように係合し、該圧接係合によりクリック感及びクリック音を生じるように構成されていることを特徴とするものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置に関する。更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出して被噴射媒体に噴射を実行するインクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
特許文献1には、キャリッジのカートリッジホルダが回動して開閉する蓋部を備え、インクカートリッジの装着時に、まず蓋部を開放した状態で蓋部の基部に設けた係合部にインクカートリッジが係止して初期装着位置にインクカートリッジを装着させ、次いで蓋部を閉じることによって本装着位置に移行させてインクカートリッジを装着する機構を備えたキャリッジが開示されている。このキャリッジには回動式の蓋部に突起が形成されており、蓋部を閉鎖したときにこの突起が本体側の凹部に係止して蓋部が確実に閉鎖できるような構造となっている。
特開2002−254670号公報
しかし、このような構成を備える蓋部では、突起が凹部に嵌り込むときに、クリック感が小さく、使用者が蓋部を閉じたときに、蓋部が確実に閉まったか否かを手の感覚と耳で確認することがほとんどできなかった。
本発明の目的は、蓋部を閉鎖したときに、手の感覚と聴覚とで蓋部が閉鎖したことを確実に確認することができるキャリッジ、これを備える記録装置及び液体噴射装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係るキャリッジは、インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジであって、前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記カバー装置には前記カバー装置の閉鎖時に前記第1方向に突出している突起部が形成され、前記本体部には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、カバー装置の回動軸に付勢手段が作用してカバー装置を常時第1方向に付勢しているから、カバー装置を閉鎖する際に、回動軸が一時的に第2方向に回避して突起部と係合凹部とが係合する。この際に、付勢手段の付勢力を大きく設定しておくことで、その復帰力も大きくなり、突起部と係合凹部とが瞬時に係合する。この瞬時の係合によりクリック感及びクリック音を生じ、使用者はカバー装置が確実に閉鎖したことを認識することができる。
また、本発明の第2の態様に係るキャリッジは、インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジにおいて、前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記本体部には前記カバー装置の閉鎖時に前記第2方向に突出している突起部が形成され、前記カバー装置には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様によれば、カバー装置の回動軸に付勢手段が作用してカバー装置を常時第1方向に付勢しているから、カバー装置を閉鎖する際に、回動軸が一時的に第2方向に回避して突起部と係合凹部とが係合する。この際に、付勢手段の付勢力を大きく設定しておくことで、その復帰力も大きくなり、突起部と係合凹部とが瞬時に係合する。この瞬時の係合によりクリック感及びクリック音を生じ、使用者はカバー装置が確実に閉鎖したことを認識することができる。
また、本発明の第3の態様に係るキャリッジは、インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジにおいて、前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記カバー装置には前記カバー装置の閉鎖時に前記第1方向に突出している突起部が形成され、前記本体部には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されており、前記カバー装置と本体部のいずれか一方には凸部が形成され、前記カバー装置と本体部のいずれか他方には、前記カバー装置の閉鎖時に前記凸部と対応する位置に前記凸部が係合する被係合部が形成され、前記カバー装置の閉鎖時に、前記凸部が前記被係合部に対して圧接するように係合し、該圧接係合によりクリック感及びクリック音を生じるように構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、凸部が被係合部に圧接するように係合するため、すなわち、圧接により、カバー装置本体に弾性変形が生じ、該弾性変形により蓄積された弾発力が前記係合によって一気に解放される。これによって、該カバー装置の閉鎖時に前記凸部が被係合部に瞬時に衝突するようになり、もってクリック感及びクリック音を生じ、使用者はカバー装置が確実に閉鎖したことを認識することができる。また、前記突起部及び係合凹部の係合とは別にこのような構造を設けることで、前記付勢手段の付勢力を強くしてクリック感およびクリック音を増大させる必要がなくなり、もってカバー装置の開放時に大きな力が不要となる。更に、該突起部と係合凹部の摩耗の進行を大幅に遅らせることが可能となる。
また、本発明の第4の態様に係るキャリッジは、インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジにおいて、前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記本体部には前記カバー装置の閉鎖時に前記第1方向に突出している突起部が形成され、前記カバー装置には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されており、前記カバー装置と本体部のいずれか一方には凸部が形成され、前記カバー装置と本体部のいずれか他方には、前記カバー装置の閉鎖時に前記凸部と対応する位置に前記凸部が係合する被係合部が形成され、前記カバー装置の閉鎖時に、前記凸部が前記被係合部に対して圧接するように係合し、該圧接係合によりクリック感及びクリック音を生じるように構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記第3の態様と同様に、カバー装置の閉鎖時に前記凸部が被係合部に瞬時に衝突するようになり、もってクリック感及びクリック音を生じ、使用者はカバー装置が確実に閉鎖したことを認識することができる。また、前記突起部及び係合凹部の係合とは別にこのような構造を設けることで、前記付勢手段の付勢力を強くしてクリック感およびクリック音を増大させる必要がなくなり、もってカバー装置の開放時に大きな力が不要となる。更に、該突起部と係合凹部の摩耗の進行を大幅に遅らせることが可能となる。
また、本発明の第5の態様に係るキャリッジは、上記第1〜第4のいずれかの態様において、前記付勢手段はバネであることを特徴とするものである。本態様によれば、バネの付勢力により確実に上記作用効果を生じることができる。
また、本発明の第6の態様に係るキャリッジは、上記第3または4の態様において、前記カバー装置を閉鎖する際に、前記凸部が最初に前記被係合部に当接する面と、前記被係合部が最初に前記凸部に当接する面は、互いに案内できるような斜面となっていることを特徴とするものである。本態様によれば、カバー装置を閉鎖する際に、当初凸部と被係合部とが係合しやすく、その後、凸部と被係合部とが圧接するように衝突し、クリック感及びクリック音を生じる。
また、本発明の第7の態様に係る記録装置は、インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジを備えた記録装置であって、前記キャリッジは上記第1〜第6のいずれかの態様のキャリッジであることを特徴とするものである。本態様によれば、使用者がキャリッジのカバー装置を完全に閉鎖しないで記録作業が行われることが防止されるので、安全な記録装置を提供できる。
また、本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、液体カートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置により液体カートリッジの取り出しを規制するキャリッジを備えた液体噴射装置であって、前記キャリッジは上記第1〜第6のいずれかの態様のキャリッジであることを特徴とするものである。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るキャリッジのカバー装置を適用した記録装置1を示す斜視図であり、図2は記録装置の上部を開放した状態を示す斜視図であり、図3はキャリッジの拡大斜視図であり、図4の(a)はキャリッジのカバー装置を開けた状態の上面図、(b)は同側面図であり、図5の(a)はキャリッジのカバー装置を閉じる直前の状態の上面図、(b)は同側面図であり、図6の(a)はキャリッジの蓋部を閉じた状態の上面図、(b)は同側面図である。
図1に示す如く記録装置1は、プリンタ機能に加えてスキャナ機能を備えるタイプであり、装置本体3と、装置本体3の上面側に位置するスキャナユニット5と、スキャナユニット5の後方側に設けられる給送部7とを備えて成る。尚、本明細書において、前後左右の語を使用する場合には、図1中で定義した矢印の方向とする。また本明細書の後方向は第1方向に相当し、前方向は第2方向に相当する。
装置本体3は、主としてインクジェット式プリンタの機能、即ち給送部7から給送された被記録媒体Pに記録を行う記録ヘッド8(液体噴射ヘッドに相当する)、記録ヘッド8を支持しながら主走査方向に走査可能なキャリッジ4及び被記録媒体Pを給送および排出するための種々のローラ6からなる駆動系を備えている。図1中、符号9で示す部材は被記録媒体の排出受け部を示し、この排出受け部9は、プリンタ機能の使用時に手前側にほぼ90°回動した状態で記録後の被記録媒体を受けるようにして使用する。装置本体3の上面左側には操作パネル11が設けられており、スキャナユニット5を使用したスキャニング機能、装置本体3での記録機能及びスキャニングした画像を記録する機能などがこの操作パネル11で操作可能となっている。
スキャナユニット5は、回動軸13を中心に上方へ回動することにより開閉可能な蓋体15を備え、蓋体15の下側にはスキャニングを行う際に対象となる印刷物等を載置するガラス載置面(図示せず)が形成されている。更に、ガラス載置面の下側にはスキャニング装置(図示せず)が設けられている。スキャナユニット5は、それ自体が全体として回動軸13を中心に上方へ回動することで装置本体3の上部が開放し、キャリッジ等の記録部(液体噴射装置では液体噴射部に相当する)の部材のメンテナンス等ができるようになっている。
図1に示す如く給送部7は、不使用時には蓋体19によって閉鎖されており、蓋体19を図1に示す如く後方側へ回動させることにより給送部7が開放状態となり、また一定角度位置で固定することで媒体サポート23として機能するようになっている。図2に示す如く媒体サポート23には、被記録媒体Pの幅寸法に合わせて可動なエッジガイド25が設けられている。蓋体19が開放状態にある時、給送部7には給送口27が形成され、媒体サポート23にストックされた被記録媒体Pが図示しない送り機構により一枚ずつ給送口27から記録部へ送り出されるようになっている。
図3に示す如く、キャリッジ4の背面側にはキャリッジ支持部29が形成されており、キャリッジ支持部29は、スライド軸31に対して滑らかに摺動できるように支持されている。装置本体3には図示しない駆動モータが取り付けられ、該駆動モータの出力軸に設けられる駆動プーリと、反対側に設けられる従動プーリとの間に歯付き無端ベルト33が巻回されている。歯付き無端ベルト33は、図4(a)に示す如くキャリッジ支持部29の上面に形成される固定部35においてキャリッジ4に接続されており、駆動モータの正逆回転に伴い、歯付き無端ベルト33が時計回り又は反時計回りに周回運動をすることにより、キャリッジ4が主走査方向で往復運動することができる。
キャリッジ4は、本体部37と、本体部37に対して手前側に回動可能に取り付けられるカバー装置39とを備え、本体部37内には一例として4個のインクカートリッジCを収容するための収容部41が形成されている。収容部41にインクカートリッジCを収容した状態でカバー装置39を図3に示すように閉じたとき、インクカートリッジCは取り出しできないようになっている。
カバー装置39は、キャリッジ4の手前側上部に形成された回動軸43の周囲で回動可能である。回動軸43の左端側は前後方向に僅かに移動可能に支持されており、回動軸43の左端部にはバネ部材45が設けられ、バネ部材45が回動軸43に当接することで回動軸43を常時後方(第1方向)へ付勢している。図3に示す如く、カバー装置39の左側部には凹状に切り欠かれた切り欠き部47が形成されており、この切り欠き部47に本体部37から立ち上がるように形成された立ち上げ部49が整合して嵌り込む構成となっている。
切り欠き部47の前側に形成された後向きの面51には、後方側へ延びる突起部53が形成されており、一方立ち上げ部49の前向きの面55(面51と対向する)には、突起部53が係合するための係合凹部57が突起部53と対応する位置に形成されている。突起部53は、カバー装置39が閉鎖したときに係合凹部57に係合するようになっており、このときバネ部材45が回動軸43を後方へ付勢していることで、突起部53の係合凹部57への係合がより強固となり、カバー部材39の閉鎖状態を確実に維持することができる。またバネ部材45のバネ定数を大きくすることにより、突起部53が係合凹部57に係合する際にクリック感及びクリック音を生じさせることができるようになっている。
カバー装置39の切り欠き部47の側面59には、切り欠き部47内に僅かに突出している凸部61が形成されており、この凸部61は、カバー装置39が閉鎖している時には、立ち上げ部49の内面63の被係合部60に圧接するようになっている。またカバー装置39が完全に閉鎖していない状態では、凸部61は、立ち上げ部49の内面63の延長線よりも外側に僅かに突出するように形成されている。またカバー装置を閉鎖する際に、凸部61が最初に被係合部60に当接する凸部61の下面62と、カバー装置を閉鎖する際に、被係合部60が最初に凸部61に当接する内面63の上部64は共に、図5(a)に示す如く互いに案内できるような斜面となっている。
このような凸部61を形成することは本発明の特徴的構成の一つであり、これによりカバー装置39の閉鎖時に凸部61が被係合部60に圧接するように係合する。すなわち、該圧接により、カバー装置39本体に弾性変形が生じ、該弾性変形により蓄積された弾発力が前記係合によって一気に解放される。これによって、該カバー装置39の閉鎖時に前記凸部64が被係合部60に瞬時に衝突するようになり、もってクリック感及びクリック音を生じ、使用者はカバー装置39が確実に閉鎖したことを認識することができる。
以下、この点をカバー装置39の開閉動作の作用とともに図4〜図6を参照しながら詳しく説明する。まずインクカートリッジCを収容部41から取り出したり、セットする場合には、図4(b)に示す如く、カバー装置39を手前側に開けた状態とする。インクカートリッジCを収容部41内に収容し、カバー装置39を閉鎖する場合には、まず図5に示す如く、突起部53が立ち上げ部49の前向きの面55の最上部65に当接する位置までは、カバー装置39が自由に回動することができる。
図5に示す状態からカバー装置39を矢印67の方向に押し込むと、回動軸43がバネ部材45の付勢力に抗して若干図5(b)の右方向に移動するため、突起部53が面55の最上部65を通過して図6(b)に示す如く係合凹部57に係合し、カバー装置39が閉鎖する状態となる。また切り欠き部47の側面59に凸部61が形成されているため、カバー装置39が図5(b)の状態から図6(b)の状態に移行する時に、凸部61の斜めの下面62が内面63の斜めの上部64に案内されるようにして、カバー装置39が一時的に図5(a)の矢印69の方向に移行し、そのまま凸部61が被係合部60に係合する。このとき凸部61は矢印69と反対方向への付勢力を受けているので、凸部61が被係合部60に瞬間的に衝突するようになり、クリック感及びクリック音を生じる。そのため使用者は、クリック感を指先の感触で感じ且つクリック音を耳で聞くことにより、カバー装置39が確実に閉鎖したことを確認することができる。
因みに本実施形態において、バネ部材45のバネ定数を高めることにより、突起部53が係合凹部57に勢いよく係合することでクリック感及びクリック音を生じさせることが可能であることについて既述したが、このような方法を採用すると、閉鎖しているカバー装置39を開けるときに使用者が大きな力でカバー装置39を上方へ上げなければならないため、別に凸部61を設けてクリック感及びクリック音を生じるようにすることが好ましい。
また上記実施形態では、いずれもカバー部材39側に突起部53と凸部61を形成しているが、これらのいずれか一方または両方を本体部37側に形成し、これに対応して係合凹部57または被係合部60をカバー部材39側に形成するようにしても構わない。
本発明に係るキャリッジのカバー装置を適用した記録装置を示す斜視図である。 記録装置の上部を開放した状態を示す斜視図である。 キャリッジの拡大斜視図である。 (a)はカバー装置を開けた状態の上面図、(b)は同側面図である。 (a)はカバー装置を閉じる直前の状態の上面図、(b)は同側面図である。 (a)はカバー装置を閉じた状態の上面図、(b)は同側面図である。
符号の説明
1 スキャナ付き記録装置、3 装置本体、4 キャリッジ、5 スキャナユニット、
6 ローラ、7 給送部、8 記録ヘッド、9 排出受け部、11 操作パネル、
13 回動軸、15 蓋体、17 回動軸、19 蓋体、23 媒体サポート、
27 給送口、29 キャリッジ支持部、31 スライド軸、33 歯付き無端ベルト、35 固定部、37 本体部、39 カバー装置、41 収容部、43 回動軸、
45 バネ部材、47 切り欠き部、49 立ち上げ部、51 切り欠き部の後向きの面、53 突起部、55 立ち上げ部の前向きの面、57 係合凹部、
59 切り欠き部の側面、60 被係合部、61 凸部、62 凸部の下面、
63 立ち上げ部の内面、64 内面の上部、65 最上部、67 矢印、69 矢印、C インクカートリッジ、P 被記録媒体

Claims (8)

  1. インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジであって、
    前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記カバー装置には前記カバー装置の閉鎖時に前記第1方向に突出している突起部が形成され、前記本体部には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とするキャリッジ。
  2. インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジであって、
    前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記本体部には前記カバー装置の閉鎖時に前記第2方向に突出している突起部が形成され、前記カバー装置には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されていることを特徴とするキャリッジ。
  3. インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジであって、
    前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記カバー装置には前記カバー装置の閉鎖時に前記第1方向に突出している突起部が形成され、前記本体部には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されており、
    前記カバー装置と本体部のいずれか一方には凸部が形成され、前記カバー装置と本体部のいずれか他方には、前記カバー装置の閉鎖時に前記凸部と対応する位置に前記凸部が係合する被係合部が形成され、前記カバー装置の閉鎖時に、前記凸部が前記被係合部に対して圧接するように係合し、該圧接係合によりクリック感及びクリック音を生じるように構成されていることを特徴とするキャリッジ。
  4. インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジであって、
    前記カバー装置が回動軸の周囲で回動して開閉可能であり、前記回動軸の一端側は第1方向と、第1方向と反対の第2方向に僅かに移動可能であり、該回動軸の一端側には付勢手段が作用して回動軸を常時第1方向へ付勢しており、前記本体部には前記カバー装置の閉鎖時に前記第1方向に突出している突起部が形成され、前記カバー装置には前記突起部と対応する位置に、前記回動軸が前記付勢手段の付勢力に抗して前記第2方向に一時的に移動後に前記突起部と係合可能な係合凹部が形成されており、
    前記カバー装置と本体部のいずれか一方には凸部が形成され、前記カバー装置と本体部のいずれか他方には、前記カバー装置の閉鎖時に前記凸部と対応する位置に前記凸部が係合する被係合部が形成され、前記カバー装置の閉鎖時に、前記凸部が前記被係合部に対して圧接するように係合し、該圧接係合によりクリック感及びクリック音を生じるように構成されていることを特徴とするキャリッジ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記付勢手段はバネであることを特徴とするキャリッジ。
  6. 請求項3または4のいずれか1項において、前記カバー装置を閉鎖する際に、前記凸部が最初に前記被係合部に当接する面と、前記被係合部が最初に前記凸部に当接する面は、互いに案内できるような斜面となっていることを特徴とするキャリッジ。
  7. インクカートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置によりインクカートリッジの取り出しを規制するキャリッジを備えた記録装置であって、前記キャリッジは請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャリッジであることを特徴とする記録装置。
  8. 液体カートリッジを本体部の収容部内に収容した状態で、カバー装置により液体カートリッジの取り出しを規制するキャリッジを備えた液体噴射装置であって、前記キャリッジは請求項1〜6のいずれか1項に記載のキャリッジであることを特徴とする液体噴射装置。
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JP2020157731A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 セイコーエプソン株式会社 プリンター

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JP2020157731A (ja) * 2019-03-28 2020-10-01 セイコーエプソン株式会社 プリンター
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