JP2006006744A - リクライニング椅子 - Google Patents

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隆浩 越智
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Abstract

【課題】
簡単なリクライニングのリンク機構により、着座者の好みに応じて体重移動をすることにより主として座部揺動、あるいは主として背もたれ部揺動を個別に働かすことができ、さらに座部と背もたれ部の所望の開度にとりながら、揺動できるリクライニング椅子を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のリクライニング椅子は、床に載置される脚台1の中心部に起立した脚柱2の上端に軸着された座部支持棹3の後部端に設けた軸穴に、背もたれ部支持棹4が前記背もたれ部支持棹4の下端側に近い位置で軸着され、さらに前記背もたれ部支持棹4の最下端部と前記脚柱2の中間部との間に枢着した弾性部材6Aにより前記背もたれ部支持棹4が軸穴を支点として揺傾動する構造としている。
【選択図】図6

Description

本発明は、着座者の体重移行により、背もたれ部や座部の傾斜角度を、同時にあるいは個別に、自在に変化させることが出来るリクライニング椅子に関するものである。
一般に、リクライニング椅子は、着座者が寄りかかる背もたれ部の角度を、好みに応じて、レバーあるいは姿勢により変えることが出来るようになっている。
従来、この種の椅子としては、特開平5−161519号公報(特許文献1参照)に開示されているように、背もたれ部角度を自在に傾斜させることが出来るリンク構造が開示されている。
この椅子においては、背もたれ部支棹の下方が固定脚柱の上部に傾動可能なように軸着され、最下端部と脚柱との間に枢着されたスプリングにより背もたれ部支棹が揺傾動する機構となっていた。
さらに、特開2000−37253号公報(特許文献2参照)には、背部の角度を変えることができ、しかも、所定の角度で固定することができるとともに、背もたれ部自体を弾性体により揺動可能なように配設するリクライニングタイプの椅子が開示されている。
特開平5−161519号公報 特開2000−37253号公報
しかしながら、このような従来のリクライニングタイプの椅子において、脚柱に軸着された背もたれ部では、前記背もたれ部のみを、固定脚柱の特定の高さ位置でスプリングを利用して揺傾動させるものであり、着座者の全身が後傾した状態で支えられ任意の角度で座部と背もたれ部が一体となって揺傾動し安楽感を与えるものではない。
また、従来、リクライニング椅子において座部および背もたれ部に傾斜と揺動を付与する為に、座部の下部に極めて複雑なスプリング、スライド、リンク機構等を備えているのが一般的であった。
本発明は、このようにリクライニングのリンク機構が複雑な構造をとらず、着座者の好みに応じて体重移行をすることにより、主として座部揺傾動、あるいは主として背もたれ部揺傾動を、個別または同時に作用させることができるリクライニング椅子を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、座部と背もたれ部が所望の開度にとりながら揺傾動でき、着座者が単に体重移行の流れの中で自分の所望するリクライニング姿勢を連続的に取ることが出来るリクライニング椅子を提供することである。
さらに、着座者の座る体勢の維持により、擬似的に多段階リクライニングとしても作用するリクライニング椅子を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、リクライニング椅子全体を支えるリンク機構に弾性部材にを枢着することより揺傾動可能な構造とした。
すなわち、本発明の請求項1に記載のリクライニング椅子は、床に載置される脚台と、前記脚台の上部に起立連結された脚柱と、前記脚柱の上端部に連結された座部支持棹と、前記座部支持棹の後端側に連結された背もたれ部支持棹と、を有する椅子であって、前記脚柱は前記脚台の略中心部に設けられた軸穴に枢着されているとともに、前記背もたれ部支持棹の後端部と前記脚柱の中間部とが中間支持棹で連結され、さらに、前記軸穴に近い脚柱下部位置と、前記軸穴より後ろ又は前側の脚台に設けられた脚台部位置と、の間に第1弾性部材を枢着することにより、前記座部支持棹及び前記背もたれ部支持棹を揺傾動することを特徴とする。
請求項2に記載のリクライニング椅子は、床に載置される脚台と、前記脚台の上部に起立連結された脚柱と、前記脚柱の上端部に連結された座部支持棹と、前記座部支持棹の後端側に連結された背もたれ部支持棹と、を有する椅子であって、前記脚柱は前記脚台の略中心部に設けられた軸穴に軸着されており、前記座部支持棹と前記背もたれ部支持棹とは、
前記座部支持棹の後端部に設けられ長穴に前記背もたれ部支持棹下端の軸芯を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹下端の長穴に前記座部支持棹の後端部に設けられた軸芯を挿入することにより、前記軸芯が、前記長穴内を摺動自在に連結されており、前記背もたれ部支持棹の下端側と前記脚柱の中間部に設けた軸穴とが中間部支持棹によって連結され、さらに、前記中間部支持棹の延設部に設けた軸穴と前記座部支持棹前端部に設けた軸穴との間に第2弾性部材を枢着することにより、前記背もたれ部支持棹を揺傾動することを特徴とする。
請求項3に記載のリクライニング椅子は、床に載置される脚台と、前記脚台の上部に起立連結された脚柱と、前記脚柱の上端部に連結された座部支持棹と、前記座部支持棹の後端側に連結された背もたれ部支持棹と、を有する椅子であって、前記脚柱は前記脚台の略中心部に設けられた軸穴に軸着されており、前記座部支持棹と前記背もたれ部支持棹とは、前記座部支持棹の後端部に設けられ穴に前記背もたれ部支持棹下端の軸芯を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹下端の穴に前記座部支持棹の後端部に設けられた軸芯を挿入することにより、前記軸芯が、前記穴内において回動自在に連結されており、前記背もたれ部支持棹の下端の軸穴と前記脚柱の中間部に設けた軸穴との間に第3弾性部材を枢着することにより、前記背もたれ部支持棹を揺傾動することを特徴とする。
請求項4に記載のリクライニング椅子は、床に載置される脚台と、前記脚台の上部に起立連結された脚柱と、前記脚柱の上端部に連結された座部支持棹と、前記座部支持棹の後端側に連結された背もたれ部支持棹と、を有する椅子であって、前記脚柱は前記脚台の略中心部に設けられた軸穴に枢着されており、前記座部支持棹と前記背もたれ部支持棹とは、前記座部支持棹の後端部に設けられ長穴に前記背もたれ部支持棹下端の軸芯を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹下端の長穴に前記座部支持棹の後端部に設けられた軸芯を挿入することにより、前記軸芯が、前記長穴内を摺動自在に連結されており、前記背もたれ部支持棹の下端側と前記脚柱の中間部に設けた軸穴とが中間部支持棹によって連結され、さらに、前記中間部支持棹の延設部に設けた軸穴と前記座部支持棹前端部に設けた軸穴との間に第2弾性部材を枢着し、前記軸穴に近い脚柱下部位置と、前記軸穴より後ろ又は前側の脚台に設けられた脚台部位置と、の間に第1弾性部材を枢着することにより、前記座部支持棹及び前記背もたれ部支持棹を揺傾動することを特徴とする。
請求項5に記載のリクライニング椅子は、床に載置される脚台と、前記脚台の上部に起立連結された脚柱と、前記脚柱の上端部に連結された座部支持棹と、前記座部支持棹の後端側に連結された背もたれ部支持棹と、を有する椅子であって、前記脚柱は前記脚台の略中心部に設けられた軸穴に枢着されており、前記座部支持棹と前記背もたれ部支持棹とは、前記座部支持棹の後端部に設けられ穴に前記背もたれ部支持棹下端の軸芯を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹下端の穴に前記座部支持棹の後端部に設けられた軸芯を挿入することにより、前記軸芯が、前記穴内において回動自在に連結されており、さらに、前記背もたれ部支持棹の下端の軸穴と前記脚柱の中間部に設けた軸穴との間に第3弾性部材を枢着し、前記軸穴に近い脚柱下部位置と、前記軸穴より後ろ又は前側の脚台に設けられた脚台部位置と、の間に第1弾性部材を枢着することにより、前記座部支持棹及び前記背もたれ部支持棹を揺傾動することを特徴とする。
請求項6に記載のリクライニング椅子は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記座部支持棹の左右両側に配設され、その端部が座部及び背もたれ部と回動自在に枢着されたアームレストを具備することを特徴とする。
請求項7に記載のリクライニング椅子は、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記座部支持棹又は/及び背もたれ部支持棹を揺傾動する揺傾動機構を少なくとも1セットを具備することを特徴とする。
請求項1に記載のリクライニング椅子においては、着座者は体重を背部後方に移すようにすることにより、脚柱2は第1弾性部材6Aを縮み変形させながら後方に傾動する。この脚柱2の傾動に応じて背もたれ部支持棹4及び座部支持棹3は、脚柱2の軸穴2aを中心に後方に傾動するとともに、第1弾性部材6Aを変形させるので、着座者の姿勢による体重位置の変化に応じて反動し揺動する状態となる。
このように、請求項1のリクライニング椅子は、脚柱2の下端、すなわち脚台1との軸穴2aを支点として、背もたれ部支持棹4と座部支持棹3とが一体となって揺傾動することにより、リクライニング椅子の安楽感を高めることができる。
請求項2のリクライニング椅子においては、背もたれ部支持棹4の下端において、座部支持棹3の後端部に設けられた長穴3aに背もたれ部支持棹4下端の軸芯4aを挿入することにより、又は、背もたれ部支持棹4下端の長穴3aに座部支持棹3の後端部に設けられた軸芯4aを挿入することにより、軸芯が、長穴3a内を摺動自在に連結され、背もたれ部支持棹4の下部端と脚柱2中間部の軸穴4cとが中間部支持棹8によって連結されているので、背もたれ部支持棹4に後方向きの力がかかると、長穴3a内の後方又は前方の端へ軸芯4aが移動する。
着座者が体重を大腿部に均等にかけた場合は、主として座部が少し後方に揺傾動する作用を示すが、体重を臀部後方に移すとともに背を後ろに反らすと、背もたれ部支持棹4は座部支持棹3との角度が開く状態となり、リクライニング椅子の安楽感を高めることができる。
請求項3のリクライニング椅子においては、座部支持棹3と背もたれ部支持棹4とは、座部支持棹3の後端部に設けられ軸穴3aに背もたれ部支持棹4下端の軸芯4aを挿入する等して、軸芯4aが、軸穴3a内において回動自在に連結され、背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4bと脚柱2の中間部に設けた軸穴2cとの間に第3弾性部材6cが枢着されて、背もたれ部支持棹4を揺傾動させる。
さらに、軸穴3a、4b、2cは三角形を構成し、背もたれ部支持棹4が軸穴3aを中心として回動できるようになっている。
背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4bと脚柱2の中間部軸穴2cとの間に、第3弾性部材6Cが枢着されているので、着座前の状態においては背もたれ部支持棹4は前方に保持されており、着座者の背中を押すように付勢されている。着座者が体重を臀部にかけ背を後方に反らすと、背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4b位置は、第3弾性部材6Cの反発を受けながら、三角形を構成している軸穴3a、4b、2cの位置関係が直線状態になるように移行する。着座者は弾性部材6Cの作用による反発を背中に受けながら仰向けに傾動する姿勢状態を保つことができる。
請求項4のリクライニング椅子において、着座者が体重を背部後方に移すと、背もたれ部支持棹4と座部支持棹3の全体を支えている脚柱2が、第1弾性部材6Aを圧縮するようにして揺傾動する。
同時に、中間部支持棹8の延設部8aに枢着された第2弾性部材を反発を受けながら圧縮変形させる。
さらに、背もたれ部支持棹4が中間部支持棹8を介して第2弾性部材に枢着されているので、着座者が体重を大腿部に均等にかけた場合は、座部が主として脚柱2の動きにより少し揺動するのみであるが、臀部後方に体重を移し更に背を反らすと背もたれ部支持棹4と座部支持棹3の角度が開き、かつ座部支持棹3を含め椅子全体が下後方に大きく揺傾動する。
このように、背もたれ部支持棹4と座部支持棹3との開角と同時に、脚柱2の揺動が相乗作用を来すすことにより、リクライニング椅子の安楽感を大きく高めることができる。
請求項5のリクライニング椅子において、背もたれ部支持棹4と座部支持棹3の全体を支えている脚柱2が第1弾性部材により揺傾動する。
さらに、背もたれ部支持棹4の下端と脚柱2の中間部位置との間に第3弾性部材が枢着されている。
したがって、着座者が体重を主として大腿部に均等にかけた場合は、座部支持棹3が少し揺動するのみであるが、臀部後方に移し更に背を反らすと背もたれ部支持棹4と座部支持棹3の角度が開き、かつ座部支持棹3を含め全体が下後方に大きく揺傾動する。
このように、脚柱2の下端、すなわち脚台1との軸穴2aを支点とした揺傾動と、背もたれ部支持棹4と座部支持棹3が開角する揺傾動とが同時に生じることで、リクライニング椅子の安楽感を大きく高めることができる。
請求項6のリクライニング椅子は、座部支持棹の左右両側に回動自在に枢着されたアームレストを具備することで、着座者は腕を安定して休ませることが出来るとともに、アームレスト7を支えとして前方や後方への体重移行が容易にできるようになる。
請求項7のリクライニング椅子は、座部支持棹又は/及び背もたれ部支持棹を揺傾動する揺傾動機構を複数具備することで、リクライニング椅子の横幅を長くした場合などにおいて、より安定したリクライニング機構とすることができる。
本発明のリクライニング椅子は、前記リンク機構を1セット配設する場合、リクライニング椅子の中央部に配設することが好適であるが本発明のリンク機構は簡単な構造であるから椅子のデザイン上または好みに応じて椅子の中央部に限らず片方のサイドのみに配設しても良く、配設位置を限定するものではない。さらに、椅子正面幅の広い長椅子形態のものにあっては、左右あるいは中央部に1対または3セット配設することも出来る。
また、本発明のリクライニング椅子は、背もたれ部前面上および座部面上にクッション体を設けることにより、このクッション変形と相乗し、リクライニング椅子としての緩やかな揺傾動を生じ、着座者に心地よい安楽感を与えることができる。
以下、本発明のリクライニング椅子についての実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は、本発明のリクライニング椅子の実施の形態1〜5を説明する、それぞれの側面図である。図6は実施の形態4のリクライニング椅子を下方から見た斜視図である。
図7は本発明のリクライニング・リンク機構を椅子の左右中央部に1セット配設した場合の正面図である。
本発明のリクライニング椅子は、リクライニング椅子全体を支える脚柱を、脚台の前後中心部に枢着又は軸着させ、弾性部材により揺傾動可能なリクライニング・リンク機構を備えたものである。
すなわち、本発明のリクライニング椅子は、床に載置される脚台1と、脚台1の上部に起立連結された脚柱2と、脚柱2の上端部に連結された座部支持棹3と、座部支持棹3の後端側に連結された背もたれ部支持棹4と、のリクライニング・リンク機構を備えることを基本構成とする。以下、本発明のリクライニング椅子について、実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1のリクライニング椅子は、図1に示すように、側面から見て、脚台1の上部に脚柱2が起立連結されており、脚柱2の上端部には座部支持棹3の前端部が連結され、座部支持棹3は後方に向かって延設されており、さらに、座部支持棹3の後端側に背もたれ部支持棹4が連結され、背もたれ部支持棹4上方に向かって延設されている。
また、実施の形態1のリクライニング椅子は、その正面(図1において右側)から見て、
脚柱2が、脚台1のほぼ中心部に軸穴2aに枢着されており、脚柱2の前後への揺傾動の下端支点として作用する。ここで枢着とは軸穴回りに回動自在である場合や軸穴内を摺動自在な場合をいい、軸着とは軸穴に固定される場合をいう。なお、本発明では、枢着、軸着などを含めた概念として、別の部材をつなげることを連結という用語を用いている。
さらに、脚柱2には、軸穴2aの近くの上方(図1において左上方)に他の軸穴2bが設けられており、また脚台1の後方には軸穴1aが設けられており、前記軸穴2bと軸穴1aとの間に第1弾性部材6Aを枢着し、第1弾性部材6Aの両端部は、軸穴1a、2bと回動自在に連結し、脚柱2が軸穴2aを下端支点として前後揺傾動できるように構成している。
リクライニング・リンク機構を構成する脚台1、脚柱2、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4は、その強度を要求されるので、素材としては、スチール、アルミニウム、チタンなどの金属が望ましいが、強度のあるものであれば、プラスチック(例えば繊維強化樹脂)、木材(貼り合わせ合板)等でも差し支えない。また、座部支持棹3の上部に設ける座部3bや背もたれ部支持棹4の上部に設ける背もたれ部4dの構造や材質は、特に限定されるものではなく、公知のバネ、スポンジ等を内部に有する弾性板等を用いることができ、人体の背部、臀部、大腿部の幅、形にフィットするように適宜選択される。
以上の構成を有する実施の形態1のリクライニング椅子は、次の作用を奏する。脚柱2、座部支持棹3および背もたれ部支持棹4が三角形構造となっており、デザイン、強度ともに非常に実用性の高いものとすることができる。
さらに、着座前において三角形を構成する軸穴2a、2b、1aは、着座者が座部3bの後方に体重をかけると、脚柱2は下端支点である軸穴2aを回動中心として後方に傾動する。
このとき、着座者の体重の後方への移行が大きくなり脚柱2の後傾動が進むと、第1弾性部材6Aが圧縮され、軸穴2a、2b、1aがほぼ水平の直線状態に近くなる。なお、脚柱2の後傾動の最大傾斜角度をどの程度に設定するかは、第1弾性部材6Aの反発強度や軸穴2aの下部にストッパー1b等を適宜配設することにより、傾動角度を任意に設定することが出来る。
(実施の形態2)
実施の形態2のリクライニング椅子は、基本的なリクライニング・リンク機構を構成する脚台1、脚柱2、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4は、実施の形態1と同様であるが、次の点で異なる。
実施の形態2のリクライニング椅子は、図2に示すように、側面から見て、背もたれ部支持棹4の下端において、座部支持棹3の後端部に設けられた長穴3aに背もたれ部支持棹4下端の軸芯4aを挿入することにより、軸芯4aが、長穴3a内を摺動自在に連結され、背もたれ部支持棹4の下部端と脚柱2中間部の軸穴4cとが中間部支持棹8によって連結されている。
さらに、前記背もたれ部支持棹4の下端側と前記脚柱2の中間部に設けた軸穴2cとが中間部支持棹8によって連結され、前記中間部支持棹8の延設部8aに設けた軸穴4cと前記座部支持棹3前端部に設けた軸穴2dとの間に第2弾性部材6Bを枢着しており、これにより、前記背もたれ部支持棹4を揺傾動させる構成となっている。
なお、軸芯4aと、長穴3aとの摺動自在連結は、前記背もたれ部支持棹4下端の長穴3aに座部支持棹3の後端部に設けられた軸芯4aを挿入することにより連結させてもよい。
この場合は、座部支持棹3側に軸芯4aを設けて、背もたれ部支持棹4に設けた長穴3aに枢着されるが、背もたれ部4d及び座部3bの後傾揺動作用は全く同じである。ここで、軸芯4aの位置は、長穴3aにおける初期位置である。
なお、長穴の形状の変容例として、途中に窪みを設け、その窪みに軸芯を落とし込むことによって、リクライニング作用を段階的に調整することもできる。
また、実施の形態1のリクライニング椅子においては軸穴2aで脚柱2が傾動可能であったが、実施の形態2のリクライニング椅子においては、脚柱2は傾動せず起立軸着している。このため軸穴2bと脚台軸穴1aとの間に固定部材6RAを配設している。なお、固定部材6RAを省略して、脚台1に直接脚注2を軸着させてもよい。
着座者による体重がかかっていない状態では、第2弾性部材6Bの反発力は脚柱2の中間部の軸穴2cを回動中心として、背もたれ部支持棹4に設けた軸芯4aは座部支持棹3の長穴3a内の上方端位置に押さえつけられている。着座者が体重を臀部に移したとき、軸芯4aは、座部支持棹3の前端部軸穴2dでの反時計回りの回動により、長穴3a内を下方(図2において左下方)に向かって摺動移行する。
すなわち、軸芯4aは、長穴3a内を図2において左下方位置である軸芯4a’の位置に摺動移行するとともに、背もたれ部支持棹4が後方傾動する。
そして、この背もたれ部支持棹4の後方傾動は、弾性体6Bの反発を受けながら弾力的に進行するので、着座者は背もたれ部4dに体を預けながらゆっくりと後部傾動することができる。
背もたれ部支持棹4に長穴3aを設ける場合は、外力がかかる前は軸芯は4a’の位置にあり、外力の増加に伴い時計回りに4a’から4aに移動する。長穴3aを座部支持棹3に設けるか、背もたれ部支持棹4に設けるかで、挙動が異なる。ここで、軸芯4a’の位置は、長穴3aにおける稼働限界位置である。
なお、上記では、座部支持棹3と背もたれ部支持棹4とは、長穴3aを用いて連結されているという説明をしたが、長穴を用いずに、例えば、図8に示すようにヒンジHを用いて連結してもよい。図8において、ヒンジHは、ピン支点Aで背もたれ部支持棹4に軸着されており、ピン支点Bで座部支持棹3に軸着されている。そして、ピン支点Aとピン支点Bは、ピン支点Cで連結されて、AB間をワイヤー又は引張りに働く弾性部材Dで連結あせる構造としている。上記では、ヒンジ及びそれらを連結する弾性部材Dの両者が存在する場合を説明したが、ヒンジH単独、弾性部材D単独でもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3のリクライニング椅子は、基本的なリクライニング・リンク機構を構成する脚台1、脚柱2、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4は、実施の形態1と同様であるが、次の点で異なる。
実施の形態3のリクライニング椅子は、図3に示すように、側面から見て、脚柱2は脚台1の略中心部に設けられた軸穴2aに軸着されており、座部支持棹3と背もたれ部支持棹4とは、座部支持棹3の後端部に設けられ軸穴3aに背もたれ部支持棹4下端の軸芯4aを挿入することにより、又は、背もたれ部支持棹4下端の軸穴3aに座部支持棹3の後端部に設けられた軸芯4aを挿入することにより、軸芯4aが、軸穴3a内において回動自在に連結されており、背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4bと脚柱2の中間部に設けた軸穴2cとの間に第3弾性部材6cを枢着することにより、前記背もたれ部支持棹4を揺傾動させる構成になっている。
さらに、実施の形態3のリクライニング椅子は、軸穴3a、4b、2cは三角形を構成し、背もたれ部支持棹4が軸穴3aを中心として回動できるようになっている。
この背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4bと脚柱2の中間部軸穴2cとの間に、第3弾性部材6Cが枢着されているので、着座前の状態においては背もたれ部支持棹4は前方に保持されており、着座者の背中を押すように付勢されている。ところが、着座者が体重を臀部にかけ背を後方に反らすと背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4b位置は、第3弾性部材6Cの反発を受けながら、三角形を構成している軸穴3a、4b、2cの位置関係が直線状態になるように移行する。着座者は弾性部材6Cの作用による反発を背中に受けながら仰向けに傾動する姿勢状態を保つことができる。
(実施の形態4)
実施の形態4のリクライニング椅子は、基本的なリクライニング・リンク機構を構成する脚台1、脚柱2、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4は、実施の形態1と同様であるが、次の点で異なる。
実施の形態4のリクライニング椅子は、図4、図6及び図7に示すように、側面から見て、脚柱2は脚台1の略中心部に設けられた軸穴2aに枢着されており、座部支持棹3と背もたれ部支持棹4とは、座部支持棹3の後端部に設けられ長穴3aに背もたれ部支持棹4下端の軸芯4aを挿入することにより、又は、背もたれ部支持棹4下端の長穴3aに座部支持棹3の後端部に設けられた軸芯4aを挿入することにより、軸芯4aが、長穴3a内を摺動自在に連結されており、背もたれ部支持棹4の下端側と脚柱2の中間部に設けた軸穴2cとが中間部支持棹8によって連結され、さらに、中間部支持棹8の延設部8aに設けた軸穴4cと座部支持棹3前端部に設けた軸穴2dとの間に第2弾性部材6Bを枢着し、軸穴2aに近い軸穴2bと、軸穴2aより後ろ又は前側の脚台1に設けられた軸穴1aと、の間に第1弾性部材6Aを枢着することにより、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4を揺傾動させる構成になっている。
実施の形態4のリクライニング椅子は、実施の形態1(図1)と実施の形態2(図2)で説明した第1及び第2弾性部材6A、6Bの両者をともに配設したものである。
すなわち、脚柱2の軸穴2bと脚台1の軸穴1aとの間に、第1弾性部材6Aが枢着され、さらに、脚柱2の上端部の軸穴2dと背もたれ部支持棹4の最下端部軸穴4cとの間には、第2弾性部材6Bが枢着されている。
また、背もたれ部支持棹4の中間部には軸芯4aが座部支持棹3の後部に設けられた長穴3aと枢着されている。
第1及び第2弾性部材6A及び6Bの配設による揺傾動の動きが相乗効果を示して、着座者に伝わることから着座者は極めて高い安楽感を得ることができる。
すなわち着座者は体重を臀部に移行させ、背中を反らすことで身体をより水平状態に開くことが出来るとともに、脚柱2下部の弾性体6Aによる揺傾動を同時に受けることができる。
(実施の形態5)
実施の形態5のリクライニング椅子は、基本的なリクライニング・リンク機構を構成する脚台1、脚柱2、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4は、実施の形態1と同様であるが、次の点で異なる。
実施の形態5のリクライニング椅子は、図5に示すように、側面から見て、脚柱2は脚台1の略中心部に設けられた軸穴2aに枢着されており、座部支持棹3と背もたれ部支持棹4とは、座部支持棹3の後端部に設けられ軸穴3aに背もたれ部支持棹4下端の軸芯4aを挿入することにより、又は、背もたれ部支持棹4下端の軸穴3aに座部支持棹3の後端部に設けられた軸芯4aを挿入することにより、軸芯4aが、軸穴3a内において回動自在に連結されており、さらに、背もたれ部支持棹4の下端の軸穴4bと脚柱2の中間部に設けた軸穴2cとの間に第3弾性部材6cを枢着し、軸穴2aに近い軸穴2bと、軸穴2aより後ろ又は前側の脚台1に設けられた軸穴1aと、の間に第1弾性部材6Aを枢着することにより、座部支持棹3及び背もたれ部支持棹4を揺傾動させる構成になっている。
実施の形態5のリクライニング椅子は、実施の形態1(図1)と実施の形態3(図3)で説明した第1及び第3弾性部材6A、6Cの両者をともに配設したものである。
すなわち、脚柱2の軸穴2bと脚台1の軸穴1aとの間に、第1弾性部材6Aが枢着され、背もたれ部支棹4下端の軸穴4bと脚柱2の中間部の軸穴2cとの間に、第3弾性部材6Cが枢着されている。
また、この座部支持棹3の後部端は、背もたれ部支持棹4の後端部と軸穴3aにおいて枢着され、背もたれ部支持棹4が軸穴3aを中心として回動できるようになっている。
実施の形態5のリクライニング椅子においても、第1弾性部材6A及び第3弾性部材6Cの配設による揺傾動の動きが相乗効果を示して、着座者に伝わることから着座者は極めて高い安楽感を得ることができる。
すなわち、着座者が体重を臀部に移行させ背を後方に反らすことにより、背もたれ部支持棹4の軸穴3a、4bと、脚柱2の軸穴2cとの3点の位置関係がより直線状態になるように変化し、着座者の身体は後方に大きく開いた状態が可能となるから、さらに大きい安楽感を得ることができる。
実施の形態4や実施の形態5に示すリクライニング椅子は、弾性部材を2台配設することにより、前記のように身体を直線状態に伸ばした状態で後傾揺動を得るか、身体は余り伸ばさずに(上体と下半身との角度を保って)、主として脚柱2の後傾による着座姿勢を得るかを、着座者の所望に応じて体重移行により容易に実現できる。
また、図6に示すように、リクライニング椅子の座部3bあるいは背もたれ部4dには、左右両側に回動自在な枢着により構成したアームレスト7を付設することにより着座者は腕を安定して休ませることが出来るとともに、アームレスト7を支えとして前方や後方への体重移行が容易にできるようになる。
背もたれ部4d、座部3b、脚柱2を揺傾動するための弾性部材(6A,6B,6C)としては、金属製コイルスプリング、エアースプリング、ガススプリング、オイルダンパーなど、公知の弾性部材、又はそれらの組合せによる部材を適宜使用することができる。
実施の形態1〜5のリクライニング椅子は、図7に示すような椅子の中心部に配設した1セットのリンク機構を例示して説明するが、本発明はこれらの実施の形態に限るものではなく、リクライニング椅子の横幅を長くした場合は、椅子の正面から見て、リクライニング・リンク機構を左右1対またはそれ以上の数を設けることもできる。これにより、長椅子などにおいて安定したリクライニング機構とすることができる。
なお、本発明は、上記の各実施の形態に示した、脚台1、脚柱2、座部3b・背もたれ部支持棹4、弾性部材のデザイン形状に限定されるものではない。本発明のリクライニング椅子の技術思想は、実施の形態に例示的に示すように各部材を枢着あるいは軸着して連結することを本質とするものであり、着座者が体重移行することにより所望の身体角度および揺傾動を得ることができるリクライニング椅子にある。よって、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々に形状変更、部材変更が可能である。
また、リクライニング椅子は、簡単な構造で特有の効果を示すものであり、着座前の脚柱2の前傾角度、座部3bの水平度、あるいは着座後の最傾斜角度などは、弾性部材の強度選択およびストッパーを配設すること等により容易に好みの状態で実施可能である。
さらに、本発明におけるリクライニング機構において、弾性部材を取り付ける位置は、他の態様例として、図9〜図21に示すように、様々な態様が考えられ、本発明の技術思想はこれらの形態をも含むものである。図9〜図21において、弾性部材6A’は弾性部材6Aと同機能を提供する別配置の部材を示す。よって、弾性部材6A、6A+6B、6A+6Cの配置と、弾性部材6A’、6A’+6B、6A’+6Cの配置は、配置位置が異なっているが、それぞれ同機能である。すなわち、機能的には、6A=6A’、6A+6B=6A’+6B、6A+6C=6A’+6Cとなる。一方、弾性部材6D、6Eは、弾性部材6B、6Cと機能的には同列の配置でしかない。
なお、図9〜図21に示す態様において、弾性部材の配置は、6A+(6B or 6C or 6D or 6D+6E)か、6A’+(6B or 6C or 6D or 6D+6E)ということであって、6A+(6B or 6C)若しくは6A’+(6D or 6D+6E)と言う意味で、6D・6Eを配置したのではないことに注意が必要である。
本発明のリクライニング椅子は、以上に詳述したように着座者の体重移行により座部と背もたれ部の開度変化と脚台の傾斜角度変化を実現でき、座部、背もたれ部、脚柱の、単独あるいは相乗した揺傾動により、着座者に極めて高い安楽な座り心地やリラックスした姿勢を提供することができる。
また、本発明のリクライニング椅子は、従来のリクライニング椅子のように姿勢変更機構が複雑でなく、各部材の簡単な連結構成であるから、製造コストも低く安定した動作を実現できる。
実施の形態1を説明する側面図である。 実施の形態2を説明する側面図である。 実施の形態3を説明する側面図である。 実施の形態4を説明する側面図である。 実施の形態5を説明する側面図である。 実施の形態4の椅子を下方から見た斜視図である。 実施の形態4の椅子の正面図である。 座部支持棹と背もたれ部支持棹とを、ヒンジを用いて連結した形態の説明図である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。 弾性部材を取り付けた他の態様のリクライニング椅子である。
符号の説明
1 脚台
1a 軸穴
2 脚柱
2a 軸穴(最下部)
2b 軸穴(下部)
2c 軸穴(中間部)
2d 軸穴(上端部)
3 座部支持棹
3a 軸穴、長穴(丸型あるいは長穴型)
3b 座部
4 背もたれ部支持棹
4a 軸芯(長穴における初期位置)
4a’軸芯(長穴における稼働限界位置)
4b 軸穴(背もたれ部支持棹の下端)
4c 軸穴(背もたれ部支持棹の最下端)
4d 背もたれ部
6A、6A’ 第1弾性部材(脚台―脚柱)
6B 第2弾性部材(脚台上端―背もたれ部支持棹)
6C 第3弾性部材(脚台中間部―背もたれ部支持棹)
6D、6E 弾性部材
6RA 固定部材(脚台―脚柱)
7 アームレスト
A,B,C ピン支点

Claims (7)

  1. 床に載置される脚台(1)と、前記脚台(1)の上部に起立連結された脚柱(2)と、前記脚柱(2)の上端部に連結された座部支持棹(3)と、前記座部支持棹(3)の後端側に連結された背もたれ部支持棹(4)と、を有する椅子であって、
    前記脚柱(2)は前記脚台(1)の略中心部に設けられた軸穴(2a)に枢着されているとともに、前記背もたれ部支持棹(4)の後端部と前記脚柱(2)の中間部とが中間支持棹(8)で連結され、さらに、前記軸穴(2a)に近い軸穴(2b)と、前記軸穴(2a)より後ろ又は前側の脚台(1)に設けられた軸穴(1a)と、の間に第1弾性部材(6A)を枢着することにより、前記座部支持棹(3)及び前記背もたれ部支持棹(4)を揺傾動することを特徴とするリクライニング椅子。
  2. 床に載置される脚台(1)と、前記脚台(1)の上部に起立連結された脚柱(2)と、前記脚柱(2)の上端部に連結された座部支持棹(3)と、前記座部支持棹(3)の後端側に連結された背もたれ部支持棹(4)と、を有する椅子であって、
    前記脚柱(2)は前記脚台(1)の略中心部に設けられた軸穴(2a)に軸着されており、前記座部支持棹(3)と前記背もたれ部支持棹(4)とは、前記座部支持棹(3)の後端部に設けられ長穴(3a)に前記背もたれ部支持棹(4)下端の軸芯(4a)を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹(4)下端の長穴(3a)に前記座部支持棹(3)の後端部に設けられた軸芯(4a)を挿入することにより、前記軸芯(4a)が、前記長穴(3a)内を摺動自在に連結されており、前記背もたれ部支持棹(4)の下端側と前記脚柱(2)の中間部に設けた軸穴(2c)とが中間部支持棹(8)によって連結され、さらに、前記中間部支持棹(8)の延設部(8a)に設けた軸穴(4c)と前記座部支持棹(3)前端部に設けた軸穴(2d)との間に第2弾性部材6Bを枢着することにより、前記背もたれ部支持棹(4)を揺傾動することを特徴とするリクライニング椅子。
  3. 床に載置される脚台(1)と、前記脚台(1)の上部に起立連結された脚柱(2)と、前記脚柱(2)の上端部に連結された座部支持棹(3)と、前記座部支持棹(3)の後端側に連結された背もたれ部支持棹(4)と、を有する椅子であって、
    前記脚柱(2)は前記脚台(1)の略中心部に設けられた軸穴(2a)に軸着されており、前記座部支持棹(3)と前記背もたれ部支持棹(4)とは、前記座部支持棹(3)の後端部に設けられ軸穴(3a)に前記背もたれ部支持棹(4)下端の軸芯(4a)を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹(4)下端の軸穴(3a)に前記座部支持棹(3)の後端部に設けられた軸芯(4a)を挿入することにより、前記軸芯(4a)が、前記軸穴(3a)内において回動自在に連結されており、前記背もたれ部支持棹(4)の下端の軸穴(4b)と前記脚柱(2)の中間部に設けた軸穴(2c)との間に第3弾性部材(6c)を枢着することにより、前記背もたれ部支持棹(4)を揺傾動することを特徴とするリクライニング椅子。
  4. 床に載置される脚台(1)と、前記脚台(1)の上部に起立連結された脚柱(2)と、前記脚柱(2)の上端部に連結された座部支持棹(3)と、前記座部支持棹(3)の後端側に連結された背もたれ部支持棹(4)と、を有する椅子であって、
    前記脚柱(2)は前記脚台(1)の略中心部に設けられた軸穴(2a)に枢着されており、前記座部支持棹(3)と前記背もたれ部支持棹(4)とは、前記座部支持棹(3)の後端部に設けられ長穴(3a)に前記背もたれ部支持棹(4)下端の軸芯(4a)を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹(4)下端の長穴(3a)に前記座部支持棹(3)の後端部に設けられた軸芯(4a)を挿入することにより、前記軸芯(4a)が、前記長穴(3a)内を摺動自在に連結されており、前記背もたれ部支持棹(4)の下端側と前記脚柱(2)の中間部に設けた軸穴(2c)とが中間部支持棹(8)によって連結され、さらに、前記中間部支持棹(8)の延設部(8a)に設けた軸穴(4c)と前記座部支持棹(3)前端部に設けた軸穴(2d)との間に第2弾性部材(6B)を枢着し、前記軸穴(2a)に近い軸穴(2b)と、前記軸穴(2a)より後ろ又は前側の脚台(1)に設けられた軸穴(1a)と、の間に第1弾性部材(6A)を枢着することにより、前記座部支持棹(3)及び前記背もたれ部支持棹(4)を揺傾動することを特徴とするリクライニング椅子。
  5. 床に載置される脚台(1)と、前記脚台(1)の上部に起立連結された脚柱(2)と、前記脚柱(2)の上端部に連結された座部支持棹(3)と、前記座部支持棹(3)の後端側に連結された背もたれ部支持棹(4)と、を有する椅子であって、
    前記脚柱(2)は前記脚台(1)の略中心部に設けられた軸穴(2a)に枢着されており、前記座部支持棹(3)と前記背もたれ部支持棹(4)とは、前記座部支持棹(3)の後端部に設けられ軸穴(3a)に前記背もたれ部支持棹(4)下端の軸芯(4a)を挿入することにより、又は、前記背もたれ部支持棹(4)下端の軸穴(3a)に前記座部支持棹(3)の後端部に設けられた軸芯(4a)を挿入することにより、前記軸芯(4a)が、前記軸穴(3a)内において回動自在に連結されており、さらに、前記背もたれ部支持棹(4)の下端の軸穴(4b)と前記脚柱(2)の中間部に設けた軸穴(2c)との間に第3弾性部材(6c)を枢着し、前記軸穴(2a)に近い軸穴(2b)と、前記軸穴(2a)より後ろ又は前側の脚台(1)に設けられた軸穴(1a)と、の間に第1弾性部材(6A)を枢着することにより、前記座部支持棹(3)及び前記背もたれ部支持棹(4)を揺傾動することを特徴とするリクライニング椅子。
  6. 前記座部支持棹(3)の左右両側に配設され、その端部が座部及び背もたれ部と回動自在に枢着されたアームレストを具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のリクライニング椅子。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のリクライニング椅子において、前記座部支持棹(3)又は/及び背もたれ部支持棹(4)を揺傾動する揺傾動機構を少なくとも1セットを具備することを特徴とするリクライニング椅子。
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