JP2006005518A - 無線通信端末 - Google Patents

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和史 熊谷
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Abstract

【課題】複数の周波数での送受信が可能な無線通信端末において、待受け時における消費電力を低減する。
【解決手段】無線通信端末は高周波部と信号処理部と制御部と電源部とSW部と信号レベル検出部とから構成され、待受け時においては信号レベル検出部にのみ電源を供給し、信号レベル検出部において閾値以上の信号レベルが検出されると、SW部により信号処理部と制御部と検出した周波数帯に対応した高周波部に電源を供給することにより、検出した周波数帯信号の送受信が可能となる。これにより、無線通信端末は待受け時に高周波部への電源供給を行なうことなく、信号レベル検出部への電源供給のみで待受け動作ができ、信号レベルを検出したときのみ、検出した信号の周波数帯に対応した各機能部への電源供給を行なうので、低消費電力化が実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数周波数帯での信号の送受信が可能なマルチモード無線通信端末に関するものである。
従来、複数周波数帯での信号の送受信を行う無線通信端末において、1つ以上の周波数帯での信号の送受信を可能な状態にしておく際には、送受信を可能にしたい全ての周波数帯において待受けを行なう必要があった。
例えば800MHz帯を用いるPDC方式の携帯電話、900MHz帯を用いるPHS、2.4GHzや5.2GHz帯を用いる無線LANなどの異なる周波数帯で通信可能なマルチモード無線通信端末は、これら複数の周波数帯でのサービスを受けるためには複数の周波数帯において待受けを行なう必要があり、その複数の周波数帯での信号を受信するための高周波部や信号処理部等に電源を常に供給しておく必要があった。このためにマルチモード無線通信端末において、使用する周波数帯が多くなると、待受けのための消費電力が大きくなるという課題があった。
一方、複数の周波数帯に対応する無線通信端末としてソフトウェア無線端末の開発が行なわれている。このソフトウェア無線端末は、ソフトウェアを変更することにより、高周波部や信号処理部を複数の周波数帯に対応するように変更可能なものである。このソフトウェア無線端末において待受けを行なう際には、予め特定周波数帯の通信を想定し、ソフトウェア無線端末の受信に関わる機能を特定の周波数帯用に固定して待受けを行なう必要があった。しかしながらこの方法では、ソフトウェアの変更により複数の周波数帯に対応可能なソフトウェア無線端末においても、待受け時には1つの方式による待受けしかできないという課題があった。また、ソフトウェア無線端末においても、マルチモード無線通信端末同様に、複数の周波数帯による待受けを行なう際には、予め複数の周波数帯に対応可能なように、複数の高周波部を用意し、かつ、それら複数の高周波部や信号処理部等に常に電源を供給しておく必要があった。
待受け時に低消費電力化を行なう無線通信端末としては、例えば特許文献1があった。特許文献1に記載された方法は、1つの周波数帯を用いる無線通信端末において、無線信号を高周波部で受信した後に、ベースバンドに変換された受信信号を検出することにより低消費電力化を図るものである。
特開平8−307428号公報
しかしながら、前記の従来技術では、利用できる周波数帯が1つであり、複数の異なる周波数帯を用いる無線通信端末では、複数の受信部に電源を供給する必要があり、利用する周波数帯が多くなると待受け時の消費電力も大きくなるという問題があった。また、無線通信端末をソフトウェア無線端末に適応する際にも、待受け時には1つの方式による待受けしかできないという問題があった。
特許文献1の図1における無線部(受信系)25を、より具体的に示すと図2のようになる。図2は無線通信端末の高周波部の1例である。特許文献1の方法では、待受け時において図2の送受信切替SW221を受信側に切替えて、フィルタ201とLNA202とフィルタ203とミキサ204とフィルタ205とDEM206とシンセサイザ222を使用可能な状態にしておかなければならず、少なくともLNA202とミキサ204とDEM206の電源をONしておかなければならなかった。さらに図2に示すフィルタ201、LNA202、フィルタ203、ミキサ204、フィルタ205、DEM206、シンセサイザ222は周波数毎に用意する必要があり、複数の周波数帯において待受けを行なう際には、その周波数帯に必要な機能部品の全ての電源をONしておかなければならないという問題があった。
前記従来の課題を解決するために、単一、または複数の周波数帯での信号の送受信が可能な無線通信端末において、前記無線通信端末は、当該周波数帯の信号を送受信するアンテナ部と、前記アンテナ部で受信される無線信号のレベルを検出する信号レベル検出部と、無線通信端末全体の制御を行なう制御部と、送信時には前記制御部からの送信信号をベースバンド信号に変換した後、高周波部に伝送する機能と、受信時には高周波部からの受信信号をデジタル信号に変換した後、制御部に伝送する機能を有する信号処理部と、送信時には前記信号処理部からのベースバンド信号を高周波信号に変換した後、前記アンテナ部から送信する機能と、受信時には前記アンテナ部から受信した高周波信号をベースバンド信号に変換した後、前記信号処理部に伝達する機能を有する高周波部と、無線通信端末に電源を供給する電源部と、前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源の供給と停止を行なうSW部とから構成され、前記SW部は、信号の受信も送信も行っていない待受け時においては、前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源を供給すること停止し、前記信号レベル検出部において所定の周波数帯の受信信号レベルが閾値以上検出されると、前記信号処理部と前記制御部と前記高周波部に前記電源部からの電源を供給する。
前記第1の発明によれば、無線通信端末は、受信のために必要な機能を停止した状態で待受けを行ない、信号レベル検出部が所定の周波数帯の信号を検出した際には、信号の送受信に関する機能部に電源を供給することで低消費電力化を実現できる。
また、前記無線通信端末は、互いに異なる周波数帯に対応する少なくとも2つ以上の高周波部を備え、前記信号レベル検出部において検出された受信信号の周波数帯が、前記高周波部の対応する周波数帯のいずれかと一致した場合には、前記SW部は、当該周波数帯の前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源を供給する。
前記第2の発明によれば、無線通信端末は、受信のために必要な機能を停止した状態で待受けを行ない、信号レベル検出部が所定の周波数帯の信号を検出した際には、所定の周波数帯の信号の送受信に関する機能部に電源を供給することで低消費電力化を実現できる。
また、前記信号レベル検出部は、前記アンテナ部が受信した無線信号の周波数帯に応じて電圧に変換するF−Vコンバータを備える。
前記第3の発明によれば、無線通信端末は、信号レベル検出部をF−Vコンバータにより構成することで、信号レベル検出部は検出した信号の周波数帯に応じた電圧に変換できるので、信号レベル検出部の構成を簡単にすることができる。
また、請求項4記載の発明は、前記信号レベル検出部は、受信信号の閾値が、前記受信信号の周波数帯により異なるように構成される。
前記第4の発明によれば、無線通信端末は、信号レベル検出部において検出する信号レベルの閾値を、周波数帯毎に設定することができるので、携帯電話や無線LANなどの異なるシステムに適用する際に、各システムが要求する、受信感度に合わせて信号レベル検出の閾値を設定することができる。
また、請求項5記載の発明は、前記信号レベル検出部は、受信信号の受信時間を基準時間と比較する機能を有し、前記信号レベル検出部で検出された受信信号の受信時間が基準時間より大きい場合に、受信信号のレベル検出を行う。
前記第5の発明によれば、無線通信端末は、信号レベル検出部において検出する信号レベルの検出時間を設定することができるので、検出したい周波数帯のシステムに適した信号のみを検出し、ノイズ信号等の検出による誤動作を防止することができる。
また、請求項6記載の発明は、前記高周波部と前記信号処理部は送受信する信号の周波数帯に応じて変更可能な構成であり、送受信する信号の周波数帯に応じて前記高周波部と前記信号処理部を変更するための情報を保存しておくメモリ部と、送受信する信号の周波数帯に応じて前記メモリ部の情報を参照して、前記高周波部と前記信号処理部の変更を行なうソフトウェア無線処理部を備え、前記信号レベル検出部において閾値以上の特定の周波数帯の受信信号レベルが検出されると、前記SW部は、前記信号処理部と前記制御部と前記高周波部と前記ソフトウェア無線処理部に前記電源部からの電源を供給し、前記信号レベル検出部により検出した周波数帯に応じて、前記ソフトウェア無線処理部が前記高周波部と前記信号処理部の変更を行なう。
前記第6の発明によれば、無線通信端末は、ソフトウェア無線端末として構成することができ、受信のために必要な機能を停止した状態で待受けを行ない、信号レベル検出部が所定の周波数帯の信号を検出した際には、信号の送受信に関する機能部に電源を供給し、検出した信号の周波数に応じて、ソフトウェアを変更することにより、受信した周波数帯の信号の送受信が可能になるので、低消費電力化を実現できる。
また、請求項7記載の発明は、前記信号レベル検出部において、複数の周波数帯の受信信号を検出した場合には、予め設定された優先順位に従って、前記SW部は、当該周波数帯の前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源を供給する。
前記第7の発明によれば、無線通信端末は、受信のために必要な機能を停止した状態で待受けを行ない、信号レベル検出部が複数の所定の周波数帯の信号を検出した際には、送受信の際の消費電力が最小になる送受信に関する機能部のみに電源を供給することで低消費電力化を実現できる。
本発明の無線通信端末によれば、少なくとも1つ以上の周波数帯での信号の送受信が可能な無線通信端末において、アンテナ部からの複数周波数帯の受信信号を直接検出できる信号レベル検出部を設けることにより、周波数帯毎に用意した複数の高周波部のうち、通信を行っていない高周波部は、待受け時に電源をOFFにできるため低消費電力化が可能となる。
さらに、本発明の無線通信端末によれば、ソフトウェアの変更により、複数の周波数帯に対応可能なソフトウェア無線端末においても、1つの信号レベル検出部を設けることで、複数の周波数帯に対応した待受けが実現でき、低消費電力化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して本発明における実施の形態1の無線通信端末1の構成について説明する。図1は、無線通信端末1の概念を示すブロック図である。無線通信端末1は、アンテナ部14と、信号レベル検出部11と、高周波部113及び123と、信号処理部21と、無線通信端末1の全体の制御を行う制御部22と、SW部13と、各部に電源を供給する電源部12から構成され、第1の高周波部113は、アンテナ部14で受信した無線信号のうち、第1の周波数帯における信号の受信を行なう第1の受信部111と、信号の送信を行なう第1の送信部112から構成され、第2の高周波部123は、第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯において信号の受信を行なう第2の受信部121と、信号の送信を行なう第2の送信部122から構成される。
信号処理部21は、信号の受信時には、各受信部111、121からのベースバンド信号を受信し、デジタル信号に変換して制御部22に伝送し、信号の送信時には、制御部22からデジタル信号を受信し、ベースバンド信号に変換し、各送信部112、122に伝送する。
またアンテナ部14は、信号レベル検出部11と繋がれ、信号レベル検出部11はアンテナ部14で受信される信号レベルの検出を行う。SW部13は、信号レベル検出部11における信号レベルの検出状態により、信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113及び第2の高周波部123の電源をOFFからON、またはONからOFFに切替える。
第1の高周波部113の詳細構成について図2を用いて説明する。送信時においては、送受信切替SW221は送信側に切替えられ、信号処理部21から伝送されるベースバンド信号は、MOD(Modulation)216によって所定の変調方式で変調された後、フィルタ215によって不要な周波数帯の信号が除去される。フィルタ215から送信される信号は、シンセサイザ222とミキサ214により送信する周波数帯にアップコンバートされ、LNA(Low Noise Amplifiers)213とPA(Power Amplifiers)212により増幅され、フィルタ211により不要な周波数帯の信号が除去された後、無線信号としてアンテナ部14により送信される。
受信時においては、送受信切替SW221が受信側に切替えられ、アンテナ部14から受信した無線信号は、フィルタ201により不要な周波数帯の信号が除去される。受信した信号は、LNA202により増幅され、フィルタ203を通った後で、シンセサイザ222とミキサ204によりダウンコンバートされ、フィルタ205により不要な周波数帯の信号が除去され、DEM(Demodulation)206により復調され、ベースバンド信号として信号処理部21に伝送される。また、第2の高周波部123については第1の高周波部113と同じ構成要素であるので説明を省略する。
信号レベル検出部11としては、例えば図4の回路構成となる。本実施の形態1においては、信号レベル検出部11に添え字をつけて信号レベル検出部11aとして説明する。図4の信号レベル検出部11aは、フィルタ311、コンデンサ301、ダイオード302、コイル303、抵抗304、コンデンサ305、コンパレータ306、基準電圧307から構成される。フィルタ311は第1の周波数帯と第2の周波数帯の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。図4において、入力側INに信号が無い場合には、出力側OUTはLOWレベルであるが、入力側INに第1の周波数帯、または第2の周波数帯の信号が入力されると、ダイオード302により、コンパレータ306に信号が入力される。コンパレータ306では、入力された信号のレベルと基準電圧307とを比較して、入力された信号レベルが大きければ、OUTがHIGHレベルになる。このOUTの先にはSW部13が接続されている。
次に図3を用いて無線通信端末1の動作について説明する。図3は本実施の形態1の無線通信端末1におけるフロー図である。
無線通信端末1は無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11aの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113、第2の高周波部123の電源はOFFされている(S001)。アンテナ部14が信号を受信すると、受信した信号は信号レベル検出部11aに伝送される。信号レベル検出部11aでは、受信した信号の周波数帯が第1の周波数帯、または第2の周波数帯のいずれかであり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、信号を受信したことを検出する(S002)。
信号レベル検出部11aのOUTのレベルがHIGHレベルになると(S003)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113及び第2の高周波部123の電源がONされる(S004)。例えば、無線通信端末1の受信している信号が第1の周波数帯の信号の場合には、第1の高周波部113の電源がONされているので、アンテナ部14から受信した信号を第1の受信部111が受信することで、無線通信端末1は第1の周波数帯を用いて信号の送受信が可能になる(S005)。
また、信号レベル検出部11aにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯、または第2の周波数帯のいずれかであり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11aのOUTのレベルが一定時間LOWレベルになるので(S006)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113及び第2の高周波部123の電源がOFFされる(S007)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1の信号レベル検出部11として、図4の回路構成の信号レベル検出部11aの例を示したが、第1の周波数帯と第2の周波数帯の信号の検出が可能な回路を用いれば、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1として、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1が1つの周波数帯のみを送受信する場合や、無線通信端末1が3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部を設けることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、無線通信端末1において、受信する周波数帯に応じて特定の高周波部の電源のみをONするものである。
無線通信端末1の概念を示すブロック図を図1、高周波部113の詳細構成を表す図を図2として、同じ構成要素であり同じ符号を用い説明を省略する。
信号レベル検出部11としては、例えば図6の回路構成となる。本実施の形態2においては、信号レベル検出部11に添え字をつけて信号レベル検出部11bとして説明する。図6において、図4で示した機能と同様の機能を有する部分には、図4に示した同じ符号に添え字a、bをつけている。図6において、入力側INに信号が無い場合には、出力側OUT1、OUT2は共にLOWレベルである。
フィルタ311aは第1の周波数帯の信号のみを通過させるバンドパスフィルタであり、入力側INに第1の周波数帯の信号が入力されると、ダイオード302aにより、コンパレータ306aに信号が入力される。コンパレータ306aでは、入力された信号のレベルと基準電圧307とを比較して、入力された信号レベルが大きければ、OUT1がHIGHレベルになる。このOUT1の先にはSW部13が接続されている。
また、フィルタ311bは第2の周波数帯の信号のみを通過させるバンドパスフィルタであり、入力側INに第2の周波数帯の信号が入力されると、ダイオード302bにより、コンパレータ306bに信号が入力される。コンパレータ306bでは、入力された信号のレベルと基準電圧307とを比較して、入力された信号レベルが大きければ、OUT2がHIGHレベルになる。このOUT2の先にはSW部13が接続されている。
さらに信号レベル検出部11としては、例えば図7の回路構成でも実現できる。図7の信号レベル検出部11は添え字をつけて信号レベル検出部11cとして説明する。図7は図6の回路からフィルタ311a、フィルタ311bを除き、方向性結合器341を追加した構成であり、図6に示した同じ符号の構成要素については説明を省略する。
方向性結合器341は、ポート1から第1の周波数帯の信号(f1)が入力された場合には、ポート2からf1の信号を出力する。また、方向性結合器341は、ポート1から第2の周波数帯の信号(f2)が入力された場合には、ポート3からf2の信号を出力する。これにより、図6で構成される信号レベル検出器11bと同様に特定の周波数の信号がある場合にのみ信号を検出することが可能であり、さらに、図6で構成される信号レベル検出器11bに比べ、方向性結合器341を用いることにより、信号の過剰損失が少なくなるため、アテナ部14で受信した信号が低レベルの場合でも検出することが容易となる。
次に図5を用いて無線通信端末1の動作について説明する。図5は本実施の形態2の無線通信端末1の動作に関するフロー図である。
無線通信端末1は無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11bの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113、第2の高周波部123の電源はOFFされている(S001)。アンテナ部14が信号を受信すると、受信した信号は信号レベル検出部11bに伝送される。信号レベル検出部11bでは、受信信号が第1の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、信号を受信したことを検出する(S012)。
信号レベル検出部11bのOUT1のレベルがHIGHレベルになると(S013)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源がONされる(S014)。第1の高周波部113の電源がONされ、アンテナ部14から受信した信号を第1の受信部111が受信することで、無線通信端末1は第1の周波数帯を用いて通信が可能になる(S015)。
信号レベル検出部11bにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11aのOUT1のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S016)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源がOFFされる(S017)。
また、信号レベル検出部11bでは、受信信号が第2の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、信号を受信したことを検出する(S022)。
信号レベル検出部11bのOUT2のレベルがHIGHレベルになると(S023)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源がONされる(S024)。第2の高周波部123の電源がONされ、アンテナ部14から受信した信号を第2の受信部121が受信することで、無線通信端末1は第2の周波数帯を用いて通信が可能になる(S025)。
信号レベル検出部11bにおいて、一定時間の間に周波数帯が第2の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11bのOUT2のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S026)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源がOFFされる(S027)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1の信号レベル検出部11として図6の信号レベル検出部11bの回路構成の例を示したが、図7の信号レベル検出部11cの回路構成でも同様の効果が得られる。また、第1の周波数帯と第2の周波数帯のそれぞれの信号の検出が可能な回路を用いれば、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1として、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1が1つの周波数帯のみを送受信する場合や、無線通信端末1が3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部を設けることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、無線通信端末1において、信号レベル検出部11が周波数に応じた電圧に変換する回路で構成されるものである。
無線通信端末1の概念を示すブロック図を図1、高周波部113の詳細構成を表す図を図2として、同じ構成要素であり同じ符号を用い説明を省略する。
信号レベル検出部11としては、例えば図9の回路構成となる。本実施の形態3においては、信号レベル検出部11に添え字をつけて信号レベル検出部11dとして説明する。信号レベル検出部11dはフィルタ352、F−Vコンバータ351、コンパレータ353、インバータ354、及び基準電圧355から構成される。フィルタ352は第1の周波数と第2の周波数の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。F−Vコンバータ351は、あるレベル以上の第1の周波数帯の信号が入力されると電圧V1を出力し、第2の周波数帯の信号が入力されると電圧V2を出力する。このとき、基準電圧355をV0として、電圧V0、V1、V2の大きさの関係をV1<V0<V2とする。入力側INに信号が無い場合には、出力側OUT0はLOWレベルであるが、入力側INに第1の周波数帯、または第2の周波数帯の信号で、その受信レベルが閾値以上の信号が入力されると、OUT0がHIGHレベルになる。
コンパレータ353は電圧の比較を行い、基準電圧V0より、小さい電圧が入力されるとLOWレベル、高い電圧が入力されるとHIGHレベルを出力する。例えば、コンパレータ353に入力された電圧がV1であれば、基準電圧V0より小さいので、コンパレータ353からLOWレベルが出力され、OUT2にはLOWレベルが出力される一方、OUT1にはインバータ354を通ってHIGHレベルが出力される。また、コンパレータ353に入力された電圧がV2であれば、基準電圧V0より大きいので、コンパレータ353からHIGHレベルが出力され、OUT2にはHIGHレベルが出力される一方、OUT1にはインバータ354を通ってLOWレベルが出力される。これにより、OUT0とOUT1がHIGHになれば第1の周波数帯の信号を受信したと検出でき、OUT0とOUT2がHIGHになれば、第2の周波数帯の信号を受信したと検出することができる。これらOUT0、OUT1、及びOUT2の先にはSW部13が接続されている。
次に図8を用いて無線通信端末1の動作について説明する。図8は本実施の形態3の無線通信端末1の動作に関するフロー図である。
無線通信端末1は無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11dの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113、第2の高周波部123の電源はOFFされている(S001)。
アンテナ部14が信号を受信すると、受信した信号は信号レベル検出部11dに伝送され、信号レベル検出部11dでは、受信した信号レベルが第1の周波数帯、または第2の周波数帯の信号であり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、OUT0がHIGHになる(S102)。F−Vコンバータ351は、入力された信号が第1の周波数帯であれば電圧V1、入力された信号が第2の周波数帯であれば電圧V2を出力し、コンパレータ353でF−Vコンバータ351から出力された電圧と基準電圧V0の比較を行なう(S103)。
アンテナ部14で受信した信号が第1の周波数帯であれば、コンパレータ353からインバータ354を介してOUT1にはHIGHレベルが出力される(S113)。SW部13は、OUT0のレベルがHIGHレベルであることと、OUT1のレベルがHIGHレベルであることから、信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源をONにする(S114)。これにより、無線通信端末1は第1の周波数帯を用いた通信が可能になる(S115)。
信号レベル検出部11dにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯のであり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11dのOUT1のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S116)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源がOFFされる(S117)。
また、アンテナ部14で受信した信号が第2の周波数帯であれば、コンパレータ353からOUT2にHIGHレベルが出力される(S123)。SW部13は、OUT0のレベルがHIGHレベルであることと、OUT2のレベルがHIGHレベルであることから、信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源をONにする(S124)。これにより、無線通信端末1は第2の周波数帯を用いた通信が可能になる(S125)。
信号レベル検出部11dにおいて、一定時間の間に周波数帯が第2の周波数帯のであり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11dのOUT2のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S126)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源がOFFされる(S127)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1の信号レベル検出部11として図9の信号レベル検出部11dの回路構成の例を示したが、第1の周波数帯と第2の周波数帯のそれぞれの信号を異なる電圧に変換し検出が可能な回路を用いれば、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1として、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1が1つの周波数帯のみを送受信する場合や、無線通信端末1が3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部を設けることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、無線通信端末1において、検出する周波数帯に応じて信号レベルの閾値を任意に設定できるものである。
無線通信端末1の概念を示すブロック図を図1、高周波部113の詳細構成を表す図を図2として、同じ構成要素であり同じ符号を用い説明を省略する。
信号レベル検出部11としては、例えば図11の回路構成となる。本実施の形態4においては、信号レベル検出部11に添え字をつけて信号レベル検出部11eとして説明する。図11の信号レベル検出部11eは、図6の回路にLNA312a、LNA312bを追加した構成であり、他は図6と同じ符号を使い説明を省略する。例えば、第1の周波数帯の信号は微弱な信号でも受信したい場合、図11のLNA312aは高利得なものを使用するか、もしくはLNAをいくつか直列に並べて、第1の周波数帯で通信を行うための最小受信レベル(閾値1とする)以上の受信信号が検出できるように利得を調整する。
一方、第2の周波数帯の信号は比較的大きな信号のみで受信したい場合は、LNA312bは低利得なLNAを使用し、第2の周波数帯で通信を行うための最小受信レベル(閾値2とする)以上の受信信号が検出できるようにする。また、場合によっては、LNA312bは使用しなくてもよいし、LNA312bの替わりに減衰器を使用してもよい。
さらに信号レベル検出部11としては、例えば図12の回路構成でも実現できる。図12の信号レベル検出部11は添え字をつけて信号レベル検出部11fとする。図12は図11の回路の基準電圧307を、基準電圧307aと基準電圧307bにした構成であり、図11に示した同じ符号の構成要素については説明を省略する。例えば、第1の周波数帯の信号は微弱な信号でも受信したい場合、基準電圧307aの値を小さくすることで、第1の周波数帯で通信を行うための最小受信レベル(閾値1とする)以上の受信信号が検出できるように調整する。LNA312aは高利得なものを使用するか、もしくはLNAをいくつか直列に並べてもよいし、場合によっては、LNA312bは使用しなくてもよい。
一方、第2の周波数帯の信号は比較的大きな信号のみで受信したい場合は、基準電圧307bの値を大きくすることで、第2の周波数帯で通信を行うための最小受信レベル(閾値2とする)以上の受信信号が検出できるようにする。また、場合によっては、LNA312bは使用しなくてもよいし、LNA312bの替わりに減衰器を使用してもよい。
次に図10を用いて無線通信端末1の動作について説明する。図10は本実施の形態4の無線通信端末1の動作に関するフロー図である。
無線通信端末1は無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11eの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113、第2の高周波部123の電源はOFFされている(S001)。
アンテナ部14が信号を受信すると、受信した信号は信号レベル検出部11eに伝送される。信号レベル検出部11eでは、受信した第1の周波数帯の信号レベルが閾値1以上であれば、信号が入力されたと検出する(S212)。このとき、信号レベル検出部11eのOUT1のレベルがHIGHレベルになるので(S213)、SW部13は信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源をONにする(S214)。これにより、無線通信端末1は第1の周波数帯を用いた通信が可能になる(S215)。
信号レベル検出部11eにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯のであり、その受信レベルが閾値1以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11eのOUT1のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S216)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源がOFFされる(S217)。
また、信号レベル検出部11eでは、受信した第2の周波数帯の信号レベルが閾値2以上であれば、信号が入力されたと検出する(S222)。このとき、信号レベル検出部11eのOUT2のレベルがHIGHレベルになるので(S223)、SW部13は信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源をONにする(S224)。これにより、無線通信端末1は第2の周波数帯を用いた通信が可能になる(S225)。
信号レベル検出部11eにおいて、一定時間の間に周波数帯が第2の周波数帯のであり、その受信レベルが閾値2以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11eのOUT2のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S226)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源がOFFされる(S227)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1の信号レベル検出部11として図11の信号レベル検出部11eの回路構成の例を示したが、図12の信号レベル検出部11fの回路構成でも同様の効果が得られる。また、第1の周波数帯と第2の周波数帯のそれぞれの信号の検出の閾値を変更可能な回路を用いれば、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1として、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1が1つの周波数帯のみを送受信する場合や、無線通信端末1が3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部を設けることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態5)
実施の形態5では、無線通信端末1において、信号レベル検出部11の信号を検出する時間が一定以上の場合のみ、検出したと判断するものである。
無線通信端末1の概念を示すブロック図を図1、高周波部113の詳細構成を表す図を図2として、同じ構成要素であり同じ符号を用い説明を省略する。
信号レベル検出部11としては、例えば図14の回路構成となる。本実施の形態5においては、信号レベル検出部11に添え字をつけて信号レベル検出部11gとして説明する。図14の信号レベル検出部11gは、図4の回路に比較器331とパルス発生器332を追加した構成であり、図4に示した同じ符号の構成要素については説明を省略する。パルス発生器332は時間T0のパルスを発生する装置であり、比較器331は入力される信号の時間幅T1が、パルス発生器332のパルス幅T0より大きいと、信号を出力させる装置である。図14のフィルタ311から出力された信号は、T0<T1の場合には比較器331を通過し、T0≧T1の場合には比較器331を通過しない。
次に図13を用いて無線通信端末1の動作について説明する。図13は本実施の形態5の無線通信端末1の動作に関するフロー図である。
無線通信端末1は無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11gの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113、第2の高周波部123の電源はOFFされている(S001)。
アンテナ部14が信号を受信すると、受信信号は比較器331に入力され、比較器331に入力された信号の時間幅T1が、パルス発生器のパルス幅T0より大きければ比較器を通過する(S301)。信号レベル検出部11gでは、受信した信号の周波数帯が第1の周波数帯、または第2の周波数帯のいずれかであり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、信号を受信したことを検出する(S302)。信号レベル検出部11gのOUTのレベルがHIGHレベルになると(S303)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113及び第2の高周波部123の電源がONされる(S304)。例えば、無線通信端末1の受信している信号が第1の周波数帯の信号の場合には、第1の高周波部113の電源がONされているので、アンテナ部14から受信した信号を第1の受信部111が受信することで、無線通信端末1は第1の周波数帯を用いて信号の送受信が可能になる(S305)。
また、信号レベル検出部11gにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯のであり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11gのOUTのレベルが一定時間LOWレベルになるので(S306)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113及び第2の高周波部123の電源がOFFされる(S307)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1の信号レベル検出部11として図14の信号レベル検出部11gの回路構成の例を示したが、入力した信号の時間幅を比較できる回路を用いることで、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1として、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1が1つの周波数帯のみを送受信する場合や、無線通信端末1が3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部をもうけることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態6)
実施の形態6では、無線通信端末1がソフトウェア無線端末であり、信号レベル検出部11により信号を検出すると、各部の電源をONした後に、受信した周波数に応じてソフトウェアを書き換え、受信した周波数帯での送受信を可能にするものである。
図16は本実施の形態6の無線通信端末1におけるブロック図である。本実施の形態6においては、無線通信端末1に添え字をつけて無線通信端末1aとして説明する。
図16に示す無線通信端末1aは図1の無線通信端末1と基本的構成は同じで、その他の要素として、ソフトウェア無線処理部501とメモリ502を備える。また、高周波部523は、受信部521と送信部522から構成される。図16において図1に示す同じ構成要素に関しては説明を省略する。
ソフトウェア無線処理部501は、SW部13からの指示により電源がONされ、信号レベル検出部11が第1の周波数帯の信号を受信した場合には、メモリ502を参照して信号処理部21と高周波部523を書き換え、第1の周波数帯の信号が送受信可能なように変更する。また、ソフトウェア無線処理部501は、SW部13からの指示により電源がONされ、信号レベル検出部11が第2の周波数帯の信号を受信した場合には、メモリ502を参照して信号処理部21と高周波部523を書き換え、第2の周波数帯の信号が送受信可能なように変更する。
高周波部523の詳細構成を表す図を図2として同じ構成要素であり同じ符号を用いる。
実施の形態6における高周波部523は第1の周波数帯と第2の周波数帯の両方の周波数帯に対応した構成であり、各構成要素も第1の周波数帯及び第2の周波数帯に対応している。
信号レベル検出部11は、図6の信号レベル検出部11bの回路として、同じ構成要素であり同じ符号を用い説明を省略する。
次に図15を用いて無線通信端末1aの動作について説明する。図15は本実施の形態6における無線通信端末1aの動作に関するフロー図である。
無線通信端末1aは無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11bの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、高周波部523の電源はOFFされている(S001)。
アンテナ部14が信号を受信すると、受信した信号は信号レベル検出部11bに伝送される。信号レベル検出部11bでは、受信信号が第1の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、信号を受信したことを検出する(S512)。信号レベル検出部11bのOUT1のレベルがHIGHレベルになると(S513)、SW部13により信号処理部21、制御部22、高周波部523、ソフトウェア無線処理部501の電源がONされる(S514)。その後、ソフトウェア無線処理部501が、メモリ502を参照して、信号処理部21と高周波部523を第1の周波数帯の信号が送受信可能なように変更する(S515)。無線通信端末1aは、高周波部523の電源がONされ、第1の周波数帯の信号が送受信可能に変更されていることから、第1の周波数帯を用いた通信が可能になる(S516)。
信号レベル検出部11bにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11aのOUT1のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S517)、SW部13により信号処理部21と制御部22と高周波部523とソフトウェア無線処理部501の電源がOFFされる(S518)。
また、信号レベル検出部11bでは、受信信号が第2の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、信号を受信したことを検出する(S522)。信号レベル検出部11bのOUT2のレベルがHIGHレベルになると(S523)、SW部13により信号処理部21と制御部22と高周波部523とソフトウェア無線処理部501の電源がONされる(S524)。その後、ソフトウェア無線処理部501が、メモリ502を参照して、信号処理部21と高周波部523を第2の周波数帯の信号が送受信可能なように変更する(S525)。無線通信端末1aは、高周波部523の電源がONされ、第2の周波数帯の信号が送受信可能に変更されていることから、第2の周波数帯を用いた通信が可能になる(S526)。
信号レベル検出部11bにおいて、一定時間の間に周波数帯が第2の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11bのOUT2のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S527)、SW部13により信号処理部21と制御部22と高周波部523とソフトウェア無線処理部501の電源がOFFされる(S528)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1aの信号レベル検出部11として、図6の回路構成の信号レベル検出部11bの例を示したが、図4や図7、図9、図11、図12の回路構成を用いても同様の効果が得られる。また、第1の周波数帯と第2の周波数帯の信号の検出が可能な回路を用いれば、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1aとして、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1aが1つの周波数帯のみを送受信する場合や、無線通信端末1aが3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部を設けることにより同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では高周波部として高周波部523を用いた例を示したが、例えば、比較的高い周波数に対応する高周波部と比較的低い周波数に対応する高周波部のように2つの高周波部を用いる場合や、3つ以上の高周波部を用いる場合でも同様の効果が得られる。
(実施の形態7)
実施の形態7では、無線通信端末1が受信可能な複数の周波数の信号を受信した場合には、予め設定されている優先順位に従って、受信する信号を決定するものである。
無線通信端末1の概念を示すブロック図を図1、高周波部113の詳細構成を表す図を図2として、同じ構成要素であり同じ符号を用い説明を省略する。
信号レベル検出部11としては、例えば図18の回路構成となる。本実施の形態7においては、信号レベル検出部11に添え字をつけて信号レベル検出部11hとして説明する。図18の信号レベル検出部11hは、図6の回路に論理和401を追加した構成であり、他は図6と同じ符号を使い説明を省略する。信号レベル検出部11hにおいて、入力側INに信号が無い場合には、出力側OUT0はLOWレベルであるが、入力側INに第1の周波数帯、または第2の周波数帯の信号で、その受信レベルが閾値以上の信号が入力されれば、論理輪401によりOUT0がHIGHレベルになる。
次に図17を用いて無線通信端末1の動作について説明する。図17は本実施の形態7における無線通信端末1の動作に関するフロー図である。
無線通信端末1は、第1の周波数帯と第2の周波数帯の信号の送受信が可能であるが、第2の周波数帯の信号を用いた通信の優先順位を第1の周波数帯の信号を用いた通信より高く設定しておく(S601)。これは、例えば無線通信端末1において、第1の周波数帯を用いた通信と、第2の周波数帯を用いた通信の消費電力を比較した場合に、第2の周波数帯を用いた通信の消費電力が、第1の周波数帯を用いた通信の消費電力より小さい場合に無線通信端末1の消費電力を小さくする方法として有効である。具体的な優先順位の設定方法は、SW部13においてOUT1とOUT2の両方がHIGHレベルの時には、OUT2の方の値を使用することで実現できる。
無線通信端末1は無線信号を送信も受信もしていない、待受け状態においては、信号レベル検出部11hの電源のみがONされ、信号の送受信に関する部分、すなわち信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113、第2の高周波部123の電源はOFFされている(S602)。アンテナ部14が信号を受信すると、受信した信号は信号レベル検出部11hに伝送される。信号レベル検出部11では、受信した信号レベルが第1の周波数帯、または第2の周波数帯であれば、OUT0がHIGHになる(S603)。
信号レベル検出部11hでは、受信信号に第2の周波数帯の信号が含まれていて、その受信レベルが閾値以上の信号であれば、第2の周波数帯の信号を受信したことを検出する(S612)。信号レベル検出部11hのOUT2のレベルがHIGHレベルになると(S613)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源がONされる(S614)。第2の高周波部123の電源がONされ、アンテナ部14から受信した信号を第2の受信部121が受信することで、無線通信端末1は第2の周波数帯を用いて通信が可能になる(S615)。
信号レベル検出部11hにおいて、一定時間の間に周波数帯が第2の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11hのOUT2のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S616)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第2の高周波部123の電源がOFFされる(S617)。
また、信号レベル検出部11hでは、受信信号に第2の周波数帯の信号が含まれていなければ(S612)、信号レベル検出部11hのOUT1のレベルがHIGHレベルになるので(S623)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源がONされる(S624)。第1の高周波部113の電源がONされ、アンテナ部14から受信した信号を第1の受信部111が受信することで、無線通信端末1は第1の周波数帯を用いて通信が可能になる(S625)。
また、信号レベル検出部11hにおいて、一定時間の間に周波数帯が第1の周波数帯であり、その受信レベルが閾値以上の信号を受信しなければ、信号レベル検出部11hのOUT1のレベルが一定時間LOWレベルになるので(S626)、SW部13により信号処理部21、制御部22、第1の高周波部113の電源がOFFされる(S627)。
なお、本実施の形態では無線通信端末1の信号レベル検出部11として図18の信号レベル検出部11hの回路構成の例を示したが、第1の周波数帯と第2の周波数帯の優先順位を設定可能な構成を用いれば、同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態では無線通信端末1として、第1の周波数帯と第2の周波数帯の2つの周波数帯の送受信ができる場合の例を説明したが、無線通信端末1が3つ以上の周波数帯を用いる場合でも、所望の周波数帯に応じた高周波部及び信号レベル検出部を設けることにより同様の効果が得られる。
本発明にかかわる無線通信端末は、複数の高周波部を持つことで複数の周波数帯信号を利用した通信が可能なマルチモード端末や、ソフトウェアを変更することにより複数の周波数帯信号を利用した通信が可能なソフトウェア無線端末において、待受け時の消費電力を低減させる際に有用である。
本発明の実施の形態1における無線通信端末1のブロック図 本発明の実施の形態1における無線通信端末1の第1の高周波部113のブロック図 本発明の実施の形態1における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態1における無線通信端末1の信号レベル検出部11aの回路図 本発明の実施の形態2における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態2における無線通信端末1の信号レベル検出部11bの回路図 本発明の実施の形態2における無線通信端末1の信号レベル検出部11cの回路図 本発明の実施の形態3における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態3における無線通信端末1の信号レベル検出部11dの回路図 本発明の実施の形態4における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態4における無線通信端末1の信号レベル検出部11eの回路図 本発明の実施の形態4における無線通信端末1の信号レベル検出部11fの回路図 本発明の実施の形態5における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態5における無線通信端末1の信号レベル検出部11gの回路図 本発明の実施の形態6における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態6における無線通信端末1aのブロック図 本発明の実施の形態7における無線通信端末1のフロー図 本発明の実施の形態7における無線通信端末1の信号レベル検出部11hの回路図
符号の説明
1 無線通信端末
11 無線通信端末1の信号レベル検出部
12 無線通信端末1の電源部
13 無線通信端末1のSW部
14 無線通信端末1のアンテナ部
21 無線通信端末1の信号処理部
22 無線通信端末1の制御部
111 無線通信端末1の第1の受信部
112 無線通信端末1の第1の送信部
113 無線通信端末1の第1の高周波部
121 無線通信端末1の第2の受信部
122 無線通信端末1の第2の送信部
123 無線通信端末1の第2の高周波部
201 無線通信端末1の第1の高周波部113のフィルタ
202 無線通信端末1の第1の高周波部113のLNA
203 無線通信端末1の第1の高周波部113のフィルタ
204 無線通信端末1の第1の高周波部113のミキサ
205 無線通信端末1の第1の高周波部113のフィルタ
206 無線通信端末1の第1の高周波部113のDEM
211 無線通信端末1の第1の高周波部113のフィルタ
212 無線通信端末1の第1の高周波部113のPA
213 無線通信端末1の第1の高周波部113のLNA
214 無線通信端末1の第1の高周波部113のミキサ
215 無線通信端末1の第1の高周波部113のフィルタ
216 無線通信端末1の第1の高周波部113のMOD
221 無線通信端末1の第1の高周波部113の送受信切替SW
222 無線通信端末1の第1の高周波部113のシンセサイザ
301 無線通信端末1の信号レベル検出部11のコンデンサ
302 無線通信端末1の信号レベル検出部11のダイオード
303 無線通信端末1の信号レベル検出部11のコイル
304 無線通信端末1の信号レベル検出部11の抵抗
305 無線通信端末1の信号レベル検出部11のコンデンサ
306 無線通信端末1の信号レベル検出部11のコンパレータ
307 無線通信端末1の信号レベル検出部11の基準電圧
311 無線通信端末1の信号レベル検出部11のフィルタ
312 無線通信端末1の信号レベル検出部11のLNA
331 無線通信端末1の信号レベル検出部11の比較器
332 無線通信端末1の信号レベル検出部11のパルス発生器
341 無線通信端末1の信号レベル検出部11の方向性結合器
351 無線通信端末1の信号レベル検出部11のF−Vコンバータ
352 無線通信端末1の信号レベル検出部11のフィルタ
353 無線通信端末1の信号レベル検出部11のコンパレータ
354 無線通信端末1の信号レベル検出部11のインバータ
355 無線通信端末1の信号レベル検出部11の基準電圧
401 無線通信端末1の信号レベル検出部11の論理和
501 無線通信端末1のソフトウェア無線処理部
502 無線通信端末1のメモリ
521 無線通信端末1の受信部
522 無線通信端末1の送信部
523 無線通信端末1の高周波部

Claims (7)

  1. 単一、または複数の周波数帯での信号の送受信が可能な無線通信端末において、
    前記無線通信端末は、
    前記周波数帯の信号を送受信するアンテナ部と、
    前記アンテナ部で受信される無線信号のレベルを検出する信号レベル検出部と、
    無線通信端末全体の制御を行なう制御部と、
    送信時には前記制御部からの送信信号をベースバンド信号に変換した後、高周波部に伝送する機能と、受信時には高周波部からの受信信号をデジタル信号に変換した後、制御部に伝送する機能を有する信号処理部と、
    送信時には前記信号処理部からのベースバンド信号を高周波信号に変換した後、前記アンテナ部から送信する機能と、受信時には前記アンテナ部から受信した高周波信号をベースバンド信号に変換した後、前記信号処理部に伝達する機能を有する高周波部と、
    無線通信端末に電源を供給する電源部と、
    前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源の供給と停止を行なうSW部とから構成され、
    前記SW部は、信号の受信も送信も行っていない待受け時においては、
    前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源を供給すること停止し、
    前記信号レベル検出部において所定の周波数帯の受信信号レベルが閾値以上検出されると、
    前記信号処理部と前記制御部と前記高周波部に前記電源部からの電源を供給することを特徴とした無線通信端末。
  2. 前記無線通信端末は、
    互いに異なる周波数帯に対応する少なくとも2つ以上の高周波部を備え、
    前記信号レベル検出部において検出された受信信号の周波数帯が、
    前記高周波部の対応する周波数帯のいずれかと一致した場合には、
    前記SW部は、前記周波数帯の前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源を供給することを特徴とした請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記信号レベル検出部は、
    前記アンテナ部が受信した無線信号の周波数帯に応じて電圧に変換するF−Vコンバータを備えることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記信号レベル検出部は、
    受信信号の閾値が、前記受信信号の周波数帯により異なるように構成される
    ことを特徴とした請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  5. 前記信号レベル検出部は、
    受信信号の受信時間を基準時間と比較する機能を有し、
    前記信号レベル検出部で検出された受信信号の受信時間が基準時間より大きい場合に、受信信号のレベル検出を行うことを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  6. 前記高周波部と前記信号処理部は送受信する信号の周波数帯に応じて変更可能な構成であり、
    送受信する信号の周波数帯に応じて前記高周波部と前記信号処理部を変更するための情報を保存しておくメモリ部と、
    送受信する信号の周波数帯に応じて前記メモリ部の情報を参照して、前記高周波部と前記信号処理部の変更を行なうソフトウェア無線処理部を備え、
    前記信号レベル検出部において閾値以上の特定の周波数帯の受信信号レベルが検出されると、
    前記SW部は、前記信号処理部と前記制御部と前記高周波部と前記ソフトウェア無線処理部に前記電源部からの電源を供給し、
    前記信号レベル検出部により検出した周波数帯に応じて、前記ソフトウェア無線処理部が前記高周波部と前記信号処理部の変更を行なう
    ことを特徴とした請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  7. 前記信号レベル検出部において、複数の周波数帯の受信信号を検出した場合には、
    予め設定された優先順位に従って、
    前記SW部は、前記周波数帯の前記高周波部と前記信号処理部と前記制御部に前記電源部からの電源を供給することを特徴とした請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の無線通信端末。
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