JP2006005469A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可動部材の位置を変えるだけで、撮影を行ったり、画素欠陥を補正する処理を行ったりすることができる。
【解決手段】 撮影光路からの光を光電変換する光電変換素子(12a)と、赤外カットフィルタ部(13a)および遮光部(13b)を少なくとも有し、赤外カットフィルタ部が撮影光路上に位置する第1の位置と遮光部が撮影光路上に位置する第2の位置とに移動可能な可動部材(13)と、可動部材を駆動するアクチュエータ(14)と、可動部材を第1の位置に駆動して光電変換素子を用いた撮影を行い、可動部材を第2の位置に駆動して光電変換素子の画素欠陥を補正する処理を行う制御手段とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光電変換素子の画素欠陥を補正する処理を行うことが可能な撮像装置に関するものである。
固体撮像素子の複数の画素のうち、格子欠陥等により正常動作しない画素がある。これは、いわゆる白キズと言われている。白キズを補正するためには、まず、電源投入後の所定時間に絞りを閉じ状態とし、閉じ状態で固体撮像素子の各画素から出力される出力信号のレベルを所定のレベルと比較する。そして、比較結果に基づいて特異なレベルの信号を出力する画素の位置を示す位置データを生成し、この位置データを記憶する。
撮像時には、上記位置データによって示される位置の画素から出力されるべき出力信号を、他の画素の出力信号を用いて補間し、上記位置データに基づいて、各画素の出力信号と補間された出力信号とを選択的に切り換えることにより、白キズの補正を行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、監視カメラが多く用いられるようになっている。監視カメラの用途としては、単に犯罪防止だけではなく、工場のラインの監視等様々である。最近の監視カメラでは、赤外照明を用いているが、赤外照明を用いない場合でも、固体撮像素子と撮像レンズの間に挿入されている赤外カットフィルタをはずし、モノクロではあるが、低照度時の感度を高めているものがある。
また、監視カメラは撮影された映像をテープ、フィルム等の記録媒体に記録するだけでなく、LAN、インターネット上に映像情報を直接流すネットワークカメラも増えつつある。このような監視カメラは、景勝地、繁華街、あるいは人の行けないような場所に設置され、この場所での映像を現地に行くことなく、ネットワークを介してライブで見ることができるようになってきている。
特許第2808781号(図1等)
監視カメラは特定の場所に設置されているため、照度の変化が少ない。このため、絞り効果等の必要性が低く、コストを考慮して絞り口径を固定状態とし、シャッター秒時のみで撮影を行っているものがある。
この場合、ネットワークを介して用いられる監視カメラは、使用者の手の届く位置に配置されていないものがほとんどであり、キャップ等により直接カメラに入る光をカットすることはできない。また、絞りが設けられた場合でも、通常全閉状態を含めた小絞り側では、絞りの少しの動きが露出に大きく影響し、ハンティングを起こすために、照度変化に対する反応性を鈍くしている。
このため、絞りを閉じ状態にして白キズ補正を行う場合には、補正が終わっても通常状態(絞りの状態が安定した合焦状態)になるまでに時間がかかり、この間、犯人の顔を撮影できない等といった重要な情報を得ることができないおそれがある。このため、監視カメラはできる限り、暗転している時間(絞りが閉じ状態から安定した開き状態となるまでの時間)を短縮する必要がある。
本発明の目的は、監視カメラ、特にネットワーク上の監視カメラに適した撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、撮影光路からの光を光電変換する光電変換素子と、赤外カットフィルタ部および遮光部を少なくとも有し、赤外カットフィルタ部が撮影光路上に位置する第1の位置と遮光部が撮影光路上に位置する第2の位置とに移動可能な可動部材と、可動部材を駆動するアクチュエータと、可動部材を第1の位置に駆動して光電変換素子を用いた撮影を行い、可動部材を第2の位置に駆動して光電変換素子の画素欠陥を補正する処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、赤外カットフィルタ部および遮光部を有する可動部材の位置を変えるだけで、撮影を行ったり、画素欠陥を補正する処理を行ったりすることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である撮像装置について図を用いながら詳細に説明する。
図1は、本実施例におけるネットワークを利用した監視システムである。図1において、1は撮像装置、2はネットワーク上の機器を接続制御するネットワークサーバである。3はインターネット等のオープンなネットワーク及びLAN等のクローズされたネットワークを含むネットワーク、4はパーソナルコンピュータ(以下PCと記述)である。
撮像装置1は、パン、チルト、ズーム等が外部から制御可能であって、NTSC等のアナログの映像信号を出力する。NTSC等のアナログ信号をネットワークサーバ2でネットワークのプロトコルにあわせた信号に変換し、配信する。また、撮像装置1の出力信号がデジタルの場合も、ネットワークのプロトコルに合わせて変換し、配信する。この場合、プロトコルがデジタル信号なので、より簡単に配信が可能である。
ユーザーが撮像装置1で撮像された映像を取り込む場合には、PC4を操作し、ネットワーク上の撮像装置1と繋がっているネットワークサーバ2のIPアドレスにモデム等を介して接続する。そして、撮像装置1の映像信号をPC4に取り込み、表示する。
また、パン、チルト、ズーム等のカメラ機能を制御する場合には、PC4からモデム等を介し、撮像装置1のネットワークサーバ2のIPアドレスに接続し、撮像装置1を制御する。
最近では撮像装置1とネットワークサーバ2が一体化されたものもあり、本発明においては上記一体化されたものを用いることもできる。
図2は、撮像装置の撮像部分における構成を示した断面図である。図2において、11は、複数のレンズユニットを有する撮影光学系である。12はCCD等の固体撮像素子からなる撮像素子(光電変換素子)であり、撮影光学系によって形成された物体像(光学像)を電気信号に光電変換する。13は赤外カットフィルタ部等の光学フィルタ部を有するホルダ(可動部材)であり、光学フィルタ部を光軸Xと略直交する面内で動作させて、光学フィルタ部を撮影光路内に進入させたり、撮影光路から退避させたりすることができる。
図3(A)は、上記ホルダの詳細を示す図である。図3(A)において、12aは撮像素子12のうち撮影光学系11によって形成された光学像を受光可能な領域(以下、有効領域)である。
13a、13b、13cは上記光学フィルタ部であり、これらの光学フィルタ部13a〜13cは、撮影光路内に進入したり、撮影光路から退避したりする。撮影光路内に進入しているときには、撮像素子12の有効領域12aに対して物体側に位置している。
光学フィルタ部13aは、通常のカラー画像を撮影する場合に、撮影光路内に進入する。この光学フィルタ部13aは、撮像素子12の映像出力の色再現性を向上させるために、有害な赤外光をカットする赤外カットフィルタ部である(以下、赤外カットフィルタ部と称する)。
光学フィルタ部13bは、ほとんどの光を遮断する(光透過率が概ねゼロである)遮光部である(以下、遮光部と称す)。遮光部13bが、有効領域12aに対して物体側にあると場合に、画素欠陥の補正処理が行われる。
光学フィルタ部13cは、ほとんどの光を透過する(光の減衰率が概ね無い)光透過部である(以下、光透過部と称す)。光透過部13cが、撮影光路内に位置し、有効領域12aに対して物体側に位置している場合には、微量な光もカットされることがないため、高感度撮影モード、すなわち撮像素子12の感度(撮像素子12の出力信号に対する増幅率)を高レベル(赤外カットフィルタ部13aを用いて撮影を行う場合の感度よりも高い感度)に設定して撮影可能なモードとして利用することができる。
光透過部13cを用いた場合には、赤外光がカットされずに色再現性が低下してしまうため、モノクロ撮影を行うようになっている。また、このときに赤外光照明を行うことにより、人に気付かれること無く、撮影(監視)を行うができる。
なお、光透過部13cでは、光を概ね透過させるフィルタを用いているが、フィルタを用いずに、光透過部13cの外形に応じた開口部をホルダ13に形成するようにしてもよい。
また、本実施例では、光透過部13cを設けているが、図3(B)に示すように、光透過部13cを省略したホルダ13’を用いてもよい。この場合には、光軸直交面内においてホルダ15の占める領域を小さくすることができ、撮像装置1を光軸直交方向において小型化することが可能となる。
14はホルダ駆動モータ(アクチュエータ)であり、赤外カットフィルタ部13a、遮光部13b、光透過部13cのうちいずれかを有効領域12aに対して物体側に位置させるように移動させる。
13dは、ホルダ13の回転軸である。13eは、ホルダ駆動モータ14の伝達駆動ギヤ部14aと噛み合う伝達ギヤ部である。15はスイッチであり、光軸方向視において、光透過部13cの中心線13c1が有効領域12aの中心線12a1と略一致したときにON状態となる。なお、図3では、有効領域12aの中心線12a1が、遮光部13bの中心線13b1と略一致している状態を示している。
すなわち、光透過部13cの中心線13c1が有効領域12aの中心線12a1に対応した位置となるようにホルダ13を回転させると、ホルダ13の赤外フィルタ部13a側の端部が、スイッチ15と当接することで、スイッチ15がON状態となる。一方、ホルダ13が上述した状態以外の状態にあるときには、スイッチ15はOFF状態となる。
上述した構成の撮像装置において、撮像素子12の各画素から出力された信号のレベルは所定のレベルと比較され、この比較結果に基づいて特異なレベルの信号を出力する画素の位置を示す位置データが生成される。そして、この位置データは、撮像装置内に設けられたメモリに記憶される。ここで、撮像素子12から信号が出力され、上記位置データが記憶されるまでの時間は、約100msとなっている。この時間は、フレームのアドレスを読み出す時間(少なくとも1/30秒≒33ms)と、比較時間、位置データ生成/記憶時間を含めて算出している。
本実施例では、赤外フィルタ部13aおよび遮光部13b間の中心線M(図3参照)が光軸方向視において有効領域12aから外れてから、遮光部13bおよび光透過部13c間の中心線Nが光軸方向視において有効領域12aに掛かるまでの移動時間(回転時間)を、機構上および温度のズレによる余裕時間を含めて、200msとしている。
赤外フィルタ部13a、遮光部13bおよび光透過部13cは、ホルダ13の回転軸周りにおいて、略等しい角度間隔をおいて配置されている。
ここで、有効領域12aの中心線12a1に対して赤外フィルタ部13aの中心線13a1が光軸方向視で略一致する位置と、有効領域12aの中心線12a1に対して遮光部13bの中心線13b1が光軸方向視で略一致する位置との間でホルダ13が回転する時間を、400msとしている。また、有効領域12aの中心線12a1に対して遮光部13bの中心線13b1が光軸方向視で略一致する位置と、有効領域12aの中心線12a1に対して光透過部13cの中心線13c1が光軸方向視で略一致する位置との間でホルダ13が回転する時間を、400msとしている。
次に、図4および図5を用いて本実施例における撮像装置の動作について説明する。ここで、図4は、本実施例の撮像装置の構成を示すブロック図である。
撮像装置1の電源が投入され、撮像装置1が起動しているときには、通常のカラー撮影による監視が行われている。このとき、光学フィルタ部(赤外カットフィルタ部)13aが撮影光路内に進入しており、有効領域12aに対して物体側に位置している。
ステップS101では、撮影環境における明るさが、所定の明るさ以下であるか否かを判断する。すなわち、撮像素子12の出力に基づいて、明るさの判断を行う。ここで、上記所定の明るさとは、人の顔の判別が多少困難となる明るさであり、例えば、5lux程度の明るさである。
ステップS101において、所定の明るさに満たない場合にはステップS102へ進み、所定の明るさ以上の場合にはステップS103へ進む。
ステップS103では、スイッチ15のON/OFF状態を判別する。ここで、撮像装置1の起動時には、上述したように赤外フィルタ部13aが撮影光路内にあるため、スイッチ15はOFF状態となっている。このため、ステップS103からステップS101に戻ることになる。そして、スイッチ15の状態が変化するまで、すなわち、ホルダ13が移動するまで、上述した処理を繰り返すことになる。
ステップS101において、撮影環境における明るさ(撮像素子12に入射する光束の明るさ)が上記所定の明るさ以下である場合には、ステップS102に進み、スイッチ15のON/OFF状態を判別する。ここで、撮像装置1の起動時には、上述したようにスイッチ15がOFF状態となっているため、ステップS104に進む。
ステップS104において、CPU(制御手段)20はホルダ駆動モータ14を正回転(図3(A)中時計方向)させることで、ホルダ13を図3(A)中反時計方向に回動させる。これにより、ホルダ13がスイッチ15から離れる。そして、赤外フィルタ部13aが撮影光路から退避するとともに、光学フィルタ13bが撮影光路内に進入するようになる。
ステップS104でホルダ駆動モータ14の駆動を開始させると、ステップS105において、所定時間Aが経過したか否かをタイマを用いて判断する。
上記所定時間Aは、ホルダ駆動モータ14の駆動を開始したときから、赤外フィルタ部13aおよび光学フィルタ13b間の中心線Mが光軸方向視で有効領域12aから外れる直前までの時間である。本実施例では、所定時間Aが300msとなっている。
ステップS105において、所定時間Aが経過していないと判断したときには、ステップS104に戻り、ホルダ駆動モータ14の駆動を継続する。一方、タイマでの計測時間が所定時間Aに到達したときには、ステップS106に進む。このとき、赤外フィルタ部13aは、撮影光路から退避している。
ステップS106では、白キズ補正処理を開始する。ここで、白キズ補正処理は、公知の技術であるため、詳細な説明は省略し、以下簡単に説明する。
まず、位置データ生成回路21は、撮像素子12の各画素から出力される出力信号のレベルを所定のレベルと比較し、この比較結果に基づいて特異なレベルの信号を出力する画素の撮像素子12内での位置を示す位置データを生成する。位置データ生成回路21で生成された位置データは、メモリ22に記録される。
補間回路23は、上記位置データに対応した位置にある画素から出力されるべき出力信号を、他の画素の出力信号を用いた補間によって生成する。そして、CPU20は、位置データ生成回路21の出力信号に基づいて、各画素の出力信号と補間回路23の出力信号とを選択的に切り換えることにより、画素欠陥の補正を行う。画素欠陥の補正処理が完了した後は、ステップS107へ進む。
ステップS107では、タイマを用いて所定時間Bが経過したか否かを判別する。ここで、所定時間Bは、ホルダ駆動モータ14の駆動を開始したときから、光透過部13cの中心線13c1が有効領域12aの中心線12a1に到達するまでの時間である。すなわち、赤外フィルタ部13aの中心線13a1が光軸方向視で有効領域12aの中心線12a1に一致した状態から、光透過部13cの中心線13c1が光軸方向視で有効領域12aの中心線12a1に一致した状態に移行するまでの、ホルダ13の回転時間である。本実施例では、所定時間Bを800msとしている。
ステップS107において、所定時間Bが経過していない場合にはステップS106に戻り、タイマによる計測時間が所定時間Bに到達した場合には、ステップS108に進む。所定時間Bが経過した場合には、光透過部13cの中心線13c1が、光軸方向視において、有効領域12aの中心線12a1と略一致していることになるため、スイッチ15がON状態になり、CPU20はホルダ駆動モータ14の駆動を停止させる。そして、ステップS101に戻る。
ステップS101では、上述したように明るさの判別が行われ、撮像素子12に入射する光束の明るさが上記所定の明るさ以上となった場合には、ステップS103に進む。ステップS103では、スイッチ15のON/OFF状態を判別する。ここで、スイッチ15がOFF状態の場合にはステップS101に戻り、スイッチ15がON状態の場合にはステップS109に進む。
上述したように光透過部13cが撮影光路内に進入しているときには、ホルダ13がスイッチ15に当接して、スイッチ15がON状態となっている。この場合には、ステップS103からステップS109に進む。
ステップS109において、CPU20はホルダ駆動モータ14を逆回転させて、ホルダ13を図3(A)中反時計方向に回動させる。これにより、光透過部13cが撮影光路から退避するとともに、遮光部13bが撮影光路内に進入することになる。
ステップS109でホルダ駆動モータ14の駆動を開始させた後、ステップS110でタイマを用いて所定時間Cが経過したか否かを判別する。ここで、所定時間Cは、光透過部13cを撮影光路内に位置させた状態にあるホルダ13を回動させることによって、赤外フィルタ部13aを撮影光路内に位置させるまでの時間である。すなわち、所定時間Cは、上述した所定時間Bと同じ時間となる。
ステップS110において、所定時間Cが経過していなければ、ステップS109に戻りホルダ駆動モータ14の駆動を継続する。一方、タイマでの計測時間が所定時間Cに到達した場合には、ステップS111に進み、CPU20はホルダ駆動モータ14の駆動を停止させる。その後、ステップS101に戻り、明るさの判別を行う。
上述した動作は、撮像装置1内のCPU20で行うこともできるし、PC4において行うこともできる。すなわち、PC4においてCPU20での動作を行い、インターネット3およびネットワークサーバ2を介して、撮像装置1内のCPU20に対して制御信号を送信することで、上述した動作を行うことができる。
本実施例において、赤外カットフィルタ部13aへの切り換えは、暗い場合に行われることが多いため、小絞り側におけるハンティングが発生するのを抑制でき、切り換え時間を短縮することができる。このように切り換え時間を短縮することで、監視カメラで必要な情報を取得するのを逃してしまうといったことを抑制することができる。
本発明の実施例2である撮像装置について説明する。実施例1の撮像装置では、撮像素子に入射する光束の明るさに応じて、赤外カットフィルタ部を撮影光路に対して進入させたり退避させたりしている。そして、撮像素子の有効領域に対する赤外カットフィルタ部の位置に応じて白キズ補正処理を行っている。
一方、本実施例の撮像装置は、ユーザが任意に赤外カットフィルタ部の位置を切り換えることができるものである。このようにユーザが適宜赤外カットフィルタ部の切り換えを行うようにすることで、特定の対象物を監視する上で問題がないとき等に上記切り換えを行うことができる。しかも、撮影環境での明るさに応じて適宜ホルダを駆動させることができる。なお、本実施例の撮像装置の構成は、実施例1の撮像装置の構成と同じであるため、説明を省略する。
図6は、本実施例の撮像装置の動作を示すフローチャートである。
撮像装置が起動している状態において、ステップS201では、撮像装置に設けられた白キズ補正スイッチ(不図示)が操作されているか否かを判別する。白キズ補正スイッチは、ユーザがPC4を介して撮像装置で得られた映像を監視し、白キズを発見したとき等にユーザによって操作される。ここで、白キズ補正スイッチが操作されるまで待機し、白キズ補正スイッチが操作されると、ステップS202に進む。
ステップS202において、CPU20は、白キズ補正スイッチの入力を受けることで、ホルダ駆動モータ14を正回転させて、ホルダ13を図3(A)中時計方向に回転させる。これにより、撮影光路内に配置されていた光学フィルタ部(赤外カットフィルタ)13aが撮影光路から退避するとともに、光学フィルタ部(遮光部)13bが撮影光路内に進入する。
ステップS202でホルダ駆動モータ14の駆動を開始させた後、ステップS203で所定時間A(実施例1での所定時間Aと同じ)が経過したか否かをタイマを用いて判断する。ここで、タイマでの計測時間が所定時間Aに満たない場合にはステップS202に戻り、ホルダ駆動モータ14の駆動を継続する。一方、タイマでの計測時間が所定時間Aに到達した場合には、ステップS204に進む。この場合には、赤外フィルタ部13aが撮影光路から退避した状態となる。
ステップS204では、実施例1で説明した白キズ補正処理を開始する。
ステップS205では、タイマを用いて所定B時間(実施例1での所定時間Bと同じ)が経過したか否かを判別する。ここで、タイマでの計測時間が所定時間Bに満たない場合には、ステップS204に戻り、白キズ補正処理を継続する。一方、タイマでの計測時間が所定時間Bに到達した場合には、既に白キズ補正処理は完了しているため、ステップS206へ進む。
ステップS206において、CPU20はホルダ駆動モータ14を逆回転させることで、光透過部13cが撮影光路から退避するとともに、赤外フィルタ部13aが撮影光路内に進入することになる。
ステップS207では、タイマを用いて所定時間C(実施例1での所定時間Cと同じ)が経過したか否かを判別し、所定時間Cが経過するまでホルダ駆動モータ14の駆動を行う。そして、所定時間Cが経過したときに、ステップS208においてホルダ駆動モータ14の駆動を停止させる。そして、ステップS209において、白キズ補正スイッチの解除を行う、すなわち、白キズ補正スイッチによる動作を完了する。
ステップS209での処理が完了した後は、ステップS201に戻り、上述した処理を繰り返す。
本発明の実施例3である撮像装置について説明する。上述した実施例の撮像装置は、光学フィルタ(赤外カットフィルタ)から他の光学フィルタ(遮光部又は光透過部)への切換タイミングをタイマ(所定時間)に基づいて行っている。一方、本実施例の撮像装置は、ホルダの位置を検出するフォトセンサ等の位置センサを用い、この位置センサの出力に基づいてホルダの駆動制御を行うものである。本実施例では、上述した実施例のようにホルダの移動を制御する際に、余裕を持たせた時間を考慮する必要がないため、ホルダでの切り換え時間を短縮することができる。具体的には、ホルダを駆動して位置を変化させる時間と、白キズ補正処理に必要な時間のみで足りるため、全体での処理時間は約200msから300ms程度となる。
図7は、本実施例におけるホルダの駆動機構を示す図である。なお、本実施例の撮像装置の構成は、上述した実施例の撮像装置における構成と概ね同じであり、同じ部材については同一符号を用いて説明する。そして、以下では、上述した実施例と異なる部分について主に説明する。
図7において、16はLED等の発光素子、17は発光素子16の光を感知するフォトダイオード等の受光素子である。13fはホルダ13に設けられたセンサ窓である。センサ窓13fは、遮光部13bが撮影光路内に位置している状態、すなわち、遮光部13bの中心線13b1が光軸方向視において有効領域12aの中心線12a1と略一致した状態にあるときに、発光素子16からの光を受光素子17に到達させるように設けられている。
なお、本実施例では、ホルダ13を挟むように発光素子16および受光素子17を配置しているが、ホルダ13に対して一方に発光素子16および受光素子17を配置してもよい。すなわち、この場合には、センサ窓13fと同じ位置に反射面を形成し、発光素子16からの光を受光素子17側に導くようにしてもよい。
図8は、本実施例の撮像装置の動作を示すフローチャートである。
撮像装置1の電源が投入されて、撮像装置1が通常のカラー撮影を行っている状態では、赤外フィルタ部13aが撮影光路内に位置している。
上記状態において、ステップS301では、撮像素子12に入射する光束の明るさが所定の明るさであるか否かが判断される。ここで、所定の明るさ、例えば、実施例1で説明したように5lux程度の明るさよりも明るい場合には、ステップS303へ進む。そして、ステップS303において、スイッチ15のON/OFF状態を判別する。ここで、上述したように赤外フィルタ部13aが撮影光路内に位置しているため、スイッチ15はOFF状態にあり、ステップS303からステップS301に戻る。
そして、撮像素子12に入射する光束の明るさが所定の明るさよりも暗くなるまで、上述した処理を繰り返す。
ステップS301において、撮像素子12に入射する光束の明るさが所定の明るさよりも暗くなった場合には、ステップS302に進み、スイッチ15のON/OFF状態を判別する。このとき、上述したように赤外フィルタ部13aが撮影光路内に位置しているため、スイッチ15はOFF状態にあるため、ステップS304に進む。
ステップS304において、CPU20はホルダ駆動モータ14を正回転させることで、ホルダ13を図7中時計方向に回動させる。これにより、赤外フィルタ部13aが撮影光路から退避するとともに、遮光部13bが撮影光路内に進入することになる。
ステップS305では、受光素子17が発光素子16からの光を受光したか否かを判断する。ここで、受光素子17が発光素子16の光を受光しないときには、ステップS304に戻り、ホルダ駆動モータ14の駆動を続ける。一方、受光素子17が発光素子16の光を受光したときには、ステップS306に進む。ステップS306に進む場合には、遮光部13bが撮影光路内に位置することになるため、CPU20はホルダ駆動モータ14の駆動を停止させる。そして、実施例1で説明したように白キズ補正処理を開始する。白キズ補正処理が完了すると、ステップS307に進む。
ステップS307において、CPU20はホルダ駆動モータ14を正回転させることで、ホルダ13を図7中時計方向に回動させる。これにより、遮光部13bが撮影光路から退避するとともに、光透過部13cが撮影光路内に進入することになる。
そして、ステップS308において、スイッチ15のON/OFF状態を判別する。ここで、スイッチ15がOFF状態の場合には、ステップS307に戻り、ホルダ駆動モータ14の駆動を続ける。一方、スイッチ15がON状態の場合には、ステップS309に進んで、ホルダ駆動モータ14の駆動を停止させる。このとき、光透過部13cが撮影光路内に位置することになる。
ホルダ駆動モータ14の駆動を停止させた後は、ステップS301に戻る。
ステップS301では、上述したように明るさの判別を行う。ここで、撮像素子12に入射する光束の明るさが、所定の明るさよりも明るい場合には、ステップS303に進み、スイッチ15のON/OFF状態の判別を行う。ここで、上述したように光透過部13cを撮影光路内に進入させたときには、スイッチ15がON状態となっているため、ステップS303からステップS310に進む。
ステップS310において、CPU20はホルダ駆動モータ14を逆回転させることで、ホルダ13を図7中反時計方向に回動させる。これにより、光透過部13cが撮影光路から退避するとともに、遮光部13bや赤外フィルタ部13aが撮影光路内に進入することになる。
そして、CPU20は、タイマを用いて所定時間Cが経過したか否かを判別し、所定時間C(実施例1での所定時間Cと同じ)が経過した場合には、ホルダ駆動モータ14の駆動を停止させる。これにより、赤外フィルタ部13aが撮影光路内に位置することになる。
ホルダ駆動モータ14の駆動を停止させた後は、ステップS301に戻り、上述した動作を繰り返す。
本発明の実施例1である撮像装置を用いた監視システムの構成を示す概略図。 上記実施例1の撮像装置の構成を示す図。 上記実施例1におけるホルダの駆動機構を示す図(A)、実施例1の変形例におけるホルダの駆動機構を示す図(B)。 上記実施例1の撮像装置の構成を示すブロック図。 上記実施例1の撮像装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2である撮像装置の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例3である撮像装置におけるホルダの駆動機構を示す図。 上記実施例3の撮像装置の動作を示すフローチャート。
符号の説明
1:撮像装置
2:ネットワークサーバ
3:ネットワーク
4:パーソナルコンピュータ
11:撮影光学系
12:撮像素子
13:ホルダ
13a:赤外カットフィルタ部
13b:遮光部
13c:光透過部

Claims (6)

  1. 撮影光路からの光を光電変換する光電変換素子と、
    赤外カットフィルタ部および遮光部を少なくとも有し、該赤外カットフィルタ部が前記撮影光路上に位置する第1の位置と前記遮光部が前記撮影光路上に位置する第2の位置とに移動可能な可動部材と、
    該可動部材を駆動するアクチュエータと、
    前記可動部材を前記第1の位置に駆動して前記光電変換素子を用いた撮影を行い、前記可動部材を前記第2の位置に駆動して前記光電変換素子の画素欠陥を補正する処理を行う制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記可動部材は、前記赤外カットフィルタ部および遮光部が前記撮影光路外に位置する第3の位置に移動可能であり、
    前記制御手段は、該可動部材を前記第3の位置に駆動して、前記可動部材が前記第1の位置にある状態での第1の撮影よりも高感度の第2の撮影を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記可動部材は、前記第3の位置において前記撮影光路上に位置する領域に、開口部又は該開口部と実質的に等価な透光部を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、通信ネットワークを介して指令信号を受信し、該指令信号に応じて前記アクチュエータの制御、前記撮影および前記画素欠陥の補正処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記可動部材を前記第1の位置から前記第2の位置に駆動した後に、前記光電変換素子の画素欠陥を補正する処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記可動部材の前記第1の位置から前記第2の位置への駆動を開始させてから所定時間が経過した後に前記可動部材の駆動を停止させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の撮像装置。


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