JP2006003318A - レーザラマン分光による気泡内ガス分析装置及び分析法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気励起による妨害ピークの生成を効率的に防止し、微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができるレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置及び分析法を提供する。
【解決手段】本レーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置は、レーザラマン光学系を有し、試料近傍での空気励起を防止する第1の空気励起防止手段と、反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置での空気励起を防止する第2の空気励起防止手段を設け、レーザラマン光学系における空気励起を防止して分析を行なう。また、気泡内ガス成分分析方法。
【選択図】 図1

Description

本発明はレーザラマン分光による気泡内ガス分析装置及び分析法に係り、特にレーザラマン光学系における空気励起を防止してガス成分の分析を行なうレーザラマン分光による気泡内ガス分析装置及び分析法に関する。
ガラス部材の製造において、ガラス中の気泡内ガス成分の把握は気泡生成原因特定に不可欠である。光学用ガラスはもとより、シリコン単結晶の引き上げに用いられる石英ガラスルツボにおいても、気泡により単結晶化率が低下するという問題を生ずるため、気泡の発生を抑制することが求められている。
気泡内ガスの検出法としては、真空中で破壊することにより気泡内ガスを放出させて質量分析する方法と、レーザ光を気泡に照射し気泡内ガスより発生したラマン散乱光を検出するレーザラマン分光法とが通常用いられている。
前者は高感度でガス成分全種類を検出できるが、破壊法であるために特定の気泡を選別して測定することが困難な場合があること、および微小気泡では破壊し内部ガスを放出させることが困難であるという問題を有している。
一方、後者は感度が高くはなく、また希ガスの検出ができないという問題があるが、レーザ光線を用いているので特定の微小な気泡も測定できるという特徴があり、光学材料やルツボ材等微小な気泡が問題になる材料では後者が用いられることが多い。
しかしながら、後者の場合、レーザ光が試料により反射または散乱する場合がある。反射または散乱したレーザ光はラマン散乱光よりもはるかに強く、ラマンスペクトル検出の妨げとなるので分光器に入る前にカットする。通常反射または散乱したレーザ光線の除去にはレーザ光線のみを選択的にカットするノッチフィルタが用いられる。このノッチフィルタは通常光学系調整の妨げとならないように、また強い光より検出器を守る目的で分光器のスリット直前に固定し設置される(図3)。しかし、試料近傍で、またはレーザラマン光学系の途中の経路において、反射または散乱した本レーザ光線(レイリー散乱光)により空気が励起され窒素や酸素のピークを生じしめ、気泡内ガス成分との区別を困難にするという問題を生ずる場合がある。また、気泡が空気成分により形成されているかどうか判断できなくなり、ルツボ材等空気中でガラスを形成する材料の気泡内ガス検出法としては致命的な問題となっている。
また、レーザラマン光学系の途中の経路において反射または散乱したレーザ光線により空気が励起され窒素や酸素のピークを生じしめ、気泡内ガス成分との区別を困難にするという問題を生ずる場合がある。これにより、気泡が空気成分により形成されているかどうか判断できなくなり、ルツボ材等空気中でガラスを形成する材料の気泡内ガス検出法としては致命的な問題となっている。
なお、特許文献1には、レーザラマンスペクトル法による試料表面のその場分析装置において、試料室内を不活性ガス雰囲気あるいは真空にする記載があるが、空気の成分であるNとOピークを検出しないようにする空気励起を防止することを目的としたものではなく、さらに、中間集光位置での空気励起を防止する手段が設けられていないので、試料ガラス中の気泡の成分を分析するには適さずまた、特許文献2には、複数の集光手段を有し、そのうちの一つが、マクロ試料室に収容された試料に近接して配置されたラマン分光装置であり、微小対象物を高感度で測定する装置であるが、試料室が空気の成分であるNとOピークを検出しないようにする空気励起を防止することを目的としたものではなく、さらに、中間集光位置での空気励起を防止する手段が設けられていないので、試料ガラス中の気泡の成分を分析するには適さず、また、特許文献3には、レイリーカットフィルタをレーザラマン光学系に設け、検出に影響を与える波長域の光を除去し、塩素化合物を同定するために必要な波長域のラマンスペクトルを検出するラマン分光装置であり、空気励起を防止して、空気の成分であるNとOピークを検出しないようにする空気励起防止手段が設けられていないため、試料ガラス中の気泡の成分を分析するには適さない。
特開平10−227741号公報([0027]) 特開2001−4544号公報([0019]、[0032]、図1) 特開平10−160673号公報([0015]、[0036]、図1)
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、空気励起による妨害ピークの生成を効率的に防止し、気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができるレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置及び分析法を提供することを目的とする。
本発明者等は上記課題に鑑み、空気励起がレーザラマン光学系の全域で行われるのではなく、特定の位置で行われることを見出した。
これによると、その第1の位置は試料近傍であり、第2の位置は反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置であった。この2点以外では、空気が励起されても発生したラマン散乱光が分光器の検出器に像を結ばないために強い妨害ピークは生成しない。
そこで、本発明者等は鋭意研究の結果、試料近傍及び、反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置での空気励起を防止する手段を突き止めた。
第1の試料近傍に関しては、周囲を希ガス等のガスで置換するか、あるいは真空セルを用いることにより対処でき、第2の中間集光位置に関しては、試料から中間集光位置までの途中にフィルタを設置して反射または散乱したレーザ光線を完全にカットするかあるいは減光することにより、空気励起を防止することができるとの知見に基づき本発明に想到した。
すなわち、上述した目的を達成するため、本発明に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置は、レーザ光を試料ガラス中の気泡に照射して前記気泡内部のガス成分から発生するラマン散乱光を測定することにより、内部ガス成分を分析するレーザラマン分光装置において、前記試料近傍での空気励起を防止する第1の空気励起防止手段と、反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置での空気励起を防止する第2の空気励起防止手段を設け、レーザラマン光学系における前記試料近傍と前記中間集光位置での空気励起を防止して分析を行なうことを特徴とする。
好適には、前記第1の空気励起防止手段は、試料の周囲を囲み、内部が真空あるいはガス封入された石英ガラス製セルであり、前記第2の空気励起防止手段は、試料から反射または散乱したレーザ光線をカットし、ラマン散乱光を集光し検出するレーザラマン光学系に於ける中間集光位置と試料の間に設置されたフィルタである。そのフィルタは、大きさを小さくできる関係上、中間集光位置の手前で、かつ試料に近接する対物レンズの後方に設置するのが好ましい。
また、好適には、前記第1の空気励起防止手段は、試料の周囲を囲み、内部が真空あるいはガス封入された石英ガラス製セルであり、前記第2の空気励起防止手段は、前記石英ガラス製セルを形成し、入射レーザ光を吸収するフィルタ材あるいは石英ガラスセルに色フィルタを貼り付けた部材である。
また、本発明に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析法は、レーザ光をガラス中の気泡に照射して気泡内部のガス成分から発生するラマン散乱光を測定することにより、内部ガス成分を分析するレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析法において、試料近傍での空気励起を防止する第1の空気励起防止手段及び反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置での空気励起を防止する第2の空気励起防止手段により、レーザラマン光学系における前記試料近傍と前記中間集光位置での空気励起を防止して分析を行なうことを特徴とする。
本発明に係るレーザラマン分光による気泡内ガス分析装置によれば、空気励起による妨害ピークの生成を効率的に防止し、微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができるレーザラマン分光による気泡内ガス分析装置を提供することができる。
また、本発明に係るレーザラマン分光による気泡内ガス分析法によれば、空気励起による妨害ピークの生成を効率的に防止し、微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができるレーザラマン分光による気泡内ガス分析法を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置及びこれを用いた分析法について、添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置の概念図である。
図1に示すように、本第1実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置1は、図示するようなレーザラマン光学系が用いられ、試料Sである気泡bを含んだガラス片の周囲を囲み第1の空気励起防止手段としての石英ガラス製セル2が設けられ、このセル2内は真空あるいはガスが封入され、例えば波長514nmのレーザ光LBを試料S中の気泡に照射して気泡内部のガス成分から発生するラマン散乱光を対物レンズ3、レーザ光線をカットする第2の空気励起防止手段であるフィルタ4、中間絞り5、集光レンズ6を介してCCD7で受光し、演算処理手段8により分析し、ディスプレー9に表示するような構成になっている。
石英ガラス製セルは、好ましくは合成石英で形成するのが良い。不純物や欠陥による蛍光を発生せず、気泡分析時の妨害とならないからである。
なお、フィルタ4を適宜着脱できるようにするのが好ましい。これにより、フィルタ4を外すことで、特定用途に限定されることなく、通常の使用方法が可能となる。このとき、一つのフィルタを中間集光位置と分光器との間に設置して分析を行なうのが好ましい。これにより、レーザ光がカットされる。
上記のような本第1実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置を用いた分析法によれば、試料Sは第1の空気励起防止手段である石英ガラス製セル2で囲み真空にするか、あるいはガス封入しているので、従来法で発生していた試料S近傍での空気励起は防止され、空気の成分であるNとOピークは検出されず、さらに、試料から反射または散乱したレーザ光線をカットする第2の空気励起防止手段であるフィルタを、ラマン散乱光を集光し検出するレーザラマン光学系に於ける中間集光位置の手前で、かつ試料に近接する対物レンズの後方に設置して分析を行なうので、従来法で発生していた中間集光位置での空気励起は防止され、空気の成分であるNとOピークは検出されない。上記セル2は合成石英ガラス製であるので、気泡等を含まず高純度であり、光学系が悪影響を受けることがない。
従って、従来法において、空気励起による空気成分の妨害がなくなり、微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に実施できるようになり、また、微小気泡が空気であってもその検出が容易になり、光学石英材料やルツボ材料の製造に大きく貢献できる。
上記のように本第1実施形態のレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置を用いた分析法によれば、レーザラマン光学系における空気励起による妨害ピークの生成を効率的に防止し、微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができる。
次に本発明の第2実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置について説明する。
上記第1実施形態は、第2の空気励起防止手段としてレーザ光線をカットし、中間集光位置の手前に設置されたフィルタを用いる装置であるのに対して、本第2実施形態は、第2の空気励起防止手段として、石英ガラス製セルを形成し、入射レーザ光を吸収するフィルタ材あるいは石英ガラスセルに色フィルタを貼り付けた部材を用いる装置である。
例えば、図2に示すように、本第2実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置11は、図示するようなレーザラマン光学系が用いられ、試料Sである気泡を含んだガラス片の周囲を囲う第1の空気励起防止手段である石英ガラス製セル21を有し、さらに、石英ガラス製セル21は第2の空気励起防止手段であり、入射レーザ光を吸収するフィルタ材あるいは石英ガラスセルに色フィルタを貼り付けた部材で形成されている。なお、レーザラマン光学系のCCD7の前方にノッチフィルタ22を設けるのが好ましい。
従って、試料Sは第1の空気励起防止手段である石英ガラス製セル2で囲み真空にするか、あるいはガス封入しているので、試料S近傍での空気励起は防止され、空気の成分であるNとOピークは検出されず、さらに、試料から反射または散乱したレーザ光線をカットする第2の空気励起防止手段である入射レーザ光を吸収するフィルタ材あるいは石英ガラスセルに色フィルタを貼り付けた部材により、中間集光位置での空気励起は防止され、空気の成分であるNとOピークは検出されない。
なお、他の構成は図2に示すラマン散乱光を測定することによるガス成分の組成検出法と異ならないので、同一符号を付して説明は省略する。
上記のように本第2実施形態のレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置を用いた分析法によれば、空気励起による妨害ピークの生成を効率的に防止し、直径30μm程度までの微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができる。
(試験方法)
図1に示すような本発明の第1実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置を用い、出力1WのAr514nmレーザ光を石英ガラスに生じた直径50μmの微小気泡に照射し、気泡内ガス成分の検出を試みた(実施例1)。
また、図2に示すような本発明の第2実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置を用い、実施例1と同様の試験を行った(実施例2)。
さらに、図3に示すように、試料を真空セルに入れず、空気励起が2ヶ所で発生するような従来のレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置(従来例)を用い、実施例1と同様の試験を行い、また、図4に示すように、試料を真空セルに入れ、空気励起が1ヶ所で発生するようなレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置(比較例1)を用い、実施例1と同様の試験を行い、さらに、図5に示すように、試料を真空セルに入れず、中間集光位置にフィルタを設け、空気励起が1ヶ所で発生するようなレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置(比較例2)を用い、実施例1と同様の試験を行った。
(結果)
結果を図6に示す。試料近傍及び中間集光位置での空気励起を防止した実施例1及び実施例2は、いずれも空気の成分であるNとOピークは検出されず、実施例1及び実施例2によれば、微小気泡内ガス成分の検出が確実にかつ容易に行なうことができることがわかった。
これに対して、試料近傍及び中間集光位置での空気励起が発生する従来例は、NとOの大きなピークが検出され、これらに妨害され、微小気泡内ガス成分の検出が困難であることがわかった。また、中間集光位置で空気励起が発生する比較例1は、NとOのかなり大きなピークが検出され、バックグランドとして好ましくないことがわかった。さらに、試料近傍で空気励起が発生する比較例2は、NとOの比較的大きなピークが検出され、バックグランドとして好ましくないことがわかった。
次に、別の試料を用い、直径70μmの気泡につき、従来のレーザラマン分光装置と本発明の第1実施形態に係るレーザラマン分光装置により、内部ガスの分析を行った(実施例3)。
(結果)図7の通り、従来装置(図7のA線)ではSOガスの他に空気成分であるNとOが検出されたが、本発明による装置(図7のB線)ではNとOは検出されずSOガスのみが検出され、従来装置で検出されたNとOは試料近傍と中間集光位置での空気励起により発生したピークであることが確認できた。すなわち、本発明により試料近傍と中間集光位置での空気励起による望外を受けずに微小気泡の内部ガス成分を正確に把握することができることが確認された。
本発明の第1実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置の概念図。 本発明の第2実施形態に係るレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置の概念図。 従来のレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置の概念図。 比較試験において用いたレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置の概念図。 比較試験において用いたレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置の概念図。 試験結果を示すラマンシフトと検出強度との相関を示す線図。 試験結果を示すラマンシフトと検出強度との相関を示す線図。
符号の説明
1 気泡内ガス成分分析装置
2 石英ガラス製セル
3 対物レンズ
4 フィルタ
5 中間絞り
6 集光レンズ
7 CCD
8 演算処理手段
9 ディスプレー

Claims (4)

  1. レーザ光を試料ガラス中の気泡に照射して前記気泡内部のガス成分から発生するラマン散乱光を測定することにより、内部ガス成分を分析するレーザラマン分光装置において、前記試料近傍での空気励起を防止する第1の空気励起防止手段と、反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置での空気励起を防止する第2の空気励起防止手段を設け、レーザラマン光学系における前記試料近傍と前記中間集光位置での空気励起を防止してガス成分の分析を行なうことを特徴とするレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置。
  2. 前記第1の空気励起防止手段は、試料の周囲を囲み、内部が真空あるいはガス封入された石英ガラス製セルであり、前記第2の空気励起防止手段は、試料から反射または散乱したレーザ光線をカットし、ラマン散乱光を集光し検出するレーザラマン光学系に於ける中間集光位置と試料の間に設置されたフィルタであることを特徴とする請求項1に記載のレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置。
  3. 前記第1の空気励起防止手段は、試料の周囲を囲み、内部が真空あるいはガス封入された石英ガラス製セルであり、前記第2の空気励起防止手段は、前記石英ガラス製セルを形成し、入射レーザ光を吸収するフィルタ材あるいは石英ガラスセルに色フィルタを貼り付けた部材であることを特徴とする請求項1に記載のレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析装置。
  4. レーザ光をガラス中の気泡に照射して気泡内部のガス成分から発生するラマン散乱光を測定することにより、内部ガス成分を分析するレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析法において、試料近傍での空気励起を防止する第1の空気励起防止手段及び反射または散乱したレーザ光線が絞られる中間集光位置での空気励起を防止する第2の空気励起防止手段により、レーザラマン光学系における前記試料近傍と前記中間集光位置での空気励起を防止してガス成分の分析を行なうことを特徴とするレーザラマン分光による気泡内ガス成分分析法。

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