JP2006003294A - アナログ式電波時計およびその時刻調整方法 - Google Patents

アナログ式電波時計およびその時刻調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示部の各針がどの時刻を表示する位置にあるかをマイコンに認識させつつ時刻調整を行うことができるアナログ式電波時計およびその時刻調整方法を提供する。
【解決手段】電波受信部3で受信された時刻データに基づく時刻を表示部20に表示させる時刻調整手段を備えたアナログ式電波時計1が、主動力源7若しくは副動力源8,9から制御部5に電力を供給する動力部14を備え、主動力源7から制御部5へ供給される電力を検出する検出部15と、検出部15により検出された電力に応じて、制御部5への電力の供給源を主動力源7と副動力源8,9との間で切替える動力源切替部6とが設けられ、動力源切替部6により主動力源7から副動力源8,9に電源の供給源を切り替える場合に、表示部20に予め定めた時刻を表示させて停止させる表示停止手段を備え、表示部20の各針がどの時刻を表示する位置にあるかをマイコンに認識させつつ時刻調整を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、標準電波を受信し、受信したデータに基づき時刻調整を行うアナログ式電波時計及びその時刻調整方法に関する。
アナログ式電波時計は、マイコンによる制御に基づき、標準電波を受信し、受信データより調整された時刻データに応じて、表示部の秒針、分針や時針といった各針を回動運針させる時計本体部を構成しギア等を駆動させるモータに電気パルス信号を送信し、機械的に表示部の各針を回動運針させることにより、時刻データに応じた時刻と表示部に表示される時刻とを一致させる時刻調整を自動的に行うものである。
したがって、アナログ式電波時計では、上記時刻調整時における電気パルス信号の送信の際、マイコンは、表示部の各針により表示されている時刻を正確に認識している必要がある。
そこで、時計本体部を構成する複数のギアを貫通するように孔を設け、その孔にピンを挿入することにより、ギア同士の噛合いが機械的にずれないように相互のギアを固定してなるアナログ式電波時計が従来より知られている。
このアナログ式電波時計は、表示部を回動運針させるギアを機械的に固定し、マイコンの起動の際にピンが外されるまで、表示部を所定の時刻を表示した状態で維持することにより、表示部に実際に表示されている時刻と、表示部に表示されている時刻としてマイコンが認識する時刻との間にずれを生じないようにして、表示部の各針により表示されている時刻をマイコンに正確に認識させようとするものである。
しかし、このアナログ式電波時計では、時刻調整を行うためにピンを外した後において何らかの物理的振動や衝撃を受け、表示部の針位置にずれを生じた場合、マイコンの認識する時刻と各針の位置によって表示される時刻との間に生じたずれの大きさをマイコンに認識させることができないばかりか、その生じたずれの大きさは使用者さえも認識されえず、もはや時刻調整を正確に行うことができないという欠点がある。
そこで、時計本体部のギアに、ギアの支軸廻りにギアと共に回動するように光源受や磁性体などの被検出体を配設し、被検出体に対面する位置に光センサや磁力センサなどの検出体を配設し、検出体からの検出信号によってギアの回転状態を確定するように構成しているアナログ式電波時計が提案されている(特許文献1)。
このアナログ式電波時計は、時刻調整時において、検出体による被検出体の検出信号からギアに配設された被検出体の位置を特定することによってギアの回転状態を確定するとともにギアと連動する各針の運針位置を確定し、マイコンに表示部の各針により表示される時刻を認識させようとするものである。
特開2003−43168号公報(第2頁)
しかしながら、上記したような検出体を設けたアナログ式電子時計では、時計本体部を構成するギアの正確な位置に、被検出体を設ける必要がある。すなわち、分針や時針の回動運針に連動するギアに被検出体を設ける場合、被検出体を設けた位置が僅かにずれるだけでも、1分以上のずれが容易に生じてしまう。したがって、このアナログ式電子時計では、検出体と被検出体を設けるために極精密な技術を要することとなり、製造が容易でないという欠点がある。
しかも、検出体による検出信号からギアの回転状態を正確に割り出すソフトウェアを開発することが必要であるから莫大な開発費用を要し、低コストで製造することができないという欠点がある。
本発明は、低コスト、容易且つ自動で、表示部の各針がどの時刻を表示する位置にあるかをマイコンに認識させつつ時刻調整を行うことができるアナログ式電波時計およびその時刻調整方法を提供することを目的とする。
即ち本発明は、(1)時刻を通知する時刻データを電波受信部で受信された電波に基づいて取得するとともに、時刻データに基づく時刻を表示部に表示させる時刻調整手段を備えたアナログ式電波時計であって、主動力源と副動力源とを有して主動力源若しくは副動力源から制御部に電力を供給する動力部を備え、動力部には、主動力源から制御部へ供給される電力を検出する検出部と、検出部により検出された電力に応じて、制御部への電力の供給源を主動力源と副動力源との間で切替える動力源切替部とが設けられ、動力源切替部により主動力源から副動力源に制御部への電力の供給源を切り替える場合に、表示部に予め定めた時刻を表示させて停止させる表示停止手段を備えてなることを特徴とするアナログ式電波時計、(2)時刻データを格納する時刻記憶部と、時間間隔を認識して時刻変化を了知するとともに、時刻記憶部に格納された時刻データを時刻変化に応じて更新する時刻更新手段とを備え、副動力源は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、時刻調整手段は、電波受信部より取得された時刻データに基づく時刻を表示部に表示させる前に、時刻更新手段により継続して更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部に表示させるように構成している上記(1)記載のアナログ式電波時計、(3)時刻データを格納する時刻記憶部と、時間間隔を認識して時刻変化を了知するとともに、時刻記憶部に格納された時刻データを時刻変化に応じて更新する時刻更新手段とを備え、副動力源は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、時刻調整手段は、電波受信部による時刻データの取得が規制されているか否かを判定し、電波受信部による時刻データの受信が規制されていると判定する場合には、時刻更新手段により継続して更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部に表示させ、電波受信部による時刻データの受信が規制されていないと判定する場合には、電波受信部により受信された電波に基づき取得された時刻データに基づく時刻を、表示部に表示させるように構成している上記(1)又は(2)記載のアナログ式電波時計、(4)検出部が主動力源から供給される電力が予め定めた値を下回ることを検出すると、制御部への電力の供給源が主動力源から副動力源に切替わるとともに表示部は予め定めた時刻を停止表示し、表示部の停止表示後において、検出部が主動力源から提供される電力が予め定めた値以上となることを検出すると、制御部への電力の供給源が副動力源から主動力源に切替わるとともに時刻調整手段は電波受信により受信された電波に基づき取得された時刻データに基づく時刻を表示部に表示させるアナログ式電波時計の時刻調整方法、を要旨とするものである。
本発明の電波時計によれば、例えば動力源としての電池の消耗により停止する際、予め所定の時刻を表示して停止するから、容易且つ自動に、表示部の各針がどの時刻を表示する位置にあるかをマイコンに認識させることができ、低コストで時刻調整を行うことができる。
また、本発明の電波時計によれば、時刻更新手段により更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、予め表示部に表示させることができるため、大きく各針を運針させることなく、電波受信部により受信した電波に基づいた時刻調整をすることができる。
そして、本発明の電波時計1によれば、電波受信部3により標準電波が受信されなかった場合であっても、時刻更新手段により更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部20に表示させることができ、時計として機能させることを保持できる。
本発明のアナログ式電波時計の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のアナログ式電波時計(以下、単に電波時計という)の第1実施態様を示す概略構成図である。
電波時計1は、時計本体部2と、時計本体部2に接続している制御部5と、標準電波を受信して受信データを制御部5に送信する電波受信部3と、制御部5に接続して電波時計1の動力源としての電力を供給する動力部14と、所定の時間間隔を取得する時間計測部10とからなる。
時計本体部2は、時計盤20aに秒針21、分針22、時針23を有する表示部20と、各針21、22、23をA方向に回動運針させる駆動部24とを備え、駆動部24には、秒針21を運針させる第1のモータ(図示しない)及び、時針23と分針22を運針させる第2のモータ(図示しない)と、時間経過に応じて時針22と分針23を連動させて運針をさせる各種のギア(図示しない)が設けられている。
動力部14は、電池からなる主動力源7と副動力源8、およびコンデンサからなる副動力源9を備え、主動力源7と副動力源8、9の間で制御部5との接続を切り替えるスイッチ回路からなる動力源切替部6と、主動力源7から制御部5に供給される電力を検出する検出部15とからなる。主動力源7、副動力源8、9としては、上記した電池やコンデンサの組み合わせに限定されず、蓄電池などを適宜組み合わせて採用することができる。
副動力源8、9の設置数は、本実施例に示すように2つ設けた場合に限定されない。主動力源7や、副動力源8、9の設置数は、電力供給の可能な時間や、制御部5の稼動に必要な電圧の大きさなどを考慮して適宜定められる。
時間計測部10は、所定周波数のクオーツ振動による信号を発振する発振手段(図示しない)と、クオーツ振動を分周する分周手段(図示しない)とを備えて所定の時間間隔を取得する。例えば、時間計測部10は、1秒の時間間隔を取得する。
制御部5は、電波時計1の動作を制御するマイコン11と、マイコン11で演算処理を行うための各種プログラム等を記憶格納するROM13や、マイコン11で演算処理したデータなどを記憶格納するRAM12などのメモリを備える。
RAM12には、電波時計1の制御部5に供給される電力に応じて表示部20に停止表示される予め定めた時刻に対応するデータが格納され、またマイコン11により時刻の経過に応じて逐次形成される時刻データを記憶する時刻記憶部が設けられている。
電波時計1において、マイコン11は、主動力源7から電力の供給を受け、表示部20に表示される時刻を次のようにして更新する処理を行う(各針回動運針処理という)(図5)。
電波時計1において、RAM12の時刻記憶部には表示部20に表示されている時刻と同期した時刻データが格納されており、まずマイコン11は、この時刻データを呼び出す(S501)。マイコン11は、時間計測部10から1秒の時間間隔でカウントを行って時刻データを順次更新して更新時刻データを形成し、更新時刻データを時刻データとしてRAM12の時刻記憶部に格納することにより、時刻データを更新する(S502)。そして、電波時計1は、マイコン11で更新された時刻データに応じて電気パルスを表示部20に送信して各針21、22、23を回動運針させ、表示部20に表示される時刻を逐次更新する(S503)。
電波時計1は、主動力源7から電波時計1の制御部5に供給される電力が所定値を下回ると、次のように、表示部20に予め定めた時刻を停止表示する。
電波時計1において、動力部14の検出部15が、主動力源7から制御部5に向かってかかる電圧値(印加電圧値)を検出する。電波時計1は、制御部5に供給される電力が所定値を下回るか否かについて、制御部5への印加電圧値が制御部5の作動に必要な電圧値(稼動電圧値)を下回るか否により識別する(S201)。
動力源切替部6は、例えば主動力源7としての電池の消耗等により、制御部5に供給される電力が所定値を下回る場合、すなわち検出部15によって検出された電圧値が制御部5の稼動電圧値を下回る場合(S201においてYes)、副動力源8、9と制御部5との接続状態を形成することにより、制御部5への電力の供給源を主動力源7から副動力源8、9に切り替える(S202)。
マイコン11は、副動力源から電力の供給を受け、RAM12より、予め定めた時刻のデータと、副動力源から電力の供給を受ける時点において更新格納されている時刻データを呼び出し、秒についての時間差(Ts1)と時、分についての時間差(Tm1)を算出する(S203)。マイコン11は、時間差Ts1、Tm1に基づき、秒針21を回動運針させるために第1のモータに送信する電気パルスの数(Ds1)と、分針22と時針23を回動運針させるために第2のモータに送信する電気パルスの数(Dm1)を算出する(S204)。電波時計1は、マイコン11で算出されたDs1、Dm1に基づき、駆動部24の第1のモータ、第2のモータにそれぞれに応じて電気パルスを、夫々所定の速度で送信する(S205)。こうして、電波時計1において、表示部20の各針21、22、23は、予め定めた時刻に応じた位置まで回動運針して停止する。
したがって、例えば、時刻データが、11時48分10秒の時刻に基づくデータであり予め定めた時刻のデータが、12時00分00秒の時刻に基づくデータである場合には、Tm1は、12分であり、Ts1は50秒となる。そして、時針23と分針22について、電気パルス1パルスに対して1分が対応するように運針する場合には、12パルスの電気パルスが送信される。また、秒針21について、電気パルス2パルスに対して1秒が対応するように運針が行われる場合には、100パルスの電気パルスが送信される。これらのパルス数の電気パルスは、例えば1秒間に10パルスの速度で駆動部24へ送信される。
電波時計1の表示部20が所定の時刻で停止表示した後において、電波時計の時刻調整処理は、次のようにして行われる(表示停止後処理という。)(図3)。
電波時計1において、動力源切替部6は、例えば主動力源7としての電池の交換等により、主動力源7から制御部5に向けて供給される電力が所定値以上となる場合、すなわち検出部15によって検出された印加電圧値が制御部5の稼動電圧値以上となる場合(S301においてYes)、主動力源7と制御部5との接続状態を形成することにより、制御部5への電力の供給源を副動力源8、9から主動力源7に切り替える(S302)。
また、電波受信部3は、時刻情報を含む標準電波を受信し(S303)、受信された標準電波の時刻(受信時刻)情報に基づき、マイコン11により時刻データ(受信時刻データ)が形成される。マイコン11は、受信時刻データを時刻データとして、RAM12の時刻記憶部に格納するとともに、時刻の経過に応じて、RAM12の時刻記憶部に格納された時刻データを更新格納する(S304)。
マイコン11は、次のようにして表示部20に表示された時刻を修正する時刻データを調整し、表示部20に送信する処理を行う(調整時刻表示処理という。)(S305、図4)。
図4は、調整時刻表示処理を示すフローチャートである。
マイコン11は、主動力源7から電力の供給を受け、RAM12より、表示部20に表示された予め定めた時刻に対応するデータを呼び出し、予め定めた時刻と受信時刻と間で、秒についての時間差(Ts2)と時、分についての時間差(Tm2)を算出する(S401)。マイコン11は、時間差Ts2、Tm2に基づき、秒針21を回動運針させるために第1のモータに送信する電気パルスの数(Ds2)と、分針22と時針23を回動運針させるために第2のモータに送信する電気パルスの数(Dm2)を算出する(S402)。電波時計1は、マイコン11で算出されたDs2、Dm2に基づき、駆動部24の第1のモータ、第2のモータにそれぞれに応じて電気パルスを、夫々所定の速度で送信する(S403)。表示部20の各針21、22、23は、駆動部24に伝達された電気パルスに応じて回動運針する。これにより、電波時計1は、予め定めた時刻に応じた位置にある各針21、22、23を、受信時刻に応じた位置まで回動運針することができる。
なお、電波時計1では、上記のように時刻調整を行った後、マイコン11で各針回動運針処理が行われ、更新された時刻データに応じて電気パルスが表示部20に送信されて各針21、22、23が回動運針し、表示部20に表示される時刻は逐次更新する(図3、図5)。
本発明の電波時計1は、時刻データを格納する時刻記憶部と、時間間隔を認識して時刻変化を了知するとともに、時刻記憶部に格納された時刻データを時刻変化に応じて更新する時刻更新手段とを備え、副動力源は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、時刻調整手段は、電波受信部より取得された時刻データに基づく時刻を表示部に表示させる前に、時刻更新手段により継続して更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部に表示させるように構成してなるものでもよい(第2実施態様という。)。
この電波時計1において、主動力源7から電力の供給を受け、表示部20に表示される時刻を更新する動作、及び主動力源7から電波時計1の制御部5に供給される電力が所定値を下回る場合における、表示部20に予め定めた時刻で停止表示させる動作は、第1実施態様と同様に行われる。
電波時計1の表示停止後処理は、次のようにして行われる(図6)。
電波時計1では、副動力源8及び/又は副動力源9は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、表示部20が予め定めた時刻を停止表示した後においても、マイコン11は、副動力源8、9から電力の受給を継続し、時刻データを順次更新した更新時刻データを形成し、更新時刻データを時刻データとしてRAM12の時刻記憶部に格納することにより、時刻データの更新を継続する(S601)。
次に、電波時計1において、第1実施態様と同様に、動力源切替部6は、主動力源7から制御部5に向かって供給される印加電圧値が稼動電圧値以上となる場合(S602においてYes)、制御部5への電力の供給源を副動力源8、9から主動力源7に切り替える(S603)。
マイコン11は、次のように調整時刻表示処理を行う(S604、図4)。
マイコン11は、主動力源7から電力の供給を受け、RAM12より、表示部20に停止表示された予め定めた時刻に対応するデータと、時刻記憶部に格納されている時刻データを呼び出し、予め定めた時刻と時刻データに基づく時刻と間で、秒についての時間差(Ts3)と、時、分についての時間差(Tm3)を算出する(S401)。マイコン11は、時間差Ts3、Tm3に基づき、秒針21を回動運針させるために第1のモータに送信する電気パルスの数(Ds3)と、分針22と時針23を回動運針させるために第2のモータに送信する電気パルスの数(Dm3)を算出する(S402)。電波時計1は、マイコン11で算出されたDs3、Dm3に基づき、駆動部24の第1のモータ、第2のモータにそれぞれに応じて電気パルスを、夫々所定の速度で送信する(S403)。表示部20の各針21、22、23は、駆動部24に伝達された電気パルスに応じて回動運針する。こうして、この電波時計1は、時刻更新手段により更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、予め表示部20に表示させる。
電波時計1においては、第1実施態様と同様にして、電波受信部が時刻情報を含む標準電波を受信する(S605)。そして、マイコン11により受信時刻データが形成され、受信時刻データを時刻データとして、RAM12の時刻記憶部に格納するとともに、時刻の経過に応じて、RAM12の時刻記憶部に格納された時刻データを更新格納する。なお、この時刻データの更新格納は、時刻更新手段により更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻が表示部20に表示された後に行われる(S606)。
マイコン11は、次のように、調整時刻表示処理を更に行う(S607、図4)。
マイコン11は、主動力源7から電力の供給を受け、予め表示部20に表示させた時刻記憶部に格納されている時刻データに基づく時刻と、受信時刻との間で、秒についての時間差と時、分についての時間差を算出する(S401)。マイコン11は、これらの時間差に基づき、第1実施態様と同様にして、駆動部24の第1のモータ、第2のモータにそれぞれに応じて算出されたパルス数の電気パルスを、夫々所定の速度で送信し(S402、403)、各針21、22、23が、受信時刻に応じた位置まで回動運針する。
なお、この電波時計1では、時刻調整の後、第1実施態様と同様に、マイコン11で各針回動運針処理が行われ、表示部20に表示される時刻が逐次更新される(図5、図6)。
本発明の電波時計1は、時刻データを格納する時刻記憶部と、時間間隔を認識して時刻変化を了知するとともに、時刻記憶部に格納された時刻データを時刻変化に応じて更新する時刻更新手段とを備え、副動力源は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、時刻調整手段は、電波受信部による時刻データの取得が規制されているか否かを判定し、電波受信部による時刻データの受信が規制されていると判定する場合には、時刻更新手段により継続して更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部に表示させ、電波受信部による時刻データの受信が規制されていないと判定する場合には、電波受信部により受信された電波に基づき取得された時刻データに基づく時刻を、表示部に表示させるように構成してなるものでもよい(第3実施態様という。)。
この電波時計1では、主動力源7から電力の供給を受け、表示部20に表示される時刻を更新する動作、及び主動力源7から電波時計1の制御部5に供給される印加電圧値が稼動電圧値を下回る場合における、表示部20に予め定めた時刻で停止表示させる動作は、第1実施態様と同様に行われる。
この電波時計1の表示停止後処理は、次のようにして行われる(図7)。
この電波時計1では、副動力源8及び/又は副動力源9は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、第2実施態様と同様に、表示部20が予め定めた時刻を停止表示した後においても、マイコン11により時刻データが順次更新され、RAM12の時刻記憶部に格納される時刻データが更新される(S701)。
次に、電波時計1において、第2実施態様と同様に、動力源切替部6は、主動力源7から制御部5に向かって供給される印加電圧値が稼動電圧値以上となる場合(S702においてYes)、制御部5への電力の供給源を副動力源8、9から主動力源7に切り替える(S703)。
さらに電波時計1は、電波受信部3による標準電波を受信を行う(S704)。
マイコン11は、電波受信部3が時刻情報を含む標準電波を受信したか否か判定する(S705)。
電波時計1において、マイコン11による標準電波の受信有無についての判定は、例えば次のように実現される。すなわち、マイコン11が、一定時間以内に電波受信部から標準電波に基づくデータを受け取る場合に、電波受信部3により標準電波が受信されたと判定し、一定時間以内に電波受信部3から標準電波に基づくデータを受け取らない場合に、電波受信部3による標準電波の受信が規制されていると判定することにより、電波受信部3により時刻情報を含む標準電波が受信されたか否かについての判定が実現される。
マイコン11が、電波受信部3により標準電波が受信されたと判定する場合(S705においてYes)、第1実施態様若しくは第2実施態様と同様に、受信された標準電波の時刻情報に基づき、受信時刻データが形成され、マイコン11は、受信時刻データを時刻データとして、RAM12の時刻記憶部に格納するとともに、時刻データを時刻の経過に応じて更新する(S706)。そして、この電波時計1では、調整時刻表示処理が行われることにより(S707)、表示部20に表示される時刻の時刻調整がなされる。
マイコン11が、電波受信部3により標準電波が受信されなかったと判定する場合(S705においてNo)、受信時刻データを時刻データとして更新せずに調整時刻表示処理を行う(S707、図4)。
すなわち、マイコン11は、RAM12より、表示部20に表示された予め定めた時刻に対応するデータと、時刻記憶部に格納されている時刻データを呼び出し、予め定めた時刻と時刻データに基づく時刻と間で、秒についての時間差(Ts4)と、時、分についての時間差(Tm4)を算出する(S401)。
マイコン11は、時間差Ts4、Tm4に基づき、第1実施態様若しくは第2実施態様と同様にして、第1のモータに送信する電気パルスの数(Ds4)と、第2のモータに送信する電気パルスの数(Dm4)を算出する(S402)。さらに、電波時計1は、第1のモータ、第2のモータに、Ds4、Dm4に基づいた電気パルスを送り(S403)、表示部20の各針21、22、23を回動運針させる。こうして、この電波時計1は、電波受信部3により標準電波が受信されなかった場合であっても、時刻更新手段により更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部20に表示させることにより、表示部20に表示される時刻の時刻調整がなされる。
そして、この電波時計1では、時刻調整の後、第1実施態様と同様に、マイコン11により各針回動運針処理が行われ、表示部20に表示される時刻が逐次更新される(図7、図5)。
なお、本発明の第3実施態様におけるアナログ式電波時計は、調整時刻表示処理にあたり、表示部20に、予め定めた時刻が停止表示されているように構成しているが、受信時刻データを取得して時刻データとしてRAM12に更新格納する前に、表示部20にRAM12に格納されている時刻データに対応する時刻を表示させて、調整時刻表示処理を行うように構成してもよい。
また、本発明の電波時計1においては、アナログ式電波時計の表示部20として3針備えた実施態様について詳細に説明したが、分針と時針の2針を備えた実施態様であってもよい。
本発明のアナログ式電波時計を示す概略構成図である。 本発明のアナログ式電波時計の第1実施態様における表示部の停止表示処理(表示部停止表示処理)を示すフローチャート図である。 本発明のアナログ式電波時計における表示停止後処理を示すフローチャート図である。 本発明のアナログ式電波時計における調整時刻表示処理を示すフローチャート図である。 本発明のアナログ式電波時計における各針回動運針処理を示すフローチャート図である。 本発明のアナログ式電波時計の第2実施態様における表示部の表示停止後処理を示すフローチャート図である。 本発明のアナログ式電波時計の第3実施態様における表示部の表示停止後処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 アナログ式電波時計(電波時計)
2 時計本体部
3 電波受信部
5 制御部
6 動力源切替部
7 主動力源
8、9 副動力源
10 時間計測部
11 マイコン
12 RAM
13 ROM
14 動力部
15 検出部
20 表示部
20a 時計盤
21 秒針
22 分針
23 時針
A 回動運針方向

Claims (4)

  1. 時刻を通知する時刻データを電波受信部で受信された電波に基づいて取得するとともに、時刻データに基づく時刻を表示部に表示させる時刻調整手段を備えたアナログ式電波時計であって、
    主動力源と副動力源とを有して主動力源若しくは副動力源から制御部に電力を供給する動力部を備え、動力部には、主動力源から制御部へ供給される電力を検出する検出部と、検出部により検出された電力に応じて、制御部への電力の供給源を主動力源と副動力源との間で切替える動力源切替部とが設けられ、
    動力源切替部により主動力源から副動力源に制御部への電力の供給源を切り替える場合に、表示部に予め定めた時刻を表示させて停止させる表示停止手段を備えてなることを特徴とするアナログ式電波時計。
  2. 時刻データを格納する時刻記憶部と、時間間隔を認識して時刻変化を了知するとともに、時刻記憶部に格納された時刻データを時刻変化に応じて更新する時刻更新手段とを備え、
    副動力源は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、
    時刻調整手段は、電波受信部より取得された時刻データに基づく時刻を表示部に表示させる前に、時刻更新手段により継続して更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部に表示させるように構成している請求項1記載のアナログ式電波時計。
  3. 時刻データを格納する時刻記憶部と、時間間隔を認識して時刻変化を了知するとともに、時刻記憶部に格納された時刻データを時刻変化に応じて更新する時刻更新手段とを備え、
    副動力源は、時刻更新手段による時刻データの更新を継続するために要する電力を蓄えており、
    時刻調整手段は、電波受信部による時刻データの取得が規制されているか否かを判定し、電波受信部による時刻データの受信が規制されていると判定する場合には、時刻更新手段により継続して更新されて時刻記憶部に格納されている時刻データに基づいた時刻を、表示部に表示させ、電波受信部による時刻データの受信が規制されていないと判定する場合には、電波受信部により受信された電波に基づき取得された時刻データに基づく時刻を、表示部に表示させるように構成している請求項1又は2記載のアナログ式電波時計。
  4. 検出部が主動力源から供給される電力が予め定めた値を下回ることを検出すると、制御部への電力の供給源が主動力源から副動力源に切替わるとともに表示部は予め定めた時刻を停止表示し、表示部の停止表示後において、検出部が主動力源から提供される電力が予め定めた値以上となることを検出すると、制御部への電力の供給源が副動力源から主動力源に切替わるとともに時刻調整手段は電波受信により受信された電波に基づき取得された時刻データに基づく時刻を表示部に表示させるアナログ式電波時計の時刻調整方法。
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